JP2012078735A - カラーフィルタの着色層形成用樹脂組成物と保護層形成用樹脂組成物およびカラーフィルタ - Google Patents

カラーフィルタの着色層形成用樹脂組成物と保護層形成用樹脂組成物およびカラーフィルタ Download PDF

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和幸 日野
Seiji Tawaraya
誠治 俵屋
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Makiko Sakata
麻紀子 坂田
Yosuke Wada
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Abstract

【課題】着色層の厚み増大を伴わずに所望の高さを有する柱状凸部を備えたカラーフィルタと、このカラーフィルタの製造に使用できる着色層形成用樹脂組成物と保護層形成用樹脂組成物を提供する。
【解決手段】 カラーフィルタの着色層形成用樹脂組成物を、着色剤、有機成分、溶剤および重合開始剤を少なくとも含有したものとし、この着色層形成用樹脂組成物は、その容量1.8mLを300mm×400mmの面積となるように塗布した試料を容積10Lのチャンバー内に載置し、所定の排気条件(試料が載置されていない状態の上記チャンバー内を1気圧から400Paまで6.5秒で減圧する排気条件)でチャンバー内を減圧したときに、400Paに到達するまでの時間が20秒以下であるものとする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、表示品質に優れた液晶ディスプレイの製造が可能なカラーフィルタと、このようなカラーフィルタの製造に使用できる着色層形成用樹脂組成物と保護層形成用樹脂組成物に関する。
軽量、薄型、低消費電力等の利点から、液晶ディスプレイが各種機器の端末や表示部として利用されている。液晶ディスプレイの一例として、遮光部、複数の色(通常、赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色)からなる着色層、透明導電層(共通電極)および配向層を備えたカラーフィルタと、薄膜トランジスタ(TFT素子)、画素電極および配向層を備えたTFTアレイ基板とを所定の間隙をもたせて向かい合わせ、この間隙部に液晶材料を注入して液晶層としたものがある。このような液晶ディスプレイでは、間隙部が液晶層の厚みそのものであり、液晶ディスプレイに要求される高速応答性、高コントラスト比、広視野角等の良好な表示性能を可能とするためには、液晶層の厚み、すなわち、カラーフィルタとTFTアレイ基板の間隙距離を厳密に一定に保持する必要がある。
このような間隙距離(液晶層の厚み)を決定するために、柱状凸部を備えたカラーフィルタが提案されている。このカラーフィルタでは、着色層を形成した後に、感光性樹脂を用いてフォトリソグラフィー工程により柱状凸部を遮光部上の所定箇所に形成するものである。しかし、着色層を形成した後に更に柱状凸部の形成工程が必要であり、工程が煩雑で製造コストの低減に限界があった。
このため、遮光部を含む基板上に着色層形成用の感光性樹脂組成物を塗布し、露光、現像による着色層の形成と同時に、遮光部上にも所望の形状で着色層を形成することにより、複数色の着色層が積層した柱状凸部を形成することが行われている(特許文献1)。
特開2004−038196号公報
しかし、基板上に塗布された着色層形成用の感光性樹脂組成物は、露光、現像の前の減圧乾燥時に、遮光部上から開口部(遮光部の非形成部)へ流れ込み、遮光部上の感光性樹脂組成物量が低下するという現象が生じる。このため、同時に形成された着色層の厚みに比べて、遮光部上に形成された柱状凸部用の着色層(2色目以降では、下層の着色層上に形成された柱状凸部用の着色層)の厚みは低くなり、この傾向は、柱状凸部として積層される2色目、3色目ほど顕著になる。したがって、所望の高さの柱状凸部を形成するためには、遮光部の開口部に形成する着色層の厚みを大きくする必要がある。
しかし、着色層の厚みを大きくすることにより、着色層からの不純物イオンの溶出や脱ガスの増加による液晶の汚染を来たし、信頼性が低下するという問題があった。また、着色層用の感光性樹脂組成物の使用量も増加し、製造コスト低減に支障を来すという問題もあった。さらに、上記の着色層からの不純物イオンの溶出や脱ガスを防止するために、着色層および柱状凸部を被覆するように保護層を形成した場合、保護層形成用の組成物のレベリングにより、着色層が存在する領域に対する柱状凸部の突出高さが減少してしまうという問題もあった。
本発明は上述のような実情に鑑みてなされたものであり、着色層の厚み増大を伴わずに所望の高さを有する柱状凸部を備えたカラーフィルタと、このカラーフィルタの製造に使用できる着色層形成用樹脂組成物と保護層形成用樹脂組成物を提供することを目的とする。
本発明は、露光、現像の前の減圧乾燥工程における樹脂組成物の遮光部上から開口部(遮光部の非形成部)への流れ込み現象に着目してなされたものである。
すなわち、上記のような目的を達成するために、本発明の着色層形成用樹脂組成物は、カラーフィルタの柱状凸部を同時に形成する着色層形成用樹脂組成物であって、着色剤、有機成分、溶剤および重合開始剤を少なくとも含有し、容量1.8mLを300mm×400mmの面積となるように塗布した試料を容積10Lのチャンバー内に載置し、該試料が載置されていない状態の該チャンバー内を1気圧から400Paまで6.5秒で減圧する排気条件で前記チャンバー内を減圧したときに、400Paに到達するまでの時間が20秒以下であるような構成とした。
本発明の他の態様として、酢酸ブチルの蒸発速度を100としたときの前記溶剤の蒸発速度が30以上であるような構成とした。
本発明の他の態様として、前記溶剤中に、沸点が180〜250℃の範囲にある溶剤が1〜10重量%含有されているような構成とした。
本発明のカラーフィルタの保護層形成用樹脂組成物は、有機成分および溶剤を少なくとも含有し、容量1.1mLを300mm×400mmの面積となるように塗布した試料を容積10Lのチャンバー内に載置し、該試料が載置されていない状態の該チャンバー内を1気圧から400Paまで6.5秒で減圧する排気条件で前記チャンバー内を減圧したときに、400Paに到達するまでの時間が20秒以下であるような構成とした。
本発明の他の態様として、酢酸ブチルの蒸発速度を100としたときの前記溶剤の蒸発速度が30以上であるような構成とした。
本発明の他の態様として、前記溶剤中に、沸点が180〜250℃の範囲にある溶剤が1〜10重量%含有されているような構成とした。
