JP5542975B2 - 電子機器 - Google Patents

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本発明は、電子機器に関する。
近年、携帯電話やPHS(Personal Handy phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)などに代表される電子機器は、小型化と軽量化に加えて高機能化が進んでいる。その結果、通話やメールといった通信関連の機能のみでなく、カメラ、音楽再生、テレビジョンなど、コンピュータに近しいほどの機能が取り込まれてきている。
このように高機能化するに伴って、様々なタスク(アプリケーション)を快適に使用するために、表示領域の大画面化の要請がある。しかし、大画面化と小型化という相反する要請から、大画面化すれば操作部のための面積が減少し、同じ操作キーにいくつもの機能を兼用させたり、メニューの階層が深くなったりしており、使用者にとって操作性が不明瞭化または煩雑化する傾向にある。
このような問題に対応すべく、特許文献1(特開2007−079157)では2つの画面(液晶ディスプレイ)を開閉可能に装備し、開くことによって2画面を連接および連動させることにより、表示面積の大型化と装置サイズの小型化を両立させた画像表示装置が提案されている。一方、特許文献2(特開2007−141029)には、画面(情報表示画面)と同じ面に第1のタッチセンサーを有し、反対側の面に第2のタッチセンサーを有することにより、第2のタッチセンサーを指紋認証などのための補助入力手段として用いる提案がなされている。
特開2007−079157号公報 特開2007−141029号公報
しかし上記特許文献1の構成にあっては、タスク動作画面を(収納時の)装置サイズに比して大きくすることはできるものの、単に表示面積を増やしたに過ぎない。また特許文献2の構成にあっては、従来利用されていなかった裏面に入力手段を配置してはいるものの、裏面の入力手段を表面の入力手段の補助として用いて操作性の向上を図ったに過ぎない。すなわち、高機能化に伴う多機能化に対して十分な操作性を向上しうるものではない。
そこで本発明は、操作性を向上させることが可能な電子機器を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかる電子機器の代表的な構成は、筐体の1つの面に配置された第1表示部と、第1表示部と反対側の面に配置された第2表示部と、第1表示部または第2表示部の少なくとも一方に重畳されるタッチパネルと、タスクを実行して第1表示部または第2表示部に画像を表示し、かつタッチパネルからの入力を受け付ける制御部とを備え、第1表示部と第2表示部とは、端辺が湾曲して連接または連続するように配置されていることを特徴とする。
制御部は、操作しなくなってから所定時間後に休止状態となり、筐体の両面に重畳されたタッチパネルのそれぞれの特定の領域に所定時間以上触れることによって休止状態から復帰し、かつ、復帰する際に触れられていた特定の領域と同じ面に配置された表示部を第1表示部として動作させてもよい。
第1表示部または第2表示部を配置した面にそれぞれ照度センサを備え、制御部は、明るい面に配置された表示部を第1表示部とし、暗い面に配置された表示部を第2表示部としてもよい。
筐体の姿勢を検知する姿勢差センサを備え、制御部は、上方に位置する面に配置された表示部を第1表示部、下方に位置する面に配置された表示部を第2表示部としてもよい。
制御部は、2つの表示部のうち一方の表示部を第1表示部とした場合に、第2表示部に重畳されたタッチパネルからの入力を受け付けないこととしてもよい。
本発明によれば、電子機器の操作性を向上させることができる。
携帯電話の外観を説明する6面図である。 携帯電話の概略的な機能を示すブロック図である。 第1表示部および第2表示部の画面例を示す図である。 第1表示部のタスク動作画面と第2表示部のリスト画面との関係を示す図である。 タッチパネルを用いてタスク切替の入力を行う例を示す図である。 第1表示部に複数のタスクの動作画面を表示する例である。 タッチパネルを用いて休止状態からの復帰判定を行う例を示す図である。 筐体の表裏面の区別をなくした携帯電話の構成例を示す図である。
