JP2009206256A - 半導体レーザ素子 - Google Patents

半導体レーザ素子 Download PDF

Info

Publication number
JP2009206256A
JP2009206256A JP2008046122A JP2008046122A JP2009206256A JP 2009206256 A JP2009206256 A JP 2009206256A JP 2008046122 A JP2008046122 A JP 2008046122A JP 2008046122 A JP2008046122 A JP 2008046122A JP 2009206256 A JP2009206256 A JP 2009206256A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
light
semiconductor laser
semiconductor
wavelength
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008046122A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5035018B2 (ja
Inventor
Noriyuki Matsushita
規由起 松下
Nobuyuki Otake
伸幸 大竹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2008046122A priority Critical patent/JP5035018B2/ja
Publication of JP2009206256A publication Critical patent/JP2009206256A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5035018B2 publication Critical patent/JP5035018B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Semiconductor Lasers (AREA)

Abstract

【課題】レーザ光の増加による半導体レーザ素子のサイズの増大を抑制する
【解決手段】 半導体レーザ素子1は、正方形状に壁開された半導体層2と、半導体層2の上面2aに形成された電極3と、半導体層2の下面2bに形成された電極4とを備える。電極3は、正方形状の4つの電極3a,3b,3c,3dから構成され、上面2aに縦2列・横2列に整列して配置される。また、半導体層2の4辺を構成する4つの端面2c,2d,2e,2fにはそれぞれ反射層が形成されている。そして電極3a,3b(電極3c,3d)と電極4との間に順バイアスを印加すると、端面領域R1(端面領域R2)からレーザ光が出射される(矢印L1(L2)参照)。また電極3a,3c(電極3b,3d)と電極4との間に順バイアスを印加すると、端面領域R3(端面領域R4)からレーザ光が出射される(矢印L3(L4)参照)。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体レーザ素子に関する。
従来、1つの半導体レーザ素子内に複数の発光領域が並列に配置され更に各発光領域に対して独立に電流を注入するための電極が設けられたアレイ型半導体レーザが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
このようなアレイ型半導体レーザでは、各発光領域を独立に発光させることが可能である。これにより、各発光領域を順次発光させて各発光領域から出射されたレーザ光の出射方向をプリズムやレンズなどにより変えることで、機械的な機構なくしてレーザ光を走査することができる。
そして近年、アレイ型半導体レーザと受光装置とを組み合わせることで、例えば人や障害物を検知するレーザセンサなどへの応用が図られている。
特開2006−351940号公報
しかし、アレイ型半導体レーザを上記のようなセンサの光源に利用する場合には、検知領域の拡大や分解能の向上を図るために、レーザ光を増やす、つまり発光領域を増やす必要がある。
そして、発光領域を増やすためには発光領域の配列方向に沿って発光領域を配置する領域を設ける必要があるため、レーザ光の増加に応じて半導体レーザ素子のサイズが大きくなってしまうという問題があった。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、レーザ光の増加による半導体レーザ素子のサイズの増大を抑制する技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の半導体レーザ素子では、半導体層の上下に設けられる電流注入用電極を介して半導体層の発光層に電流が注入されると、発光層で光が発生する。また反射層は、発光層で発生した光の共振方向が複数設けられるように、半導体層の端面に配置されている。このため半導体レーザ素子は、複数の共振方向に向けてレーザ光を出射することができる。
