JP2009201543A - 内視鏡システム - Google Patents

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Abstract

【課題】内視鏡と光源装置、プロセッサ装置とを接続するコネクタの接続位置が不適正であったとき、外部に光源の強い光が照射されたり、熱により部品が劣化したりすることを防止する。
【解決手段】光源装置11には、マイクロスイッチ31,34、光源部35、プロセッサ部36、電源回路37が設けられている。光源部35は、光源42、集光レンズ43、絞り調節機構44、絞り駆動ドライバ45、光源ドライバ46、コントローラ32を備える。コネクタ14,15の両方がソケット26,27の適正な接続位置に差し込まれていることがマイクロスイッチ31,34で検出された場合、コントローラ32は光源用ドライバ46を介して光源42の点灯を許容し、コネクタ14,15のうち、少なくともいずれかが適正な接続位置に差し込まれていないことが検出された場合、光源42の点灯を禁止、または照明光を減じることで点灯を制限する。
【選択図】図2

Description

本発明は、光源からの照明光で、被検体内を照明しつつ、被検体内を内視鏡で撮影し、これにより得られた画像をプロセッサ装置のモニタに表示する内視鏡システムに関する。
内視鏡システムは、被検体内に挿入され、組織の観察や処置を行うための挿入部を備えた内視鏡と、この内視鏡と接続され、被検体内を照明する照明光を発する光源を有する光源装置とからなる。内視鏡は、照明光を挿入部先端へ導くライトガイドと、このライトガイドの入射端が露呈し、光源装置に設けられたソケットと着脱自在に接続される光源用コネクタとを備えており、光源装置のソケットに光源用コネクタを差し込むと、内視鏡と光源装置とが光密に接続され、光源からの照明光がライトガイドへ入射する。
近年では、内視鏡の挿入部先端に被検体内を撮像するCCDなどの撮像素子を備えた電子内視鏡が普及してきている。この電子内視鏡は、撮像素子からの撮像信号を出力するための通信用コネクタを備えており、画像処理を行うプロセッサ装置のソケットに通信用コネクタを差し込むと、電子内視鏡とプロセッサ装置が電気的に接続され、電子内視鏡で得られた撮像信号からプロセッサ装置が画像を生成してモニタに出力し、被検体内の観察を行うことができる(特許文献1参照)。
特許文献1記載の内視鏡装置の光源装置には、プロセッサ装置で生成した画像データの輝度分布に基づき、画像が所定の明るさとなるように光源とライトガイドの入射端との間に設けられた絞り開口を調節する絞り調節機構を備えている。
このような光源装置で、光源を点灯した状態のまま、ソケットから光源用コネクタが抜き取られてしまうと、光源からの強い光がソケットの開口部を通して外部に照射されてしまう。このとき、光源装置の付近にいる患者や医師の目に光源からの光が入ると検査の妨げになり、好ましくなかった。そこで、特許文献2記載の内視鏡用光源装置では、内視鏡のライトガイドプラグ(光源用コネクタ)を挿入する接続口(ソケット)に、ライトガイドプラグの先端が当接したときにのみ回動されて、光源からの照明光がライトガイドへ入射されるようにした防眩シャッタと、この防眩シャッタを閉じ方向に付勢するバネとを設けている。このような構成とすることで、コードが引っ掛かるなどの理由で光源用コネクタがソケットから抜去されたとき、防眩シャッタがソケットの開口部を塞いで外部に強い光が照射されることを防止することができる。また、光源が点灯しているか否かを視認可能とするために、防眩シャッタには、中心部を避けて透孔が設けられており、防眩シャッタが塞がれたとき、この透孔を介して光源からの照明光が僅かに漏れるようになっている。
特開2000−189383号公報 実開昭58−33003号公報
