JP2009210635A - パターン予測方法、パターン補正方法、半導体装置の製造方法、及びプログラム - Google Patents

パターン予測方法、パターン補正方法、半導体装置の製造方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】処理時間を増大させずに、高精度な形状の予測又は補正を可能とするパターン予測方法、パターン補正方法、半導体装置の製造方法、およびプログラムを提供する。
【解決手段】このパターン予測方法は、第1の工程により形成される第1のパターンと第1の工程に続く第2の工程により形成される第2のパターンとを第1及び第2のパターンの輪郭形状に基づいて関係付けた変換関数と、変換関数により求められる第2のパターンの予測形状と第2の工程を実際に適用して得られる第2のパターンの形状との残差量を第1及び第2のパターンの輪郭形状以外の要因に関係付けた変換差残差量関数と、を用いて第1のパターンの形状から第2のパターンの形状を予測する。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置の製造に好適なパターン予測方法、パターン補正方法、半導体装置の製造方法、及びプログラムに関する。
近年のLSI微細化に伴い、設計パターンをそのまま露光原版(マスクまたはレチクル)に形成し、露光装置を介してウェハ上に縮小転写してレジストパターンを形成する工程(リソグラフィ工程)の際等に、設計パターン通りにウェハ上にパターンが転写できなくなる現象:プロセス近接効果(Process Proximity Effects:PPE)が顕在化してきている。そのため、パターン寸法や形状に補正を加えたマスクパターンを用いることで、転写後の形状を所望の設計パターン通りに仕上げる技術:プロセス近接効果補正(Process Proximity Correction:PPC)が必要となってきている。
プロセス近接効果補正のために、設計データを補正してマスクデータを作成するマスクデータ作成方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
このマスクデータ作成方法は、エッチングプロセス補正、リソグラフィプロセス補正、マスクプロセス補正の順でシーケンシャルに補正を加えていくことで、マスクデータを作成している。
しかし、従来のマスクデータ作成方法によると、各プロセスステップで形成されるパターンの平面形状(2次元)に基づいて補正しているため、高精度な形状予測を行うことは難しい。例えば、エッチングプロセス補正時に必要となるレジスト形状や加工形状は平面形状として扱われるため、例えばレジストの断面形状による加工形状の変動などを反映させることが困難である。一方、3次元の形状データを用いたのでは、処理時間が長くなる。
特開平11−102062号公報
従って、本発明の目的は、処理時間を増大させずに、高精度な形状の予測又は補正を可能とするパターン予測方法、パターン補正方法、半導体装置の製造方法、およびプログラムを提供することにある。
本発明の一態様は、上記目的を達成するため、以下のパターン予測方法、パターン補正方法、半導体装置の製造方法、及びプログラムを提供する。
[1]第1の工程により形成される第1のパターンと前記第1の工程に続く第2の工程により形成される第2のパターンとを前記第1及び第2のパターンの輪郭形状に基づいて関係付けた変換関数と、前記変換関数により求められる前記第2のパターンの予測形状と前記第2の工程を実際に適用して得られる前記第2のパターンの形状との残差量を前記第1及び第2のパターンの輪郭形状以外の要因に関係付けた変換差残差量関数と、を用いて前記第1のパターンの形状から前記第2のパターンの形状を予測することを特徴とするパターン予測方法。
[2]第1の工程により形成される第1のパターンと前記第1の工程に続く第2の工程により形成される第2のパターンとを前記第1及び第2のパターンの輪郭形状に基づいて関係付けた変換関数と、前記変換関数により求められる前記第2のパターンの予測形状と前記第2の工程により実際に得られる前記第2のパターンの形状との残差量を前記第1及び第2のパターンの輪郭形状以外の要因に関係付けた変換差残差量関数と、を用いて前記第1のパターンの形状から予測された前記第2のパターンの形状に基づいて前記第1のパターンの形状を補正することを特徴とするパターン補正方法。
