JP2009200588A - 撮像装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】逆光状態における静止画撮影及び動画撮影をより良い状態で行う。
【解決手段】被写体を撮像する撮像装置100であって、逆光対応処理が必要であると判定された場合に、逆光対応処理として、露出条件設定処理にて設定された被写体を撮像する際の露出条件を撮像部により被写体をさらに明るく撮像するように補正する処理と、被写体の撮影状態が静止画の撮影動作中である場合の露出条件の補正量を、動画の撮影動作中である場合の露出条件の補正量よりも少なくなるように制御する処理とを行うCPU71を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、被写体の静止画と動画を撮像する撮像装置及びプログラムに関する。
従来、静止画撮影と動画撮影を行う撮像装置が知れられている。この撮像装置を用いて逆光状態にて自動露出による撮影を行うと、空や太陽などの明るい部分の影響を受けて人物などの主被写体が暗く写ってしまう現象が生じる場合がある。
そこで、当該現象を回避するために、逆光状態であると判定された場合に、自動的にストロボを発光させて主被写体を明るくしたり、ストロボが発光できない場合には、自動露出処理にて調整される露出条件に対して更に露出補正を行うことで、主被写体が暗く写らないようにする技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−167737号公報
ところで、逆光状態の撮影の際に、どの程度の露出補正が必要であるかは、主被写体と背景の輝度差、自動露出における測光状態、ストロボ発光の有無などによって異なる。
しかしながら、特許文献1にあっては、主に逆光状態で静止画撮影を行う場合を想定した技術であり、静止画撮影と動画撮影に関する特性の違いを考慮していなかった。
そこで、本発明の課題は、逆光状態における静止画撮影及び動画撮影をより良い状態で行うことができる撮像装置及びプログラムを提供することである。
請求項1に記載の発明の撮像装置は、
被写体を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段による被写体の撮像の際の露出条件を設定する露出条件設定手段と、
前記撮像手段による撮像の際に逆光対応処理が必要であるか否かを判定する逆光対応判定手段と、
前記逆光対応判定手段により前記逆光対応処理が必要であると判定された場合に、前記逆光対応処理として、前記露出条件設定手段により設定された露出条件を、前記撮像手段により被写体をさらに明るく撮像するように補正する露出条件補正手段と、
前記撮像手段による被写体の撮影状態が静止画の撮影動作中であるか動画の撮影動作中であるかを判定する撮影状態判定手段と、
前記撮影状態判定手段によって静止画の撮影動作中であると判定された場合の前記露出条件補正手段による前記露出条件の補正量を、動画の撮影動作中であると判定された場合の前記露出条件補正手段による前記露出条件の補正量よりも少なくなるように制御する補正制御手段と、
を備えることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の撮像装置において、
前記撮影状態判定手段は、前記撮像手段による被写体の撮影状態を、動画の撮影動作を伴わないスルー画像の表示動作中と、静止画の撮影動作中と、動画の撮影動作中のいずれかであるかを判定し、
前記補正制御手段は、前記撮影状態判定手段によって動画の撮影動作を伴わないスルー画像の表示動作中であると判定された場合の前記露出条件補正手段による前記露出条件の補正量を、動画の撮影動作中であると判定された場合の前記露出条件補正手段による前記露出条件の補正量よりも少なくなるように制御することを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の撮像装置において、
前記補正制御手段は、前記撮影状態判定手段によって動画の撮影動作を伴わないスルー画像の表示動作中であると判定された場合の前記露出条件補正手段による前記露出条件の補正量を、静止画の撮影動作中であると判定された場合の前記露出条件補正手段による前記露出条件の補正量と同じになるように制御することを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の撮像装置において、
撮影の補助光を発光する発光手段と、
前記撮像手段による静止画の撮像の際に所定の撮影条件が成立すると、前記逆光対応処理として、前記発光手段により補助光を発光させる発光制御手段と、
を更に備えることを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の撮像装置において、
前記撮像手段による被写体の撮像により生成された画像フレーム内の人物の顔を検出する顔検出手段を備え、
前記発光制御手段は、
前記顔検出手段により顔が検出された場合に、前記発光手段により補助光を発光させることを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の撮像装置において、
前記撮像手段により撮像されたスルー画像を表示する表示手段と、
前記撮像手段により撮像される被写体の静止画の記録を指示する記録指示手段と、を備え、
前記補正制御手段は、
前記撮像手段によりスルー画像を撮像する場合に、前記露出条件補正手段により前記露出条件を所定の補正量で補正させ、前記記録指示手段により静止画の記録が指示されて前記発光手段が補助光を発光する場合に、前記露出条件補正手段による前記露出条件の補正量を前記所定の補正量よりも少なくなるように制御することを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、請求項4〜6の何れか一項に記載の撮像装置において、
前記発光制御手段は、
前記撮像手段による静止画の撮像の際に所定の撮影条件が成立すると、前記露出条件補正手段による前記露出条件の補正に代えて、前記発光手段により補助光を発光させることを特徴としている。
請求項8に記載の発明は、請求項5又は6に記載の撮像装置において、
前記顔検出手段により検出された顔の人物が所定の明るさよりも暗いか否かを判定する人物明るさ判定手段を備え、
前記発光制御手段は、
前記人物明るさ判定手段により人物が暗いと判定された場合に、前記記録指示手段により静止画の記録が指示されると、前記発光手段により補助光を発光させることを特徴としている。
請求項9に記載の発明は、請求項6に記載の撮像装置において、
前記補正制御手段は、
前記撮影状態判定手段によって静止画の撮影動作中であると判定された場合における、前記撮像手段によりスルー画像を撮像する際の前記露出条件補正手段による前記露出条件の補正量を、動画の撮影動作中であると判定された場合の前記露出条件補正手段による前記露出条件の補正量よりも少なくなるように制御することを特徴としている。
請求項10に記載の発明は、請求項1〜9の何れか一項に記載の撮像装置において、
前記逆光対応処理に係る逆光対応モードの設定を指示する逆光対応モード設定指示手段を備え、
前記逆光対応判定手段は、
前記逆光対応モード設定指示手段による前記逆光対応モードの設定指示の有無に基づいて、前記逆光対応処理が必要であるか否かを判定することを特徴としている。
請求項11に記載の発明は、請求項4〜9の何れか一項に記載の撮像装置において、
前記逆光対応処理に係る逆光対応モードの設定を指示する逆光対応モード設定指示手段と、
前記撮像手段により撮像された画像の画素値のヒストグラムを算出するヒストグラム算出手段と、を備え、
前記逆光対応判定手段は、
前記逆光対応モード設定指示手段により前記逆光対応モードの設定が指示された場合に、前記逆光対応処理が必要であると判定し、
