JP2009200665A - 携帯端末装置、その制御方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】圧力センサを用いて操作性を向上できる携帯端末装置、その制御方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】携帯端末装置100は、下部筐体20の対向する2つの側面24A,24Bに配置された第1及び第2の圧力センサ25A,25Bと、第1及び第2の圧力センサ25A,25Bにそれぞれ印加された圧力の差分値を演算し、この差分値に基づいて携帯端末装置100の状態を制御するCPU39とを備える。CPU39は、差分値の正負により、筐体の表面に配置されたLCD11におけるスクロールの方向を決定し、また、差分値の大きさよりスクロールの速度を制御する。また、CPU39は、差分値の正負及び大きさに基づいて、携帯端末装置100が出力する音声データや動画データの早送り又は巻き戻し再生の選択、及び、早送り又は巻き戻しの速度を制御し、さらに、音声データの音量も制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯端末装置、その制御方法及びプログラムに関し、更に詳しくは、筐体に複数の圧力センサを備えた携帯端末装置、その制御方法及びプログラムに関する。
近年、携帯電話機等の携帯端末装置は、機能の多様化が進んでおり、例えば表示装置(LCD)に画像データ等を表示し、また、スピーカから音声を出力する機能を備えたものが知られている。携帯端末装置は、ユーザがこれらの機能を利用するための各種ユーザインタフェース(以下、UIという)を備えている。
UIとしては、例えば、いわゆるメタルドーム式の十字キーがある。UIとして十字キーを備えた携帯端末装置では、上下、左右の方向にそれぞれ配置されたキーをユーザが押圧することで、表示装置の表示画面上のカーソル等が動かされる。
特許文献1には、所定の検出エリアへの物体の接触を検出するタッチセンサと、この検出エリア内の所定位置に印加される圧力を検出する操作ボタンとからなるUIを備えた携帯型の電子機器が記載されている。この電子機器では、タッチセンサで検出される接触位置の移動に応じて表示画面がスクロールされ、また、操作ボタンで圧力が検出される毎に、表示画面が所定の幅だけスクロールされる。
特許文献2には、UIとして圧力センサを有する携帯電話装置が記載されている。この携帯電話装置は、筐体に複数の圧力センサを配置している。例えば携帯電話装置がユーザの手で把持されているか、ポケット等の中か等での標準的な基準圧力値に従い、携帯電話装置の携帯状態を判定し、その携帯状態に応じて着信通知の手段をバイブレータ又はリンガーの何れかに変更する機能を有している。
特開2006−323664号公報 特開2005−136845号公報
メタルドーム式の十字キーを備えた携帯端末装置では、キーを連続して押すことでカーソルを動かすか、又は、キーを押し続けて、カーソルを一定速度で移動させる。しかし、カーソルの移動速度を変える等の動作を行うことはできなかった。
特許文献1に記載の携帯型の電子機器では、タッチセンサへの接触位置の移動と、操作ボタンで検出された圧力の回数とに応じて表示画面がスクロールされることになる。しかし、この技術では、スクロールの速度を所望の速度にするためには、ユーザがタッチセンサの検出エリアに指を接触させた上で、適切な速度で指を移動させる必要があり、さらに、操作ボタンも所定回数だけ押さなくてはならず、ユーザに負担を強いていた。その他の例として、ホールICによるアナログポインティングデバイス(APD)をUIとして備えた携帯端末装置では、ユーザがカーソルを低速で動かしたいときは、面積の小さなキーを僅かに動かさなくてはならず、カーソルの移動速度を調整することが困難であった。
特許文献2に記載の携帯電話装置では、携帯電話装置の携帯状態を標準的な基準圧力値に従って判定している。しかし、ポケットや鞄に携帯電話装置を入れた場合には、移動中に複数の圧力センサが反応してしまい、正確な携帯状態の判定を行うことが困難な場合もあり、実用的ではない。
ところで、携帯端末装置での筐体の側面に設けられた各種キーは、通常、一方の側面に偏って実装されており、ユーザの利き手によって操作感が変わってしまうという問題があった。さらに、いわゆるタクトスイッチを用いたキーを筐体の両方の側面に配置したとしても、やはりユーザの利き手によってキーを押す感覚が異なってしまう。これは、キーが反応するために必要な圧力は、スイッチ毎に固有値として決まっているのに対し、ユーザは利き手の方がよりキーを押しやすく、利き手でない方の手ではキーを押し難いためである。さらに、握力の弱いユーザでは、キーが反応するために必要な圧力を、キーに与えることが困難な場合もあり得る。
本発明は、圧力センサを用いて操作性を向上できる携帯端末装置、その制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、筐体表面に配置された第1及び第2の圧力センサと、
前記第1及び第2の圧力センサにそれぞれ印加された圧力を相互に比較し、該比較結果に基づいて携帯端末装置の状態を制御する制御手段とを備えることを特徴とする携帯端末装置を提供する。