[3]第1の工程により形成される第1のパターンと前記第1の工程に続く第2の工程により形成される第2のパターンとを前記第1及び第2のパターンの輪郭形状に基づいて関係付けた第1の変換関数と、前記第2の工程により形成される前記第2のパターンと前記第2の工程に続く第3の工程により形成される第3のパターンとを前記第2及び第3のパターンの輪郭形状に基づいて関係付けた第2の変換関数と、前記第1の変換関数により求められる前記第2のパターンの予測形状と前記第2の工程により実際に得られる前記第2のパターンの形状との残差量を前記第1及び第2のパターンの輪郭形状以外の要因に関係付けた第1の変換差残差量関数、又は、前記第2の変換関数により求められる前記第3のパターンの予測形状と前記第3の工程を実際に適用して得られる前記第3のパターンの形状との残差量を前記第2及び第3のパターンの輪郭形状以外の要因に関係付けた第2の変換差残差量関数と、を用いて前記第1のパターンの形状から予測された前記第3のパターンの形状に基づいて前記第1のパターンの形状を補正することを特徴とするパターン補正方法。
[4]前記[1]記載のパターン予測方法によって予測した前記第2のパターンとターゲットパターンとの差分を測定する工程と、前記差分が許容値未満であれば、前記第1のパターンを転写パターンとして確定し、前記差分が許容値以上であれば、前記差分が許容値未満となるように前記第1のパターンを補正したパターンを転写パターンとして確定する工程と、を含む工程により確定した前記転写パターンを半導体基板上に転写することを特徴とする半導体装置の製造方法。
[5]第1の工程により形成される第1のパターンと前記第1の工程に続く第2の工程により形成される第2のパターンとを前記第1及び第2のパターンの輪郭形状に基づいて関係付けた変換関数と、前記変換関数により求められる前記第2のパターンの予測形状と前記第2の工程を実際に適用して得られる前記第2のパターンの形状との残差量を前記第1及び第2のパターンの輪郭形状以外の要因に関係付けた変換差残差量関数と、を用いて前記第1のパターンの形状から前記第2のパターンの形状を予測するステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
本発明によれば、処理時間を増大させずに、高精度な形状の予測又は補正を可能とすることができる。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るパターン予測方法、パターン補正方法を模式的に示す図である。同図の右側のフローは、被加工膜パターンの形成フローを示し、同図の左側のフローは、本発明のパターン予測方法、パターン補正方法が適用された近接効果補正フローを示す。
被加工膜パターンの形成フローでは、マスクプロセスS1、リソグラフィプロセスS2、エッチングプロセスS3を経て被加工膜パターン4が形成される。
被加工膜パターン4には、例えば、半導体基板上に形成された絶縁膜、半導体膜、導電膜等の被加工膜を所望の形状に加工したパターンが含まれる。
マスクプロセスS1は、描画データ1に基づく電子線描画により原版となるマスクパターン2を形成するプロセスである。リソグラフィプロセスS2は、マスクパターン2を介してレジストを露光し、現像することにより被加工膜上にレジストパターン3を形成するプロセスである。エッチングプロセスS3は、レジストパターン3をマスクにして被加工膜をエッチングするプロセスである。
近接効果補正フローでは、設計データ5通りの被加工膜パターン4が得られるように、設計データ5に対してプロセス近接効果補正を含む補正10を行い、マスクパターン2を作製するための描画データ1を生成する。
従来技術のPPCは、パターンの輪郭形状に基づいて、リソグラフィプロセスS2で生じる寸法変動のみならず、マスクプロセスS1、リソグラフィプロセスS2及びエッチングプロセスS3で生じる寸法変動も合わせて、パターンを補正する技術をいう。しかし、このようなPPCのみでは、マスクプロセスS1、リソグラフィプロセスS2及びエッチングプロセスS3に起因する各種プロセス変換差を正確に算出し、所望のパターンを形成することはできない。
ここで、プロセス変換差には、「マスクプロセス変換差」、「リソグラフィ変換差」、「加工変換差」があり、「マスクプロセス変換差」とは、マスクパターンの描画データとマスク基板に形成されたマスクパターンとの寸法差をいい、「リソグラフィ変換差」とは、マスクパターンとリソグラフィ後のレジストパターンとの寸法差をいい、「加工変換差」とは、エッチング後のパターンの寸法とレジストパターンの寸法差をいう。
なお、本実施形態及び以下の実施形態では、所定のプロセス変換前のパターンを第1のパターンとしたときに、同プロセス或いはそれ以降のプロセスによる変換後のパターンを第2のパターンと呼ぶ。また、第2のパターン形成後のプロセスにより第2のパターンを変換したパターンを第3のパターンと呼ぶ。以降のプロセスにおいても変換後のパターンを同様に定義できるものとする。
上述のような問題に対して本実施の形態では、パターンの輪郭形状に基づくPPCに加え、輪郭形状以外の要因に基づくモデル補正を行うことにより、高精度なパターン形状予測及びその予測結果に基づく補正を可能とするものである。
(近接効果補正フロー)
