JP2009202818A - ストレージリッドのシール構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】開口部を大きくして、シール性の良い自動車用可動ルーフパネルを収納するストレージリッドのシール構造を提供する。
【解決手段】可動ルーフパネル6を収容するストレージリッドのシール構造において、ストレージリッド8の裏面の車体側端部側にストレージリッドカバー部材10を取付ける。ストレージリッドカバー部材10は、カバーシール部11と、カバー取付部14と、カバー取付部から車体側端部方向に延設されストレージリッドの裏面と隙間を有するように取り付けられるカバー当接部16を有する。車体後部の開口縁の先端にはフランジ9bが形成され、フランジにはストレージリッドウエザストリップ20が取付けられ、車体側端部に取付けられたストレージリッドウエザストリップ20をストレージリッドカバー部材10のカバー当接部16に当接させてシールする。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車のルーフを開閉する可動ルーフパネルを収納する車体後部の開口部を塞ぐストレージリッドと、その車体開口部周縁をシールするストレージリッドのシール構造に関するものである。
オープンカータイプの自動車においては、図6に示すように、自動車の可動ルーフパネル6が車体1の後方からフロント方向に出入りするように可動ルーフパネル6が取付けられている。可動ルーフパネル6がフロント方向に移動し、ルーフが閉じられたときには、可動ルーフパネル6の先端は、フロントガラス5の上辺部のボディーパネル4に当接する。フロントガラス5は、その両側部をフロントピラー3で保持され、上辺をボディーパネル4で保持されている。
可動ルーフパネル6がリヤ方向に移動し、ルーフが開かれて、車体の後部に収納されるときは、図7に示すように、まずストレージリッド8が開いて、可動ルーフパネル6が折り畳まれて、図8に示すように、車体後部のトランク等のスペースに収納され、その後、ストレージリッド8が閉じられて、車体後部の開口部が塞がれる。車体後部の車体開口部周縁9には、図9に示すように、全周にわたりストレージリッドウエザストリップ120が取付けられ、ストレージリッド8と車体開口部周縁との間をシールしている(例えば、特許文献1参照。)。
また、図10に示すように、このシールは、ストレージリッド8の先端と車体1の後部との間と、ストレージリッド8の裏面と車体開口部周縁9との間の2ヶ所を2重にシールするストレージリッドウエザストリップ220を使用するものもある(例えば、特許文献2参照。)。
この場合は、ストレージリッドウエザストリップ220は、ストレージリッド8の先端と車体1の後部のパネルとの間をシールする第1中空シール部221と、ストレージリッド8の裏面と車体開口部周縁9との間をシールする第2中空シール部222が形成され、第2中空シール部222は、車体開口部周縁9のフランジ9bに取付けられるトリム部223に一体的に形成され、第1中空シール部221と第2中空シール部222は、連結部224で連結されている。
さらに、図11に示すように、ストレージリッド8の先端と車体1との間をシールする第1ストレージリッドウエザストリップ320と、ストレージリッド8の裏面と車体開口部周縁9との間をシールする第2ストレージリッドウエザストリップ321と2つのウエザストリップを使用するものがある(例えば、特許文献3参照。)。
第1ストレージリッドウエザストリップ320は、車体1の車体開口部周縁9に取付けられる第1取付基部323と、第1取付基部323と一体的に形成されストレージリッド8の先端と車体1の後部のパネル又はリラガラス9cとの間をシールする第1中空シール部324から形成される。
第2ストレージリッドウエザストリップ321は、車体1の後部の開口部に形成された車体開口部周縁9のフランジ9bに取付けられるトリム部325と、トリム部325と一体に形成されストレージリッド8の裏面の周囲に当接してシールする第2中空シール部326から形成される。
ストレージリッド8の裏面と車体開口部周縁9との間をシールする図10の第2中空シール部222と、図11の第2中空シール部326は、ストレージリッド8の裏面との当接を確保するため、ストレージリッド8のインナーパネル8bの裏側に膨らんだ部分に当接するように、車体開口部周縁9よりも内側に位置したフランジ9bに取付けられている。