また、本発明は、筐体表面に配置された第1及び第2の圧力センサを備える携帯端末装置の制御方法であって、
前記第1及び第2の圧力センサにそれぞれ印加された圧力を相互に比較し、該比較結果に基づいて携帯端末装置の状態を制御することを特徴とする携帯端末装置の制御方法を提供する。
さらに、本発明は、筐体表面に配置された第1及び第2の圧力センサを備える携帯端末装置を制御するコンピュータのためのプログラムであって、前記コンピュータに、
前記第1及び第2の圧力センサにそれぞれ印加された圧力を相互に比較し、該比較結果に基づいて携帯端末装置の状態を制御する処理を実行させることを特徴とするプログラムを提供する。
本発明の携帯端末装置、その制御方法及びプログラムによると、筐体表面に配置された第1及び第2の圧力センサに印加された圧力を相互に比較した結果に基づいて、携帯端末装置の状態を制御するので、ユーザが、2つの圧力センサに圧力を加えるだけで、操作を行うことができ、操作性が向上する。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る携帯端末装置の構成を示す図である。携帯端末装置100は、例えば携帯電話機等に代表される携帯型の装置であって、通話に限らず、メール送受信及びインターネット接続を可能とする通信機能、カメラ機能、各種画像データを表示する機能、音声(音楽)データを再生する機能等の各種機能を有する。携帯端末装置100は、折り畳み型であって、上部筐体10と下部筐体20とがヒンジ30により相互に回転可能に結合され、同図(a)に示す展開された状態(開状態)と、同図(b)に示す折り畳まれた状態(閉状態)とを採る。
上部筐体10は、同図(a)に示すように、その表面に液晶表示部(LCD)11を有する。LCD11には、インターネット接続時のWEBサイト、音楽データの再生時での曲リスト、受信メールの一覧等が表示される。また、上部筐体10は、同図(b)に示すように、カメラ12、モバイルライト13、背面液晶14等を背面に有する。背面液晶14には、例えば、携帯端末装置100が開状態から閉状態になったときや、閉状態で所定の操作を行ったときに、時刻、受信メールの有無等の情報が所定時間表示される。
下部筐体20は、その表面に、テンキー21、十字キー22及びセンターキー23を有する。ユーザは、これらのキーを用いて、各種操作を行う。本実施形態では、下部筐体20の対向する側面24A,24Bに、それぞれ第1圧力センサ25Aと第2圧力センサ25Bとを配置した。第1及び第2圧力センサ25A,25Bは、ヒンジ30の近傍に配置されており、ユーザが携帯端末装置100を把持したときに、例えば親指で第1圧力センサ25Aに圧力(以下、加重ともいう)を印加し、人差し指で第2圧力センサ25Bに圧力を印加できる。なお、下部筐体20の側面24A,24Bには、いわゆるタクトスイッチを配置することもできるが、第1及び第2圧力センサ25A,25Bにタクトスイッチで操作可能な機能を割り当てることで、タクトスイッチを不要としている。
図2は、図1に示す携帯端末装置のA−A’線に沿った断面を示す断面図である。下部筐体20には、筐体表面側にキーシート26を配置するための孔部27と、対向する筐体側面24A,24Bに第1及び第2圧力センサ25A,25Bをそれぞれ配置するための開口部28とが形成されている。第1及び第2圧力センサ25A,25Bは、その表面が保護フィルム29で覆われており、例えば、ユーザの指が直接接触しないように保護されている。
下部筐体20は、その内部に、筐体の一部であって筐体側面24A,24Bに略平行にそれぞれ形成された支持部31と、FPC(Flexible Print Circuit)32と、プリント基板33と、フレーム34と、シールドフレーム35,36等とを備えている。プリント基板33の表面には、コネクタ37、メモリ38及びCPU39が配置されており、これらを囲むようにフレーム34が配置され、また、背面には、電源IC40及びベースバンドIC41と、RFIC42及び電源IC43とが配置され、さらに、これらをそれぞれ囲むようにシールドフレーム35,36が配置されている。FPC32は、支持部31とフレーム34とに両面テープ等で固定され、さらに、コネクタ37にも接続されている。また、FPC32の筐体側面側には、第1及び第2圧力センサ25A,25Bが実装されている。つまり、第1及び第2圧力センサ25A,25Bは、FPC32からコネクタ37を介してプリント基板33に電気的に接続されており、更に、プリント基板33上の配線を通して、CPU39に電気的に接続されている。なお、FPC32の筐体表面側には、キーシート26と接触しているメタルドーム44が配置されている。
図3は、図1に示す携帯端末装置の機能等を示すブロック図である。携帯端末装置100のCPU39は、制御信号を生成して、第1及び第2圧力センサ25A,25B、電源IC40、LCD11、メモリ38及びベースバンドIC41をそれぞれ制御している。電源IC43は、電池パック45から供給された電力を、CPU39、第1及び第2センサ25A,25B、LCD11等に供給する。また、電源IC40,43は、同じく電池パック45から供給された電力を、ベースバンドIC41等に供給する。ベースバンドIC41は、アンテナ46に接続されたRFIC42と制御信号をやり取りする。ベースバンドIC41は、例えば、データを変調してベースバンド信号を生成し、また、ベースバンド信号を復調して元のデータに復元する機能を有する。RFIC42は、例えば、ベースバンド信号を変調して、アンテナ46から送信させる信号を生成し、また、アンテナ46が受信した信号からベースバンド信号を復元し、ベースバンドIC41に受け渡す機能を有する。