しかしながら、上記特許文献2記載の光源装置では、検査終了後に光源装置から内視鏡が抜去されたとき、防眩シャッタの透孔から僅かに漏れた照明光に気付かず、光源を点灯させたまま放置してしまうという懸念がある。光源を点灯させたまま放置されると、光源の周辺が熱せられて周辺の部品が劣化してしまうという問題が起きる。また、光源の点灯状態を確認するため、ソケットの開口部をその都度覗くのは面倒である。
また、上記特許文献1,2では、検査中に電子内視鏡の通信用コネクタが抜き取られたときの対策については考慮されていない。通信用コネクタが抜き取られると撮像信号が取得できず、真っ暗な画像となってしまうため、光源装置では、照明光が不足していると判断して絞り開口が開放絞りとなり、ライトガイドの入射端付近及び光源用コネクタが加熱され、劣化してしまうことがある。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、内視鏡と、光源装置及びプロセッサ装置とを接続するコネクタの接続位置が不適正であったとき、外部に光源の強い光が照射されたり、熱により部品が劣化したりすることを防止することが可能な内視鏡システムを提供することを目的とする。
本発明は、被検体内を撮像する撮像素子、および前記被検体内を照明する照明光を導光するライトガイドを有する内視鏡と、前記ライトガイドの入射端が露呈した前記内視鏡の光源用コネクタが着脱自在に接続される光源用ソケット、および前記照明光を発する光源を有する光源装置と、前記撮像素子で得られた撮像信号を受信するための前記内視鏡の通信用コネクタが着脱自在に接続される通信用ソケット、および前記撮像信号から画像を生成する画像処理手段を有するプロセッサ装置とから構成される内視鏡システムにおいて、前記光源装置、または前記プロセッサ装置のうちの少なくともいずれかに設けられ、前記光源用コネクタ、または前記通信用コネクタが、前記光源用ソケット、または前記通信用ソケットの適正な接続位置に差し込まれているか否かを検出する検出手段と、前記光源装置に設けられ、前記光源用、通信用コネクタの両方が前記適正な接続位置に差し込まれていることが前記検出手段で検出された場合、前記光源の点灯を許容し、前記光源用、通信用コネクタのうちの少なくともいずれかが前記適正な接続位置に差し込まれていないことが前記検出手段で検出された場合、前記光源の点灯を制限する光源制御手段とを備えることを特徴とする。
なお、前記光源制御手段は、前記光源用、通信用コネクタのうちの少なくともいずれかが前記適正な接続位置に差し込まれていないことが前記検出手段で検出された場合、前記光源の点灯を禁止する。あるいは、前記光源制御手段は、前記光源用、通信用コネクタのうちの少なくともいずれかが前記適正な接続位置に差し込まれていないことが前記検出手段で検出された場合、前記照明光の光量を減じることが好ましい。
また、前記光源装置は、前記照明光の光量を調節する絞り機構を備え、前記光源制御手段は、前記光源用、通信用コネクタのうちの少なくともいずれかが前記適正な接続位置に差し込まれていないことが前記検出手段で検出された場合、前記絞り機構の絞り値を最小にすることが好ましい。
さらにまた、前記光源制御手段は、前記光源用、通信用コネクタの両方が前記適正な接続位置に差し込まれていることが前記検出手段で検出された場合、前記光源を自動的に点灯させることが好ましい。あるいは、前記検出手段は、前記光源用、通信用コネクタと前記光源用、通信用ソケットの挿抜によってオンオフされるマイクロスイッチであることが好ましい。なお、前記光源装置および前記プロセッサ装置は一体であることが好ましい。
本発明の内視鏡システムによれば、内視鏡の光源用コネクタまたは通信用コネクタが、光源装置の光源用ソケットまたはプロセッサ装置の通信用ソケットの適正な接続位置に差し込まれているか否かを検出手段で検出し、光源用、通信用コネクタの両方が適正な接続位置に差し込まれていることが検出手段で検出された場合、光源の点灯を許容し、光源用、通信用コネクタのうちの少なくともいずれかが適正な接続位置に差し込まれていないことが検出手段で検出された場合、光源の点灯を制限するので、光源用コネクタ又は通信用コネクタの接続位置が不適正であったとき、光源が消灯して外部に強い光が照射されることを防ぐことが可能となり、さらに熱による部品の劣化を防止することができる。
