JP2009204810A - カメラの照明装置及びカメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化及び広画角化可能で、かつ、デザインの自由度を向上できるカメラの照明装置を提供する。
【解決手段】ストロボベース17に第2鏡筒18を進退可能に設ける。ストロボベース17に対して、収納位置の第2鏡筒18を上方から覆う位置とポップアップした位置との間で上下動可能に発光部19を設ける。駆動源からの力を受けて第2鏡筒18の進退動作と発光部19の上下動作とを連動させる連動機構84を設ける。第2鏡筒18を収納位置としたときには発光部19により第2鏡筒18を上方から覆って小型化可能となりデザインの自由度が向上する。第2鏡筒18を被写体側へ繰り出しかつ発光部19が第2鏡筒18と干渉しない位置にポップアップすることで第2鏡筒18の進出側の視界を広く取ることが可能になって広画角化可能になる。
【選択図】図1

Description

本発明は、カメラに備えられるカメラの照明装置及びカメラに関する。
従来、カメラに一体的に備えられるストロボ装置について、非使用状態ではカメラ本体部に沿った非使用位置に収納され、使用状態では発光部が撮影レンズから離間する使用位置に移動する、いわゆるポップアップするストロボ装置が用いられている。
例えば、銀塩撮影用の光学系及び撮像素子と電子撮影用の光学系及び撮像素子との2系統を備えた、電子撮影用の光学系及び撮像素子をストロボ装置の内部に収容することで2眼カメラを実現した構成が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、この特許文献1の構成では、ストロボ装置が大型化するという問題点を有している。
また、例えば、カメラ本体部に対してストロボ装置を一対のステーによって回動可能に接続し、これらステーの間のスペースにファインダユニットの前半部分を配置した構成も知られている(例えば、特許文献2参照。)。
この特許文献2の構成では、ファインダユニットを撮影用のレンズに置き換えることで2眼カメラが実現するものの、ファインダユニットがストロボ装置の後方に固定されているため、前方の視界を広く取る必要がある広角レンズをファインダユニットに置き換えることはできないという問題がある。
さらに、例えば、カメラ本体部の前面に、望遠レンズと広角レンズとを並列に備えた構成が知られている(例えば、特許文献3参照。)。この構成では、画角に応じてレンズを切り換えることにより、小型ながら広範囲の画角をカバーすることができる。
しかしながら、この特許文献3の構成では、望遠レンズと広角レンズとを並列に配置するため、広角レンズの配置に制限が生じ、カメラのデザインの自由度が充分でないという問題を有している。
特開2001−147476号公報(第3頁、図1−3) 特開2002−40539号公報(第3−4頁、図1−3) 特開2007−37040号公報(第4−6頁、図1)
上記従来のように、カメラ用の照明装置について、小型化や広画角化に対応しながらデザインの自由度を向上することが容易でないという問題を有している。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、小型化及び広画角化可能で、かつ、デザインの自由度を向上できるカメラの照明装置及びカメラを提供することを目的とする。
請求項1記載のカメラの照明装置は、カメラ本体部に固定されるベース体と、このベース体に、収納位置と被写体側へ繰り出した位置との間で進退可能に設けられた光学要素と、前記ベース体に対して、収納位置にあるときの前記光学要素を上方から覆う位置とポップアップした位置との間で上下動可能に設けられた光源要素と、駆動源からの力を受けて、前記光学要素の進退動作と前記光源要素の上下動作とを連動させる連動機構とを具備したものである。
そして、光学要素の収納位置と被写体側へ繰り出した位置との間での進退と、収納位置にあるときの光学要素を上方から覆う位置とポップアップした位置との間での光源要素の上下動とを、駆動源からの力を受けた連動機構により連動させることで、光学要素を収納位置としたときには光源要素により光学要素を上方から覆って小型化可能となりデザインの自由度が向上するとともに、光学要素を被写体側へ繰り出しかつ光源要素が光学要素と干渉しない位置にポップアップすることで光学要素の進出側の視界を広く取ることが可能になって広画角化可能となる。また、一つの駆動源で光源要素のポップアップと光学要素の繰り出しとを行えるので、簡単でコンパクトな構造にできる。
請求項2記載のカメラの照明装置は、請求項1記載のカメラの照明装置において、連動機構は、光学要素の側面に設けられた光学要素側突起部と、光源要素に設けられ前記光学要素の繰り出し時に前記光学要素側突起部からの力を受けて前記光源要素を上昇させる光源要素側突起部とを備えているものである。
そして、光学要素に光学要素側突起部を設けるとともに、光源要素に光源側突起部を設け、光源側突起部が光学要素の繰り出し時に光学要素側突起部からの力を受けて光学要素を上昇させることで、光学要素の進退と光源要素の上下動とを確実に連動させつつ、光学要素が被写体側に繰り出されて光源要素がポップアップした位置にある状態から光源要素を無理に下方へと移動させた場合などには、光源側突起部と光学要素側突起部との接触によって光学要素が後退し、光源要素と光源要素との望ましくない接触などを防止するので、各部の破損が防止される。
請求項3記載のカメラの照明装置は、請求項2記載のカメラの照明装置において、連動機構は、光源側突起部が所定の付勢力で光学要素側突起部に当接するように光学要素側と光源要素側とを弾性的に接続する接続弾性部材を備えているものである。