次に、CPU39の動作について説明する。CPU39は、電源IC40から電力を供給されることで動作しており、例えば、第1及び第2圧力センサ25A,25Bから圧力が印加されたことを示す検出信号を受け取ると、メモリ38やベースバンドIC41、LCD11等の他のデバイスに対して、その印加された圧力値(加重値)に応じた各種命令を含む制御信号を受け渡す。なお、第1及び第2圧力センサ25A,25Bは、使用前に予めキャリブレーションされており、圧力が印加されていない状態で検出される加重値の差分がゼロとなる。また、第1及び第2圧力センサ25A,25Bは、未使用時には省電力状態を維持する。
CPU39は、第1圧力センサ25Aの加重値(第1加重値)と、第2圧力センサ25Bの加重値(第2加重値)との差分値の大きさ、例えば「第1加重差−第2加重値」を算出し、さらに、差分値の正負、例えば「第1加重値−第2加重値>0」であるか否かを判定する。つまり、CPU39は、第1加重値と第2加重値とを相互に比較し、この比較結果に基づいて、各デバイスに命令を受け渡し、携帯端末装置100の状態を制御する制御手段を構成する。以下、具体的に説明する。
まず、図4を参照して、CPU39が、第1及び第2圧力センサ25A,25Bの加重値の差分に基づいて、LCD11でのスクロールの状態を制御する場合について説明する。ここでは、CPU39が、所定間隔で加重値の差分値を算出し、LCD11に対して画面表示を更新する命令を与え、LCD11の画面表示が連続して更新される。なお、画面表示の更新とは、スクロールを意味する。
図4は、WEBブラウジング時の画面スクロール動作を示すフローチャートである。まず、第1及び第2圧力センサ25A,25Bを作動させる前に、加重設定を行う(ステップS10)。ステップS10では、CPU39が、加重値の差分値の大きさとスクロール速度との対応関係、及び、差分値の正負とスクロール方向との対応関係の設定を行い、メモリ38等に記憶させる。ここでは、加重値の差分値が大きい程、スクロール速度を大きくし、また、差分値が負であったとき、即ち「第1加重値−第2加重値<0」であれば、スクロール方向を下方向となる設定を行った。
次に、LCD11上に表示される各種メニュー等を用いて、WEBブラウザを起動し(ステップS11)、URLの入力、又はブックマークされたWEBページにジャンプし、指定のWEBサイトに接続され、該WEBサイトをLCD11に表示させる(ステップS12)。
この状態で、第1及び第2圧力センサ25A,25Bが、加重を検出すると(ステップS13)、第1圧力センサ25Aは検出した加重値をCPU39に送信し(ステップS14)、さらに、第2圧力センサ25Bは検出した加重値をCPU39に送信する(ステップS15)。なお、ステップS13では、ユーザが、例えば親指と人指し指で第1及び第2圧力センサ25A,25Bに加重を印加した状態が想定される。
CPU39は、第1及び第2圧力センサ25A,25Bで検出された両者の加重値を比較し、上記差分値の大きさを算出し(ステップS16)、差分値の正負を判定する(ステップS17)。ここで、ステップS10の加重設定において、差分値の大きさとスクロール速度との対応関係、差分値の正負とスクロール方向との対応関係が、例えばメモリ38等に記憶されている。
CPU39は、これらの対応関係をメモリ38等から読み出して、差分値が負であれば(ステップS17,Y)、差分値の大きさに対応したスクロール速度で、下方向にスクロールするように、LCD11を制御し(ステップS18)、また、差分値が正であれば(ステップS17,N)、差分値の大きさに対応したスクロール速度で、上方向にスクロールするように、LCD11を制御する(ステップS19)。その後は、再びステップS13の処理に戻る。
上記スクロールに関する制御方法では、スクロール速度が差分値の大きさに関連付けられているので、例えば、ユーザが第1及び第2圧力センサ25A,25Bに加重を印加するだけで、スクロール方向及びスクロール速度を調整できる。また、たとえ小さな加重値であっても、差分値が生じることで、スクロール操作が可能であるから、ユーザの握力が小さくても構わない。さらに、ユーザは、表示画面を見ながら、力の加減を変化させて、スクロール方向及びスクロール速度を調整できる。なお、携帯端末装置のLCD11上に表示される表示画面のサイズは小さく、スクロールの頻度が高い。その結果として、上記制御方法は有効である。
次に、図5を参照して、CPU39が、第1及び第2圧力センサ25A,25Bの加重値の差分に基づいて、携帯端末装置100で再生されるSD−AudioやMP3等の音楽データの音量や、早送り又は巻き戻し再生の選択、及び、早送り又は巻き戻しの速度等を制御する場合について説明する。図5は、音楽データを再生する際の動作を示すフローチャートである。なお、以下に示すフローチャートの各処理のうち、図4に示すフローチャートと重複する処理については、説明を適宜省略する。