そして、電流注入用電極のうち少なくとも発光層に近い電流注入用電極は、複数の共振方向のそれぞれについて、共振方向に沿って分割されて配置される。このため半導体レーザ素子は、ある共振方向に沿って配置されている電流注入用電極の全てに電圧が印加されることにより、この共振方向に向けてレーザ光を出射することができる。
また、共振方向に沿って延びて複数の電流注入用電極のうち少なくとも1つを通る直線を共振方向電極通過線とし、分割されている複数の電流注入用電極のうち少なくとも1つの電流注入用電極は、共振方向が異なる2つの共振方向電極通過線が交差する点と重なるように配置される。このため、この2つの共振方向電極通過線が交差する点と重なるように配置される電流注入用電極(以下、交差配置電極ともいう)は、交差する2つの共振方向電極通過線のうち一方の共振方向電極通過線に平行な共振方向に向けてレーザ光を出射するときだけでなく、他方の共振方向電極通過線に平行な共振方向に向けてレーザ光を出射するときも電圧が印加される。つまり上記の交差配置電極は、異なる2つの共振方向のレーザ発振で共用される。
なお、発光層に近い電流注入用電極は、複数の共振方向のそれぞれについて、共振方向に沿って分割されて配置されている。このため、一方の共振方向電極通過線に平行な共振方向に向けてレーザ光を出射するために交差配置電極に電圧を印加しても、他方の共振方向電極通過線に平行な共振方向に沿って配置されている電流注入用電極の全てに電圧が印加されることはない。即ち、一方の共振方向電極通過線に平行な共振方向に向けてレーザ光を出射するときに、他方の共振方向電極通過線に平行な共振方向に向けてレーザ光が出射されるということはない。
したがって、一方の共振方向電極通過線に平行な共振方向に向けて出射するレーザ光に加えて、他方の共振方向電極通過線に平行な共振方向に向けて出射するレーザ光を追加するというようにしてレーザ光を増加させる場合に、上記の交差配置電極によって電流注入用電極が共用されている分、半導体レーザ素子のサイズの増大を抑制することができる。
また請求項1に記載の半導体レーザ素子では、請求項2に記載のように、共振方向の数が2つであるようにしてもよい。このように構成された半導体レーザ素子では、共振方向が1つである半導体レーザ素子のレーザ光を増加させる場合に、増加させるレーザ光が1つのみであるので、レーザ光を増加させるための製造プロセスを、レーザ光を2つ以上増加させる場合と比較して簡単にすることができる。
なお、半導体レーザ素子の半導体層は一般に略矩形状に形成されているので、請求項2に記載の半導体レーザ素子のように、共振方向の数が2つである場合には、請求項3に記載のように、反射層は、半導体層の矩形状の4辺を構成する4つの端面の全てに配置されるようにするとよい。これにより、半導体層の矩形状の4辺に平行な2つの方向を共振方向とすることができる。
また請求項1〜請求項3の何れかに記載の半導体レーザ素子では、請求項4に記載のように、半導体層は、複数の発光層を積層して構成されるようにしてもよい。このように構成された半導体レーザ素子によれば、発光層を増やすために発光層を1層とする場合と比較して、同一電流でより大きな光出力を得ることができる。
また請求項4に記載の半導体レーザ素子では、請求項5に記載のように、複数の発光層はそれぞれ、発生する光の波長が、他の発光層から発生する光の波長と異なるようにしてもよい。このように構成された半導体レーザ素子によれば、1つの半導体レーザ素子から複数の波長の光を出射させることができる。
また、請求項4または請求項5に記載の半導体レーザ素子では、請求項6に記載のように、複数の発光層から発生する光はそれぞれ、異なる端部から出射されるようにするとよい。このように構成された半導体レーザ素子によれば、1つの端面からは1つの波長の光しか出射されないようにすることができる。したがって、半導体レーザ素子の使用者は、どの端面からどのような波長の光が出射されるかを容易に判断することができ、半導体レーザ素子の使い勝手が向上する。
そして請求項6に記載の半導体レーザ素子において、複数の発光層から発生する光がそれぞれ異なる端部から出射されるようにするには、請求項7に記載のように、複数の共振方向のそれぞれについて、共振方向に沿って対向している1対の反射層は、一方の反射層が、複数の発光層から発生する光のうちの1つの光の波長に対してのみ低反射率であるとともに他方の反射層が、一方の反射層が低反射率である波長に対して高反射率であり、さらに、他の一対の反射層とは、一方の反射層で低反射率とし他方の反射層で高反射率とする光の波長が異なるようにするとよい。
(第1実施形態)
以下に本発明の第1実施形態について図面とともに説明する。
図1は本発明が適用された第1実施形態の半導体レーザ素子1の斜視図、図2(a)は図1のA−A断面部を示す図、図2(b)は半導体レーザ素子1の平面図である。
半導体レーザ素子1は、図1に示すように、矩形状(本実施形態では、正方形状)に壁開された半導体層2と、半導体層2の上面2aに形成された電極3と、半導体層2の下面2bに形成された電極4とを備える。
