JP2009210926A - 横電界液晶駆動方式用カラーフィルタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基板上に長方形状の開口部を備える遮光部と開口部に形成された3色の画素部着色部と遮光部上に形成された画素部着色部と同色の3色の非画素部着色部を有し、開口部の長辺方向に隣接する画素部着色部の色が同色である着色層と、表示領域内の遮光部上に3色の非画素部着色部が積層された複数の表示領域内積層柱と表示領域外の遮光部上に2色の非画素部着色部が積層された複数の表示領域外積層柱を有する積層柱と着色層および積層柱を覆うように形成された透明保護層とを有し、表示領域内積層柱が、長辺方向に隣接する開口部に挟まれる積層柱形成領域に形成され、表示領域内積層柱を構成する1層目の非画素部着色部および2層目の非画素部着色部の積層柱形成領域における平面視面積が、積層柱形成領域の平面視面積の20%以上である。
【選択図】図1
Description
これら粒子状スペーサの問題点を解消する方法として、フォトレジストを用いてフォトリソグラフィー法によりフォトスペーサを形成する方法が開示されている。
また、スペーサとして、複数色の着色部が積層された積層柱を用いる方法も開示されている(例えば特許文献1および特許文献2参照)。
さらに、積層柱をIPS方式用カラーフィルタに適用する場合、積層柱を覆うように透明保護層が形成されることになる。透明保護層の形成方法としては、透明保護層用感光性樹脂組成物を塗布する方法が一般的である。ここで、透明保護層用感光性樹脂組成物を塗布した際に、透明保護層用感光性樹脂組成物が、積層柱の頂部から着色層上へ流れ落ちるレベリングが生じる。このため、積層柱上に形成される透明保護層の厚みが薄く、着色層上に形成される透明保護層の厚みが厚いものとなる。その結果、最終的に形成されるスペーサ高さ、すなわち着色層上に形成される透明保護層の表面から積層柱上に形成される透明保護層の表面までの高さを、十分な高さとすることが困難であるといった問題があった。
本発明の横電界液晶駆動方式用カラーフィルタは、基板と、上記基板上にパターン状に形成され、短辺および長辺を有する長方形状の開口部を備える遮光部と、上記開口部に形成された3色の画素部着色部、および、上記遮光部上に形成され、上記3色の画素部着色部と同色の3色の非画素部着色部を有し、上記開口部の長辺方向に隣接する上記画素部着色部の色が同色である着色層と、表示領域内の上記遮光部上に形成され、3色の上記非画素部着色部が積層された複数の表示領域内積層柱、および、表示領域外の上記遮光部上に形成され、2色の上記非画素部着色部が積層された複数の表示領域外積層柱を有する積層柱と、上記着色層および上記積層柱を覆うように形成された透明保護層とを有する横電界液晶駆動方式用カラーフィルタであって、上記表示領域内積層柱が、長辺方向に隣接する上記開口部に挟まれる積層柱形成領域に形成され、上記表示領域内積層柱を構成する1層目の上記非画素部着色部および2層目の上記非画素部着色部の上記積層柱形成領域における平面視面積が、上記積層柱形成領域の平面視面積の20%以上であることを特徴とするものである。
一方、表示領域外積層柱7a,7bを構成する1層目の赤色非画素部着色部5Rは同色の赤色画素部着色部4Rと非連続的に形成されている。
すなわち、本発明においては、表示領域内積層柱および表示領域外積層柱の高さが調整されているため、液晶表示装置に用いた際に光源からの光が周辺部分から漏れるおそれがなく、表示画面の周辺が不自然に明るくなるのを回避することができる。
さらには、2枚の基板間に液晶を注入し液晶層を形成する際に効率良く液晶を注入することができる。
したがって、図17(e)に例示するように、2層目の非画素部着色部126上に、同様の方法により3層目の非画素部着色部136を形成し、積層柱106を形成した場合には、3層目の非画素部着色部136の厚みも薄いものとなり、積層柱106の高さが低いものとなる。
また、「表示領域内の遮光部」とは、図1〜図3に例示するような、画素間遮光部3aをいい、「表示領域外の遮光部」とは、図1〜図3に例示するような、額縁遮光部3bや外周遮光部3cをいう。
本発明において、表示領域内積層柱は、表示領域内の遮光部、すなわち画素間遮光部3a上に形成される。一方、表示領域外積層柱は、表示領域外の遮光部、すなわち額縁遮光部3bや外周遮光部3cの上に形成される。
また、「表示領域内積層柱が、積層柱形成領域に形成されている」とは、表示領域内積層柱を構成する1層目〜3層目の非画素部着色部が、平面視上、積層柱形成領域で重なるように形成されることをいう。