図2A及び図2Bは、補正10の内容を示すフローチャートである。まず、図2Aに示すように、設計データ5を入力する(S10)。次に、設計データ5に対し、エッチングに起因する加工変換差を考慮し、加工変換差モデルを用いた補正(加工変換差補正)を行う(S11)。なお、加工変換差モデルを用いた補正ではなく、補正対象パターンデータの輪郭形状とパターンデータに対する補正指針との関係を規定した所定の加工変換差ルールにより補正してもよい。
ここで、「加工変換差モデル」、「加工変換差ルール」とは、レジストパターンと加工後パターンとをパターンの輪郭形状に基づいて関係付けた関数をいう。
なお、本実施形態及び以下の実施形態では、所定のプロセス前後の第1のパターンと第2のパターンのパターン輪郭形状を関係付けた関数を第1の変換関数と呼ぶ。また、第2のパターンと第3のパターンのパターン輪郭形状を関係付けた関数を第2の変換関数と呼ぶ。以降のプロセス間のパターン形状の関係においても、同様に変換関数を定義できるものとする。
図3(a)〜(c)は、加工変換差モデルの作成例を説明するための図、図4は、加工変換差モデルの式を説明するための図である。
加工変換差は、補正対象パターンからこれに隣接する隣接パターンまでの寸法や、補正対象パターン周辺のパターン密度等のパターンの輪郭形状に依存するため、パターンの輪郭形状に基づく加工変換差モデルを作成することができる。例えば、図3(a)に示すように、補正対象パターン110からこれに隣接する隣接パターン111までの寸法(距離)がD1、D2、D3のように異なるテストパターン11A,11B,11Cを作製し、これらのテストパターン11A〜11Cの補正対象パターン110について、図3(b)に示すように、リソグラフィプロセス後(加工前)の線幅寸法とエッチングプロセス後(加工後)の線幅寸法を計測し、図3(c)に示すように、両者の差(加工変換差)を求め、これら加工変換前のパターン輪郭形状と加工変換差の関係を回帰計算又はフィッティングにより求めて加工変換差モデルを作成する。加工変換差ルールは、前記加工変換前のパターン輪郭形状と加工変換差の関係をパターン形状に基づき規定することで求める。
加工変換差モデル/ルールは、例えば、Fetg(Presist(r))で表すことができる。但し、Presist(r)は、レジストパターンの形状を規定する関数である。rは、図4に示すように、補正対象パターン110の注目点110aから隣接パターン111までのx,y平面上の距離である。
上記の加工変換差モデル/ルールを用いて加工前のパターンから加工後のパターンを予測することにより、加工後のパターンが設計パターン通りに、或いは設計パターンから許容誤差の範囲内のパターンとなるように、加工前のパターンの補正を適宜繰り返し(S11)、適切な加工前のパターン、すなわち、リソグラフィターゲットを生成する(S12)。補正は、例えば設計パターンに複数の評価点を配置し、評価点毎に加工後のパターンとの距離を測定して、測定距離が所定の閾値未満となるまで、評価点に対応する加工前のパターンを補正する。リソグラフィターゲットは、ここでは、データ上のターゲットであり、適切な加工後のパターンを形成するためのレジストに形成すべきレジストパターンを示すターゲットパターンである。なお、リソグラフィターゲットは、加工変換差モデル/ルールの逆変換関数を導出し、逆変換関数を用いて設計パターン形状から計算により算出してもよい。
次に、リソグラフィターゲットの輪郭に評価点を配置し(S13)、リソグラフィターゲットに対し、リソグラフィプロセスに起因するリソグラフィ変換差を考慮し、リソグラフィ変換差モデル(変換関数)を用いた補正(リソグラフィ変換差補正)を行い(S14)、マスクターゲットを生成する(S15)。補正方法は、前記加工前パターンの生成と同様の方法を用いることができる。マスクターゲットは、ここでは、データ上のターゲットであり、適切なレジストパターンを形成するためのマスクに形成すべきマスクパターンを表すターゲットパターンである。
ここで、「リソグラフィ変換差モデル/ルール」とは、マスクパターンとレジストパターンとをパターンの輪郭形状に基づいて関係付けた関数をいう。リソグラフィ変換差モデルは、Flitho(Pmask(r))で表すことができる。但し、Pmask(r)は、マスクパターンの形状を規定する関数である。
なお、以降の記載において、「変換差モデル」との記載は、「変換差ルール」の意味も含むものとする。
リソグラフィ変換差は、補正対象パターンからこれに隣接する隣接パターンまでの寸法や、補正対象パターン周辺のパターン密度等のパターンの輪郭形状に依存するため、図3(a)に示すようなテストパターンを作製し、パターン間距離を測定し、パターン間距離に応じたリソグラフィ変換差を求めることにより、パターンの輪郭形状に基づくリソグラフィ変換差モデルを作成することができる。