そして、光源側突起部が所定の付勢力で光学要素側突起部に当接するように光学要素側と光源要素側とを接続弾性部材により弾性的に接続することで、光学要素の進退と光源の上下動とを確実に連動させつつ、光学要素が収納位置へと退避して光源要素が光学要素を上方から覆う位置にある状態から光源要素を無理にポップアップした位置へと移動させた場合などには、接続弾性部材の弾性によって光源要素の無理な移動を吸収するので、各部の破損が防止される。
請求項4記載のカメラの照明装置は、請求項1ないし3いずれか一記載のカメラの照明装置において、連動機構は、駆動源からの力を受けてベース体に対して光学要素の進退方向に沿って直線的に移動可能に設けられた進退移動手段と、この進退移動手段側と前記光学要素側とを弾性的に接続して前記進退移動手段の移動に前記光学要素を追従させる進退移動弾性部材とを備えているものである。
そして、駆動源からの力を受けてベース体に対して光学要素の進退方向に沿って直線的に移動可能な進退移動手段側と光学要素側とを進退移動弾性部材により弾性的に接続することで、進退移動手段の移動に光学要素を確実に追従させ、光源要素を、光学要素を上方から覆う位置に固定した状態で、光学要素を被写体側へと繰り出す方向へと進退移動手段を無理に移動させた場合などには、進退移動弾性部材の弾性によって進退移動手段の無理な移動を吸収するので、各部の破損が防止される。
請求項5記載のカメラの照明装置は、請求項1ないし3いずれか一記載のカメラの照明装置において、連動機構は、駆動源からの力を受けてベース体に対して回動可能に設けられた回動手段と、この回動手段側と光学要素側とを弾性的に接続して前記回動手段の回動に前記光学要素の被写体側への移動を追従させる移動弾性部材を備えているものである。
そして、駆動源からの力を受けてベース体に対して回動可能に設けた回動手段側と光学要素側とを移動弾性部材により弾性的に接続することで、回動手段の回動に光学要素の被写体側への移動を確実に追従させ、光源要素を、光学要素の上方を覆う位置に固定した状態で、光学要素を被写体側へと回動手段を無理に移動させた場合などには、移動弾性部材の弾性によって回動手段の無理な回動を吸収するので、各部の破損が防止される。
請求項6記載のカメラは、カメラ本体部と、このカメラ本体部に取り付けられた請求項1ないし5いずれか一記載の照明装置とを具備したものである。
そして、請求項1ないし5いずれか一記載の照明装置を備えることで、小型化及び広画角化可能で、かつ、デザインの自由度を向上できる。
請求項7記載のカメラは、請求項6記載のカメラにおいて、第1撮影レンズと、この第1撮影レンズの画角を調整するズーム機構とを具備し、光学要素は、前記第1撮影レンズの広角端の最大画角よりも広い画角を有する第2撮影レンズであるものである。
そして、ズーム機構により画角を調整可能な第1撮影レンズを備え、光学要素を、この第1撮影レンズの広角端の最大画角よりも広い画角を有する第2撮影レンズとすることで、画角に応じて各撮影レンズを切り換えることにより広範囲の画角に対応できる。
本発明によれば、小型化及び広画角化可能で、かつ、デザインの自由度を向上できる。
以下、本発明のカメラの照明装置及びカメラの第1の実施の形態を図面を参照して説明する。
図4(a)及び図4(b)において、10はカメラで、このカメラ10は、例えばデジタルスチルカメラであり、カメラ本体部11と、このカメラ本体部11に一体的に取り付けられた照明装置12とを備えている。そして、このカメラ10は、カメラ本体部11に、ケース体15と、このケース体15の前面に取り付けられたズームレンズ鏡筒である第1光学系としての第1鏡筒16となどを備え、図1ないし図3などに示すように、照明装置12に、ケース体15に固定されるベース体であるストロボベース17と、このストロボベース17に対して前後方向に進退可能に取り付けられた第2光学系としての第2鏡筒18と、ストロボベース17に対して上下方向に回動可能に設けられた光源要素としての発光部19となどを備えた、いわゆる2眼カメラである。そして、このカメラ10には、駆動源として、図示しない電池が着脱可能に設けられている。
図4(a)及び図4(b)に示すように、ケース体15には、シャッターボタン及び画角を変更するズームボタンなどの操作手段が設けられているとともに、ファインダとなる液晶表示パネルなどの表示手段が設けられている。さらに、ケース体15の上面部には、照明装置12を非使用時に外部に露出した状態で収納する収納部21が設けられている。そして、ケース体15には、各鏡筒16,18を通った光を選択的に撮像する撮像素子、撮像素子から出力される信号を処理する画像処理回路、画像データを記録する記録媒体、及び各部を制御する制御装置などが収納されている。なお、ケース体15に、照明装置12からの発光指示用のボタンを設け、制御装置などがストロボ発光の判断を行っていないときでも、ユーザの意志で強制的に発光させるようにしてもよい。
以下、各図において、矢印F方向が被写体側である前方向であり、矢印U方向が上方である。
第1鏡筒16は、円筒状の第1鏡筒本体23と、この第1鏡筒本体23の内部に設けられた複数の第1撮影レンズ24と、これら第1撮影レンズ24の画角を変更可能ないわゆるズーム機構とを有し、標準から望遠(テレ)の範囲を受け持つように構成されている。
ズーム機構は、図示しないズームモータ及びオートフォーカス(AF)用モータによって、第1鏡筒16のズーム位置やフォーカス位置を制御するように構成されている。
照明装置12は、図1ないし図3に示すように、閃光を照射可能なストロボ装置であり、ケース体15の収納部21に収納された収納位置から発光部19が起立した位置すなわちポップアップした位置に移動(回動)可能であるとともに、このポップアップと連動して、第2鏡筒18が被写体側である前方に進出する(繰り出される)ように構成されている。なお、この照明装置12には、ズーム機構に連動して照射角度を変更可能な、いわゆるズームストロボ機能を設けてもよい。