前記発光制御手段は、
前記ヒストグラム算出手段により算出された前記ヒストグラムの画素値の分布が所定範囲以上である場合に、前記発光手段により補助光を発光させることを特徴としている。
請求項12に記載の発明は、請求項1〜9の何れか一項に記載の撮像装置において、
前記撮像手段により撮像された画像の画素値のヒストグラムを算出するヒストグラム算出手段を備え、
前記逆光対応判定手段は、
前記ヒストグラム算出手段により算出された前記ヒストグラムの画素値の分布が所定範囲以上である場合に、前記逆光対応処理が必要であると判定することを特徴としている。
請求項13に記載の発明は、請求項4〜9の何れか一項に記載の撮像装置において、
前記露出条件補正手段による前記露出条件の補正量の設定を指示する補正量設定指示手段を備え、
前記補正制御手段は、
前記逆光対応判定手段により前記逆光対応処理が必要であると判定された場合に、前記逆光対応処理として、前記発光手段により補助光を発光させる際に前記露出条件補正手段による前記露出条件の補正を抑制し、前記補正量設定指示手段により前記露出条件の補正量の設定が指示されると、前記発光手段により補助光を発光させる場合であっても、前記補正量設定指示手段により設定指示された前記露出条件の補正量で前記露出条件補正手段により補正させることを特徴としている。
請求項14に記載の発明のプログラムは、
被写体を撮像する撮像手段を備える撮像装置のコンピュータに、
前記撮像手段による被写体の撮像の際の露出条件を設定する機能と、
前記撮像手段による撮像の際に逆光対応処理が必要であるか否かを判定する機能と、
前記逆光対応処理が必要であると判定された場合に、前記逆光対応処理として、設定された露出条件を前記撮像手段により被写体をさらに明るく撮像するように補正する機能と、
前記撮像手段による被写体の撮影状態が静止画の撮影動作中であるか動画の撮影動作中であるかを判定する機能と、
撮影状態が静止画の撮影動作中であると判定された場合の前記露出条件の補正量を、動画の撮影動作中であると判定された場合の前記露出条件の補正量よりも少なくなるように制御する機能と、
を実現させることを特徴としている。
本発明によれば、逆光状態における静止画撮影及び動画撮影をより良い状態で行うことができる。
以下に、本発明について、図面を用いて具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
図1は、本発明を適用した一実施形態の撮像装置100の概略構成を示すブロック図である。
本実施形態の撮像装置100は、ユーザによる逆光ボタン41cの操作に基づいて、逆光対応処理として、露出条件設定処理にて設定された被写体の撮像の際の露出条件を被写体をさらに明るく撮像するように補正する露出条件補正処理を行うものであって、撮影モードが静止画撮影モードである場合における露出条件補正処理による露出条件の補正量を、撮影モードが動画撮影モードである場合における露出条件補正処理による露出条件の補正量よりも少なくなるように制御する。
具体的には、図1に示すように、撮像装置100は、撮像部1と、撮像補助部2と、表示部3、操作部4と、記録媒体5と、USB端子6と、制御部7等を備えて構成されている。
撮像部1は、被写体を連続して撮像して複数の画像フレームを生成する。具体的には、撮像部1は、撮像レンズ11と、電子撮像部12と、映像信号処理部13と、画像メモリ14と、撮影制御部15等を備えている。
撮像レンズ11は、複数のレンズから構成されている。
電子撮像部12は、撮像レンズ11を通過した被写体像を二次元の画像信号に変換するCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-oxide Semiconductor)等から構成されている。
映像信号処理部13は、電子撮像部12から出力される画像信号に対して所定の画像処理を施すものである。
画像メモリ14は、画像処理後の画像信号を一時的に記憶する。
撮影制御部15は、CPU71の制御下にて、電子撮像部12及び映像信号処理部13を制御する。具体的には、撮影制御部15は、電子撮像部12に所定の露出時間で被写体を撮像させ、当該電子撮像部12の撮像領域から画像信号(画像フレーム)を所定のフレームレートで読み出す処理の実行を制御する。
撮像補助部2は、撮像部1による被写体の撮像の際に駆動するものであり、フォーカス駆動部21と、ズーム駆動部22、ストロボ発光部23と、ストロボ駆動部24等を備えている。
フォーカス駆動部21は、撮像レンズ11に接続されたフォーカス機構部(図示略)を駆動させる。
ズーム駆動部22は、撮像レンズ11に接続されたズーム機構部(図示略)を駆動させる。
ストロボ発光部23は、ストロボ駆動部24により駆動され、発光手段として、撮像部1による被写体の撮影の際に補助光を発光する。
なお、フォーカス駆動部21、ズーム駆動部22及びストロボ駆動部24は、撮影制御部15に接続され、撮影制御部15の制御下にて駆動する。
表示部3は、表示手段として、撮像部1により撮像された被写体画像を表示する。また、表示部3は、表示制御部31と、画像表示部32を備えている。
表示制御部31は、CPU71から適宜出力される表示データを一時的に保存するビデオメモリ(図示略)を備えている。
画像表示部32は、表示制御部31からの出力信号に基づいて撮像部1により撮像された画像等を表示画面に表示する。具体的には、画像表示部32は、電子撮像部12による被写体の撮像により生成された複数の画像フレームに基づいてスルー画像表示する。
操作部4は、当該撮像装置100の所定操作を行うためのものであり、操作入力部41と、入力回路42等を備えている。
操作入力部41は、シャッターボタン41a、モード設定ボタン41b、逆光ボタン41c等を備えている。
シャッターボタン41aは、撮像部1による被写体の撮像を指示する。また、シャッターボタン41aは、例えば、半押し操作及び全押し操作の2段階の押圧操作が可能に構成され、各操作段階に応じた所定の操作信号を出力する。
具体的には、シャッターボタン41aは、ユーザにより半押し操作された場合に、自動合焦処理(AF)等の実行指示を出力する。また、シャッターボタン41aは、記録指示手段として、ユーザにより全押し操作された場合に、撮像部1による被写体の静止画像(記録画像)の記録指示を出力する。
モード設定ボタン41bは、例えば、当該撮像装置100のボディ背面に設けられ、撮像装置100の複数の動作モードの中で所定の動作モードの選択設定を指示する。
ここで、動作モードとしては、例えば、所定サイズの静止画像を撮影する静止画撮影モードや、所定のフレームレートで動画を撮影する動画撮影モード、撮像された画像を再生表示する再生モード等が挙げられる。
そして、ユーザによりモード設定ボタン41bが操作されて所定の動作モード(例えば、静止画撮影モード)が選択されると、当該動作モードの設定指示を入力回路42を介してCPU71に出力する。CPU71は、設定指示が入力されると、各部を制御して当該動作モードに応じた設定を行う。
逆光ボタン41cは、逆光対応モード設定指示手段として、逆光対応処理(後述)に係る逆光対応モードの設定を指示する。
そして、ユーザにより逆光ボタン41cが操作されて逆光対応モードが選択されると、当該モードの設定指示を入力回路42を介してCPU71に出力する。CPU71は、設定指示が入力されると、各部を制御して当該逆光対応モードに応じて逆光対応処理を行う。
入力回路42は、操作入力部41から入力された操作信号をCPU71に入力するためのものである。
記録媒体5は、例えば、カード型の不揮発性メモリ(フラッシュメモリ)やハードディスク等により構成され、撮像部1により撮像された被写体画像の画像データを複数記憶する。