図5(a)〜(c)は、レジスト膜中に形成される光強度分布と加工変換差との関係を説明するための図である。リソグラフィプロセス後のパターン間距離が等しくてもパターンの3次元形状等の様々な要因により、マスク材料であるレジスト膜中に形成される光強度分布(光学像又は潜像)が異なるため、加工変換差が異なってくる。例えば、図5(a)に示すように、補正対象パターン110から隣接パターン111までの距離D1を等しくし、隣接パターン111の数(配置)、形状が異なるテストパターン11A,11D,11Eを作製し、これらのテストパターン11A,11D,11Eについて、図5(a)の線A−Aにおける光強度分布を求めてみると、図5(b)に示すように、テストパターン11A,11D,11Eの配置等によって光強度分布が異なり、図5(c)に示すように、加工変換差が異なってくる。これは、光強度分布の相違によってレジストパターンの各部の高さやエッジの傾き等の3次元形状が異なるためである。図5(c)のパターン間距離D2、D3における加工変換差は、図5(a)と同様に各テストパターン11A,11D,11Eの補正対象パターン110から隣接パターン111までの距離をD2、D3としたときの加工変換差である。
以上、説明したようにレジスト膜に形成された光強度分布が加工変換差に影響することから、本実施の形態では、以下に説明する補正を行う。
まず、ステップS15で設定したターゲットとなるマスクデータに基づいて、光学像(潜像)を計算し(S16)、光学像から評価点位置での特徴量を算出し、加工変換差残差量モデルを作成する(S17)。
ここで、「加工変換差残差量モデル」とは、加工変換差モデルにより求められた最終パターンの予測形状とエッチングプロセスにより実際に得られた形状との残差量をリソグラフィプロセスでレジスト膜中に形成される光強度分布の特徴量(パターンの輪郭形状以外の要因)に関係付けた関数(変換差残差量関数)をいう。
本実施形態において、プロセス間でのパターン形状を関係付けた第1の変換関数を用いて第1のパターン形状から予測した第2のパターン形状と、第1のパターンに対して実際にプロセスを適用することで得られたパターン形状との残差量を、第1及び第2のパターンの輪郭形状以外の要因に関係付けた関数を第1の変換差残差量関数と呼ぶ。また、プロセス間でのパターン形状を関係付けた第2の変換関数を用いて第2のパターン形状から予測した第3のパターン形状と、第2のパターンに対して実際にプロセスを適用することで得られた第3のパターン形状との残差量を第2及び第3のパターン輪郭形状以外の要因に関係付けた関数を第2の変換差残差量関数と呼ぶ。以降のプロセス間のパターン形状残差量の関係においても、同様に変換差残差量関数を定義できるものとする。変換差残差量関数には、例えば加工変換差残差量モデルのみならず、リソグラフィプロセスにおける残差量をマスクパターンとレジストパターンのパターン輪郭形状以外の要因、例えば後述するマスク基板に形成された電子線強度分布に関係付けたリソグラフィ変換差残差量モデル等が挙げられる。
図6(a)〜(e)、図7は、加工変換差残差量モデルの作成例を説明するための図である。図6(a)に示すように、図5で説明した如く、各テストパターンを用いてパターン間距離と加工変換差を求める。次に、図6(b)に示すように、パターンの代表加工変換差(加工後パターンの予測形状と加工前パターンの形状の差)を各テストパターンの加工変換差の平均値等により求める。次に、図6(c)に示すように、加工変換差残差量とパターン間距離との関係を求める。同図では、テストパターン11Aのみを図示する。加工変換差残差量は、加工変換差から代表加工変換差を差し引いたものであり、ここでは、ΔEt’grで表す。既に求めたパターン間距離に対応した光強度分布からパターン間距離毎に特徴量を抽出する。抽出する特徴量としては、例えば、光強度傾きSlope、最大光強度Imax、最小光強度Imin、近傍積算光強度I_integ等があるが、これらに限定されない。また、光強度傾きSlope、最大光強度Imax、最小光強度Imin、近傍積算光強度I_integのいずれか1つ又は2つでもよい。なお、上記代表加工変換差は、各テストパターンの加工変換差の最大値と最小値の平均値でもよい。
図7は、近傍積算光強度I_integの算出方法を示す図である。近傍積算光強度I_integは、求める点の光強度Iと近傍積算光強度計算用関数(例えば、ガウシアン関数)gとの畳込み積I*gから求めることができる。
算出した特徴量を、図6(d)に示すようなパターン毎に加工変換差残差と特徴量の対応テーブルを生成する。このテーブルから重回帰手法等を用いて図6(e)に示すようなΔEt’gr=G(Slope,Imax,Imin、、)からなる加工変換差残差量モデル(関数)を作成する。
次に、評価点位置での加工変換差残差量を加工変換差残差量モデルにより取得し(S18)、設計データからの加工変換差を考慮して予測したリソグラフィターゲット形状の予測値(第1のリソ形状予測値)と、マスク形状からのリソグラフィ変換差モデルを用いて予測したリソグラフィ形状の予測値(第2のリソ形状予測値)に対して加工変換差残差量モデルを用いて算出した加工プロセスによる変換差残差量を加味(バイアス)した値との差の絶対値が許容値未満か否かを判定する(S19)。この判定を式で表すと、以下のようになる。