まず、LCD11に表示される設定メニュー等により、加重設定を行う(ステップS20)。ステップS20では、CPU39が、差分値の正負が正、即ち「第1加重値−第2加重値>0」であれば早送りとなり、一方、差分値が負、即ち「第1加重値−第2加重値<0」であれば巻き戻しとなるように設定を行い、さらに、差分値の大きさと、早送り又は巻き戻しの速度との対応関係を設定し、これらの設定内容をメモリ38等に記憶する。なお、差分値が大きい程、早送り、巻き戻しの速度を大きくするように設定する。
次に、LCD11に表示される各種メニューから、音楽プレーヤーが起動されると(ステップS21)、音楽データの曲リストがLCD11上に表示される(ステップS22)。なお、音楽データは、例えば、大容量の外部メモリや内蔵メモリに格納されている。この状態で、第1及び第2圧力センサ25A,25Bで加重が同時に検出されると(ステップS23)、CPU39は、LCD11上に表示されるカーソルを移動させ(ステップS24)、再生したい曲を選択させる。
さらに、決定キー等で曲が決定されると、曲の再生が開始され(ステップS25)、再生を停止するか否かを判定し(ステップS26)、停止するときには(Y)、ステップS22での曲リストを表示する処理に戻る。なお、曲の再生を停止する処理は、圧力センサ25A,25Bではなく、通常のキー入力で実行される。
一方、ステップS26で曲の再生を停止しないとき(N)、再生中に、第1及び第2圧力センサ25A,25Bが再度加重を検出すると(ステップS27)、CPU39は、上記加重値の差分値の大きさを算出し、さらに差分値の正負を判定する(ステップS28)。ここで、上記ステップS20の加重設定において、差分値の大きさと早送り又は巻き戻しの速度との対応関係、差分値の正負と早送り又は巻き戻しの選択との対応関係が、例えばメモリ38等に記憶されている。
CPU39は、これらの対応関係をメモリ38等から読み出して、差分値が負であれば(ステップS28,Y)、差分値の大きさに対応した速度で、曲を巻き戻し(ステップS29)、また、差分値が正であれば(ステップS28,N)、差分値の大きさに対応した速度で、曲を早送りする制御を行う(ステップS30)。
上記音楽再生に関する制御方法では、ユーザが、第1及び第2圧力センサ25A,25Bに加重を印加するだけで、音楽データの状態を容易に制御できる。なお、この制御方法は、上記差分値の正負と音量の増減とを関連付け、さらに、差分値の大きさと音量を調整する速度とを関連付けることで、音楽再生時や通話中の音量設定等にも適用できる。近年の携帯端末装置では、SDカード、メモリスティック等の大容量の外部メモリを挿入可能であり、大量の音楽データを持ち運ぶことができる。そのため、上記制御方法は、多数の曲から所望の曲を選択した上で、曲の音量、再生速度等を容易に変更できる点で好適である。
更に、図6を参照して、CPU39が、携帯端末装置100が開状態から閉状態になった際に、第1及び第2圧力センサ25A,25Bから加重が検出されないときに、携帯端末装置100を直ちに省電力モードに移行する制御を行う場合について説明する。まず、携帯端末装置100が、開状態で使用されており(ステップS40)、続いて、使用が停止されて閉状態となると(ステップS41)、CPU39は、開状態から閉状態になる際に、第1及び第2圧力センサ25A,25Bのいずれかが加重を検出したか否かを判定する(ステップS42)。
ステップS42で、第1及び第2圧力センサ25A,25Bのいずれかが加重を検出し、さらに、携帯端末装置が閉状態になった場合には(Y)、CPU39は、背面液晶14に時刻情報等を表示し、一定時間経過後に省電力モードに移行させる(ステップS43)。一方、第1及び第2圧力センサ25A,25Bのいずれも加重を検出しないまま、携帯端末装置が閉状態になった場合には(N)、CPU39は、背面液晶14の表示を行わず、直ちに省電力モードに移行する(ステップS44)。このようにすれば、ステップS44では、ステップS43に比べて、省電力モードに移行するまでの時間が短縮される。
続いて、携帯端末装置100が、未使用状態となる(ステップS45)。ステップS45では、例えば、ユーザが、携帯端末装置100を床の上に置いたり、また、ポケットや鞄の中に入れる等が想定される。次に、CPU39は、第1及び第2圧力センサ25A,25Bが一定値以上の加重値を検出したか否かを判定し(ステップS46)、一定値以上の加重値を検出すると(Y)、ステップS43と同様に背面液晶14に所望の情報を表示し、さらに、一定時間経過した後に、再び省電力モードに移行する(ステップS47)。これは、ユーザが再び携帯端末装置100を手に持って、意図的に第1及び第2センサ25A,25Bに触れた場合が想定される。一方、ステップS46で、加重値が検出されなければ(N)、省電力モードを維持する(ステップS48)。
次いで、携帯端末装置100が再び開状態となれば(ステップS49,Y)、省電力モードを解除して(ステップS50)、再びステップS40に戻り以降の処理を繰り返す。一方、ステップS49で閉状態のままであれば(N)、省電力モードを維持し(ステップS51)、再びステップS46の処理に戻る。
