JP2006201984A - 携帯情報端末及びそれに用いる文字入力方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来の番号キーを押す方式に比べて、文字入力の速度を早くすることが可能な携帯情報端末を提供する。
【解決手段】 圧力センサ21〜25は携帯通信端末1の筐体側面に配置され、筐体に掛ける圧力の変化を常時検出し、その変化を圧力検出部12に送信する。圧力検出部12は圧力変化情報から意図して入力された変化を検出し、検出した入力情報を送信する。擬似キー信号生成部13は入力情報を基に実際のキー入力のパターンを生成して送信する。入力制御部14はその信号を基に言語処理起動信号または入力文字情報を生成して送信する。言語処理部15は言語処理起動信号に応答して起動され、入力文字情報を基に言語の変換処理及びそれに伴う画面制御を行う。表示制御部16は表示部17への表示内容を制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は携帯情報端末及びそれに用いる文字入力方法に関し、特に携帯情報端末における文字入力の方法に関する。
従来、携帯電話機等の携帯情報端末においては、複数の番号キー各々にそれぞれ複数の英文字やひらがなを割り当て、文字入力の際に、親指によってそれらの番号キーを押下した回数で、入力すべき文字を選択する方式が一般的に用いられている。
例えば、ひらがなで「お」、「こ」、「そ」、・・・を入力しようとすると、同じキーを5回押さなければならないため、現在、その入力回数を減らすために、十字キーと組み合わせたもの(例えば、特許文献1参照)、筐体の傾きと組み合わせたもの(例えば、特許文献2参照)等が提案されている。
特開2004−320096号公報 特開2004−287871号公報
しかしながら、上述した従来の文字選択方式では、上記の特許文献1,2を含めて、別のキーにアサインされた文字を入力しようとする場合、指の移動を行う必要があるため、移動に必要となる時間がオーバヘッドとなる。
携帯電話機の場合、文字入力を行うためには、携帯電話機を手の指で保持する必要があり、保持している指から直接入力ができれば、指の移動に伴うオーバヘッドをなくすことができる。
そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、従来の番号キーを押す方式に比べて、文字入力の速度を早くすることができる携帯情報端末及びそれに用いる文字入力方法を提供することにある。
本発明による携帯情報端末は、言語変換が行われる携帯情報端末であって、筐体側面に配置された複数の圧力センサと、前記複数の圧力センサ各々を通して検出される圧力変化の組み合わせに基づいて前記言語変換を行う手段とを備えている。
本発明による文字入力方法は、言語変換が行われる携帯情報端末に用いられる文字入力方法であって、複数の圧力センサを筐体側面に配置し、前記複数の圧力センサ各々を通して検出される圧力変化の組み合わせに基づいて前記言語変換を行っている。
すなわち、本発明の携帯情報端末は、携帯電話機等の携帯通信端末を含む携帯情報端末における言語変換において、携帯通信端末の筐体側面に複数の圧力センサを実装することによって、従来は親指で携帯通信端末のボタンを複数回押下することで行っていた文字入力作業を、端末を保持する指の圧力変化の組み合わせによって、効率的に文字入力ができる構成を提供するものである。
より具体的に説明すると、本発明の携帯情報端末は、筐体側面に設けた圧力センサと、圧力センサに掛けた圧力変化を検知する圧力検出部と、その検知されたセンサの情報に対応する擬似キー入力信号を生成する擬似キー信号生成部と、擬似キー入力信号から得られた入力文字を言語処理部に送信する入力制御部と、入力文字に対して言語処理を施す言語処理部と、言語処理を施して得たイメージを表示部に表示する表示制御部とから構成されている。
携帯情報端末の使用者が筐体を保持している指によって圧力センサに圧力を掛けると、その圧力センサに掛けた圧力変化を圧力検出部で検知し、検知したセンサの情報を擬似キー信号生成部に渡す。擬似キー信号生成部は変化のあったセンサの組み合わせと圧力変化パターンとから対応する擬似キー入力信号を生成し、入力制御部へと送信する。入力制御部は得られた入力文字を言語処理部に送信し、言語処理部で処理した画面イメージが表示画面制御部を経由して表示部に文字として表示されることで機能を実現している。
これによって、本発明の携帯情報端末では、キーを選択するための指の移動を伴わないので、指を移動することに伴うオーバヘッドを減らすことが可能となるため、従来の番号キーを押す方式に比べて、文字入力の速度を早くすることが可能となる。
本発明は、以下に述べるような構成及び動作とすることで、従来の番号キーを押す方式に比べて、文字入力の速度を早くすることができるという効果が得られる。