本発明のカラーフィルタは、透明基板と、該透明基板上に所定のパターンで形成された遮光部と、該遮光部の非形成部である開口部の所望位置に配設された複数色からなる着色層と、前記遮光部の所定位置に配設された複数の柱状凸部であって前記着色層を構成する材料が2色以上積層してなる積層構造の柱状凸部と、を備え、該柱状凸部を構成する第1層の着色層の厚みt1と、第1層の着色層と同色の前記開口部に位置する着色層の厚みT1との比(t1/T1)が0.8以上であり、前記柱状凸部を構成する第2層の着色層の厚みt2と、第2層の着色層と同色の前記開口部に位置する着色層の厚みT2との比(t2/T2)が0.5以上であるような構成とした。
本発明の他の態様として、前記着色層および前記柱状凸部は、上述の本発明の着色層形成用樹脂組成物を用いて形成したものであるような構成とした。
本発明の他の態様として、前記遮光部、前記着色層、および、前記柱状凸部を被覆する保護層を有し、前記柱状凸部を被覆する該保護層の厚みtopと、前記開口部に位置する着色層を被覆する保護層の厚みTopとの比(top/Top)が0.3以上であるような構成とした。
本発明の他の態様として、前記保護層は、上述の本発明の保護層形成用樹脂組成物を用いて形成したものであるような構成とした。
本発明の着色層形成用樹脂組成物は、遮光部を含む基板上に塗布され、減圧乾燥がなされたときに、遮光部上から開口部(遮光部の非形成部)への流れ込みが抑制され、遮光部上に高い効率で塗布膜を形成することができ、これにより、着色層の形成と同時に遮光部上にも着色層を形成して、着色層の積層からなる柱状凸部を形成するときに、所望の高さを有する柱状凸部を形成するのに必要な塗布量を抑制することができる。
また、本発明の保護層形成用樹脂組成物は、遮光部、着色層、柱状凸部を被覆するように塗布され、減圧乾燥がなされたときに、柱状凸部上から着色層や遮光部への流れ込みが抑制され、着色層が存在する領域に対する柱状凸部の突出高さの減少を抑制しながら保護層を形成することができる。
また、本発明のカラーフィルタは、着色層が積層されてなる柱状凸部における材料の積層効率が高く、柱状凸部を所望の高さとするために要求される各色の着色層の厚みの増大が抑制され、これにより着色層からの不純物イオンの溶出や脱ガスを抑制することができる。また、保護層を備える場合、着色層からの不純物イオンの溶出や脱ガスを保護層によって確実に防止することができ、かつ、柱状凸部を被覆する保護層の厚みが、着色層を被覆する保護層の厚みに対して所定の比率が確保されており、着色層が存在する領域に対する柱状凸部の突出高さの減少が抑制されている。これにより、高速応答性、高コントラスト比、広視野角等の良好な液晶ディスプレイの製造を可能とする。
本発明の着色層形成用樹脂組成物を用いて柱状凸部を同時に形成する着色層形成を説明するための工程図である。 本発明の保護層形成用樹脂組成物を用いた保護層形成を説明するための工程図である。 本発明のカラーフィルタの一例を示す部分断面図である。 本発明のカラーフィルタの他の例を示す部分断面図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
[着色層形成用樹脂組成物]
本発明のカラーフィルタの着色層形成用樹脂組成物は、着色剤、有機成分、溶剤および重合開始剤を少なくとも含有するものである。そして、本発明の着色層形成用樹脂組成物は、容量1.8mLを300mm×400mmの面積となるように塗布した試料を容積10Lのチャンバー内に載置し、所定の排気条件でチャンバー内を減圧したときに、400Paに到達するまでの時間が20秒以下であることを必須とする。400Paに到達するまでの時間が20秒を超える場合、遮光部を含む基板上に塗布し、減圧乾燥がなされたときに、遮光部上から開口部(遮光部の非形成部)への流れ込みが生じ易くなり好ましくない。上記の所定の排気条件は、試料が載置されていない状態の上記チャンバー内を1気圧から400Paまで6.5秒で減圧する排気条件である。
本発明の着色層形成用樹脂組成物を構成する着色剤は特に制限はなく、従来公知の顔料、染料を使用することができる。
本発明の着色層形成用樹脂組成物を構成する有機成分としては、例えば、モノマー、ポリマーを挙げることができる。
モノマーとしては、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート等の多官能アクリレートモノマー等を挙げることができる。このようなモノマーの含有量は、着色層形成用樹脂組成物の総固形分において5〜80重量%、好ましくは15〜50重量%の範囲で設定することができる。
また、ポリマーとしては、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−塩化ビニル共重合体、エチレンビニル共重合体、ポリスチレン、アクリロニトリル−スチレン共重合体、ABS樹脂、ポリメタクリル酸樹脂、エチレンメタクリル酸樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、塩素化塩化ビニル、ポリビニルアルコール、セルロースアセテートプロピオネート、セルロースアセテートブチレート、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン12、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリビニルアセタール、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルサルフォン、ポリフェニレンサルファイド、ポリアリレート、ポリビニルブチラール、エポキシ樹脂、フェノキシ樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリアミック酸樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂等、および、重合可能なモノマーであるメチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルアクリレート、エチルメタクリレート、n−プロピルアクリレート、n−プロピルメタクリレート、イソプロピルアクリレート、イソプロピルメタクリレート、sec-ブチルアクリレート、sec-ブチルメタクリレート、イソブチルアクリレート、イソブチルメタクリレート、tert−ブチルアクリレート、tert−ブチルメタクリレート、n−ペンチルアクリレート、n−ペンチルメタクリレート、n−ヘキシルアクリレート、n−ヘキシルメタクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、n−オクチルアクリレート、n−オクチルメタクリレート、n−デシルアクリレート、n−デシルメタクリレート、スチレン、α−メチルスチレン、N−ビニル−2−ピロリドン、グリシジル(メタ)アクリレートの1種以上と、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸の2量体、イタコン酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸、ビニル酢酸、これらの酸無水物等の1種以上からなるポリマーまたはコポリマー等が挙げられる。
