JP2009210329A - 容積流量計及びヘリカル歯車 - Google Patents

容積流量計及びヘリカル歯車 Download PDF

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Abstract

【課題】基準ラック歯形としてオーバルピッチ曲線を用いた一対のヘリカル歯車を持ち、少ない歯数でも一点連続接触歯形の理論限界の歯高率πm/4を設定可能とし、歯形間の閉じ込み現象のない理想的な容積流量計を提供する。
【解決手段】容積流量計、ケーシング3内に一対のヘリカル回転子1,2を備え、一対のヘリカル回転子1,2は、2葉以下のオーバルピッチ曲線を基準ラック歯形の曲線とし、該オーバルピッチ曲線の動径は、ρ=a/(1−bcosnθ)、(但し、ρは動径で回転中心からオーバルピッチ曲線までの距離、aは相似係数、bは扁平度、n(n≦2)は葉数、θは偏角)で表される。オーバルピッチ曲線の極とピッチ線との距離をgとすると、歯高率hは、h=a/(1−b)−g、(但し、g=acosθ/(1−bcosnθ))で表され、歯高率hがπm/4となるように、相似係数a,扁平度b,距離gを決定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、容積流量計及びヘリカル歯車、より詳細には、基準ラック歯形としてオーバルピッチ曲線を用いた一対のヘリカル歯車及び該ヘリカル歯車を持つ容積流量計に関する。
従来、ヘリカルギア式容積流量計は、ほかの回転子型流量計と比べて、回転子の回転が等速回転、等流量、等トルクであるため、無脈動で振動、騒音の発生が極めて少ないという特徴を有している。そして、回転子として、比較的歯数の少ない歯車(歯数Z=2〜4)において、歯車歯形の全面にわたり噛み合いが行われる連続接触歯形は、閉じ込み現象がなく、流量計の回転子として適正があり、種々実用化されている。
例えば、特許文献1に記載のヘリカルギア式容積流量計の歯形は、基準ラック歯形にインボリュート曲線(工具圧力角α≧21.3°)を用いた一点連続接触歯形であるが、通常の状態(単一曲線の場合)での歯高率はh≒0.665m(mはモジュール)、また、ピッチ点での工具圧力角をα=15°としてピッチ点付近を直線でつないだ組み合わせ曲線の場合でも歯高率は、h≒0.724mである。ただし、直線の高さの最大は、h=Zsinα/2とした。
従って、この歯形の歯高率は一点連続接触歯形の限界の歯高率であるh=πm/4=0.7854mよりも低く、これ以上の歯高を得ることはできない。
また、サイクロイド歯形は、滑り率が一定という特徴がある反面、ピッチ点の工具圧力角がゼロ、また、単一曲線で一点連続接触歯形とするためには、歯高率h=0.5mが限界である。ただし、ピッチ点における工具圧力角ゼロを回避するためにピッチ点近傍に直線を挿入することもできるが、一点連続接触歯形として成立するためには、歯高率h=0.5mが限界となる。
また、一般にノビコフ歯形と称される円弧歯形であるが、ピッチに円弧の中心をおいた場合には、一点連続接触歯形の最大の歯高率h=πm/4=0.7854mを得ることができる。ただし、このときのピッチ点の工具圧力角はサイクロイド歯形と同様にゼロとなるために、円弧の中心をずらすことによりピッチ点における工具圧力角をα=14.5°とすると、このときの歯高率はh=0.6081mとなる。また、ピッチ点近傍に直線を挿入することにより歯高率を高めることも可能である。この場合、直線の高さの範囲は0≦h≦Zsinα/2を満足しなければならず、そのときの工具圧力角は約α≧21.5°となる。
上記において、直線の工具圧力角をα≧21.5°として試算すると、直線の高さはh=0.2678となり、直線の高さの最大h=0.2686を満足しており、このときの歯高率はh=0.7307mとなる。ただし、この場合の歯車歯形はインボリュートと円弧の組み合わせ曲線歯形となり、円弧曲線部分は連続接触ではなく一瞬の面接触である。