[第1実施形態]
本発明にかかる電子機器の第1実施形態である携帯電話について説明する。本実施形態及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。なお、以下の実施例に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。
[外観構成]
図1は携帯電話の外観を説明する6面図である。図1に示す携帯電話10は、筐体の1つの面に配置された第1表示部20と、第1表示部20と反対側の面に配置され、第1表示部20と略同じ表示面積を備えた第2表示部22とを備えている。本実施形態において第1表示部20が装置表面側であり、第2表示部22が裏面側である。第1表示部20には、透明なタッチパネル30が重畳されている。第2表示部22の中央には、カメラ40を備えている。
第1表示部20と第2表示部22とは長辺において湾曲し、それぞれが連接することによって筐体の外周を巻回するように配置されている。そして筐体の外形(表面においてはタッチパネル30が外形を構成している)は、第1表示部20および第2表示部22が湾曲する方向を含む断面の形状が略楕円形となっている。すなわち第1表示部20と第2表示部22とによって全体的に平たい筒のような形状となっている。この筒の両端には、端部部材14、16が備えられている。
なお、略楕円形とは正確な楕円(円も含む)のほか、正確な楕円以外の形状も含む。例えば、端部が全体的に丸みを帯びた形状である、主表面が平坦であって端部が半円を描く長丸形状、さらに長丸形状の主表面の中央部が膨出した形状、楕円形を短軸又は長軸方向につぶした形状も本発明の略楕円形に含まれる。
筐体の1つの側面である端部部材14の端面には、音声出力部42および電源ボタン46が備えられている。音声出力部42と反対側の面である端部部材16の端面には、音声入力部44が備えられている。このように、音声出力部42および音声入力部44を端部部材14、16の端面(筐体の側面)に配置することにより、通話する際には筐体の表裏に関係なく把持することができる。
また、第1表示部20と端部部材14及び端部部材16とのそれぞれの間の部分であって、筐体の短手方向の略中央部分には、筐体内部に設けられたステレオスピーカ48(図2参照)から発せられた音を、筐体内部から筐体外部に出力するための放音口48a、48bがそれぞれ形成されている。
同様に、第2表示部22と端部部材14及び端部部材16とのそれぞれの間の部分であって、筐体の短手方向の略中央部分には、筐体内部に設けられたステレオスピーカ48から発せられた音を、筐体内部から筐体外部に出力するための放音口48c、48dがそれぞれ形成されている。
本実施形態では、放音口48aから音を発するステレオスピーカ48は、放音口48cから音を発するステレオスピーカとしても機能する。同様に、放音口48bから音を発するステレオスピーカ48は、放音口48dから音を発するステレオスピーカとしても機能する。
なお本実施形態では、放音口48a、48c側に配置されたステレオスピーカ48と、放音口48b、48d側に配置されたステレオスピーカ48との2つのステレオスピーカが設けられている。
さらに、本実施形態のステレオスピーカ48は、第1表示部20側及び第2表示部22側の双方側に音を均等に発するために、筐体の長手方向外側に向かって発音方向が向けられている。さらには、ステレオスピーカ48から発せられた音を、それぞれの放音口48a、48c又は放音口48b、48dに導く導音路を設け、第1表示部20側及び第2表示部22側の双方に音を均等に発するとしてもよい。
[機能構成]
図2は携帯電話の概略的な機能を示すブロック図である。図2に示すように、上記した第1表示部20、第2表示部22、タッチパネル30、音声出力部42、音声入力部44、ステレオスピーカ48に加えて、制御部100、無線通信部102、メモリ104を少なくとも備えている。