USB端子6は、外部機器との接続用の端子であり、USBケーブル(図示略)等を介してデータの送受信を行う。
制御部7は、撮像装置100の各部を制御するものであり、例えば、CPU71と、プログラムメモリ72と、データメモリ73等を備えている。
CPU71は、プログラムメモリ72に記憶された撮像装置100用の各種処理プログラムに従って各種の制御動作を行うものである。
データメモリ73は、例えば、フラッシュメモリ等により構成され、CPU71によって処理されるデータ等を一時記憶する。
プログラムメモリ72は、CPU71の動作に必要な各種プログラムやデータを記憶するものである。具体的には、プログラムメモリ72は、露出条件設定プログラム72a、逆光対応判定プログラム72b、露出条件補正プログラム72c、撮影状態判定プログラム72d、補正制御プログラム72e、顔検出プログラム72f、人物明るさ判定プログラム72g、ヒストグラム算出プログラム72h、発光制御プログラム72i等を記憶している。
露出条件設定プログラム72aは、CPU71を露出条件設定手段として機能させるものである。即ち、露出条件設定プログラム72aは、撮像部1による被写体の撮像の際の露出条件を被写体の明るさに応じて設定する自動露出(AE)処理に係る機能をCPU71に実現させるためのプログラムである。
具体的には、CPU71が露出条件設定プログラム72aを実行することで、撮像部1によるスルー画像の撮像により生成された画像フレームの明るさに基づいて、例えば、シャッター速度や絞り、または増幅率(ゲイン)等の露出条件を設定する。
逆光対応判定プログラム72bは、CPU71を逆光対応判定手段として機能させるものである。即ち、逆光対応判定プログラム72bは、撮像部1による被写体の撮像の際に逆光対応処理が必要であるか否かを判定する逆光対応判定処理に係る機能をCPU71に実現させるためのプログラムである。
具体的には、CPU71が逆光対応判定プログラム72bを実行することで、ユーザによる逆光ボタン41cの操作に応じた逆光対応モードの設定指示の有無に基づいて、逆光対応処理が必要であるか否かを判定し、ユーザによる逆光ボタン41cの操作に基づいて逆光対応モードが選択されると、逆光対応処理が必要であると判定する。
なお、CPU71は、ヒストグラム算出処理にて算出されたヒストグラムの画素値の分布が所定範囲以上であると判定した場合に、逆光対応処理が必要であると判定しても良い。
ここで、逆光対応処理としては、例えば、予め固定された所定量の露出補正を行う逆光EVシフトや、被写体の撮影の際にストロボを発光させるストロボ発光撮影等が挙げられる。
露出条件補正プログラム72cは、CPU71を露出条件補正手段として機能させるものである。即ち、露出条件補正プログラム72cは、逆光対応判定処理にて逆光対応処理が必要であると判定された場合に、逆光対応処理として、露出条件設定処理にて設定された露出条件を撮像部1により被写体をさらに明るく撮像するように補正する露出条件補正処理に係る機能をCPU71に実現させるためのプログラムである。
具体的には、CPU71が露出条件補正プログラム72cを実行することで、露出条件設定処理にて設定された露出条件を撮像部1により被写体をさらに明るく撮像するように逆光EVシフトを行う。露出条件の補正は、このEVシフト量を考慮した形で露出条件設定プログラム72aにより露出条件(シャッター速度、絞り、増幅率等の全て)を再設定させてもよいし、補正前の露出条件に対して、シャッター速度、絞り、増幅率のうち、少なくともいずれか1つを変化させることで対応するようにしてもよい。
撮影状態判定プログラム72dは、CPU71を撮影状態判定手段として機能させるものである。即ち、撮影状態判定プログラム72dは、撮像部1による被写体の撮影状態が静止画の撮影動作中(スルー画像表示だけが行われている動作状態も含む)であるか動画の撮影動作中であるかを判定する撮影状態判定処理に係る機能をCPU71に実現させるためのプログラムである。
補正制御プログラム72eは、CPU71を補正制御手段として機能させるものである。即ち、補正制御プログラム72eは、撮影状態判定処理にて撮影状態が静止画の撮影動作中であると判定された場合の露出条件補正処理による露出条件の補正量を、撮影状態が動画の撮影動作中であると判定された場合の露出条件補正処理による露出条件の補正量よりも少なくなるように制御する。
具体的には、CPU71が補正制御プログラム72eを実行することで、露出条件補正処理における逆光EVシフトによる補正量を撮影状態に応じて予め規定された固定値で設定するようになっており、例えば、撮影状態が静止画の撮影動作中である場合には、逆光EVシフトによる露出条件の補正量を+2/3EVとする一方で、撮影状態が動画の撮影動作中である場合には、逆光EVシフトによる露出条件の補正量を+1EVとするように制御する。
また、撮影状態が静止画の撮影動作中である場合に、CPU71が補正制御プログラム72eを実行することで、撮像部1によりスルー画像を撮像する際の逆光EVシフトによる露出条件の補正量を+2/3EVとするように制御する。即ち、CPU71は、静止画の撮影動作中にて、撮像部1によりスルー画像を撮像する際の露出条件補正処理による露出条件の補正量を、動画の撮影動作中の場合の露出条件補正処理による露出条件の補正量よりも少なくなるように制御する。
また、撮影状態が静止画の撮影動作中にて、CPU71が補正制御プログラム72eを実行することで、撮像部1によりスルー画像を撮像する場合に、露出条件補正処理(例えば、逆光EVシフト)にて露出条件を所定の補正量で補正し、ユーザによるシャッターボタン41aの全押し操作に基づいて静止画像の記録が指示されてストロボ発光部23が補助光を発光する場合に、露出条件補正処理による露出条件の補正量をスルー画像を撮像する場合の所定の補正量よりも少なくなるように制御する。
顔検出プログラム72fは、CPU71を顔検出手段として機能させるものである。即ち、顔検出プログラム72fは、撮像部1により生成された複数の画像フレームの各々から人物の顔を逐次検出する顔検出処理の実行に係る機能をCPU71に実現させるためのプログラムである。
具体的には、CPU71による顔検出プログラム72fの実行に基づいて、複数の画像フレームのうち、一の画像フレームについて顔画像探索範囲を画像全体として顔画像探索枠を所定方向に走査して、目、鼻、ロなどに相当する特徴部分(顔パーツ)を特定して、各顔パーツの位置関係から顔であるか否かを判定し、所定の判定値(閾値)よりも大きく顔であると判定されると当該探索枠領域を顔とみなす。また、所定の画像フレームにて顔が検出されると、次の画像フレームにて、検出された顔の近傍の所定領域を顔画像探索範囲として顔検出する。
そして、顔が検出されると、画像表示部32は、当該顔に重畳させて顔検出枠(図示略)を表示する。
人物明るさ判定プログラム72gは、CPU71を人物明るさ判定手段として機能させるものである。即ち、人物明るさ判定プログラム72gは、顔検出処理にて検出された顔の人物が所定の明るさよりも暗いか否かを判定する人物明るさ判定処理に係る機能をCPU71に実現させるためのプログラムである。
具体的には、CPU71が人物明るさ判定プログラム72gを実行することで、人物の顔検出枠内の部分の明るさが所定の明るさよりも暗いか否かを判定する。例えば、CPU71は、顔検出処理にて明るくなるように露出補正を行って顔検出した場合や、逆光対応処理として逆光EVシフトを行った場合には、人物が所定の明るさよりも暗いと判定する。
なお、人物が暗いか否かの判定に係る所定の明るさは、適宜任意に変更することができる。
