JP2009206061A - 塗布ユニットおよびそれを用いたパターン修正装置 - Google Patents

塗布ユニットおよびそれを用いたパターン修正装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009206061A
JP2009206061A JP2008050197A JP2008050197A JP2009206061A JP 2009206061 A JP2009206061 A JP 2009206061A JP 2008050197 A JP2008050197 A JP 2008050197A JP 2008050197 A JP2008050197 A JP 2008050197A JP 2009206061 A JP2009206061 A JP 2009206061A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
container
coating unit
partition wall
correction liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2008050197A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Koike
孝誌 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
Priority to JP2008050197A priority Critical patent/JP2009206061A/ja
Publication of JP2009206061A publication Critical patent/JP2009206061A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/82Recycling of waste of electrical or electronic equipment [WEEE]

Landscapes

  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Abstract

【課題】塗布形状が安定し、簡単な構成の塗布ユニットと、それを用いたパターン修正装置を提供する。
【解決手段】この塗布ユニット6は、その底に貫通孔11aが形成され、修正液12が注入された容器11と、貫通孔11aの下側開口部を囲むように設けられた隔壁11bと、貫通孔11aと略同じ径を有する塗布針14と、貫通孔11aを介して塗布針14の先端部14aを容器11の下に突出させ、塗布針14の先端部14aに修正液12を付着させる駆動手段とを備える。したがって、隔壁11bが風除けとなり、貫通孔11aから外部に露出した修正液12の乾燥を抑制できる。
【選択図】図3