また、上記のコポリマーにグリシジル基または水酸基を有するエチレン性不飽和化合物を付加させたポリマー等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
このようなポリマーの含有量は、着色層形成用樹脂組成物の総固形分において5〜80重量%、好ましくは15〜50重量%の範囲で設定することができる。
本発明の着色層形成用樹脂組成物を構成する溶剤は、上述の排気条件による400Paに到達するまでの時間を20秒以下とするために重要であり、酢酸ブチルの蒸発速度を100としたときの蒸発速度が30以上であるような溶剤が好ましい。このような溶剤としては、例えば、3−メトキシブチルアセテート(蒸発速度34)、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(蒸発速度34)、プロピレングリコールモノメチルエーテル(蒸発速度66)、プロピレングリコールモノエチルエーテル(蒸発速度46)等を挙げることができる。また、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート(蒸発速度1)、エチレングリコールモノブチルエーテル(蒸発速度6)、3−エトキシプロピオン酸エチル(蒸発速度12)、ジエチレングリコールエチルメチルエーテル(蒸発速度12)、3−メチル−3−メトキシブチルアセテート(蒸発速度10)のような、酢酸ブチルの蒸発速度を100としたときの蒸発速度が30未満である溶剤であっても、上記の蒸発速度が速い溶剤との併用で、蒸発速度が30以上である混合溶剤とすることにより使用することができる。例えば、蒸発速度が34であるプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートを90重量%、蒸発速度が1であるジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテートを10重量%含有する混合溶剤では、蒸発速度は30.7(0.9×34+0.1×1)となる。
尚、蒸発速度の測定は、ASTM(米国材料試験協会;American Society for Testing and Materials)D 3539により行う。
また、着色層形成用樹脂組成物を構成する溶剤中には、沸点が180〜250℃の範囲にある溶剤が1〜10重量%、好ましくは1〜5重量%の範囲で含有されることが好適である。沸点が上記の範囲の溶剤の含有量が1重量%未満であると、減圧乾燥時の突沸が生じ易く、形成される着色層の表面形状が粗くなったり、厚みが不均一なものとなり好ましくない。また、10重量%を超えると、上述の排気条件による400Paに到達するまでの時間が20秒を超えることがあり好ましくない。沸点が180〜250℃の範囲にある溶剤としては、例えば、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート(沸点217℃、蒸発速度1)、3−メチル−3−メトキシブチルアセテート(沸点188℃、蒸発速度10)等を挙げることができる。
上述のような溶剤の含有量は、着色層形成用樹脂組成物の総固形分が10〜30重量%、好ましくは15〜25重量%の範囲となるように使用することができる。溶剤含有量が70重量%未満である(総固形分が30重量%超える)と均一な塗布が困難となり、溶剤含有量が90重量%を超える(総固形分が10重量%未満である)と400Paに到達するまでの時間が20秒を超え、減圧乾燥時に遮光部上から開口部への流れ込みが生じ易くなり好ましくない。
本発明の着色層形成用樹脂組成物を構成する重合開始剤としては、例えば、ベンゾフェノン、o−ベンゾイル安息香酸メチル、4,4−ビス(ジメチルアミン)ベンゾフェノン、4,4−ビス(ジエチルアミン)ベンゾフェノン、α−アミノ・アセトフェノン、4,4−ジクロロベンゾフェノン、4−ベンゾイル−4−メチルジフェニルケトン、ジベンジルケトン、フルオレノン、2,2−ジエトキシアセトフォノン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオフェノン、p−tert−ブチルジクロロアセトフェノン、チオキサントン、2−メチルチオキサントン、2−クロロチオキサントン、2−イソプロピルチオキサントン、ジエチルチオキサントン、ベンジルジメチルケタール、ベンジルメトキシエチルアセタール、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインブチルエーテル、アントラキノン、2−tert−ブチルアントラキノン、2−アミルアントラキノン、β−クロルアントラキノン、アントロン、ベンズアントロン、ジベンズスベロン、メチレンアントロン、4−アジドベンジルアセトフェノン、2,6−ビス(p−アジドベンジリデン)シクロヘキサン、2,6−ビス(p−アジドベンジリデン)−4−メチルシクロヘキサノン、2−フェニル−1,2−ブタジオン−2−(o−メトキシカルボニル)オキシム、1−フェニル−プロパンジオン−2−(o−エトキシカルボニル)オキシム、1,3−ジフェニル−プロパントリオン−2−(o−エトキシカルボニル)オキシム、1−フェニル−3−エトキシ−プロパントリオン−2−(o−ベンゾイル)オキシム、ミヒラーケトン、2−メチル−1[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパン−1−オン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノン、ナフタレンスルホニルクロライド、キノリンスルホニルクロライド、n−フェニルチオアクリドン、4,4−アゾビスイソブチロニトリル、ジフェニルジスルフィド、ベンズチアゾールジスルフィド、トリフェニルホスフィン、カンファーキノン、四臭素化炭素、トリブロモフェニルスルホン、過酸化ベンゾイン、エオシン、メチレンブルー等の光還元性の色素とアスコルビン酸、トリエタノールアミン等の還元剤の組み合わせ等が挙げられる。本発明では、これらの重合開始剤を1種または2種以上使用することができる。このような重合開始剤の添加量は、着色層形成用樹脂組成物の総固形分において1〜30重量%の範囲で設定することができる。