ヒストグラム算出プログラム72hは、CPU71をヒストグラム算出手段として機能させるものである。即ち、ヒストグラム算出プログラム72hは、撮像部1により生成された複数の画像フレームの各々について、その画素値のヒストグラム(図2(a)及び図2(b)参照)を算出するヒストグラム算出処理に係る機能をCPU71に実現させるためのプログラムである。
具体的には、CPU71がヒストグラム算出プログラム72hを実行することで、各画像フレームについて画素値の分布を調べてヒストグラム(0〜255の階調)を算出する。
発光制御プログラム72iは、CPU71を発光制御手段として機能させるものである。即ち、発光制御プログラム72iは、撮像部1による静止画像の撮像の際に所定の撮影条件が成立すると、逆光対応処理として、ストロボ駆動部24によりストロボ発光部23から補助光を発光させる発光制御処理に係る機能をCPU71に実現させるためのプログラムである。
具体的には、CPU71が発光制御プログラム72iを実行することで、撮像部1による静止画像の撮像の際に所定の撮影条件が成立すると、露出条件補正処理による露出条件の補正に代えて、ストロボ発光部23により補助光を発光させる。例えば、CPU71は、人物明るさ判定処理にて顔検出された人物が暗いと判定された場合に、ユーザによるシャッターボタン41aの全押し操作に基づいて静止画像の記録が指示されると、逆光EVシフトを解除(±0EVに設定)して、ストロボ発光部23により補助光を発光させる。また、CPU71は、ヒストグラム算出処理にて算出されたヒストグラムの画素値の分布が所定範囲以上であると判定された場合に(図2(b)参照)、逆光EVシフトを解除して、ストロボ発光部23により補助光を発光させる。
次に、撮像装置100による撮像処理について図3〜図6を参照して説明する。
図3は、撮像処理における動作モード切換処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
図3に示すように、ユーザによるモード設定ボタン41bの所定操作に基づいて設定された動作モードに応じた分岐を行う(ステップS1)。
ここで、動作モードとして、静止画撮影や動画撮影を行うための撮影モードが設定されている場合(ステップS1;撮影)、CPU71は、撮像部1により撮像され生成された画像データに基づいてスルー画像を画像表示部32に表示させる処理を行う(ステップS2)。その後、CPU71は、被写体を撮像する際の露出条件を設定して撮像する露出制御処理(図4〜図6参照)を行う(ステップS3)。この露出制御処理の詳細は後述する。
そして、露出制御処理の終了後、CPU71は、ユーザ操作による動画撮影の開始または終了の指示に応じた分岐を行う(ステップS4)。
ここで、動画撮影の開始が指示されると(ステップS4;ムービー撮影開始)、CPU71は、動画の撮影記録を行う処理を開始させ(ステップS5)、ステップS1に移行する(動画撮影の終了が指示されるまで動画の撮影記録処理が継続して実行させる)。また、動画撮影の終了が指示されると(ステップS4;ムービー撮影終了)、CPU71は、動画の撮影記録動作を終了させた後(ステップS6)、ステップS1に移行する(動画としての記録動作は終了するが、スルー画像を表示させるための撮像部1による被写体の撮像動作は継続する)。
なお、ステップS4にて、動画撮影の開始または終了の指示が入力されなかった場合には(ステップS4;なし)、現在の動作状態を継続して、ステップS1に移行する。つまり、動画の撮影記録中であればスルー画像表示処理および動画の撮影記録処理を継続し、動画の撮影記録中で無ければスルー画像表示処理だけを継続する。
一方、ステップS1にて、動作モードとして、再生モードが設定されている場合(ステップS1;再生)、スルー画像表示処理は行わずに、記録媒体5に記録されている画像データに基づいて所定の画像を画像表示部32に表示させる(ステップS7)。
上記の動作モード切換処理における各処理は、撮像装置100の電源がOFFされるまで実行され、同様に、露出制御処理も撮影モードにおいて、撮像装置100の電源がOFFされるまで実行される。
次に、露出制御処理について図4〜図6を参照して説明する。
図4〜図6は、露出制御処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
なお、露出制御処理は、静止画撮影モード及び動画撮影モードに共通して行われる処理である。
図4に示すように、CPU71は、プログラムメモリ72内の露出条件設定プログラム72aを実行して、撮像部1によるスルー画像の撮像により生成された画像フレームの明るさに基づいて、シャッター速度や絞り等の露出条件を設定する(ステップS10;露出条件設定処理(AE))。
次に、CPU71は、ユーザによる逆光ボタン41cの所定操作に基づいて、プログラムメモリ72内の逆光対応判定プログラム72bを実行して、逆光対応モードの設定指示の有無に応じて逆光対応処理が必要であるか否かを判定する(ステップS11)。
ここで、逆光ボタン41cが操作されて逆光対応処理が必要であると判定されると(ステップS11;YES)、CPU71は、プログラムメモリ72内の撮影状態判定プログラム72dを実行して、現在の撮影状態を判断して、動画の撮影記録動作中(ムービーモード)であるか否かを判定する(ステップS12)。
ステップS13にて、動画の撮影記録動作中でないと判定されると(スルー画像表示だけが行われている動作状態であると判定されると)(ステップS12;NO)、CPU71は、プログラムメモリ72内の露出条件補正プログラム72c及び補正制御プログラム72eを実行して、撮像部1により被写体をさらに明るく撮像するようにシフト量を+2/3EVとして露出条件設定処理にて設定された露出条件を逆光EVシフトにより補正する(ステップS13)。
一方、ステップS12にて、動画の撮影記録動作中であると判定されると(ステップS12;YES)、CPU71は、プログラムメモリ72内の露出条件補正プログラム72c及び補正制御プログラム72eを実行して、撮像部1により被写体をさらに明るく撮像するようにシフト量を+1EVとして露出条件設定処理にて設定された露出条件を逆光EVシフトにより補正して(ステップS14)、当該露出制御処理を終了する。
ステップS11にて、逆光ボタン41cが操作されていないと判定されるか(ステップS12;NO)、ステップS13の後、CPU71は、撮像部1によるスルー画像の撮像により生成された画像フレームの明るさおよび設定されているEVシフト量に基づいて露出条件を順次設定する露出追従を行う(ステップS15)。このときには、逆光EVシフトによる補正が反映された状態での露出追従を行うので、スルー画像の表示にも補正が反映される。
その後、CPU71は、ユーザによりシャッターボタン41aが半押し操作されたか否かを判定する(ステップS16)。
ここで、シャッターボタン41aが半押し操作されたと判定されると(ステップS16;YES)、CPU71は、顔検出モードに設定されているか否かを判定する(ステップS17)。そして、顔検出モードに設定されていると判定されると(ステップS17;YES)、CPU71は、プログラムメモリ72内の顔検出プログラム72fを実行して、撮像部1により生成された画像データに基づいて被写体画像内の人物の顔を検出する顔検出処理を実行して、検出された顔の明るさに係る顔情報を取得する(ステップS18)。
なお、この顔検出処理は、逆光EVシフトによる補正が反映された状態で行うので、補正前よりも顔を検出し易い状態であるが、この補正を行っても人物の顔を検出できない場合には、更に明るくなるように露出補正を行って顔検出するようにしても良い。
ステップS17にて、顔検出モードに設定されていないと判定されるか、ステップS18の後、CPU71は、プログラムメモリ72内のヒストグラム算出プログラム72hを実行して、撮像部1により生成された画像フレームについて画素値の分布を調べてヒストグラム(0〜255の階調)を算出して取得する(ステップS19)。
