JP2009206693A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】実際にインクなどの液体がヘッドから噴射されて画像が形成されているか否かや、使用者が意図した画像が記録媒体に形成されているか否かを確認することができない。
【解決手段】筐体2内で記録媒体としての用紙Sに画像を形成する印刷ヘッド21と、印刷ヘッド21の搬送方向Xの下流側に備えられ、筐体2内で画像を読み取るスキャナヘッド24と、スキャナヘッド24によって読み取られた画像を表示するディスプレイと、を備えた画像形成装置を提供する。
【選択図】図2
【解決手段】筐体2内で記録媒体としての用紙Sに画像を形成する印刷ヘッド21と、印刷ヘッド21の搬送方向Xの下流側に備えられ、筐体2内で画像を読み取るスキャナヘッド24と、スキャナヘッド24によって読み取られた画像を表示するディスプレイと、を備えた画像形成装置を提供する。
【選択図】図2
Description
本発明は、画像形成装置に関する。
紙などの記録媒体に画像を形成する画像形成装置を机上に置こうとすると、画像形成装置の占有スペースを確保する必要がある。そこで、例えば、特許文献1では、ディスプレイの内部に画像を形成する機構を備えているので、画像形成装置としての占有スペースを確保する必要がない。しかしながら、特許文献1では、ディスプレイのカバーを開けることができないので、筐体内で画像が形成されている状況を確認することができない。
そこで、例えば、特許文献2を用いて、印刷手段による進捗状況を表す進捗データに基づいて、画像を形成しているときの進捗状況を表示する方法が考えられる。
そこで、例えば、特許文献2を用いて、印刷手段による進捗状況を表す進捗データに基づいて、画像を形成しているときの進捗状況を表示する方法が考えられる。
しかし、インクなどの液体を噴射するヘッドに設けられたノズルが詰まったり、インクが無くなって記録媒体に画像が形成されない場合には、特許文献2の方法を用いても、実際にインクなどの液体がヘッドから噴射されて画像が形成されているか否かの状況を確認することができないという課題がある。
本発明は、上記課題の一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]筐体内で記録媒体に画像を形成する印刷ヘッドと、前記印刷ヘッドの搬送方向の下流側に備えられ、前記筐体内で前記画像を読み取るスキャナヘッドと、前記スキャナヘッドによって読み取られた画像を表示するディスプレイと、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
この構成によれば、筐体内で記録媒体に形成された画像を、スキャナヘッドを用いて読み取り、ディスプレイに表示することができる。これにより、使用者が筐体内を開けて、記録媒体に画像が形成されている様子を見ることができない画像形成装置であっても、筐体内で記録媒体に画像が形成されているか否かを確認することが可能となる。
[適用例2]前記スキャナヘッドによって読み取られて表示された前記画像と、前記記録媒体に形成されようとする画像とを、視覚的に区別し、前記搬送方向に繋げて前記ディスプレイに表示することを特徴とする上記画像形成装置。
この構成によれば、既に記録媒体に形成されて筐体の外に排出された画像に繋げたように、筐体内で記録媒体に形成されてスキャナヘッドを用いて読み取られた画像と、さらに、これから記録媒体に形成されようとする画像とを、ディスプレイに表示させることができる。このため、使用者は、あたかも、画像形成装置の筐体内で画像を形成しながら記録媒体が搬送されている様子をディスプレイを透過して見ているかのような状態にすることができる。従って、記録媒体に画像が形成されるときの進捗状況を表示させることができる。
[適用例3]前記記録媒体の搬送方向は、水平方向であることを特徴とする上記画像形成装置。