これはストレージリッド8の先端側、特に車体側端部側は、ストレージリッド8の製造上、ストレージリッド8のインナーパネル8bとアウターパネル8aとの間を膨らませることが困難であり、先端部分ではインナーパネル8bとアウターパネル8aがインナーパネル8bの位置が高くなってしまい、ストレージリッドウエザストリップが裏面に当接し難くなるからである。
このため、ストレージリッドウエザストリップを保持する車体開口部周縁9のフランジ9bは、インナーパネル8bの裏側に膨らんだ部分にストレージリッドウエザストリップを当接させるために、開口部の内側方向に張出すこととなるため、開口部が狭くなってしまうこととなる。
特開平5−92725号公報 特開2003−118393号公報 特開2002−2307号公報
このため、本発明は、車体後部のルーフウエザストリップを収納する開口部を大きくして、シール性の良い自動車用可動ルーフパネルを収納するストレージリッドのシール構造を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために請求項1の本発明は、可動ルーフパネルを収容する車体後部に取付けられたストレージリッドと車体との間をシールするストレージリッドのシール構造において、
ストレージリッドの裏面の車体側端部側にストレージリッドカバー部材を取付け、ストレージリッドカバー部材は、ストレージリッドの先端と車体後部との間をシールするカバーシール部と、カバーシール部からリヤ側に延設されストレージリッドの裏面に取付けられるカバー取付部と、カバー取付部から車体側端部方向に延設されストレージリッドの裏面と隙間を有するように取り付けられるカバー当接部を有し、
車体後部の開口縁の先端にはフランジが形成され、フランジにはストレージリッドウエザストリップが取付けられ、車体側端部に取付けられたストレージリッドウエザストリップをストレージリッドカバー部材のカバー当接部に当接させてシールするストレージリッドのシール構造である。
請求項1の本発明では、可動ルーフパネルを収容する車体後部に取付けられたストレージリッドと車体との間をシールするストレージリッドのシール構造において、ストレージリッドの裏面の車体側端部側にストレージリッドカバー部材を取付けた。このため、ストレージリッドの裏面の車体側端部側において、ストレージリッドに取付けられたストレージリッドカバー部材により車体との間を狭くしてストレージリッドウエザストリップがストレージリッドカバー部材に当接しやすくすることができ、シール性を確保することができる。
ストレージリッドカバー部材は、ストレージリッドの先端と車体後部との間をシールするカバーシール部を有するため、ストレージリッドが閉じられたときに、ストレージリッドの先端と車体後部のパネルとの間に、ストレージリッドカバー部材が位置することができ、車体後部のパネルとストレージリッドとの間をシールすることができる。
カバーシール部からリヤ側に延設されストレージリッドの裏面に取付けられるカバー取付部を有するため、ストレージリッドカバー部材を、ストレージリッド先端よりも内側の部分でストレージリッドに取付けることができ、カバーシール部をストレージリッドの先端に、カバー当接部をストレージリッドの車体側端部の位置に保持することができ、それぞれのシール性を確保することができる。
カバー取付部から車体側端部方向に延設されストレージリッドの裏面と隙間を有するように取り付けられるカバー当接部を有するため、車体後部においてストレージリッドカバー部材の車体側端部側の部分のカバー当接部がストレージリッドの裏面よりも下方に位置することができ、ストレージリッドウエザストリップと確実にストレージリッドに当接してシールすることができる。
車体後部の開口縁の先端にはフランジが形成され、フランジにはストレージリッドウエザストリップが取付けられ、車体側端部に取付けられたストレージリッドウエザストリップをストレージリッドカバー部材のカバー当接部に当接させてシールする。このため、フランジに取付けられたストレージリッドウエザストリップをストレージリッドカバー部材のカバー当接部に当接するように位置させることができ、シール性を確保することができる。
請求項2の本発明は、ストレージリッドウエザストリップは、フランジに取り付けられるトリム部とストレージリッドカバー部材のカバー当接部に当接する中空シール部を有するストレージリッドのシール構造である。
請求項2の本発明では、ストレージリッドウエザストリップは、フランジに取り付けられるトリム部と、ストレージリッドカバー部材のカバー当接部に当接する中空シール部を有する。このため、ストレージリッドウエザストリップのトリム部でフランジを把持して中空シール部を確実にストレージリッドカバー部材のカバー当接部に当接するように位置させることができる。