Description

この発明は塗布ユニットおよびそれを用いたパターン修正装置に関し、特に、基板上に形成された微細パターンの欠陥部に修正液を塗布する塗布ユニットと、それを用いたパターン修正装置に関する。より特定的には、この発明は、フラットパネルディスプレイの製造工程において発生する配線のオープン欠陥、プラズマディスプレイのリブ欠損、液晶カラーフィルタの白抜け欠陥、マスクの欠陥などに修正液を塗布する塗布ユニットと、それを用いたパターン修正装置に関する。
近年、プラズマディスプレイ、液晶ディスプレイ、EL(electroluminescence)ディスプレイなどのフラットパネルディスプレイの大型化、高精細化に伴って、ディスプレイの製造工程において、基板上の配線やリブなどに欠陥が発生したり、液晶カラーフィルタの着色層に欠陥が発生したりする確率が高くなっている。
図8は、そのような欠陥を修正するパターン修正装置の塗布ユニットの要部を示す断面図である。図8において、塗布ユニットは、その底に貫通孔51aが開口され、修正液52が注入された容器51と、先端部が修正液52に浸漬され、上下動可能に保持された塗布針53と、塗布針53を上下動させる駆動装置(図示せず)とを備える。塗布時には、塗布針53の先端部が貫通孔51aを介して容器51の下に突出され、塗布針53の先端部に付着した修正液52が欠陥部に塗布される(たとえば、特許文献1,2参照)。
特開2007−268353号公報 特開2007−268354号公報
このような塗布ユニットでは、修正液52の粘度や濡れ性によって異なるが、修正液52は貫通孔51aの内部にも充填され、貫通孔51aの下端に形成された面取り部51bの開口部で外部に露出する。パターン修正装置は、基板上にある複数の欠陥部に塗布ユニットを移動させながら修正を行なうが、塗布ユニットを移動させる毎に容器51の底は風を受ける。最近では、タクトの短縮を目的として、塗布ユニットが1m/s以上の高速で移動し、かつ、基板の大型化に伴って移動量も大きくなるため、風量が大きくなる傾向がある。そのため、貫通孔51aの開口部で露出した修正液52は風を受け、修正液52の種類によっては露出した修正液52の粘度が上昇したり、修正液52の表面に薄膜が形成されることも想定される。
実際、塗布ユニットを繰り返し移動させたり、塗布動作を行なわない待機時間が長くなった状態で再度塗布を開始すると、1回から数回程度の塗布時に高粘度の修正液52が塗布され、塗布径が小さくなる場合もある。その後、待機時間を開けずに定期的に塗布を繰り返すと、粘度が上昇した修正液52が容器51内の修正液52に置き換わるため、塗布される修正液52の粘度は初期の頃と同じ程度まで回復する。
また、揮発性の高い溶媒(たとえばトルエン)を含む修正液52を用いる場合、塗布を再開するまでの待機時間が長くなるに従って、貫通孔51aの開口部で露出した修正液52の粘度が高くなる。この場合、塗布再開後の初回塗布時には、粘度の高い部分が塗布されるため、塗布形状は従来よりも小さくなる傾向がある。また、修正液52として乾燥性の良いポリイミド溶液を用いた場合、貫通孔51aの開口部で露出した修正液52の粘度が高くなったり、あるいは露出した修正液52の表面に薄い被膜ができる。この状態で塗布を行なうと、ポリイミドの被膜が修正部に混入する場合も想定される。
露出した修正液52に風が直接当たるのを防止するため、塗布ユニット全体をカバーで覆う、あるいは、貫通孔51aの下端を外部から閉蓋する機構を設けることも考えられるが、それを実現しようとすると、塗布ユニットの構成が複雑になる。
それゆえに、この発明の主たる目的は、塗布形状が安定し、簡単な構成の塗布ユニットと、それを用いたパターン修正装置を提供することである。
この発明に係る塗布ユニットは、基板上に形成された微細パターンの欠陥部に修正液を塗布する塗布ユニットであって、その底に貫通孔が形成され、修正液が注入された容器と、貫通孔の下側開口部を囲むように設けられた隔壁と、貫通孔と略同じ径を有し、その先端部に付着した修正液を欠陥部に塗布するための塗布針と、貫通孔を介して塗布針の先端部を容器の下に突出させ、塗布針の先端部に修正液を付着させる駆動手段とを備えたことを特徴とする。
好ましくは、隔壁は、貫通孔の下側開口部よりも下方に突出している。
また好ましくは、隔壁の内径は、貫通孔の開口部よりも大きい。
また好ましくは、隔壁の高さは、駆動手段によって容器の下に突出された塗布針の先端部が隔壁の下端面よりも下方に突出するように設定されている。
また好ましくは、容器と隔壁は一体成形されている。
また好ましくは、容器と隔壁は別体であり、隔壁は、貫通孔と略同軸になるように容器に装着されている。
また、この発明に係るパターン修正装置は、上記塗布ユニットと、塗布ユニットと基板を相対移動させ、塗布針の先端部と欠陥部との位置決めを行なう位置決め手段とを備えたことを特徴とする。
この発明に係る塗布ユニットでは、容器の底の貫通孔の下側開口部を囲むようにして隔壁を設けたので、貫通孔の下側開口部で外部に露出した修正液に風が当たるのを防止することができる。したがって、修正液の粘度の上昇を抑制して安定した塗布形状を得ることができる。また、隔壁を設けるだけなので、装置構成が複雑になることもない。
図1は、この発明の一実施の形態によるパターン修正装置1の全体構成を示す斜視図である。図1において、このパターン修正装置1は、修正対象の基板2を水平に保持するチャック部3と、基板2の表面を観察する観察光学系4と、観察光学系4を介して基板2にレーザ光を照射し不要部をカットするカット用レーザ部5と、修正液を塗布針の先端部に付着させて基板2の欠陥部に塗布する塗布ユニット6とを備える。
観察光学系4、カット用レーザ部5、および塗布ユニット6はZステージ7に固定されていて、Zステージ7はZ軸方向(上下方向)に移動可能に設けられている。また、Zステージ7は、Xステージ8上においてX軸方向(横方向)に移動可能に設けられている。Xステージ8は、Yステージ9上においてY軸方向(横方向)に移動可能に設けられている。その他に、各機構を制御するための制御用コンピュータ(図示せず)と、装置全体を制御するためのホストコンピュータ(図示せず)とが設けられている。ステージ7〜9を制御することにより、観察光学系4、カット用レーザ部5、および塗布ユニット6の各々を基板2上の所望の位置に移動させることが可能になっている。