その後、CPU71は、ストロボ撮影フラグを初期化する(ステップS20)。
次に、図5に示すように、CPU71は、ユーザによる操作部の所定操作に基づいて設定されたストロボモードに応じた分岐を行う(ステップS21)。
ここで、ストロボモードとして強制発光モードが設定されている場合(ステップS21;強制発光)、CPU71は、被写体の静止画撮影の際にストロボ発光部23により補助光を発光させるためのストロボ撮影フラグを設定した後(ステップS22)、逆光EVシフトを解除(±0EVに設定)する(ステップS23)。
その後、CPU71は、プログラムメモリ72内の露出条件設定プログラム72aを実行して、シャッターボタン41aの半押し操作の際に撮像部1により撮像され生成された画像フレームの明るさに基づいて、被写体の本撮影の際のシャッター速度や絞り等の露出条件を設定する(ステップS24)。
一方、ステップS21にて、ストロボモードとしてオートモードが設定されている場合(ステップS21;オート)、CPU71は、顔検出モードに設定されているか否かを判定する(ステップS25)。ここで、顔検出モードに設定されていると判定されると(ステップS25;YES)、CPU71は、プログラムメモリ72内の人物明るさ判定プログラム72gを実行して、ステップS18で検出された顔の明るさに係る顔情報に基づいて人物の顔検出枠内の部分の明るさが所定の明るさよりも暗いか否かを判定する(ステップS26)。
ここで、人物の顔が所定の明るさよりも暗いと判定されると(ステップS26;YES)、ステップS22に移行して、上記の強制発光モードの場合と同様に、被写体の静止画撮影の際にストロボ発光部23により補助光を発光させるためのストロボ撮影フラグを設定する。
なお、CPU71は、顔検出処理にて明るくなるように露出補正を行って顔検出した場合や、逆光対応処理として逆光EVシフトを行った場合にも、人物が所定の明るさよりも暗いと判定するようになっている。
一方、ステップS25にて、顔検出モードに設定されていないと判定されるか(ステップS25;NO)、或いは、ステップS26にて、人物の顔が所定の明るさよりも暗くないと判定されると(ステップS26;NO)、CPU71は、逆光対応モードに設定されているか否かを判定する(ステップS27)。ここで、逆光対応モードに設定されていると判定されると(ステップS27;YES)、CPU71は、ヒストグラム算出処理にて算出されたヒストグラムの画素値が低輝度から高輝度まで広く分布して当該分布が所定範囲以上であるか否かを判定する(ステップS28)。
ここで、画素値の分布が所定範囲以上であると判定されると(ステップS28;YES)、ステップS22に移行して、上記の強制発光モードの場合と同様に、被写体の静止画撮影の際にストロボ発光部23により補助光を発光させるためのストロボ撮影フラグを設定する。
一方、ステップS27にて、逆光対応モードに設定されていないと判定されるか(ステップS27;NO)、或いは、ステップS28にて、画素値の分布が所定範囲以上ではないないと判定されると(ステップS28;NO)、ステップS24に移行して、上記の強制発光モードの場合と同様に、シャッターボタン41aの半押し操作の際に撮像部1により撮像され生成された画像フレームの明るさおよび設定されているEVシフト量に基づいて、被写体の本撮影の際のシャッター速度や絞り等の露出条件を設定する。
一方、ステップS21にて、ストロボモードとして非発光モードが設定されている場合(ステップS21;非発光)、ステップS24に移行して、上記の強制発光モード及びオートモードの場合と同様に、シャッターボタン41aの半押し操作の際に撮像部1により撮像され生成された画像フレームの明るさおよび設定されているEVシフト量に基づいて、被写体の本撮影の際のシャッター速度や絞り等の露出条件を設定する。
上記ステップS17からステップS28までの処理により、夜間撮影などのメイン被写体と背景の両方が暗い撮影シーンではなく、逆光撮影などのメイン被写体だけが暗い撮影シーンであるか否かを効果的に判定するとともに、このような撮影シーンへの対応として、露出条件の補正による対応とストロボ発光による対応のどちらがより効果的であるかを判定することができる。
その後、図6に示すように、CPU71は、ストロボモードとしてオートモードが設定されているか否かを判定する(ステップS29)。ここで、ストロボモードとしてオートモードが設定されていると判定されると(ステップS29;YES)、CPU71は、露出条件設定処理にて設定された被写体の本撮影の際のシャッター速度が所定値よりも遅いか否かを判定する(ステップS30)。
ここで、シャッター速度が所定値よりも遅いと判定されると(ステップS30;YES)、CPU71は、被写体の静止画撮影の際にストロボ発光部23により補助光を発光させるためのストロボ撮影フラグを設定する(ステップS31)。
その後、CPU71は、露出条件設定処理にて設定された被写体の本撮影の際の露出条件を保持させる(ステップS32)。
なお、ステップS29にて、ストロボモードとしてオートモードが設定されていないと判定されるか(ステップS29;NO)、或いは、ステップS30にて、シャッター速度が所定値よりも遅くないと判定された場合にも(ステップS30;NO)、ステップS32に移行して、本撮影の際の露出条件を保持する。
上記ステップS29からステップS32までの処理により、逆光撮影への対応のためのストロボ発光ではなく、夜間撮影などのメイン被写体と背景の両方が暗い撮影シーンへの対応のためのストロボ発光とを区別して露出条件を設定することができる。
続けて、CPU71は、ユーザによりシャッターボタン41aが全押し操作されたか否かを判定する(ステップS33)。
なお、ステップS16にて、シャッターボタン41aが半押し操作されていないと判定された場合にも(ステップS16;NO)、ステップS33に移行する。
ここで、シャッターボタン41aが全押し操作されたと判定されると(ステップS33;YES)、CPU71は、露出条件設定処理にて設定された露出条件で被写体の本撮像を行う(ステップS34)。即ち、CPU71は、ストロボ撮影フラグが設定されていない場合には、逆光対応処理として逆光EVシフトにより補正された露出条件で被写体の本撮影を行う一方で、ストロボ撮影フラグが設定されている場合には、発光制御プログラム72iを実行して、逆光対応処理として、ストロボ駆動部24によりストロボ発光部23から補助光を発光させて被写体の本撮影を行う。
これにより、露出制御処理を終了する。
以上のように、本実施形態の撮像装置100によれば、ユーザによる逆光ボタン41cの所定操作に基づいて逆光対応処理が必要であると判定された場合に、逆光対応処理として、露出条件設定処理にて設定された被写体を撮像する際の露出条件を撮像部1により被写体をさらに明るく撮像するように補正する露出条件補正処理を行うようになっており、当該露出条件補正処理による露出条件の補正量を、被写体の撮影状態が静止画の撮影動作中である場合に、動画の撮影動作中である場合よりも少なくなるように制御するので、逆光状態にて静止画撮影であるか動画撮影であるかを考慮して露出条件を補正することができる。即ち、動画撮影中は、画像の連続性を考慮して露出条件の補正量(逆光EVシフト量)を固定して主要な被写体の黒つぶれを回避することができ、静止画撮影においては、露出条件の補正により背景が白飛びしてしまう可能性があるため、露出条件の補正量を動画撮影よりも少なくなるように制御する。これにより、逆光状態における静止画撮影及び動画撮影をより良い状態で行うことができる。