請求項3の本発明は、ストレージリッドは、アウターパネルとインナーパネルで形成され、アウターパネルとインナーパネルの間の空間がストレージリッドの車体側端部方向の先端では狭くなっており、車体側端部のインナーパネルにストレージリッドカバー部材が取付けられているストレージリッドのシール構造である。
請求項3の本発明では、ストレージリッドは、アウターパネルとインナーパネルで形成され、アウターパネルとインナーパネルの間の空間がストレージリッドの車体側端部方向の先端では狭くなっており、車体側端部のインナーパネルにストレージリッドカバー部材が取付けられている。このため、アウターパネルとインナーパネルの間の空間がストレージリッドの車体側端部方向の先端では狭くなって、車体側端部のストレージリッドの裏面の位置が車体開口部周縁から上方になっても、その裏面にストレージリッドカバー部材を取付けて、ストレージリッドウエザストリップを確実に当接させて、シール性を確保することができる。
請求項4の本発明は、ストレージリッドカバー部材は、内部にインサート部材が埋設されたストレージリッドのシール構造である。
請求項4の本発明では、ストレージリッドカバー部材は、内部にインサート部材が埋設されたため、ストレージリッドカバー部材の剛性を確保して、ストレージリッドにカバー取付部を取付けて、カバー当接部をストレージリッドの裏面の車体側端部方向に位置させることができ、確実にストレージリッドウエザストリップを当接させて、シール性を確保することができる。
請求項5の本発明は、ストレージリッドカバー部材は、フロの側先端上面にストレージリッドの先端を収納するリッド先端収納凹部を有するストレージリッドのシール構造である。
請求項5の本発明では、ストレージリッドカバー部材は、フロント側先端上面にストレージリッドの先端を収納するリッド先端収納凹部を有するため、ストレージリッドカバー部材をストレージリッドに取付けたときに、ストレージリッドの先端を収納して、ストレージリッドカバー部材を固定して、ストレージリッドの先端と車体の後部及びモケットウエザストリップとの間を塞ぎ、シールすることができる。
請求項6の本発明は、ストレージリッドカバー部材のカバー当接部の先端部は、ストレージリッドの車体側端部側の裏面に当接するストレージリッドのシール構造である。
請求項6の本発明では、ストレージリッドカバー部材のカバー当接部の先端部は、ストレージリッドの車体側端部側の裏面に当接するため、ストレージリッドカバー部材のカバー当接部の先端部からストレージリッドの裏面への雨水、埃等の浸入を防止することができる。
カバー取付部から車体側端部方向に延設されストレージリッドの裏面と隙間を有するように取り付けられるカバー当接部を有するため、ストレージリッドの車体側端部側の部分のカバー当接部がストレージリッドの裏面よりも下方に位置することができ、ストレージリッドウエザストリップがストレージリッドウエザストリップと確実に当接してシールすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図9に基づき説明する。
図1〜図3は本発明の実施の形態において、ストレージリッド8の裏面の車体側端部側に取付けられるストレージリッドカバー部材10の形状を示すもので、図1は、ストレージリッドカバー部材10を上方から見た斜視図であり、図2は図1のA−A線に沿った断面図であり、図3は図1のB−B線に沿った断面図である。
図4は、ストレージリッド8の裏面の車体後端部側の中央付近に取付けられるストレージリッドウエザストリップ20の取付け状態を示す断面図である。
図5は、ストレージリッド8が閉じられた状態における、車体後部とストレージリッド8の間にストレージリッドカバー部材10のカバーシール部11が取付けられた状態を示す車体の上部側から見た斜視図であり、図1のXの部分の詳細図である。
図6は、本発明の可動ルーフパネル6を有する自動車のストレージリッド8とストレージリッドウエザストリップ20を取付ける部分を示す斜視図である。
図7〜図9は、ストレージリッド8の開閉状態と、可動ルーフパネル6の収納状態及びストレージリッドウエザストリップ20の取付け部分を示す図である。
本発明は、自動車用可動式の可動ルーフパネル6の収納部分のストレージリッド8のシール構造に関するものである。
オープンカータイプの自動車においては、図6に示すように、自動車の可動ルーフパネル6が車体1の後方からフロント方向に出入りするように可動ルーフパネル6が取付けられている。