ストロボベース17は、このストロボベース17の下部をなし第2鏡筒18を前後方向に摺動(スライド)可能に支持する進退支持部である摺動支持部25と、この摺動支持部25の後端側から上方へと突出し発光部19を回動可能に軸支する移動支持部である回動支持部26とを有している。
摺動支持部25は、前後に離間された一対の端板27,27と、これら端板27,27の両側部間を接続する側板28,28とにより平面視で四角形枠状に形成され、端板27,27間に、第2鏡筒18の進退を案内する案内部としてのガイド軸29,29が前後方向に交差する左右方向に互いに離間されて略水平に接続されている。
ガイド軸29,29には、第2鏡筒18と進退移動手段としての摺動手段であるラック体31とが前後方向にのみ移動すなわち摺動可能に支持されている。
ラック体31は、前後に離間された進退移動手段端板としてのラック端板34,34と、これらラック端板34,34の一側部である図1中の手前側の側部間を連結する進退移動手段側板としてのラック側板35とを有している。
前側のラック端板34には、ガイド軸29,29が挿通される挿通孔34a,34aがそれぞれ穿設されているとともに、これら挿通孔34a,34aの間の位置に、上端側から凹部34bが切り欠き形成され、この凹部34bの底部から、進退移動手段側係止部としてのラック側ボス34cが上方に向けて突出している。このラック側ボス34cには、進退移動弾性部材としての摺動弾性部材であるラックばね37の一端側である前端側が係止されている。このラックばね37は、他端側が第2鏡筒18の下部の光学要素側係止部としての鏡筒側ボス38に係止されている。このため、このラックばね37は、ラック体31側と第2鏡筒18側とを弾性的に接続しており、このラックばね37により、ラック体31と第2鏡筒18とが、適度の弾性力を有しながら一体的に前後方向へと直線的に移動可能に構成されている。このとき、第2鏡筒18の繰り出し量は、第2鏡筒18の画角範囲(視界)から第1鏡筒16が充分に外れる位置となるように設定される。
後側のラック端板34には、各ガイド軸29が挿通される各挿通孔34d(1つのみ図示)がそれぞれ穿設されている。
ラック側板35は、下側にギヤ状のラック部35aが形成されており、摺動支持部25の一側である図1(a)中の手前側の側板28の上部に切り欠き形成された開口部39から摺動支持部25の側方へと突出している。そして、ラック部35aには、ラック体31を前後方向に摺動させる駆動源の回動ギヤであるピニオン41と歯合している。
ここで、駆動源は、例えばステッピングモータなどの図示しない駆動モータと、この駆動モータの出力軸に取り付けられた上記ピニオン41とを備え、駆動モータが制御装置に電気的に接続されている。また、ピニオン41は、摺動支持部25の図1(a)中の手前側の側板28に回動可能に軸支されている。
回動支持部26は、摺動支持部25の側板28,28の外部に連続して上方へと延びる支持部である支持板部43,43と、これら支持板部43,43の上端部から前方へと略水平状に突出する軸支部である軸支板部44,44とにより、側面視で逆L字状に形成されている。
各軸支板部44には、発光部19を回動可能に軸支する回動軸であるストロボ軸46が左右方向にそれぞれ挿通されている。
一方、第2鏡筒18は、単焦点のレンズ鏡筒であり、第2鏡筒本体50と、光学要素である第2撮影レンズ51と、この第2撮影レンズ51のフォーカス位置を制御する光学要素制御手段としての第2鏡筒制御装置である図示しないオートフォーカス(AF)モータとを備え、第1鏡筒16の広角(ワイド)端よりもさらに広角側の超広角(Ultra Wide:UW)を受け持つように構成されている。第2鏡筒本体50の下部には、被支持部である2対の挿通板部53,53がそれぞれ突出して設けられ、各挿通板部53には、ストロボベース17のガイド軸29が挿通された挿通孔53aがそれぞれ穿設されている。そして、第2鏡筒本体50の下部には、後側の挿通板部53,53間の位置にて、鏡筒側ボス38が下方に向けて突出して設けられている。また、この第2鏡筒18の図1中の手前側である一側部には、前側の挿通板部53,53と後側の挿通板部53,53との間の位置に、光学要素側突起部としての第2鏡筒突出部であるレンズ鏡筒突起55が突出して設けられている。
第2撮影レンズ51は、第1撮影レンズ24の広角端での最大画角よりも広い画角を有している。
また、発光部19は、閃光ユニットとも呼ばれるもので、発光部ケースであるストロボケース57と、このストロボケース57の内部に設けられた光源部としてのストロボユニット58となどを有している。
ストロボケース57は、ストロボベース17に回動可能に軸支された一対の接続部であるステー部61,61と、これらステー部61,61の先端部間に連続して形成された光源支持部62とを備えている。このため、ストロボケース57は、平面視で略コ字状に形成され、ステー部61,61間でかつ光源支持部62の後方に、第2鏡筒18が嵌合可能な光学要素嵌合空間である空間部63が形成されている。
各ステー部61は、前後方向に長手状に形成され、後端側がストロボベース17の各軸支板部44にストロボ軸46を介して回動可能に軸支されている。また、各ステー部61には、基端側寄りの位置から下方に向けて、突起部65がそれぞれ突出している。各突起部65の先端部である下端部には、内方すなわち第2鏡筒18側に向けて、光源側突起部としてのストロボケース突起67が突出して設けられている。