上記省電力機能に関する制御方法では、CPU39が、携帯端末装置が閉状態になった際に、第1及び第2圧力センサ25A,25Bから加重が検出されなければ、携帯端末装置を直ちに省電力モードに移行し、加重が検出されるまでは省電力モードを維持するので、動作時から省電力モードまでの移行時間を短縮して、待ち受け時間を延長できる。
なお、携帯端末装置100は、対向する側面24A,24Bにそれぞれ第1圧力センサ25Aと第2圧力センサ25Bとを備えているので、ユーザが、携帯端末装置100を床に置いたり、横に傾けて置いたり、さらに、ポケットや鞄の中に入れた場合に、第1及び第2圧力センサ25A,25Bの両方に加重が印加される状況は少ないと考えられる。つまり、携帯端末装置100では、省電力モードが、ユーザの意図に反して解除されることはなく、誤動作を防止でき、実用性が高い。
本実施形態の携帯端末装置100によれば、ユーザが第1及び第2圧力センサ25A,25Bに加重を印加するだけで、加重値の差分値の大きさ、正負に応じて、上記各種状態を制御可能としたので、ユーザの利き手、握力等によらず、各種操作を容易に行うことができる。その結果として、操作性の向上を図ることができる。
(第2の実施形態)
図7は、本発明の第2の実施形態に係る携帯端末装置の構成を示す図である。同図(a)は、携帯端末装置100Aの開状態を示し、同図(b)は、第1及び第2圧力センサ50A,50Bに、ユーザが指(例えば親指)60を接触させた状態を示している。携帯端末装置100Aは、第1及び第2圧力センサ50A,50Bが、下部筐体の前面20aに互いに隣接して配置されている点で、対向する側面に圧力センサ25A,25Bを配置した第1の実施形態に係る携帯端末装置100と異なる。
携帯端末装置100Aでは、同図(a)に示すように、第1及び第2圧力センサ50A,50Bが十字キー22の上部に配置されている。なお、ユーザが例えば親指60だけで両方の圧力センサ50A,50Bに接触可能なように、第1及び第2圧力センサ50A,50Bは、隣接して配置されている。ここで、同図(b)に示す位置51では、両方の圧力センサ50A,50Bに略均等に加重が印加される。位置52では、第1圧力センサ50Aに比べて、第2圧力センサ50Bにより加重が印加される。また、位置53では、第2圧力センサ50Bに比べて、第1圧力センサ50Aにより加重が印加される。つまり、位置51〜53は、ユーザが親指60を傾けて重心を移動させるだけで容易に決定される。
携帯端末装置100Aでは、ユーザが、親指60を位置52,53に位置させることで、上記加重値の差分値を生じさせることができる。携帯端末装置100Aでは、この差分値に応じて、上記携帯端末装置100と略同様な制御を実行できる。但し、携帯端末装置100Aでは、閉状態で第1及び第2圧力センサ50A,50Bに加重が検出されることがないので、図6に示す省電力機能は実行されない。
以下では、一例として、図8を参照して、CPU39が、第1及び第2圧力センサ50A,50Bの加重値の差分に基づいて、LCD11でのスクロールの状態を制御する場合について説明する。図8は、図4と同様に、WEBブラウジング時の画面スクロール動作を示すフローチャートである。まず、加重設定を行い(ステップS60)、WEBブラウザを起動し(ステップS61)、WEBサイトをLCD11に表示する(ステップS62)。この状態で、ユーザが上記位置51に親指を置くと、第1及び第2圧力センサ50A,50Bが、加重値を検出する(ステップS63)。この位置では、加重値の差分値は、略ゼロとなる。
続いて、ユーザが親指60を左右に傾けることで、重心が移動して差分値が生じるので、CPU39は、いずれの圧力センサ50A,50Bから検出された加重値が大きいかを判定する(ステップS64)。ここで、ユーザの親指60が位置52にあれば、第1圧力センサ50Aよりも第2圧力センサ50Bの方により加重がかかる。つまり、CPU39は、第2圧力センサ50Bの加重値が大きいことを判定し(ステップS65)、さらに、加重値の差分値が負であることを判定する(ステップS66)。続いて、CPU39は、差分値の大きさに対応したスクロール速度で、下方向にスクロールするように、LCD11を制御する(ステップS67)。
一方、ユーザの親指60が位置53にあれば、第2圧力センサ50Bよりも第1圧力センサ50Aの方により加重がかかる。つまり、CPU39は、第1圧力センサ50Aの加重値が大きいことを判定し(ステップS68)、さらに、加重値の差分値が正であることを判定する(ステップS69)。続いて、CPU39は、差分値の大きさに対応したスクロール速度で、上方向にスクロールするように、LCD11を制御する(ステップS70)。なお、ステップS67,70の後には、CPU39は、再びステップS63に戻り以降の処理を繰り返す。
本実施形態の携帯端末装置100Aによれば、第1及び第2圧力センサ50A,50Bにユーザが指60を接触させて傾けるだけで、加重値の差分値が生じるので、操作性をより向上できる。
(第3の実施形態)