特許第3310239号公報
しかしながら、一般のインボリュート歯形の場合の歯高率(全歯高は2hとする)は、1.0m(並歯)が標準であり、容積流量計やギアポンプの回転子として使用する場合には噛み合い率や吐出量の関係で歯高率が低いものは不利となる。
そこで、一対のヘリカル歯車を組み込んだ容積流量計において、基準ラック歯形としてオーバルピッチ曲線を用いると、一点連続接触歯形の理論限界である歯高率0.7854mを設定することができる。しかし、従来の容積流量計においては、基準ラック歯形としてオーバルピッチ曲線を用いるという上記のような技術的思想はなく、これまで実現されていない。
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたものであり、基準ラック歯形としてオーバルピッチ曲線を用いた一対のヘリカル歯車を持ち、少ない歯数でも一点連続接触歯形の理論限界の歯高率πm/4(0.7854m)を設定可能とし、歯形間の閉じ込み現象のない理想的な容積流量計及びヘリカル歯車を提供すること、を目的とする。
上記課題を解決するために、第1の技術手段は、ケーシング内に一対のヘリカル歯車を備え、該ヘリカル歯車の回転により流量を計測する容積流量計であって、前記一対のヘリカル歯車は、2葉以下のオーバルピッチ曲線を基準ラック歯形の曲線とし、該オーバルピッチ曲線の動径は、
ρ=a/(1−bcosnθ)
(但し、ρは動径で回転中心からオーバルピッチ曲線までの距離、aは相似係数、bは扁平度、n(n≦2)は葉数、θは偏角)で表されることを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、葉数n=2の場合、ピッチ点における工具圧力角をα、ピッチ点における偏角をθ、1/4基準ピッチをS、前記オーバルピッチ曲線の極とピッチ線との距離をg、歯高率をhとすると、
θ+α−tan―1|−(1−bcosnθ)/nbsinnθ|=0
a=S(1−bcosnθ)/sinθ
=acosθ/(1−bcosnθ
h=a/(1−b)−g
において、歯高率hがπm/4(mは歯形モジュール)となるように、相似係数a,扁平度b,距離gを決定することを特徴としたものである。
第3の技術手段は、第1の技術手段において、葉数n=2、前記オーバルピッチ曲線の極とピッチ線との距離gを0とした場合、ピッチ点における工具圧力角をα、ピッチ点における偏角をθ、1/4基準ピッチをS、ピッチ線からの直線の高さをh、歯高率をhとすると、
Figure 2009210329
において、歯高率hがπm/4(mは歯形モジュール)となるように、相似係数a,扁平度bを決定することを特徴としたものである。
第4の技術手段は、第1の技術手段において、葉数n=1の場合、ピッチ点における工具圧力角をα、ピッチ点における偏角をθ、1/4基準ピッチをS、前記オーバルピッチ曲線の極とピッチ線との距離をg、歯高率をhとすると、
Figure 2009210329
において、歯高率hがπm/4(mは歯形モジュール)となるように、相似係数a,扁平度b,距離gを決定することを特徴としたものである。
第5の技術手段は、第1の技術手段において、葉数n=1、前記オーバルピッチ曲線の極とピッチ線との距離gを0とした場合、ピッチ点における工具圧力角をα、ピッチ点における偏角をθ、1/4基準ピッチをS、ピッチ線からの直線の高さをh、歯高率をhとすると、
Figure 2009210329
において、歯高率hがπm/4(mは歯形モジュール)となるように、相似係数a,扁平度bを決定することを特徴としたものである。
第6の技術手段は、第3又は第5の技術手段において、前記距離g=0の場合、前記オーバルピッチ曲線の極がピッチ線上に有り、前記ピッチ線からの直線の高さhは、0≦h≦Z/2sinα(Zはヘリカル歯車の歯数)となることを特徴としたものである。
