JP5801138B2 - 携帯電子機器、入力処理方法および入力処理プログラム - Google Patents

携帯電子機器、入力処理方法および入力処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、タッチパネルを有する携帯電子機器、入力処理方法および入力処理プログラムに関する。
近年、直感的な操作を可能にするとともに、キーボードのように物理的に大きな面積を必要とするデバイスを具備しない小型の電子機器を実現するために、タッチパネルが広く利用されるようになっている。タッチパネルを備える電子機器では、タッチパネルによって検出されるタップ等の動作に対して特定の処理が割り当てられる(例えば、特許文献1)。
特開2009−164794号公報
ここで、タッチパネルとしては、静電容量式のものがある。静電容量式のタッチパネルは、水滴が付着する環境下では静電容量が不安定なものとなるため、ユーザからの接触による入力操作(接触操作)が行われても接触操作を検出することが困難な場合がある。この場合、ユーザはタッチパネルを用いて携帯電子機器を操作することが困難なものとなる。特に、ハードキー等の物理的な操作を行うためのデバイスが搭載されていない場合には、なおさら、携帯電子機器を操作することがより困難となる。このように、例えば静電容量式における水滴付着状態のように、タッチパネルにとって使用しにくい状況に陥ることが生じうる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、タッチパネルに水滴が付着する環境下などのように、タッチパネルを使用しにくい状況でも、ユーザに対し多様な入力操作を提供することができる携帯電子機器、入力処理方法および入力処理プログラムを提供することを目的とする。
本発明の携帯電子機器は、筐体と、画像を表示すると共に、接触操作を入力信号として検出するタッチパネルと、入力される音を音声信号として検出するマイクと、所定のモードにおいて、音声信号を、タッチパネルに対して行われる接触操作に基づく各種入力信号のいずれかとして処理する制御部と、を備えたことを特徴とする。
また、マイクは、吹きかけられる風切り音を音声信号として検出することが好ましい。
また、制御部は、所定のモードにおいて、タッチパネルによる接触操作の検出を無効にすることが好ましい。
また、筐体は、防水性を有し、タッチパネルは、静電容量式であることが好ましい。
また、制御部は、タッチパネルに水分が付着する環境となった場合、所定のモードに移行させることが好ましい。
また、制御部は、タッチパネルにより検出された接触操作が異常であると判定すると、所定のモードに移行させることが好ましい。
また、湿度を検出する湿度検出手段をさらに備え、制御部は、湿度検出手段により検出された検出湿度が、予め設定された設定湿度以上であると判定すると、所定のモードに移行させることが好ましい。
また、制御部は、マイクにおける音声信号の検出時間の長さ、または音声信号の大小に応じて、音声信号に対して対応させる各種入力信号を異ならせることが好ましい。
また、筐体の傾きを検出する傾き検出手段をさらに備え、制御部は、音声信号が検出されたときの筐体の傾きに応じて、音声信号に対して対応させる各種入力信号を異ならせることが好ましい。
また、制御部は、所定のモードにおいて、マイクにより検出される音声信号を、各種入力信号のうち、タッチパネルに表示された画像をスクロールするスクロール操作の入力信号として処理することが好ましい。
また、筐体の傾きを検出する傾き検出手段をさらに備え、制御部は、音声信号を、傾き検出手段により検出された筐体の傾きに応じた方向のスクロール操作の入力信号として処理することが好ましい。
また、複数のソースのいずれかに基づく映像をタッチパネルに表示するための映像アプリケーションを記憶する記憶部をさらに備え、制御部は、所定のモードにおいて、映像アプリケーションが実行される状態で音声信号が検出されると、当該音声信号を、表示中の映像を他のソースに基づく映像に変更する操作の入力信号として処理することが好ましい。
また、筐体の傾きを検出する傾き検出手段をさらに備え、制御部は、表示中の映像のソース変更の内容を異ならせることが好ましい。
また、音声を出力する音声出力部と、複数のソースのいずれかに基づく音声を音声出力部から出力するための音声出力アプリケーションを記憶する記憶部と、をさらに備え、制御部は、所定のモードにおいては、音声出力アプリケーションが実行される状態で音声信号が検出されると、当該音声信号を、出力中の音声を他のソースに基づく音声に変更する操作、あるいは音声出力部における音量を調整する操作の入力信号として処理することが好ましい。
また、筐体の傾きを検出する傾き検出手段をさらに備え、制御部は、音声信号が検出されたときの筐体の傾きに応じて、出力中の音声のソース変更の内容、または音量調整の大小を異ならせることが好ましい。
また、音声を出力する音声出力部と、音楽を再生するための音楽アプリケーションを記憶する記憶部と、をさらに備え、制御部は、所定のモードにおいて、音楽アプリケーションが実行される状態で音声信号が検出されると、当該音声信号を、音楽の早送り巻戻しの操作の入力信号、音声出力部における音量を調整する操作の入力信号、または音楽の曲送り曲戻しの操作の入力信号として処理することが好ましい。
また、筐体の傾きを検出する傾き検出手段をさらに備え、制御部は、音声信号が検出されたときの筐体の傾きに応じて、早送り巻戻しの操作の内容、音量調整操作の大小、または曲送り曲戻しの操作の内容を異ならせることが好ましい。
本発明の携帯電子機器の入力処理方法は、画像を表示すると共に、接触操作を入力信号として検出するタッチパネルと、入力される音を音声信号として検出するマイクと、入力信号および音声信号を処理する制御部と、を備えた携帯電子機器の入力処理方法において、所定モードである場合、音声信号を、タッチパネルに対して行われる接触操作に基づく各種入力信号のいずれかとして、制御部により処理されることを特徴とする。