図9は、本発明の第3の実施形態に係る携帯端末装置の構成を示す図である。なお、同図(a)は開状態、同図(b)は閉状態を示している。携帯端末装置100Bは、対向する2つの側面24A,24Bの一方に配置された第3圧力センサ25Cを更に備えている点で、第1の実施形態に係る携帯端末装置100と異なる。携帯端末装置100Bには、第1及び第2圧力センサ25A,25Bだけでなく、第2圧力センサ25Bと同じ側面24Bの下方に第3圧力センサ25Cが配置されている。
以下、図10を参照して、CPU39が、第1〜第3圧力センサ25A〜25Cから検出される加重値に基づいて、差分値の大きさ及び正負を算出し、二次元のスクロール方向及びスクロール速度を決定する場合について説明する。図10は、図4と同様に、WEBブラウジング時の画面スクロール動作を示すフローチャートである。まず、加重設定をした後に(ステップS80)、WEBブラウザを起動し(ステップS81)、指定したWEBサイトをLCD11に表示させる(ステップS82)。この状態で、ユーザが2本又は3本の指で第1〜3圧力センサ25A〜25Cの少なくとも2つに加重を印加すると、第1〜3圧力センサ25A〜25Cの少なくとも2つが加重を検出する(ステップS83)。
続いて、CPU39は、第1〜3圧力センサ25A〜25Cのいずれの圧力センサから加重が検出されたかを判定する(ステップS84)。ステップS84の判定結果としては、例えば、ステップS85に示す第1圧力センサ25Aと第2圧力センサ25Bとの組み合わせ、ステップS86に示す第1圧力センサ25Aと第3圧力センサ25Cとの組み合わせ、ステップS87に示す第2圧力センサ25Bと第3圧力センサ25Cとの組み合わせ、さらに、ステップS88に示す第1〜第3圧力センサ25A〜25C全ての組み合わせとを含む。これらの組み合わせに応じて、CPU39は、スクロール方向を決定する。
ここで、図11を参照して、ステップS85、S86について具体的に説明する。まず、同図(a)を参照して、ステップS85で第1及び第2圧力センサ25A,25Bから加重が検出された場合について説明する。ここでは、所定のベクトルAを予め設定しておく。ベクトルAの大きさは、スクロール速度に対応付けられており、その方向は上方向であって、スクロール方向に対応付けられている。これらの設定は、上記ステップS80で行われる。また、ベクトルBは、その大きさが第1及び第2圧力センサ25A,25Bの差分値の大きさに対応付けられており、差分値の正負が水平方向に対応付けられている。
これらのベクトルAとベクトルBとを合成したベクトルCは、その方向がスクロール方向と対応しており、大きさがスクロール速度と対応している。ベクトルCは、その方向が図示のように、角度範囲D(但し、0度、90度、180度は除く)で変化するので、この角度範囲Dでスクロール可能となる。ここで再び図10に戻り、ステップS85で差分値の正負が負であれば、CPU39は、スクロール方向がある角度を持った右上方向になるようにLCD11を制御し(ステップS85A)、また、正であれば、スクロール方向がある角度を持った左上方向になるようにLCD11を制御する(ステップS85B)。
次に、同図(b)を参照して、ステップS86で第1及び第3圧力センサ25A,25Cから加重が検出された場合について説明する。ここでは、所定のベクトルEを予め設定しておく。ベクトルEの大きさは、スクロール速度に対応付けられており、その方向は下方向であって、スクロール方向に対応付けられている。また、ベクトルFは、その大きさが第1及び第3圧力センサ25A,25Cの差分値の大きさに対応付けられており、差分値の正負が水平方向に対応付けられている。
これらのベクトルEとベクトルFとを合成したベクトルGは、その方向がスクロール方向と対応しており、大きさがスクロール速度と対応している。ベクトルGは、その方向が図示のように、角度範囲H(但し、0度、−90度、180度は除く)で変化するので、この角度範囲Hでスクロール可能となる。ここで、ステップS86で差分値の正負が負であれば、CPU39は、スクロール方向がある角度を持った右下方向になるようにLCD11を制御し(ステップS86A)、また、正であれば、スクロール方向がある角度を持った左下方向になるようにLCD11を制御する(ステップS86B)。
続いて、ステップS87で第2及び第3圧力センサ25B,25Cから加重が検出された場合について説明する。ここでは、CPU39が、第2圧力センサ25Bと第3圧力センサ25Cとで検出された加重値の大小関係により差分値の正負を判定し、負であれば、下方向にスクロールするようにLCD11を制御し(ステップS87A)、また、正であれば、上方向にスクロールするようにLCD11を制御する(ステップS87B)。なお、スクロール速度は、差分値の大きさに対応している。
最後に、ステップS88で第1〜第3圧力センサ25A〜25Cから加重が検出された場合について説明する。ここで、上記ステップS85〜S87では、水平方向のスクロールが実現できていない。そこで、第1〜3圧力センサ25A〜25Cに加重が印加された場合を水平方向のスクロールに割り当てる。