第7の技術手段は、第2乃至第6のいずれか1の技術手段において、前記工具圧力角αを10°以上としたことを特徴としたものである。
第8の技術手段は、第1乃至第7のいずれか1の技術手段において、前記一対のヘリカル歯車は、少なくとも一部の歯面が凸凹の噛み合いとなることを特徴としたものである。
第9の技術手段は、一対で構成されたヘリカル歯車であって、該一対のヘリカル歯車は、2葉以下のオーバルピッチ曲線を基準ラック歯形の曲線とし、該オーバルピッチ曲線の動径は、
ρ=a/(1−bcosnθ)
(但し、ρは動径で回転中心からオーバルピッチ曲線までの距離、aは相似係数、bは扁平度、n(n≦2)は葉数、θは偏角)で表されることを特徴としたものである。
本発明によれば、基準ラック歯形としてオーバルピッチ曲線(楕円曲線)を用いた一対のヘリカル歯車を組み込むことにより、一点連続接触歯形の理論限界である歯高率πm/4(0.7854m)を設定することができる。
また、歯面が凸凹の噛み合いとなるため、歯面強度の高い歯車歯形となり、歯形間の滑り率も小さいことから磨耗にも強い歯形とすることができる。
さらに、少ない歯数でも十分な歯形強度を有し、ピッチ点において工具圧力角を設定できることから、工具の設計あるいは歯切加工に有利となる。特に、容積流量計の回転子として用いる場合は、歯高率を一点連続接触歯形の理論限界のπm/4に設定することにより、閉じ込み現象のない理想的な回転子を提供することができる。
本発明に係る容積流量計の主たる特徴部分は、下記の通りである。すなわち、
(1)限界の歯高率h=πm/4(mは歯形モジュール)を実現できること
(2)工具製作上あるいは寿命等に有利なピッチ点で工具圧力角を有すること
(3)流量計回転子として閉込現象のない一点連続接触歯形であること
(4)面圧強度を高めるために噛合歯面の少なくとも一部が凸凹の噛合いとなること
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係る容積流量計の好適な実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る容積流量計の構成例を示す図である。図中、1,2はヘリカル形状の一対のヘリカル歯車(ヘリカル回転子という)、3はケーシング、4,5はそれぞれヘリカル回転子1,2の軸心、6はヘリカル回転子1のピッチ円、7はヘリカル回転子1の歯先円、8はヘリカル回転子1の歯低円、9はヘリカル回転子2のピッチ円、10はヘリカル回転子2の歯先円、11はヘリカル回転子2の歯低円を示す。一対のヘリカル回転子1,2として、ねじれ方向が異なり、同形同大で構成され、歯数を4(Z=4)としたヘリカルギアを例示し、このヘリカル回転子1,2は、流量計本体のケーシング3内で軸心4,5を中心として、流体Fの中で互いに噛み合いながら図中矢印の向きに回転可能に設けられている。
(第1の実施形態)
本実施形態に係るヘリカル回転子1,2は、2葉以下のオーバルピッチ曲線を基準ラック歯形の曲線としたもので、オーバルピッチ曲線の動径は、下記の式(1)で表される。
ρ=a/(1−bcosnθ) …式(1)
但し、ρは動径で回転中心からオーバルピッチ曲線までの距離、aは相似係数、bは扁平度、nは葉数、θは偏角(動角)である。
以下、基準ラック歯形の軌跡を(X,Y)で表し、この基準ラック歯形の曲線として2葉形オーバルピッチ曲線(n=2)を用いた場合を代表例として説明する。ここで、ピッチ円半径をR、回転子歯数をZ、歯形モジュールをm、1/4基準ピッチをSとし、以下の諸元を与える。
ピッチ円半径R=2
回転子歯数 Z=4
歯形モジュールm=2R/Z=1
1/4基準ピッチS=πm/4=πR/2Z
基準ラック歯形として、上記式(1)で示される2葉系(n=2)のオーバルピッチ曲線の極座標(ρ,θ)を与える。動径ρは長径から始まるものとする。