一側すなわち図1中の手前側である一方のストロボケース突起67には、接続弾性部材としてのストロボばね71の一端側である前端側が係止されている。このストロボばね71は、他端側である後端側が、第2鏡筒18の第2鏡筒本体50のレンズ鏡筒突起55の後方である後端側の両側部にそれぞれ突出した光学要素突起部としてのレンズ鏡筒ボス73に係止されている。このため、ストロボばね71は、第2鏡筒18と発光部19とを弾性的に接続しており、このストロボばね71により、ストロボケース57が常に収納方向へと付勢され、図1中の手前側の一方のストロボケース突起67がレンズ鏡筒突起55に当接した状態となっている。
光源支持部62は、ストロボユニット58を収納する空間部である収納室75が内部に区画されている。また、光源支持部62の前部には、ストロボユニット58からの光を前方へと照射するための開口76が収納室75に連通して開口形成されている。また、この開口76には、ストロボユニット58からの光を透過する透明な透過体77が取り付けられている。
ストロボユニット58は、光源81及び反射体82を備えている。そして、光源81は、閃光を照射する線状光源の発光管である放電管であり、両側方向を長手方向として光源支持部62に位置決めして取り付けられている。また、反射体82は、反射傘とも呼ばれるもので、前側を照射側とする断面略U字状、例えば断面放物線状で、光源支持部62の内面に位置決めして取り付けられている。
そして、上記ラック体31、ばね37,71、突起55,67などにより、第2鏡筒18(第2撮影レンズ51)の進退動作と発光部19の上下動作とを互いに連動させる連動機構84が構成されている。
次に、このカメラ10の照明装置12の動作を説明する。
図1(a)及び図2(a)に示す非使用状態において、発光部19は収納部21(図4)に嵌合して第2鏡筒18を上方から覆う位置(非使用位置)となっており、第2鏡筒18が空間部63に嵌合している。このとき、発光部19の光源支持部62は、第2鏡筒18の進出側である前方に対向している。
この状態から、駆動源の駆動モータを回転させてピニオン41を図1(a)中の反時計回り方向に回動させると、このピニオン41とラック部35aとの歯合によりラック体31がガイド軸29,29によりガイドされながら前進することで、ラックばね37を介して第2鏡筒18がガイド軸29,29によりガイドされながら前方へと引っ張られて直線的に前進する。
この第2鏡筒18の前進に伴い、この第2鏡筒18のレンズ鏡筒突起55がストロボケース57のストロボケース突起67を前方へと押し、ストロボケース57がストロボ軸46,46を中心として上方に回転し、ストロボユニット58が上方へとポップアップして、使用状態となる(図1(b)、図2(b))。
一方、駆動源の駆動モータを逆転、すなわちピニオン41を図1(b)中の時計回り方向に回動させると、このピニオン41とラック部35aとの歯合によりラック体31がガイド軸29,29によりガイドされながら後退することで、ラックばね37を介して第2鏡筒18がガイド軸29,29によりガイドされながら後方へと押し込まれて直線的に後退する。
この第2鏡筒18の後退に伴い、ストロボばね71により収納方向へと付勢されているストロボケース57がストロボ軸46,46を中心として下方に回転し、ストロボユニット58が収納部21に収納され、非使用状態となる(図1(a)、図2(a))。
次に、このカメラ10の制御を図5のフローチャートも参照しながら説明する。なお、図中の丸数字は、ステップ番号を表すものとする。
本実施の形態のカメラ10は、主電源投入(オン)と同時に照明装置12のポップアップがなされるものである。
まず、主電源がオンになると(ステップ1)、上記のように照明装置12のストロボユニット58をポップアップ動作させるとともに第2鏡筒18を被写体側である前方に繰り出す(ステップ2)。このとき、カメラ10は、第2鏡筒18からの画像を取り込みプレビューを行うモードとなっている。
次いで、ユーザがズームボタンを操作して、望遠側へ指示したかどうかを判断し(ステップ3)、操作がない場合にはステップ4に進み、望遠側への操作がある場合にはステップ5に進む。
ステップ4においては、ズームボタンが操作されない状態(以下、便宜的にS1スイッチがオンの状態という)であるかどうかを判断する。このステップ4において、S1スイッチがオンとなったと判断した場合には、オートフォーカス(AF)ロック及び自動露光(AE)が実行される(ステップ6)。この後、S1スイッチがオフとなったかどうかを判断し(ステップ7)、S1スイッチがオフとなったと判断した場合にはステップ3に戻る。また、ステップ7において、S1スイッチがオフとなっていないと判断した場合には、続いてシャッターボタンが操作されている状態(以下、便宜的にS2スイッチがオンの状態という)であるかどうかを判断する(ステップ8)。
そして、このステップ8において、S2スイッチがオンとなっていないと判断した場合には、ステップ7に戻る。また、このステップ8において、S2スイッチがオンとなったと判断した場合には、露光処理が行われ(ステップ9)、撮影が完了する。このとき、自動露光の判定やユーザの指示に応じてストロボ発光することもある。
一方、ステップ5においては、第1鏡筒16の広角端にまず移動し、画像を取り込んでプレビューを行うモードとなり、その後のズーム操作に応じてズーム機構により第1鏡筒16のズーム位置を制御する。このとき、ズームストロボ機能を有する場合には、ストロボズームも位置決めする。また、この場合、第1鏡筒16のズーム位置に応じてストロボユニット58の高さ(第2鏡筒18の前方への進出量)を可変にしてもよい。
次いで、このズーム操作中、ズームボタン操作により超広角側への指示がなされたかどうかを判断し(ステップ10)、超広角側への指示がなされたと判断した場合には、ステップ4に進む。また、このステップ10において、超広角側への指示がなされていないと判断した場合には、第2鏡筒18の制御に移り、S1スイッチがオンとなったかどうかを判断する(ステップ11)。
