JP2007251670A - 文字入力装置 - Google Patents

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JP2007251670A JP2006073349A JP2006073349A JP2007251670A JP 2007251670 A JP2007251670 A JP 2007251670A JP 2006073349 A JP2006073349 A JP 2006073349A JP 2006073349 A JP2006073349 A JP 2006073349A JP 2007251670 A JP2007251670 A JP 2007251670A
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Abstract

【課題】 携帯電話機等での文字入力において、その文字入力の操作が無駄なくスムーズに行える文字入力装置の提供を目的とする。
【解決手段】 文字入力装置は、ユーザの指などによるボタンの押下を検知すると、当該ボタンに割り当てられている文字のうち1文字を選択してディスプレイに表示し、そのボタンへの接触が離れたことを感知すると、ディスプレイに表示している1文字を確定し、入力位置を示すカーソルを次の文字の入力位置に表示することを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ボタンを使用して文字を入力する操作に関し、特に複数の文字が割り当てられているボタンで文字を入力する技術に関する。
携帯電話機で、通常、メールなどを作成する場合、「あ行」から「わ行」までがそれぞれ割り当てられたボタン、いわゆるテンキーを操作して文章を入力する。
携帯電話機は、小型化が進み、人が操作できる大きさのボタンを搭載できる面積が限られることから、1つのボタンに複数の文字等を割り当てることによって、ボタンの数よりも多い数の文字等の入力を可能としている。
従って、目的の文字が、ボタンに割り当てられている文字の最初の文字でない限りは、目的の文字が現れるまで、ボタンを複数回押さなければならない。例えば「う」を入力する場合には、「あ行」が割り当てられているボタンを3回押すようにである。
そこで、ボタンを1回押下すると、そのボタンに割り当てられている文字が順次一定時間間隔で切り替わることで、ボタン押下の回数を減らす技術が公開されている(特許文献1参照)。これは、操作の手間は軽減できるものの、一定の時間がかかってしまうという欠点がある。
また、ボタンを押下することでボタンに割り当てられている文字を順次表示させる方法での入力に慣れてしまっている者にとっては、他の入力方法を使用するのは、新たに操作方法を覚える必要があり、また、慣れるまでに時間がかかり望ましくない。
特開2002−116870号公報
しかし、従来の文字入力方法では、同じボタンに割り当てられている文字を連続して入力しようとする場合に、文字毎に文字を確定する動作が必要となる。
例えば、「いえ」と入力する場合は、「あ行」が割り当てられているボタンを2回押下して「い」を表示し、カーソル移動などで確定の操作を行い、再び、「あ行」のボタンを4回押下しなければならない。
この確定を行う操作は、文字を選択する操作ではない為、無い方が望ましい。
また、通常、この確定の操作を行うボタンは、いわゆるテンキーとは異なるボタンであり、テンキーのエリアの外にあるため、指を比較的大きく移動させる必要がある。
従って、確定の操作を行うことは、手間が掛かる上に、文字入力の流れを阻害する要因となる。
そこで、本発明は、携帯電話機等での文字入力において、その文字入力の操作が無駄なくスムーズに行える文字入力装置の提供を目的とする。
上記課題を解決する為に、本発明の文字入力装置は、複数の文字が割り当てられている複数のボタンと、ボタンの押下を検知すると、当該ボタンに割り当てられている文字のうち1文字を選択する文字選択手段と、自装置外からのボタンへの接触が離れたことを感知する感知手段と、前記感知手段がボタンへの接触が離れたことを感知したとき、当該ボタンに割り当てられている複数の文字のうち、前記文字選択手段で選択されている文字を確定する文字確定手段とを備えることを特徴とする。
ここで、文字とはひらがな、カタカナ、アルファベット、数字のほか、記号、絵文字、絵などを含むものとする。