半導体層2は、図2(a)に示すように、n−GaAs基板11上に、n−AlGaAsからなるn型クラッド層12、n−AlGaAsからなるn型光ガイド層13、GaAsとAlGaAsの積層構造からなる多重量子井戸層14、p−AlGaAsからなるp型光ガイド層15、p−AlGaAsからなるp型クラッド層16、p−GaAsからなるp型コンタクト層17が順次積層されて構成されている。なお上記の各層12〜17は、MOVPE法(Metal Organic Vapor Phase Epitaxy)等により形成される。
また電極3は、Cr/Pt/Auからなるp型電極であり、コンタクト層17上に形成される。そして電極3は、図2(b)に示すように、矩形状(本実施形態では、正方形状)の4つの電極3a,3b,3c,3dから構成されている。さらに、これら4つの電極3a,3b,3c,3dは、正方形状の半導体層2の上面2aに縦2列・横2列に整列して配置される。
また電極4は、Au―Ge/Ni/Auからなるn型電極であり、n−GaAs基板11の下面、すなわち半導体層2の下面2bの全面にわたって形成される。
また、正方形状の半導体層2の4辺を構成する4つの端面2c,2d,2e,2fにはそれぞれ、反射層5c,5d,5e,5fが形成されている。なお、電極3a,3cが近接している端面が端面2c、電極3a,3bが近接している端面が端面2d、電極3b,3dが近接している端面が端面2e、電極3c,3dが近接している端面が端面2fである。
そして、反射層5c,5dはAl23(アルミナ)で形成され、反射層5e,5fはAl23(アルミナ)とa−Si(アモルファスシリコン)が積層されて形成されている。これにより反射層5c,5dは、半導体層2から発生するレーザ光の波長に対して反射率が低い層を形成する。また反射層5e,5fは、半導体層2から発生するレーザ光の波長に対して反射率が高い層を形成する。
このように構成された半導体レーザ素子1において、電極3a,3bと電極4との間に順バイアスを印加して半導体層2に電流を注入すると、電極3a,3bの直下の半導体層2が利得領域となるとともに電極3c,3dの直下の半導体層2が吸収領域となる。このため、電極3a,3bの直下の多重量子井戸層14内で共振方向D1(図2(b)を参照)にレーザ発振し、端面領域R1(図1及び図2(b)を参照)からレーザ光が出射される(図1の矢印L1を参照)。同様に、電極3c,3dと電極4との間に順バイアスを印加した場合には端面領域R2(図1及び図2(b)を参照)からレーザ光が出射される(図1の矢印L2を参照)。
また、電極3a,3cと電極4との間に順バイアスを印加した場合には、電極3a,3cの直下の半導体層2が利得領域となるとともに電極3b,3dの直下の半導体層2が吸収領域となる。このため、電極3a,3cの直下の多重量子井戸層14内で共振方向D2(図2(b)を参照)にレーザ発振し、端面領域R3(図1及び図2(b)を参照)からレーザ光が出射される(図1の矢印L3を参照)。同様に、電極3b,3dと電極4との間に順バイアスを印加した場合には端面領域R4(図1及び図2(b)を参照)からレーザ光が出射される(図1の矢印L4を参照)。
このため半導体レーザ素子1は、図3に示すように、例えば、入射光を所望の角度に偏向するマイクロプリズムMP1,MP2,MP3,MP4をそれぞれ端面領域R1,2,3,4と対向するように配置することにより、半導体レーザ素子1と光学系とを組み合わせ、端面領域R1,2,3,4から順次レーザ光を出射させることによって、レーザ光を走査することが可能となる。
このように構成された半導体レーザ素子1では、半導体層2の上下に設けられる電極3,4を介して半導体層2の多重量子井戸層14に電流が注入されると、多重量子井戸層14で光が発生する。また反射層5c,5d,5e,5fは、多重量子井戸層14で発生した光の共振方向が2つ設けられるように、半導体層2の端面2c,2d,2e,2fに配置されている。このため半導体レーザ素子1は、2つの共振方向D1,D2に向けてレーザ光を出射することができる。
そして、電極3,4のうち少なくとも多重量子井戸層14に近い電極3は、2つの共振方向D1,D2のそれぞれについて、共振方向に沿って分割されて配置される。このため半導体レーザ素子1は、共振方向D1に沿って配置されている電流注入用電極の全て(本実施形態では電極3a,3bまたは電極3c,3d)に電圧が印加されることにより、この共振方向D1に向けてレーザ光を出射することができる。また、共振方向D2に沿って配置されている電流注入用電極の全て(本実施形態では電極3a,3cまたは電極3b,3d)に電圧が印加されることにより、この共振方向D2に向けてレーザ光を出射することができる。
また電極3aは、図2(b)に示すように、共振方向D1に沿って延びて電極3bを通る直線PL1(以下、共振方向電極通過線PL1という)と、共振方向D2に沿って延びて電極3cを通る直線PL2(以下、共振方向電極通過線PL2という)とが交差する点(以下、交差点P1という)と重なるように配置される。このため、この2つの共振方向電極通過線PL1,PL2が交差する交差点P1と重なるように配置される電極3aは、共振方向D1に向けてレーザ光を出射するときだけでなく、共振方向D2に向けてレーザ光を出射するときも電圧が印加される。つまり電極3aは、異なる2つの共振方向のレーザ発振で共用される。同様に、電極3b,3c,3dも、異なる2つの共振方向のレーザ発振で共用される。
