JP2014059362A - マスクデータの作成方法、プログラム、情報処理装置及びマスク製造方法 - Google Patents

マスクデータの作成方法、プログラム、情報処理装置及びマスク製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014059362A
JP2014059362A JP2012203005A JP2012203005A JP2014059362A JP 2014059362 A JP2014059362 A JP 2014059362A JP 2012203005 A JP2012203005 A JP 2012203005A JP 2012203005 A JP2012203005 A JP 2012203005A JP 2014059362 A JP2014059362 A JP 2014059362A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
cells
evaluation value
correction pattern
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012203005A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014059362A5 (ja
JP5980065B2 (ja
Inventor
Ryo Nakayama
諒 中山
Tei Arai
禎 荒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2012203005A priority Critical patent/JP5980065B2/ja
Priority to US14/023,845 priority patent/US8945801B2/en
Publication of JP2014059362A publication Critical patent/JP2014059362A/ja
Publication of JP2014059362A5 publication Critical patent/JP2014059362A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5980065B2 publication Critical patent/JP5980065B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F30/00Computer-aided design [CAD]
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/68Preparation processes not covered by groups G03F1/20 - G03F1/50
    • G03F1/70Adapting basic layout or design of masks to lithographic process requirements, e.g., second iteration correction of mask patterns for imaging
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70425Imaging strategies, e.g. for increasing throughput or resolution, printing product fields larger than the image field or compensating lithography- or non-lithography errors, e.g. proximity correction, mix-and-match, stitching or double patterning
    • G03F7/70433Layout for increasing efficiency or for compensating imaging errors, e.g. layout of exposure fields for reducing focus errors; Use of mask features for increasing efficiency or for compensating imaging errors
    • G03F7/70441Optical proximity correction [OPC]

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Evolutionary Computation (AREA)
  • Geometry (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Abstract

【課題】 現像以降のプロセスの影響を考慮したパターン補正を行いつつ、計算時間をより短縮することができるマスクデータの作成方法を提供する。
【解決手段】 単一セルのパターンの像を基板上のレジストに投影してレジストを現像した後に基板上に形成されるパターンの評価値が目標値に近づくように補正された単一セルの第1補正パターンのデータを複数のセルのそれぞれについて取得し、単一セルの第1補正パターンの投影光学系による投影像を評価して得られる第1評価値を複数のセルのそれぞれについて取得し、複数のセルを隣接させた場合に複数のセルの第1補正パターンの投影像を評価して得られる第2評価値を計算し、第2評価値が第1評価値に近づくように、隣接された複数のセルの第1補正パターンを補正して第2補正パターンを作成するマスクデータの作成方法。
【選択図】 図1