本発明の携帯電子機器の入力処理プログラムは、画像を表示すると共に、接触操作を入力信号として検出するタッチパネルと、入力される音を音声信号として検出するマイクと、入力信号および音声信号を処理する制御部と、を備えた携帯電子機器において実行される入力処理プログラムにおいて、所定モードである場合、音声信号を、タッチパネルに対して行われる接触操作に基づく各種入力信号のいずれかとして、制御部により処理するステップを備えたことを特徴とする。
本発明に係る携帯電子機器、入力処理方法および入力処理プログラムは、タッチパネルに水滴が付着する環境下などのように、タッチパネルを使用しにくい状況でも、ユーザに対し多様な入力操作を提供することができるという効果を奏する。
図1は、本実施形態の携帯電子機器を示す正面図である。 図2は、本実施形態の携帯電子機器の機能的な構成を示すブロック図である。 図3は、本実施形態の携帯電子機器に対する入力操作の一例を説明する説明図である。 図4は、信号変換テーブルを示す説明図である。 図5は、本実施形態の携帯電子機器の制御動作の一例を示すフローチャートである。 図6は、本実施形態の携帯電子機器の制御動作の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。下記の発明を実施するための形態(以下実施形態という)により本発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。以下においては、携帯電子機器の一例である携帯電話機を例として説明するが、本発明の適用対象は携帯電話機に限定されるものではなく、例えば、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、ポータブルナビ、ポータブルゲーム機等に対しても適用できる。
(実施形態)
図1は、本実施形態の携帯電子機器を示す正面図である。携帯電子機器1は、防水機能を有する携帯電話機である。携帯電子機器1は、表面積が最も大きい対向する2つの面を有する略直方体形状の筐体1Cを有し、2つの面のうち、一方(図示上側)の面が表面となっており、他方(図示下側)の面が裏面となっている。筐体1Cは、水密構造となっており、内部への液体の侵入を抑制することで、携帯電子機器1に対し防水機能を付与している。携帯電子機器1は、筐体1Cの表面に、タッチパネル2と、操作部3と、スピーカ7と、マイク8とを備える。
タッチパネル2は、所定の画像として、携帯電子機器1が受信を待機している状態のときに待受画面を表示したり、携帯電子機器1の操作を補助するために用いられるメニュー画面を表示したりする。ここで、待受画面とは、電話の発着信を待ち受けている状態の画面、または、アプリケーションプログラムの起動を待ち受けている状態の画面である。換言すると、待受画面は、携帯電子機器1が提供する各種機能画面へ画面が変わる前の画面である。待受画面は、例えば、初期画面、標準画面、デスクトップ画面、ホーム画面、または、壁紙と呼ばれることもある。
また、タッチパネル2は、指、スタイラス、ペン等(以下、単に「指」という)の被接触部を用いて行われる所定の接触操作を、所定の入力信号として検出している。このタッチパネル2は、所定の接触操作を検出する方式として、静電容量式が適用されている。
操作部3は、所定の機能が割り当てられた操作ボタンである。操作部3は、所定のボタン操作を、所定の入力信号として制御部22へ出力する。スピーカ7は、音声出力部の一例であって、通話相手の音声、各種プログラムによって再生される音楽および効果音等を出力する。音声出力部としては、音声出力端子でもよく、ここに接続されるイヤホンまたはヘッドホンへ音を出力する。マイク8は、通話時、または音声による操作の受付時に音声を取得する。
次に、図2を参照して、携帯電子機器1の機能的な構成について説明する。図2は、本実施形態の携帯電子機器の機能的な構成を示すブロック図である。図2に示すように携帯電子機器1は、制御部22と、記憶部24と、通信部26と、タッチパネル2と、操作部3と、音声処理部30と、テレビチューナ31と、加速度センサ32と、湿度センサ33と、を有する。
制御部22は、携帯電子機器1の全体的な動作を統括的に制御する処理部、例えばCPU(Central Processing Unit)またはMPU(Micro Processing Unit)である。すなわち、制御部22は、携帯電子機器1の各種の処理が、操作部3の操作または携帯電子機器1の記憶部24に記憶されたアプリケーション(プログラム)に応じて適切な手順で実行されるように、通信部26、タッチパネル2等の動作を制御する。制御部22は、記憶部24に記憶されているアプリケーション(例えば、オペレーティングシステムアプリケーション、メールアプリケーション等)に基づいて処理を実行する。また、制御部22は、複数のアプリケーションを並列で実行することができる。
記憶部24には、制御部22での処理に利用される各種アプリケーション41および各種データ42が保存されている。具体的に、記憶部24には、各種アプリケーション41として、インターネット通信を行うブラウザアプリケーション41a、メールの送受信を行うメールアプリケーション41b、画像を表示する画像ビューワアプリケーション41c、音楽の再生を行う音楽アプリケーション41d、発信、着信、通話処理を行う電話アプリケーション41e、テレビ放送処理を行うテレビアプリケーション41f等が保存されている。また、各種データ42としては、画像データ42a、音楽データ42b、電話帳データ42c等が記憶されている。さらに、詳細は後述するが、記憶部24には、入力処理制御において用いられる信号変換テーブル43が記憶されている。
通信部26は、アンテナ26aを有し、基地局によって割り当てられるチャネルを介し、基地局との間でCDMA方式などによる無線信号回線を確立し、基地局との間で電話通信及び情報通信を行う。また、通信部26は、GPS信号を受信するアンテナも備える。