本発明における積層柱は、表示領域内の遮光部上に形成され、3色の非画素部着色部が積層された複数の表示領域内積層柱と、表示領域外の遮光部上に形成され、2色の非画素部着色部が積層された複数の表示領域外積層柱とを有するものである。以下、表示領域内積層柱および表示領域外積層柱に分けて説明する。
本発明における表示領域内積層柱は、表示領域内の遮光部上に複数形成され、3色の非画素部着色部が積層されたものである。また、表示領域内積層柱は、積層柱形成領域に形成されるものである。さらに、表示領域内積層柱を構成する1層目の非画素部着色部および2層目の非画素部着色部の積層柱形成領域における平面視面積は、積層柱形成領域の平面視面積に対して、所定の範囲となっている。
したがって、1層目〜3層目の非画素部着色部の色はそれぞれ異なり、開口部に形成される各色の画素部着色部の形成順により決定される。
例えば図4〜図7においては、表示領域内積層柱6が、長辺方向mに隣接する開口部12に挟まれる積層柱形成領域13に形成されており、表示領域内積層柱6を構成する1層目の赤色非画素部着色部5Rおよび2層目の青色非画素部着色部5Bは、積層柱形成領域13、および、この積層柱形成領域13の開口部の短辺方向nに隣接する隣接領域14に、帯状に形成されている。
なお、図5は図4におけるC−C線断面図であり、図6は図4におけるD−D線断面図であり、図7は図4におけるE−E線断面図である。また、図4において、透明保護層は省略されている。
なお、図8〜図11は、表示領域内積層柱を含む開口部の短辺方向の断面図である。
また、「1層目の非画素部着色部または2層目の非画素部着色部が、これらの非画素部着色部と同色の画素部着色部と連続的に形成されている」とは、図6に例示するように、1層目の赤色非画素部着色部5Rが、赤色画素部着色部4Rと積層柱形成領域13にて連続的に形成されている場合や、図7に例示するように、2層目の青色非画素部着色部5Bが、青色画素部着色部4Bと積層柱形成領域13にて連続的に形成されている場合を挙げることができる。
積層柱形成領域が、2層目の非画素部着色部と同色の画素部着色部が形成される開口部に挟まれる領域である場合には、3層目の非画素部着色部の形成時において、2層目の非画素部着色部と同色の画素部着色部が、積層柱形成領域を挟む開口部に形成されている。このため、3色目の着色部用感光性樹脂組成物が積層柱形成領域から開口部の長辺方向にレベリングするのを抑制することができる。このため、3層目の非画素部着色部の厚みを厚いものとすることができ、表示領域内積層柱の高さを高いものとすることができる。
また、積層柱形成領域が、1層目の非画素部着色部と同色の画素部着色部が形成される開口部に挟まれる領域である場合には、2層目の非画素部着色部の形成時において、2色目の着色部用感光性樹脂組成物が積層柱形成領域から開口部の長辺方向にレベリングするのを抑制することができる。また、3層目の非画素部着色部の形成時において、1層目の非画素部着色部と同色の画素部着色部が、積層柱形成領域を挟む開口部に形成されているため、3色目の着色部用感光性樹脂組成物が積層柱形成領域から開口部の長辺方向にレベリングするのを抑制することができる。このため、2層目の非画素部着色部および3層目の非画素部着色部の厚みを厚いものとすることができ、表示領域内積層柱の高さをより高いものとすることができる。
なお、表示領域内積層柱の高さとは、遮光部の表面から垂直方向に、表示領域内積層柱の頂部までの距離のうち最長の距離をいう。例えば図2において、表示領域内積層柱6の高さはd1である。
なお、表示領域内積層柱が形成されている部位のスペーサ高さとは、遮光部上に直に形成される透明保護層の表面から垂直方向に、上記表示領域内積層柱上に形成される透明保護層の頂部までの距離のうち最長の距離をいう。例えば図2において、表示領域内積層柱6が形成されている部位のスペーサ高さはh1である。
なお、「積層柱が形成されている部位の透明保護層の上底面積」とは、積層柱上に形成された透明保護層の頂部から垂直方向に、0.1μm下方の位置における断面積をいう。また、「断面積」とは、透明保護層を、基板の直上方向から正視した場合の面積をいう。ここで、キーエンス社製カラー3Dレーザー顕微鏡VK-8500にて、積層柱上に形成された透明保護層の頂部から0.1μm下方の位置の寸法を測定し、断面積を算出し、算出された断面積を上底面積とした。
なお、1個の画素とは、開口部に形成された1個の画素部着色部をいう。