図2は図1に示した塗布ユニット6の構成を示す断面図であり、図3はその要部拡大図である。図2および図3において、塗布ユニット6は、その底に第1の孔11aが開口され、修正液12が注入された容器11と、第2の孔13aが開口され、容器11を密封する蓋13と、第1および第2の孔11a,13aと略同じ径を有する塗布針14とを含む。
塗布針14の先端部14aは、第2の孔13aを貫通して修正液12内に浸漬される。第1および第2の孔11a,13aの径は、それらに貫通する塗布針14の径よりも少し大きいが微小であるので、修正液12の表面張力や容器11の撥水・撥油性により、第1の孔11aからの修正液12の漏れはほとんど無い。
容器11に形成され、修正液12を注入するための穴は、孔11aに近づくに従って断面積が小さくなるテーパ形状を有する。したがって、少ない修正液12でも塗布針14の先端部14aを浸漬することができ、経済的である。修正液12の量は、たとえば20μl(マイクロリットル)である。修正液12は日持ちしないものもあり、容器11は定期的に交換する。あるいは、使用済み容器11を洗浄後、再利用することも可能である。容器11の着脱を簡単にするため、手でつかみ易い構造にする方が使い勝手は向上する。
また、容器11の下端部には、筒状の隔壁11bが形成されている。この隔壁11bは、塗布ユニット6を移動させるときに、第1の孔11aの下側開口部で外部に露出した修正液12に直接風が当たるのを防止するために設けられている。隔壁11bは、たとえば円筒状であり、その内径φDは、第1の孔11aの下側開口部の直径よりも大きく、また、第1の孔11aの下端に面取り部11cを有する場合には、面取り部11cの開口部の直径よりも大きく設定されている。また、隔壁11bは、第1の孔11aまたは面取り部11cの開口部よりも下方に突出した状態に形成されている。
図4は、塗布針14の先端部14aが第1の孔11aを介して容器11の下に突出した状態を示している。このとき、修正液12が付着した塗布針14の先端部14aが隔壁11bの内周面に触れない程度に、隔壁11bの内径φDが設定される。これにより、隔壁11bの内側に修正液12が付着することを防止し、修正液12の液ダレを防止することができる。
隔壁11bの高さHを高くするほど露出した修正液12への風の影響は少なくなるが、図4に示すように、塗布針14が第1の孔11aを介して容器11の下に突出した際に、その先端部14aが隔壁11bの下端面よりも下に突出する程度の高さに設定される。たとえば、隔壁11bの内径φDは1〜2mm程度に設定され、その高さHは2〜3mm程度に設定される。
また、容器11の側部には突起部11dが設けられており、この突起部11dには、磁性体のピン15が突起部11dから上方に突出するように固着されている。なお、容器11を樹脂や金属材料を使用して作成する場合、隔壁11bと容器11を一体的に形成するとよい。特に、樹脂材料を使用すれば、隔壁11bと容器11とピン15を射出成形で一体加工することも可能である。
図2に戻って、塗布針14の基端部は、塗布針固定板20の先端部に固着されている。塗布針固定板20の基端部の下面には磁石21が固定され、アーム23の先端部の上面には磁石22が固定されており、塗布針固定板20の基端部は磁石21,22の吸引力でアーム23の先端部に固定される。アーム23はL字型に形成され、その基端部は直動案内部材24を介して支持台27に結合される。アーム23は、直動案内部材24により、支持台27に対して上下動可能に支持される。直動案内部材24の上下には、支持台27に固定されたストッパ25,26が設けられ、アーム23の上下動はストッパ25,26により拘束される。
容器11は、ピン15を介して、もう1つのアーム29の先端部に固定される。アーム29の先端部の下面には磁石28が固定されており、容器11は、ピン15と磁石28の吸引力でアーム29の先端部に固定される。アーム29はL字型に形成され、その基端部は直動案内部材30を介してアーム23に結合される。アーム29は、直動案内部材30により、アーム23に対して上下動可能に支持される。
直動案内部材24,30の各々は、レール部とスライド部の間に転動体(ボールなど)を介在させた転がり案内の構成を有し、レール部とスライド部とは極軽い力で自在に直線運動することが可能なリニアガイドとなっている。塗布精度を向上するために、軽い予圧を与える場合もある。
アーム23と29の上下方向の相対移動量は、アーム23に固定支持されたピン31と、アーム29に設けた切り欠き孔29aにより限定される。すなわち、相対移動範囲は、ピン31が切り欠き孔29aの中を移動可能な範囲となるため、直動案内部材30に抜け防止のためのストッパを設けなくてもよい。なお、下側のストッパ26は、アーム29の動作範囲を制限するストッパを兼ねている。ストッパ25,26、ピン31、および切り欠き孔29aにより、アーム23に対するアーム29の上下方向の相対移動量は、アーム23の上下移動量よりも少ない範囲に限定されている。
支持台27のアーム23,29の反対側には、出力軸32aを下向きにしてエアシリンダ32が設けられている。エアシリンダ32の出力軸32aの先端には、先端にピン33aを固着した駆動板33が水平に固定されており、出力軸32aと一体となって上下動する。ピン33aは、アーム23の基端部に設けた切り欠き部に下方から接していて、エアシリンダ32の出力軸32aの上下動により、アーム23を上下に移動させる機能を持つ。
図2では、エアシリンダ32の出力軸32aが上方にあり(この例では出力軸32aが引き込まれた状態)、アーム23は上端に位置し、アーム29は、ピン31に吊り下がる状態、すなわち、切り欠き孔29aの上端とピン31が接する状態にある。このとき、塗布針14の先端部14aは、容器11内に入れた修正液12に浸漬された状態にある。このように、塗布ユニット6の先端部(塗布針14および容器11の周りの部分)を上下方向に薄く構成し、かつ先端部をエアシリンダ32よりも下に配置したので、塗布ユニット6の先端部を観察光学系4の対物レンズ35と基板2との間に挿入することも可能となる。
この塗布ユニット6では、修正液12を入れた容器11を上下動させる機構を設けたため、待機位置では、容器11を上方に保持できるようになり、塗布ユニット6全体を基板2に近接させても、容器11と基板2との距離を十分開けることができる。このため、待機時に容器11から修正液12の漏れ落ちが仮にあっても、漏れ落ちた修正液12によって基板2が汚染されないように、図2に示すように、基板2と容器11との間に遮蔽板34を設けることも可能となる。遮蔽板34は、図示しない副XYZステージの副Zステージに固定されており、塗布ユニット6と同じように、副Zステージにより上下する。