すなわち、このステップ11において、S1スイッチがオンとなっていない、すなわちS1スイッチがオフであると判断した場合には、ステップ5に戻り、S1スイッチがオンとなっていると判断した場合には、AFロック及びAEが実行される(ステップ12)。
この後、S1スイッチがオフとなったかどうかを判断し(ステップ13)、S1スイッチがオフとなったと判断した場合には、ステップ5に戻る。また、このステップ13において、S1スイッチがオフとなっていないと判断した場合には、続いてS2スイッチがオンとなったかどうかを判断する(ステップ14)。
そして、このステップ14において、S2スイッチがオンとなっていないと判断した場合には、ステップ13に戻る。また、ステップ14において、S2スイッチがオンになったと判断した場合には、ステップ9に進み、撮影が完了する。
このように、上記第1の実施の形態によれば、第2鏡筒18(第2撮影レンズ51)の収納位置と被写体側へ繰り出した位置との間での進退動作と、収納位置にあるときの第2鏡筒18(第2撮影レンズ51)を上方から覆う位置とポップアップした位置との間での発光部19の上下動作とを、駆動源からの力を受けた連動機構84により連動させることで、第2鏡筒18(第2撮影レンズ51)を収納位置としたときには発光部19が第2鏡筒18(第2撮影レンズ51)を覆って小型化可能となりデザインの自由度が向上するとともに、第2鏡筒18(第2撮影レンズ51)を被写体側へ繰り出しかつ発光部19が第2鏡筒18(第2撮影レンズ51)と干渉しない位置にポップアップすることで第2鏡筒18(第2撮影レンズ51)の進出側の視界を広く取ることが可能になって広画角化可能となる。また、一つの(共通の)駆動源で発光部19のポップアップと第2鏡筒18(第2撮影レンズ51)の繰り出しとを行えるので、簡単でコンパクトな構造にできる。
また、第2鏡筒18にレンズ鏡筒突起55を設けるとともに、発光部19にストロボケース突起67を設け、これらレンズ鏡筒突起55とストロボケース突起67との干渉(接触)により第2鏡筒18の進退と発光部19の上下動とを連動させることにより、第2鏡筒18の進退と発光部19の上下動とを確実に連動させつつ、例えば第2鏡筒18が進出して発光部19がポップアップした位置にある状態から発光部19をユーザが無理に下方へと回動させた場合などには、ストロボケース57のストロボケース突起67が第2鏡筒18のレンズ鏡筒突起55を後方へと押し、第2鏡筒18も収納部21に収納されるなど、第2鏡筒18(第2撮影レンズ51)と発光部19との望ましくない接触などを防止するので、これら接触などに起因する照明装置12の各部の破損を防止できる。
さらに、駆動源からの力を受けてストロボベース17に対して第2鏡筒18(第2撮影レンズ51)の進退方向に沿って摺動可能なラック体31側と第2鏡筒18側とをラックばね37により弾性的に接続することにより、ラック体31側の摺動と第2鏡筒18側の進退とを確実に連動させつつ、例えば照明装置12が収納部21に収納された収納状態において、例えばユーザがストロボケース57を収納部21側へと押さえて第2鏡筒18(第2撮影レンズ51)を上方から覆う位置に固定した状態で駆動源の駆動モータを誤って駆動させてラック体31を第2鏡筒18の進出方向すなわち前方へと無理に移動させた場合などには、ラック体31の移動に応じてラックばね37だけが延びてこのラックばね37の弾性によってラック体31の無理な移動を吸収し、ラック体31の移動に第2鏡筒18が連動することがない。これにより、各部の望ましくない接触などに起因する照明装置12の各部の破損を防止できる。
そして、ストロボケース突起67が所定の付勢力でレンズ鏡筒突起55に当接するように第2鏡筒18側と発光部19側とをストロボばね71により弾性的に接続することにより、第2鏡筒18側の進退と発光部19側の上下動とを確実に連動させつつ、例えば第2鏡筒18が収納位置へと退避して発光部19が第2鏡筒18を上方から覆う状態において、ユーザが発光部19のストロボケース57を無理に引っ張り上げるなど、発光部19を無理にポップアップした位置へと移動させた場合などには、ストロボばね71が延びてこのストロボばね71の弾性力によりストロボケース57の無理な移動を吸収して発光部19のアップと第2鏡筒18の前進とが連動することがないので、各部の望ましくない接触などに起因する照明装置12の各部の破損を防止できる。
しかも、例えば使用状態でユーザがストロボケース57を押さえたまま収納方向に駆動モータを誤って駆動させるなど、ラック体31を無理に移動させた場合でも、ラック体31とともに第2鏡筒18がストロボばね71を延ばしながら後退するので、各部の望ましくない接触などに起因する照明装置12の各部の破損を防止できる。
さらに、例えば使用状態でユーザがストロボケース57を押さえたまま第2鏡筒18を手動で後方に無理に押し込むなど、第2鏡筒18を無理に移動させた場合でも、第2鏡筒18は、ストロボばね71とラックばね37とを延ばしながら後退するなど、ストロボばね71及びラックばね37の弾性力により第2鏡筒18の無理な移動を吸収するので、各部の望ましくない接触などに起因する照明装置12の各部の破損を防止できる。
そして、上記照明装置12を備えることで、カメラ10の小型化及び広画角化可能で、かつ、デザインの自由度を向上できる。
特に、ズーム機構により画角を調整可能な第1撮影レンズ24と、この第1撮影レンズ24の広角端の最大画角よりも広い画角を有する第2撮影レンズ51とを備えることで、画角に応じて各撮影レンズ24,51を切り換えることにより広範囲の画角に対応できる。