可動ルーフパネル6がリヤ側に移動して、折り畳まれて車体後部に収納されるときは、前述のように、図7に示すように、ストレージリッド8が開くとともに、可動ルーフパネル6が後方に移動しつつ折り畳まれる。そして図8に示すように、車体後部のトランク等の収納部分に収納され、その後、ストレージリッド8が閉じられて、可動ルーフパネル6を覆い、車体後部の開口部が塞がれる。このとき、車体後部のトランク等の収納部分の周囲を構成する車体開口部周縁9には、図9に示すように、ストレージリッドウエザストリップ20が全周にわたり取付けられ、ストレージリッド8の周囲と車体開口部周縁9との間をシールしている。
車体開口部周縁9の車体後部では、図2と図4に示すように、車体開口部周縁9の先端に形成されたフランジ9bにストレージリッドウエザストリップ20が取付けられている。ストレージリッドウエザストリップ20は、断面略U字形に形成され、断面略U字形の内部の両側に形成された保持リップ23でフランジ9bを保持するトリム部21と、トリム部21の上部壁の外面に一体的に形成された中空シール部22から形成されている。
ストレージリッド8は、アウターパネル8aとインナーパネル8bで構成され、その後端は、図2〜図4に示すように、先端部分がアウターパネル8aとインナーパネル8bが接合して固定されている。その先端部分の若干内側ではインナーパネル8bにストレージリッドウエザストリップ20の中空シール部22が当接してシールしている。
ストレージリッド8の車体側端部側におけるストレージリッド8、ストレージリッドカバー部材10及びストレージリッドウエザストリップ20の取り付け状態について説明する。ストレージリッド8が閉じられた状態においては、車体後部とストレージリッド8の間の車体の側端部分の隙間に図5に示すようにストレージリッドカバー部材10のカバーシール部11が取付けられている。
なお、ストレージリッドカバー部材10のフロント側にはモケットウエザストリップ30が取付けられている。モケットウエザストリップ30は、可動ルーフパネル6がフロント側に移動し、ルーフを閉じたときに、可動ルーフパネル6と車体側部との間をシールするウエザストリップである。
まず、ストレージリッドカバー部材10の形状について説明する。ストレージリッドカバー部材10は、図1に示すように、ストレージリッド8の先端と車体後部のバックパネル1bとの間をシールするカバーシール部11と、カバーシール部11からリヤ側に延設されストレージリッドの裏面に取付けられるカバー取付部14と、カバー取付部14から車体側端部方向に延設されストレージリッド8の裏面と隙間を有するように取り付けられるカバー当接部16を有している。
ストレージリッド8が閉じられたときに、カバーシール部11は、ストレージリッド8の先端とモケットウエザストリップ30との間の隙間に位置することができ、その隙間を塞ぎ、モケットウエザストリップ30とストレージリッド8との隙間を無くし、シールすることができる。
カバーシール部11とカバー取付部14の間の上面に、ストレージリッド8の先端を収納するリッド先端収納凹部12が形成される。ストレージリッド8にストレージリッドカバー部材10が取付けられたときに、ストレージリッド8の先端がリッド先端収納凹部12に収納されて、ストレージリッドカバー部材10の先端をストレージリッド8の先端に保持させることができ、呼応述するカバー取付部14と合わせてストレージリッドカバー部材10をストレージリッド8に固定することができる。さらに、カバーシール部11部は、ストレージリッド8の先端と車体後部及びモケットウエザストリップ30との間を塞ぎ、シールすることができる。
カバー取付部14は、図1と図3に示すように、長手方向に帯状にカバーシール部11から延設されている。カバー取付部14は、断面形状ではカバーシール部11から下方に斜めに延設され、その後、ストレージリッド8のインナーパネル8bに沿って平行に延設される。カバー取付部14の内部には、インサート部材17がカバーシール部11から先端まで埋設されている。
カバー取付部14がインナーパネル8bと当接する部分にカバー取付部取付孔14bが形成され、インナーパネル8bの対応する部分に形成された孔と重ねて、クリップ19又はボルト等が貫通して、カバー取付部14をインナーパネル8bに取付けている。カバー取付部14の内部にインサート部材17が埋設されたため、クリップ19とリッド先端収納凹部12とで、インナーパネル8bにカバー取付部14を強固に取付けて、後述するカバー当接部16をストレージリッド8の裏面の車体側端部方向に位置させることができ、ストレージリッド8と車体1との間のシール性を確保することができる。