本発明における表示領域外積層柱は、表示領域外の遮光部上に複数形成され、2色の非画素部着色部が積層されたものである。
上記の場合、中でも、額縁遮光部上に形成された表示領域外積層柱を構成する1層目の非画素部着色部が、同色の画素部着色部と連続的に形成され、外周遮光部上に形成された表示領域外積層柱を構成する1層目の非画素部着色部が、同色の画素部着色部と非連続的に形成されていることが好ましい。例えば図4においては、額縁遮光部3b上に形成された表示領域外積層柱7aを構成する1層目の非画素部着色部(5R)は、同色の画素部着色部(4R)と連続的に形成され、外周遮光部3c上に形成された表示領域外積層柱7bを構成する1層目の非画素部着色部(5R)は、同色の画素部着色部(4R)と非連続的に形成されている。この場合、2層目の非画素部着色部の形成時において、額縁遮光部3b上に形成された1層目の非画素部着色部(5R)上では2色目の着色部用感光性樹脂組成物がレベリングするのを抑制し、外周遮光部3c上に形成された1層目の非画素部着色部(5R)上では2色目の着色部用感光性樹脂組成物がレベリングするのを促進することができる。このため、外周遮光部上に形成された2層目の非画素部着色部の厚みを、額縁遮光部上に形成された2層目の非画素部着色部の厚みよりも薄くすることができる。したがって、外周遮光部3c上に形成された表示領域外積層柱7bの高さを、額縁遮光部3b上に形成された表示領域外積層柱7aの高さよりも低くすることができる。これにより、セルギャップをさらに均一化することができる。
なお、表示領域外積層柱の高さとは、遮光部の表面から垂直方向に、表示領域外積層柱の頂部までの距離のうち最長の距離をいう。例えば図2において、表示領域外積層柱7aの高さはd2であり、表示領域外積層柱7bの高さはd3である。
なお、表示領域外積層柱が形成されている部位のスペーサ高さとは、遮光部上に直に形成される透明保護層の表面から垂直方向に、上記表示領域外積層柱上に形成される透明保護層の頂部までの距離のうち最長の距離をいう。例えば図2において、表示領域外積層柱7aが形成されている部位のスペーサ高さはh2であり、表示領域外積層柱7bが形成されている部位のスペーサ高さはh3である。
本発明に用いられる着色層は、後述する遮光部が備える開口部に形成された3色の画素部着色部と、遮光部上に形成され、画素部着色部と同色の3色の非画素部着色部とを有するものである。また、着色層において、画素部着色部は、長辺方向に隣接する画素部着色部の色が同色となるように、配置されている。
緑(G)の画素部着色部および非画素部着色部に用いられる着色剤としては、例えば、ハロゲン多置換フタロシアニン系顔料もしくはハロゲン多置換銅フタロシアニン系顔料等のフタロシアニン系顔料、トリフェニルメタン系塩基性染料、イソインドリン系顔料、イソインドリノン系顔料等が挙げられる。これらの顔料もしくは染料は単独で用いてもよく2種以上を混合して用いてもよい。
青(B)の画素部着色部および非画素部着色部に用いられる着色剤としては、例えば、銅フタロシアニン系顔料、アントラキノン系顔料、インダンスレン系顔料、インドフェノール系顔料、シアニン系顔料、ジオキサジン系顔料等が挙げられる。これらの顔料は単独で用いてもよく2種以上を混合して用いてもよい。
本発明に用いられる遮光部は、後述する基板上に形成されるものであり、短辺および長辺を有する長方形状の開口部を備えるものである。
また、上記の場合であって、遮光部の形成方法としてフォトリソグラフィー法を用いる場合、バインダ樹脂としては、例えば、アクリレート系、メタクリレート系、ポリ桂皮酸ビニル系、もしくは環化ゴム系等の反応性ビニル基を有する感光性樹脂が用いられる。この場合、黒色着色剤および感光性樹脂を含有する遮光部用感光性樹脂組成物に、光重合開始剤を添加してもよく、さらには必要に応じて増感剤、塗布性改良剤、現像改良剤、架橋剤、重合禁止剤、可塑剤、難燃剤等を添加してもよい。
本発明に用いられる透明保護層は、上記着色層および積層柱を覆うように形成されるものである。
上記アクリル系ネガ型感光性樹脂に用いられるアクリル基を有する成分のうち、比較的低分子量の多官能アクリル分子としては、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(DPHA)、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート(DPPA)、テトラメチルペンタトリアクリレート(TMPTA)等が挙げられる。また、高分子量の多官能アクリル分子としては、スチレン−アクリル酸−ベンジルメタクリレート共重合体の一部のカルボン酸基部分にエポキシ基を介してアクリル基を導入したポリマー等が挙げられる。