なお、電極3a,3b,3c,3dは、共振方向D1,D2のそれぞれについて、共振方向に沿って分割されて配置されている。このため、共振方向D1に向けてレーザ光を出射するために電極3a,3b(電極3c,3d)に電圧を印加しても、電極3c,3d(電極3a,3b)に電圧が印加されることはない。また、共振方向D2に向けてレーザ光を出射するために電極3a,3c(電極3b,3d)に電圧を印加しても、電極3b,3d(電極3a,3c)に電圧が印加されることはない。
したがって、共振方向D1に加えて、共振方向D2に向けて出射するレーザ光を追加するというようにしてレーザ光を増加させる場合に、電極3a,3b,3c,3dそれぞれが、共振方向D1および共振方向D2に向けてレーザ光を出射するときの電極として共用されている分、半導体レーザ素子1のサイズの増大を抑制することができる。
また半導体レーザ素子1では共振方向の数が2つである。このため、共振方向が1つである半導体レーザ素子のレーザ光を増加させる場合に、増加させるレーザ光が1つのみであるので、レーザ光を増加させるための製造プロセスを、レーザ光を2つ以上増加させる場合と比較して簡単にすることができる。
以上説明した実施形態において、多重量子井戸層14は本発明における発光層、電極3,4は本発明における電流注入用電極である。
(第2実施形態)
以下に本発明の第2実施形態について図面とともに説明する。尚、第2実施形態では、第1実施形態と異なる部分のみを説明する。
第2実施形態の半導体レーザ素子1は、半導体層2の構成が変更された点と、反射層5c,5d,5e,5fの代わりに反射層6c,6d,6e,6fが形成される点以外は第1実施形態と同じである。
図4(a)は本発明が適用された第2実施形態の半導体レーザ素子1における図1のA−A断面部を示す図、図4(b)は半導体レーザ素子1の平面図、図5(a)は図4(b)のA−A断面部を示す図、図5(b)は図4(b)のB−B断面部を示す図である。
半導体層2は、図4(a)に示すように、n−GaAs基板21と、ある波長(本実施形態では780nm)のレーザ光を発生する第1半導体レーザ層22と、第1半導体レーザ層22が発生させるレーザ光と異なる波長(本実施形態では658nm)のレーザ光を発生する第2半導体レーザ層23と、第1半導体レーザ層22と第2半導体レーザ層23との間に積層されて両者間の電流注入を可能とするトンネル層24とから構成される。
第1半導体レーザ層22は、n−GaAs基板11上に、n−AlGaAsからなるn型クラッド層31、n−AlGaAsからなるn型光ガイド層32、組成の異なる2つのInGaAsPの積層構造からなる多重量子井戸層33、p−AlGaAsからなるp型光ガイド層34、p−AlGaAsからなるp型クラッド層35が順次積層されて構成されている。
第2半導体レーザ層23は、トンネル層24上に、n−AlGaInPからなるn型クラッド層41、n−AlGaInPからなるn型光ガイド層42、InGaPとAlGaInPの積層構造からなる多重量子井戸層43、p−AlGaInPからなるp型光ガイド層44、p−AlGaInPからなるp型クラッド層45、p−GaAsからなるp型コンタクト層46が順次積層されて構成されている。
トンネル層24は、p+−GaAsとn+−GaAsが積層されて構成されている。
次に反射層6cは、図5(a)に示すように、端面2c上に、膜厚117nmのAl23層51、膜厚120nmのa−Si層52、膜厚117nmのAl23層53、膜厚120nmのa−Si層54が順次積層されて構成されている。これにより反射層6cは、波長780nmの光に対して低反射率(反射率6%)で波長658nmの光に対して高反射率(反射率94%)となる。
また反射層6eは、端面2e上に、膜厚150nmのAl23層56、膜厚152nmのa−Si層57、膜厚150nmのAl23層58、膜厚152nmのa−Si層59が順次積層されて構成されている。これにより反射層6eは、波長780nmの光に対して高反射率(反射率95%)となる。
さらに反射層6dは、図5(b)に示すように、端面2d上に、膜厚150nmのAl23層61、膜厚152nmのa−Si層62、膜厚150nmのAl23層63、膜厚152nmのa−Si層64が順次積層されて構成されている。これにより反射層6dは、波長658nmの光に対して低反射率(反射率6%)で波長780nmの光に対して高反射率(反射率95%)となる。
また反射層6fは、端面2f上に、膜厚117nmのAl23層66、膜厚120nmのa−Si層67、膜厚117nmのAl23層68、膜厚120nmのa−Si層69が順次積層されて構成されている。これにより反射層6fは、波長658nmの光に対して高反射率(反射率94%)となる。
このように構成された半導体レーザ素子1において、電極3a,3bと電極4との間に順バイアスを印加して半導体層2に電流を注入すると、電極3a,3bの直下の半導体層2が利得領域となるとともに電極3c,3dの直下の半導体層2が吸収領域となる。さらに、反射層6cは波長780nmの光に対して低反射率で、反射層6eは波長780nmの光に対して高反射率であるので、共振方向D1(図4(b)を参照)にレーザ発振し、端面領域R1(図4(b)を参照)から波長780nmのレーザ光が出射される。同様に、電極3c,3dと電極4との間に順バイアスを印加した場合には、端面領域R2(図4(b)を参照)から波長780nmのレーザ光が出射される。