即ち、第1〜3圧力センサ25A〜25Cから同時に加重が検出された場合には、第3圧力センサ25Cは、検出された加重に関わらず、スクロール方向を水平方向に限定するトリガーとして機能する。このようにすれば、CPU39は、第1及び第2圧力センサ25A,25Bの加重値のみを用いて、差分値の大きさ及び正負を判定し、負であれば、右方向にスクロールするようにLCD11を制御し(ステップS88A)、また、正であれば、左方向にスクロールするようにLCD11を制御する(ステップS88B)。なお、スクロール速度は、差分値の大きさに対応している。
本実施形態の携帯端末装置100Bによれば、CPU39が、第1〜第3圧力センサ25A〜25Cに印加された加重値から差分値の大きさ及び正負を算出し、これに応じて表示画面上で二次元のスクロール方向を決定できる。その結果として、表示画面上で360度かつ所望の速度でスクロール可能となり、操作性をより向上できる。
ここで、上記第1の実施形態の携帯端末装置100では、図4でのフローチャートに示すように、WEBブラウジング中に上下方向にスクロールする制御方法について説明したが、これに限定されない。例えば、ステップS10の加重設定の際に、差分値の正負に応じて、スクロール方向が左右方向となるように設定してもよい。また、第1及び第2圧力センサ25A,25B以外のキーに、上下方向、左右方向のいずれをスクロール方向とするかを切り替える機能を適宜割り当てるようにしてもよい。
さらに、図4に示す制御方法は、受信メールの閲覧にも適用可能であって、例えば、受信メール本文をLCD11上で閲覧中に、第1及び第2圧力センサ25A,25Bに加重を印加して、スクロールを行ってもよい。
また、図5に示すフローチャートでは、音楽を再生する際の各処理を示したが、これに限定されず、携帯端末装置100で、動画データを再生する際にも上記各処理を適用できる。即ち、携帯端末装置100では、インターネット経由で入手した動画データ、カメラで撮影した動画データ、及び、録画したワンセグ放送の動画データ等を再生する等、各種動画データを再生する状況がある。そこで、図5に示す各処理は、動画再生時の早送り、巻き戻し、音量調整等も、音楽再生時と同じ手順で実施可能である。なお、ワンセグ放送受信時では、チャンネルスキャン等も、同様に適用できる。
さらに、上記第1〜第3の実施形態では、携帯端末装置100,100A,Bとして折り畳み型について説明したが、これに限られず、他の型、例えばスライド式やストレート式であってもよい。図12は、スライド型の携帯端末装置を展開させた状態及び折り畳まれた状態で示す図である。携帯端末装置100Cは、図示のように、上部筐体10Aと、下部筐体20Aと、上部筐体10Aと下部筐体20Aとをスライド可能に保持しながら結合するスライド機構(図示せず)とを備える。上部筐体10Aは、その表面にLCD11、十字キー22及びセンターキー23を有する。下部筐体20Aは、その表面に配置されたテンキー21と、対向する側面24A,24Bにそれぞれ配置された第1及び第2圧力センサ25A,25Bとを有する。また、スライト式の携帯端末装置100Cは、図9に示すような3つの圧力センサを配置する構成を採ってもよい。このため、携帯端末装置100Cにおいても、ユーザが、少なくとも2つの圧力センサに加重を印加することで、携帯端末100,100A,Bと略同様な操作を行うことが可能である。なお、ストレート型の携帯端末装置では、図6に示す省電力モードに移行する処理以外は、実施可能である。
上記各実施形態では、携帯端末装置として携帯電話機を例示したが、筐体表面に複数の圧力センサを配置できるのであれば、これに限定されない。即ち、通信機能付きノートパソコン、PHS(Personal Handy phone System)、通信機能付きPDA(Personal Data Assistance, Personal Digital Assistants:個人向け携帯型情報通信機器)、ポータブル音楽プレーヤー、ポータブルテレビ等、各種携帯端末装置に適用してもよい。
以上説明したように、本発明の携帯端末装置では、以下の態様の採用が可能である。制御手段(39)は、第1及び第2の圧力センサ(25A,25B)に印加された圧力の大小を比較し、該比較結果に基づいて筐体表面に配置された表示装置(11)におけるスクロールの方向を制御する。これにより、ユーザの握力の強弱によらず、スクロールの状態を容易に制御できる。
制御手段は、第1及び第2の圧力センサに印加された圧力の差分を演算し、該差分に基づいてスクロールの速度を制御する。この場合には、2つの圧力センサに触れるだけで、スクロールの状態を制御でき、操作性が向上する。
制御手段は、第1及び第2の圧力センサに印加された圧力の差分を演算し、該差分に基づいて、携帯端末装置(100)が出力する音声データの音量、早送り又は巻き戻し再生の選択、及び、早送り又は巻き戻しの速度の少なくとも1つを制御する。これにより、ユーザは、2つの圧力センサに触れるだけで、音声データの状態を容易に制御できる。
第1及び第2のセンサが、筐体(20)の対向する2つの側面(24A,24B)に配置されている。これにより、ユーザの利き手によらず、操作性を向上できる。
筐体が、折り畳み可能な筐体であり、制御手段は、筐体が展開された状態から折り畳まれたときに、第1及び第2の圧力センサに圧力が印加されていないことを検出すると、携帯端末装置を省電力モードに移行する制御を行う。この場合には、動作時から省電力モードまでの遷移時間を短縮して、待ち受け時間を延長できる。