本発明に用いられる基板の材料としては、従来よりカラーフィルタに用いられているものを用いることができる。このような材料としては、例えば、石英ガラス、パイレックス(登録商標)ガラス、合成石英板等の可撓性のない透明な無機基板、および、透明樹脂フィルム、光学用樹脂板等の可撓性を有する透明な樹脂基板等を挙げることができる。なかでも本工程において無機基板を用いることが好ましく、無機材料のなかでもガラス基板を用いることが好ましい。さらには、上記ガラス基板のなかでも無アルカリタイプのガラス基板を用いることが好ましい。上記無アルカリタイプのガラス基板は寸度安定性および高温加熱処理における作業性に優れ、かつ、ガラス中にアルカリ成分を含まないことから、アクティブマトリックス方式によるカラー液晶表示装置用のカラーフィルタに好適に用いることができるからである。
本発明の横電界液晶駆動方式用カラーフィルタは、上記の基板、遮光部、着色層、積層柱および透明保護層を有するものであればよく、必要に応じて透明電極層、配向膜等の他の構成を有していてもよい。
透明電極層の形成材料としては、例えば、酸化インジウム錫(ITO)、酸化インジウム、酸化インジウム亜鉛(IZO)、酸化亜鉛、酸化錫等が挙げられる。
透明電極層の形成方法としては、例えば、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法等により薄膜を形成し、フォトリソグラフィー法によりパターニングする方法が好ましく用いられる。
また、透明電極層の膜厚としては、通常、100nm〜300nm程度で設定される。
配向膜としては、液晶分子を配向させる配向機能を有するものであれば特に限定されるものではなく、例えば、光配向膜、ラビング配向膜などが挙げられる。
本発明の横電界液晶駆動方式用カラーフィルタの製造方法としては、上記各構成を精度良く形成することができる方法であればよく、フォトリソグラフィー法を用いて、上記着色部および非画素部着色部を含む着色層を形成する方法を用いることができる。
次いで、図15(c)に示すように、青色画素部着色部4Bおよび青色非画素部着色部5Bを形成する。このとき、画素間遮光部3a上に形成される表示領域内積層柱を構成する2層目の青色非画素部着色部5Bも一括して形成する。また、2層目の青色非画素部着色部5Bは、上記1層目の赤色非画素部着色部5R上に形成される。
次いで、図15(d)に示すように、緑色画素部着色部4Gおよび緑色非画素部着色部5Gを形成する。このとき、画素間遮光部3a上に形成される表示領域内積層柱を構成する3層目の緑色非画素部着色部5G、および、額縁遮光部3bおよび外周遮光部3c上に形成される表示領域外積層柱を構成する2層目の緑色非画素部着色部5Gも一括して形成する。また、画素間遮光部3a上では、3層目の緑色非画素部着色部5Gは上記2層目の青色非画素部着色部5B上に形成され、額縁遮光部3bおよび外周遮光部3c上では、2層目の緑色非画素部着色部5Gは上記1層目の赤色非画素部着色部5R上に形成される。
このようにして、3色の非画素部着色部が積層された表示領域内積層柱6と、2色の非画素部着色部が積層された表示領域外積層柱7とが形成される。
続いて、図示しないが、着色層および積層柱を覆うように透明保護層を形成する。
本発明の横電界液晶駆動方式用カラーフィルタは、液晶表示装置に用いることができ、なかでも、セルギャップが均一であり、表示品位に優れることが要求される液晶表示装置に好適に用いられる。
1.遮光部の形成
透明基板として、大きさが300mm×400mm、厚みが0.7mmのガラス基板(コーニング社製1737ガラス)を準備した。この透明基板を定法にしたがって洗浄した後、ネガ型感光性ブラックレジスト(東京応化工業(株)製 CFPR DN−83)を塗布し、所定のマスクを介して露光、現像、熱処理して、縦ストライプ線幅10μm、縦ストライプピッチ150μm、横ストライプ線幅75μm、横ストライプピッチ450μmとなる格子状の遮光部を形成した。これにより、短辺が140μmで、長辺が375μmの開口部が、短辺方向に10μm間隔で、長辺方向に75μm間隔で形成された。また、長辺方向に隣接する開口部に挟まれる領域は、開口部の長辺方向の長さが75μmで、開口部の短辺方向の長さが140μmの長方形状の領域となった。また、表示領域外の外周部の所定位置に直径が50μmとなるドット状の遮光部を同時に形成した。