また、電極3a,3cと電極4との間に順バイアスを印加した場合には、電極3a,3cの直下の半導体層2が利得領域となるとともに電極3b,3dの直下の半導体層2が吸収領域となる。さらに、反射層6dは波長658nmの光に対して低反射率で、反射層6fは波長658mの光に対して高反射率であるので、共振方向D2(図4(b)を参照)にレーザ発振し、端面領域R3(図4(b)を参照)から波長658nmのレーザ光が出射される。同様に、電極3b,3dと電極4との間に順バイアスを印加した場合には、端面領域R4(図4(b)を参照)から波長658nmのレーザ光が出射される。
このように構成された半導体レーザ素子1では、半導体層2は多重量子井戸層33及び多重量子井戸層43を積層して構成されており、さらに、発生する光の波長が異なる。このため、1つの半導体レーザ素子1から2つの波長の光を出射させることができ、1つの半導体レーザ素子から2つの波長の光を出射させるために複数の多重量子井戸構造を横方向に並べて形成する場合と比較して、製造プロセスを容易にすることができる。
また、端面2cからは波長780nmのレーザ光のみが出射され、端面2dからは波長658nmのレーザ光のみが出射される。即ち、1つの端面からは1つの波長の光しか出射されない。このため、半導体レーザ素子の使用者は、どの端面からどのような波長の光が出射されるかを容易に判断することができ、半導体レーザ素子1の使い勝手が向上する。
以上説明した実施形態において、多重量子井戸層33及び多重量子井戸層43は本発明における発光層である。
(第3実施形態)
以下に本発明の第3実施形態について図面とともに説明する。尚、第3実施形態では、第1実施形態と異なる部分のみを説明する。
第3実施形態の半導体レーザ素子1は、半導体層2の構成が変更された点と、反射層5c,5d,5e,5fの代わりに反射層7c,7d,7e,7fが形成される点以外は第1実施形態と同じである。
図6(a)は本発明が適用された第3実施形態の半導体レーザ素子1における図1のA−A断面部を示す図、図6(b)は半導体レーザ素子1の平面図、図7(a)は図6(b)のA−A断面部を示す図、図7(b)は図6(b)のB−B断面部を示す図である。
半導体層2は、図6(a)に示すように、n−GaAs基板71と、ある波長(本実施形態では808nm)のレーザ光を発生する第1半導体レーザ層72と、第1半導体レーザ層72が発生させるレーザ光と異なる波長(本実施形態では980nm)のレーザ光を発生する第2半導体レーザ層73と、第1半導体レーザ層72と第2半導体レーザ層73との間に積層されて両者間の電流注入を可能とするトンネル層74とから構成される。
第1半導体レーザ層72は、n−GaAs基板71上に、n−AlGaAsからなるn型クラッド層81、n−AlGaAsからなるn型光ガイド層82、組成の異なる2つのInGaAsPの積層構造からなる多重量子井戸層83、p−AlGaAsからなるp型光ガイド層84、p−AlGaAsからなるp型クラッド層85が順次積層されて構成されている。
第2半導体レーザ層73は、トンネル層74上に、n−AlGaAsからなるn型クラッド層91、n−AlGaAsからなるn型光ガイド層92、InGaAsとAlGaAsの積層構造からなる多重量子井戸層93、p−AlGaAsからなるp型光ガイド層94、p−AlGaAsからなるp型クラッド層95、p−GaAsからなるp型コンタクト層96が順次積層されて構成されている。
トンネル層74は、p+−GaAsとn+−GaAsが積層されて構成されている。
次に反射層7cは、図7(a)に示すように、端面2c上に、膜厚170nmのAl23層101、膜厚140nmのa−Si層102、膜厚170nmのAl23層103、膜厚140nmのa−Si層104が順次積層されて構成されている。これにより反射層7cは、波長808nmの光に対して高反射率(反射率91%)で波長980nmの光に対して低反射率(反射率8%)となる。
また反射層7eは、端面2e上に、膜厚140nmのAl23層106、膜厚90nmのa−Si層107、膜厚140nmのAl23層108、膜厚90nmのa−Si層109が順次積層されて構成されている。これにより反射層7eは、波長808nmの光に対して低反射率(反射率7%)で波長980nmの光に対して高反射率(反射率92%)となる。
さらに反射層7dは、図7(b)に示すように、端面2d上に、膜厚140nmのAl23層111、膜厚90nmのa−Si層112、膜厚140nmのAl23層113、膜厚90nmのa−Si層114が順次積層されて構成されている。これにより反射層7dは、波長808nmの光に対して低反射率(反射率7%)で波長980nmの光に対して高反射率(反射率92%)となる。
また反射層7fは、端面2f上に、膜厚170nmのAl23層116、膜厚140nmのa−Si層117、膜厚170nmのAl23層118、膜厚140nmのa−Si層119が順次積層されて構成されている。これにより反射層7fは、波長808nmの光に対して高反射率(反射率91%)で波長980nmの光に対して低反射率(反射率8%)となる。