また、オーバルピッチ曲線の接線角τ(但し、鋭角とする)は、以下の式により求めることができる。
τ=tan―1|ρ/(dρ/dθ)| …式(2)
dρ/dθ=−nabsinnθ/(1−bcosnθ) …式(3)
上記式(1)〜(3)より、
τ=tan―1|−(1−bcosnθ)/nbsinnθ| …式(4)
ここで、ピッチ点Pの工具圧力角をα、オーバルピッチ曲線の極の移動量をg、歯高率をhとすると、以下の条件式が成立する。なお、極の移動量gとは、オーバルピッチ曲線の極とピッチ線との距離のことである。
θ+α−tan―1|−(1−bcosnθ)/nbsinnθ|=0…式(5)
a=S(1−bcosnθ)/sinθ …式(6)
=acosθ/(1−bcosnθ) …式(7)
h=a/(1−b)−g …式(8)
但し、θはピッチ点Pにおける偏角である。
上記式(5)において、工具圧力角αを14.5°に設定し、扁平度bをパラメータとしてシミュレーションを行った結果、扁平度bが0.2850、偏角θが46.1033°のときに、式(6)〜(8)により一点連続接触歯形の理論上の限界値である歯高率h=πm/4=0.7854mを得ることができる。なお、式(6)により相似係数aが1.1019、式(7)により極の移動量gが0.7557と求まる。
n=2,g≠0,h=0の場合において、上記により求めたオーバルピッチ曲線で構成された基準ラック歯形の例を図2に示す。図中、20は基準ラック歯形を示し、この基準ラック歯形20は、歯高率h=0.7854m,工具圧力角α=14.5°、極の移動量(距離)g=0.7557で構成されている。
図2において、曲線Pは基準ラックのアデンダム歯形、曲線Pは基準ラックのデデンダム歯形で、ピッチ点Pに対して点対称となっている。直線Qはピッチ線を示す。点K,Kはオーバルピッチ曲線の極を示し、ピッチ線Qより距離gだけシフトしている。
ここで、実際の基準ラック歯形の工具座標は、中心に位置するオーバルピッチ曲線の極を含む側を工具の実質側と考えて、右側のピッチ点Pを原点として、XY座標を変換した基準ラック歯形の例を図3に示す。
図3において、基準ラック歯形上の点Pにおける接線の法線とピッチ線Qとが交わる点をCとすると、原点P−点C−点Pの成す角度φは、
φ=τ−θ …式(9)
また、点Pから点Cまでの距離rは、
=(ρcosθ−g)/sinφ …式(10)
また、原点Pから点Cまでの距離Sは、
=rcosφ+S−ρsinθ …式(11)
これより、基準ラック歯形20の座標(X,Y)は、
Figure 2009210329
として求めることができる。
図4は、第1の実施形態に係る容積流量計に用いられる基準ラック歯形と回転子歯形の一例を示す図で、図中、21は回転子歯形を示す。本例では、工具歯形となる基準ラック歯形20と回転子歯形21との略直角断面を示す。なお、基準ラック歯形20をピッチ円に沿ってころがしたときにできる曲線群の包絡線が回転子歯形21の輪郭となる。ヘリカル回転子のアデンダム座標系において、回転子歯形の軌跡を(X,Y)で表し、ヘリカル回転子の軸心Oから回転子歯形21上の点までの動径をr、その回転角をθとする。動径r及び回転角θは、以下の式で求められる。なお、Rはヘリカル回転子のピッチ円半径である。
=R+r −2Rrcos(π/2+φ)より、
Figure 2009210329
また、θ=−{S/R−cos−1((R+r −r )/2Rr)}より、
Figure 2009210329
但し、Sを回転子歯形のアデンダム側、Pを回転子歯形のデデンダム側とする。
従って、回転子歯形の輪郭座標(X,Y)は、下記の式で表される。
=rcosθ−R …式(16)
=rsinθ …式(17)