対向する2つの側面の一方に配置された第3の圧力センサ(25C)を更に備え、制御手段は、第1〜第3の圧力センサに印加された圧力の大小を比較し、該比較結果に基づいて、表示画面上で二次元のスクロール方向を少なくとも決定する。これにより、表示画面上で360度かつ所望の速度でスクロール可能となり、操作性がより向上される。
第1及び第2のセンサ(50A,50B)が、筐体の前面(20a)に互いに隣接して配置されている。この場合には、第1及び第2のセンサに例えば親指を接触させて、親指を傾けることで圧力の差分が生じ、差分に応じて各種制御が可能となり、操作性を向上できる。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて説明したが、本発明の携帯端末装置、その制御方法及びプログラムは、上記実施形態の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施形態の構成から種々の修正及び変更を施したものも、本発明の範囲に含まれる。
(a)及び(b)は、本発明の第1の実施形態に係る携帯端末装置を展開させた状態及び折り畳まれた状態で示す図。 携帯端末装置のA−A’線に沿う断面図。 携帯端末装置の機能を示すブロック図。 携帯端末装置でWEBブラウジングを行う際の動作を示すフローチャート。 携帯端末装置で音声データの再生を行う際の動作を示すフローチャート。 携帯端末装置で省電力機能を実行する際の動作を示すフローチャート。 (a)及び(b)は、本発明の第2の実施形態に係る携帯端末装置、及び圧力センサに指を接触させた状態を示す図。 図7に示す携帯端末装置でWEBブラウジングを行う際の動作を示すフローチャート。 (a)及び(b)は、本発明の第3の実施形態に係る携帯端末装置を展開された状態及び折り畳まれた状態で示す図。 図9に示す携帯端末装置でWEBブラウジングを行う際の動作を示すローチャート。 (a)及び(b)は、第1及び第2圧力センサ、第1及び第3圧力センサに圧力が印加された場合に確定されるスクロールの方向及び速度示す図。 スライド型の携帯端末装置を展開させた状態及び折り畳まれた状態で示す図。
符号の説明
10:上部筐体
11:LCD
14:背面液晶
20:下部筐体
24A,24B:側面
25A,50A:第1圧力センサ
25B,50B:第2圧力センサ
25C:第3圧力センサ
38:メモリ
39:CPU
40,43:電源IC
41:ベースバンドIC
42:RFIC
45:電池パック
46:アンテナ
100,100A〜C:携帯端末装置

Claims (10)

  1. 筐体表面に配置された第1及び第2の圧力センサと、
    前記第1及び第2の圧力センサにそれぞれ印加された圧力を相互に比較し、該比較結果に基づいて携帯端末装置の状態を制御する制御手段とを備えることを特徴とする携帯端末装置。
  2. 前記制御手段は、前記第1及び第2の圧力センサに印加された圧力の大小を比較し、該比較結果に基づいて筐体表面に配置された表示装置におけるスクロールの方向を制御する、請求項1に記載の携帯端末装置。
  3. 前記制御手段は、前記第1及び第2の圧力センサに印加された圧力の差分を演算し、該差分に基づいて前記スクロールの速度を制御する、請求項2に記載の携帯端末装置。
  4. 前記制御手段は、前記第1及び第2の圧力センサに印加された圧力の差分を演算し、該差分に基づいて、携帯端末装置が出力する音声データの音量、早送り又は巻き戻し再生の選択、及び、早送り又は巻き戻しの速度の少なくとも1つを制御する、請求項1に記載の携帯端末装置。
  5. 前記第1及び第2のセンサが、筐体の対向する2つの側面に配置されている、請求項1〜4の何れか一に記載の携帯端末装置。
  6. 前記筐体が、折り畳み可能な筐体であり、前記制御手段は、前記筐体が展開された状態から折り畳まれたときに、前記第1及び第2の圧力センサに圧力が印加されていないことを検出すると、携帯端末装置を省電力モードに移行する制御を行う、請求項5に記載の携帯端末装置。
  7. 前記対向する2つの側面の一方に配置された第3の圧力センサを更に備え、前記制御手段は、前記第1〜第3の圧力センサに印加された圧力の大小を比較し、該比較結果に基づいて、表示画面上で二次元のスクロール方向を少なくとも決定する、請求項5又は6に記載の携帯端末装置。
  8. 前記第1及び第2のセンサが、筐体の前面に互いに隣接して配置されている、請求項1〜4の何れか一に記載の携帯端末装置。
  9. 筐体表面に配置された第1及び第2の圧力センサを備える携帯端末装置の制御方法であって、
    前記第1及び第2の圧力センサにそれぞれ印加された圧力を相互に比較し、該比較結果に基づいて携帯端末装置の状態を制御することを特徴とする携帯端末装置の制御方法。
  10. 筐体表面に配置された第1及び第2の圧力センサを備える携帯端末装置を制御するコンピュータのためのプログラムであって、前記コンピュータに、
    前記第1及び第2の圧力センサにそれぞれ印加された圧力を相互に比較し、該比較結果に基づいて携帯端末装置の状態を制御する処理を実行させることを特徴とするプログラム。
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