テレビチューナ31は、テレビ画像およびテレビ音声からなるテレビ放送の放送波を受信するためのアンテナ31aを有し、アンテナ31aによって受信された放送波に含まれる放送データを取得する。テレビチューナ31は、後述するテレビアプリケーション41fを介して、ユーザが選局操作を行うことにより局(チャンネル)の変更を指示すると、その指示を受け付けた制御部22の制御に従って、放送データを取得する局を、複数の局の中から指示された局へ変更する。つまり、制御部22は、受信するソースの変更を行うことになる。テレビチューナ31は、例えば、日本のワンセグ放送の放送データを取得してもよいし、12セグメント放送の放送データを取得してもよい。
タッチパネル2は、タッチセンサ2Aと表示部2Bとを有し、表示部2Bの表示領域は、タッチセンサ2Aの検出領域と重畳している。タッチセンサ2Aは、指(被接触部)を用いてタッチパネル2に対して行われた所定の接触操作を、タッチパネル2の検出領域上において検出された位置と共に入力信号として検出する。そして、タッチセンサ2Aは、検出した入力信号を制御部22へ出力する。タッチセンサ2Aにより検出される所定の接触操作としては、例えばタッチ操作、タップ操作、およびスイープ操作が含まれる。表示部2Bは、例えば、液晶ディスプレイ(LCD、Liquid Crystal Display)、または有機EL(Organic Electro−Luminescence)パネルなどで構成され、制御部22から供給される映像データに応じた映像、画像データ42aに応じた画像を表示する。
操作部3は、所定の機能が割り当てられた操作ボタンであり、ユーザによりボタン操作が行われると、ボタン操作に対応する入力信号を発生させる。そして、発生した入力信号は、制御部22へ向けて出力される。
音声処理部30は、マイク8から入力される音声信号、およびスピーカ7から出力される音声信号を処理する。マイク8から入力される音声信号は、制御部22へ向けて出力される。詳細は後述するが、制御部22は、入力処理制御を実行すると、マイク8から入力される音声信号を入力信号として処理する。
加速度センサ(傾き検出手段)32は、筐体1Cの基準姿勢に対する傾きを検出している。ここで、基準姿勢とは、例えば、筐体1Cの表面が水平面となる姿勢である。すなわち、加速度センサ32は、水平面に対する筐体1Cの表面の傾きを傾斜信号として検出している。湿度センサ(湿度検出手段)33は、筐体1C周りの外気における湿度を検出している。
次に、本実施形態に係る携帯電子機器1の入力処理制御について説明する。図3は、本実施形態の携帯電子機器に対する入力操作の一例を説明する説明図である。携帯電子機器1に対する入力操作としては、タッチパネル2への接触による所定の入力操作(接触操作)、操作部(操作ボタン)3への押下による所定の入力操作(ボタン操作)がある。制御部22は、タッチパネル2に対してユーザにより所定の接触操作が行われると、タッチパネル2により検出した所定の接触操作に対応する所定の入力信号を取得し、取得した所定の入力信号に応じた制御を実行する。また、制御部22は、操作部3に対してユーザにより所定のボタン操作が行われると、操作部3により検出した所定のボタン操作に対応する所定の入力信号を取得し、取得した所定の入力信号に応じた制御を実行する。
ここで、タッチパネル2は、静電容量式であることから、タッチパネル2の表面に水滴が付着する環境下において、入力信号を検出することが困難な場合がある。具体的に、タッチパネル2の表面に水滴が付着する環境としては、お風呂場またはプール場等で携帯電子機器1を使用する環境、または降雨で携帯電子機器1を使用する環境、または炊事および洗濯等の水周りにおいて携帯電子機器1を使用する環境である。
上記のような環境下では、タッチパネル2による入力信号の検出が困難であり、特に、操作部3の操作ボタンが少ない場合、携帯電子機器1に対する入力操作が制限される。そこで、本実施形態の携帯電子機器1では、下記する入力処理制御を実行することにより、タッチパネル2の表面に水滴が付着する環境下にあってもユーザによる入力操作を実現している。以下、入力処理制御について説明する。
入力処理制御は、マイク8に入力される音声によって入力操作を行う音声操作モード(所定のモード)において、マイク8により検出される音声信号を、タッチパネル2に対して行われる接触操作の入力信号として処理する制御である。つまり、制御部22がマイク8から入力される音声信号を、タッチパネル2からの入力信号として処理することで、ユーザは、音声による入力操作、すなわち音声操作を行うことが可能となる。
本実施形態の携帯電子機器1では、入力処理制御を実行するにあたり、タッチパネル2により入力信号の検出が困難な所定の環境下となると、制御部22は、携帯電子機器1の通常状態におけるモードである標準モードから音声操作モードに移行する。制御部22は、音声操作モードにおいて、マイク8による音の検出を有効とする一方、タッチパネル2による接触操作の検出を無効としている。これに対し、制御部22は、標準モードにおいて、マイク8による音の検出を有効または無効とする一方、タッチパネル2による接触操作の検出を有効としている。つまり、標準モードは、マイク8により検出される音声信号をそのまま音声信号として処理し、タッチパネル2により検出される入力信号をそのまま入力信号として処理するモードである。また、音声操作モードは、マイク8により検出される音声信号を、タッチパネル2の入力信号として処理するモードである。そして、制御部22は、音声操作モードにおいて、入力処理制御を実行する。音声操作モードにおいて、マイク8に入力される音としては、ユーザがマイク8に息を吹きかけることによって生ずる風切り音である。