次に、本発明の着色層形成用樹脂組成物を用いて柱状凸部を同時に形成する着色層形成を、図1を参照して説明する。
所望のパターン形状を有する遮光部2を一方の面1aに備えた透明基板1上に、遮光部2を被覆するように、1色目の着色層を形成するための着色層形成用樹脂組成物(この例では、赤色着色層形成用)を塗布して塗布膜10を形成する(図1(A))。着色層形成用樹脂組成物の塗布は、スピンコート法、ロールコート法、グラビアコート法、ダイコート法、スリットコート法等の公知の手段を用いることができる。
次に、透明基板1上の塗布膜10に対して減圧乾燥を施して乾燥塗布膜11とする(図1(B))。この乾燥塗布膜11は、遮光部2の開口部(遮光部2の非形成部)3における厚みがT′1であり、遮光部2上における厚みがt′1である。本発明の着色層形成用樹脂組成物は、上述のように、所定容積のチャンバー内を所定の排気条件で減圧したときに、400Paに到達するまでの時間が20秒以下であり、減圧乾燥における遮光部2上の塗布膜10の開口部3への流れ込みが抑制される。このため、減圧乾燥工程での積層効率t′1/T′1(遮光部2上の乾燥塗布膜11の厚み/開口部3の乾燥塗布膜11の厚み)が大きいものとなり、例えば、0.8以上となり、従来の着色層形成用樹脂組成物による1色目の形成に比べて、同じ塗布量であっても遮光部2上の乾燥塗布膜11の厚みを大きいものとすることができる。
次に、乾燥塗布膜11を所望のマスクを介して露光し、現像することにより、所望の開口部3に赤色着色層13Rが形成され、遮光部2の所望部位には、柱状凸部を構成するための第1層となる着色層14Rが形成される(図1(C))。この露光、現像工程を経ることにより、赤色着色層13Rおよび第1層となる着色層14Rとして残存する乾燥塗布膜11の厚みは減少し、赤色着色層13Rの厚みはT1、着色層14Rの厚みはt1となる。しかし、乾燥塗布膜11の厚みの減少率は部位に関係なく均一であるため、露光、現像工程後の積層効率t1/T1(遮光部2上の着色層14Rの厚み/開口部3の赤色着色層13Rの厚み)は、上記の減圧乾燥工程での積層効率t′1/T′1と同じである。したがって、減圧乾燥工程での高い積層効率が可能な本発明の着色層形成用樹脂組成物は、同様の高い積層効率、例えば、0.8以上の積層効率で柱状凸部用の着色層14Rの形成を可能とする。
次いで、2色目の着色層を形成するための着色層形成用樹脂組成物(この例では、緑色着色層形成用)を塗布し、上記と同様に減圧乾燥、露光、現像の各工程を行うことにより、所望の開口部3に緑色着色層13Gが形成され、遮光部2の着色層14R上に第2層となる着色層14Gが形成される(図1(D))。2色目の着色層形成用樹脂組成物の塗布膜の減圧乾燥では、柱状凸部を構成するための第1層の着色層14R上の塗布膜が開口部3に流れ込む現象が生じ易い。これは、1色目では、遮光部2と開口部3との段差により開口部3への塗布膜の流れ込みが生じるが、2色目では、遮光部2および第1層の着色層14Rを合わせた高さと開口部2との段差により開口部3への塗布膜の流れ込みが生じるためである。したがって、2色目の着色層形成用樹脂組成物の塗布膜の減圧乾燥における積層効率は、1色目の積層効率よりも低下するが、本発明の着色層形成用樹脂組成物では、例えば、0.5以上の積層効率が可能である。そして、露光、現像工程後の積層効率t2/T2(着色層14R上の第2層の着色層14Gの厚み/開口部3の緑色着色層13Gの厚み)も、0.5以上が可能となり、従来の着色層形成用樹脂組成物による2色目の形成に比べて、同じ塗布量であっても第2層の着色層14Gの厚みを大きいものとすることができる。
同様に、3色目の着色層を形成するための着色層形成用樹脂組成物(この例では、青色着色層形成用)を塗布し、上記と同様に減圧乾燥、露光、現像の各工程を行うことにより、所望の開口部3に青色着色層13Bが形成され、遮光部2の着色層14R、着色層14G上に第3層となる着色層14Bが形成される(図1(E))。これにより、赤、緑、青の3色の着色層13R,13G,13Bと、3層構造の柱状凸部14が形成される。3色目の着色層形成用樹脂組成物の塗布膜の減圧乾燥では、柱状凸部を構成するための第2層の着色層14G上の塗布膜が開口部3に流れ込む現象が更に生じ易く、減圧乾燥における積層効率は、2色目の積層効率よりも更に低下するが、本発明の着色層形成用樹脂組成物では、例えば、0.3以上が可能である。したがって、露光、現像工程後の積層効率t3/T3(着色層14G上の第3層の着色層14Bの厚み/開口部3の青色着色層13Bの厚み)も、0.3以上が可能となり、従来の着色層形成用樹脂組成物による3色目の形成に比べて、同じ塗布量であっても第3層の着色層14Bの厚みを大きいものとすることができる。
尚、上記の例では、柱状凸部14は着色層14R、着色層14G、着色層14Bの3層構造であるが、着色層14R、着色層14Gの2層構造で所望の高さが得られる場合には、第3層の着色層14Bの形成は不要である。また、形成する色順は上記の例に限定されるものではない。
上述の実施形態は例示であり、本発明の着色層形成用樹脂組成物は、これらに限定されるものではない。
[保護層形成用樹脂組成物]
本発明のカラーフィルタの保護層形成用樹脂組成物は、有機成分および溶剤を少なくとも含有するものである。そして、本発明の保護層形成用樹脂組成物は、容量1.1mLを300mm×400mmの面積となるように塗布した試料を容積10Lのチャンバー内に載置し、上記の所定の排気条件でチャンバー内を減圧したときに、400Paに到達するまでの時間が20秒以下であることを必須とする。400Paに到達するまでの時間が20秒を超える場合、遮光部、着色層、柱状凸部を被覆するように塗布し、減圧乾燥がなされたときに、柱状凸部上から着色層や遮光部への流れ込みが生じ易くなり好ましくない。
本発明の保護層形成用樹脂組成物を構成する有機成分としては、上述の着色層形成用樹脂組成物を構成する有機成分として挙げたポリマーが使用可能である。また、ポリマーの含有量は、保護層形成用樹脂組成物の総固形分において5〜80重量%、好ましくは20〜70重量%の範囲で設定することができる。