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例による携帯情報端末の構成例を示すブロック図である。図1においては、携帯情報端末の一種である携帯通信端末1について示している。
携帯通信端末1はアンテナ11と、圧力検出部12と、擬似キー信号生成部13と、入力制御部14と、言語処理部15と、表示制御部16と、表示部17と、キー制御部18と、圧力センサ21〜25とから構成されている。
圧力センサ21〜25は携帯通信端末1の筐体側面において、筐体を保持する使用者の各指の位置に合わせて配置されており、使用者が筐体に掛ける圧力の変化を常時検出し、その変化を圧力検出部12に送信する。
圧力検出部12は圧力センサ21〜25の圧力変化情報から端末使用者が意図して入力した変化を検出し、検出した入力情報を擬似キー信号生成部13に送信する。また、圧力検出部12は特定の入力及び圧力変化パターンを検出し、言語処理切替え信号を生成する機能も有している。
擬似キー信号生成部13は圧力検出部12からの入力情報を基に実際のキー入力のパターンを生成し、入力制御部14へ送信する。入力制御部14は擬似キー信号生成部13またはキー制御部18からの信号を基に言語処理起動信号または入力文字情報を生成して言語処理部15に送信する。
言語処理部15は入力制御部14からの言語処理起動信号に応答して起動され、入力制御部14からの入力文字情報を基に言語の変換処理及びそれに伴う画面制御を行う。また、言語処理部15はその処理結果を基に生成した画面表示信号を表示制御部16に対して送信し、画面の更新及び状態通知を行う。
表示制御部16は表示部17への表示内容を制御する。表示部17は表示制御部16の制御に基づいて入力文字や変換文字等の情報を表示する。キー制御部18は圧力センサ21〜25以外のキー情報を処理し、入力制御部14にキー入力信号を送信する。
本実施例では、上述した構成をとることで、圧力センサ21〜25を具備した携帯通信端末1において、従来の番号キーを押す方式に比べて、文字入力の速度を早くすることができる。
図2及び図3は本発明の一実施例による日本語変換を行う場合の動作例を示すブロック図である。これら図2及び図3を参照して本発明の一実施例による日本語変換を行う場合の動作について説明する。
端末使用者が言語変換を行う場合には、キー制御部18からのキー入力信号181によって言語入力を行う機能を選択し、入力制御部14から言語処理部15に対して言語処理切替え信号141を送信する。
言語処理部5は入力制御部14からの言語処理切替え信号141を受信すると、表示制御部16に対して画面表示信号151を送信し、表示制御部16を介して表示部17に日本語入力画面を表示する。
圧力センサ21〜25を用いて言語処理の切替えを行う場合、圧力センサ21〜25に通常の使用状況では有り得ないパターンを言語切替え入力として定義し、そのパターンを圧力検出部12が検出すると、擬似キー信号生成部13にてキー入力での言語切替え入力を生成して入力制御部14に送信することによって言語処理の切替えを実現する。
例えば、上記のパターンとして圧力センサ21,22に同時にかつ短い時間内に3回の圧力変化を与えるものと定義した場合、圧力センサ21,22に該当の圧力変化を与えることによって、圧力検出部12が擬似信号生成部13に対して入力モード変更指示121を送信する。
擬似信号生成部13は圧力検出部12からの入力モード変更指示121を受信すると、キー入力信号131を入力制御部14に送信する。この時の信号はキー入力信号181と同じものである。その後、入力制御部14はキー入力による処理と同様の処理で、日本語入力画面を表示部17に表示するように制御する。
圧力センサ21〜25に1度だけ変化を加えることをシングルクリック、短時間に2回の変化を加えることをダブルクリックとし、下記の入力を定義する。つまり、「圧力センサ22〜25(シングルクリック)+圧力センサ21(シングルクリック)」を母音決定(あ・い・う・え)と、「圧力センサ22,23,24,25(シングルクリック)全部押し+圧力センサ21(シングルクリック)」を母音決定(お)と、「圧力センサ22〜25(シングルクリック)」を子音決定(か・さ・た・な・は)と、「圧力センサ22〜24(ダブルクリック)」を子音決定(ま・や・ら・わ)と、「圧力センサ21(ダブルクリック)」を入力変換とそれぞれ定義する。
上記の定義において、「ゆうひ(夕日)」を入力すると、「ゆ」の入力は「‘Y’圧力センサ13(ダブルクリック)→‘U’圧力センサ14+圧力センサ11(シングルクリック同時押し)」、「う」の入力は「‘U’圧力センサ14+圧力センサ11(シングルクリック同時押し)」、「ひ」の入力は「‘H’圧力センサ15(シングルクリック)→‘I’圧力センサ13+圧力センサ11(シングルクリック同時押し)」となり、「入力変換」の入力は「圧力センサ11(ダブルクリック)」となる。