この構成によれば、水平方向における画像形成装置の外側は、障害物がなく空間である。従って、画像を形成するとき、画像形成装置に記録媒体を挿入するときの空間と、画像を形成しながら記録媒体が画像形成装置から出力するときの空間を確保できる。
この構成によれば、水平方向における画像形成装置の外側は、障害物がなく空間である。従って、画像を形成するとき、画像形成装置に記録媒体を挿入するときの空間と、画像を形成しながら記録媒体が画像形成装置から出力するときの空間を確保できる。
[適用例4]前記記録媒体の搬送方向は、垂直方向であることを特徴とする上記画像形成装置。
この構成によれば、記録媒体に画像を形成するときの水平方向における占有スペースを小さくすることができる。
この構成によれば、記録媒体に画像を形成するときの水平方向における占有スペースを小さくすることができる。
[適用例5]前記記録媒体に形成されようとする画像のデータに基づいて前記印刷ヘッドによって前記記録媒体に形成された画像のデータと、前記形成された画像を前記スキャナヘッドによって読み取られた画像のデータと、を比較する画像比較部を備え、前記画像比較部によって、前記形成された画像のデータと、前記読み取られた画像のデータとが異なっていたときは、警告を出力することを特徴とする上記画像形成装置。
この構成によれば、形成された画像のデータとスキャナヘッドによって読み取られた画像のデータとが異なることが使用者に警告されるので、使用者は、記録媒体に画像を形成させることを停止することができる。従って、不要に記録媒体やインクなどの液体が消耗されることを抑制することができる。
以下、図を参照しながら実施例について説明する。
(第1実施例)
図1は、第1実施例における画像形成装置1と周辺機器の外観斜視図である。画像形成装置1には、ケーブル101を介してホストコンピュータ100が接続される。ホストコンピュータ100には、入力機器としてのマウス104、キーボード105が、ケーブル102、ケーブル103をそれぞれ介して接続される。画像形成装置1は、台座6に固定された支持材7によって支持される。画像形成装置1には、ディスプレイ3が備えられ、ホストコンピュータ100内で動作するアプリケーション・プログラムによって、ホストコンピュータ100から送信された画像データが表示される。
(第1実施例)
図1は、第1実施例における画像形成装置1と周辺機器の外観斜視図である。画像形成装置1には、ケーブル101を介してホストコンピュータ100が接続される。ホストコンピュータ100には、入力機器としてのマウス104、キーボード105が、ケーブル102、ケーブル103をそれぞれ介して接続される。画像形成装置1は、台座6に固定された支持材7によって支持される。画像形成装置1には、ディスプレイ3が備えられ、ホストコンピュータ100内で動作するアプリケーション・プログラムによって、ホストコンピュータ100から送信された画像データが表示される。
ホストコンピュータ100内で動作するプリンタドライバによって印刷データが生成され、ホストコンピュータ100から画像形成装置1に送信される。画像形成装置1の筐体2の内部では、受信した印刷データに基づいて、記録媒体としての用紙Sを搬送方向Xの方向に搬送しながら印刷ヘッド(不図示)からインクを噴射して画像を形成することができる。画像形成装置1には、図面左側側面の開口部4と、図面右側側面(開口部4の反対側)の開口部(不図示)が設けられる。用紙Sは、図面右側側面に設けられた開口部から給紙され、図面左側側面に設けられた開口部4から搬送方向Xの方向に排出される。
本実施例の画像形成装置1は、インクを用紙Sに噴射することによって画像を形成する。画像形成装置1の上部には、インクカートリッジを交換するとき開けるための蓋部5が備えられている。
画像形成装置1の筐体2とディスプレイ3とはネジ(不図示)によって固定されている。画像形成装置1と支持材7とは、ディスプレイ3の垂直方向の角度を調整するための角度調整機構(不図示)が備えられる。使用者は、角度調整機構を操作し、ディスプレイ3に表示される画像が視認しやすい位置を保持することができる。