携帯電子機器1が音声操作モードとなった場合、図3に示すように、ユーザは、携帯電子機器1のマイク8に息を吹きかける音声操作を行う。具体的には、図3のS101に示すように、ユーザは、携帯電子機器1を水平にさせた状態で、マイク8に息を吹きかける音声操作を行う。また、図3のS102に示すように、ユーザは、携帯電子機器1を手前側に傾斜させた状態で、マイク8に息を吹きかける音声操作を行う。さらに、図3のS103に示すように、ユーザは、携帯電子機器1を奥行き側に傾斜させた状態で、マイク8に息を吹きかける音声操作を行う。ユーザが図3のS101、S102またはS103に示す操作を行うと、制御部22は、マイク8により検出された風切り音の音声信号を取得すると共に、加速度センサ32により検出された傾斜信号を取得する。そして、制御部22は、取得した音声信号をタッチパネル2の入力信号として処理するにあたり、取得した傾斜信号に応じて入力信号を異ならせている。これにより、ユーザは、携帯電子機器1のマイク8に息を吹きかける音声操作に、携帯電子機器1の筐体1Cの傾きを変更する操作を組み合わせることで、携帯電子機器1に対し多様な入力操作を行うことが可能となる。
また、携帯電子機器1に対する入力操作は、マイク8に息を吹きかける音声操作に、携帯電子機器1の筐体1Cの傾きを変更する操作を組み合わせるだけでなく、例えば、携帯電子機器1の作動状態、およびマイク8に吹きかけられる風切り音の種類を組み合わせてもよい。携帯電子機器1の作動状態としては、例えば、所定のリストを表示する作動状態であったり、画像ビューワアプリケーション41c、音楽アプリケーション41dまたはテレビアプリケーション41f等のアプリケーション41が実行された作動状態であったりする。また、マイク8に吹きかけられる風切り音の種類としては、例えば、風切り音の大きさであったり、風切り音の長さであったりする。携帯電子機器1に対する入力操作は、上記した筐体1Cの傾き、携帯電子機器1の作動状態、および風切り音の種類の組み合わせに限らない。
続いて、図4を参照して、所定の音声信号と所定の処理信号とを対応付けた信号変換テーブル43について説明する。信号変換テーブル43は、入力処理制御の実行時において、マイク8により検出された所定の音声信号を所定の入力信号として処理する際に用いられる。信号変換テーブル43は、記憶部24に保存されており、変換される入力信号は、携帯電子機器1の作動状態、筐体1Cの傾き、マイク8に入力される風切り音の種類に応じて変換される。つまり、制御部22は、入力処理制御において、携帯電子機器1の作動状態と、加速度センサ32により検出した筐体1Cの傾斜信号と、マイク8により検出した音声信号の種類とから、信号変換テーブル43に基づいて、所定の入力信号に変換している。マイク8は、風切り音の種類として、大きな音を検出すると、信号強度の強い音声信号を出力し、小さな音を検出すると、信号強度の弱い音声信号を出力する。よって、音声信号の種類としては、信号強度の強弱がある。音声信号の種類は、信号強度の強弱に代えて、音声信号の検出時間の長短としてもよい。つまり、音声信号の信号強度の強さを、音声信号の検出時間の長さに代え、また、音声信号の信号強度の弱さを、音声信号の検出時間の短さに代えてもよい。以下では、音声信号の種類として、信号強度の強弱に適用した場合について説明する。
信号変換テーブル43に示す携帯電子機器1の作動状態として、制御部22がタッチパネル2に所定のリストを表示している場合について説明する。制御部22がタッチパネル2に所定のリストを表示している場合、制御部22は、傾斜信号に関わらず、音声信号の種類のみに応じて、所定のリストに対するスクロール操作の入力信号を異ならせている。
ユーザは、音声操作モードにおいて、制御部22がタッチパネル2に所定のリストを表示している状態で、マイク8に大きな風切り音を入力する。すると、制御部22には、マイク8から信号強度の強い音声信号が入力される。この場合、制御部22は、信号変換テーブル43に基づいて、入力された音声信号を、タッチパネル2に表示された所定のリストをスクロールする移動量の大きいスクロール操作の入力信号として処理する。また、ユーザは、音声操作モードにおいて、制御部22がタッチパネル2に所定のリストを表示している状態で、マイク8に小さな風切り音を入力する。すると、制御部22には、マイク8から信号強度の弱い音声信号が入力される。この場合、制御部22は、入力された音声信号を、タッチパネル2に表示された所定のリストをスクロールする移動量の小さいスクロール操作の入力信号として処理する。
所定のリストとしては、受信メールのメールリスト、または電話帳の登録リストである。また、制御部22は、信号強度の強弱に応じて、スクロールの移動量を異ならせたが、スクロールの速度を異ならせてもよい。また、本実施形態において、制御部22は、傾斜信号に関わらず、音声信号の種類のみに応じて、所定のリストに対するスクロール操作の入力信号を異ならせたが、この構成に限らず、傾斜信号に応じて、所定のリストに対するスクロール操作の入力信号を異ならせてもよい。
次に、信号変換テーブル43に示す携帯電子機器1の作動状態として、制御部22が画像ビューワアプリケーション41c(図4では、画像ビューワアプリと略記)を実行する場合について説明する。制御部22が画像ビューワアプリケーション41cを実行する場合においても、制御部22は、傾斜信号に関わらず、音声信号の種類のみに応じて、画像の送り操作の入力信号を異ならせている。
ユーザは、音声操作モードにおいて、制御部22が画像ビューワアプリケーション41cを実行している状態で、マイク8に大きな風切り音を入力する。すると、制御部22には、マイク8から信号強度の強い音声信号が入力される。この場合、制御部22は、入力された音声信号を、タッチパネル2に表示された画像から次の画像へ連続送りする連続送り操作の入力信号として処理する。また、ユーザは、音声操作モードにおいて、制御部22が画像ビューワアプリケーション41cを実行している状態で、マイク8に小さな風切り音を入力する。すると、制御部22には、マイク8から信号強度の弱い音声信号が入力される。この場合、制御部22は、入力された音声信号を、タッチパネル2に表示された画像から次の画像へ単送りする単送り操作の入力信号として処理する。