このように構成された半導体レーザ素子1において、電極3a,3bと電極4との間に順バイアスを印加して半導体層2に電流を注入すると、電極3a,3bの直下の半導体層2が利得領域となるとともに電極3c,3dの直下の半導体層2が吸収領域となる。そして、反射層7cは波長980nmの光に対して低反射率で、反射層7eは波長980nmの光に対して高反射率であるので、共振方向D1(図6(b)を参照)にレーザ発振し、端面領域R1(図6(b)を参照)から波長980nmのレーザ光が出射される。さらに、反射層7cは波長808nmの光に対して高反射率で、反射層7eは波長808nmの光に対して低反射率であるので、共振方向D1にレーザ発振し、端面領域R5(図6(b)を参照)から波長808nmのレーザ光が出射される。同様に、電極3c,3dと電極4との間に順バイアスを印加した場合には、端面領域R2から波長980nmのレーザ光が出射され、端面領域R6から波長808nmのレーザ光が出射される。
また、電極3a,3cと電極4との間に順バイアスを印加した場合には、電極3a,3cの直下の半導体層2が利得領域となるとともに電極3b,3dの直下の半導体層2が吸収領域となる。そして、反射層7dは波長808nmの光に対して低反射率で、反射層7fは、波長808nmの光に対して高反射率であるので、共振方向D2(図6(b)を参照)にレーザ発振し、端面領域R3(図6(b)を参照)から波長808nmのレーザ光が出射される。さらに、反射層7dは波長980nmの光に対して高反射率で、反射層7fは、波長980nmの光に対して低反射率であるので、共振方向D2にレーザ発振し、端面領域R7(図6(b)を参照)から波長980nmのレーザ光が出射される。同様に、電極3b,3dと電極4との間に順バイアスを印加した場合には、端面領域R4から波長808nmのレーザ光が出射され、端面領域R8から波長980nmのレーザ光が出射される。
つまり第3実施形態の半導体レーザ素子1は、共振方向が同じで且つ波長が異なるレーザ光を同時に出射させることができる。
以上説明した実施形態において、多重量子井戸層83及び多重量子井戸層93は本発明における発光層である。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採ることができる。
例えば上記実施形態においては、半導体レーザ素子1及び電極3の形状が正方形であり、電極3を縦2列・横2列に整列して配置したものを示した。しかし、電流注入領域を変化させることで共振方向を変化させることができるものであれば、半導体レーザ素子1及び電極3の形状や電極3の配列は、上記のものに限定されない。
また上記実施形態においては、多重量子井戸層33及び多重量子井戸層43、または多重量子井戸層83及び多重量子井戸層93から発生する光の波長が異なるものを示したが、両者から発生する光の波長が同じであるようにしてもよい。これにより、1つの端面から出射されるレーザ光の光量を増加させることができる。
また上記第1実施形態においては、基板にGaAs、結晶層にAlGaAs及びGaAsを材料として構成されたものを示したが、これに限定されるものではなく、基板にInPやGaN、結晶層にInGaAs,InGaP,InGaAsP,AlGaInAs,GaInNAs,AlGaInPなどを材料として構成されたものでもよい。
また上記第2実施形態においては、基板にGaAs、結晶層にAlGaAs及びGaAsやAlGaInP及びInGaPを材料として構成されたものを示したが、これに限定されるものではなく、基板にInPやGaN、結晶層にInGaAs,AlGaInAs,GaInNAsなどを材料として構成されたものでもよい。
また上記第3実施形態においては、基板にGaAs、結晶層にAlGaAs及びInGaAsPやAlGaAs及びInGaAsを材料として構成されたものを示したが、これに限定されるものではなく、基板にInPやGaN、結晶層にInGaP,AlGaInP,AlGaInAs,GaInNAsなどを材料として構成されたものでもよい。
第1実施形態の半導体レーザ素子1の斜視図である。 第1実施形態の半導体レーザ素子1の断面図および平面図である。 半導体レーザ素子1及びマイクロプリズムMP1〜4の平面図である。 第2実施形態の半導体レーザ素子1の断面図および平面図である。 第2実施形態の反射層の構成を示す半導体レーザ素子1の断面図である。 第3実施形態の半導体レーザ素子1の断面図および平面図である。 第3実施形態の反射層の構成を示す半導体レーザ素子1の断面図である。
符号の説明
1…半導体レーザ素子、2…半導体層、2c,2d,2e,2f…端面、3(3a,3b,3c,3d),4…電極、5c,5d,5e,5f,6c,6d,6e,6f,7c,7d,7e,7f…反射層、11,21,71…n−GaAs基板、12,31,41,81,91…n型クラッド層、13,32,42,82,92…n型光ガイド層、14,33,43,83,93…多重量子井戸層、15,34,44,84,94…p型光ガイド層、16,35,45,85,95…p型クラッド層、17,46,96…p型コンタクト層、22,72…第1半導体レーザ層、23,73…第2半導体レーザ層、24,74…トンネル層