また、主電源をオンした際には、照明装置12を必ずポップアップするように制御しているので、ユーザの操作などに応じて照明装置12をポップアップする場合などと比較して、各種制御系を簡略化できる。
次に、第2の実施の形態を図6を参照して説明する。なお、上記第1の実施の形態と同様の構成及び作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第2の実施の形態は、上記第1の実施の形態と同様の構成を有しているが、主電源をオンした際に照明装置12がポップアップしないように制御するものである。
すなわち、まず、メイン電源がオンになると(ステップ21)、第1鏡筒16をズーム機構などにより被写体側である前方へと進出させる(ステップ22)。このとき、第1鏡筒16のズーム位置は、広角端に設定される。
次いで、ユーザによるズームボタンの操作によって超広角側への指示がなされたかどうかを判断し(ステップ23)、超広角側への指示がなされたと判断した場合には、第2鏡筒18の操作であるステップ24に進み、超広角側への指示がなされていないと判断した場合、例えば第1鏡筒16のズーム範囲での操作であれば、その操作に応じて第1鏡筒16のズーム位置決めがなされる(ステップ25)。
さらに、このステップ25の後、すなわち第1鏡筒16のズーム操作の途中、ズームボタンの操作によって超広角側への指示がなされたかどうかを判断し(ステップ26)、超広角側への指示がなされたと判断した場合には、ステップ24に進み、超広角側への指示がなされていないと判断した場合には、S1スイッチがオンとなったかどうかを判断する(ステップ27)。
このステップ27において、S1スイッチがオンとなったと判断した場合には、AFロック及びAEが実行される(ステップ28)。このとき、照明装置12による照明が必要であるかどうかを判断し(ステップ29)、照明が必要であると判断した場合には、上記第1の実施の形態と同様に照明装置12のストロボユニット58をポップアップさせ(ステップ30)、ステップ31に進む。また、ステップ28において、照明が必要でないと判断した場合には、そのままステップ31に進む。
ステップ31においては、S1スイッチがオフとなったかどうかを判断し、S1スイッチがオフとなったと判断した場合には、ステップ23に戻る。また。このステップ31において、S1スイッチがオフとなっていないと判断した場合には、続いてS2スイッチがオンとなったかどうかを判断する(ステップ32)。
そして、このステップ32において、S2スイッチがオンとなっていないと判断した場合には、ステップ31に戻り、S2スイッチがオンとなったと判断した場合には、露光処理が行われ(ステップ33)、撮影が完了する。このとき、AEの判定やユーザの指示に応じてストロボ発光することもある。
一方、ステップ24において、照明装置12のストロボユニット58をポップアップ動作させるとともに第2鏡筒18を被写体側である前方に進出させる。この状態で、ズームボタンの操作によって望遠側へのズーム操作がなされたかどうかを判断する(ステップ34)。
このステップ34において、望遠側へのズーム操作がなされたと判断した場合には、第2鏡筒18を後退させるとともにストロボユニット58を収納部21に収納して第1鏡筒16の広角端に再び移動し(ステップ35)、ステップ23に戻る。また、ステップ34において、望遠側へのズーム操作がなされていないと判断した場合には、続いてS1スイッチがオンとなったかどうかを判断する(ステップ36)。
このステップ36において、S1スイッチがオンとなったと判断した場合には、AFロック及びAEが実行され(ステップ37)、S1スイッチがオンとなっていないと判断した場合には、ステップ34に戻る。
ステップ37の後、再度S1スイッチがオフとなっているかどうかを判断し(ステップ38)、S1スイッチがオフとなっていると判断した場合にはステップ34に戻り、S1スイッチがオフとなっていないと判断した場合には、続いてS2スイッチがオンとなっているかどうかを判断する(ステップ39)。
そして、このステップ39において、S2スイッチがオンとなっていないと判断した場合には、ステップ38に戻り、S2スイッチがオンとなっていると判断した場合には、ステップ33に進む。
このように、第2鏡筒18(第2撮影レンズ51)の進退動作と、発光部19の上下動とを連動機構84により連動させるなど、上記第1の実施の形態と同様の構成を有することにより、この第1の実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
また、必要時にのみ照明装置12をポップアップさせるので、例えば駆動源の駆動モータを駆動するための電力などを最小限に抑制でき、特に駆動源を電池とするカメラ10において、使用時間が必要以上に短くなることを防止できる。なお、ステップ30では、ストロボユニット58を第1鏡筒16の現在のズーム画角に応じた高さに制御してもよい。すなわち、最小ズーム画角のときにはストロボユニット58を略収納状態にしたままとし、ズーム画角が広くなるほどにポップアップ角度を大きくして発光させるようにしてもよい。
次に、第3の実施の形態を図7ないし図9を参照して説明する。なお、上記各実施の形態と同様の構成及び作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第3の実施の形態は、上記各実施の形態において、ラック体31に代えて、連動機構84の一部をなす回動手段としての扇ギヤ91を設けたものである。
扇ギヤ91は、図7ないし図9に示すように、一側である図7中の手前側のストロボ軸46によりストロボベース17に対して回動可能に軸支されている。この扇ギヤ91は、下部の外周部がピニオン41と歯合している。なお、このピニオン41は、ストロボベース17の一側である図7中の手前側の側板28から開口部39へと上方に突出して形成された軸支板部92に回動可能に軸支されている。