本実施形態において、制御部22は、傾斜信号に関わらず、音声信号の種類のみに応じて、画像の送り操作の入力信号を異ならせたが、この構成に限らず、傾斜信号に応じて、画像の送り操作の入力信号を異ならせてもよい。
次に、信号変換テーブル43に示す携帯電子機器1の作動状態として、制御部22が音楽アプリケーション41d(図4では、音楽アプリと略記)を実行する場合について説明する。制御部22は、音楽アプリケーション41dを実行することで、タッチパネル2に音楽の早送り巻戻し操作の操作画像を表示すると共に、スピーカ7から音楽を出力する。音楽アプリケーション41dでは、音声信号の種類だけでなく、加速度センサ32により検出される傾斜信号に応じて、音量調整操作、早送り巻戻し操作、および曲送り戻し操作の入力信号を異ならせている。
ユーザは、音声操作モードにおいて、制御部22が音楽アプリケーション41dを実行している状態で、携帯電子機器1の筐体1Cを水平にしつつ(図3のS101に示す状態)、マイク8に大きな風切り音を入力する。すると、制御部22には、加速度センサ32から筐体1Cが傾斜していない(水平状態である)傾斜信号が入力されると共に、マイク8から信号強度の強い音声信号が入力される。この場合、制御部22は、入力された音声信号を、再生している音楽の音量を大きくする音量アップ操作の入力信号として処理する。また、ユーザは、音声操作モードにおいて、制御部22が音楽アプリケーションを実行している状態で、携帯電子機器1の筐体1Cを水平にしつつ(図3のS101に示す状態)、マイク8に小さな風切り音を入力する。すると、制御部22には、加速度センサ32から筐体1Cが傾斜していない(水平状態である)傾斜信号が入力されると共に、マイク8から信号強度の弱い音声信号が入力される。この場合、制御部22は、入力された音声信号を、再生している音楽の音量を小さくする音量ダウン操作の入力信号として処理する。
ユーザは、音声操作モードにおいて、制御部22が音楽アプリケーション41dを実行している状態で、携帯電子機器1の筐体1Cを手前側に傾斜させつつ(図3のS102に示す状態)、マイク8に大きな風切り音を入力する。すると、制御部22には、加速度センサ32から筐体1Cが手前側に傾斜している傾斜信号が入力されると共に、マイク8から信号強度の強い音声信号が入力される。この場合、制御部22は、入力された音声信号を、再生している音楽を早送りする早送り操作の入力信号として処理する。また、ユーザは、音声操作モードにおいて、制御部22が音楽アプリケーション41dを実行している状態で、携帯電子機器1の筐体1Cを手前側に傾斜させつつ(図3のS102に示す状態)、マイク8に小さな風切り音を入力する。すると、制御部22には、加速度センサ32から筐体1Cが手前側に傾斜している傾斜信号が入力されると共に、マイク8から信号強度の弱い音声信号が入力される。この場合、制御部22は、入力された音声信号を、再生している音楽から次の音楽へ進める曲送り操作の入力信号として処理する。
ユーザは、音声操作モードにおいて、制御部22が音楽アプリケーション41dを実行している状態で、携帯電子機器1の筐体1Cを奥行き側に傾斜させつつ(図3のS103に示す状態)、マイク8に大きな風切り音を入力する。すると、制御部22には、加速度センサ32から筐体1Cが奥行き側に傾斜している傾斜信号が入力されると共に、マイク8から信号強度の強い音声信号が入力される。この場合、制御部22は、入力された音声信号を、再生している音楽を巻戻しする巻戻し操作の入力信号として処理する。また、ユーザは、音声操作モードにおいて、制御部22が音楽アプリケーション41dを実行している状態で、携帯電子機器1の筐体1Cを奥行き側に傾斜させつつ(図3のS103に示す状態)、マイク8に小さな風切り音を入力する。すると、制御部22には、加速度センサ32から筐体1Cが奥行き側に傾斜している傾斜信号が入力されると共に、マイク8から信号強度の弱い音声信号が入力される。この場合、制御部22は、入力された音声信号を、再生している音楽から前の音楽へ戻す曲戻し操作の入力信号として処理する。
次に、信号変換テーブル43に示す携帯電子機器1の作動状態として、制御部22がテレビアプリケーション41f(図4では、テレビアプリと略記)を実行する場合について説明する。制御部22は、テレビアプリケーション41fを実行することで、タッチパネル2にテレビ画像(映像)を表示すると共に、スピーカ7からテレビ音声を出力する。つまり、テレビアプリケーション41fは、映像アプリケーションと音声出力アプリケーションとを組み合わせることで構成される。テレビアプリケーション41fにおいても、音声信号の種類だけでなく、加速度センサ32により検出される傾斜信号に応じて、音量調整操作および選局操作の入力信号を異ならせている。
ユーザは、音声操作モードにおいて、制御部22がテレビアプリケーション41fを実行している状態で、携帯電子機器1の筐体1Cを水平にしつつ(図3のS101に示す状態)、マイク8に大きな風切り音を入力する。すると、制御部22には、加速度センサ32から筐体1Cが傾斜していない(水平状態である)傾斜信号が入力されると共に、マイク8から信号強度の強い音声信号が入力される。この場合、制御部22は、入力された音声信号を、テレビ音声の音量を大きくする音量アップ操作の入力信号として処理する。また、ユーザは、音声操作モードにおいて、制御部22がテレビアプリケーション41fを実行している状態で、携帯電子機器1の筐体1Cを水平にしつつ(図3のS101に示す状態)、マイク8に小さな風切り音を入力する。すると、制御部22には、加速度センサ32から筐体1Cが傾斜していない(水平状態である)傾斜信号が入力されると共に、マイク8から信号強度の弱い音声信号が入力される。この場合、制御部22は、入力された音声信号を、テレビ音声の音量を小さくする音量ダウン操作の入力信号として処理する。