本実施例の画像形成装置1は、印刷ヘッドが搬送方向Xと直交する方向に移動する様子を見るために開けることができる蓋部が備えられていない。そのため、蓋部を開けて用紙Sに画像が形成されているか否かの状況を確認することができない。
図2は、筐体2の内部をディスプレイ3側から見た図である。複数のローラ(不図示)に巻き付けられた搬送ベルト17は、搬送ベルト駆動モータ16によって回転される。搬送ベルト17には、給紙用従動ローラ13,14と排紙用従動ローラ22,23が当接し、搬送ベルト17の回転に伴ってそれぞれ従動する。
用紙Sは、開口部15から使用者によって給紙され、搬送ベルト17と給紙用従動ローラ13,14とによって挟まれながら、搬送方向Xに搬送される。搬送ベルト17には、複数の貫通孔(不図示)が形成されている。搬送ベルト17が回転する内側には、複数の吸入口(不図示)が備えられ、吸入口からダクト12を介して、排気ファン11の回転によって、筐体2の外部に向かって空気が流れる。このため、搬送ベルト17が回転する内側は、搬送ベルト17の外側で用紙Sを搬送する面側より負圧になる。従って、用紙Sを、搬送ベルト17に密着したまま搬送方向Xに搬送することができる。
タイミングベルト26に固定されたキャリッジ20は、タイミングベルト駆動モータ18の回転によって、ガイド軸25に沿って搬送方向Xと垂直方向に移動することができる。印刷ヘッド21には、蓋部5の下部にあるインクカートリッジ10からインク供給路(不図示)を介して、インクが供給される。用紙Sが搬送方向Xに搬送され、印刷ヘッド21がインクを噴射しながら移動することにより、用紙Sに画像が形成される。
用紙Sは、搬送ベルト17と排紙用従動ローラ22,23とに挟まれながら開口部4から排出される。
印刷ヘッド21の搬送方向Xにおける下流側には、用紙Sに形成された画像を読み取るスキャナヘッド24が備えられる。本実施例におけるスキャナヘッド24は、密着型撮像素子であるコンタクトイメージセンサ(Cntact Image Sensor)を用いる。コンタクトイメージセンサは、CCD撮像素子やCMOS撮像素子を用いたイメージセンサと、レンズアレイ、光源が一体化した画像読み取りヘッドである。
スキャナヘッド24は、搬送方向Xと垂直方向の用紙Sの幅に形成された画像を読み取ることができる。
図3は、画像形成装置1の電気的な構成を示すブロック図である。画像形成装置1は、プリンタコントローラ30と、プリントエンジン40と、スキャナヘッド24と、ディスプレイ3とで概略構成されている。
プリンタコントローラ30は、ホストコンピュータ100から送信される文字情報を含む印刷データを受信する外部インターフェース(I/F)37と、各種データなどを記憶するRAM31と、各種データ処理のための制御用プログラムなどを記憶したROM32と、CPU36と、発振回路33と、印刷ヘッド21へ供給する駆動信号を発生させる駆動信号発生回路35と、印刷データをドットごとに展開することで得られた印字データや駆動信号などをプリントエンジン40に出力するための内部インターフェース(I/F)34とを備えている。
プリントエンジン40は、印刷ヘッド21、キャリッジ移動部41、搬送部42とから構成される。キャリッジ移動部41は、タイミングベルト駆動モータ18、タイミングベルト26、リニアエンコーダ(不図示)などから構成され、プリンタコントローラ30からの制御によってキャリッジ20を搬送方向Xと垂直方向に移動させる主走査を行う。搬送部42は、搬送ベルト駆動モータ16、ロータリーエンコーダ(不図示)などから構成され、プリンタコントローラ30からの制御によって用紙Sを搬送方向Xに移動させる副走査を行う。プリントエンジン40は、プリンタコントローラ30からの制御によって、キャリッジ移動部41による主走査と、搬送部42による副走査を繰り返しながら、印刷ヘッド21からインクを噴射させて、用紙Sに画像を形成する。