また、撮像部1による静止画像の撮像の際に所定の撮影条件が成立すると、CPU71は、露出条件補正処理による露出条件の補正に代えて、ストロボ発光部23から補助光を発光させることができる。即ち、逆光撮影の際に逆光EVシフトによってより大きい露出条件の補正(例えば、+2/3〜1EV程度)が必要な状況である程、ストロボ発光による逆光対応が効果的である場合が多くなる。このため、このような状況では、露出条件の補正による逆光対応に代えて、所定の撮影条件の成立に基づいてストロボ発光部23からの発光による逆光対応を行うようにすることで、背景が白飛びすることなく通常の露出条件設定処理にて設定された露出条件で撮ることができるとともに、黒つぶれしている被写体はストロボ発光部23からの補助光の発光によって適正に撮ることができる。
そして、ストロボ発光部23から補助光を発光させずに露出条件の補正による逆光対応を行う場合には、より小さな露出条件の補正(例えば、0〜2/3EV程度)が必要な状況だけを考慮すれば良くなって、対応する範囲を絞ることができる。これにより、適正な画像撮影に必要な露出補正量と実際に算出される露出補正量が大きく離れてしまう可能性が低くなって、静止画撮影にてより精度の高い逆光対応を行うことができる。
なお、撮像部1による静止画像の撮像の際に所定の撮影条件が成立すると、露出条件補正処理による露出条件の補正に代えて、ストロボ発光部23から補助光を発光させるようにしたが、ストロボ発光部23が補助光を発光する場合に、必ずしも露出条件補正処理による露出条件の補正量をゼロにする必要はなく、当該補正量をスルー画像を撮像する場合における露出条件の補正量よりも少なくなるようにしても良い。
また、静止画の撮影動作中にて、撮像部1によりスルー画像を撮像する際の露出条件補正処理による露出条件の補正量(例えば、逆光シフト量が+2/3EV)を、動画の撮影動作中の場合の露出条件補正処理による露出条件の補正量(例えば、逆光シフト量が+1EV)よりも少なくなるように制御するので、スルー画像の撮影の場合と動画撮影の場合において露出条件の補正量を制御することができる。即ち、静止画の撮影動作中にあっては、後の判断にて所定の撮影条件が成立すると、ストロボ発光部23からの補助光の発光により適正露出を得ることができるため、露出条件の補正のみで完全に明るくする必要がなくなり、スルー画像の撮影の場合と動画撮影の場合においてより適正な補正量で露出条件を補正して、より適正な露出のスルー画像や撮影されている動画を画像表示部32に表示することができる。
また、撮像部1による静止画像の撮像の際に所定の撮影条件が成立すると、CPU71は、逆光対応処理として、ストロボ発光部23から補助光を発光させることができる。即ち、顔検出処理にて検出された人物の顔が暗い場合に、ストロボ発光部23から補助光を発光させることができる。例えば、逆光状態では、顔検出処理を行っても人物の顔を検出することができない場合が多いが、ユーザによる逆光ボタン41cの操作に基づいて逆光対応モードが設定されている場合には、逆光EVシフトにより露出条件が補正されて顔検出できる可能性が高くなる。この場合に、顔が検出されると、静止画の撮影の際にストロボ発光部23から補助光を発光させて被写体を適正な露出で撮影することができる。このとき、スルー画像の撮像により設定された露出条件の補正に係る余計な逆光EVシフトを解除することで、背景から人物まで適正な露出で撮影することができる。
また、逆光対応モードの設定が指示され、且つ、ヒストグラム算出処理にて算出されたヒストグラムの画素値が低輝度から高輝度まで広く分布して当該分布が所定範囲以上である場合には、暗い部分が主要被写体であると判断でき、この場合に、スルー画像の撮像により設定された露出条件の補正に係る逆光EVシフトを解除して、ストロボ発光部23から補助光を発光させることで、背景から主要被写体(例えば、人物)まで適正な露出で撮影することができる。
さらに、ヒストグラムの画素値の分布が所定範囲よりも狭い場合には、ストロボ発光を不要であるため、補助光を発光させずに、逆光EVシフトにより露出条件を補正して撮影することができる。
また、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
以下に、露出制御処理の変形例について図7を参照して説明する。
この変形例の露出制御処理にあっては、動画撮影中に静止画撮影の実行が指示された場合に、被写体の静止画像の本撮影の際の露出条件を設定するようになっている。
即ち、当該変形例に係る撮像装置は、ユーザによるモード設定ボタン41bの所定操作に基づいて、動作モードとして動画撮影中に静止画を撮影するスチルインムービーモードを設定することができるようになっている。
そして、図7に示すように、ステップS12における動画の撮影記録動作中であるか否かの判定にて、動画の撮影記録動作中であると判定されると(ステップS12;YES)、CPU71は、スチルインムービーモードに設定されているか否かの判定を行う(ステップS1A)。
ここで、スチルインムービーモードが設定されていると判定された場合には(ステップS1A;YES)、CPU71は、プログラムメモリ72内の露出条件補正プログラム72c及び補正制御プログラム72eを実行して、撮像部1により被写体をさらに明るく撮像するようにシフト量を+1EVとして露出条件設定処理にて設定された露出条件を逆光EVシフトにより補正する(ステップS1B)。その後、ステップS15に移行して、撮像部1によるスルー画像の撮像により生成された画像フレームの明るさおよび設定されているEVシフト量に基づいて露出条件を順次設定する露出追従を行う。
なお、ステップS1Aにて、スチルインムービーモードが設定されていない、即ち、通常の動画撮影モードであると判定されると(ステップS1A;NO)、上記実施形態と同様に、ステップS14に移行する。つまり、スチルインムービーモードが設定されていない場合には、動画の撮影記録中に静止画の撮影記録処理を割り込ませることができないが、スチルインムービーモードが設定されている場合には、動画の撮影記録中に静止画撮影が指示された場合に静止画の撮影記録処理を割り込ませるための処理を行う。
その後、上記実施形態と同様に、ステップS16に移行して、それ以降の処理を行う。即ち、図5におけるステップS21にて、ストロボモードとして、強制発光モードが設定されている場合(ステップS21;強制発光)、ステップS22に移行して、CPU71は、被写体の静止画撮影の際にストロボ発光部23により補助光を発光させるためのストロボ撮影フラグを設定した後、逆光EVシフトを解除(±0EVに設定)する(ステップS23)。
また、図5におけるステップS26にて、人物の顔が所定の明るさよりも暗いと判定されると(ステップS26;YES)、ステップS22に移行して、CPU71は、被写体の静止画撮影の際にストロボ発光部23により補助光を発光させるためのストロボ撮影フラグを設定する。
また、図5におけるステップS28にて、画素値の分布が所定範囲以上であると判定されると(ステップS28;YES)、ステップS22に移行して、CPU71は、被写体の静止画撮影の際にストロボ発光部23により補助光を発光させるためのストロボ撮影フラグを設定する。
また、図6におけるステップS30にて、シャッター速度が所定値よりも遅いと判定されると(ステップS30;YES)、ステップS31に移行して、CPU71は、被写体の静止画撮影の際にストロボ発光部23により補助光を発光させるためのストロボ撮影フラグを設定する。
そして、図6におけるステップS33にて、シャッターボタン41aが全押し操作されたと判定されると(ステップS33;YES)、CPU71は、ストロボ撮影フラグが設定されていない場合には、逆光対応処理として逆光EVシフトにより補正された露出条件で被写体の本撮影を行う一方で、ストロボ撮影フラグが設定されている場合には、発光制御プログラム72iを実行して、逆光対応処理として、ストロボ駆動部24によりストロボ発光部23から補助光を発光させて被写体の本撮影を行う。