また、扇ギヤ91の後部側の外周近傍には、ストロボケース57の一側である図7中の手前側のステー部61の突起部65に代えて、一方すなわち図7中の手前側のレンズ鏡筒突起55に当接する回動手段突出部としての扇ギヤ突起94が突出して設けられている。
さらに、扇ギヤ91の前部側の内方すなわち第2鏡筒18側には、移動弾性部材としての扇ギヤばね95の一端側である前端側が係止される回動手段側係止部としての扇ギヤボス96が突出して設けられている。扇ギヤばね95は、他端側である後端側が一方のレンズ鏡筒ボス73に係止されている。このため、扇ギヤばね95は、扇ギヤ91と第2鏡筒18とを弾性的に接続しており、この扇ギヤばね95により、扇ギヤ91が常に収納方向(後方)へと付勢され、扇ギヤ突起94が図7中の手前側のレンズ鏡筒突起55に当接した状態となっている。
また、ストロボケース57の他側である図8中の手前側のステー部61には、突起部65の前方に、光源側突起部としての前方突起部98が下方に向けて突出して設けられている。この前方突起部98の先端部である下端部には、内方すなわち第2鏡筒18側に向けて、光源側係止部としてのストロボケースボスであるストロボケースばね掛け99が突出して設けられている。このストロボケースばね掛け99は、ストロボケース突起67に代えて、ストロボばね71の一端側である前端側が係止されている。
そして、図7(a)、図8(a)及び図9(a)に示す非使用状態から、図示しない駆動モータによりピニオン41を図7(a)の反時計回り方向に回動させると、このピニオン41に歯合した扇ギヤ91が回動し、扇ギヤばね95の弾性力により引っ張られて第2鏡筒18がガイド軸29,29によりガイドされながら直線的に被写体側へと前進する。
第2鏡筒18が前進すると、図7(a)中の手前側のレンズ鏡筒突起55がストロボケース57の図7(a)中の手前側のストロボケース突起67を押すことで、ストロボケース57がストロボ軸46,46を中心に上方に回動し、ストロボユニット58がポップアップした状態となる(図7(b)、図8(b)、図9(b))。
また、図示しない駆動モータを逆転、すなわち図7(b)の時計回り方向に回動させると、ピニオン41と扇ギヤ91との歯合により第2鏡筒18がガイド軸29,29によりガイドされながら後方へと直線的に後退する。
この第2鏡筒18の後退に伴い、ストロボばね71により収納方向へと付勢されているストロボケース57がストロボ軸46,46を中心として下方に回転し、ストロボユニット58が収納部21に収納される(図7(a)、図8(a)、図9(a))。
このように、第2鏡筒18(第2撮影レンズ51)の進退動作と、発光部19の上下動とを連動機構84により連動させるなど、上記各実施の形態と同様の構成を有することにより、上記各実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
また、駆動源からの力を受けてストロボベース17に対して回動可能に設けた扇ギヤ91側と第2鏡筒18側とを扇ギヤばね95により弾性的に接続することにより、扇ギヤ91の回動に第2鏡筒18(第2撮影レンズ51)の被写体側への移動を確実に追従させつつ、例えば非使用状態において、ストロボケース57をユーザが押さえたまま駆動モータを誤って駆動させるなど、発光部19が第2鏡筒(第2撮影レンズ51)を上方から覆った位置で第2鏡筒18(第2撮影レンズ51)を被写体側へ繰り出す方向へと扇ギヤ91を無理に回動させた場合でも、第2鏡筒18は収納部21に収納したまま、扇ギヤばね95が延びることにより、各部の望ましくない接触などに起因する照明装置12の破損を防止できる。
さらに、第2鏡筒18側と発光部19側とをストロボばね71により弾性的に接続することにより、例えば非使用状態において、ユーザがストロボケース57を無理に引っ張り上げるなど、発光部19を無理にポップアップさせた場合でも、ストロボばね71が延びてストロボケース57の移動を吸収して発光部19のアップと第2鏡筒18の前進とが連動することがないので、各部の望ましくない接触などに起因する照明装置12の各部の破損を防止できる。
しかも、例えば使用状態でユーザがストロボケース57を押さえたままの状態で収納方向に駆動モータを誤って駆動させるなど、扇ギヤ91を無理に回動させた場合でも、扇ギヤ91とともに第2鏡筒18がストロボばね71を延ばしながら後退するので、各部の望ましくない接触などに起因する照明装置12の各部の破損を防止できる。
さらに、例えば使用状態でユーザがストロボケース57を押さえたままの状態で第2鏡筒18を手動で後方に無理に押し込むなど、第2鏡筒18を無理に移動させた場合でも、第2鏡筒18は、ストロボばね71と扇ギヤばね95とを延ばしながら後退するので、各部の望ましくない接触などに起因する照明装置12の各部の破損を防止できる。
そして、第2鏡筒18にレンズ鏡筒突起55を突出させるとともに、発光部19にストロボケース突起67を突出させ、かつ、扇ギヤ91に扇ギヤ突起94を突出させ、これらレンズ鏡筒突起55とストロボケース突起67及び扇ギヤ突起94との干渉(接触)により発光部19の上下動作と第2鏡筒18の進退動作とを連動させることにより、例えば使用状態でストロボケース57をユーザが無理に押し下げるなど、第2鏡筒18が進出して発光部19がポップアップした位置にある状態から発光部19を無理に下方へと回動させた場合でも、ストロボケース57のストロボケース突起67が第2鏡筒18のレンズ鏡筒突起55を後方へと押し、第2鏡筒18もストロボばね71を延ばしながら収納部21に収納されるため、各部の望ましくない接触などに起因する照明装置12の各部の破損を防止できる。