|Fetg-1(Pdesign(r))-{Flitho(Pmask(r)i)+Getg(NPresist(r)i)}|<ε …式(1)
但し、Fetg-1(Pdesign(r)):加工変換差モデルを逆変換したものであり、設計データからレジストターゲットパターン(第1のリソ形状予測値)を求める式である。
Pmask(r)i:マスクパターンの形状である(iは逐次を意味している)。
Flitho(Pmask(r)i):マスクパターン形状からリソグラフィ変換差モデルを用いた形状予測値である。
Getg(NPresist(r)i):加工変換差残差量モデルである。
NPresist(r)i:レジストパターンの2次元パターン輪郭形状以外の要因であり、例えば、レジストに形成された光学像の強度である。
式(1)の左辺が許容値未満の場合は(S19:Yes)、評価点位置に対応するマスクターゲットが確定し(S20)、式(1)の左辺が許容値未満でない場合は(S19:No)、評価点位置に対応するマスクターゲットを移動させる(S21)。上記ステップS16〜S20を全ての評価点について行う(S22)。以上の動作によりマスクターゲットが確定する(S23)。
なお、上記S16〜S23のマスクターゲット確定方法では、所定の評価点に対してマスクターゲット位置を補正し確定した後、一旦補正した後のマスクターゲットに基づいて、他の評価点に対してマスクターゲット位置を検証及び補正する。しかしながら、S15で設定した補正前のマスクターゲットに基づいて、所定の評価点のマスクターゲット位置を補正し確定するとともに、他の評価点さらには他の全ての評価点に対しても補正前のマスクターゲットに基づいてマスクターゲット位置を補正することも可能である。
また、加工変換差モデルと加工変換差残差量モデルからエッチング後の加工後パターンの形状を予測することができる。この関係を式に表すと、次のようになる。
Petch(r)=Fetg(Presist(r))+Getg(NPresist(r)) …式(2)
但し、Petch(r):エッチング後のパターンの形状を規定する関数
Fetg(Presist(r)):加工変換差モデル(変換関数)
Getg(NPresist(r)):加工変換差残差量モデル(変換差残差量関数)
次に、具体的なパターンに上記補正フローを適用した場合について図8を参照して説明する。図8(a)に示す設計データ5に対して加工変換差補正を行うと(S11)、図8(b)に示すリソグラフィターゲット(第1のリソ形状予測値)12が形成され(S12)、リソグラフィターゲット12に対して同様にリソグラフィ変換差補正を行うと(S14)、図8(c)に示すマスクパターン形状13(マスクターゲット)が形成される(S15)。一方、マスクパターン形状13からリソグラフィ変換差モデルによりリソグラフィ後のパターン形状を予測した場合は、例えば、図8(d)に示す楕円状のリソグラフィ後のパターン形状14が得られる。ここで、リソグラフィ後のパターン形状14がリソグラフィターゲット12に一致するようにマスクパターン形状13を調整して求める。しかしながら、図8(d)に示すように、リソグラフィターゲット12とリソグラフィ後の予測パターン形状14は、シミュレーションモデルや変換差補正の精度上の問題から、完全には一致しない場合がある。しかし、パターン形状14をレジストパターンとして被加工膜を加工した場合、上述したように加工変換残差が発生してしまう。したがって、加工変換残差量を考慮してリソグラフィターゲットを設定する必要がある。さらに、そのリソグラフィ後の形状を形成するための適切なマスクパターン形状を算出する必要がある。
そこで、図8(e)、図8(f1)に示すように、図8(d)で設定したマスクパターン形状13に基づいてレジスト膜に形成される光学像(潜像)の計算を行い(S16)、図8(f2)に示す光強度分布から加工変換差残差量を算出し、加工変換差残差量から加工変換差残差量モデルを作成する(S17)。ただし、加工変換差残差量モデルは、マスクパターン形状13に基づいて作成しなくてもよく、テストマスクパターン等に基づいて、別途作成してもよい。或いは予め作成された加工変換差残差量モデルを読み出してもよい。図8(f2)は、図8(f1)のB−B上の光強度を示す。マスクパターン形状13からリソグラフィ変換差モデルによりリソグラフィ後のパターン形状を予測し、さらに加工変換差残差量モデルを用いた変換差残差量をバイアスすると、図8(g)に示すリソグラフィ後のパターン形状(第2のリソ形状予測値)15が得られる。この段階では、第2のリソ形状予測値のパターン形状15とリソグラフィターゲット12との間に形状差が存在する。そこで、図8(h)に示すように、第2のリソ形状予測値のパターン形状15がリソグラフィターゲット12の形状に一致或いは許容誤差内におさまるようにマスクパターン形状13を変更し、例えば、図8(i)に示すように、マスクパターン形状13の縦方向の長さがやや短く補正され、中央の幅がやや長く補正され、加工変換差残差量を最小にしたマスクパターン形状13、すなわちマスクターゲットが確定する。