制御部100は、中央処理装置(CPU)を含む半導体集積回路により携帯電話10全体を管理及び制御する。制御部100は、メモリ104に格納されたタスク(アプリケーション)を実行して第1表示部20または第2表示部22に画像を表示し、かつタッチパネル30からの入力を受け付ける。これにより制御部100は、メモリ104のプログラムを用いて、携帯電話10を利用した通話機能、文字入力機能、音楽再生機能、TV視聴機能などの様々なタスクを遂行する。
メモリ104は、ROM、RAM、EEPROM、不揮発性RAM、フラッシュ記憶部、HDD等で構成され、制御部100で処理されるプログラムやその他のデータファイル等を記憶する。
第1表示部20および第2表示部22は湾曲したディスプレイもしくは曲げることの可能なディスプレイであればよく、例えば樹脂基板上にトランジスタを形成したTFT液晶ディスプレイ(Thin Film Transistor Liquid Crystal Display)、有機ELディスプレイ(organic Electro Luminescence Display)、コレステリック液晶ディスプレイ(Cholesteric Liquid Crystal Display)等で構成することができる。本実施形態では、第1表示部20および第2表示部22は、例えばTFT液晶ディスプレイを用いる。第1表示部20および第2表示部22には、携帯電話10内のメモリ104に記憶された、または通信網を介してアプリケーション中継サーバ(図示せず)から提供される、Webブラウザやスケジュール管理などのタスクの動作画面を表示することができる。また、後述するタッチパネル30との組合せにより入力インターフェースを構成することも可能である。かかる入力インターフェースは、キーボード、十字キー、ジョイスティックといった従来の操作キーに対応した機能を奏する。
タッチパネル30は、透明または半透明の素材で形成され、第1表示部20を視認可能に重畳される。具体的にタッチパネル30としては、表示部表面に取り付ける所謂タッチスクリーンと、表示部裏面に取り付けられ、圧力を検知する圧力検知型がある。また、接触の感知方法としては圧力の変化を感知する感圧式と静電気による電気信号を感知する静電容量の2通りがある。
音声出力部42はスピーカで構成され、携帯電話10で受信した通話相手の音声信号を音声に変えて出力する。またステレオスピーカ48は、着信音や、後述する第1表示部20とタッチパネル30とによる入力インターフェースの操作音、TV音声、音楽、アラーム音等を出力する。
音声入力部44はマイク等の音声認識装置で構成され、通話時に入力されたユーザの音声を携帯電話10内で処理可能な電気信号に変換する。
無線通信部102は、携帯電話網における基地局200と無線通信を行う。かかる無線通信としては、基地局200内でフレームを時分割した複数のタイムスロットをそれぞれ携帯電話10のチャネルに割り当てて通信を行う時分割多重方式等がある。
[動作説明]
図3は第1表示部20および第2表示部22の画面例を示す図である。図3(a)に示すように、携帯電話10の表面側の第1表示部20には、実行中のタスクの動作画面が表示されている。また図3(b)に示すように、携帯電話10の裏面側の第2表示部22には、他のタスクについてのリスト画面が表示されている。これらのタスク動作画面およびリスト画面は、制御部100の制御によって表示されている。
図4は第1表示部20のタスク動作画面と第2表示部22のリスト画面との関係を示す図である。第1表示部20のタスク動作画面と第2表示部22のリスト画面とは連動しており、第1表示部20に実行中のタスクについての動作画面を表示し、第2表示部22に他のタスクについてのリスト画面を表示している。そして実行中のアプリを切り替える(タスク動作画面を切り替える)ことにより、これに応じて第2表示部22のリスト画面もスクロールする。
例えば図4に示すように、リスト画面にはPHONE、Mail、Music、Navi(GPS)、Camera、Webの順にタスクが列記されていたとする。そして使用者がタスク切替の操作を行うと、上記の順でタスクが切り替わる。