Claims (7)

  1. 電流が注入されることにより光を発生する発光層を含む半導体層と、
    前記発光層に電流を注入するために前記半導体層の上下に設けられる電流注入用電極と、
    前記発光層で発生した光を共振させるために前記半導体層の端部に配置される反射層と
    を有する半導体レーザ素子であって、
    前記反射層は、前記発光層で発生した光の共振方向が複数設けられるように、前記半導体層の端面に配置され、
    前記半導体層の上方および下方に設けられる前記電流注入用電極のうち少なくとも前記発光層に近い前記電流注入用電極は、前記複数の共振方向のそれぞれについて、該共振方向に沿って分割されて配置されるとともに、
    前記共振方向に沿って延びて前記複数の電流注入用電極のうち少なくとも1つを通る直線を共振方向電極通過線とし、
    分割されている前記複数の電流注入用電極のうち少なくとも1つの前記電流注入用電極は、前記共振方向が異なる2つの前記共振方向電極通過線が交差する点と重なるように配置される
    ことを特徴とする半導体レーザ素子。
  2. 前記共振方向の数が2つであることを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザ素子。
  3. 前記半導体層は略矩形状であり、
    前記反射層は、前記半導体層の矩形状の4辺を構成する4つの端面の全てに配置される
    ことを特徴とする請求項2に記載の半導体レーザ素子。
  4. 前記半導体層は、複数の前記発光層を積層して構成される
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の半導体レーザ素子。
  5. 前記複数の発光層はそれぞれ、
    発生する光の波長が、他の前記発光層から発生する光の波長と異なる
    ことを特徴とする請求項4に記載の半導体レーザ素子。
  6. 複数の前記発光層から発生する光はそれぞれ、異なる前記端部から出射される
    ことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の半導体レーザ素子。
  7. 前記複数の共振方向のそれぞれについて、該共振方向に沿って対向している1対の前記反射層は、
    一方の反射層が、複数の前記発光層から発生する光のうちの1つの光の波長に対してのみ低反射率であるとともに他方の反射層が、前記一方の反射層が低反射率である波長に対して高反射率であり、
    さらに、他の一対の反射層とは、一方の反射層で低反射率とし他方の反射層で高反射率とする光の波長が異なる
    ことを特徴とする請求項6に記載の半導体レーザ素子。
JP2008046122A 2008-02-27 2008-02-27 半導体レーザ素子 Expired - Fee Related JP5035018B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008046122A JP5035018B2 (ja) 2008-02-27 2008-02-27 半導体レーザ素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008046122A JP5035018B2 (ja) 2008-02-27 2008-02-27 半導体レーザ素子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009206256A true JP2009206256A (ja) 2009-09-10
JP5035018B2 JP5035018B2 (ja) 2012-09-26