CPU36は、スキャナヘッド24を用いて、用紙Sに形成された画像を画像データとして読み取り、ディスプレイ3に画像を表示させる。また、CPU36は、ホストコンピュータ100から画像データを受信し、ディスプレイ3に画像を表示させる。
図4(a)は、筐体2の内部で用紙Sに斜線で示す画像A1が形成されているとき、用紙Sの先端部E1が開口部4より搬送方向Xの上流側にある場合に、ディスプレイ3側から見た筐体2の内部の図である。開口部15から給紙された用紙Sが搬送方向Xに搬送されながら、印刷ヘッド21からインクが噴射されて画像A1が形成される。
図4(a)のX1は、開口部4の図面左側端部の位置を示す。X2は用紙Sの先端部E1の搬送方向Xの位置を示す。X3は、スキャナヘッド24が読み取りを開始する搬送方向Xの読み取り開始位置を示す。X4は、用紙Sの後端部E2の搬送方向Xの位置を示す。
図4(b)は、用紙Sの先端部E1が開口部4の搬送方向Xの上流側にあるとき、ディスプレイ3に表示する画像B1を示す図である。CPU36は、図4(a)の用紙Sが搬送方向Xに搬送されるに伴って、スキャナヘッド24を用いて、画像を読み取る。CPU36は、用紙Sの先端部E1が、読み取り開始位置X3から開口部4の端部の位置X1に移動するまでの間、所定の間隔時間でスキャナヘッド24を用いて読み取り、読み取った画像をディスプレイ3に表示する。
図4(a)において、用紙Sの搬送と、印刷ヘッド21の搬送方向Xと垂直方向の移動を繰り返しながら、印刷ヘッド21からインクを噴射して画像が形成される。画像が形成されることで、画像A1の領域が搬送方向Xに増加するに従って、図4(b)のディスプレイ3に表示される画像B1の領域も搬送方向Xに増加するように表示する。
ディスプレイ3に表示される画像B1の領域における搬送方向Xと直交する方向の幅は変化しない。画像B1の領域における図面右側の位置は固定され、図面左側に画像B1の領域が増加する。これにより、使用者が、ディスプレイ3に表示された画像B1を見ることにより、筐体2内部で画像A1が形成されていく様子をディスプレイ3を透過して見ているような状態にすることができる。
図5(a)は、筐体2の内部で用紙Sに斜線で示す画像A1が形成されているとき、用紙Sの先端部E1が開口部4より搬送方向の下流側にある場合に、ディスプレイ3側から見た図である。開口部15から給紙された用紙Sが搬送方向Xに搬送されながら、印刷ヘッド21からインクが噴射されて画像A1が形成される。
図5(b)は、用紙Sの先端部E1が開口部4の搬送方向Xの下流側にあるとき、ディスプレイ3に表示する画像B1を示す図である。CPU36は、図5(a)の用紙Sが搬送方向Xに搬送されるに伴って、スキャナヘッド24を用いて、画像を読み取る。CPU36は、読み取り開始位置X3から開口部4の端部の位置X1までの範囲L3を、スキャナヘッド24を用いて所定の間隔時間で読み取り、画像B1としてディスプレイ3に表示する。
すると、図5(a)において、用紙Sが搬送されるに伴って、ディスプレイ3に表示される画像B1も搬送方向Xに移動しているように表示される。これにより、使用者が、ディスプレイ3に表示された画像B1を見ることにより、筐体2内部で画像A1が形成されていく様子をディスプレイ3を透過して見ているような状態にすることができる。
このようにすることにより、使用者は、図5(b)に示すように、開口部4から排出された用紙Sの先端部の画像A1を用紙S上で視認し、ディスプレイ3に表示した画像B1を、搬送方向Xに繋げたようにして視認することができる。従って、本実施例の画像形成装置1のように、カバーを開けて用紙Sに画像A1が形成されているか否かを確認することができない場合であっても、筐体2の内部でインクが噴射されて形成された画像A1を、使用者がディスプレイ3を透過して見ているかのように表示させることができる。
以上、本実施例で説明した画像形成装置1は、筐体2内で記録媒体としての用紙Sに画像A1を形成する印刷ヘッド21と、印刷ヘッド21の搬送方向Xの下流側に備えられ、筐体2内で画像A1を読み取るスキャナヘッド24と、スキャナヘッド24によって読み取られた画像B1を表示するディスプレイ3と、を備える。