このように、本実施例では、携帯通信端末1の筐体側面に複数の圧力センサ21〜25を配置し、それらの組み合わせ入力にて文字入力を実現することによって、キーを選択するための指の移動を伴わないので、指を移動することに伴うオーバヘッドを減らすことができる。したがって、本実施例では、従来の番号キーを押す方式に比べ、入力速度を早くすることができる。
図4は本発明の他の実施例による携帯通信端末の構成を示すブロック図である。図4において、本発明の他の実施例は、圧力センサ21〜25の代わりに、携帯通信端末3の筐体の左右側面に圧力センサ帯31,32を帯状に配置した以外は、図1に示す本発明の一実施例による携帯通信端末1と同様の構成となっており、同一構成要素には同一符号を付してある。また、同一構成要素の動作は本発明の一実施例と同様である。
携帯通信端末3の筐体の左右側面に配置された圧力センサ帯31,32からの圧力分布については、圧力検出部12がフィードバックさせることで、個体差(手の大きさや指の長さ、持ち方のくせや誤差)を吸収し、圧力分布の移動(コンピュータ用語で言うところの“ドラッグ”)等の入力にも対応させることを可能としている。
また、携帯通信端末3では持ち手の変更(右手持ち/左手持ち)に容易に対応することができる。上述した本発明の一実施例では、右手持ちを前提としているが、本実施例では、圧力センサ帯31に上記の圧力センサ22〜25を、圧力センサ帯32に上記の圧力センサ21をそれぞれマップすることで、右手持ちに対応した端末を左手持ちに対応した端末へと容易に変更することができる。
本発明の一実施例による携帯通信端末の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例による日本語変換を行う場合の動作例を示すブロック図である。 本発明の一実施例による日本語変換を行う場合の動作例を示すブロック図である。 本発明の他の実施例による携帯通信端末の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1,3 携帯通信端末
11 アンテナ
12 圧力検出部
13 擬似キー信号生成部
14 入力制御部
15 言語処理部
16 表示制御部
17 表示部
18 キー制御部
21〜25 圧力センサ
31,32 圧力センサ帯

Claims (10)

  1. 言語変換が行われる携帯情報端末であって、筐体側面に配置された複数の圧力センサと、前記複数の圧力センサ各々を通して検出される圧力変化の組み合わせに基づいて前記言語変換を行う手段とを有することを特徴とする携帯情報端末。
  2. 前記複数の圧力センサ各々を、前記筐体を保持する指の位置に配置することを特徴とする請求項1記載の携帯情報端末。
  3. 前記複数の圧力センサ各々を通して検出される前記圧力変化の組み合わせをキー入力のマッピングに変更することを特徴とする請求項1または請求項2記載の携帯情報端末。
  4. 少なくとも携帯電話機を含む携帯通信端末であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか記載の携帯情報端末。
  5. 前記圧力センサに掛けられた圧力変化を検知する圧力検出手段と、前記圧力検出手段で検知された前記圧力センサの情報に対応する擬似キー入力信号を生成する擬似キー信号生成手段と、前記擬似キー信号生成手段で生成された擬似キー入力信号から得られた入力文字に対して言語処理を施す言語処理手段と、前記言語処理手段で前記言語処理を施して得たイメージを表示手段に表示させる表示制御手段とを含むことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか記載の携帯情報端末。
  6. 言語変換が行われる携帯情報端末に用いられる文字入力方法であって、複数の圧力センサを筐体側面に配置し、前記複数の圧力センサ各々を通して検出される圧力変化の組み合わせに基づいて前記言語変換を行うことを特徴とする文字入力方法。
  7. 前記複数の圧力センサ各々を、前記筐体を保持する指の位置に配置することを特徴とする請求項6記載の文字入力方法。
  8. 前記複数の圧力センサ各々を通して検出される前記圧力変化の組み合わせをキー入力のマッピングに変更することを特徴とする請求項6または請求項7記載の文字入力方法。
  9. 前記携帯情報端末は、少なくとも携帯電話機を含む携帯通信端末であることを特徴とする請求項6から請求項8のいずれか記載の文字入力方法。
  10. 前記圧力センサに掛けられた圧力変化を圧力検出手段で検知し、前記圧力検出手段で検知された前記圧力センサの情報に対応する擬似キー入力信号を擬似キー信号生成手段で生成し、前記擬似キー信号生成手段で生成された擬似キー入力信号から得られた入力文字に対して言語処理を言語処理手段で施し、前記言語処理手段で前記言語処理を施して得たイメージを表示手段に表示させることを特徴とする請求項6から請求項9のいずれか記載の文字入力方法。
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