すなわち制御部100は、第1表示部20に表示されるタスクをスクロール方向401にスクロールさせつつ、第2表示部22のリスト画面に列記されていた他のタスクのうちスクロール方向402の端に位置していたタスクに切り替える。そして第1表示部20に表示したタスクを第2表示部22のリスト画面からスクロール方向402にスクロールさせつつ削除すると共に、第1表示部20に表示されていたタスクをスクロール方向401にスクロールさせつつ、第2表示部22のリスト画面のスクロール方向402の逆の端に追加する。タスクの切り替えに伴う動作画面の切り替えは、連続的に滑らかにスクロール表示させる。
これにより、裏面の第2表示部22のリスト画面を回転させて表面に持ってくると、第1表示部20で全画面に展開されるように動作する。したがって、あたかも筒を回転させているかのように、多数のタスクを次々に切り替えることが可能となる。
第1表示部20に新たに表示されたタスク動作画面は、タスクが未だ起動していない場合には、タスクを起動させるためのアイコン(仮想ボタン)を表示し、これがタップされることによってタスクを起動する。既にタスクが起動していた場合には、現在の状態のタスク動作画面を表示する(不図示)。
また図3(b)のリスト画面におけるMusicの欄に示したように、動作中のタスクがタスクリストにまわりこんだ場合には、実行中のタスクについてその概略を表示させることでもよい。これにより、現在アクティブでないタスクの動作状況も容易に把握することができる。
図5はタッチパネルを用いてタスク切替の入力を行う例を示す図である。タッチパネル30には特定の領域が設定されており、この特定の領域を摺擦することによって制御部100がタスク切替を行う。このとき摺擦方向をスクロール方向とすることにより、直感的な操作が可能となる。
また本実施形態では図5(a)に示すように、タッチパネル30の両端近傍に2箇所のタスク切替用領域30a、30bを設定しており、図5(b)に示すように両手の親指で摺擦することを想定している。このように離隔した2箇所の領域を摺擦するよう設定することで、誤動作を防止することができる。
図6は第1表示部20に複数のタスクの動作画面を表示する例である。制御部100が複数のタスクを同時に実行可能であるとき(いわゆるマルチタスク)、例えば図6(a)に示すようにナビゲーション中(Navi画面を表示している)にメールを着信した場合には、メール受信画面を表示する。このとき図6(b)に示すように、スクロール方向において、主に動作しているタスク(Navi画面)を第1表示部20の中央に大きく表示し、他のタスク(メール受信画面)は簡易動作画面を用いてスクロール方向の前端または後端に表示している。そして使用者がメール受信画面をタップすると、図6(c)に示すように簡易動作画面を展開して通常の大きさのメール受信画面を表示する。このときNavi画面は簡易動作画面を用いてスクロール方向の後端に細く表示する。
このように複数のタスク動作画面を第1表示部20に表示することにより、複数のタスクを同時に閲覧し、タスクリストを該当するタスクまで回転させるまでもなく簡略に切り替えて操作することができる。
図7はタッチパネルを用いて休止状態からの復帰判定を行う例を示す図であって、図7(a)は復帰判定領域の例を示す図、図7(b)は休止状態と復帰のフローチャートを示す図である。
制御部100は、電力の消耗を抑えて稼動時間を延長するために、所定時間以上の操作がなかった場合には休止状態とし、通信機能など一部の主要機能を除いてタスク動作を停止する。そして携帯電話10の操作が開始されると、休止動作から復帰する。しかし、携帯電話10はタッチパネル30を用いて各種操作を行うが、タッチパネル30は接触を検知するデバイスであるから、単にタッチパネル30でタップを検知したことによって復帰を実行すると、かばんやポケットに入れていた場合にはほとんど休止状態に入れなくなり、電力消耗が早くなってしまう。
そこで本実施形態では、休止状態からの復帰を判定するための特定の領域を設定している。具体的には、例えば図7(a)に示すように、タッチパネル30の右下に復帰判定領域30cを設定する。そして復帰は、この復帰判定領域30cのみに所定時間以上触れられているか否かによって判定する。