この構成によれば、筐体2内で用紙Sに形成された画像A1を、スキャナヘッド24を用いて読み取り、ディスプレイ3に表示することができる。これにより、使用者が筐体2内を開けて、用紙Sに画像A1が形成されている様子を見ることができない画像形成装置1であっても、筐体2内で用紙Sに画像A1が形成されているか否かを確認したり、使用者が意図した画像が印刷ヘッド21によって用紙Sに形成されているか否かを確認することが可能となる。
また、本実施例で説明した画像形成装置1は、用紙Sの搬送方向Xは、水平方向である。この構成によれば、水平方向における画像形成装置1の外側は、障害物がなく空間である。従って、画像A1を形成するため、画像形成装置1に用紙Sを挿入するときの空間と、画像A1を形成しながら用紙Sが画像形成装置1から排出されるときの空間を確保できる。
(第2実施例)
実施例では、筐体2内で用紙Sに既に形成された画像と、これから形成されようとする画像とは、視覚的に区別してディスプレイ3に表示する場合について説明する。
実施例では、筐体2内で用紙Sに既に形成された画像と、これから形成されようとする画像とは、視覚的に区別してディスプレイ3に表示する場合について説明する。
図6(a)は、用紙Sの先端部が開口部4より搬送方向の上流側にある場合(図4(a)参照)、筐体2内で用紙Sに既に形成された画像B1と、これから形成されようとする画像B2とは、視覚的に区別してディスプレイ3に表示している図である。
図6(a)の画像B1は、第1実施例で説明したように、スキャナヘッド24を用いて、図4(a)の読み取り開始位置X3から用紙Sの先端部E1までの範囲L1の画像を読み取り、画像B1としてディスプレイ3に表示したものである。図4(a)の用紙Sの先端部E1が、読み取り開始位置X3から開口部4の端部の位置X1に移動するまでの間、所定の間隔時間でスキャナヘッド24を用いて読み取り、読み取った画像をディスプレイ3に表示する。
CPU36は、ホストコンピュータ100で動作するアプリケーション・プログラムからプレビュー画像を取得する。そして、CPU36は、取得したプレビュー画像において、図4(a)の読み取り開始位置X3から用紙Sの後端部E2のX4の範囲L2を画像B2としてディスプレイ3に表示する。
CPU36は、用紙Sに画像が形成されながら、用紙Sが搬送されるに伴って、所定の間隔時間で図6(a)の画像B1と画像B2とを表示する。すると、画像B1と画像B2の搬送方向Xに直交する方向の長さは固定されたまま、画像B1の搬送方向Xの長さが図面左側に増加するようにディスプレイ3に表示され、それに伴って、画像B2の搬送方向Xの長さが減少するようにディスプレイ3に表示される。
ディスプレイ3に表示する画像B1と画像B2とは、明度または彩度を変えることによって、使用者が画像B1の領域と画像B2の領域を区別して視認できるようにする。あるいは、画像B1の領域と画像B2の領域との境界に直線を表示し、使用者が画像B1の領域と画像B2の領域を区別して視認できるようにしてもよい。
図6(b)は、用紙Sの先端部が開口部4より搬送方向Xの下流側にある場合(図5(a)参照)、筐体2内で用紙Sに既に形成された画像B1と、これから形成されようとする画像B2とは、視覚的に区別してディスプレイ3に表示している図である。
図6(b)の画像B1は、第1実施例で説明したように、CPU36は、5(a)の読み取り開始位置X3から開口部4の端部の位置X1までの範囲L3を、スキャナヘッド24を用いて所定の間隔時間で読み取り、画像B1としてディスプレイ3に表示する。
CPU36は、前述の取得したプレビュー画像において、図5(a)の読み取り開始位置X3から用紙Sの後端部E2の位置X4までの範囲L2を画像B2としてディスプレイ3に表示する。