また、本発明の携帯電話機は、文字入力装置を備える携帯電話機であって、前記文字入力装置は、各々に複数の文字が割り当てられている複数のボタンと、ボタンの押下を検知すると、当該ボタンに割り当てられている文字のうち1文字を選択する文字選択手段と、自装置外からのボタンへの接触が離れたことを感知する感知手段と、前記感知手段がボタンへの接触が離れたことを感知したとき、当該ボタンに割り当てられている複数の文字のうち、前記文字選択手段で選択されている文字を確定する文字確定手段とを備え、前記携帯電話機は、前記文字確定手段で確定した文字を用いて処理を行うことを特徴とする。
本発明に係る文字入力装置及び携帯電話機は、上述の構成を備えることにより、ボタンから指などが離れたことを感知することができるので、文字を確定するために他のボタンを押下するなどの操作をせずとも、文字を確定することができるようになる。
従って、同じボタンに割り当てられている文字を連続して入力する場合、現在使用している文字入力方法を基本的に変えずに、文字入力の操作を無駄なくスムーズに行うことができるようになる。
また、前記携帯電話機は、更に、メール本文を作成して送信する手段を備え、前記文字確定手段で確定した文字を用いて行う処理とは、前記メール本文の作成であることとしてもよい。
これにより、メール本文を作成するための文字入力をスムーズに行うことができるので、メールを迅速に作成することができるようになる。
また、前記文字選択手段は、既に文字が選択されている場合には、ボタンの押下を検出すると、当該選択されている文字とは別の文字を選択することとしてもよい。
これにより、ボタン押下によって、選択する文字を次々と変えることができるので、従来の文字入力の操作を変えることなく文字入力をすることができるようになる。
また、前記文字入力装置は、更に、文字の入力位置を示すカーソルを表示するカーソル表示手段を備え、前記文字選択手段は、選択した文字を前記カーソルが示す入力位置に表示し、前記カーソル表示手段は、前記文字確定手段が文字を確定した場合には、前記カーソルを当該入力位置とは別の入力位置であって、次の文字の入力位置に表示することとしてもよい。
これにより、文字を確定するとカーソルが移動するので、ボタンから指などが離れて文字が確定したことを確実に知ることができるようになる。
また、前記感知手段は、所定時間以上ボタンへの接触が離れた場合に、ボタンへの接触が離れたと感知することとしてもよい。
これにより、ボタンから指などが離れた時間が所定時間内であれば、指が離れたとは感知されないので、瞬間的に指が離れた場合には、文字が確定することなく、操作を続けることができるようになる。ユーザが本発明の文字入力操作に習熟していない場合などに、特に効果がある。
<実施形態>
<概要>
本発明に係る入力装置は、携帯電話機において文字を入力する場合、同じボタンを連続して押下するときは、指がボタンから離れないことに着目したものである。
例えば、図2を用いて「あい」と入力する場合を説明する。
図2は、従来の文字入力装置で「あい」と入力する操作を示す図である。
「あ行」のボタンを1回押下して「あ」を表示し(図2(a)参照)、カーソルを次に進めて「あ」を確定した後(図2(b)(c)参照)、「あ行」のボタンを2回押下して「い」を表示する(図2(d)(e)参照)。カーソルを次に進めるボタンを、以下、「カーソルキー」というものとする。
また、例えば、「いぬ」と入力する場合は、「あ行」のボタンを2回押下して「い」を表示し、「な行」のボタンを3回押下して「ぬ」を表示する。
この場合、「あ行」の「い」を表示しているときに、「あ行」以外のボタン、この場合は「な行」のボタンが押下されたことを以って「い」が確定される。
これら動作を、ボタンと指の接触の観点から見ると、「あ行」のボタンを押下している間も、「な行」のボタンを押下している間も、指はボタンに触れたままであり、ボタンから指が離れるのは、「あ行」のボタンから、カーソルキーや「な行」のボタンに指を移動する場合のみである(図2(b)(f)参照)。
従って、指がボタンから離れた時を以って、文字を確定すると考えることができる。
このように、指がボタンから離れた時を以って、文字を確定すると考えると、カーソルキーを押すことなく、「あ行」等のボタンから指を一瞬離すだけで確定ボタンを押下したのと同様の動作を行ったと同じ効果を奏することが可能となる。
例えば、図1を用いて、本発明の文字入力装置で「あい」と入力する場合を説明する。
図1は、本発明の文字入力装置で「あい」と入力する操作を示す図である。