また、図2は、観察光学系4の対物レンズ35で基板2の欠陥部2aを観察している状態を示している。この状態では、対物レンズ35から離れた位置に塗布ユニット6が配置され、修正指令を待っている。塗布ユニット6は図示しない副XYZステージに固定され、紙面左右方向、前後方向、上下方向に移動可能であり、副XYZステージは、たとえば観察光学系4を固定するZステージ7に固定される。なお、場合によって、副Yステージを省略してもよい。
ここで塗布指令が与えられると、図5(A)(B)および図6(A)(B)に示す動作を行なって塗布が行われる。まず図5(A)に示すように、副XYステージの動作により塗布ユニット6の塗布部が対物レンズ35と基板2との隙間に挿入され、塗布針14の直下に欠陥部2aが位置するように位置決めされる。このとき、遮蔽板34はX軸方向に移動しないので、容器11の下方に遮蔽板34は無く、塗布が可能となる。
その後、エアシリンダ32の出力軸32aを下方に突出させて駆動板33を下降させる。図5(B)は、出力軸32aが下方に移動する途中過程を示したものであり、図6(A)は出力軸32aが最下端に到達した状態を示している。
エアシリンダ32の出力軸32aが下方に突出すると、出力軸32aに固定された駆動板33、および、駆動板33の先端に固着したピン33aも一緒に下降するので、ピン33aによって支えられたアーム23もそれに合わせて下降する。また、アーム23に固着したピン31に吊り下げられた状態でアーム29もそれに合わせて下方に移動するが、始めの間はアーム23と29の上下方向の相対位置は変化しない。
次いで図5(B)に示すように、アーム29の基端部の下端がストッパ26に当接すると、アーム29の下降が停止され、その後は、アーム23のみが下降する。アーム23のみが下降すると、アーム23に固定された塗布針14の先端部14aは、容器11の底面に設けた第1の孔11aから突出を開始し、その突出は、図6(A)に示すように、アーム23の基端部の下端がストッパ26に当接することで停止する。この状態では、塗布針14の先端部14aには修正液12が付着しており、塗布の準備が完了する。このとき、容器11は、エアシリンダ32の出力軸32aが下方に突出するのに伴って、遮蔽板34よりも下方に移動するが、塗布時に容器11と遮蔽板34が干渉することはない。また、塗布針14の先端部14aは隔壁11bの下端面よりも下に突出している。
その後、図6(B)に示すように、図示しない副Zステージを用いて塗布ユニット6全体を下降させ、塗布針14の先端を基板2の欠陥部2aに接触させる。塗布針14の先端が基板2の欠陥部2aに接触してから、さらに、副Zステージを用いて、塗布ユニット6を0.3mmから1mm程度下方に移動するが、この際、塗布針14は、直動案内部材24によりアーム23とともに上方に退避するので、塗布針14に過大な力は働かない。
塗布後、エアシリンダ32の出力軸32aを上方に引き込んで元の状態(図5(A))に戻り、1回の塗布が完了する。さらに塗布する場合は同様にして繰り返し塗布が行なわれる。塗布作業が終了すれば、図2に示したように塗布ユニット6を対物レンズ35の視界から離すように操作すれば、塗布状態を対物レンズ35を介して観察することができる。
なお、基板2がカラーフィルタ基板の場合、修正する色、R(赤)、G(緑)、B(青)、BM(ブラックマトリックスの黒)、場合によってはOC(オーバーコート)ごとに塗布ユニット6を設けて複数台の塗布ユニット6を配置し、修正する色に合わせて、塗布ユニット6を選択して修正を行なうことも可能である。この場合、修正する色に合わせて修正が行われるため、塗布針14の洗浄は不要である。また、修正液12は、ほぼ密閉した容器11内にあるため、開放して使う場合に比べて日持ちする効果も得られる。
この実施の形態では、容器11の底の第1の孔11aの外側に風除けの隔壁11bを設けたので、塗布ユニット6と基板2との相対移動によって発生した風が、第1の孔11aの開口部に露出した修正液12に直接当たるのを防止することができる。したがって、修正液12の乾燥を抑制することができ、待機状態が長く続いた後でも塗布形状の安定性を確保することができる。また、風除けの隔壁11bを設けるだけなので、装置構成が複雑になることもない。
図7は、この実施の形態の変更例を示す断面図であって、図3と対比される図である。図7において、この変更例では、容器11の下端部の隔壁11bが除去され、その代わりに、風除け機能を有する着脱可能なカバー40が容器11の下部に装着される。カバー40の本体の中央部には、容器11の第1の孔11aと略同軸になる位置に貫通孔40aが形成され、その貫通孔40aの下側開口部に円筒状の隔壁40bが形成されている。この隔壁40bが風除けとして機能する。カバー40の本体の周囲には複数の爪40cが設けられており、爪40cの上端部を容器11の上部に引っ掛けることにより、カバー40を容器11に固定することができる。なお、爪40cを除去し、カバー40の本体を容器11の下端面にネジ止めしてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の一実施の形態によるパターン修正装置の全体構成を示す斜視図である。 図1に示した塗布ユニットの構成を示す断面図である。 図2に示した容器の構成を示す断面図である。 図3に示した隔壁の高さを説明するための断面図である。 図2に示した塗布ユニットの動作を示す断面図である。 図2に示した塗布ユニットの動作を示す他の断面図である。 実施の形態の変更例を示す断面図である。 従来の塗布ユニットの構成を示す断面図である。
符号の説明
1 パターン修正装置、2 基板、2a 欠陥部、3 チャック部、4 観察光学系、5 カット用レーザ部、6 塗布ユニット、7 Zステージ、8 Xステージ、9 Yステージ、11 容器、11a 第1の孔、11b 隔壁、11c 面取り部、11d 突起部、12,52 修正液、13 蓋、13a 第2の孔、14,53 塗布針、14a 先端部、15 ピン、20 塗布針固定板、21,22,28 磁石、23,29 アーム、29a 切り欠き孔、24,30 直動案内部材、25,26 ストッパ、27 支持台、31 ピン、32 エアシリンダ、32a 出力軸、33 駆動板、33a ピン、34 遮蔽板、35 対物レンズ、40 カバー、40a 貫通孔、40b 隔壁、40c 爪、51 容器、51a 貫通孔、51b 面取り部。