本発明の保護層形成用樹脂組成物を構成する溶剤は、上記の排気条件による400Paに到達するまでの時間を20秒以下とするために重要であり、酢酸ブチルの蒸発速度を100としたときの蒸発速度が30以上であるような溶剤、あるいは、混合溶剤が好ましい。このような溶剤としては、上述の着色層形成用樹脂組成物を構成する溶剤として挙げたものと同じものが使用可能である。また、溶剤の含有量は、保護層形成用樹脂組成物の総固形分が5〜30重量%、好ましくは10〜20重量%の範囲とすることができる。溶剤含有量が70重量%未満である(総固形分が30重量%超える)と均一な塗布が困難となり、溶剤含有量が95重量%を超える(総固形分が5重量%未満である)と400Paに到達するまでの時間が20秒を超え、減圧乾燥時に柱状凸部上から着色層や遮光部への流れ込みが生じ易くなり好ましくない。
また、本発明の保護層形成用樹脂組成物に感光性を付与させる場合には、上述の着色層形成用樹脂組成物を構成する有機成分として挙げたモノマー、および、重合開始剤を含有させることが可能である。使用するモノマーの含有量は、保護層形成用樹脂組成物の総固形分において5〜80重量%、好ましくは10〜60重量%の範囲で設定することができ、重合開始剤の含有量は、保護層形成用樹脂組成物の総固形分において1〜30重量%、好ましくは5〜20重量%の範囲で設定することができる。
このような本発明の保護層形成用樹脂組成物は、遮光部、着色層、柱状凸部を被覆するように塗布され、減圧乾燥がなされたときに、柱状凸部上から着色層や遮光部への流れ込みが抑制され、着色層が存在する領域に対する柱状凸部の突出高さの減少を抑制しながら保護層を形成することができる。
ここで、図1(E)に示される着色層13(13R,13G,13B)と、柱状凸部14が形成された透明基板1に、本発明の保護層形成用樹脂組成物を用いた保護層の形成を、図2を参照して説明する。まず、遮光部2と着色層13、柱状凸部14を被覆するように保護層形成用樹脂組成物を塗布して塗布膜15を形成する(図2(A))。保護層形成用樹脂組成物の塗布は、スピンコート法、ロールコート法、グラビアコート法、ダイコート法、スリットコート法等の公知の手段を用いることができる。
次に、塗布膜15に対して減圧乾燥を施して乾燥塗布膜16とする(図2(B))。この乾燥塗布膜16は、着色層13上における厚みがT′opであり、柱状凸部14上における厚みがt′opである。本発明の保護層形成用樹脂組成物は、上述のように、所定容積のチャンバー内を所定の排気条件で減圧したときに、400Paに到達するまでの時間が20秒以下であり、減圧乾燥における着色層13や遮光部2上への塗布膜15の流れ込みが抑制される。このため、減圧乾燥工程での積層効率t′op/T′op(柱状凸部14上の乾燥塗布膜16の厚み/着色層13上の乾燥塗布膜16の厚み)が大きいものとなり、例えば、0.3以上となり、従来の保護層形成用樹脂組成物による保護層の形成に比べて、同じ塗布量であっても柱状凸部14上の乾燥塗布膜16の厚みを大きいものとすることができる。
次に、乾燥塗布膜16を硬化することにより、遮光部2、着色層13、および、柱状凸部14を被覆する保護層17が形成される(図2(C))。この硬化工程を経ることにより、乾燥塗布膜16の厚みは減少し、着色層13上の保護層17の厚みはTop、柱状凸部14上の保護層17の厚みはtopとなる。しかし、乾燥塗布膜16の厚みの減少率は部位に関係なく均一であるため、硬化後の積層効率top/Top(柱状凸部14上の保護層17の厚み/着色層13上の保護層17の厚み)は、上記の減圧乾燥工程での積層効率t′op/T′opと同じである。したがって、減圧乾燥工程での高い積層効率が可能な本発明の保護層形成用樹脂組成物は、同様の高い積層効率、例えば、0.3以上の積層効率で保護層17を形成することができ、保護層形成時の塗布膜のレベリングによる柱状凸部の突出高さの低下を抑制することができる。
[カラーフィルタ]
図3は、本発明のカラーフィルタの一例を示す部分断面図である。図3に示されるように、本発明のカラーフィルタ21は、透明基板22と、この透明基板22上に所定のパターンで形成された遮光部23と、この遮光部23の非形成部である開口部24の所望位置に配設された複数色からなる着色層25(図示例では、赤、緑、青の3色の着色層25R,25G,25B)と、遮光部23の所定位置に配設された複数の柱状凸部26と、を備えている。柱状凸部26は、着色層25を構成する材料が2色以上積層された積層構造であり、図示例では、第1層が赤色の着色層26R、第2層が緑色の着色層26G、第3層が青色の着色層26Bからなる3層構造となっている。
本発明のカラーフィルタ21では、柱状凸部26を構成する第1層の着色層26Rの厚みt1と、開口部24に位置し第1層の着色層26Rと同色の着色層25Rの厚みT1との比(t1/T1)が0.8以上である。また、柱状凸部26を構成する第2層の着色層26Gの厚みt2と、開口部24に位置し第2層の着色層26Gと同色の着色層25Gの厚みT2との比(t2/T2)が0.5以上である。したがって、柱状凸部26を構成する材料の積層効率が高く、柱状凸部26を所望の高さとするために要求される各色の着色層25の厚み増大が抑制され、これにより着色層25からの不純物イオンの溶出や脱ガスを抑制することができる。
図4は、本発明のカラーフィルタの他の例を示す部分断面図である。図4に示されるカラーフィルタ21′は、遮光部23、着色層25、および、柱状凸部26を被覆する保護層27を備えている点を除いて、上述のカラーフィルタ21と同様であり、同じ部材には同じ部材番号を付して示している。
カラーフィルタ21′を構成する保護層27は、柱状凸部26を被覆する厚みtopと、開口部24に位置する着色層25を被覆する厚みTopとの比(top/Top)が0.3以上である。このような保護層27は、着色層25からの不純物イオンの溶出や脱ガスを確実に防止することができる。また、柱状凸部26を被覆する保護層27の厚みが、着色層25を被覆する保護層27の厚みに対して所定の比率が確保されており、着色層25が存在する領域に対する柱状凸部26の突出高さの減少が抑制されている。これにより、高速応答性、高コントラスト比、広視野角等の良好な液晶ディスプレイの製造を可能とする。
上記のカラーフィルタ21,21′を構成する透明基板22は、石英ガラス、パイレックス(登録商標)ガラス、合成石英板等の可撓性のない透明なリジット材、あるいは透明樹脂フィルム、光学用樹脂板等の可撓性を有する透明なフレキシブル材を用いることができる。このような透明基板22の厚みは、例えば、200〜1500μmの範囲で適宜設定することができる。