図5は、第1の実施形態に係る容積流量計に用いられる回転子歯形の噛合状態の一例を示す図である。回転子歯形21は軸心Oを持つヘリカル回転子の歯形、回転子歯形22は軸心Oを持つヘリカル回転子の歯形を示す。基準ラック歯形20を工具歯形とする一対のヘリカル回転子歯形は、歯高率h=0.7854m,工具圧力角α=14.5°で構成されている。
図6は、第1の実施形態に係る容積流量計に用いられる一対の回転子歯形の接触点の軌跡の一例を示す図である。ここでは、ピッチ点を原点とする極座標(r,θ)によって一対のヘリカル回転子の接触点の軌跡を示すものとする。ピッチ点Pを原点、また、一対のヘリカル回転子の軸心をO,Oとし、Oを基線に定める。接触点(r,θ)は、刻々と位置を変え、その軌跡はrとθとの関係によって決定される。
r=r(θ) …式(18)
図6において、一対のヘリカル回転子歯形の接触点の軌跡l,lを示す。この軌跡l,lは下記の式により求められる。
=rsinφ …式(19)
=rcosφ …式(20)
接触点の軌跡l,lは、完全なレムニスケート状となっており、一対の回転子歯形21,22は、アデンダム側が凸、デデンダム側が凹の噛合いとなる完全な一点連続接触歯形を構成していることがわかる。
(第2の実施形態)
本実施形態の基準ラック歯形は、極の移動量g=0としているため、第1の実施形態における基準ラック歯形と異なり、オーバルピッチ曲線の極がピッチ線上に有り、基準ラック歯形のピッチ点近傍に直線部分を設けて構成される。
以下、基準ラック歯形の軌跡を(X,Y)で表し、この基準ラック歯形の曲線として2葉形オーバルピッチ曲線(n=2)を用いた場合を代表例として説明する。ここで、第1の実施形態と同様に、ピッチ円半径をR、回転子歯数をZ、歯形モジュールをm、1/4基準ピッチをSとし、以下の諸元を与える。
ピッチ円半径R=2
回転子歯数 Z=4
歯形モジュールm=2R/Z=1
1/4基準ピッチS=πm/4=πR/2Z
基準ラック歯形として、前述の式(1)で示される2葉系(n=2)のオーバルピッチ曲線の極座標(ρ,θ)を与える。動径ρは長径から始まるものとする。
また、オーバルピッチ曲線の接線角τ(但し、鋭角とする)は、前述の式(2)〜(4)により求めることができる。
歯高率hとして、一点連続接触歯形の限界であるh=πm/4、ピッチ点Pの工具圧力角をαとすると、その範囲は、
α≧21.4°
また、ピッチ線からの直線の高さをhとすると、その範囲は、
0≦h≦Z/2sinα
ここでは、最大となるh=Z/2sinαを用いるものとする。
相似係数aは、下記の式により求めることができる。
Figure 2009210329
ここで、オーバルピッチ曲線の極の移動量をg=0とし、工具圧力角αをパラメータとして、前述の式(5)を用いて計算した結果、工具圧力角αが26.3000°、扁平度bが0.0712、相似係数aが0.7294のときに、前述の式(8)、すなわち、h=a/(1−b)により一点連続接触歯形の理論上の限界値である歯高率h=πm/4=0.7854mを得ることができる。なお、ピッチ点の偏角θは、下記の式により求めることができる。
θ=tan−1((S−htanα)/h) …式(22)
n=2,g=0,h≠0の場合において、上記により求めたオーバルピッチ曲線で構成された基準ラック歯形の例を図7に示す。基準ラック歯形20は、歯高率h=0.7854m,工具圧力角α=26.3000°、極の移動量g=0で構成されている。
図7において、曲線Pは基準ラックのアデンダム歯形、曲線Pは基準ラックのデデンダム歯形で、ピッチ点Pに対して点対称となっている。直線Qはピッチ線を示す。点K,Kはオーバルピッチ曲線の極でピッチ線Q上に設けられる。
ここで、実際の基準ラック歯形の工具座標は、中心に位置するオーバルピッチ曲線の極を含む側を工具の実質側と考えて、右側のピッチ点Pを原点として、XY座標を変換した基準ラック歯形の例を図8に示す。
図8において、基準ラック歯形上の点Pにおける接線の法線とピッチ線Qとが交わる点をCとすると、原点P−点C−点Pの成す角度φは、前述の式(9)により求めることができる。