従って、動画撮影中に静止画を撮影するスチルインムービーモードにあっても、上記実施形態と同様に、被写体の本撮影の際の露出条件を静止画撮影や動画撮影といった被写体の撮影状態を考慮して補正することができる。
また、上記実施形態にあっては、顔検出処理にて顔が検出され、当該顔が所定の明るさよりも暗いと判定された場合に、ストロボ撮影フラグを設定してストロボ撮影を行うようにしたが、これに限られるものではなく、逆光対応モードに設定されている場合には、顔検出処理にて顔が検出されたと判定されただけでストロボ撮影を行うようにしても良い。
即ち、人物は主要な被写体である場合が多く、且つ、人物がストロボ発光部23からの補助光が十分届く距離にいることが多いため、人物が検出された場合には、補助光を発光させて逆光対応処理を確実に行うようにしても良い。
さらに、上記実施形態にあっては、逆光対応処理の実行の必要性をユーザによる逆光ボタン41cの所定操作の有無に基づいて判定するようにしたが、これに限られるものではなく、撮像部1により撮像され生成された画像データに基づいて自動的に判断するようにしても良い。即ち、ヒストグラム算出処理にて算出されたヒストグラムの画素値の分布が所定範囲以上であるか否かに基づいて判定して、ヒストグラムの画素値の分布が所定範囲以上である場合には、逆光対応処理が必要であると判定するようにしても良い。
また、撮像部1により撮像され生成された画像データ内に存在するメイン被写体の明るさが所定値よりも暗いと判定された場合に、逆光対応処理が必要であると判定するようにしても良い。
また、上記実施形態にあっては、ユーザによる操作部(補正量設定指示手段)4の所定操作に基づいて、露出条件補正処理における被写体の撮像の際の露出条件の補正量の設定を指示可能に構成しても良い。
そして、逆光対応処理が必要であると判定された場合に、逆光対応処理として、発光手段により補助光を発光させる際に露出条件補正処理における露出条件の補正を抑制する一方で、ユーザによる操作部(補正量設定指示手段)4の所定操作に基づいて露出条件の補正量の設定が指示された場合には、ストロボ発光部23により補助光を発光させる際に、操作部の所定操作に基づいて設定指示された露出条件の補正量で露出条件を補正させるようにしても良い。
即ち、ユーザによる操作部の所定操作に基づいて露出条件の補正量が任意に設定された場合には、ストロボ発光部23により補助光を自動的に発光させる場合であっても、操作部の所定操作に基づいて設定指示された露出条件の補正量で露出条件を補正させるようにすることで、少なくともユーザにより設定された任意の補正量で露出条件を補正して、被写体をより明るく撮像することができる。従って、逆光状態で露出をより強くした画像をユーザが意図的な撮影する場合に、ユーザの意図を考慮した露出補正制御を行うことができることとなって、ユーザ所望の画像を適正に撮影することができる。
さらに、上記実施形態にあっては、静止画の撮影の際に所定条件の成立に基づいて、ストロボ発光部23から補助光を発光させるようにしたが、補助光を発光させるか否かは適宜任意に変更することができる。
また、顔検出処理にて検出された人物の顔が所定の明るさよりも暗いと判定された場合に、ストロボ発光部23から補助光を発光させるようにしたが、これに限られるものではなく、顔検出処理にて検出された人物の顔が暗いか否かに関わらず補助光を発光させるようにしても良い。
また、撮像部1により撮像された画像に係るヒストグラムの画素値の分布が所定範囲以上である場合に、ストロボ発光部23から補助光を発光させるようにしたが、これに限られるものではなく、ヒストグラムの画素値の分布が所定範囲以上であるか否かに関わらず補助光を発光させるようにしても良い。
さらに、静止画撮影モードにて、撮像部1によりスルー画像を撮像する際の露出条件補正処理による露出条件の補正量を、動画撮影モードの場合の露出条件補正処理による露出条件の補正量よりも少なくなるように制御するようにしたが、これに限られるものではなく、撮像部1によりスルー画像を撮像する際の露出条件補正処理による露出条件の補正量を、動画撮影モードの場合の露出条件補正処理による露出条件の補正量よりも少なくするか否かは適宜任意に変更することができる。
また、撮像部1によりスルー画像を撮像する場合に、露出条件補正処理にて露出条件を所定の補正量で補正し、ユーザによるシャッターボタン41aの全押し操作に基づいて静止画像の記録が指示されてストロボ発光部23が補助光を発光する場合に、露出条件補正処理による露出条件の補正量をスルー画像を撮像する場合の所定の補正量よりも少なくなるように制御するようにしたが、これに限られるものではなく、静止画像の記録が指示されてストロボ発光部23が補助光を発光する場合に、露出条件補正処理による露出条件の補正量をスルー画像を撮像する場合の所定の補正量よりも少なくするか否かは適宜任意に変更することができる。
また、撮像装置100の構成は、上記実施形態に例示したものは一例であり、これに限られるものではない。
加えて、上記実施形態にあっては、露出条件設定手段、逆光対応判定手段、露出条件補正手段、撮影状態判定手段、補正制御手段、発光制御手段、顔検出手段、人物明るさ判定手段、ヒストグラム算出手段としての機能を、CPU71によって所定のプログラム等が実行されることにより実現される構成としたが、これに限られるものではなく、例えば、各種機能を実現するためのロジック回路等から構成しても良い。
また、上記実施形態にあっては、撮影モードにおいて、動画の撮影記録動作中である場合と、そうで無い場合(スルー画像表示だけを行っている動作状態または静止画の撮影記録動作中)とで異なる補正量となるようにしたが、スルー画像表示だけを行っている動作状態と動画の撮影記録動作中の補正量を同じにして、静止画の撮影記録動作中の補正量を変えるようにしてもよく、また、動画の撮影記録動作中、スルー画像表示だけを行っている動作状態、静止画の撮影記録動作中の全ての動作状態で異なる補正量にしてもよい。
また、撮影記録動作を開始する前の段階で動画撮影モードと静止画撮影モードのいずれかを予め選択的に設定できるようにし、スルー画像表示だけを行っている状態において、動画撮影モードと静止画撮影モードのいずれかが設定されているかに応じて補正量を変えるようにしてもよい。つまり、実際の撮影動作ではなく、モード設定に対応させて補正量を変えるようにしてもよい。
本発明を適用した一実施形態の撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 図1の撮像装置により撮像された画像の画素値のヒストグラムの一例を示す図である。 図1の撮像装置による撮像処理の動作モード切換処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 図3の撮像処理の露出制御処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 図4の露出制御処理の続きを示すフローチャートである。 図5の露出制御処理の続きを示すフローチャートである。 変形例1の撮像装置による撮像処理の露出制御処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
100、200 撮像装置(コンピュータ)
1 撮像部(撮像手段)
23 ストロボ発光部(発光手段)
3 表示部(表示手段)
4 操作部(補正量設定指示手段)
41a シャッターボタン(記録指示手段)
41c 逆光ボタン(逆光対応モード設定指示手段)
71 CPU(露出条件設定手段、逆光対応判定手段、露出条件補正手段、撮影状態判定手段、補正制御手段、発光制御手段、顔検出手段、人物明るさ判定手段、ヒストグラム算出手段)