図1において、電子内視鏡システム2は、電子内視鏡10と、一体型の光源装置兼プロセッサ装置(以下、光源装置と略す。)11とから構成される。電子内視鏡10は、体腔内に挿入される可撓性の挿入部12と、挿入部12の基端部分に連設された操作部13と、光源装置11に接続される光源用コネクタ14及び通信用コネクタ15と、操作部13とコネクタ14,15とを繋ぐユニバーサルコード16とを備えている。
挿入部12の先端には、体腔内撮影用のCCD17(図2参照)などが内蔵された先端部12aが連設されている。先端部12aの後方には、複数の湾曲駒を連結した湾曲部12bが設けられている。湾曲部12bは、操作部13に設けられたアングルノブ18が操作されて、挿入部12内に挿設されたワイヤが押し引きされることにより、上下左右方向に湾曲動作する。これにより、先端部12aが体腔内の所望の方向に向けられる。
図2において、先端部12aには、観察窓19、照明窓20が設けられている。観察窓19の奥には、被検体内の像光を取り込むための光学系21が取り付けられ、さらに光学系21の奥には、CCD17が取り付けられている。CCD17は、例えばインターライントランスファ型のCCDからなる。CCD17には、ユニバーサルコード16を介して光源装置11との各種信号の遣り取りを媒介するための信号ライン22,23が接続されている。信号ライン22,23は、ユニバーサルコード16及び通信用コネクタ15を介して光源装置11に接続される。
一方、照明窓20の奥には、照射レンズ24が設けられる。この照射レンズ24には、ライトガイド25の出射端が面している。ライトガイド25は、挿入部12、操作部13、ユニバーサルコード16、及び光源用コネクタ14の内部を通っており、光源用コネクタ14の挿入方向の先端部14a(図3参照)からライトガイド25の入射端25aが露呈する。ライトガイド25は、多数の光ファイバー(例えば、石英からなる)を束ねて形成されたものであり、光源用コネクタ14から露呈する部分は、剛性を有する金属によって外周が保護されている。また、光源用コネクタ14の外周はゴムなどによって覆われ、凹凸が形成されている。
図3において、光源装置11の前面には、光源用コネクタ14及び通信用コネクタ15とそれぞれ接続される光源用ソケット26及び通信用ソケット27、電源スイッチ28、及び操作パネル29が設けられている。操作パネル29には、点灯スイッチ29aが配されている。
光源用ソケット26は、その内周が、電子内視鏡10の光源用コネクタ14の外周の凹凸に合わせて形成されており、光源用ソケット26に光源用コネクタ14を挿入すると、光源用コネクタ14の外周が潰れながら、光源用ソケット26の対応する凹凸に嵌合し、着脱自在且つ光密に接続される。この光源用ソケット26の挿入方向奥側の壁面26aには、ライトガイド25を光源装置11の内部へ通過させる貫通孔30と、マイクロスイッチ31とが設けられている。本実施形態では、光源用コネクタ14の先端部14aが、光源用ソケット26の壁面26aに突き当たるまで差し込まれた位置が適正な接続位置となっている。
マイクロスイッチ31には、光源用ソケット26の壁面26aから挿入方向に沿って突出する突出位置と、壁面26a側に押し込まれる押込位置との間でスライド自在な被押圧片31aが設けられている。被押圧片31aは、図示しないバネにより突出位置に向けて付勢されている。光源用コネクタ14が光源用ソケット26に挿入されると、光源用コネクタ14の先端部14aが被押圧片31aに当接し、バネの付勢に抗して被押圧片31aを突出位置から押込位置へと押圧する。図4に示すように、光源用コネクタ14が適正な接続位置まで挿入されると、被押圧片31aが押込位置まで押し込まれる。被押圧片31aが押込位置に押し込まれると、マイクロスイッチ31はオンとなってコントローラ32(図2参照)へオン信号を出力する。マイクロスイッチ31は、被押圧片31aが押込位置にあるとき以外は、オフしている。