また、点Pから点Cまでの距離rは、
=ρcosθ/sinφ …式(23)
また、原点Pから点Cまでの距離Sは、前述の式(11)により求めることができる。
これより、直線部20aを除く基準ラック歯形20の座標(X,Y)は、
Figure 2009210329
として求めることができる。
ピッチ点Pの近傍に挿入する直線部20aについては、直線の高さhをパラメータとして分割すると、
Z/2sinα≧h≧0 …式(26)
φ=α=const. …式(27)
=h/sinα …式(28)
=r/cosα …式(29)
図9は、第2の実施形態に係る容積流量計に用いられる基準ラック歯形と回転子歯形の他の例を示す図である。本例では、工具歯形となる基準ラック歯形20と回転子歯形21との略直角断面を示す。ヘリカル回転子のアデンダム座標系において、回転子歯形の軌跡を(X,Y)で表し、ヘリカル回転子の軸心Oから回転子歯形21上の点までの動径をr、その回転角をθとする。動径r及び回転角θは、前述の式(14),(15)により求められる。なお、Rはヘリカル回転子のピッチ円半径である。
従って、回転子歯形の輪郭座標(X,Y)は、前述の式(16),(17)、すなわち、X=rcosθ−R, Y=rsinθで表される。但し、Sを回転子歯形のアデンダム側、Pを回転子歯形のデデンダム側とする。
図9において、回転子歯形21のうち、直線で創成されるインボリュート曲線21aと、オーバルピッチ曲線で創成される曲線21bとを示し、ピッチ点Pの近傍はインボリュート曲線21aで構成されている。
図10は、第2の実施形態に係る容積流量計に用いられる一対の回転子歯形の接触点の軌跡の他の例を示す図である。ここでは、ピッチ点を原点とする極座標(r,θ)によって一対のヘリカル回転子の接触点の軌跡を示すものとする。ピッチ点Pを原点、また、一対のヘリカル回転子の軸心をO,Oとし、Oを基線に定める。接触点(r,θ)は、刻々と位置を変え、その軌跡はrとθとの関係によって決定される。
図10において、一対のヘリカル回転子歯形の接触点の軌跡l,lを示す。この軌跡l,lは前述の式(19),(20)により求められる。
このように、上記各実施形態によれば、基準ラック歯形としてオーバルピッチ曲線(楕円曲線)を用いた一対のヘリカル回転子を組み込むことにより、一点連続接触歯形の理論限界である歯高率πm/4(0.7854m)を設定することができる。
また、歯面が凸凹の噛み合いとなるため、歯面強度の高い歯車歯形となり、歯形間の滑り率も小さいことから磨耗にも強い歯形とすることができる。
さらに、少ない歯数でも十分な歯形強度を有し、ピッチ点において工具圧力角を設定できることから、工具の設計あるいは歯切加工に有利となる。特に、容積流量計の回転子として用いる場合は、歯高率を一点連続接触歯形の理論限界のπm/4に設定することにより、閉じ込み現象のない理想的な回転子を提供することができる。
図11は、回転子歯数Z=4とした場合の一対のヘリカル回転子1,2の噛合い状態の遷移例を示す図である。図11(A)から図11(F)の順に、ヘリカル回転子1,2が0°から45°まで回転する際の噛合い状態の遷移を示す。ヘリカル回転子1,2は軸心4,5を中心として回転可能にケーシング3内に収容されているが、ケーシング3の記載は省略する。
図11(A)はヘリカル回転子1の角度θを0°の場合を示し、図11(B)はヘリカル回転子1の角度θを10°の場合を示し、図11(C)はヘリカル回転子1の角度θを20°の場合を示す。
さらに、図11(D)はヘリカル回転子1の角度θを30°の場合を示し、図11(E)はヘリカル回転子1の角度θを40°の場合を示し、図11(F)はヘリカル回転子1の角度θを45°の場合を示す。