また、遮光部23は、例えば、カーボン微粒子等の遮光性粒子を含有させた樹脂材料を硬化させたもの、クロム等の金属材料をスパッタリング法、真空蒸着法等の成膜方法により成膜して、厚み1000〜2000Å程度の薄膜としたもの等であってよい。遮光部のパターン形状は、平行に配設された複数のストライプからなる形状、格子形状等、いずれであってもよい。
また、赤着色層25R、緑着色層25G、青着色層25Bからなる着色層25、および、第1層の赤着色層26R、第2層の緑着色層26G、第3層の青着色層26Bからなる3層構造の柱状凸部26は、上述の本発明の着色層形成用樹脂組成物を用いて同時形成することができる。着色層25の厚み、柱状凸部26の高さは、遮光部23の厚み、着色層25に対する柱状凸部26の突出高さの設定等を考慮して適宜設定することができる。
また、保護層27は、上述の本発明の保護層形成用樹脂組成物を用いて形成することができる。保護層27の厚みは、着色層25が存在する領域に対する柱状凸部26の突出高さの設定等を考慮して適宜設定することができる。柱状凸部26を被覆する保護層27の厚みは0.3um以上が好ましく、さらに好ましくは0.5um以上である。柱状凸部を被覆する保護層27の厚みが上記範囲であると、液晶表示装置組み立て時の柱状凸部26の削れによる不良を防ぐことが可能となる。
上述の実施形態は例示であり、本発明のカラーフィルタは、これらに限定されるものではない。例えば、赤着色層25R、緑着色層25G、青着色層25Bの各部位における液晶層の厚みを最適なものとするために、各色の着色層を異なる厚みで設定してもよい。
次に、実施例を示して本発明を更に詳細に説明する。
[実施例1]
<共重合樹脂溶液の調製>
重合槽中にメタクリル酸メチル(MMA)を63質量部、アクリル酸(AA)を12質量部、メタクリル酸−2−ヒドロキシエチル(HEMA)を6質量部、ジエチレングリコールジメチルエーテル(DMDG)を88質量部仕込み、攪拌し溶解させた後、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)を7質量部添加し、均一に溶解させた。その後、窒素気流下、85℃で2時間攪拌し、更に100℃で1時間反応させた。得られた溶液に、更にメタクリル酸グリシジル(GMA)を7質量部、トリエチルアミンを0.4質量部、及びハイドロキノンを0.2質量部添加し、100℃で5時間攪拌し、共重合樹脂溶液(固形分50%)を得た。
<硬化性樹脂組成物の調製>
次に下記の組成となるように各材料を室温で攪拌、混合して硬化性樹脂組成物を得た。
(硬化性樹脂組成物の組成)
・上記共重合樹脂組溶液(固形分50%) … 16質量部
・ジペンタエリスリトールペンタアクリレート(サートマー社 SR399)
… 24質量部
・オルソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂
(油化シェルエポキシ社製 エピコート180S70) … 4質量部
・2−メチル−1−(4−メチルチオフェニル)−2−モルフォリノ
プロパン−1−オン … 4質量部
・溶剤(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)… 52質量部
<遮光部の形成>
まず、下記の組成となるように各成分を混合し、サンドミルにて十分に分散し、黒色顔料分散液を調製した。
(黒色顔料分散液の組成)
・黒色顔料 … 23質量部
・高分子分散剤
(ビックケミー・ジャパン(株)製 Disperbyk111) … 2質量部
・溶剤(ジエチレングリコールジメチルエーテル) … 75質量部
次に、下記の組成となるように各成分を十分混合して、遮光部用組成物を得た。
(遮光部用組成物の組成)
・上記の黒色顔料分散液 … 61質量部
・硬化性樹脂組成物 … 20質量部
・溶剤(ジエチレングリコールジメチルエーテル) … 30質量部
透明基板として300mm×400mm、厚み0.7mmのガラス基板(旭硝子(株)製 AN材)上に上記遮光部用組成物をスピンコーターで塗布し、100℃で3分間乾燥させて遮光部形成用層を形成した。当該遮光部形成用層を、所望のフォトマスクを介して超高圧水銀ランプで露光した後、0.05重量%水酸化カリウム水溶液で現像し、その後、基板を180℃の雰囲気下に30分間放置することにより加熱処理を施して遮光部(厚み2μm)を形成した。
<着色層の形成>
上記のようにして遮光部を形成した透明基板上に、下記組成の赤色着色層形成用樹脂組成物R−1をスピンコーティング法により塗布することにより、面積が300mm×400mmの上記透明基板上に赤色着色層形成用樹脂組成物1.8mLを塗布して試料を作製した。一方、容積10Lのチャンバーにおいて、内部を1気圧から400Paまで6.5秒で減圧する排気条件を設定した。そして、このチャンバー内に上記の試料を載置し、設定した排気条件でチャンバー内を減圧して400Paに到達するまでの時間を測定した。その結果、赤色着色層形成用樹脂組成物R−1は11秒であった。
(赤色着色層形成用樹脂組成物R−1の組成(固形分21.0重量%))
・C.I.ピグメントレッド177
(Chromofine Red 6605、大日精化工業(株)製) … 10質量部
・ポリスルホン酸型高分子分散剤 … 3質量部
・上記の硬化性樹脂組成物 … 20質量部
・溶剤(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)… 67質量部
(酢酸ブチルの蒸発速度を100としたときの蒸発速度=34)
その後、70℃のオーブン中で3分間乾燥して赤色着色層形成用層を得た。次いで、赤色着色層形成用層から100μmの距離にフォトマスクを配置してプロキシミティアライナにより2.0kWの超高圧水銀ランプを用いて赤色着色層の形成領域に相当する領域のみに紫外線を10秒間照射した。次いで、0.05重量%水酸化カリウム水溶液(液温23℃)中に1分間浸漬してアルカリ現像し、赤色着色層形成用層の未硬化部分のみを除去した。その後、上記透明基板を180℃の雰囲気下に30分間放置することにより、加熱処理を施した。これにより、遮光部の開口部の所定の位置に赤色着色層(厚み4μm)を形成し、遮光部上の所定位置に柱状凸部形成用の第1層の赤色着色層(厚み3.4μm)を形成した。この場合の柱状凸部形成用の第1層の赤色着色層の厚みと開口部に位置する赤色着色層との比(積層効率)は0.85であった。
次に、上記のようにして赤色着色層を形成した透明基板上に、下記組成の緑色着色層形成用樹脂組成物G−1をスピンコーティング法により塗布することにより、面積が300mm×400mmの上記透明基板上に緑色着色層形成用樹脂組成物1.8mLを塗布して試料を作製した。次いで、上記と同様の条件で、チャンバー内を減圧して400Paに到達するまでの時間を測定した。その結果、緑色着色層形成用樹脂組成物G−1は10秒であった。