Description

本発明は、マスクデータの作成方法、プログラム、情報処理装置及びマスク製造方法に関する。
半導体デバイスを作製するため、露光装置を用いてマスクを照明し、マスクのパターンの像をウエハに投影してウエハ上にパターンを転写する。ウエハ上にパターンを高精度に転写するため、プロセス近接効果補正(PPC)を施したマスクパターンを用いることが知られている。PPCは、光近接効果補正を含み、レジストの現像やウエハのエッチングのプロセス工程における影響を考慮してマスクのパターンを補正する技術である。
特許文献1には、所定の電気的機能を持った回路パターンを構成する要素(セル)の1つ1つについて予めPPCを施してライブラリに保存しておくことが記載されている。さらに、ライブラリから選択された複数のセルを隣接させてマスクのパターンを作成する際に、セル間の境界部に生じるプロセス近接効果を再度補正することが記載されている。このようにすれば、補正なしのセルを複数配置してマスクパターンを作成してからマスクパターン全体にPPCを施す場合と比較して計算時間を短縮することができる。
非特許文献1には、1Dレイアウト技術と呼ばれる回路パターンの作製方法が記載されている。この技術では、まず、ウエハ上に単一ピッチのラインアンドスペース(L/S)パターンを形成し、その後、複数の位置にホールパターンを露光して、L/Sパターンの一部を切断することによって回路パターンを作製する。この技術は、縦方向にも横方向にも延びる2次元的なパターンよりも露光が技術的に容易である。この技術においても、特許文献1の記載の発明のように、PPC済みの複数のセルを隣接させてセル間の境界部にPPCを行ってマスクパターンを作成する方法が用いられる。
特開2005−84101号公報
Michael C.Smayling et.al.,"Low k1 Logic Design using Gridded Design Rules"Proc.of SPIE Vol.6925(2008)
1Dレイアウト技術に用いられるパターンの1つ1つのセルの面積は小さい。面積が小さい多数のセルを隣接させてマスクパターンを作成すると、セル間の境界部の面積がマスクパターン全体の大部分を占める。そのため、特許文献1に記載の発明のように、PPC済みの小さなセル同士の境界部に再度PPCを施すと、境界部におけるPPCの計算時間が長くなり、計算時間の短縮の効果が小さい。
光近接効果補正のみの計算では、現像やエッチングの計算も含むPPCに比べて計算時間が短いが、現像やエッチングのプロセスの影響を反映していないため、マスクパターンの補正が不十分である。
そこで、本発明では、現像以降のプロセスの影響を考慮したパターン補正を行いつつ、計算時間をより短縮することができるマスクデータの作成方法を提供することを目的とする。
本発明の一側面としての作成方法は、マスクを照明し、投影光学系を用いて前記マスクのパターンの像を基板に投影して前記基板を露光する露光装置に用いられる前記マスクのデータをコンピュータを用いて作成する作成方法であって、単一セルのパターンの像を基板上のレジストに投影して前記レジストを現像した後に前記基板上に形成されるパターンの評価値が目標値に近づくように補正された前記単一セルの第1補正パターンのデータを、複数のセルのそれぞれについて取得する工程と、前記単一セルの第1補正パターンの前記投影光学系による投影像を評価して得られる第1評価値を、前記複数のセルのそれぞれについて取得する工程と、前記複数のセルを隣接させた場合に、前記複数のセルの第1補正パターンの前記投影光学系による投影像を評価して得られる第2評価値を計算する工程と、前記第2評価値が前記第1評価値に近づくように、隣接された前記複数のセルの第1補正パターンを補正して第2補正パターンを作成する工程と、隣接された前記複数のセルの前記第2補正パターンを含む前記マスクのデータを作成する工程とを有することを特徴とする。
本発明によれば、現像以降のプロセスの影響を考慮したパターン補正を行いつつ、計算時間をより短縮することができる。
実施形態1におけるマスクデータの作成方法を示すフローチャートである。 各セルのパターンを説明するための図である。 セルAとセルBを隣接させた場合の図である。 投影像の寸法CDO1、CDO2と、第2補正パターンの投影像のY方向の寸法CDO3を比較した図である。 レジスト像の寸法CDR1、CDR2およびCDR3を比較した図である。 セル間の距離の規定について説明するための図である。 実施形態2におけるマスクデータの作成方法を示すフローチャートである。 各ホールの投影像の寸法CDO4と、CDO1及びCDO2とを比較した図である。
(実施形態1)
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。本実施形態では、光源からの光を用いて照明光学系によりマスク(レチクル)を照明し、投影光学系を用いてマスクのパターンの像をウエハ上(基板上)に投影して基板を露光する露光装置に用いられるマスクのデータを作成する。本発明は、IC、LSIなどの半導体チップ、液晶パネルなどの表示素子、磁気ヘッドなどの検出素子、CCDなどの撮像素子等の各種デバイスの製造やマイクロメカニクスで用いられるマスクのパターンのデータを作成するために適用することができる。
図1は、本実施形態におけるマスクデータの作成方法を示すフローチャートである。本作成方法はコンピュータなどの情報処理装置を用いて行われる。例えば図1に示す各ステップを実行可能なプログラムをネットワーク又は記録媒体を介して情報処理装置又は情報処理システムに供給し、情報処理装置又はシステムがメモリなどの記憶媒体に記憶されたプログラムを読みだして実行することで実現される。
S101では、単一のセルについてプロセス近接効果補正(PPC)が行われた補正パターンのデータをコンピュータが取得する。プロセス近接効果補正(PPC)では、基板に対する現像、エッチングやイオン注入など現像以降のプロセスの影響を考慮して補正が行われる。
図2(a)は、セルAのパターンを説明するための図である。図2(b)は、セルBのパターンを説明するための図である。セルAは矩形状ホールのパターンA1−1とA4−1を有する。セルBは矩形状ホールのパターンB1−1〜B4−1を有する。各ホール(パターン要素)は、参考に点線で示すラインアンドスペースパターンと重なった部分でパターンを切断するために用いられる。各ホールの矩形内の円はホールパターンの投影像(光学像)の輪郭であり、輪郭上にある黒丸同士の間隔は投影像のY方向(縦方向)の寸法(CD)を示す。本実施形態では、各ホールのY方向の寸法の目標値を70nmに設定している。