休止状態と復帰の具体例について、図7(b)のフローチャートに沿って説明する。最初に休止状態にあると仮定したとき、復帰判定領域30cのみが所定時間以上触れられているか否かについて判断する(S100)。条件を満たさなければ判断を継続し、条件を満たした場合には復帰する(S102)。このとき第1表示部20には待ち受け画面を表示し、第2表示部22にはタスクリストを表示する。
待受画面においてタスク切替操作があったか、または切り替えたタスクにおいて操作が行われたか否かを判断する(S104)。何らかの操作が行われていた場合にはタスク切替処理(スクロール)またはタスク処理を行い(S106)、処理が完了すると操作を待つ(S108)。復帰後に何らかの操作が行われなかった場合(S104)、または操作待ちの状態(S108)で所定時間操作がなかったか否かを判定し(S110)、操作があった場合には処理を行い(S106)、操作がなければ休止状態となる(S112)。休止状態となった後は、ふたたび復帰判定領域30cのみが所定時間以上触れられているか否かについて判断する(S100)。
上記のように構成することにより、タッチパネル30のみを有する携帯電話10においても、高い精度で誤動作を防止することができる。なお、休止状態においては、復帰判定
領域30cの範囲を示す静止画または動画を表示するようにしてもよい。
上記説明した如く、本実施形態にかかる携帯電話10は、筐体の両面に略同じ表示面積を備えた第1表示部20および第2表示部22を備えたことにより、表示部の情報量を飛躍的に増大することができる。また2つの表示部を用いてタスク動作画面とタスクリストを表示させ、これらを対応させてスクロールさせながらタスクを切り替えることにより、多種類のタスク動作画面を直感的に切り替えることが可能となる。これにより近年益々多機能化する携帯電話においても、操作性を向上させることができる。
なお、上記実施形態においては、第2表示部22のリスト画面には第1表示部20に表示しているタスクとは別のタスクをリスト表示するように説明した。しかし本発明はこれに限定するものではなく、リスト画面に第1表示部20に表示したアクティブなタスクをも表示してもよい。このとき該当するリスト項目を目立つように表示することにより、現在実行中のタスクを明確に認識することができる。
また上記実施形態においては端部部材14の端面に電源ボタン46を設けるよう説明したが、端部部材14、16そのものをスイッチ機構を有する電源ボタンとすることでもよい。電源ボタンを大きくすることにより操作性を向上し、また外観上目立たないために美感を向上させ、またコネクタなどを配置するための面積を確保することが可能となる。
さらに端部部材14、16の端面には、文字入力のためのキーを設けてもよい。例えば子音はタッチパネル30上に仮想キーを表示し、端部部材14に母音選択キーを設け、端部部材16に決定キーを設けることにより、個々の仮想キーの面積を大きく取ることができ、高速な入力が可能となる。
[他の実施形態]
本発明にかかる携帯電話の他の実施形態について説明する。上記第1実施形態と説明の重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
上記第1実施形態においては、筐体の裏面(第2表示部22を備えた面)に、カメラ40を有するように説明した。しかし筐体の表裏面はほぼ前面が第1表示部20または第2表示部22で覆われているため、カメラ40を設ければ表示部の面積を削減することになってしまい、表裏面の表示能力が完全に同等とはならない。また、上記第1実施形態では第1表示部20にのみタッチパネル30を重畳するように説明した。これらのことから携帯電話10は筐体の表面と裏面とが始めから決定された構成となっていた。
そこで図8に示す携帯電話50は、筐体の表裏面の区別をなくした構成である。図8(a)は携帯電話50の外観を示す図であって、携帯電話10に比してカメラ40を備えていない。図8(b)は携帯電話50の概略的な機能を示すブロック図であって、第1表示部20に重畳したタッチパネル30のみでなく、第2表示部22に重畳した第2タッチパネル32を備えている。さらに携帯電話50においては、姿勢差センサ106(3軸加速度センサ)を備えている。
ここで、携帯電話50においては筐体の表裏において第1表示部20と第2表示部22の機能的な差がなくなることから、いずれの面の表示部を第1表示部20または第2表示部22として動作させるかは動的に決定することができる。