次に、下記組成の赤色着色部用のネガ型感光性樹脂組成物、青色着色部用のネガ型感光性樹脂組成物、緑色着色部用のネガ型感光性樹脂組成物を調製した。
・赤顔料(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製 クロモフタルレッドA2B)
4.8重量部
・黄顔料(BASF社製 パリオトールイエローD1819) 1.2重量部
・分散剤(ビックケミー社製ディスパービック161) 3.0重量部
・モノマー(サートマー社製 SR399) 4.0重量部
・ポリマーI 5.0重量部
・開始剤(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製 イルガキュア907)
1.4重量部
・開始剤(2,2´−ビス(o−クロロフェニル)−4,5,4´,5´−テトラフェニル−1,2´−ビイミダゾール) 0.6重量部
・溶剤(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート) 80.0重量部
・青顔料(BASF社製 ヘリオゲンブルーL6700F) 6.0重量部
・顔料誘導体(アビシア社製 ソルスパース5000) 0.6重量部
・分散剤(ビックケミー社製ディスパービック161) 2.4重量部
・モノマー(サートマー社製 SR399) 4.0重量部
・ポリマーI 5.0重量部
・開始剤(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製 イルガキュア907)
1.4重量部
・開始剤(2,2´−ビス(o−クロロフェニル)−4,5,4´,5´−テトラフェニル−1,2´−ビイミダゾール) 0.6重量部
・溶剤(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート) 80.0重量部
・緑顔料(アビシア社製 モナストラルグリーン9Y−C) 4.2重量部
・黄顔料(BASF社製 パリオトールイエローD1819) 1.8重量部
・分散剤(ビックケミー社製ディスパービック161) 3.0重量部
・モノマー(サートマー社製 SR399) 4.0重量部
・ポリマーI 5.0重量部
・開始剤(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製 イルガキュア907)
1.4重量部
・開始剤(2,2´−ビス(o−クロロフェニル)−4,5,4´,5´−テトラフェニル−1,2´−ビイミダゾール) 0.6重量部
・溶剤(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート) 80.0重量部
ここで、上記重量平均分子量は、ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー(GPC)により、標準ポリスチレン換算値として求めたものである。
次に、上記の着色層を形成したガラス基板上に、透明保護層用組成物として下記の透明保護層用組成物をスピンコート法により塗布した。
・メタクリル酸メチル−スチレン−アクリル酸共重合体 32重量部
・エピコート180S70(ジャパンエポキシレジン(株)製) 18重量部
・ジペンタエリスリトールペンタアクリレート 42重量部
・開始剤(チバスペシャリティケミカルズ社製イルガキュア907) 8重量部
・3−メトキシブチルアセテート(メトアセと記す) 300重量部
上記カラーフィルタ基板上にポリイミド系配向膜を形成して、ラビング処理を施した。また、薄膜トランジスタ素子を備え、透明電極が形成された対向基板を作製し、同様に対向基板上にポリイミド系配向膜を形成して、ラビング処理を施した。配向膜を設けたカラーフィルタ基板および対向基板をシール材を用いて貼り合わせた後に、シール部に設けられた注入口から液晶を注入した。液晶の注入は、空セルを減圧下に放置後、注入口を液晶槽に浸漬し、常圧に戻すことにより行なった。液晶の注入後、注入口を封止し、さらに偏光板をカラーフィルタ基板および対向基板の外側に貼付することにより、液晶表示装置を作製した。
下記に示すように、着色層および積層柱を形成した以外は、実施例1と同様にして、カラーフィルタおよび液晶表示装置を作製した。
下記に示すように、着色層および積層柱を形成した以外は、実施例1と同様にして、カラーフィルタおよび液晶表示装置を作製した。