なお、前述の図8Bに示すマスクターゲット確定方法では、リソグラフィ後のパターン予測形状14に対して加工変換差残差量をバイアスさせた予測形状15と、設計データから加工変換差補正を施したリソグラフィターゲット12と比較検証している。しかし、他の方法として、設計データから加工変換差補正を施したリソグラフィターゲット12に対して加工変換差残差量をバイアスさせて新たにリソグラフィターゲットを設定し、新たに設定したリソグラフィターゲットと一致するようにリソグラフィ後のパターン予測形状14を合わせこみ、許容誤差となるか否かの検証を繰り返して、マスクターゲットを補正し確定する方法も考えられる。
本実施の形態の近接効果補正方法によれば、最終パターンを高精度に予測することができ、マスクパターンを作成する描画データを高精度に補正することができる。
なお、図2Bでは、ステップS22で全ての評価点について終了していないとき(S22:No)、ステップS16に戻る構成としたが、ステップS16に戻らずに、マスクパターンからリソグラフィ変換差モデルにより予測したリソグラフィ形状がリソグラフィターゲットに一致、或いは許容誤差内に収まるようにマスクパターン形状を変更(S21)してもよい。これにより、図2Bと比べて、演算時間を短くすることができる。
[第2の実施の形態]
本発明の第2の実施の形態に係るパターン予測方法、パターン補正方法は、マスクプロセス(第1の工程)により形成されるマスクパターン(第1のパターン)とリソグラフィプロセス(第2の工程)により形成されるレジストパターン(第2のパターン)とをパターンの輪郭形状に基づいて関係付けたリソグラフィ変換差モデル(変換関数)を取得する第1のステップと、リソグラフィ変換差モデルにより求められるレジストパターンの予測形状とリソグラフィプロセスにより実際に得られるレジストパターンの形状との残差量をパターンの輪郭形状以外の要因に関係付けたリソグラフィ変換差残差量モデル(変換差残差量関数)を取得する第2のステップと、変換関数及び変換差残差量関数を用いてマスクパターンの形状からレジストパターンの形状を予測する第3のステップと、予測されたレジストパターンの形状からマスクパターンの形状を補正する第3のステップとを含む。
レジストパターンの形状は、以下の式で予測することできる。
Presist(r)=Flitho(Pmask(r))+Glitho(NPmask(r)) …式(3)
但し、Presist(r):レジストパターンの形状を規定する関数
Flitho(Pmask(r)):リソグラフィ変換差モデル(変換関数)
Glitho(r):リソグラフィ変換差残差量モデル(変換差残差量関数)
リソグラフィ変換差残差量モデルは、パターンの輪郭形状以外の要因として、マスクパターンを作製する際にマスク材料に形成される電子線強度分布等を用いることができる。
第2の実施の形態のパターン予測方法、パターン補正方法によれば、レジストパターンを高精度に予測することができ、マスクパターンを高精度に補正することができる。
また、予測したパターン形状とターゲットパターンとして予め設定したレジストパターン形状とを比較して、それらの差が許容値未満か否かを検証し、許容値以上であれば、許容条件を満たすようにマスクパターンを適宜補正することができる。
さらに、本実施形態で説明したパターン予測方法、及びパターン補正方法を第1の実施の形態で説明したパターン予測方法及びパターン補正方法に組み合わせることも可能である。すなわち、マスクパターン形状からリソグラフィ変換差モデル(第1の変換関数)とリソグラフィ変換差残差量モデル(第1の変換差残差量関数)を用いてレジストパターンを予測し、予測したレジストパターンから加工変換モデル(第2の変換関数)及び加工変換差残差量モデル(第2の変換差残差量関数)を用いて加工後パターンを予測することができる。
加えて、第1の実施の形態で説明したパターン補正方法において、図8Bに示すマスクパターン形状13からリソグラフィ後のパターン形状15を予測するにあたり、上述のリソグラフィ変換残差量モデルを加えてリソグラフィ後のパターン形状を予測する。この予測結果とリソグラフィターゲット12とが一致或いは許容誤差未満におさまるようにマスクパターン形状を補正し、確定することができる。
また、マスクパターン形状から、リソグラフィ変換差モデル及び加工変換差モデルと、リソグラフィ変換残差量モデル及び加工変換差残差量モデルの少なくとも一つのモデルを用いて、加工後パターンを予測し、加工後パターンと設計パターンとの比較検証に基づき、マスクパターン形状を補正することもできる。
[第3の実施の形態]