(緑色着色層形成用樹脂組成物G−1の組成(固形分21.6重量%))
・C.I.ピグメントグリーン36
(Heliogen Green D9360、BASF社製) … 15質量部
・ポリスルホン酸型高分子分散剤 … 3質量部
・上記の硬化性樹脂組成物 … 20質量部
・溶剤(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)… 62質量部
(酢酸ブチルの蒸発速度を100としたときの蒸発速度=34)
その後、赤色着色層と同様の工程で、遮光部の開口部の所定の位置に緑色着色層(厚み4μm)を形成し、遮光部上の第1層の赤色着色層上に柱状凸部形成用の第2層の緑色着色層(厚み2.2μm)を形成した。この場合の柱状凸部形成用の第2層の緑色着色層の厚みと開口部に位置する緑色着色層との比(積層効率)は0.55であった。
次に、上記のように赤色着色層、緑色着色層を形成した透明基板上に、下記組成の青色着色層形成用樹脂組成物B−1をスピンコーティング法により塗布(塗布厚み4.0μm)することにより、面積が300mm×400mmの上記透明基板上に緑色着色層形成用樹脂組成物1.8mLを塗布して試料を作製した。次いで、上記と同様の条件で、チャンバー内を減圧して400Paに到達するまでの時間を測定した。その結果、青色着色層形成用樹脂組成物B−1は12秒であった。
(青色着色層形成用樹脂組成物B−1の組成(固形分20.4重量%))
・C.I.ピグメントブルー15:6
(Fastogen Blue EP-7、DIC(株)製) … 7質量部
・ポリスルホン酸型高分子分散剤 … 3質量部
・上記の硬化性樹脂組成物 … 20質量部
・溶剤(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)… 70質量部
(酢酸ブチルの蒸発速度を100としたときの蒸発速度=34)
その後、赤色着色層と同様の工程で、遮光部の開口部の所定の位置に青色着色層(厚み4μm)を形成し、遮光部上の第2層の緑色着色層上に柱状凸部形成用の第3層の青色着色層(厚み1.4μm)を形成した。この場合の柱状凸部形成用の第3層の青色着色層の厚みと開口部に位置する青色着色層との比(積層効率)は0.35であった。
これにより、赤色着色層、緑色着色層、青色着色層を有するカラーフィルタを得た。このカラーフィルタにおける遮光部上の柱状凸部の高さは7μmであり、各色の着色層に対する柱状凸部の突出高さは5μmであった。
[比較例1]
<遮光部の形成>
実施例1と同様にして、透明基板上に遮光部を形成した。
<着色層の形成>
実施例1の着色層形成用樹脂組成物に用いた溶剤を、3−メチル−3−メトキシブチルアセテート(酢酸ブチルの蒸発速度を100としたときの蒸発速度=10)に変更した以外は、実施例1と同様にして、比較の着色層形成用樹脂組成物として、赤色着色層形成用樹脂組成物R−2、緑色着色層形成用樹脂組成物G−2、青色着色層形成用樹脂組成物B−2を調製した。
次に、上記の各色の着色層形成用樹脂組成物R−2、G−2、B−2について、実施例1と同様に試料を作製してチャンバー内に載置し、実施例1と同様の排気条件でチャンバー内を減圧して400Paに到達するまでの時間を各試料について測定した。その結果、赤色着色層形成用樹脂組成物R−2は31秒、緑色着色層形成用樹脂組成物G−2は27秒、青色着色層形成用樹脂組成物B−2は24秒であり、いずれも20秒を超えるものであった。
また、赤色着色層形成用樹脂組成物R−2、緑色着色層形成用樹脂組成物G−2、青色着色層形成用樹脂組成物B−2を使用して、実施例1と同様の工程で、遮光部の開口部の所定の位置に赤色着色層、緑色着色層、青色着色層(厚み4μm)を形成し、遮光部上の所定位置に柱状凸部形成用の着色層を形成した。柱状凸部形成用の第1層の赤着色層の厚みは2.8μmであり、積層効率は0.70であった。また、柱状凸部形成用の第2層の緑着色層の厚みは1.6μmであり、積層効率は0.40であった。さらに、柱状凸部形成用の第3層の青着色層の厚みは0.8μmであり、積層効率は0.20であった。
これによりカラーフィルタを得た。このカラーフィルタにおける遮光部上の柱状凸部の高さは5.2μmであり、各色の着色層に対する柱状凸部の突出高さは3.2μmであり、実施例1に比べて低いものであった。
[実施例2]
<保護層の形成>
本発明の保護層形成用樹脂組成物として、下記の保護層形成用樹脂組成物OP−1を調製した。
(保護層形成用樹脂組成物OP−1(固形分20.0重量%))
・上記の硬化性樹脂組成物 … 40質量部
・溶剤(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)… 60質量部
(酢酸ブチルの蒸発速度を100としたときの蒸発速度=34)
次に、この保護層形成用樹脂組成物OP−1の1.1mLを、実施例1で作製したカラーフィルタ(300mm×400mm)上にスピンコーティング法により塗布して試料を作製した。この試料を実施例1と同様のチャンバー内に載置し、実施例1と同様の排気条件でチャンバー内を減圧して400Paに到達するまでの時間を測定した。その結果、12秒で400Paに到達することを確認した。そして、この減圧乾燥によって、着色層および柱状凸部を被覆するように保護層が形成された。この保護層の柱状凸部上の厚みは0.5μmであり、着色層上の厚みは1.5μmであり、両者の比(積層効率)は0.33であった。したがって、各色の着色層が存在する部位の保護層に対する柱状凸部(保護層)の突出高さは4.0μmとなった。
[比較例2]
<保護層の形成>
比較の保護層形成用樹脂組成物として、溶剤を3−メチル−3−メトキシブチルアセテート(酢酸ブチルの蒸発速度を100としたときの蒸発速度=10)に変更した以外は実施例2と同様にして、保護層形成用樹脂組成物OP−2を調製した。
次に、この保護層形成用樹脂組成物OP−2の1.1mLを、実施例1で作製したカラーフィルタ(300mm×400mm)上にスピンコーティング法により塗布して試料を作製した。この試料を実施例1と同様のチャンバー内に載置し、実施例1と同様の排気条件でチャンバー内を減圧して400Paに到達するまでの時間を測定した。その結果、400Paに到達するまでに38秒を要した。そして、この減圧乾燥によって、着色層および柱状凸部を被覆するように保護層が形成された。この保護層の柱状凸部上の厚みは0.2μmであり、着色層上の厚みは1.5μmであり、両者の比(積層効率)は0.13であった。したがって、各色の着色層が存在する部位の保護層に対する柱状凸部(保護層)の突出高さは3.7μmとなり、実施例2に比べて突出高さの減少が大きいものであった。