そこで例えば、制御部100は、休止状態から復帰するための復帰判定領域30c(図7(a)参照)を筐体の両面に設定し、所定時間以上触られた復帰判定領域30cを有する面の表示部を第1表示部20と設定することができる。これにより、装置の表裏をなくすることが可能となり、使用者が手に取って正対した面が常に表面とすることができる。このため、使用者が表裏を持ち替える必要がなくなり、操作性を向上させることが可能となる。
また、筐体の内部に備えた姿勢差センサ106によって重力方向を検知することにより、制御部100は上方に位置する面に配置された表示部を第1表示部20、下方に位置する面に配置された表示部を第2表示部22とすることもできる。この場合も、休止状態から復帰する際に判断することが好ましい。
さらには、携帯電話50のようにカメラ40を排するのではなく、携帯電話10の両面に同様のカメラ40を設けることでもよい。そして筐体両面のカメラを照度センサとして利用し、制御部100は明るい面に配置された表示部を第1表示部20とし、暗い面に配置された表示部を第2表示部22とすることができる。
なお制御部100は、2つの表示部のうち一方の表示部を第1表示部20とした場合に、第2表示部22に重畳された第2タッチパネル32からの入力を受け付けないこととしてもよい。タスク操作中は背面に手を当てて支持することが想定されるため、誤動作を防止するためである。そして再び休止状態となったとき、筐体両面のタッチパネル30および第2タッチパネル32を有効とすることにより、次回に休止状態から復帰したときに、自在に表裏面を選択することが可能となる。
なお、姿勢差センサ106によって携帯電話50を振ったことを検知することにより、メインタスクの操作入力にも利用することができる。具体的には、例えば筐体を振ることによって電子小説や電子コミックページめくりを行うことができる。特に、携帯電話50を次々と回転させることによって表裏の表示部に順次先のページを表示するように制御することにより、あたかも巻物をめくっているかのようにページを進めることができ、新しい操作性を提案することができる。
上記のように全方位表示が可能な表示部と、全面に配置されたタッチパネルを備えることにより、従来存しない様々なアプリケーション(タスク)を提供することができる。例えば金魚が遊泳する仮想水槽を表示し、つつくと金魚が裏面側に逃げるようなアプリケーションが挙げられる。また表面と裏面とが一度には視認できないことを利用し、ポーカーゲームや対戦ゲームなどを実行することができる。また例えば、表面で操作しながら裏面の表示部が相手方に向いていることを利用して、第2表示部22にQRコードを表示させ、相手の装置に読み取らせることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施例について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態においては第1表示部20および第2表示部22の端辺を湾曲させて互いに連接または連続するものとして例示したが、平板状の第1表示部20および第2表示部22を用いてもよい。この場合においてタスク動作画面とリスト画面の視覚的な連続性は減衰するが、その点を除いて多機能化に対する操作性の向上その他の本発明の効果は損なうことなく得ることができる。
また上記実施形態ではPHONE、Mail、Music、Navi(GPS)、Camera、Webなどの機能を有すると説明したが(図4参照)、これらの一部のみを有していてもよく、さらに例示以外の機能(例えばスケジュール機能など)を有していても
よい。
また上記実施形態では本発明にかかる電子機器として携帯電話を例に用いて説明したが、携帯電話の他にPDA、コンピュータ、デジタルカメラ、音楽プレイヤー、カーナビゲーション、テレビジョン、ゲーム機、DVDプレイヤー、およびリモートコントローラなども含まれる。
本実施形態の筐体の外形は、第1表示部および第2表示部が湾曲する方向を含む断面の形状が略楕円形であってもよい。
本実施形態の制御部は、第1表示部に実行中のタスクについての画面を表示し、第2表示部に他のタスクについてのリスト画面を表示してもよい。