以上の説明では、基準ラック歯形として、2葉系(n=2)のオーバルピッチ曲線を用いた場合を例示して説明したが、1葉系(n=1)のオーバルピッチ曲線(すなわち、楕円曲線)についても同様に適用することができる。
なお、1葉系オーバルピッチ曲線として同様に解析した場合、オーバルピッチ曲線の極をピッチ線上から移動させる第1の実施形態(g≠0,h=0)では、下記の条件式に基づいて、歯高率h=πm/4(但し、工具圧力角α=14.5°とする)を実現することができる。
Figure 2009210329
n=1,g≠0,h=0の場合において、上記により求めたオーバルピッチ曲線で構成された基準ラック歯形の例を図12に示す。基準ラック歯形20は、歯高率h=0.7854m,工具圧力角α=14.5°、極の移動量g=1.4223で構成されている。
図12において、曲線Pは基準ラックのアデンダム歯形、曲線Pは基準ラックのデデンダム歯形で、ピッチ点Pに対して点対称となっている。直線Qはピッチ線を示す。点K,Kはオーバルピッチ曲線の極を示し、ピッチ線Qより距離gだけシフトしている。
このときの各パラメータは、相似係数aが0.5690,扁平度bが0.7422,偏角θが28.9068°と求めることができる。
また、オーバルビッチ曲線の極をピッチ線上におく第2の実施形態(g=0,h≠0)では、下記の条件式に基づいて、歯高率h=πm/4(但し、工具圧力角α=29.1°とする)を実現することができる。
Figure 2009210329
n=1,g=0,h≠0の場合において、上記により求めたオーバルピッチ曲線で構成された基準ラック歯形の例を図13に示す。基準ラック歯形20は、歯高率h=0.7854m,工具圧力角α=29.1°、極の移動量g=0で構成されている。
図13において、曲線Pは基準ラックのアデンダム歯形、曲線Pは基準ラックのデデンダム歯形で、ピッチ点Pに対して点対称となっている。直線Qはピッチ線を示す。点K,Kはオーバルピッチ曲線の極でピッチ線Q上に設けられる。
このときの各パラメータは、相似係数aが0.5820,扁平度bが0.2590,偏角θが47.8224°,直線の高さhが0.4730と求めることができる。
以上の説明では、本発明に係るヘリカル歯車を容積流量計に適用した場合を代表例として説明したが、このヘリカル歯車を歯車ポンプなどに適用できることは言うまでもない。
本発明の一実施形態に係る容積流量計の構成例を示す図である。 葉数n=2の場合にオーバルピッチ曲線で構成された基準ラック歯形の一例を示す図である。 ピッチ点Pを原点として、XY座標を変換した基準ラック歯形の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る容積流量計に用いられる基準ラック歯形と回転子歯形の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る容積流量計に用いられる回転子歯形の噛合状態の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る容積流量計に用いられる一対の回転子歯形の接触点の軌跡の一例を示す図である。 葉数n=2の場合にオーバルピッチ曲線で構成された基準ラック歯形の他の例を示す図である。 ピッチ点Pを原点として、XY座標を変換した基準ラック歯形の他の例を示す図である。 第2の実施形態に係る容積流量計に用いられる基準ラック歯形と回転子歯形の他の例を示す図である。 第2の実施形態に係る容積流量計に用いられる一対の回転子歯形の接触点の軌跡の他の例を示す図である。 回転子歯数Z=4とした場合の一対のヘリカル回転子の噛合い状態の遷移例を示す図である。 葉数n=1の場合にオーバルピッチ曲線で構成された基準ラック歯形の一例を示す図である。 葉数n=1の場合にオーバルピッチ曲線で構成された基準ラック歯形の他の例を示す図である。
符号の説明
1,2…ヘリカル回転子、3…ケーシング、4,5…軸心、6,9…仮想のピッチ円、7,10…歯先円、8,11…歯低円。