[実施例3]
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA(蒸発速度=34))と3−メチル−3−メトキシブチルアセテート(MMBA(蒸発速度=10))を用いて、下記の4種の溶剤I〜IVを調製した。
溶剤I … PGMEA:MMBA=95:5 (蒸発速度=32.8)
溶剤II … PGMEA:MMBA=90:10 (蒸発速度=31.6)
溶剤III … PGMEA:MMBA=85:15 (蒸発速度=30.4)
溶剤IV … PGMEA:MMBA=80:20 (蒸発速度=29.2)
次に、溶剤として、上記の4種の溶剤I〜IVを使用した以外は実施例1の青色着色層形成用樹脂組成物B−1と同様の組成で、4種の青色着色層形成用樹脂組成物B−I、B−II、B−III、B−IVを調製した。
次に、上記の4種の青色着色層形成用樹脂組成物B−I、B−II、B−III、B−IVについて、実施例1と同様に、遮光部を形成した透明基板上に塗布して試料を作製し、各試料を実施例1と同様の条件で減圧乾燥し、400Paに到達するまでの時間を各試料について測定した。その結果、組成物B−Iは13秒、組成物B−IIは15秒、組成物B−IIIは18秒であったが、組成物B−IVは23秒であり、20秒を超えるものであった。
<着色層の形成>
実施例1と同様に、遮光部、赤色着色層、緑色着色層の形成までを行った。
次に、上記の4種の青色着色層形成用樹脂組成物B−I、B−II、B−III、B−IVを用いた他は、実施例1と同様にして、遮光部の開口部の所定の位置に青色着色層(厚み4μm)を形成し、遮光部上の第2層の緑色着色層上に柱状凸部形成用の第3層の青色着色層を形成して、4種のカラーフィルタを作製した。
このように作製したカラーフィルタの柱状凸部形成用の第3層の青色着色層の厚みは、組成物B−Iを用いた場合は1.3μm、組成物B−IIを用いた場合は1.2μm、組成物B−IIIを用いた場合は1.0μm、組成物B−IVを用いた場合は0.6μmであった。したがって、柱状凸部形成用の第3層の青色着色層の厚みと開口部に位置する青色着色層との比(積層効率)は、組成物B−Iで0.33、組成物B−IIで0.30、組成物B−IIIで0.25、組成物B−IVで0.15であった。また、それぞれのカラーフィルタにおける遮光部上の柱状凸部の高さは、組成物B−Iで6.9μm、組成物B−IIで6.8μm、組成物B−IIIで6.6μm、組成物B−IVで6.2μmであり、各色の着色層に対する柱状凸部の突出高さは、組成物B−Iで4.9μm、組成物B−IIで4.8μm、組成物B−IIIで4.6μm、組成物B−IVで4.2μmであった。
液晶ディスプレイに用いるカラーフィルタの製造と、液晶ディスプレイの製造において有用である。
1…基板
2…遮光部
3…開口部
10…塗布膜
11…乾燥塗布膜
13(13R,13G,13B)…着色層
14…柱状凸部
15…塗布膜
16…乾燥塗布膜
17…保護層
21…カラーフィルタ
22…透明基板
23…遮光部
24…開口部
25(25R,25G,25B)…着色層
26…柱状凸部
27…保護層

Claims (10)

  1. カラーフィルタの柱状凸部を同時に形成する着色層形成用樹脂組成物において、
    着色剤、有機成分、溶剤および重合開始剤を少なくとも含有し、容量1.8mLを300mm×400mmの面積となるように塗布した試料を容積10Lのチャンバー内に載置し、該試料が載置されていない状態の該チャンバー内を1気圧から400Paまで6.5秒で減圧する排気条件で前記チャンバー内を減圧したときに、400Paに到達するまでの時間が20秒以下であることを特徴とする着色層形成用樹脂組成物。
  2. 酢酸ブチルの蒸発速度を100としたときの前記溶剤の蒸発速度が30以上であることを特徴とする請求項1に記載の着色層形成用樹脂組成物。
  3. 前記溶剤中に、沸点が180〜250℃の範囲にある溶剤が1〜10重量%含有されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の着色層形成用樹脂組成物。
  4. カラーフィルタの保護層形成用樹脂組成物において、
    有機成分および溶剤を少なくとも含有し、容量1.1mLを300mm×400mmの面積となるように塗布した試料を容積10Lのチャンバー内に載置し、該試料が載置されていない状態の該チャンバー内を1気圧から400Paまで6.5秒で減圧する排気条件で前記チャンバー内を減圧したときに、400Paに到達するまでの時間が20秒以下であることを特徴とする保護層形成用樹脂組成物。
  5. 酢酸ブチルの蒸発速度を100としたときの前記溶剤の蒸発速度が30以上であることを特徴とする請求項4に記載の保護層形成用樹脂組成物。
  6. 前記溶剤中に、沸点が180〜250℃の範囲にある溶剤が1〜10重量%含有されていることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の保護層形成用樹脂組成物。
  7. 透明基板と、該透明基板上に所定のパターンで形成された遮光部と、該遮光部の非形成部である開口部の所望位置に配設された複数色からなる着色層と、前記遮光部の所定位置に配設された複数の柱状凸部であって前記着色層を構成する材料が2色以上積層してなる積層構造の柱状凸部と、を備え、該柱状凸部を構成する第1層の着色層の厚みt1と、第1層の着色層と同色の前記開口部に位置する着色層の厚みT1との比(t1/T1)が0.8以上であり、前記柱状凸部を構成する第2層の着色層の厚みt2と、第2層の着色層と同色の前記開口部に位置する着色層の厚みT2との比(t2/T2)が0.5以上であることを特徴とするカラーフィルタ。
  8. 前記着色層および前記柱状凸部は、請求項1〜3のいずれかに記載の着色層形成用樹脂組成物を用いて形成したものであることを特徴とする請求項7に記載のカラーフィルタ。
  9. 前記遮光部、前記着色層、および、前記柱状凸部を被覆する保護層を有し、前記柱状凸部を被覆する該保護層の厚みtopと、前記開口部に位置する着色層を被覆する保護層の厚みTopとの比(top/Top)が0.3以上であることを特徴とする請求項7または請求項8に記載のカラーフィルタ。
  10. 前記保護層は、請求項4〜6のいずれかに記載の保護層形成用樹脂組成物を用いて形成したものであることを特徴とする請求項9に記載のカラーフィルタ。
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