「あ行」のボタンを1回押下して「あ」を表示し(図1(a)参照)、指を「あ行」のボタンから一瞬離した後(図1(b)参照)、「あ行」のボタンを2回押下して「い」を表示し(図1(c)(d)参照)、「い」を確定する(図1(e)参照)。
本発明の文字入力装置では、このように、カーソルキーを押下する手間と、カーソル移動キーに指を移動する手間(図2(c)参照)が不要となり、文字入力の操作が無駄なくスムーズに行うことができる。
以下、本発明に係る文字入力装置を備えた携帯電話機を説明する。
尚、本発明の文字入力装置は、本発明の文字入力方法と、通常の文字入力方法、すなわち、ボタンに接触しているか否か等を意識しない文字入力方法とを、メニュー等で設定して、切換えることができるものとする。
本実施形態では、メールの作成時のみ本発明の文字入力方法を使用することを、ユーザが設定しているものとする。
<構成>
図3は、本発明に係る携帯電話機の構成を示す機能ブロック図である。
携帯電話機1000は、制御部1100、メール作成部1200、文字確定部1300、カーソル表示部1400、選択文字表示部1500、押下検知部1600、接触/離隔感知部1700、ディスプレイ1800、ボタン1900及び割当文字記憶部2000から構成される。
まず、制御部1100は、図示しないCPU、メモリ等を備え、ユーザ操作の受け付け処理や、通信制御、メール送受信制御等、携帯電話機に必要な一般的な制御処理を行う他、本発明に特有の制御処理を行う。
メール作成部1200は、メール本文の作成、宛先の設定などメールを作成する機能を有する。作成したメールは、制御部1100に渡され、制御部1100によって送信されるものとする。また、メール作成部1200は、かな漢字変換機能を有し、かな文字列を変換する機能を有する。
このメール作成部1200は、ユーザが確定したかな文字を1文字ずつ文字確定部1300から受取り、ユーザの操作、例えば、かな文字のまま、あるいは漢字に変換してメール本文を作成する。
文字確定部1300は、メール本文等を作成する際に、ユーザのボタン押下に基づいて、かな1文字を確定する機能を有し、確定したかな文字をメール作成部1200に渡す。
以下、「確定」とは、ボタンに割り当てられている複数文字から、1文字を確定する事を意味し、その後、この確定した文字を漢字に変換したり、ひらがなのままとしたりする処理を、メール作成部1200が行うことになる。
カーソル表示部1400は、ディスプレイ1800に文字を入力する位置を示すカーソルを表示する機能を有する。従って、カーソル位置に表示されている文字は未確定の文字であり、確定すると、カーソルは次の文字入力位置に移動する。
選択文字表示部1500は、押下されたボタンに割り当てられている文字を、ディスプレイ1800に表示する機能を有する。選択文字表示部1500は、文字1文字をカーソル位置に表示する。表示している文字は、選択文字表示部1500内部の作業領域に記憶しておくものとする。
また、選択文字表示部1500は、押下検知部1600からボタンが押下された旨の通知を受けると、表示している文字に替えて、別の文字を表示する。
押下検知部1600は、ボタンが押下されたことと、どのボタンが押下されたかとを検知する機能を有する。押下検知部1600は、どのボタンが押下されたかは、図4で説明するボタン番号2110を用いて、選択文字表示部1500に通知するものとする。
接触/離隔感知部1700は、ボタンにユーザの指が触れているか否かを感知する機能を有し、指が離れたときに、その旨を文字確定部1300に通知する。
ディスプレイ1800は、液晶等のディスプレイを含み、選択文字表示部1500の依頼により文字を表示し、カーソル表示部1400の依頼によりカーソルを表示する機能を有する。
ボタン1900は、いわゆるテンキー等の複数のボタンであり、ユーザの指で押された場合には押下した感覚が指に伝わる程度の、物理的移動が可能な構造を備え、ボタン表面に指が接触したことを感知するセンサを備えている。
ボタン1900の構造については、図6〜図9を用いて、後述する。
割当文字記憶部2000は、各ボタンに割り当てられている文字を記憶する機能を有する。
記憶している文字の情報を、図4を用いて説明する。
図4は、割当文字情報2100の内容例を示す図である。
割当文字情報2100は、ボタン番号2110と文字2120とで構成される。
ボタン番号2110は、ボタンを識別する番号であって、ボタン毎に異なっている。押下検知部1600は、押下されたボタンを選択文字表示部1500に通知する際、ボタン番号2110を通知するものとする。
また、文字2120は、「文字1」〜「文字5」で構成されており、対応するボタン番号2110が示すボタンに割り当てられている文字を表している。
例えば、ボタン番号2110「1」が示すボタンには、文字1「あ」〜文字5「お」が割り当てられている。
この割当文字情報2100は、選択文字表示部1500によって参照される。
尚、選択文字表示部1500は、押下検知部1600からボタン押下の通知を受けてディスプレイ1800に文字を表示する場合には、「文字1」「文字2」〜「文字5」「文字1」〜の順に表示するものとする。また、ボタン番号2110が「10」のように、「文字1」〜「文字3」までの3文字が割り当てられている場合には、「文字1」〜「文字3」「文字1」〜の順で表示する。
ここで制御部1100等の各部による各処理の全部または一部は、CPUが各種プログラムを実行することにより実現されるものである。
<動作>
以下、上述した携帯電話機の動作について図5を用いて説明する。
図5は、文字を入力する処理を示すフローチャートである。
このフローチャートは、かな文字1文字を確定する処理を示し、文字確定部1300が行う処理である。
ここでは、メール本文作成時に、かな文字「い」を確定する場合を例にとって説明する。
まず、ユーザは、メール本文を作成する画面を表示するよう、携帯電話機を操作する。
ユーザの操作を受け付けた制御部1100は、メール作成部1200にメールを作成するように依頼する。
依頼を受けたメール作成部1200は、メール作成画面をディスプレイ1800に表示し、文字確定部1300に文字の入力を依頼する。
文字の入力依頼を受けた文字確定部1300は、カーソル表示部1400にはカーソルを表示するよう依頼し、選択文字表示部1500には、文字の入力を開始する旨を通知する。
依頼を受けたカーソル表示部1400は、最初の文字の位置にカーソルを表示する。
ここで、ユーザは、「あ行」の割り当てられているボタン1900を押下する。
このボタンの押下を検知した押下検知部1600は、「あ行」ボタンが押下された旨、すなわち、ボタン番号「1」を選択文字表示部1500に通知する(ステップS100:ボタン押下)。
通知を受けた選択文字表示部1500は、割当文字情報2100を参照して、ボタン番号2110が「1」のボタンに割り当てられている文字が濁点等ではなく(ステップS110:NO)、また、1回目の押下であり、文字がカーソル位置に表示されていないので(ステップS120:NO)、文字2120の最初の文字である文字1「あ」を読み出す。
選択文字表示部1500は、読み出した文字1「あ」をディスプレイ1800のカーソル位置に表示する(ステップS130)。
次に、ユーザは、指をボタンに触れたままで、再度、「あ行」の割り当てられているボタン1900を押下する。
ボタンの押下を検知した押下検知部1600は、「あ行」ボタンが押下された旨、すなわち、ボタン番号「1」を選択文字表示部1500に通知する(ステップS100:ボタン押下)。
通知を受けた選択文字表示部1500は、割当文字情報2100を参照して、ボタン番号2110が「1」のボタンに割り当てられている文字が濁点等ではなく(ステップS110:NO)、文字「あ」がカーソル位置に表示されていることから(ステップS120:YES)、現在表示中の文字1「あ」の次の文字である文字2「い」を読み出す。
選択文字表示部1500は、読み出した文字2「い」をディスプレイ1800のカーソル位置に、すなわち、「あ」の替わりに表示する(ステップS150)。
次に、ユーザは、指をボタンから離す。
ボタンから指が離れたことを検知した接触/離隔感知部1700は、その旨を文字確定部1300に通知する(ステップS100:指が離れた)。
指が離れた旨の通知を受けた文字確定部1300は、選択文字表示部1500に現在カーソル位置に表示している文字を問い合わせ、カーソル表示部1400にはカーソルを次の文字入力位置に移動して表示するよう指示する。
表示している文字を問い合わされた選択文字表示部1500は、表示している文字2「い」を、文字確定部1300に返す。
文字2「い」を受取った文字確定部1300は、「い」をメール作成部1200に通知する。
一方、カーソルを移動して表示するよう指示を受けたカーソル表示部1400は、カーソルを次の文字入力位置に移動して表示する(ステップS140)。
次に、濁点又は半濁点をつける場合を説明する。ここでは、「ば」を入力する例を説明する。
まず、カーソル位置に「は」が表示されているものとする。
ここで、ユーザは、「濁点」の割り当てられているボタン1900を押下する。
このボタンの押下を検知した押下検知部1600は、「濁点」ボタンが押下された旨、すなわち、ボタン番号「10」を選択文字表示部1500に通知する(ステップS100:ボタン押下)。
通知を受けた選択文字表示部1500は、割当文字情報2100を参照して、ボタン番号2110が「10」のボタンに割り当てられている文字が濁点等であること(ステップS110:YES)、また、カーソル位置に表示されている文字が、濁点等対応文字、すなわち「は」「ふ」などであるので(ステップS160:YES)、表示されている文字に濁点とした文字、「ば」をディスプレイ1800のカーソル位置に表示する(ステップS170)。
一方、カーソル位置に表示されている文字が、濁点等対応文字、すなわち「は」「ふ」などでない場合(ステップS160:NO)には、何も行わない。
なお、半濁音とする場合には、「濁音」ボタンを指を離さずにもう一度押下すれよい。
<ボタンの構造>
次に、ボタンの構造を説明する。ここでは、構造の例を2つ説明する。
<構造1>
図6は、携帯電話機に備えられた文字入力装置の分解斜視図である。
また、図7(a)は、携帯電話機の斜視図であり、図7(b)は、携帯電話機のb−bでの断面図である。
ボタンシート3100は、複数のボタン部3110と弾性体3114とが一体となった部材であり、筐体3000と基板3200との間に位置している。また、基板3200には、各ボタン部3110と対向してスイッチ部3210が配置されている(図6参照)。このスイッチ部3210と基板3200上の接点パターン3211とで、スイッチを構成する。
ボタン部3110は、ボタン3115と接触検出センサ3111と弾性体3114とで構成されており、これらは互いに密着している(図7(b)参照)。
接触検出センサ3111は、入力装置外の物が接触して離れたことを感知することが出来るものであればよく、静電誘導方式、抵抗膜方式、光学方式などどのような方式のものでもよい。
また、ボタン3115は、樹脂等の形態を保持できる硬さの素材から成り、また、携帯電話機の筐体3000と離れていて、筐体表面からその一部を突出させている。
ボタン3115の物理的動作は、従来のボタンによる入力装置と同様である。すなわち、ボタン3115は密接している弾性体3114によって支えられており、ユーザが弾性体の弾性力に抗してボタン3115を押し下げると、押下されたボタン3115に対応しているスイッチが入り、ボタンの押下を検知するようになっている。
具体的には、ボタン3115の背面には基板3200が配置されており、ボタン3115に対向して、基板3200上に接点パターン3211と導電体から成るスイッチ部3210とが形成されている。通常、スイッチ部3210は、接点パターン3211と離れている。
また、CPUとメモリが基板3200上に配置されており、接触検出センサ3111とCPUとの間で制御信号を伝送するための導線3112であるフレキシブルケーブルが基板側から延出されている。
ユーザによりボタン3115が押下されると、ボタン3115を背後から弾力的に支えている弾性体3114がボタン3115に押圧されて変形し、ボタン3115の裏面が、対向するスイッチ部3210を押し下げ、接点パターン3211に接して導通される。
押圧力を解除すると、変形していた弾性体3114が自身の弾性力で元の形状に復帰し、ボタン3115も図示位置まで押しもどされる。
この構造により、接触検出センサ3111から、指が接触したこと及び離れたことが接触/離隔感知部1700に伝えられる。また、スイッチ部3210と接点パターン3211とが接触することにより、ボタンの押下が押下検知部1600に伝えられる。
<構造2>
図8は、携帯電話機に備えられた文字入力装置の分解斜視図である。
また、図8(a)は、携帯電話機の斜視図であり、図8(b)は、携帯電話機のb−bでの断面図である。
構造1(図6参照)と、本構造との差異は、接触の検出方法のみである。
構造1では、各ボタンの表面に接触検出センサ3111を設けることで、ボタンにユーザの指が接触し、離れたことを感知することとしているが、本構造では、ボタンシート3100と筐体3000との間に、接触検出シート4000を設け、このシートで接触を感知することとしている(図8及び図8(b)参照)。
接触検出シート4000は、入力装置外の物が接触して離れたことを感知することが出来るものであればよく、静電誘導方式、抵抗膜方式、光学方式などどのような方式のものでもよい。
接触検出シート4000と基板上のCPUとの間で制御信号を伝送するための導線4001であるフレキシブルケーブルが基板側から延出されている(図8(b)参照)。
尚、ボタン3115の押下を検出する方法及びボタンの物理的動作は、構造1と同様である。
この構造により、接触検出シート4000から、指が接触したこと及び離れたことが接触/離隔感知部1700に伝えられる。また、スイッチ部3210と接点パターン3211とが接触することにより、ボタンの押下が押下検知部1600に伝えられる。
本構造では、どのボタンが押下されたかを知ることは可能であるが、接触検出シートが、接触位置を検出できるものでない場合には、どのボタンに接触したかを知ることはできない。しかし、本発明の場合、テンキー部分に指が接触後に離れたことのみを感知できれば良いことから、本発明の効果を奏することが可能で、且つ、簡便な構造であるといえる。
<補足>
以上、本発明に係る文字入力装置について実施形態に基づいて説明したが、この文字入力装置を部分的に変形することもでき、本発明は上述の実施形態に限られないことは勿論である。即ち、
(1)実施形態では、物理的に上下するボタンと接触検出センサなどとを組合わせて文字入力装置としているが、多段階での圧力を感知できるセンサを使用してもよい。例えば、圧力が最も小さい場合に接していると判断し、圧力が閾値を越えた場合に、押下したと判断する。この場合は、接触している位置を検出できるセンサである必要がある。
また、ボタンの押下を検出する機構も、実施形態の例に限られない。例えば、ボタンの裏面に導電部を設け、基板上の接点パターンと接触することで押下を検知することとしてもよい。
(2)実施形態では、ボタンから指を一瞬離すだけで確定ボタンを押下したのと同様の動作を行ったと同じ効果を奏することとしているが、この場合のボタンから離れている時間を所定時間以上としても良い。
すなわち、ごく僅かな時間の離隔については、指がボタンから離れていないとして処理するということである。例えば、ユーザが意図していないにも関わらず、瞬間的に指が離れた場合にも文字が確定しては、返って操作がし辛くなる場合もあるからである。
この場合、例えば、接触/離隔感知部1700は、予め、内部メモリに判断のための時間を記憶しておき、指がボタンから離れている時間がこの判断時間を越えた場合には、指がボタンから離れたとして、その旨を文字確定部1300に通知する。
また、この判断時間は、ユーザが設定できることとしてもよい。ユーザの文字入力操作の習熟度などによっては、この判断時間を長短できるほうが便利だからである。この場合、判断時間を設定するための設定メニュー等の手段が必要となる。
(3)実施形態では、メール本文を作成する処理において本発明を使用することを想定しているが、他の処理であってももちろんよい。例えば、アドレスの入力、メモの入力など、文字等の入力処理であればよい。
(4)実施形態では、携帯電話機の文字入力装置に基づいて説明したが、他の機器の入力装置であってもよい。例えば、PDA(Personal Digital Assistants)や、各種リモコンなどである。
(5)実施形態で示した携帯電話機等の各機能を実現させる為の各制御処理(図3等参照)をCPUに実行させる為のプログラムを、記録媒体に記録し又は各種通信路等を介して、流通させ頒布することもできる。このような記録媒体には、ICカード、光ディスク、フレキシブルディスク、ROM、フラッシュメモリ等がある。流通、頒布されたプログラムは、機器におけるCPUで読み取り可能なメモリ等に格納されることにより利用に供され、そのCPUがそのプログラムを実行することにより実施形態で示した各機能が実現される。
限られた数のボタンを備える機器で、ボタン数よりも多い種類の文字等を入力する技術として有用である。
本発明の文字入力装置で「あい」と入力する操作を示す図である。 従来の文字入力装置で「あい」と入力する操作を示す図である。 本発明に係る携帯電話機の構成を示す機能ブロック図である。 割当文字情報2100の内容例を示す図である。 文字を入力する処理を示すフローチャートである。 携帯電話機に備えられた文字入力装置(構造1)の分解斜視図である。 図7(a)は、携帯電話機の斜視図であり、図7(b)は、携帯電話機のb−bでの断面図である。 携帯電話機に備えられた文字入力装置(構造2)の分解斜視図である。 図8(a)は、携帯電話機の斜視図であり、図8(b)は、携帯電話機のb−bでの断面図である。
符号の説明
1000 携帯電話機
1100 制御部
1200 メール作成部
1300 文字確定部
1400 カーソル表示部
1500 選択文字表示部
1600 押下検知部
1700 接触/離隔感知部
1800 ディスプレイ
1900 ボタン
2000 割当文字記憶部
2100 割当文字情報
3000 筐体
3100 ボタンシート
3111 接触検出センサ
3114 弾性体
3200 基板
4000 接触検出シート

Claims (8)

  1. 文字入力装置を備える携帯電話機であって、
    前記文字入力装置は、
    各々に複数の文字が割り当てられている複数のボタンと、
    ボタンの押下を検知すると、当該ボタンに割り当てられている文字のうち1文字を選択する文字選択手段と、
    自装置外からのボタンへの接触が離れたことを感知する感知手段と、
    前記感知手段がボタンへの接触が離れたことを感知したとき、当該ボタンに割り当てられている複数の文字のうち、前記文字選択手段で選択されている文字を確定する文字確定手段とを備え、
    前記携帯電話機は、前記文字確定手段で確定した文字を用いて処理を行う
    ことを特徴とする携帯電話機。
  2. 前記携帯電話機は、更に、メール本文を作成して送信する手段を備え、
    前記文字確定手段で確定した文字を用いて行う処理とは、前記メール本文の作成である
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯電話機。
  3. 複数の文字が割り当てられている複数のボタンと、
    ボタンの押下を検知すると、当該ボタンに割り当てられている文字のうち1文字を選択する文字選択手段と、
    自装置外からのボタンへの接触が離れたことを感知する感知手段と、
    前記感知手段がボタンへの接触が離れたことを感知したとき、当該ボタンに割り当てられている複数の文字のうち、前記文字選択手段で選択されている文字を確定する文字確定手段と
    を備えることを特徴とする文字入力装置。
  4. 前記文字選択手段は、既に文字が選択されている場合には、ボタンの押下を検出すると、当該選択されている文字とは別の文字を選択する
    ことを特徴とする請求項3に記載の文字入力装置。
  5. 前記文字入力装置は、更に、文字の入力位置を示すカーソルを表示するカーソル表示手段を備え、
    前記文字選択手段は、選択した文字を前記カーソルが示す入力位置に表示し、
    前記カーソル表示手段は、前記文字確定手段が文字を確定した場合には、前記カーソルを当該入力位置とは別の入力位置であって、次の文字の入力位置に表示する
    ことを特徴とする請求項3の文字入力装置。
  6. 前記感知手段は、所定時間以上ボタンへの接触が離れた場合に、ボタンへの接触が離れたと感知する
    ことを特徴とする請求項3の文字入力装置。
  7. 複数の文字が割り当てられている複数のボタンを有する文字入力装置で用いられる文字入力方法であって、
    ボタンの押下を検知すると、当該ボタンに割り当てられている文字のうち1文字を選択する文字選択ステップと、
    自装置外からのボタンへの接触が離れたことを感知する感知ステップと、
    前記感知手段がボタンへの接触が離れたことを感知したとき、当該ボタンに割り当てられている複数の文字のうち、前記文字選択手段で選択されている文字を確定する文字確定ステップと
    を備えることを特徴とする文字入力方法。
  8. 複数の文字が割り当てられている複数のボタンを有する文字入力装置に文字入力処理を行わせるためのコンピュータプログラムであって、
    ボタンの押下を検知すると、当該ボタンに割り当てられている文字のうち1文字を選択する文字選択ステップと、
    自装置外からのボタンへの接触が離れたことを感知する感知ステップと、
    前記感知手段がボタンへの接触が離れたことを感知したとき、当該ボタンに割り当てられている複数の文字のうち、前記文字選択手段で選択されている文字を確定する文字確定ステップと
    を備えることを特徴とするコンピュータプログラム。
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