CPU36は、用紙Sに画像が形成されながら、用紙Sが搬送されるに伴って、所定の間隔時間で画像B1と画像B2とを表示する。すると、画像B1の領域は固定されたままディスプレイ3に表示され、画像B2の搬送方向Xの長さが減少するようにディスプレイ3に表示される。
ディスプレイ3に表示する画像B1と画像B2とは、明度または彩度を変えることによって、使用者が画像B1の領域と画像B2の領域を区別して視認できるようにする。あるいは、画像B1の領域と画像B2の領域との境界に直線を表示し、使用者が画像B1の領域と画像B2の領域を区別して視認できるようにしてもよい。
以上、本実施例で説明した画像形成装置1は、スキャナヘッド24によって読み取られて表示された画像B1と、用紙Sに形成されようとする画像B2とを、視覚的に区別し、搬送方向Xに繋げてディスプレイ3に表示する。
この構成によれば、既に用紙Sに形成されて筐体2の外に排出された画像に繋げたように、筐体2内で用紙Sに形成されてスキャナヘッド24を用いて読み取られた画像B1と、さらに、これから用紙Sに形成されようとする画像B2とを、ディスプレイ3に表示させることができる。このため、使用者は、あたかも、画像形成装置1の筐体2内で画像A1を形成しながら用紙Sが搬送されている様子をディスプレイ3を透過して見ているかのような状態にすることができる。従って、用紙Sに画像が形成されるときの進捗状況を表示させることができる。
(第3実施例)
実施例、第2実施例では、用紙Sを水平方向に搬送する場合について説明したが、第3実施例では、用紙Sを垂直方向に搬送する場合について説明する。
実施例、第2実施例では、用紙Sを水平方向に搬送する場合について説明したが、第3実施例では、用紙Sを垂直方向に搬送する場合について説明する。
図7は、第3実施例における画像形成装置1aと周辺機器の外観斜視図である。筐体2aの内部は、図2の構成を反時計方向に90度回転させて備えたものである。用紙Sは画像形成装置1aの上部に設けた開口部15から給紙され、図4(a)、図5(a)を参照して第1実施例、第2実施例で説明したように、搬送ベルト17によって、用紙Sが搬送方向Yに搬送されながら、筐体2の内部に備えられた印刷ヘッド21からインクを噴射し、用紙Sに画像A1が形成される。
また、図4(b)、図5(b)を参照して第1実施例で説明したように、筐体2の内部に備えられたスキャナヘッド24を用いて、用紙Sに形成された画像A1のうち、読み取り開始位置X3から開口部4の端部の位置X1の範囲の画像を所定の時間間隔で読み取り、画像B1としてディスプレイ3に表示する。
また、図6を参照して第2実施例で説明したように、筐体2の内部に備えられたスキャナヘッド24を用いて、上述の画像B1と、これから形成されようとする画像B2を所定の時間間隔でディスプレイ3に表示する。筐体2の内部で画像が形成された用紙Sは、画像形成装置1aの下部に設けられた開口部(不図示)から排紙される。
以上、第3実施例で説明した画像形成装置1aは、用紙Sを垂直方向に搬送する。
このようにすることにより、用紙Sに画像A1を形成するときの水平方向における占有スペースを小さくすることができる。
このようにすることにより、用紙Sに画像A1を形成するときの水平方向における占有スペースを小さくすることができる。
(第4実施例)
実施例では、筐体2内部で形成された画像とこれから形成されようとする画像とが異なるときに、警告を行う場合について説明する。
実施例では、筐体2内部で形成された画像とこれから形成されようとする画像とが異なるときに、警告を行う場合について説明する。
本実施例の画像形成装置は、第1実施例で説明した画像形成装置1に、スキャナヘッド24を用いて読み取った画像のデータと、これから形成されようとする画像データとを比較する画像データ比較部を備える。画像データ比較部は、図3のCPU36、RAM31、ROM32から構成され、ROM32に格納されたプログラムを読み出してCPU36がRAM31内で実行することによって機能する。