まず、パターンの補正がされていないセルAのみを露光装置の投影光学系の物体面に配置した場合にウエハ上に投影される投影像のデータを取得する。そして、その投影像で露光されたレジストを現像した場合にウエハ上に形成されるレジスト像のデータを取得し、セルAのパターンとの関係を求める。セルBについても同様に、パターンの補正がされていないセルBのみを露光装置の投影光学系の物体面に配置した場合にウエハ上に投影される投影像、レジスト像のデータを取得する。取得する投影像およびレジスト像のデータは、実際にウエハ上に形成されたパターンをSEMなどで実測した結果でもよいし、シミュレーションによる計算結果でもよい。像の評価には、寸法(線幅)、NILS、光強度などの評価指標を用いることができる。
本実施形態では、レジスト像を計算するレジストシミュレータを用いて、単一セルのパターンの像をウエハ上のレジストに投影して、レジストを現像した後にウエハ上に形成されるパターンのレジスト像を計算する。そして、そのレジスト像のY方向の寸法CDR1を評価値として計算する。そして、その評価値が目標値の70mmに近づくように、各ホールの寸法を補正する。投影像のシミュレーションにおいては、光源の波長を193nm、投影光学系の開口数(NA)を1.35、有効光源分布(照明光学系の瞳面における光強度分布)をダイポール(2重極)とし、一定の露光量の下、ベストフォーカス位置における像を計算した。セルAとセルBとはそれぞれ独立して計算される。
表1に、補正した後の各ホール(第1補正パターン)のY方向の寸法CDM1と、第1補正パターンによるレジスト像のY方向の寸法CDR1を示す。
Figure 2014059362
表1から、各ホールのレジスト像の寸法が目標値に近くなっており、プロセス効果補正が正しく行われたことが分かる。このように補正された第1補正パターンを有する各セルは、コンピュータのメモリなどの記憶部にライブラリとして保存される。ユーザーは、ライブラリの中から、マスクのパターンを作成するために使用するセルを選択する。そして、コンピュータは、ライブラリに保存された複数のセルの中から選択されたセルのデータを記憶部から呼び出して、セルの第1補正パターンのデータを取得する。
S102では、単一セルの第1補正パターンの投影光学系による投影像を評価して得られる評価値(第1評価値)を、各セルについて取得する。まず、単一セルの第1補正パターンの投影光学系による投影像を計算する。ここで、セルAとセルBとは、光近接効果の影響を互いに受けないように、それぞれ独立して計算される。そして、計算された投影像を評価する。評価値として、S101で用いた像のY方向の寸法を用いる。表2に、各セルの第1補正パターンの投影光学系による投影像のY方向の寸法CDO1(第1評価値)を示す。
Figure 2014059362
表2に示すように、CDO1には目標値70nmから5nm程度ずれている場合もある。これは、現像やエッチングの影響によりウエハ上に形成されるパターンが投影像とは異なるように形成されるためである。
コンピュータは、単一セルの第1補正パターンの投影像の寸法CDO1を演算部で計算することに取得してもよいし、別のコンピュータにより予め計算されて記憶されたデータを読み込みことにより取得してもよい。
S103では、マスクのパターンを作成するために、マスク上における各セルの配置を決定する。図3に、セルAとセルBとを隣接配置させた場合の図を示す。本実施形態では、セルAとセルBとを所定の距離だけ離して隣接させる。距離については後で詳説する。
S104では、マスク上において複数のセルを隣接させた場合に、複数のセルの第1補正パターンの投影像を計算して、その投影像の評価値(第2評価値)を計算する。まず、第1補正パターンを有するセルAとセルBとを隣接させた場合に、セルAとBの第1補正パターンの投影像を計算する。そして、その投影像のY方向の寸法CDO2(第2評価値)を計算する。表3に、単一セルの第1補正パターンの投影光学系による投影像のY方向の寸法CDO1と、セルを隣接させた場合の第1補正パターンの投影像のY方向の寸法CDO2との比較を示す。
Figure 2014059362
表3に示すように、CDO1とCDO2とは必ずしも一致しない。これは、各セルを隣接させた場合に各セルが互いに光近接効果による影響を受けるためである。特に、A4−1とB1−3のホールの変動が大きく、隣接配置による光近接効果の影響が特に大きいことが分かる。
S105では、第2評価値が第1評価値に近づくように、隣接された複数のセルA、Bの第1補正パターンを補正して第2補正パターンを作成する。そして、作成された第2補正パターンを含むマスクのデータを作成する(S106)。なお、パターンの補正は、矩形状のホールの寸法(辺の長さ)のバイアスを調整することにより行う。ただし、このような補正に限らず、複雑な形状の補正でも構わない。マスクのデータとして、マスクの透過率や位相のデータを含んでもよい。
表4に、第1補正パターンのY方向の寸法CDM1と、第2補正パターンのY方向の寸法CDM2との比較を示す。
Figure 2014059362
図4は、投影像の寸法CDO1、CDO2と、第2補正パターンの投影像のY方向の寸法CDO3を比較した図である。CDO1とCDO2の差のRMS値は2.90nmであるのに対して、CDO1とCDO3の差のRMS値は0.06nmであり、CDO1とCDO3とが同様となっていることが分かる。
このように、第2評価値が第1評価値に近づくように、隣接された複数のセルの第1補正パターンを補正すれば、第2補正パターンの投影像が、単一セルの場合の第1補正パターンの投影像CDO1と同様になる。そのため、第2補正パターンのレジスト像が、単一セルの場合の第1補正パターンのレジスト像の寸法CDR1と同様になることが予想される。したがって、投影像のみの計算によって求めた第2補正パターンには、現像のプロセスの影響を考慮した補正分が加味されており、第2補正パターンを用いることで目標値に近いパターンをウエハ上に形成することができる。また、第1補正パターンを補正して第2補正パターンを作成する際に、レジスト像の計算を行わず投影像の計算だけで済むため、計算時間を短縮することができる。