ユーザは、音声操作モードにおいて、制御部22がテレビアプリケーション41fを実行している状態で、携帯電子機器1の筐体1Cを手前側に傾斜させつつ(図3のS102に示す状態)、マイク8に大きな風切り音を入力する。すると、制御部22には、加速度センサ32から筐体1Cが手前側に傾斜している傾斜信号が入力されると共に、マイク8から信号強度の強い音声信号が入力される。この場合、制御部22は、入力された音声信号を、次のチャンネルへ連続送りする連続送り選局操作の入力信号として処理する。また、ユーザは、音声操作モードにおいて、制御部22がテレビアプリケーション41fを実行している状態で、携帯電子機器1の筐体1Cを手前側に傾斜させつつ(図3のS102に示す状態)、マイク8に小さな風切り音を入力する。すると、制御部22には、加速度センサ32から筐体1Cが手前側に傾斜している傾斜信号が入力されると共に、マイク8から信号強度の弱い音声信号が入力される。この場合、制御部22は、入力された音声信号を、次のチャンネルへ単送りする単送り選局操作の入力信号として処理する。
ユーザは、音声操作モードにおいて、制御部22がテレビアプリケーション41fを実行している状態で、携帯電子機器1の筐体1Cを奥行き側に傾斜させつつ(図3のS103に示す状態)、マイク8に大きな風切り音を入力する。すると、制御部22には、加速度センサ32から筐体1Cが奥行き側に傾斜している傾斜信号が入力されると共に、マイク8から信号強度の強い音声信号が入力される。この場合、制御部22は、入力された音声信号を、前のチャンネルへ連続送りする連続送り選局操作の入力信号として処理する。また、ユーザは、音声操作モードにおいて、制御部22がテレビアプリケーション41fを実行している状態で、携帯電子機器1の筐体1Cを奥行き側に傾斜させつつ(図3のS103に示す状態)、マイク8に小さな風切り音を入力する。すると、制御部22には、加速度センサ32から筐体1Cが奥行き側に傾斜している傾斜信号が入力されると共に、マイク8から信号強度の弱い音声信号が入力される。この場合、制御部22は、入力された音声信号を、前のチャンネルへ単送りする単送り選局操作の入力信号として処理する。つまり、制御部22は、ユーザがチャンネルを変更することで、テレビ画像およびテレビ音声のソースの変更を行い、これにより、タッチパネル2に表示中のテレビ画像から、他のチャンネルのテレビ画像に変更すると共に、スピーカ7から出力中のテレビ音声から、他のチャンネルのテレビ音声に変更している。
続いて、図5を参照して、標準モードから音声操作モードに移行する制御動作について説明する。図5は、本実施形態の携帯電子機器の制御動作の一例を示すフローチャートである。制御部22は、湿度センサ33により検出された検出湿度が、予め設定された設定湿度以上になったか否かを判定する(ステップS1)。制御部22は、湿度センサ33により検出された検出湿度が設定湿度以上であると判定する(ステップS1:Yes)と、制御部22は、音声操作モードとする(ステップS2)。
一方、制御部22は、ステップS1において、湿度センサ33により検出された検出湿度が設定湿度未満であると判定する(ステップS1:No)と、タッチパネル2により検出された入力信号が断続的に変化しているか否か(つまり異常な入力状態が生じたか否か)を判定する(ステップS3)。制御部22は、タッチパネル2により検出された入力信号が断続的に変化していると判定する(ステップS3:Yes)と、音声操作モードとする(ステップS2)。
一方、制御部22は、ステップS3において、タッチパネル2により検出された入力信号が断続的に変化していないと判定する(ステップS3:No)と、ユーザによるタッチパネル2または操作ボタン3を用いた所定の入力操作によって音声操作モードが設定されているか否かを判定する(ステップS4)。制御部22は、ユーザによる音声操作モードの設定があると判定する(ステップS4:Yes)と、音声操作モードとする(ステップS2)。一方、制御部22は、ステップS4において、ユーザによる音声操作モードの設定がないと判定する(ステップS4:No)と、標準モードを設定する(ステップS5)。
制御部22は、標準モードから音声操作モードに移行すると、図6に示す入力処理制御を実行する。図6は、本実施形態の携帯電子機器の制御動作の一例を示すフローチャートである。先ず、制御部22は、音声操作モードであるか否かを判定する(ステップS11)。制御部22は、音声操作モードであると判定する(ステップS11:Yes)と、入力処理制御を実行する(ステップS12)。制御部22は、入力処理制御を実行すると、マイク8により音声信号が検出されたか否かを判定する(ステップS13)。制御部22は、マイク8により音声信号が検出されたと判定する(ステップS13:Yes)と、加速度センサ32によって検出された筐体1Cの傾斜信号を取得する(ステップS14)。そして、制御部22は、携帯電子機器1の作動状態と、ステップS13において検出された所定の音声信号と、ステップS14において取得した傾斜信号とから、信号変換テーブル43に基づいて、所定の音声信号を所定の入力信号に変換する(ステップS15)。制御部22は、ステップS15において変換された入力信号に基づいて、入力信号に対応する制御を実行する。
以上のように、本実施形態の構成によれば、制御部22は、音声操作モードにおいて、マイク8により検出される音声信号を、タッチパネル2に対して行われた接触操作の入力信号として処理することができる。これにより、ユーザは、タッチパネル2の表面に水滴が付着する環境下においても、携帯電子機器1を音声操作することができる。このため、携帯電子機器1は、タッチパネル2に水滴が付着する環境下などのように、タッチパネル2を使用しにくい状況でも、ユーザに対し多様な入力操作を提供することができる。