図1に示すように、カバー取付部14とカバーシール部11の連続する付近から、車体側端部方向に下方に曲がった鉤状の保持アーム13を延設することができる。保持アーム13は、ストレージリッドカバー部材10をストレージリッド8に取付て、ストレージリッド8を閉じたときに、車体側端部に当接して、ストレージリッドカバー部材10の位置を安定させることができる。
ストレージリッドカバー部材10の幅方向では、図1と図2に示すように、カバー中央部15がカバー取付部14の側端から斜め下方にカバー取付部14の略全面に亘り延設されている。カバー中央部15の側端からさらに後述するカバー当接部16がカバー中央部15の略全面に亘り延設されている。カバー取付部14、カバー中央部15とカバー当接部16の内部には略全面に渡りインサート部材17が埋設されている。このため、カバー当接部16をインナーパネル8bに取付けると、カバー中央部15とカバー当接部16の位置が固定することができる。
カバー当接部16は、上述の通り、カバー中央部15の側端から幅方向即ち、車体の側端方向に略水平に延設されている。カバー当接部16の側端にはカバー先端部18が形成され、カバー先端部18は、ストレージリッド8の車体側端部側のインナーパネル8bの内面に当接する。
ストレージリッド8の車体側端部側のインナーパネル8bは、図2に示すように、ストレージリッド8の成形加工上の問題から、後述する図4に示すような後端部分とは異なり、アウターパネル8aとの隙間を大きくすることができず、インナーパネル8bに近接して折り曲げられている。
ストレージリッドカバー部材10をインナーパネル8bに取付けると、カバー取付部14からカバー中央部15とカバー当接部16が車体側端部方向に延設され、ストレージリッド8のインナーパネル8bの裏面と隙間を有するように取り付けられ、カバー当接部16が、インナーパネル8bの車体後部における車体側端部側の部分から隙間を形成して下方に位置することができる。
カバー当接部16の端部にはカバー当接部取付孔16bを形成することができる。この場合は、カバー取付部取付孔14bと同様に、クリップ19等を使用してアウターパネル8aにカバー当接部16を固定することができる。この場合は、より一層、カバー当接部16安定して保持することができ、シール性が向上する。
車体後部の車体開口部周縁9の先端にはフランジ9bが形成され、フランジ9bにはストレージリッドウエザストリップ20が取付けられる。
ストレージリッドウエザストリップ20は、図2に示すように、断面略U字形に形成され、断面略U字形の内部の両側に形成された保持リップ23でフランジ9bを保持するトリム部21と、トリム部21の上部壁の外面に一体的に形成された中空シール部22から形成されている。
ストレージリッド8が閉じられると、車体開口部周縁9の車体側端部に取付けられたストレージリッドウエザストリップ20をストレージリッドカバー部材10のカバー当接部16に当接させてシールする。このとき、ストレージリッドカバー部材10のカバー当接部16は、インナーパネル8bよりも下方に位置するため、フランジ9bに取付けられたストレージリッドウエザストリップ20の中空シール部22をカバー当接部16に確実に当接することができ、シール性を確保することができる。
ストレージリッドカバー部材10のカバー先端部18は、ストレージリッド8の車体側端部側の裏面に当接させることができる。この場合は、ストレージリッドカバー部材10のカバー先端部18からストレージリッド8の裏面への雨水、埃等の浸入を防止することができる。
車体開口部周縁9の車体後部の中央付近では、図4に示すように、車体開口部周縁9の先端に形成されたフランジ9bにストレージリッドウエザストリップ20が取付けられている。
ストレージリッド8は、アウターパネル8aとインナーパネル8bで構成され、その後端は、図4に示すように、先端部分がアウターパネル8aとインナーパネル8bが接合して固定されている。車体後部の中央付近では、先端部分の若干内側ではインナーパネル8bが屈曲して形成され、車体開口部周縁9のフランジ9bに接近して形成され、その屈曲部分にストレージリッドウエザストリップ20の中空シール部22が当接してシールしている。
このため、フランジ9bは、車体開口部の端に位置することができる。そして車体開口部の端に位置しても、中空シール部22がインナーパネル8bに当接してシールすることができ、車体開口部周縁9のフランジ9bが車体後部の開口部を狭くすることがない。