次に、本実施形態の作成方法の妥当性について説明する。本実施形態で決定した第2補正パターンに対してレジスト像の計算を行い、レジスト像のY方向の寸法CDR3を求めた。また、比較のため、セルを隣接させた場合の第1補正パターンのレジスト像を計算し、そのレジスト像の寸法CDR2も求めた。図5は、レジスト像の寸法CDR1、CDR2およびCDR3を比較した図である。図5から、CDR1とCDR2の差のRMS値は3.38nmであるのに対して、CDR1とCDR3の差のRMS値は0.50nmであり、CDR1とCDR3とが同様になっていることが分かる。計算に必要な時間については、S101におけるレジスト像の計算では41秒であるのに対して、投影像のみの計算では11秒であった。つまり、投影像のみの計算により計算時間を短縮することができることが分かる。
S103では、セルAとセルBとを、0.36×λ/NA=51.5nmを超える距離86.0nmだけ離して隣接させている。セルAとセルBとを0.36×λ/NAを超える距離Lだけ離して隣接させる理由を説明する。図6は、本実施形態の作成方法でセルAとセルBとを隣接配置させて第2補正パターンを作成した場合の、第2補正パターンの投影像を示す図である。図6(a)はL≧51.5nm(k1≧0.36)の場合、図6(b)はL<51.5nm(k1<0.36)の場合を示す。なお、検証のため、図3の配置に比べ、セルAとセルBとをY方向に所定量ずらしている。
図の点線で囲んだ部分を見ると、(a)および(b)共にY寸法の補正はできているものの、(b)についてはホール同士でブリッジを起こしており、投影像が繋がっていることが分かる。このため、(a)で設定された距離Lと(b)で設定された距離Lとの境目がセルの隣接配置の可能な距離の限界と考える。この時のk1が0.36であったため、S103では0.36×λ/NAを超える距離Lだけセルを離して隣接させている。つまり、複数のセルは、所定の距離より短い距離だけ離して隣接させた場合に第1補正パターンの投影像の一部が繋がるパターンを含んでいる。そのため、第1補正パターンの投影像の一部が繋がらないように、所定の距離だけ、または、所定の距離を超える距離だけ離す必要がある。
以上の説明では、ベストフォーカス位置、一定の露光量の条件を用いたが、複数のフォーカス位置、複数の露光量の条件を用いてもよい。また、セルやマスクのパターンに、ホールパターンとは別の解像しない補助パターンを追加しても良い。
また、2つのセルを横に隣接配置した場合を例に説明したが、上下方向や斜め方向にも隣接配置してもよく、3つ以上のセルを隣接配置しても良い。また、セルの境界部を規定し、その境界部だけに本実施形態の手法を用いたパターン補正をしても良い。
また、本実施形態では、複数のホールが点在したパターンを有するセルを用いて説明したが、セル内のホール同士が横方向に繋がるものが含まれるセルであっても適用できる。また、本実施形態は、セルを構成するパターンの種類として、ホールパターンを用いて説明したが、ラインパターンなどを用いても良いし、様々な種類のパターンが混在したセルを使用しても構わない。
また、パターンの投影光学系による投影像として、投影像を距離についてのガウス関数等で畳み込み積分して得られる像を用いても同様の効果を奏する。ガウス関数等での畳み込み積分の計算は簡易的であり、多くの計算時間を必要としないからである。
(実施形態2)
第2の実施形態では、マスクパターンの寸法の変動に対する投影像寸法の変化率を利用したマスクパターンの作成方法を示す。図7は、第2の実施形態におけるマスクパターンの決定方法を説明するためのフローチャートである。
S205では、セルAとセルBとを隣接配置させた場合において、第1補助パターンの寸法の変動に対する投影像の寸法の変化量を算出する。まず、図3のA1−1の縦寸法が70nmとなるように、ウエハ上の寸法を計算する際の露光量を決定する。そして、決定された露光量の条件下で、A4−1からB4−1のホールの寸法をホール毎に、1nm(単位量)大きくした時の投影像の寸法の変化量(変化率)ΔCDOを計算する。
次に、S206では、ホールの寸法の補正量ΔCDMを算出する。ここでは、ホールの寸法の変化量とΔCDOが比例関係にあると考えて、CDO2とCDO1との差分をΔCDOで割る。これにより求まる値をホールの寸法の補正量ΔCDMとすることにより、CDO2がCDO1と一致する。そして、S207において、補正量ΔCDMだけ第1補正パターンを補正し、補正後ホールパターンの寸法CDM3(第2補正パターン)を算出する。そして、S208において、第2補正パターンをマスクパターンとして決定し、第2補正パターンを有するマスクデータを作成する。
本実施形態における、ステップS205、S206で算出した各種数値は、表5のようになった。
Figure 2014059362
また、本実施形態で作成したマスクパターンCDM3を用いて算出した、各ホールの投影像の寸法CDO4と、CDO1及びCDO2との比較を行った所、その結果は図8のようになった。図8より、CDO1とCDO2の寸法(CD)差のRMS値が2.90nmであるのに対し、CDO1とCDO4のCD差のRMS値は0.60nmであることが分かった。
マスクは電子線描画装置などのマスク製造装置を用いて製造される。具体的には、作成されたマスクデータをマスク製造装置に入力し、入力データに基づいてマスクブランクス上にパターンを描画することによって、パターンが描画されたマスクが製造される。
上述の露光装置を利用した半導体デバイス製造方法を説明する。まず、上記のように製造されたマスクを露光装置に搭載して、感光剤(レジスト)が塗布された基板を露光する。露光装置は、光源からの光を用いて照明光学系によりマスク(レチクル)を照明し、投影光学系を用いてマスクのパターンの像をウエハ(基板)に投影して基板を露光する。そして、前記露光された基板が現像される。さらに、前記デバイス製造方法は、他の周知の工程(酸化、成膜、蒸着、ドーピング、平坦化、エッチング、レジスト剥離、ダイシング、ボンディング、パッケージング等)を含みうる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。