透明基板として、大きさが300mm×400mm、厚みが0.7mmのガラス基板(コーニング社製1737ガラス)を準備した。この透明基板を定法にしたがって洗浄した後、ネガ型感光性ブラックレジスト(東京応化工業(株)製 CFPR DN−83)を塗布し、所定のマスクを介して露光、現像、熱処理して縦ストライプ線幅10μm、縦ストライプピッチ150μm、横ストライプ線幅75μm、横ストライプピッチ450μmとなる格子状の遮光部パターンを形成した。これにより、短辺が140μmで、長辺が375μmの開口部が、短辺方向に10μm間隔で、長辺方向に75μm間隔で形成された。また、長辺方向に隣接する開口部に挟まれる領域は、開口部の長辺方向の長さが75μmで、開口部の短辺方向の長さが140μmの長方形状の領域となった。また、表示領域外の外周部の所定位置に直径20μmとなるドット状の遮光部を同時に形成した。
1.カラーフィルタの測定
上記により作製したカラーフィルタについて、積層柱が形成されている部位のスペーサ高さ、および、積層柱が形成されている部位の透明保護層の上底面積を測定した。その結果を表1および表2に示す。実施例1,2では所望のスペーサ高さと上底面積を有するカラーフィルタを得ることができた。
上記により作製した液晶表示装置について、大塚電子製 RETS−2000によりセルギャップを測定し、表示領域内の中央部と端部のセルギャップの差が0.1μm未満を○、0.1μm以上を×とした。結果を表3に示す。実施例1,2ではセルギャップが均一で表示ムラのない液晶表示装置を得ることができた。
2 … 基板
3a … 画素間遮光部
3b … 額縁遮光部
3c … 外周遮光部
4R … 赤色画素部着色部
4G … 緑色画素部着色部
4B … 青色画素部着色部
5R … 赤色非画素部着色部
5G … 緑色非画素部着色部
5B … 青色非画素部着色部
6 … 表示領域内積層柱
7,7a,7b … 表示領域外積層柱
10 … 表示領域
12 … 開口部
13 … 積層柱形成領域
14 … 隣接領域
m … 開口部の長辺方向
n … 開口部の短辺方向
Claims (4)
- 基板と、
前記基板上にパターン状に形成され、短辺および長辺を有する長方形状の開口部を備える遮光部と、
前記開口部に形成された3色の画素部着色部、および、前記遮光部上に形成され、前記3色の画素部着色部と同色の3色の非画素部着色部を有し、前記開口部の長辺方向に隣接する前記画素部着色部の色が同色である着色層と、
表示領域内の前記遮光部上に形成され、3色の前記非画素部着色部が積層された複数の表示領域内積層柱、および、表示領域外の前記遮光部上に形成され、2色の前記非画素部着色部が積層された複数の表示領域外積層柱を有する積層柱と、
前記着色層および前記積層柱を覆うように形成された透明保護層と
を有する横電界液晶駆動方式用カラーフィルタであって、
前記表示領域内積層柱が、長辺方向に隣接する前記開口部に挟まれる積層柱形成領域に形成され、
前記表示領域内積層柱を構成する1層目の前記非画素部着色部および2層目の前記非画素部着色部の前記積層柱形成領域における平面視面積が、前記積層柱形成領域の平面視面積の20%以上であることを特徴とする横電界液晶駆動方式用カラーフィルタ。 - 前記表示領域外積層柱を構成する前記非画素部着色部のうち、1層目の前記非画素部着色部が、前記非画素部着色部と同色の前記画素部着色部と非連続的に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の横電界液晶駆動方式用カラーフィルタ。
- 前記表示領域内積層柱を構成する前記非画素部着色部のうち、1層目の前記非画素部着色部および2層目の前記非画素部着色部の少なくとも一方が、前記積層柱形成領域にて前記非画素部着色部と同色の前記画素部着色部と連続的に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の横電界液晶駆動方式用カラーフィルタ。
- 前記表示領域内積層柱を構成する前記非画素部着色部のうち、1層目の前記非画素部着色部および2層目の前記非画素部着色部の少なくとも一方が、前記積層柱形成領域、および、前記積層柱形成領域の前記開口部の短辺方向に隣接する隣接領域のうち少なくとも片側の隣接領域に帯状に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかの請求項に記載の横電界液晶駆動方式用カラーフィルタ。
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