Claims (9)

  1. ケーシング内に一対のヘリカル歯車を備え、該ヘリカル歯車の回転により流量を計測する容積流量計であって、
    前記一対のヘリカル歯車は、2葉以下のオーバルピッチ曲線を基準ラック歯形の曲線とし、該オーバルピッチ曲線の動径は、
    ρ=a/(1−bcosnθ)
    (但し、ρは動径で回転中心からオーバルピッチ曲線までの距離、aは相似係数、bは扁平度、n(n≦2)は葉数、θは偏角)で表されることを特徴とする容積流量計。
  2. 請求項1に記載の容積流量計において、葉数n=2の場合、ピッチ点における工具圧力角をα、ピッチ点における偏角をθ、1/4基準ピッチをS、前記オーバルピッチ曲線の極とピッチ線との距離をg、歯高率をhとすると、
    θ+α−tan―1|−(1−bcosnθ)/nbsinnθ|=0
    a=S(1−bcosnθ)/sinθ
    =acosθ/(1−bcosnθ
    h=a/(1−b)−g
    において、歯高率hがπm/4(mは歯形モジュール)となるように、相似係数a,扁平度b,距離gを決定することを特徴とする容積流量計。
  3. 請求項1に記載の容積流量計において、葉数n=2、前記オーバルピッチ曲線の極とピッチ線との距離gを0とした場合、ピッチ点における工具圧力角をα、ピッチ点における偏角をθ、1/4基準ピッチをS、ピッチ線からの直線の高さをh、歯高率をhとすると、
    Figure 2009210329
    において、歯高率hがπm/4(mは歯形モジュール)となるように、相似係数a,扁平度bを決定することを特徴とする容積流量計。
  4. 請求項1に記載の容積流量計において、葉数n=1の場合、ピッチ点における工具圧力角をα、ピッチ点における偏角をθ、1/4基準ピッチをS、前記オーバルピッチ曲線の極とピッチ線との距離をg、歯高率をhとすると、
    Figure 2009210329
    において、歯高率hがπm/4(mは歯形モジュール)となるように、相似係数a,扁平度b,距離gを決定することを特徴とする容積流量計。
  5. 請求項1に記載の容積流量計において、葉数n=1、前記オーバルピッチ曲線の極とピッチ線との距離gを0とした場合、ピッチ点における工具圧力角をα、ピッチ点における偏角をθ、1/4基準ピッチをS、ピッチ線からの直線の高さをh、歯高率をhとすると、
    Figure 2009210329
    において、歯高率hがπm/4(mは歯形モジュール)となるように、相似係数a,扁平度bを決定することを特徴とする容積流量計。
  6. 請求項3又は5に記載の容積流量計において、前記距離g=0の場合、前記オーバルピッチ曲線の極がピッチ線上に有り、
    前記ピッチ線からの直線の高さhは、0≦h≦Z/2sinα(Zはヘリカル歯車の歯数)となることを特徴とする容積流量計。
  7. 請求項2乃至6のいずれか1項に記載の容積流量計において、前記工具圧力角αを10°以上としたことを特徴とする容積流量計。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の容積流量計において、前記一対のヘリカル歯車は、少なくとも一部の歯面が凸凹の噛み合いとなることを特徴とする容積流量計。
  9. 一対で構成されたヘリカル歯車であって、
    該一対のヘリカル歯車は、2葉以下のオーバルピッチ曲線を基準ラック歯形の曲線とし、該オーバルピッチ曲線の動径は、
    ρ=a/(1−bcosnθ)
    (但し、ρは動径で回転中心からオーバルピッチ曲線までの距離、aは相似係数、bは扁平度、n(n≦2)は葉数、θは偏角)で表されることを特徴とするヘリカル歯車。
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