通信用ソケット27は、通信用コネクタ15のコネクタピン(図示せず)が挿通される複数のピンソケット33と、マイクロスイッチ34とを有している。マイクロスイッチ34は、マイクロスイッチ31と同様の構成で、被押圧片34aが通信用ソケット27の壁面27aから挿入方向に沿って突出する位置に取り付けられている。通信用コネクタ15が通信用ソケット27に挿入されると被押圧片34aが通信用コネクタ15によって押圧され、通信用ソケット27との適正な接続位置まで通信用コネクタ15が差し込まれるとマイクロスイッチ34はスイッチオンとなって、コントローラ32へオン信号を出力する。マイクロスイッチ34は、マイクロスイッチ31と同様に、被押圧片34aがが押込位置にあるとき以外は、オフしている。
図2において、光源装置11は、マイクロスイッチ31,34、光源部35、プロセッサ部36、電源回路37が設けられている。プロセッサ部36には、タイミング/ドライバ回路38、信号処理部39、これらを制御するCPU40が設けられている。電子内視鏡10の通信用コネクタ15が通信用ソケット27に接続されたとき、CCD17は信号ライン22を介してタイミング/ドライバ回路38に接続され、信号ライン23を介して信号処理部39に接続される。タイミング/ドライバ回路38は、CPU40からの指令によって生成したタイミング信号(クロックパルス)により、CCD17の蓄積電荷の読み出しタイミング、CCD17の電子シャッタのシャッタ速度などを制御する。CCD17から出力された撮像信号は、信号処理部39で増幅、A/D変換、などの各種画像処理が施されて映像信号とされ、光源装置11にケーブル接続されたモニタ41(図1も参照)に内視鏡画像として表示される。なお、CPU40は、コントローラ32に接続され、CPU40とコントローラ32との間でデータ通信が可能となっている。
光源部35は、光源42、集光レンズ43、絞り調節機構44、絞り駆動ドライバ45、光源ドライバ46、及びこれらを制御するコントローラ32を備える。光源42は、例えばキセノンランプ、LED(発光ダイオード)、LD(レーザーダイオード)、またはハロゲンランプなどが使用される。集光レンズ43は、光源用コネクタ14が光源用ソケット26の適正な接続位置に接続されたとき、ライトガイド25の入射端25aと、光源42との間に位置し、光源42から発せられた照明光を入射端25aへ集光する。集光レンズ43で集光された照明光は、入射端25aからライトガイド25によって照射レンズ24まで導かれ、照明窓20を通して被検体内へ照射される。
絞り調節機構44は、ライトガイド25の入射端25aと集光レンズ43との間に配置され、照明光の光量を調節する。この絞り調節機構44は、絞り量を可変させる複数の絞り羽根、及びこの絞り羽根を移動させるモータなどからなり、絞り駆動ドライバ45からの駆動信号によって駆動される。
光源42は、光源ドライバ46から供給される点灯電力によって点灯する。光源ドライバ46は、電源回路37からの電源電圧を変圧し、点灯スイッチ29aのオン/オフ操作に伴うコントローラ32からの制御信号に応じて、光源42の点灯及び消灯を切り替える。コントローラ32は、光源用コネクタ14及び通信用コネクタ15の両方が適正な接続位置に差し込まれていることがマイクロスイッチ31,34で検出された場合は、光源用ドライバ46に点灯許容信号を出力して、光源42の点灯を許容する。点灯制限信号が出力されている間は、点灯スイッチ29aをオンしても光源42は点灯されず、点灯スイッチ29aのオン操作は無効となる。点灯許容信号が出力されている間は、点灯スイッチ29aのオン操作は有効となる。