Claims (7)

  1. 基板上に形成された微細パターンの欠陥部に修正液を塗布する塗布ユニットであって、
    その底に貫通孔が形成され、前記修正液が注入された容器と、
    前記貫通孔の下側開口部を囲むように設けられた隔壁と、
    前記貫通孔と略同じ径を有し、その先端部に付着した前記修正液を前記欠陥部に塗布するための塗布針と、
    前記貫通孔を介して前記塗布針の先端部を前記容器の下に突出させ、前記塗布針の先端部に前記修正液を付着させる駆動手段とを備えたことを特徴とする、塗布ユニット。
  2. 前記隔壁は、前記貫通孔の下側開口部よりも下方に突出していることを特徴とする、請求項1に記載の塗布ユニット。
  3. 前記隔壁の内径は、前記貫通孔の開口部よりも大きいことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の塗布ユニット。
  4. 前記隔壁の高さは、前記駆動手段によって前記容器の下に突出された前記塗布針の先端部が前記隔壁の下端面よりも下方に突出するように設定されていることを特徴とする、請求項1から請求項3までのいずれかに記載の塗布ユニット。
  5. 前記容器と前記隔壁は一体成形されていることを特徴とする、請求項1から請求項4までのいずれかに記載の塗布ユニット。
  6. 前記容器と前記隔壁は別体であり、
    前記隔壁は、前記貫通孔と略同軸になるように前記容器に装着されていることを特徴とする、請求項1から請求項4までのいずれかに記載の塗布ユニット。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれかに記載の塗布ユニットと、
    前記塗布ユニットと前記基板を相対移動させ、前記塗布針の先端部と前記欠陥部との位置決めを行なう位置決め手段とを備えたことを特徴とする、パターン修正装置。
JP2008050197A 2008-02-29 2008-02-29 塗布ユニットおよびそれを用いたパターン修正装置 Withdrawn JP2009206061A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008050197A JP2009206061A (ja) 2008-02-29 2008-02-29 塗布ユニットおよびそれを用いたパターン修正装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008050197A JP2009206061A (ja) 2008-02-29 2008-02-29 塗布ユニットおよびそれを用いたパターン修正装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009206061A true JP2009206061A (ja) 2009-09-10