Claims (11)

  1. マスクを照明し、投影光学系を用いて前記マスクのパターンの像を基板に投影して前記基板を露光する露光装置に用いられる前記マスクのデータをコンピュータを用いて作成する作成方法であって、
    単一セルのパターンの像を基板上のレジストに投影して前記レジストを現像した後に前記基板上に形成されるパターンの評価値が目標値に近づくように補正された前記単一セルの第1補正パターンのデータを、複数のセルのそれぞれについて取得する工程と、
    前記単一セルの第1補正パターンの前記投影光学系による投影像を評価して得られる第1評価値を、前記複数のセルのそれぞれについて取得する工程と、
    前記複数のセルを隣接させた場合に、前記複数のセルの第1補正パターンの前記投影光学系による投影像を評価して得られる第2評価値を計算する工程と、
    前記第2評価値が前記第1評価値に近づくように、隣接された前記複数のセルの第1補正パターンを補正して第2補正パターンを作成する工程と、
    隣接された前記複数のセルの前記第2補正パターンを含む前記マスクのデータを作成する工程とを有することを特徴とする作成方法。
  2. 前記複数のセルは、各セルのパターンが互いに異なるセルであることを特徴とする請求項1に記載の作成方法。
  3. 前記複数のセルは、所定の距離より短い距離だけ離して隣接させた場合に前記第1補正パターンの投影像の一部が繋がるパターンを含み、
    前記複数のセルを、前記第1補正パターンの投影像の一部が繋がらないように隣接させることを特徴とする請求項1又は2に記載の作成方法。
  4. 前記マスクを照明する照明光の波長をλ、前記投影光学系の開口数をNAとした場合に、前記所定の距離は0.36×λ/NAであることを特徴とする請求項3に記載の作成方法。
  5. 前記複数のセルを前記所定の距離だけ離して隣接させることを特徴とする請求項3又は4に記載の作成方法。
  6. 前記第1評価値および前記第2評価値はパターンの寸法であって、
    前記第1補正パターンの寸法を単位量だけ変更した場合の前記第1補正パターンの前記投影像の寸法の変化量を計算し、前記変化量および前記第1評価値と前記第2評価値との差分を用いて前記第1補正パターンを補正することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の作成方法。
  7. 前記第1補正パターンは複数のパターン要素を含み、
    前記パターン要素ごとに前記変化量を計算することを特徴とする請求項6に記載の作成方法。
  8. 前記投影光学系による投影像として、前記投影像を距離についてのガウス関数で畳み込み積分して得られる像を用いることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の作成方法。
  9. 請求項1乃至8の何れか1項に記載の作成方法をコンピュータに実行させるプログラム。
  10. 請求項1乃至8の何れか1項に記載の作成方法を実行する情報処理装置又は情報処理システム。
  11. 請求項1乃至8の何れか1項に記載の作成方法によりマスクのデータを作成するステップと、
    作成されたマスクのデータを用いて前記マスクを製造するステップとを有することを特徴とするマスク製造方法。
JP2012203005A 2012-09-14 2012-09-14 マスクデータの作成方法、プログラム、情報処理装置、マスク製造方法、露光方法及びデバイス製造方法 Active JP5980065B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012203005A JP5980065B2 (ja) 2012-09-14 2012-09-14 マスクデータの作成方法、プログラム、情報処理装置、マスク製造方法、露光方法及びデバイス製造方法
US14/023,845 US8945801B2 (en) 2012-09-14 2013-09-11 Method for creating mask data, program, information processing apparatus, and method for manufacturing mask

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012203005A JP5980065B2 (ja) 2012-09-14 2012-09-14 マスクデータの作成方法、プログラム、情報処理装置、マスク製造方法、露光方法及びデバイス製造方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2014059362A true JP2014059362A (ja) 2014-04-03
JP2014059362A5 JP2014059362A5 (ja) 2015-11-05
JP5980065B2 JP5980065B2 (ja) 2016-08-31

Family

ID=50274809

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012203005A Active JP5980065B2 (ja) 2012-09-14 2012-09-14 マスクデータの作成方法、プログラム、情報処理装置、マスク製造方法、露光方法及びデバイス製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8945801B2 (ja)
JP (1) JP5980065B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111279497A (zh) * 2017-11-07 2020-06-12 国际商业机器公司 用于隧道结的阴影掩模面积校正

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08272075A (ja) * 1995-03-06 1996-10-18 Lsi Logic Corp マクロセルライブラリ上での光学近接修正のためのシステム及び方法
JP2005084101A (ja) * 2003-09-04 2005-03-31 Toshiba Corp マスクパターンの作製方法、半導体装置の製造方法、マスクパターンの作製システム、セルライブラリ、フォトマスクの製造方法
JP2007086586A (ja) * 2005-09-26 2007-04-05 Renesas Technology Corp マスクパターン設計方法および半導体装置の製造方法
JP2009210635A (ja) * 2008-02-29 2009-09-17 Toshiba Corp パターン予測方法、パターン補正方法、半導体装置の製造方法、及びプログラム
JP2009282400A (ja) * 2008-05-23 2009-12-03 Toshiba Corp プロセス近接効果の補正方法、プロセス近接効果の補正装置及びプロセス近接効果のパターン補正プログラムを格納した記録媒体
JP2011164484A (ja) * 2010-02-12 2011-08-25 Toshiba Corp マスク検証方法、半導体装置の製造方法およびマスク検証プログラム

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08272075A (ja) * 1995-03-06 1996-10-18 Lsi Logic Corp マクロセルライブラリ上での光学近接修正のためのシステム及び方法
JP2005084101A (ja) * 2003-09-04 2005-03-31 Toshiba Corp マスクパターンの作製方法、半導体装置の製造方法、マスクパターンの作製システム、セルライブラリ、フォトマスクの製造方法
JP2007086586A (ja) * 2005-09-26 2007-04-05 Renesas Technology Corp マスクパターン設計方法および半導体装置の製造方法
JP2009210635A (ja) * 2008-02-29 2009-09-17 Toshiba Corp パターン予測方法、パターン補正方法、半導体装置の製造方法、及びプログラム
JP2009282400A (ja) * 2008-05-23 2009-12-03 Toshiba Corp プロセス近接効果の補正方法、プロセス近接効果の補正装置及びプロセス近接効果のパターン補正プログラムを格納した記録媒体
JP2011164484A (ja) * 2010-02-12 2011-08-25 Toshiba Corp マスク検証方法、半導体装置の製造方法およびマスク検証プログラム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111279497A (zh) * 2017-11-07 2020-06-12 国际商业机器公司 用于隧道结的阴影掩模面积校正
JP2021503171A (ja) * 2017-11-07 2021-02-04 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションInternational Business Machines Corporation 順次シャドウ・マスク蒸着によって作り出される2つの膜の間の重なり面積を補正するための方法および接合を形成する方法
JP7058019B2 (ja) 2017-11-07 2022-04-21 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 順次シャドウ・マスク蒸着によって作り出される2つの膜の間の重なり面積を補正するための方法および接合を形成する方法
CN111279497B (zh) * 2017-11-07 2023-12-26 国际商业机器公司 用于隧道结的阴影掩模面积校正

Also Published As

Publication number Publication date
JP5980065B2 (ja) 2016-08-31
US8945801B2 (en) 2015-02-03
US20140080041A1 (en) 2014-03-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109582995B (zh) 集成电路制造方法及其制造系统
US8913120B2 (en) Method for emulation of a photolithographic process and mask inspection microscope for performing the method
TWI475334B (zh) 微影裝置之整合及具多重圖案化製程之光罩最佳化製程
TWI564653B (zh) 遮罩圖案產生方法,記錄媒介,及資訊處理裝置
US7716628B2 (en) System, method and program for generating mask data, exposure mask and semiconductor device in consideration of optical proximity effects
JP6108693B2 (ja) パターン作成方法
KR100920857B1 (ko) 레지스트 패턴 형상 예측 방법, 레지스트 패턴 형상을예측하는 프로그램을 기억한 컴퓨터 판독가능한 기록 매체및 레지스트 패턴 형상을 예측하는 컴퓨터
KR20170048281A (ko) 패턴 생성 방법, 프로그램, 정보 처리 장치, 및 마스크 제조 방법
JP6039910B2 (ja) 生成方法、プログラム及び情報処理装置
JP2009042275A (ja) プロセスモデル作成方法、プロセスモデル作成プログラム及びパターン補正方法
JP4838866B2 (ja) 露光パラメータ及びレチクルパターンを決定する決定方法、露光方法及びデバイス製造方法。
JP5980065B2 (ja) マスクデータの作成方法、プログラム、情報処理装置、マスク製造方法、露光方法及びデバイス製造方法
JP6338368B2 (ja) パターンの光学像の評価方法
JP5665915B2 (ja) マスクデータ作成方法
JP2011197304A (ja) マスクデータ作成方法、リソグラフィ用マスクの製造方法、半導体装置の製造方法およびフレア補正プログラム
JP2009288497A (ja) パターン検証方法、パターン決定方法、製造条件決定方法、パターン検証プログラム及び製造条件検証プログラム
JP2012063431A (ja) 補助パターンの位置決定方法、フォトマスクの製造方法及び半導体装置の製造方法
JP2014059362A5 (ja) マスクデータの作成方法、プログラム、情報処理装置、マスク製造方法、露光方法及びデバイス製造方法
US9152037B2 (en) Pattern correction method, storage medium, information processing apparatus, method of manufacturing mask, exposure apparatus, and method of manufacturing device

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150914

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150914

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160615

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160628

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160726

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5980065

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151