一方、コントローラ32は、光源用コネクタ14及び通信用コネクタ15のうち、少なくともいずれかが適正な接続位置に差し込まれていないことがマイクロスイッチ31,34で検出された場合、光源ドライバ46に点灯制限信号を出力して、光源42の点灯を制限する。本実施形態では、光源ドライバ46による点灯電力の供給を停止して光源42の点灯を禁止させることで光源42の点灯を制限する。
上記構成の作用について説明する。電子内視鏡システム2で検査を行う際には、電子内視鏡10のコネクタ14,15を光源装置11のソケット26,27にそれぞれ差し込んで電源スイッチ28をオンする。電源スイッチ28がオンされると、電源回路37がプロセッサ部36、コントローラ32、絞り駆動ドライバ45、及び光源ドライバ46などへ電力を供給する。また、マイクロスイッチ31,34にも電源が供給され、マイクロスイッチ31,34が起動状態となる。電源オンとなったコントローラ32は、マイクロスイッチ31,34の検出信号を監視する。コネクタ14,15をソケット26,27の適正な接続位置に差し込んだときは、被押圧片31a,34aがそれぞれ押圧位置に押し込まれ、マイクロスイッチ31,34がオンになる。マイクロスイッチ31,34がオンになるとコントローラ32から光源ドライバ46に点灯許容信号が出力される。
点灯許容信号が出力された状態で、点灯スイッチ29aがオンされると、コントローラ32は、点灯スイッチ29aの操作を有効とし、光源ドライバ46を介して光源42を点灯させる。光源42からの照明光で体腔内を照明しながら、CCD17による体腔内の画像をモニタ41で観察することができる。
一方、光源用コネクタ14、通信用コネクタ15、またはユニバーサルコード16が何かに引っ掛かったり、引っ張られたり、あるいは光源用コネクタ14、通信用コネクタ15の差し込み方が不十分だったりが原因で、光源用コネクタ14及び通信用コネクタ15のうち少なくともいずれかが適正な接続位置に差し込まれていない状態となり、マイクロスイッチ31,34のうち少なくともいずれかからのオン信号が無いとき、コントローラ32は、光源ドライバ46に点灯制限信号を出力して光源42の点灯を禁止する。光源42が点灯されていた場合に点灯制限信号が入力されると、光源ドライバ46は光源42を消灯する。また光源42が消灯していた場合に点灯制限信号が入力されると、点灯スイッチ29aの操作が無効となり、光源42は点灯されない。
光源用コネクタ14が抜去、又は抜去しかけた状態になると、光源用ソケット26の貫通孔30から光源装置11の内部が露呈することになるが、上述したように、光源用コネクタ14が適正な接続位置に差し込まれていない状態となった時点で、光源42が消灯される、または点灯されないように制御されるため、光源用ソケット26から外部へ光が漏れることが無く、光源装置11の付近に患者等がいても強い光が当たることが無い。また、光源用ソケット26が抜去されたままの状態であっても光源42が消灯のまま、または点灯されないので、光源装置11の内部が加熱することが無く、光源装置11の各種部品の劣化を防止することができる。一方、通信用コネクタ15が抜去、又は抜去しかけた状態になると、電子内視鏡10からの撮像信号が無くなるため、コントローラ32は、画像が暗いと判定して絞り調節機構44の絞り開口を開放絞りとするように絞り駆動ドライバ45へ制御信号を送るが、上述したように、光源42が消灯、または点灯されないように制御されるため、照明光によってライトガイド25の入射端25a付近及び光源用コネクタ14が加熱されることが無く、周辺の部品が劣化することを防ぐことができる。
上記実施形態においては、電子内視鏡10のコネクタ14,15が適正な接続位置に差し込まれていることを検出するマイクロスイッチ31,34をソケット26、27にそれぞれ設けているが、本発明はこれに限らず、光源用ソケット26にのみマイクロスイッチを設け、通信用ソケット27についてはマイクロスイッチを省略し、その代わりに、電子内視鏡10から送信されてくる撮像信号を監視する信号検出回路を光源装置11に設け、この信号検出回路を検出手段として、通信用コネクタ15が適正な接続位置に差し込まれているか否かを検出する構成としてもよい。この場合、電子内視鏡10から撮像信号を送信する通信用コネクタ15のコネクタピンを他のコネクタピンよりも短くして、通信用コネクタ15が抜けそうになったときは、このコネクタピンが最も早く通信用ソケット27のピンソケットから抜去されるようにすればよい。