本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置の製造方法では、第1、第2の実施の形態に係るパターン予測方法によってパターン形状を変換することで予測したパターン形状とターゲットパターン(例えば、設計パターンやリソグラフィターゲットパターン)との差分を測定する工程と、前記測定差分が許容値未満であれば、前記変換前のパターン(例えば、レジストパターンやマスクパターン)を半導体基板上に転写すべき転写パターンとして確定し、前記測定差分が許容値以上であれば、前記測定差分が許容値未満となるように前記変換前のパターンを補正したパターンを転写パターンとして確定する工程とを含む転写パターン確定工程により確定した前記転写パターンを半導体基板上に転写する。転写パターンは、半導体基板上に形成された絶縁膜、半導体膜または導電膜等の被加工膜にリソグラフィプロセス又は加工プロセスにより転写される。
[第4の実施の形態]
本発明の第4の実施の形態に係るプログラムは、第1、第2の実施の形態に係るパターン予測方法、パターン補正方法を図9、図10に示すステップとしてコンピュータに実行させるものである。このプログラムは、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録して提供することができ、インターネット等のネットワークを介してサーバからダウンロードすることにより提供することができる。
図9は、第1例のパターン補正方法に関するフローチャートを示す。変換関数読み出し部により、第1の工程により形成される第1のパターンと前記第1の工程に続く第2の工程により形成される第2のパターンとを前記第1及び第2のパターンの輪郭形状に基づいて関係付けた変換関数を読み出し(S30)、変換差残差量関数読み出し部により、前記変換関数により求められる前記第2のパターンの予測形状と前記第2の工程により実際に得られる前記第2のパターンの形状との残差量を前記第1及び第2のパターンの輪郭形状以外の要因に関係付けた変換差残差量関数を読み出し(S31)、パターン形状予測部により、変換関数と変換差残差量関数を用いて前記第1のパターンの形状から前記第2のパターンの形状を予測し(S32)、パターン形状検証/補正部により、予測された前記第2のパターンの形状とターゲットパターン形状との比較検証結果に基づいて前記第1のパターンの形状を補正する(S33)。
図10は、第2例のパターン補正方法に関するフローチャートを示す。第1の変換関数読み出し部により、第1の工程により形成される第1のパターンと前記第1の工程に続く第2の工程により形成される第2のパターンとを前記第1及び第2のパターンの輪郭形状に基づいて関係付けた第1の変換関数を読み出し(S40)、第2の変換関数読み出し部により、前記第2の工程により形成される前記第2のパターンと前記第2の工程に続く第3の工程により形成される第3のパターンとを前記第2及び第3のパターンの輪郭形状に基づいて関係付けた第2の変換関数を読み出し(S41)、第1又は第2の変換差残差量関数読み出し部により、第1の変換関数により求められる第2のパターンの予測形状と第2の工程により実際に得られる第2のパターンの形状との残差量を第1及び第2のパターンの輪郭形状以外の要因に関係付けた第1の変換差残差量関数、又は、第2の変換関数により求められる前記第3のパターンの予測形状と前記第3の工程を実際に適用して得られる前記第3のパターンの形状との残差量を前記第2及び第3のパターンの輪郭形状以外の要因に関係付けた第2の変換差残差量関数を読み出し(S42)、パターン形状予測部により、第1の変換関数、第2の変換関数及び、第1又は第2の変換差残差量関数を用いて前記第1のパターンの形状から前記第3のパターン形状を予測し(S43)、パターン形状検証/補正部により、予測された前記第3のパターンの形状とターゲットパターン形状との比較検証結果に基づいて前記第1のパターンの形状を補正する(S44)。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されず、その発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々な変形が可能である。
例えば、本発明は、マスクを用いずに電子線リソグラフィを用いてレジストパターンを形成する場合にも適用することができる。これにより、マスクの作製を省略することができる。