また、本実施形態の構成によれば、マイク8は、風切り音を音声信号として検出するため、ユーザは、マイク8に息を吹きかけることで音声操作を簡単に行うことができる。
また、本実施形態の構成によれば、制御部22は、音声操作モードにおいて、タッチパネル2による接触操作の検出を無効にすることができる。このため、制御部22は、タッチパネル2に水滴が付着する環境下において、ユーザによりタッチパネル2に対して接触操作が行われた場合であっても、断続的な入力信号による誤制御の実行を抑制することができる。
また、本実施形態の構成によれば、携帯電子機器1は、筐体1Cが水密構造となっており、防水機能を有することから、ユーザは、タッチパネル2に水滴が付着する環境下において、携帯電子機器1を使用することができる。
また、本実施形態の構成によれば、制御部22は、タッチパネル2により検出された入力信号が断続的に変化しているか否かを判定することで、携帯電子機器1が、タッチパネル2に水滴が付着する環境下にあるか否かを適切に判定することができる。これにより、制御部22は、標準モードから音声操作モードに適切に移行させることができるため、ユーザは、タッチパネル2に水滴が付着する環境下において、携帯電子機器1を確実に操作することができる。
また、本実施形態の構成によれば、制御部22は、湿度センサ33により検出された検出湿度が設定湿度以上であるか否かを判定することで、携帯電子機器1が、タッチパネル2に水滴が付着する環境下にあるか否かを適切に判定することができる。これにより、制御部22は、標準モードから音声操作モードに適切に移行させることができるため、ユーザは、タッチパネル2に水滴が付着する環境下において、携帯電子機器1を確実に操作することができる。
また、本実施形態の構成によれば、制御部22は、加速度センサ32により検出された筐体1Cの傾きに応じた入力信号とすることができる。また、制御部22は、音声信号の検出時間の長さまたは音声信号の信号強度の強さに応じた入力信号とすることができる。このため、携帯電子機器1は、ユーザに対し、多様な音声操作として、所定のリストに対するスクロール操作、画像ビューワアプリケーション41cの実行時における画像の連続送り操作および単送り操作、音楽アプリケーション41dの実行時における音楽の音量アップ操作、音量ダウン操作、早送り操作、巻戻し操作、曲送り操作および曲戻し操作、テレビアプリケーション41fの実行時におけるテレビ音声の音量アップ操作、音量ダウン操作、チャンネルの連続送り操作および単送り操作等を提供することができる。
ところで、本実施形態においては、タッチパネル2を静電容量式とし、水滴付着状態での操作性低下をアシストするための手段として音声操作モードを説明したが、本発明は静電容量式タッチパネルを搭載する携帯電子機器に限定されるものではない。薄膜抵抗式などのタッチパネルにおいても、タッチパネルの不良などで操作性が低下している状態、ユーザの手が汚れていてタッチパネルを操作しにくい状態、あるいはユーザが手袋を装着していてタッチパネルを操作しにくい状態などにおいても、本実施形態における説明と同様、音声操作モードは有効に機能する。
また、本実施形態においては、アプリケーションの例として、画像ビューワアプリケーション41c、音楽アプリケーション41dまたはテレビアプリケーション41fを示したが、これに限定されるものではなく、例えば、映像の有無は問わず、音声データを取得して出力するためのラジオアプリケーションでもよい。
1 携帯電子機器
1C 筐体
2 タッチパネル
2A タッチセンサ
2B 表示部
3 操作部
7 スピーカ
8 マイク
22 制御部
24 記憶部
26 通信部
30 音声処理部
31 テレビチューナ
32 加速度センサ
33 湿度センサ
41 アプリケーション
41a ブラウザアプリケーション
41b メールアプリケーション
41c 画像ビューワアプリケーション
41d 音楽アプリケーション
41e 電話アプリケーション
41f テレビアプリケーション
42a 画像データ
42b 音楽データ
42c 電話帳データ
43 信号変換テーブル

Claims (18)

  1. 画像を表示すると共に、接触操作を入力信号として検出するタッチパネルと、
    当該タッチパネルと異なる入力デバイスと、
    湿度を検出する湿度検出手段と、
    制御部と、を備え、
    当該制御部は、
    自機の操作モードとして、
    前記タッチパネルに対して行われる前記接触操作に基づく各種入力信号に応じて制御を行う第1モードと、
    前記入力デバイスに対して行われる入力操作に基づく各種入力信号に応じて制御を行う第2モードと、を切り替え可能であって、
    前記第1モードにおいて、前記湿度検出手段により検出された検出湿度が、予め設定された設定湿度以上であると判定すると、
    前記第1モードから前記第2モードに移行させることを特徴とする携帯電子機器。
  2. 前記制御部は、前記第2モードにおいて、前記タッチパネルによる前記接触操作の検出を無効にすることを特徴とする請求項1に記載の携帯電子機器。
  3. 前記入力デバイスはマイクであって、
    前記制御部は、
    前記第2モードにおいて、前記マイクに対して行われる音の入力操作に基づく各種音声信号を、前記タッチパネルに対して行われる前記接触操作に基づく各種入力信号のいずれかとして処理することを特徴とする請求項1または2に記載の携帯電子機器。
  4. 前記マイクは、吹きかけられる風切り音に基づく音声信号を検出することを特徴とする請求項3に記載の携帯電子機器。
  5. 前記制御部は、前記マイクにおける前記音声信号の検出時間の長さ、または前記音声信号の大小に応じて、前記音声信号に対して対応させる前記各種入力信号を異ならせることを特徴とする請求項3または4に記載の携帯電子機器。
  6. 筺体と、当該筐体の傾きを検出する傾き検出手段と、をさらに備え、