また、上記実施形態においては、マイクロスイッチ31,34の被押圧片31a,34aをソケット26,27の壁面26a,27aから外側に露呈させて設けているが本発明はこれに限らず、光源装置11の内部で、且つソケット26,27よりも光源42側の位置に、マイクロスイッチを設けるようにしてもよい。この場合、例えば、図5に示すように、光源用コネクタ51は、挿入方向の先端部51aよりもユニバーサルコード16寄りの位置に突き当て面51bを有し、この突き当て面51bが光源用ソケット26の前面に突き当たったときに、先端部51aが被押圧片31aを押込位置に押し込んでスイッチオンとなるように、マイクロスイッチ31を配置すればよい。
さらにまた、コネクタ14,15が適正な接続位置か否かを検出する検出手段としては、マイクロスイッチに限らず、例えば図6に示すようにフォトリフレクタなどの光電センサ52を使用し、光源用コネクタ14が適正な接続位置に差し込まれたとき、ライトガイド25の入射端25a付近に位置するように光電センサ52を取り付ける。光電センサ52は、電源スイッチ28が操作されて光源装置11が電源オンとなったとき、投光部からLED光を照射する。そして、光源用コネクタ14が適正な接続位置に差し込まれたとき、光電センサ52の投光部が照射したLED光をライトガイド25が反射して、反射してきた光を光電センサ52の受光部が受光してオン信号をコントローラ32へ出力する。一方、光源用コネクタ14が適正な接続位置に差し込まれていないときは、光電センサ52からのLED光がライトガイド25の入射端25aで反射されず、光電センサ52の受光部が反射光を受光しない。これにより、光電センサ52からのオン信号の有無で、コネクタ14,15が適正な接続位置か否かを検出することができる。
上述のように、検出手段は、コネクタ14,15が適正な接続位置にあるか否かを正しく検出できれば如何なるものでもよい。ただし、マイクロスイッチを検出手段として用いれば、より安価かつ簡単な構成とすることができるので、マイクロスイッチを用いることが好ましい。
なお、上記実施形態においては、光源42の点灯を制限する方法として、光源ドライバ46からの給電を停止させて光源42の点灯を禁止する制御を行っているが、これに限らず、コネクタ14,15のうち少なくともいずれか一方が適正な接続位置に差し込まれていない状態が検出されたときは、両方が適正な接続位置に差し込まれ、点灯が許容されているときよりも光源42からの照明光の光量をまぶしくない程度に減じる制御を光源ドライバ46が行うようにしてもよい。この光量を減じる方法としては、例えば、光源ドライバ46から光源42へ供給する点灯電力の電圧・電流を下げるようにする。
また、光源42の点灯を禁止する制御及び点灯電力の電圧・電流を下げる制御を組み合わせた構成としてもよい。あるいは、コネクタ14,15のいずれか一方が適正な接続位置に差し込まれていない状態が検出されたときは、上記の光源42の点灯を制限する制御に加えて、絞り開口を最小とするように絞り調節機構44を駆動させるようにしてもよい。このように2段階の制御を行うことで、光源ドライバ46などの故障で光源42の点灯を制限することが不可能となっても、絞り開口の調節で光量を減じることができる。
また、上記実施形態においては、プロセッサ装置及び光源装置を一体型にした構成を例に上げているが、本発明はこれに限らず、プロセッサ装置と光源装置とを別体にした構成としてもよい。さらにまた、上記実施形態においては、光源用コネクタ14及び通信用コネクタ15が適正な接続位置に差し込まれ、且つ点灯スイッチ29aがオンされたとき、点灯を許容する構成としているが、これに限らず、通信用コネクタ15及び光源用コネクタ14が光源装置11の適正な接続位置に差し込まれた時点で、コントローラ32が光源42を自動的に点灯するように制御してもよい。この場合、点灯スイッチ29aを省略することができる。