Family

ID=41148248

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008046122A Expired - Fee Related JP5035018B2 (ja) 2008-02-27 2008-02-27 半導体レーザ素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5035018B2 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51123585A (en) * 1975-04-21 1976-10-28 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Semiconductor laser
JPS61245590A (ja) * 1985-04-23 1986-10-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光論理スイツチ
JPS63177494A (ja) * 1987-01-17 1988-07-21 Mitsubishi Electric Corp 波長多重光源
JPS63318793A (ja) * 1987-06-22 1988-12-27 Nec Corp 半導体レ−ザ
JPH02111091A (ja) * 1988-10-20 1990-04-24 Canon Inc 多波長半導体レーザ装置
JP2005108985A (ja) * 2003-09-29 2005-04-21 Sharp Corp 半導体レーザチップ、半導体レーザ装置及び照明用ランプ
JP2007134400A (ja) * 2005-11-08 2007-05-31 Toshiba Corp レーザ誘導光配線装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51123585A (en) * 1975-04-21 1976-10-28 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Semiconductor laser
JPS61245590A (ja) * 1985-04-23 1986-10-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光論理スイツチ
JPS63177494A (ja) * 1987-01-17 1988-07-21 Mitsubishi Electric Corp 波長多重光源
JPS63318793A (ja) * 1987-06-22 1988-12-27 Nec Corp 半導体レ−ザ
JPH02111091A (ja) * 1988-10-20 1990-04-24 Canon Inc 多波長半導体レーザ装置
JP2005108985A (ja) * 2003-09-29 2005-04-21 Sharp Corp 半導体レーザチップ、半導体レーザ装置及び照明用ランプ
JP2007134400A (ja) * 2005-11-08 2007-05-31 Toshiba Corp レーザ誘導光配線装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5035018B2 (ja) 2012-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7869483B2 (en) Surface emitting laser
US10404037B2 (en) Semiconductor laser device
JP5187474B2 (ja) 半導体レーザアレイおよび光学装置
US7974324B2 (en) Surface-emitting laser device
US8835971B2 (en) Light emitting device
US9081267B2 (en) Light emitting device and projector
JP6040790B2 (ja) 発光装置、スーパールミネッセントダイオード、およびプロジェクター
JP5187525B2 (ja) 発光装置
JP2007227560A (ja) 利得結合型分布帰還型半導体レーザ
KR20160078259A (ko) 발광 장치 및 프로젝터
JP2011124521A (ja) 半導体レーザおよびその製造方法
US10691005B2 (en) Optical element and display apparatus
JP5035018B2 (ja) 半導体レーザ素子
JP2007299985A (ja) レーザダイオード
JP2010034267A (ja) ブロードエリア型半導体レーザ素子、ブロードエリア型半導体レーザアレイ、レーザディスプレイおよびレーザ照射装置
JPH01264275A (ja) 半導体発光素子
JP5082918B2 (ja) 光偏向器および光偏向機能付半導体レーザ
JP2014007293A (ja) 半導体発光素子
JP5205705B2 (ja) 面発光レーザ装置、アレイ光源、位相同期光源
JP2014007335A (ja) 半導体発光素子
JP2009177058A (ja) 半導体レーザ装置
JP4977992B2 (ja) 半導体発光装置およびその製造方法
JP2021136317A (ja) 半導体レーザ装置
JP2024053342A (ja) 面発光型量子カスケードレーザおよびその制御方法
JP2004327680A (ja) 半導体レーザ素子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100427

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111213

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120605

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120618

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150713

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5035018

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150713

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees