JP2016218889A - 電子機器および情報の入力方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】情報の入力操作性を改善する。【解決手段】携帯型電話機は、少なくとも1つ以上のキーと、キーに重ねて設けられて物体の近接を検出する操作検出部を備える。特定部(112)は、操作検出部により検出された操作の内容に基づき、操作面に対してなされた操作の位置と、当該操作の種類を特定する。読出部(114)は、特定された操作の位置と当該操作の種類に基づき、記憶部から当該操作の位置と当該特定された操作の種類に関連付けられた情報を読出す。読出された情報は、ディスプレイに表示される。特定部(112)は、操作の種類が、キーのうちの操作がなされた位置に対応した1つのキーを押し下げることなく当該キーへのタッチ操作であるか、当該1つのキーに対する押し下げ操作であるか、を特定する。【選択図】図4
Description
本発明は電子機器および情報入力方法に関し、特に、ユーザ操作による情報の入力を受付ける電子機器および情報の入力方法に関する。
従来、携帯型の電子機器においては、文字入力のための操作方法として、キーを押し下げするキー入力方法と、タッチパネルを用いたタッチ入力方法が提案されている。
特許文献1(特開2012−128774号公報)と特許文献2(特開2013−198068号公報)は、上記のキー入力方法とタッチ入力方法の両方を組合せた構成を提案している。特許文献1の電子機器は、キー入力とタッチ入力を区別可能なキーデバイスを利用した文字入力機能を有する。具体的には、電子機器は、キーが押し下げされると当該キーに対応する文字を入力し、キーがタッチされたが押し下げされなかった時は、電子機器は、フリック入力に対応する文字を入力する。
また、特許文献2の情報端末は、接触と押し下げとを区別可能なタッチパネルを有する。
また、特許文献3〜5は、タッチパネルに対するユーザの操作を検出する機能を改善するための構成を提案している。
携帯型の電子機器では、キーまたはボタン等を配置するための領域が限られているために、仮名文字と英数字が混在した文章を入力する場合、ユーザは、「仮名」、「英文字」、「数字」の3種類の文字種別を切り替える操作が必要とされ、煩わしさを感じていた。
この切り替え操作に関して、特許文献1は、フリック入力かキー入力かを自動で、あるいは事前に選択して切り替える構成を開示するが、入力可能な文字の種別を切り替えることは開示しない。
また、特許文献2の情報端末は、タッチパネルへの接触(フリック)操作の後の押し下げ操作の有無に基づき、文字種別を切り替える。つまり、この情報端末によれば、ユーザは、文字種別を切り替えるために、フリック操作を行い、その後に文字種別に対応した回数だけ押し下げ操作を行う必要がある。したがって、特許文献2の方法は、文字種を切り替える為に特別な操作を必要としている。
また、これら特許文献は、大文字と小文字の混在する文章を入力する場合、または日本語の拗音,濁音の文字を入力する場合における、文字入力の操作性の改善についても、提案していない。
それゆえに、本開示のある局面における目的は、文字などの情報入力の操作性を改善する電子機器を提供することである。本開示の他の局面における目的は、文字などの情報入力の操作性を改善する情報の入力方法を提供することである。
一実施の形態に従う電子機器は、少なくとも1つ以上のキーと、キーに重ねて設けられた物体の近接を検出する操作検出部と、操作位置と、操作の種類とに関連付けられた情報を記憶するための記憶部と、情報を表示するためのディスプレイと、電子機器を制御するための制御部と、を備える。
制御部は、操作検出部により検出された操作の内容に基づき、操作検出部にて検出された操作の位置と、当該操作の種類を特定する特定部と、特定された操作の位置と当該操作の種類に基づき、記憶部から情報を読出す読出部と、読出された情報を、ディスプレイに表示する表示制御部と、を含む。特定部は、操作の種類が、キーのうちの操作がなされた位置に対応した1つのキーを押し下げることなく当該キーへのタッチ操作であるか、当該1つのキーに対する押し下げ操作であるか、を特定する。
一実施の形態の他の局面に従うと、電子機器における情報の入力方法が提供される。電子機器は、少なくとも1つ以上のキーと、キーに重ねて設けられた物体の近接を検出する操作検出部と、少なくとも1つ以上の情報を記憶するための記憶部と、を備える。
方法は、操作検出部により検出された操作の内容に基づき、操作検出部にて検出された操作の位置と、当該操作の種類を特定するステップと、特定された操作の位置と当該操作の種類に基づき、記憶部から情報を読出すステップと、読出された情報を、表示するステップと、を含む。特定するステップにおいては、操作の種類が、キーのうちの操作がなされた位置に対応した1つのキーを押し下げることなく当該キーへのタッチ操作であるか、当該1つのキーに対する押し下げ操作であるか、を特定する。
本開示によれば、同一キーについて特定されるユーザ操作の種類に応じて、メモリから読出される情報群を異ならせることができる。
以下、図面を参照しつつ、電子機器の一例として携帯型電話機を例に挙げて説明する。 [実施の形態1]
図1は、携帯型電話機1の外観を表した斜視図である。図1を参照して、携帯型電話機1は、上部筐体101、下部筐体102およびヒンジ部103を備える。上部筐体101と下部筐体102とは、ヒンジ部103により折り畳み可能なように接続されている。上部筐体101と下部筐体102は、それぞれ、略直方体の形状を有する。上部筐体101は、液晶等からなるディスプレイ160を備える。下部筐体102は、ユーザによる携帯型電話機1に対する情報の入力操作を受付けるための操作検出部130を備える。
図1は、携帯型電話機1の外観を表した斜視図である。図1を参照して、携帯型電話機1は、上部筐体101、下部筐体102およびヒンジ部103を備える。上部筐体101と下部筐体102とは、ヒンジ部103により折り畳み可能なように接続されている。上部筐体101と下部筐体102は、それぞれ、略直方体の形状を有する。上部筐体101は、液晶等からなるディスプレイ160を備える。下部筐体102は、ユーザによる携帯型電話機1に対する情報の入力操作を受付けるための操作検出部130を備える。
図1の携帯型電話機1は、折り畳み型であるが、フラットタイプであってもよい。また、電子機器は、携帯型電話機1に限定されず、例えば、タブレット端末、パーソナルコンピュータ、デジタルカメラ、オーディオプレイヤ、スマートフォン、ウェアラブル端末等であってもよい。
実施の形態1では、上部筐体101と下部筐体102それぞれの長手方向に沿って延びる仮想の軸をY軸と称する。上部筐体101と下部筐体102それぞれの短手方向に沿って延びる仮想の軸をX軸と称する。X軸は、Y軸と直交する。または、X軸とY軸との交差点を点Oと称する。
実施の形態1では、Y軸が延びる方向であって、上部筐体101が位置する側の方向を“上方向”と称し、Y軸が延びる方向であって、“上方向”とは反対側の方向を“下方向”と称する。また、X軸が延びる方向であって、点O(図1参照)が位置する側の方向を“左方向”と称し、“左方向”とは反対側の方向を“右方向”と称する。
また、実施の形態1では、下部筐体102の面であって、上部筐体101と下部筐体102とが折り畳まれた状態において、ディスプレイ160の表示面と対向する面を主面と称する。
操作検出部130は、携帯型電話機1に情報を入力するためのユーザ操作を受付ける。操作検出部130は、少なくとも1つ以上のキーと、キーに重ねて設けられて物体の近接を検出する機能とを有する。具体的には、操作検出部130は、2次元に配列(格子状に配列)された複数のキーを含むテンキー300、タッチパッド350(図中の斜線部)、および十字キー等の他の操作キーを備える。テンキー300の2次元配列における各キーの位置は、上記のX軸,Y軸に従う座標平面における(X,Y)座標で示される。この(X,Y)座標を、以下、キー位置と称する。タッチパッド350は、下部筐体102に内蔵された基板の上に配置されている静電式センサ352を有する。静電式センサ352は物体の近接(より特定的には、近接に従う操作)を検出するが、詳細は後述する。
本実施の形態では、テンキー300に対するユーザ操作は、物体、すなわち指による操作とするが、指以外の物体(例えばペン)による操作であってもよい。また、物体のキー310への「近接」とは、物体がキー310の上面に接触すること(タッチ操作、フリック操作等)、および物体が接触せずに当該上面に予め定められた距離だけ離れて接近することの両方の概念を含む。
図2は、実施の形態1の操作検出部130の構成を概略的に示す断面図である。図2を参照して、テンキー300の各キー310は、主面に配置された上述の静電式センサ352の上に実装されている。各キー310は、内部に中空部を有した半球形のドーム形状を有する。キー310(ドーム)の上面はフィルム351でカバーされている。フィルム351には、対応するキー310に、数字(「0」、「1」、「2」、「3」、「4」…、「9」),文字,記号等が印字されている。本実施の形態では、説明のために、テンキー300のうち、数字「1」が印字されたキー301と数字「2」が印字されたキー302を用いられる。
タッチパッド350の静電式センサ352は、マトリックス状に配置された複数のセンサ電極を含む。テンキー300のキー310は、マトリックス状に配置された複数のセンサ電極上に実装されている。図示されるように、テンキー300の各キー310は、物理的に分離されているので、ユーザは、各キー310を個別に操作することができる。キー310が操作されると、対応するセンサ電極の静電容量が変化する。操作検出部130は、静電式センサ352の各センサ電極からの検出信号から雑音を除去し、当該検出信号を出力する。各センサ電極からの検出信号は、静電容量の変化量と、当該センサ電極のマトリックス上の位置(x,y)を表す信号を含む。
本実施の形態では、説明を簡単にするために、テンキー300に対するユーザ操作の種類として、タッチ操作、押し下げ操作、指離し操作およびフリック操作を説明する。具体的には、押し下げ操作は、キー310の上面に接触させた指を下(主面側)に押し下げる操作である。タッチ操作は、キー310を押し下げることのない接触(タッチ)のみの操作である。指離し操作は、キー310を押し下げた指またはキー310をタッチした指を、当該キー310から(キーの上面を滑らせることなく)離す操作である。フリック操作とは、キー310を押し下げまたはタッチした指を、キーにタッチさせたままキーの上面を滑らせて、当該キー310から指を離す操作である。例えば、指で図1のキー301を押し下げたまま(または、タッチしたまま)のフリック操作を説明する。このフリック操作は、指をキー301の上(より特定的には、キー301のドームの上)で動かす操作である。したがって、キー301の上の指が、隣接するキー(例えば、キー302)の方向へ移動してキー302にタッチし、あるいはキー302を押し下げてしまったとしても、キー302に対する操作であるとはみなされないように、操作検出部130および後述する特定部112が、携帯型電話機1に実装されることが望ましい。勿論、キー301から指を離して、次にキー302の押し下げ(またはタッチ)操作がなされた場合は、キー302に対する操作とみなされる。
なお、実施の形態1では、タッチパッド350は、テンキー300の下に配置されているが、タッチパッド350の配置方法は、この方法に限定されない。つまり、タッチパッド350はテンキー300に重ねて配置されればよい。したがって、タッチパッド350は、テンキー300の上に重ねて配置されてもよい。また、タッチパッド350の検出方式は、指等の物体の近接を検出する方式であれば上記した静電容量方式に限定されない。タッチパッド350の検出方式は、光学方式、抵抗膜方式、および超音波方式などであってもよい。
図3は、携帯型電話機1のハードウェア構成を説明するための図である。図3を参照して、携帯型電話機1は、携帯型電話機1を制御するためのCPU(Central Processing Unit)110、メモリ120、操作検出部130、操作キードライバ140、ディスプレイドライバ150、ディスプレイ160、各種のメモリデバイスを含むストレージデバイス170、無線通信部180、および無線通信のためのアンテナ181を備える。ディスプレイドライバ150は、情報を表示するようにディスプレイ160を制御する。
操作検出部130は、上述したように、少なくとも、テンキー300とタッチパッド350とを含む。ストレージデバイス170は、プログラムおよびデータを不揮発的に格納するHDD(Hard Disc Drive)を含む。メモリ120は、プログラムおよびデータを不揮発的に格納するROM(Read Only Memory)、プログラムおよびデータを揮発的に格納するRAM(Random Access Memory)を含む。メモリ120は、文字情報121を格納する。文字情報121の詳細な説明は後述する。
操作キードライバ140は、操作検出部130のためのドライバ回路である。操作キードライバ140は、操作検出部130のタッチパッド350の動作を制御するとともに、操作検出部130からの出力信号を受け付ける。操作キードライバ140は、操作検出部130からの電気的なアナログ信号をデジタルデータに変換し、変換後のデータを出力する。また、操作キードライバ140は、操作検出部130からの信号を受付けると、受付けた順番に、すなわち操作された順番に従って信号に対応のデータを出力する。したがって、ユーザ操作が連続してなされると、操作キードライバ140からは、操作順に従う時系列のデータが出力される。
図4は、実施の形態1に係る機能の構成を模式的に示す図である。図4の各部は、CPU110により実行されるプログラム、または各部の機能を実現する複数の回路の組合せにより実現される。図4を参照して、CPU110は、特定部112、メモリ120から情報を読出す読出部114、ディスプレイ160の表示動作を制御するための情報(画像データ等)を生成する表示制御部115、および予測部116を備える。
特定部112は、操作検出部130により検出された操作(上述の近接に従う操作を含む)の内容に基づき、タッチパッド350のテンキー300が配された面に対してなされたユーザ操作の位置と、当該操作の種類を特定する。具体的には、特定部112は、操作キードライバ140を介した操作検出部130から出力に基づき、操作された位置(キー310の位置(X,Y)を含む)と操作の種類を特定する。特定部112は、操作検出部130から出力された操作内容を、予め定められた操作パターンと照合し、照合の結果に基づき、当該操作の種類を特定する。特定部112は、特定された位置を示す位置データ131と、特定された操作の種類を示す種類データ132を出力する。
読出部114は、特定部112からの出力に基づき、メモリ120の文字情報121を検索する。読出部114は、検索の結果に基づき、文字情報121から、特定された位置および特定された操作の種類を示す種類に関連付けられた文字群127を読出す。文字情報121および文字群127の詳細は、後述する。
表示制御部115は、読出された情報群を、ディスプレイ160に表示するための制御データ(画像データ)を生成し、ディスプレイドライバ150に出力する。ディスプレイドライバ150は、表示制御部115からのデータに従いディスプレイ160を制御する。これにより、ディスプレイ160には、メモリ120から読出された情報が表示される。
予測部116は、読出部114によってメモリ120から既に読出された文字群127に基づいて、当該文字群127の次にメモリ120から読出されるべき文字群を予測する。予測の結果は、表示制御部115を介してディスプレイ160に表示される。
図5は、実施の形態1に係る文字情報121の一例を示す図である。図5を参照して、文字情報121は、複数の文字群127を含む。各文字群127は、仮名文字、数字、記号、アルファベット文字等の各種の文字の集合を含む。例えば、文字群127がアルファベット文字である場合には、文字群127はアルファベット文字の大文字と小文字を含む。文字群127が仮名文字である場合には、文字群127は、仮名文字の清音で表される文字と濁音で表される文字を含む。また、文字群127は、全角文字と半角文字も含む。
文字情報121では、各文字群127には、テンキー300の各キー310の位置(X,Y)を示すデータ123と、操作の組合せとが関連付けられている。図5では、データ123により示される位置(X,Y)は、説明を簡単にするために、対応のキー310に印字された数字(図1を参照)を用いて表されている。また、操作の組合せは、異なる種類の操作である第1操作124と第2操作125の組合せを示す。第1操作124は、押し下げ操作およびタッチ操作のいずれかである。第2操作125はフリック操作である。
図5を参照して、文字群127について説明する。たとえば、位置(X,Y)が「1」を示すデータ123と“タッチ操作”(第1操作124),“フリック操作”(第2操作125)の操作の組合せとに関連付けられた文字群127の文字集合は、仮名文字の「あ」,「い」,「う」,「え」,「お」を、この並びの順番で含む。この並びにおいて、「あ」は「タッチのみ」の操作に対応し、「い」は「左フリック」の操作に対応し、「う」は「上フリック」の操作に対応し、「え」は「右フリック」の操作に対応し、「お」は「下フリック」の操作に対応する。なお、このような文字の並びの順番および文字と操作との対応関係は、一例であり、これらに限定されない。
また、位置(X,Y)が「1」を示すデータ123と“押し下げ操作”(第1操作124),“フリック操作”(第2操作125)の組合せとに関連付けられた文字群127の文字集合は、数字の「1」を含む。
また、位置(X,Y)が「2」を示すデータ123と“タッチ操作”(第1操作124),“フリック操作”(第2操作125)の組合せとに関連付けられた文字群127の文字集合は、仮名文字の「か」,「き」,「く」,「け」,「こ」を、この並びの順番で含む。また、位置(X,Y)が「2」を示すデータ123と“押し下げ操作”(第1操作124),“フリック操作”(第2操作125)の組合せとに関連付けられた文字群127の文字の集合は、数字の「2」,アルファベットの小文字「a」,「b」,「c」,および「#(井桁記号)」を、この並びの順番で含む。
このように、文字情報121は、操作されたキー310の位置と、当該操作の種類に基づき、操作されたキーの位置と、当該操作の種類とに関連付けされた文字群127を、検索する(読出す)ことが可能な構成を有する。
なお、図5に示された文字群127の文字の集合は、一例であって、上記に述べた文字の集合に限定されない。
また、1つのキーに対応付けられる情報は2種類に限定されず、操作の種類に応じて3種類以上であってもよいし、操作の種類よりも少ない、たとえば1種類のみであってもよい。たとえば、上記のように操作キーに対して2種類の操作(タッチ操作と押し下げ操作)が可能な場合に、あるキーについて、タッチ操作に文字が対応付けられ、押し下げる操作に情報が対応付けられていなくてもよい。この場合、携帯型電話機1は、当該キーが押し下げられた場合には情報を入力しない、あるいは、空白(スペース)を入力する、などしてもよい。
図6は、実施の形態1に係るディスプレイ160の表示の一例を示す図である。図6を参照して、携帯型電話機1に文字情報を入力する場合において、ディスプレイ160の表示領域は、表示制御部115からのデータに基づく画像が表示される領域161と領域162を含む。領域161には、入力が確定した文字の画像が表示される。領域162には、文字入力のためのナビゲーション情報が表示される。ナビゲーション情報は、入力の候補である1以上の文字(以下、候補文字ともいう)を含む。
ユーザは、テンキー300のキー310について指離し操作またはフリック操作を実施することにより、携帯型電話機1に、領域162の表示中の候補文字128のうちから、1文字を選択させることができる。候補文字128は、ユーザが指離し操作またはフリック操作をする際に、ユーザに指を操作する方向をナビゲート可能なように配置されて表示される。ここでは、フリック操作により文字を滑らせる方向を、以下、“フリック方向”ともいう。候補文字128は、フリック方向をナビゲーションする。フリック方向は、上記に述べた“上方向”、“下方向”、“左方向”および“右方向”を含む。
図6では、一例として、図1のキー301がタッチ操作されたときの候補文字128が示される。
具体的には、図1のキー301がタッチ操作された場合において、特定部112は、操作検出部130の出力に基づき、操作の位置データ131(キー301の位置(X,Y))と、当該操作の種類データ132(タッチ操作)を特定する。読出部114は、特定された位置データ131と種類データ132に基づき、文字情報121を検索する。読出部114は、検索の結果に基づき、文字情報121から、位置データ131および種類データ132に関連付けられた文字群127を読出す。この場合、読出部114は、文字情報121から、「1」を示すデータ123および“タッチ操作”を示す第1操作124に関連付けられた文字群127を読出す。これにより、当該文字群127の文字の集合である、平仮名文字の「あ」〜「お」が表示制御部115に出力される。
表示制御部115は、読出された平仮名文字の「あ」〜「お」の候補文字128を領域162に表示する(図6を参照)。具体的には、表示制御部115は、平仮名文字の「あ」〜「お」の並びのうち、1番目の「あ」を候補文字128の中央に表示する。そして、表示制御部115は、中央の文字「あ」の「左方向」,「上方向」,「右方向」および「下方向」に、上記の並びの2番目の文字「い」、3番目の文字「う」、4番目の文字「え」、および5番目の文字「お」を配置して表示する。
ユーザは、領域162の候補文字128のうちから所望する文字を選択する操作を実施することにより、入力するべき文字を確定することができる。所望文字を選択するためのユーザ操作は、指離し操作およびフリック操作を含む。
具体的には、ユーザは、キー301からの指離し操作をすることにより、候補文字128の中央の文字を選択することができる。また、ユーザは、候補文字128の中の所望する文字が位置する方向がフリック方向となるように、フリック操作をすることにより、当該所望文字を選択することができる。フリック方向は、キー301を指で押し下げまたはタッチした状態のままでキー301の上で当該指が動く方向を示す。
特定部112が、タッチ操作または押し下げ操作の後に続くユーザ操作が、指離し操作またはフリック操作であると特定したとき、CPU110は、フリック入力処理を実施する。具体的には、特定部112が指離し操作を特定した場合、フリック入力処理において、CPU110は、領域162の候補文字128のうち、中央に位置する候補文字を選択する。また、特定部112がフリック操作を特定した場合、フリック入力処理において、CPU110は、フリック方向を特定する。CPU110は、候補文字128のうちから、特定されたフリック方向に位置する候補文字を選択する。このようなフリック入力処理によって選択された候補文字は、表示制御部115により領域161に表示される。これにより、入力が確定した文字が領域161に表示される。
図7は、実施の形態1に係る文字入力の処理を表すフローチャートである。図7のフローチャートに従い、具体的な処理を説明する。
まず、特定部112は、操作検出部130からの出力に基づきテンキー300に対するタッチ操作を特定する。CPU110は、特定部112の出力に基づき、タッチ操作が特定されたか否かを判断する(ステップS1)。CPU110は、特定部112がタッチ操作を特定していないと判断する間は(ステップS1でNO)、ステップS1の処理を繰返す。
一方、CPU110は、タッチ操作が特定されたと判断すると(ステップS1でYES)、タッチ操作がなされたキー310に応じたナビゲーション情報をディスプレイ160に表示する(ステップS2)。ここでは、数字「2」が割当られたキー302がタッチ操作されたとする。したがって、ディスプレイ160の領域162には、候補文字10(平仮名「か」〜「こ」)のナビゲーション情報が表示される。
具体的には、特定部112は、操作検出部130の出力に基づき、操作の位置データ131(キー302の位置(X,Y))と、当該操作の種類データ132(タッチ操作)を特定する。読出部114は、特定の結果に基づき、文字情報121から、位置データ131および種類データ132に関連付けられた文字群127の平仮名「か」〜「こ」を読出す。表示制御部115は、読出された平仮名「か」〜「こ」の候補文字10(図6を参照)を領域162に表示する。
特定部112は、操作検出部130からの時系列に連続した出力に基づき、ステップS1のタッチ操作の後に続いてなされる操作を特定する。CPU110は、特定の結果に基づき、ユーザ操作がキー302の押し下げ操作であるか否かを判断する(ステップS3)。
特定部112が、ユーザ操作はキー302の押し下げ操作であると特定すると(ステップS3でYES)、キー302に応じたナビゲーション情報がディスプレイ160に表示される(ステップS4)。つまり、ディスプレイ160の領域162には、候補文字11(数字「2」、アルファベット「a」〜「c」、および「#」)のナビゲーション情報が表示される。
具体的には、特定部112は、操作検出部130からの出力に基づき、操作の位置データ131(キー302の位置(X,Y))と、当該操作の種類データ132(押し下げ操作)を特定する。読出部114は、特定の結果に基づき、文字情報121から、位置データ131および種類データ132に関連付けられた文字群127(数字「2」、アルファベット「a」〜「c」、および「#」)を読出す。表示制御部115は、読出された文字群127の候補文字11(図6を参照)を領域162に表示する。
特定部112は、操作検出部130の出力に基づき、タッチ操作(押し下げ操作)の後に続くユーザ操作の種類を特定する。CPU110は、特定の結果に基づき、タッチ操作(押し下げ操作)に続く操作は、キー302から指が離れる操作(指離し操作またはフリック操作)であるか否かを判断する(ステップS5)。CPU110は、特定された操作は、キー302から指が離れる操作ではないと判断すると(ステップ5でNO)、ステップS5の処理が繰返される。
一方、CPU110が、特定された操作は、キー302から指が離れる操作であると判断すると(ステップ5でYES)、CPU110により上述したフリック入力処理が実施される(ステップS6)。
その後、CPU110は、選択された候補文字を、入力文字として確定する(ステップS10)。ステップS10においては、表示制御部115は、上述のフリック入力処理により選択された候補文字を、領域161に表示する。
一方、CPU110は、ステップS1のタッチ操作に続いてなされた操作は、押し下げ操作ではないと判断すると(ステップS3でNO)、特定部112は操作検出部130からの出力に基づき、続いてなされた操作を特定する。CPU110は、当該特定の結果に基づき、特定された操作は、指がキー302から離れる操作であるか否かを判断する(ステップS8)。CPU110は、特定された操作は、キー302から指が離れる操作ではないと判断すると(ステップ8でNO)、処理はステップS3に戻る。
CPU110が、特定部112により特定された操作は、キー302から指が離れる操作であると判断すると(ステップ8でYES)、CPU110は上述したフリック入力処理を実施する(ステップS9)。その後、CPU110は、フリック入力処理において選択された候補文字を、上述と同様に、入力文字として確定する(ステップS10)。
図7の処理によれば、ユーザは、キーをタッチ操作(または押し下げ操作)した状態で当該キーにタッチしている指で予め定められた操作(フリック操作または指離し操作)を実施すると、領域162の候補文字のうち、フリック方向または中央に位置する候補文字を、確定した文字として携帯型電話機1に入力することができる。この場合に、同じキー302を操作する場合であっても、キー操作の種類(タッチ操作または押し下げ操作)を切替えることにより、入力候補となる文字種(仮名文字、アルファベット文字)を切替えることができる。この結果、文字種を切替えるために、特別な操作キーは必要とされず、また、複雑な操作も必要とされない。
また、ユーザは、キー操作の種類(タッチ操作または押し下げ操作)を切替えることによって、異なる文字種の入力方式を利用することができる。
例えば、数字の「2」のキー302に対して、ユーザはタッチ操作するだけで、仮名文字「か」を入力することができる。また、当該タッチ操作の後に続いて左,上,右,下の方向にフリック操作した時は、それぞれ、仮名文字「き」,「く」,「け」,「こ」を入力することができる。また、ユーザはキー302押し下げ操作するだけで、数字の「2」を入力することができる。また、当該押し下げ操作の後に続いて左,上,右,下の方向にフリック操作した時は,「a」,「b」,「c」,「#」の文字を入力することができる。
平仮名の濁音,半濁音、またはアルファベットの大文字,小文字等の異なる文字種の切替えも、テンキー300のキーを利用することにより、図7の処理と同様に実施することができる。
なお、異なる文字種の切替えは、上述の仮名文字の代わりにある言語の文字種(例えば、ギリシャ文字、キリル文字、ハングル文字、アラビア文字等)どうしの切替え、またはアルファベット文字と数字との切替えであってもよい。
[実施の形態2]
図8は、実施の形態2に係る文字入力の処理を表すフローチャートである。図9は、実施の形態2に係る実施の形態1に係る文字情報122の一例を示す図である。実施の形態2の携帯型電話機1は、異なる文字入力モードを有する。図9を参照して、メモリ120は、複数の文字入力モード129に関連付けて、文字情報122を格納する。図9の各文字入力モード129に関連付けられた文字情報122の構成は、図5の文字情報121と同様であるから、詳細な説明は繰返さない。
図8は、実施の形態2に係る文字入力の処理を表すフローチャートである。図9は、実施の形態2に係る実施の形態1に係る文字情報122の一例を示す図である。実施の形態2の携帯型電話機1は、異なる文字入力モードを有する。図9を参照して、メモリ120は、複数の文字入力モード129に関連付けて、文字情報122を格納する。図9の各文字入力モード129に関連付けられた文字情報122の構成は、図5の文字情報121と同様であるから、詳細な説明は繰返さない。
図8も、図7と同様にキー302を操作した場合の処理を示す。ここでは、図8の処理について、図7の処理との相違点を主体に説明する。この相違点は、図8では、携帯型電話機1の文字入力モード毎に、候補文字の文字種を切替えることができる点である。なお、携帯型電話機1の現在の文字入力モードを示すデータは、メモリ120に格納されている。
図8を参照して、上記の相違点を説明する。まず、ユーザがキー302をタッチ操作した場合には(ステップS1でYES)、携帯型電話機1の現在の文字入力モードに関連付けられた文字情報122(図8を参照)から読出された候補文字10が、ナビゲーション情報として表示される(ステップS2a)。また、ユーザ操作がキー302を押し下げ操作した場合には(ステップS3でYES)、携帯型電話機1の現在の文字入力モードに関連付けられた文字情報122(図8を参照)から読出された候補文字12が、ナビゲーション情報として表示される(ステップS4a)。このような相違点を除いた図8の処理は、図7の処理と同様であるので、それらの詳細な説明は繰返さない。
実施の形態2では、図9の文字情報122は、データ123が示す同じキー310に関連付けられた各文字群127の文字種は同一であるが、 “押し下げ操作”を示す第1操作124に関連付けられた文字群127は、“タッチ操作”を示す第1操作124に関連付けられた文字群127との間で、予め定められた関係を有した文字を含む。
具体的に、文字入力モード129が“アルファベット文字または数字の文字入力モード”を示す文字情報122を例示して説明する。データ123がキー302に関連付けられた各文字群127は同じ文字種(“アルファベット文字または数字”)の文字を含む。しかし、 “タッチ操作”を示す第1操作124に関連付けられた文字群127は、アルファベットの小文字「a」,「b」,「c」,「2」,「#」の文字を含み、 “押し下げ操作”を示す第1操作124に関連付けられた文字群127は、アルファベットの大文字「A」,「B」,「C」,「2」,「#」の文字を含む。
なお、実施の形態2では、“押し下げ操作”を示す第1操作124に関連付けられた文字群127の数字「2」および「#」は、タッチ操作だけで入力できる文字と同じ文字を割り当てる必要性は薄いため、タッチ操作だけで入力できる文字と同一文字種の、関連する別の文字に変更されてもよい。例えば、数字「2」および「#」の代わりに文字「a」にウムラウトを付した文字、または文字「c」にアクセント記号を付した文字等を割り当ててもよい。
また、上記に述べた予め定められた関係は、仮名文字の清音を表す文字と濁音を表す文字の関係であってもよい。具体的に、文字入力モード129が“仮名文字入力モード”を示す文字情報122を例示して説明する。データ123がキー302に関連付けられた文字群127は同じ文字種(“仮名文字”)を示す。しかし、“タッチ操作”を示す第1操作124に関連付けられた文字群127は、清音を表す仮名文字「か」,「き」,「く」,「け」,「こ」を含み、 “押し下げ操作”を示す第1操作124に関連付けられた文字群127は、濁音を表す仮名文字「が」,「ぎ」,「ぐ」,「げ」,「ご」を含む。
同様に、図5には示されないが、データ123が「7」示すキーに関連付けられた文字群127は同じ文字種(“仮名文字”)を示す。しかし、“タッチ操作”を示す第1操作124に関連付けられた文字群127は「ま」,「み」,「む」,「め」,「も」を含み、“押し下げ操作”を示す第1操作124に関連付けられた文字群127は半濁音の文字「ぱ」,「ぴ」,「ぷ」,「ぺ」,「ぽ」を含む。
ここで、実施の形態の背景として、半濁音は、日本語の五十音表に従えば、濁音の後に続いて配置されることが一般的である。したがって、文字情報122では、半濁音の文字「ぱ」,「ぴ」,「ぷ」,「ぺ」,「ぽ」は、五十音表の「ま」行の文字(「ま」,「み」,「む」,「め」,「も」)に関連付けられた文字として、上記に述べたように格納されることが望ましい。
また、上記に述べた予め定められた関係は、仮名文字の大文字と小文字の関係であってもよい。具体的には、データ123が「1」示すキー301について、“タッチ操作”を示す第1操作124に関連付けられた文字群127は、大文字の仮名文字「あ」,「い」,「う」,「え」,「お」を含み、 “押し下げ操作”を示す第1操作124に関連付けられた文字群127は、小文字の仮名文字「ぁ」,「ぃ」,「ぅ」,「ぇ」,「ぉ」を含む。
同様に、データ123が「8」示すキー301について、“タッチ操作”を示す第1操作124に関連付けられた文字群127は大文字の仮名文字「や」,「ゆ」,「よ」を含み、 “押し下げ操作”を示す第1操作124に関連付けられた文字群127は小文字の仮名文字「ゃ」,「ゅ」,「ょ」を含む。
なお、文字入力モード129が“仮名文字入力モード”を示す文字情報122は、その他の文字として「っ」,「ヴ」等の文字を有していてもよい。
上記に述べた予め定められた関係には、全角文字と半角文字という文字サイズが異なる関係が含まれてもよい。具体的には、同一の種類の文字という条件のもとで、“タッチ操作”を示す第1操作124に関連付けられた文字群127は全角文字を含み、“押し下げ操作”を示す第1操作124に関連付けられた文字群127は半角文字を含む。
また、上記に述べた予め定められた関係には、文字の言語が異なるという関係が含まれてもよい。具体的には、予め定められた関係は、アルファベット文字“A〜Z”と、日本語の仮名文字“あ〜ん”との関係を含む。なお、予め定められた関係は、上記に述べた関係に限定されない。
実施の形態1と2の携帯型電話機1では、従来のフリック操作に従って文字を入力することもできる。例えば、ユーザは、実施の形態1または2に従い仮名文字「か」を入力した後で、濁点を付すためのキー操作を実施することができる。また、アルファベトの小文字「a」を入力した後で、大文字「A」に変換するためのキー操作を実施することもできる。
上記に述べた図7と図8のフローチャートに従うプログラムは、メモリ120に格納される。CPU110は、メモリ120からプログラムを読出し、読出されたプログラムを実行することにより、処理が実現される。このプログラムは、定期的に繰り返し実行される。
[実施の形態3]
本実施の形態3に係る携帯型電話機1は、文字情報入力の方法として、さらに、文字情報の入力予測を実施する。入力予測とは、ユーザ操作によって入力が指示された情報に基づいて次に入力する可能性の高い情報を、過去の学習情報から抽出して提示する技術を示す。
本実施の形態3に係る携帯型電話機1は、文字情報入力の方法として、さらに、文字情報の入力予測を実施する。入力予測とは、ユーザ操作によって入力が指示された情報に基づいて次に入力する可能性の高い情報を、過去の学習情報から抽出して提示する技術を示す。
携帯型電話機1は、メモリ120に辞書、または、ユーザの過去の入力履歴を蓄積した学習情報を記憶しておく。そして、CPU110は、入力する情報の候補としてメモリ120から読出された情報、または、入力が決定された情報に基づいて、当該辞書、または学習情報が示すユーザの入力履歴を参照して、当該情報の次に入力される可能性の最も高い情報を予測する。予測結果はディスプレイ160の領域162に表示される。
図4の予測部116は、上記に述べた入力予測を実施する。予測部116は、読出部114によって読出された候補文字、または、入力が確定した文字に基づいて、メモリ120の辞書または学習情報を検索する。予測部116は、検索の結果に基づき、次に入力する文字を予測する。そして、予測部116は、予測した文字を表示制御部115に出力する。これにより、予測部116による予測結果である1つ以上の文字が、候補文字としてディスプレイ160の領域162に表示される。
このとき、予測部116は、上述の辞書として、文字情報121,122を検索する。したがって、“タッチ操作”を示す第1操作124に関連付けられた文字群127と、“押し下げ操作”を示す第1操作124に関連付けられた文字群127とから、区別することなく予測結果である文字が抽出される。
例えば、入力されるべき(または入力された)文字が、“タッチ操作”を示す第1操作124に関連付けられた文字群127の仮名文字「あ」,「い」である場合を説明する。この場合、予測部116は、次に入力する可能性の高い文字として、同じ文字群127のうちの他の文字「お」と予測してもよいし、同じキーの“押し下げ操作”を示す第1操作124に関連付けられた文字群127のうちの数字「1」と予測してもよい。
本実施の形態3に係る携帯型電話機1が上記に述べた入力予測を実施することで、ユーザが入力する可能性の高い候補文字を提示することができる。そのため、ユーザは、より容易に携帯型電話機1に文字を入力することができる。
なお、各実施の形態に係る情報群は、文字を示すとしているが、情報群は文字に限定されない。また、キー310として複数のキーを備える携帯型電話機1を例示したが、より一般的には、少なくとも1つ以上のキーを備える電子機器に対して、上述の各実施の形態を同様に適用することができる。
上述した各実施の形態では、上記に述べたプログラムは、CPU110がメモリドライバ(図示せず)を介して読取り可能なメモリカード(図示せず)等の記録媒体に記録される。これにより、プログラムを、当該記録媒体を介して携帯型電話機1に提供することができる。また、各実施の形態では、プログラムは、ネットワークを介して携帯型電話機1のアンテナ181により受信されてメモリ120の記憶領域へダウンロードされる。これにより、プログラムを、通信を介して携帯型電話機1に提供することもできる。
各実施の形態により提供されるプログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが非一時的に記録された記録媒体とを含む。
[実施の形態の効果]
各実施の形態では、特定部112は、操作検出部130からのデータに基づき、タッチ操作、フリック操作、これら操作の後に連続してなされる指離し操作,フリック操作の種類を特定する。そして、読出部114は、特定された操作の種類(または連続してなされる操作の種類)に基づき、メモリ120から当該操作の種類に関連付けられた異なる文字群を読出す。表示制御部115は、読出された文字を候補文字として表示する。したがって、各実施の形態では、文字入力時に、入力モードの切替え、または文字種の切替えのための特別な操作は必要とされないので、多様な種類の文字の入力操作を簡単にすることができる。
各実施の形態では、特定部112は、操作検出部130からのデータに基づき、タッチ操作、フリック操作、これら操作の後に連続してなされる指離し操作,フリック操作の種類を特定する。そして、読出部114は、特定された操作の種類(または連続してなされる操作の種類)に基づき、メモリ120から当該操作の種類に関連付けられた異なる文字群を読出す。表示制御部115は、読出された文字を候補文字として表示する。したがって、各実施の形態では、文字入力時に、入力モードの切替え、または文字種の切替えのための特別な操作は必要とされないので、多様な種類の文字の入力操作を簡単にすることができる。
今回開示された実施の形態は例示であって、上記内容のみに制限されるものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 携帯型電話機、10,11,12,128 候補文字、112 特定部、113 判断部、114 読出部、115 表示制御部、116 予測部、120 メモリ、121,122 文字情報、127 文字群、129 文字入力モード、130 操作検出部、131 位置データ、132 種類データ、140 操作キードライバ、150 ディスプレイドライバ、160 ディスプレイ、161,162 領域、300 テンキー、301,302,310 キー、350 タッチパッド、352 静電式センサ。
Claims (7)
- 電子機器であって、
少なくとも1つ以上のキーと、前記キーに重ねて設けられて物体の近接を検出する操作検出部と、
操作位置と、操作の種類とに関連付けられた情報を記憶するための記憶部と、
情報を表示するためのディスプレイと、
前記電子機器を制御するための制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記操作検出部により検出された操作の内容に基づき、前記操作検出部で検出された操作の位置と、当該操作の種類を特定する特定部と、
特定された前記操作の位置と当該操作の種類に基づき、前記記憶部から前記情報を読出す読出部と、
読出された前記情報を、前記ディスプレイに表示する表示制御部と、を含み、
前記特定部は、前記操作の種類が、前記キーのうちの前記操作がなされた位置に対応した1つのキーを押し下げることなく当該キーへのタッチ操作であるか、当該1つのキーに対する押し下げ操作であるか、を特定する、電子機器。 - 前記記憶部は、前記操作位置と、前記操作の種類とに関連付けられた複数の情報を記憶し、
前記特定部は、さらに、
前記タッチ操作または前記押し下げ操作の後に続く操作であって、前記1つのキーに対する操作が、予め定められた種類の操作であることを特定し、
前記制御部は、前記記憶部の前記複数の情報から、当該予め定められた種類の操作に基づき、情報を選択し、
前記表示制御部は、選択された情報を前記ディスプレイに表示する、請求項1に記載の電子機器。 - 前記情報は、文字を含み、
前記タッチ操作に関連付けられた前記文字は、前記押し下げ操作に関連付けられた前記文字とは異なる、請求項1または2に記載の電子機器。 - 前記文字は、ある言語の文字を示し、
前記タッチ操作に関連付けられた前記文字の言語は、前記押し下げ操作に関連付けられた前記文字の言語とは異なる、請求項3に記載の電子機器。 - 前記タッチ操作に関連付けられた前記文字は、前記押し下げ操作に関連付けられた前記文字との間に、予め定められた関係を有し、
前記予め定められた関係は、アルファベット文字の大文字と小文字の関係、仮名文字の清音を表す文字と濁音を表す文字の関係、仮名文字の清音を表す文字と半濁音を表す文字の関係、および全角文字と半角文字の関係の少なくとも1つを含む、請求項3に記載の電子機器。 - 前記制御部は、さらに、
前記記憶部から既に読出された前記情報に基づいて、当該情報の次に前記記憶部から読出されるべき情報を予測するための予測部を含み、
前記予測部は、
前記操作がなされた前記1つのキーの位置に関連付けられた情報のうち、当該既に読出された情報とは異なる情報を予測可能である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の電子機器。 - 少なくとも1つ以上のキーと、前記キーに重ねて設けられて物体の近接を検出する操作検出部と、
少なくとも1つ以上の情報を記憶するための記憶部と、を備える電子機器における情報の入力方法であって、
前記方法は、
前記操作検出部により検出された操作の内容に基づき、前記操作検出部で検出された操作の位置と、当該操作の種類を特定するステップと、
特定された前記操作の位置と当該操作の種類に基づき、前記記憶部から前記情報を読出すステップと、
読出された前記情報を、表示するステップと、を含み、
前記特定するステップにおいては、前記操作の種類が、前記キーのうちの前記操作がなされた位置に対応した1つのキーを押し下げることなく当該キーへのタッチ操作であるか、当該1つのキーに対する押し下げ操作であるか、を特定する、情報の入力方法。
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