    前記制御部は、前記音声信号が検出されたときの前記筐体の傾きに応じて、前記音声信号に対して対応させる前記各種入力信号を異ならせることを特徴とする請求項3から5のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
  7. 前記制御部は、前記第2モードにおいて、前記マイクにより検出される前記音声信号を、前記各種入力信号のうち、前記タッチパネルに表示された前記画像をスクロールするスクロール操作の入力信号として処理することを特徴とする請求項3から5のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
  8. 筺体と、当該筐体の傾きを検出する傾き検出手段と、をさらに備え、
    前記制御部は、前記音声信号を、前記傾き検出手段により検出された前記筐体の傾きに応じた方向のスクロール操作の入力信号として処理することを特徴とする請求項7に記載の携帯電子機器。
  9. 複数のソースのいずれかに基づく映像を前記タッチパネルに表示するための映像アプリケーションを記憶する記憶部をさらに備え、
    前記制御部は、前記第2モードにおいて、前記入力デバイスに対して行われる入力操作に基づく入力信号が検出されると、当該入力デバイスに対して行われる入力操作に基づく入力信号を、表示中の前記映像を他のソースに基づく前記映像に変更する操作の入力信号として処理することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
  10. 筺体と、当該筐体の傾きを検出する傾き検出手段と、をさらに備え、
    前記制御部は、前記入力デバイスに対して行われる入力操作に基づく入力信号が検出されたときの前記筐体の傾きに応じて、表示中の映像のソース変更の内容を異ならせることを特徴とする請求項9に記載の携帯電子機器。
  11. 音声を出力する音声出力部と、
    複数のソースのいずれかに基づく前記音声を前記音声出力部から出力するための音声出力アプリケーションを記憶する記憶部と、をさらに備え、
    前記制御部は、前記第2モードにおいては、前記音声出力アプリケーションが実行される状態で前記音声信号が検出されると、当該音声信号を、出力中の前記音声を他のソースに基づく前記音声に変更する操作、あるいは前記音声出力部における音量を調整する操作の入力信号として処理することを特徴とする請求項3から5のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
  12. 筺体と、当該筐体の傾きを検出する傾き検出手段と、をさらに備え、
    前記制御部は、前記音声信号が検出されたときの前記筐体の傾きに応じて、出力中の前記音声のソース変更の内容、または前記音量調整の大小を異ならせることを特徴とする請求項11に記載の携帯電子機器。
  13. 音声を出力する音声出力部と、
    音楽を再生するための音楽アプリケーションを記憶する記憶部と、をさらに備え、
    前記制御部は、前記第2モードにおいて、前記音楽アプリケーションが実行される状態で前記音声信号が検出されると、当該音声信号を、前記音楽の早送り巻戻しの操作の入力信号、前記音声出力部における音量を調整する操作の入力信号、または前記音楽の曲送り曲戻しの操作の入力信号として処理することを特徴とする請求項3から5のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
  14. 筺体と、当該筐体の傾きを検出する傾き検出手段をさらに備え、
    前記制御部は、前記音声信号が検出されたときの前記筐体の傾きに応じて、前記早送り巻戻しの操作の内容、前記音量調整操作の大小、または前記曲送り曲戻しの操作の内容を異ならせることを特徴とする請求項13に記載の携帯電子機器。
  15. 前記入力デバイスは、ハードキーであることを特徴とする請求項1または2に記載の携帯電子機器。
  16. 前記タッチパネルは、静電容量式であることを特徴とする請求項1から15のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
  17. 画像を表示すると共に、接触操作を入力信号として検出するタッチパネルと、
    当該タッチパネルと異なる入力デバイスと、
    湿度を検出する湿度検出手段と、
    自機の操作モードとして、
    前記タッチパネルに対して行われる前記接触操作に基づく各種入力信号に応じて制御を行う第1モードと、
    前記入力デバイスに対して行われる入力操作に基づく各種入力信号に応じて制御を行う第2モードと、を切り替え可能な
    制御部と、
    を備えた携帯電子機器の入力処理方法において、
    前記第1モードのとき、前記湿度検出手段により検出された検出湿度が、予め設定された設定湿度以上であると判定すると、前記第1モードから前記第2モードに移行させる制御が前記制御部により処理されることを特徴とする携帯電子機器の入力処理方法。
  18. 画像を表示すると共に、接触操作を入力信号として検出するタッチパネルと、
    当該タッチパネルと異なる入力デバイスと、
    湿度を検出する湿度検出手段と、
    自機の操作モードとして、
    タッチパネルに対して行われる前記接触操作に基づく各種入力信号に応じて制御を行う第1モードと、
    前記入力デバイスに対して行われる入力操作に基づく各種入力信号に応じて制御を行う第2モードと、を切り替え可能な
    制御部と、を備えた携帯電子機器において実行される入力処理プログラムにおいて、
    前記第1モードのとき、前記湿度検出手段により検出された検出湿度が、予め設定された設定湿度以上であると判定すると、前記第1モードから前記第2モードに移行させる制御を前記制御部により処理するステップを備えたことを特徴とする携帯電子機器の入力処理プログラム。
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