本実施形態の制御部は、第1表示部に実行中のタスクについての画面を表示し、第2表示部に実行中のタスクを含む複数のタスクについてのリスト画面を表示してもよい。
本実施形態の制御部は、タッチパネルの特定の領域が摺擦されたことを検知して、第1表示部に表示されるタスクを第2表示部のリスト画面に列記されていた他のタスクのうち摺擦方向と逆の端に位置していたタスクに切り替え、第1表示部に表示したタスクを第2表示部のリスト画面から削除すると共に、第1表示部に表示されていたタスクを第2表示部のリスト画面の摺擦方向の端に追加してもよい。
本実施形態の制御部は、タスクの切り替えに伴う動作画面の切り替えを連続的にスクロール表示してもよい。
本実施形態の制御部は、複数のタスクを同時に実行可能であって、第1表示部に実行している複数のタスクの動作画面を表示し、かつ、摺擦方向において主に動作しているタスクの動作画面を中央に表示し、他のタスクの簡易動作画面を摺擦方向の前端または後端に表示してもよい。
本実施形態では、筐体の1つの側面に配置された音声入力部と、音声入力部を備えた面と反対側の面に音声出力部とを備えていてもよい。
本発明は、表示部を用いてタスク動作画面を表示する電子機器に利用することができる。
10、50・・・携帯電話、14・・・端部部材、16・・・端部部材、20・・・第1表示部、22・・・第2表示部、30・・・タッチパネル、30a、30b・・・タスク切替用領域、30c・・・復帰判定領域、32・・・第2タッチパネル、40・・・カメラ、42・・・音声出力部、44・・・音声入力部、46・・・電源ボタン、48・・・ステレオスピーカ、48a、48b、48c、48d・・・放音口、100・・・制御部、102・・・無線通信部、104・・・メモリ、106・・・姿勢差センサ、200・・・基地局

Claims (3)

  1. 筐体と、
    前記筐体の異なる面に配置された複数の表示部と、
    前記複数の表示部に重ねられたタッチパネルと、
    前記表示部に実行中のタスクの動作画面を表示させ、かつ前記タッチパネルからの入力を受け付ける制御部と、を備え、
    前記複数の表示部は、端辺が湾曲して連接または連続するように配置され、
    前記制御部は、
    操作しなくなってから所定時間後に休止状態とさせ
    前記タッチパネルの特定の領域への接触操作によって前記複数の表示部へ表示をさせ
    前記休止状態から復帰させる際に接触操作があった前記タッチパネルへの入力を受付させ、当該接触操作がなかった前記タッチパネルへの入力を受け付けないように制御する、電子機器。
  2. 筐体と、
    前記筐体の異なる面に配置された複数の表示部と、
    前記複数の表示部に重ねられたタッチパネルと、
    前記複数の表示部が配置された面のそれぞれに配置された照度センサと、
    前記表示部に実行中のタスクの動作画面を表示させ、かつ前記タッチパネルからの入力を受け付ける制御部と、を備え、
    前記複数の表示部は、端辺が湾曲して連接または連続するように配置され、
    前記制御部は、明るい面に配置された前記表示部と重なっている前記タッチパネルからの入力を受け付け、他の表示部に表示がされていても当該他の表示部に重なっている前記タッチパネルからの入力を受け付けないように制御する、電子機器。
  3. 筐体と、
    前記筐体の異なる面に配置された複数の表示部と、
    前記複数の表示部に重ねられたタッチパネルと、
    前記筐体の姿勢を検知する姿勢差センサを備え、
    前記表示部に実行中のタスクの動作画面を表示させ、かつ前記タッチパネルからの入力を受け付ける制御部と、を備え、
    前記複数の表示部は、端辺が湾曲して連接または連続するように配置され、
    前記制御部は、上方に位置する面に配置された表示部と重なっている前記タッチパネルからの入力を受け付け他の表示部に表示がされていても当該他の表示部と重なっている前記タッチパネルからの入力を受け付けないように制御する、電子機器。
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