画像データ比較部は、用紙Sに形成された画像A1をスキャナヘッド24で読み取り、ディスプレイ3に表示する画像B1のデータと、アプリケーション・プログラムが出力したプレビュー画像のデータのうち、画像B1のデータと同じ領域の画像のデータとを比較する。
画像データ比較部は、比較された結果が異なる場合は、ディスプレイ3に文字や画像を警告情報として表示する。または、画像形成装置に備えられたアラームを鳴らすことによって、警告を行ってもよい。
このように、本実施例における画像形成装置は、用紙Sに形成されようとする画像B2のデータに基づいて印刷ヘッド21によって用紙Sに形成された画像A1のデータと、形成された画像A1をスキャナヘッド24によって読み取られた画像B1のデータと、を比較する画像比較部を備え、画像比較部によって、形成された画像A1のデータと、読み取られた画像B1のデータとが異なっていたときは、警告を出力する。
この構成によれば、形成された画像A1のデータとスキャナヘッド24によって読み取られた画像B1のデータとが異なることが使用者に警告されるので、使用者は、用紙Sに画像A1を形成することを停止することができる。従って、不要に用紙Sやインクなどの液体が消耗されることを抑制することができる。
以上、第1実施例から第4実施例で説明した画像形成装置は、印刷ヘッド21からインクを噴射して用紙Sに画像を形成していたが、感光体ドラムに光を照射し、トナーを用紙Sに転写して画像を形成する電子写真方式を用いた画像形成装置において、感光体ドラムやトナーを記録媒体に転写する装置などの搬送方向の下流側にスキャナヘッドを備えた画像形成装置であってもよい。
図8は、ディスプレイ3がホストコンピュータ100に接続された電気的な構成を示すブロック図である。第1実施例から第4実施例で説明した画像形成装置のディスプレイ3は内部I/F34と電気的に接続されていたが、図8に示したように、画像形成装置1bのディスプレイ3は、外部I/F37およびホストコンピュータ100を経由して電気的に接続されていて、読み取られた画像B1をホストコンピュータ100を経由してディスプレイ3に表示するようにしても良い。
1,1a…画像形成装置、2…筐体、3…ディスプレイ、21…印刷ヘッド、24…スキャナヘッド、A1,B1,B2…画像、X,Y…搬送方向、S…用紙。
Claims (5)
- 筐体内で記録媒体に画像を形成する印刷ヘッドと、
前記印刷ヘッドの搬送方向の下流側に備えられ、前記筐体内で前記画像を読み取るスキャナヘッドと、
前記スキャナヘッドによって読み取られた画像を表示するディスプレイと、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1に記載の画像形成装置において、
前記スキャナヘッドによって読み取られて表示された前記画像と、前記記録媒体に形成されようとする画像とを、視覚的に区別し、前記搬送方向に繋げて前記ディスプレイに表示することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1または請求項2に記載の画像形成装置において、
前記記録媒体の搬送方向は、水平方向であることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1または請求項2に記載の画像形成装置において、
前記記録媒体の搬送方向は、垂直方向であることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記記録媒体に形成されようとする画像のデータに基づいて前記印刷ヘッドによって前記記録媒体に形成された画像のデータと、前記形成された画像を前記スキャナヘッドによって読み取られた画像のデータと、を比較する画像比較部を備え、
前記画像比較部によって、前記形成された画像のデータと、前記読み取られた画像のデータとが異なっていたときは、警告を出力することを特徴とする画像形成装置。
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