電子内視鏡システムの構成を示す図である。 電子内視鏡及び光源装置の電気的構成を示すブロック図である。 光源装置の前面構成を示す斜視図である。 光源用ソケット周辺の構成を示す要部断面図である。 マイクロスイッチの配置を異ならせた変形例を示す要部断面図である。 検出手段として光電センサを用いた変形例を示す要部断面図である。
符号の説明
2 電子内視鏡システム
10 電子内視鏡
11 光源装置
14 光源用コネクタ
15 通信用コネクタ
17 CCD(撮像素子)
25 ライトガイド
26 光源用ソケット
27 通信用ソケット
31,34 マイクロスイッチ
32 コントローラ
42 光源
44 光源ドライバ
46 光源ドライバ
52 光電センサ

Claims (7)

  1. 被検体内を撮像する撮像素子、および前記被検体内を照明する照明光を導光するライトガイドを有する内視鏡と、前記ライトガイドの入射端が露呈した前記内視鏡の光源用コネクタが着脱自在に接続される光源用ソケット、および前記照明光を発する光源を有する光源装置と、前記撮像素子で得られた撮像信号を受信するための前記内視鏡の通信用コネクタが着脱自在に接続される通信用ソケット、および前記撮像信号から画像を生成する画像処理手段を有するプロセッサ装置とから構成される内視鏡システムにおいて、
    前記光源装置、または前記プロセッサ装置のうちの少なくともいずれかに設けられ、前記光源用コネクタ、または前記通信用コネクタが前記光源用ソケット、または前記通信用ソケットの適正な接続位置に差し込まれているか否かを検出する検出手段と、
    前記光源装置に設けられ、前記光源用、通信用コネクタの両方が前記適正な接続位置に差し込まれていることが前記検出手段で検出された場合、前記光源の点灯を許容し、前記光源用、通信用コネクタのうちの少なくともいずれかが前記適正な接続位置に差し込まれていないことが前記検出手段で検出された場合、前記光源の点灯を制限する光源制御手段とを備えることを特徴とする内視鏡システム。
  2. 前記光源制御手段は、前記光源用、通信用コネクタのうちの少なくともいずれかが前記適正な接続位置に差し込まれていないことが前記検出手段で検出された場合、前記光源の点灯を禁止することを特徴とする請求項1記載の内視鏡システム。
  3. 前記光源制御手段は、前記光源用、通信用コネクタのうちの少なくともいずれかが前記適正な接続位置に差し込まれていないことが前記検出手段で検出された場合、前記照明光の光量を減じることを特徴とする請求項1または2記載の内視鏡システム。
  4. 前記光源装置は、前記照明光の光量を調節する絞り機構を備え、
    前記光源制御手段は、前記光源用、通信用コネクタのうちの少なくともいずれかが前記適正な接続位置に差し込まれていないことが前記検出手段で検出された場合、前記絞り機構の絞り値を最小にすることを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載の内視鏡システム。
  5. 前記光源制御手段は、前記光源用、通信用コネクタの両方が前記適正な接続位置に差し込まれていることが前記検出手段で検出された場合、前記光源を自動的に点灯させることを特徴とする請求項1ないし4いずれか記載の内視鏡システム。
  6. 前記検出手段は、前記光源用、通信用コネクタと前記光源用、通信用ソケットの挿抜によってオンオフされるマイクロスイッチであることを特徴とする請求項1ないし5いずれか記載の内視鏡システム。
  7. 前記光源装置および前記プロセッサ装置は一体であることを特徴とする請求項1ないし6いずれか記載の内視鏡システム。
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