なお、上記各実施の形態において、光源要素側の上下動を第2鏡筒18側の進退に連動させるように各種リンク機構を設けても、同様の作用効果を奏することができる。
また、上記各実施の形態では、第2鏡筒18(第2撮影レンズ51)が収納位置に収納され、発光部19が第2鏡筒18(第2撮影レンズ51)を上方から覆う状態を便宜的に非使用状態、第2鏡筒(第2撮影レンズ51)が被写体側に繰り出され発光部19がポップアップした位置となる状態を便宜的に使用状態としたが、第2鏡筒18(第2撮影レンズ51)及び発光部19の使用/不使用に拘らず、連動機構84は、第2鏡筒18(第2撮影レンズ51)の進退動作と発光部19の上下動とを連動させることができれば、任意に構成できる。
さらに、デジタルスチルカメラにおいて閃光を照射する構成としたが、この構成に限られず、フィルムを用いたスチルカメラに用いることもできる。また、連続した光を照射可能な発光管や白熱電球あるいは発光ダイオードなどの光源を用い、撮像装置であるビデオカメラなどのカメラの照明装置として用いることもできる。
本発明は、例えば、デジタルスチルカメラに備えるストロボ装置として適用できる。
本発明の第1の実施の形態のカメラの照明装置を示す斜視図であり、(a)はカメラの照明装置の収納状態、(b)はカメラの照明装置のポップアップ状態である。 同上カメラの照明装置を下方から示す斜視図であり、(a)はカメラの照明装置の収納状態、(b)はカメラの照明装置のポップアップ状態である。 同上カメラの照明装置のベース体を除いた部分を下方から示す斜視図である。 同上カメラの照明装置を備えたカメラを示す斜視図であり、(a)はカメラの照明装置の収納状態、(b)はカメラの照明装置のポップアップ状態である。 同上カメラの制御を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態のカメラの照明装置を備えたカメラの制御を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態のカメラの照明装置を後方から示す斜視図であり、(a)はカメラの照明装置の収納状態、(b)はカメラの照明装置のポップアップ状態である。 同上カメラの照明装置を反対側の側部から示す斜視図であり、(a)はカメラの照明装置の収納状態、(b)はカメラの照明装置のポップアップ状態である。 同上カメラの照明装置を後方上側から示す斜視図であり、(a)はカメラの照明装置の収納状態、(b)はカメラの照明装置のポップアップ状態である。
符号の説明
10 カメラ
11 カメラ本体部
12 照明装置
17 ベース体であるストロボベース
19 光源要素としての発光部
24 第1撮影レンズ
31 進退移動手段としてのラック体
37 進退移動弾性部材としてのラックばね
51 光学要素である第2撮影レンズ
55 光学要素側突起部としてのレンズ鏡筒突起
67 光源側突起部としてのストロボケース突起
71 接続弾性部材としてのストロボばね
84 連動機構
91 回動手段としての扇ギヤ
95 移動弾性部材としての扇ギヤばね

Claims (7)

  1. カメラ本体部に固定されるベース体と、
    このベース体に、収納位置と被写体側へ繰り出した位置との間で進退可能に設けられた光学要素と、
    前記ベース体に対して、収納位置にあるときの前記光学要素を上方から覆う位置とポップアップした位置との間で上下動可能に設けられた光源要素と、
    駆動源からの力を受けて、前記光学要素の進退動作と前記光源要素の上下動作とを連動させる連動機構と
    を具備したことを特徴とするカメラの照明装置。
  2. 連動機構は、
    光学要素の側面に設けられた光学要素側突起部と、
    光源要素に設けられ前記光学要素の繰り出し時に前記光学要素側突起部からの力を受けて前記光源要素を上昇させる光源要素側突起部とを備えている
    ことを特徴とする請求項1記載のカメラの照明装置。
  3. 連動機構は、光源側突起部が所定の付勢力で光学要素側突起部に当接するように光学要素側と光源要素側とを弾性的に接続する接続弾性部材を備えている
    ことを特徴とする請求項2記載のカメラの照明装置。
  4. 連動機構は、
    駆動源からの力を受けてベース体に対して光学要素の進退方向に沿って直線的に移動可能に設けられた進退移動手段と、
    この進退移動手段側と前記光学要素側とを弾性的に接続して前記進退移動手段の移動に前記光学要素を追従させる進退移動弾性部材とを備えている
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか一記載のカメラの照明装置。
  5. 連動機構は、
    駆動源からの力を受けてベース体に対して回動可能に設けられた回動手段と、
    この回動手段側と光学要素側とを弾性的に接続して前記回動手段の回動に前記光学要素の被写体側への移動を追従させる移動弾性部材を備えている
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか一記載のカメラの照明装置。
  6. カメラ本体部と、
    このカメラ本体部に取り付けられた請求項1ないし5いずれか一記載の照明装置と
    を具備したことを特徴とするカメラ。
  7. 第1撮影レンズと、
    この第1撮影レンズの画角を調整するズーム機構とを具備し、
    光学要素は、前記第1撮影レンズの広角端の最大画角よりも広い画角を有する第2撮影レンズである
    ことを特徴とする請求項6記載のカメラ。
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