次に、ストレージリッドカバー部材10製造方法について説明する。ストレージリッドカバー部材10は、インサート部材17を金型に予めセットして、注入成形又は射出成形する。成形材料は、いずれも合成ゴム、熱可塑性エラストマーが使用され、例えば合成ゴムでは、EPDMゴム、熱可塑性エラストマーでは、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー等が使用される。インサート部材17を使用するため、スポンジ材を使用することも、ソリッド材を使用することもできる。スポンジ材の場合は、これ等の材料を発泡させてスポンジ材として使用する。
本発明の実施の形態であるストレージリッドカバー部材の斜視図である。 本発明の実施の形態であるストレージリッドカバー部材の図1におけるA−A線に沿った断面図である。 本発明の実施の形態であるストレージリッドカバー部材の図1におけるB−B線に沿った断面図である。 本発明の実施の形態であるストレージリッドの車体後部におけるストレージリッドウエザストリップとの当接状態を示す断面図である。 ストレージリッド8が閉じられた状態における、車体後部とストレージリッドの間にストレージリッドカバー部材が取付けられた状態を示す車体の上部側から見た斜視図であり、図1のXの部分の詳細図である。 可動ルーフパネルを有する自動車の上方から見た斜視図である。 可動ルーフパネルを収納する途中の自動車の側方から見た側面図である。 可動ルーフパネルを収納した状態の自動車の後部の側面図である。 可動ルーフパネルを有する自動車のストレージリッドが開いた状態の上方から見た斜視図である。 従来の可動ルーフパネルを有する自動車のストレージリッドを閉じた状態の車体後部とストレージリッド先端とのシール状態を示す部分断面図である。 従来の他の可動ルーフパネルを有する自動車のストレージリッドを閉じた状態の車体後部とストレージリッド先端とのシール状態を示す部分断面図である。
符号の説明
6 可動ルーフパネル
8 ストレージリッド
8a アウターパネル
8b インナーパネル
9 車体開口部周縁
10 ストレージリッドカバー部材
11 カバーシール部
12 リッド先端収納凹部
14 カバー取付部
15 カバー中央部
16 カバー当接部
17 インサート部材
18 カバー先端部
20 ストレージリッドウエザストリップ

Claims (6)

  1. 可動ルーフパネルを収容する車体後部に取付けられたストレージリッドと車体との間をシールするストレージリッドのシール構造において、
    上記ストレージリッドの裏面の車体側端部側にストレージリッドカバー部材を取付け、該ストレージリッドカバー部材は、上記ストレージリッドの先端と車体後部との間をシールするカバーシール部と、該カバーシール部からリヤ側に延設され上記ストレージリッドの裏面に取付けられるカバー取付部と、該カバー取付部から車体側端部方向に延設され上記ストレージリッドの裏面と隙間を有するように取り付けられるカバー当接部を有し、
    上記車体後部の開口縁の先端にはフランジが形成され、該フランジにはストレージリッドウエザストリップが取付けられ、車体側端部に取付けられた該ストレージリッドウエザストリップを上記ストレージリッドカバー部材のカバー当接部に当接させてシールすることを特徴とするストレージリッドのシール構造。
  2. 上記ストレージリッドウエザストリップは、上記フランジに取り付けられるトリム部と上記ストレージリッドカバー部材のカバー当接部に当接する中空シール部を有する請求項1に記載のストレージリッドのシール構造。
  3. 上記ストレージリッドは、アウターパネルとインナーパネルで形成され、アウターパネルとインナーパネルの間の空間が上記ストレージリッドの車体側端部方向の先端では狭くなっており、車体側端部の上記インナーパネルにストレージリッドカバー部材が取付けられている請求項1又は請求項2に記載のストレージリッドのシール構造。
  4. 上記ストレージリッドカバー部材は、内部にインサート部材が埋設された請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のストレージリッドのシール構造。
  5. 上記ストレージリッドカバー部材は、フロント側先端上面に上記ストレージリッドの先端を収納するリッド先端収納凹部を有する請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のストレージリッドのシール構造。
  6. 上記ストレージリッドカバー部材のカバー当接部の先端部は、ストレージリッドの車体側端部側の裏面に当接する請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のストレージリッドのシール構造。
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