また、第1及び第2の実施の形態において予測手法及び補正手法を示しているが、本予測手法を用いて、例えばマスクデータ等に適用して加工後形状を予測し、所望設計データとの比較を行うといったいわゆる検証手法にもちいることも可能である。その結果、より高精度な検証を実施することができることは明らかである。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るパターン予測方法、パターン補正方法を模式的に示す図である。 図2Aは、補正の内容を示すフローチャートである。 図2Bは、補正の内容を示すフローチャートである。 図3(a)〜(c)は、加工変換差モデルの作成例を説明するための図である。 図4は、加工変換差モデルを説明するための図である。 図5(a)〜(c)は、レジスト膜中に形成される光強度分布と加工変換差との関係を説明するための図である。 図6(a)〜(e)は、加工変換差残差量モデルの作成例を説明するための図である。 図7は、近傍積算光強度I_integの算出方法を示す図である。 (a)〜(d)は、具体的なパターンに補正フローを適用した場合を説明するための図である。 (e)〜(i)は、具体的なパターンに補正フローを適用した場合を説明するための図である。 図9は、パターン補正方法の一例を示すフローチャートである。 図10は、パターン補正方法の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 描画データ、2 マスクパターン、3 レジストパターン、4 被加工膜パターン、
5 設計データ、10 補正、11A〜11E テストパターン、
12 リソグラフィターゲット、13 マスクパターン形状、
14,15 リソグラフィ後のパターン形状、110a 注目点、
110 補正対象パターン、111,112 隣接パターン、D1〜D3 距離

Claims (5)

  1. 第1の工程により形成される第1のパターンと前記第1の工程に続く第2の工程により形成される第2のパターンとを前記第1及び第2のパターンの輪郭形状に基づいて関係付けた変換関数と、
    前記変換関数により求められる前記第2のパターンの予測形状と前記第2の工程を実際に適用して得られる前記第2のパターンの形状との残差量を前記第1及び第2のパターンの輪郭形状以外の要因に関係付けた変換差残差量関数と、
    を用いて前記第1のパターンの形状から前記第2のパターンの形状を予測することを特徴とするパターン予測方法。
  2. 第1の工程により形成される第1のパターンと前記第1の工程に続く第2の工程により形成される第2のパターンとを前記第1及び第2のパターンの輪郭形状に基づいて関係付けた変換関数と、
    前記変換関数により求められる前記第2のパターンの予測形状と前記第2の工程により実際に得られる前記第2のパターンの形状との残差量を前記第1及び第2のパターンの輪郭形状以外の要因に関係付けた変換差残差量関数と、
    を用いて前記第1のパターンの形状から予測された前記第2のパターンの形状に基づいて前記第1のパターンの形状を補正することを特徴とするパターン補正方法。
  3. 第1の工程により形成される第1のパターンと前記第1の工程に続く第2の工程により形成される第2のパターンとを前記第1及び第2のパターンの輪郭形状に基づいて関係付けた第1の変換関数と、
    前記第2の工程により形成される前記第2のパターンと前記第2の工程に続く第3の工程により形成される第3のパターンとを前記第2及び第3のパターンの輪郭形状に基づいて関係付けた第2の変換関数と、
    前記第1の変換関数により求められる前記第2のパターンの予測形状と前記第2の工程により実際に得られる前記第2のパターンの形状との残差量を前記第1及び第2のパターンの輪郭形状以外の要因に関係付けた第1の変換差残差量関数、又は、前記第2の変換関数により求められる前記第3のパターンの予測形状と前記第3の工程を実際に適用して得られる前記第3のパターンの形状との残差量を前記第2及び第3のパターンの輪郭形状以外の要因に関係付けた第2の変換差残差量関数と、
    を用いて前記第1のパターンの形状から予測された前記第3のパターンの形状に基づいて前記第1のパターンの形状を補正することを特徴とするパターン補正方法。
  4. 請求項1記載のパターン予測方法によって予測した前記第2のパターンとターゲットパターンとの差分を測定する工程と、前記差分が許容値未満であれば、前記第1のパターンを転写パターンとして確定し、前記差分が許容値以上であれば、前記差分が許容値未満となるように前記第1のパターンを補正したパターンを転写パターンとして確定する工程と、を含む工程により確定した前記転写パターンを半導体基板上に転写することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 第1の工程により形成される第1のパターンと前記第1の工程に続く第2の工程により形成される第2のパターンとを前記第1及び第2のパターンの輪郭形状に基づいて関係付けた変換関数と、
    前記変換関数により求められる前記第2のパターンの予測形状と前記第2の工程を実際に適用して得られる前記第2のパターンの形状との残差量を前記第1及び第2のパターンの輪郭形状以外の要因に関係付けた変換差残差量関数と、
    を用いて前記第1のパターンの形状から前記第2のパターンの形状を予測するステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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