Family

ID=41148108

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008050197A Withdrawn JP2009206061A (ja) 2008-02-29 2008-02-29 塗布ユニットおよびそれを用いたパターン修正装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009206061A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018034122A (ja) * 2016-09-01 2018-03-08 Ntn株式会社 液体塗布ユニットおよび液体塗布装置
JP2021073093A (ja) * 2016-09-01 2021-05-13 Ntn株式会社 液体塗布ユニットおよび液体塗布装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018034122A (ja) * 2016-09-01 2018-03-08 Ntn株式会社 液体塗布ユニットおよび液体塗布装置
CN109689221A (zh) * 2016-09-01 2019-04-26 Ntn株式会社 液体涂布单元及液体涂布装置
JP2021073093A (ja) * 2016-09-01 2021-05-13 Ntn株式会社 液体塗布ユニットおよび液体塗布装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4719050B2 (ja) パターン修正装置およびその塗布ユニット
JP4802027B2 (ja) パターン修正装置およびその塗布ユニット
JP2006310266A (ja) 塗布ユニットおよびパターン修正装置
KR101286797B1 (ko) 도포침과, 그것을 이용한 도포 기구, 결함 수정 장치, 도포방법, 및 액정 표시 패널용 칼라 필터의 결함 수정 방법
JP4767567B2 (ja) パターン修正装置
WO2016199696A1 (ja) 塗布ユニットおよびそれを用いた塗布装置
WO2017090381A1 (ja) 塗布ユニット、塗布装置、被塗布対象物の製造方法および基板の製造方法
JP2009206061A (ja) 塗布ユニットおよびそれを用いたパターン修正装置
JP2011033689A (ja) 塗布方法、塗布ユニット、およびパターン修正装置
JP2012101175A (ja) 塗布機構、塗布方法、および塗布装置
JP2003071363A (ja) 塗布液供給装置および該装置を用いた塗布装置
KR101280643B1 (ko) 패턴 수정 장치 및 그 도포 유닛
JP2010162470A (ja) 中空ニードル及びその製造方法
JP6560108B2 (ja) 塗布ユニット、塗布装置、被塗布対象物の製造方法および基板の製造方法
JP2008307455A (ja) 塗布方法、塗布装置、微細欠陥修正装置
JP2010064014A (ja) 塗布ユニットおよびそれを用いたパターン修正装置
JP7272837B2 (ja) 液体塗布装置および液体塗布方法
WO2018235528A1 (ja) 塗布ユニットおよび塗布装置
JP2006294820A (ja) 塗布装置及びフォトマスクブランクの製造方法
JP2016150266A (ja) 液体容器着脱装置および液体材料塗布装置
TWI411007B (zh) 圖案修正裝置、圖案修正方法及塗佈單元
KR20060049086A (ko) 미세 패턴 수정 장치
WO2022014642A1 (ja) 塗布機構及び塗布装置
KR20090117616A (ko) 도포침과 그것을 이용한 도포 기구, 결함 수정 장치 및 도포 방법
JP2008155180A (ja) 塗布針

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20110510