Claims (14)

  1. 被写体を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段による被写体の撮像の際の露出条件を設定する露出条件設定手段と、
    前記撮像手段による撮像の際に逆光対応処理が必要であるか否かを判定する逆光対応判定手段と、
    前記逆光対応判定手段により前記逆光対応処理が必要であると判定された場合に、前記逆光対応処理として、前記露出条件設定手段により設定された露出条件を、前記撮像手段により被写体をさらに明るく撮像するように補正する露出条件補正手段と、
    前記撮像手段による被写体の撮影状態が静止画の撮影動作中であるか動画の撮影動作中であるかを判定する撮影状態判定手段と、
    前記撮影状態判定手段によって静止画の撮影動作中であると判定された場合の前記露出条件補正手段による前記露出条件の補正量を、動画の撮影動作中であると判定された場合の前記露出条件補正手段による前記露出条件の補正量よりも少なくなるように制御する補正制御手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記撮影状態判定手段は、前記撮像手段による被写体の撮影状態を、動画の撮影動作を伴わないスルー画像の表示動作中と、静止画の撮影動作中と、動画の撮影動作中のいずれかであるかを判定し、
    前記補正制御手段は、前記撮影状態判定手段によって動画の撮影動作を伴わないスルー画像の表示動作中であると判定された場合の前記露出条件補正手段による前記露出条件の補正量を、動画の撮影動作中であると判定された場合の前記露出条件補正手段による前記露出条件の補正量よりも少なくなるように制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記補正制御手段は、前記撮影状態判定手段によって動画の撮影動作を伴わないスルー画像の表示動作中であると判定された場合の前記露出条件補正手段による前記露出条件の補正量を、静止画の撮影動作中であると判定された場合の前記露出条件補正手段による前記露出条件の補正量と同じになるように制御することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 撮影の補助光を発光する発光手段と、
    前記撮像手段による静止画の撮像の際に所定の撮影条件が成立すると、前記逆光対応処理として、前記発光手段により補助光を発光させる発光制御手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の撮像装置。
  5. 前記撮像手段による被写体の撮像により生成された画像フレーム内の人物の顔を検出する顔検出手段を備え、
    前記発光制御手段は、
    前記顔検出手段により顔が検出された場合に、前記発光手段により補助光を発光させることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記撮像手段により撮像されたスルー画像を表示する表示手段と、
    前記撮像手段により撮像される被写体の静止画の記録を指示する記録指示手段と、を備え、
    前記補正制御手段は、
    前記撮像手段によりスルー画像を撮像する場合に、前記露出条件補正手段により前記露出条件を所定の補正量で補正させ、前記記録指示手段により静止画の記録が指示されて前記発光手段が補助光を発光する場合に、前記露出条件補正手段による前記露出条件の補正量を前記所定の補正量よりも少なくなるように制御することを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記発光制御手段は、
    前記撮像手段による静止画の撮像の際に所定の撮影条件が成立すると、前記露出条件補正手段による前記露出条件の補正に代えて、前記発光手段により補助光を発光させることを特徴とする請求項4〜6の何れか一項に記載の撮像装置。
  8. 前記顔検出手段により検出された顔の人物が所定の明るさよりも暗いか否かを判定する人物明るさ判定手段を備え、
    前記発光制御手段は、
    前記人物明るさ判定手段により人物が暗いと判定された場合に、前記記録指示手段により静止画の記録が指示されると、前記発光手段により補助光を発光させることを特徴とする請求項5又は6に記載の撮像装置。
  9. 前記補正制御手段は、
    前記撮影状態判定手段によって静止画の撮影動作中であると判定された場合における、前記撮像手段によりスルー画像を撮像する際の前記露出条件補正手段による前記露出条件の補正量を、動画の撮影動作中であると判定された場合の前記露出条件補正手段による前記露出条件の補正量よりも少なくなるように制御することを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  10. 前記逆光対応処理に係る逆光対応モードの設定を指示する逆光対応モード設定指示手段を備え、
    前記逆光対応判定手段は、
    前記逆光対応モード設定指示手段による前記逆光対応モードの設定指示の有無に基づいて、前記逆光対応処理が必要であるか否かを判定することを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載の撮像装置。
  11. 前記逆光対応処理に係る逆光対応モードの設定を指示する逆光対応モード設定指示手段と、
    前記撮像手段により撮像された画像の画素値のヒストグラムを算出するヒストグラム算出手段と、を備え、
    前記逆光対応判定手段は、
    前記逆光対応モード設定指示手段により前記逆光対応モードの設定が指示された場合に、前記逆光対応処理が必要であると判定し、
    前記発光制御手段は、
    前記ヒストグラム算出手段により算出された前記ヒストグラムの画素値の分布が所定範囲以上である場合に、前記発光手段により補助光を発光させることを特徴とする請求項4〜9の何れか一項に記載の撮像装置。
  12. 前記撮像手段により撮像された画像の画素値のヒストグラムを算出するヒストグラム算出手段を備え、
    前記逆光対応判定手段は、
    前記ヒストグラム算出手段により算出された前記ヒストグラムの画素値の分布が所定範囲以上である場合に、前記逆光対応処理が必要であると判定することを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載の撮像装置。
  13. 前記露出条件補正手段による前記露出条件の補正量の設定を指示する補正量設定指示手段を備え、
    前記補正制御手段は、
    前記逆光対応判定手段により前記逆光対応処理が必要であると判定された場合に、前記逆光対応処理として、前記発光手段により補助光を発光させる際に前記露出条件補正手段による前記露出条件の補正を抑制し、前記補正量設定指示手段により前記露出条件の補正量の設定が指示されると、前記発光手段により補助光を発光させる場合であっても、前記補正量設定指示手段により設定指示された前記露出条件の補正量で前記露出条件補正手段により補正させることを特徴とする請求項4〜9の何れか一項に記載の撮像装置。
  14. 被写体を撮像する撮像手段を備える撮像装置のコンピュータに、
    前記撮像手段による被写体の撮像の際の露出条件を設定する機能と、
    前記撮像手段による撮像の際に逆光対応処理が必要であるか否かを判定する機能と、
    前記逆光対応処理が必要であると判定された場合に、前記逆光対応処理として、設定された露出条件を前記撮像手段により被写体をさらに明るく撮像するように補正する機能と、
    前記撮像手段による被写体の撮影状態が静止画の撮影動作中であるか動画の撮影動作中であるかを判定する機能と、
    撮影状態が静止画の撮影動作中であると判定された場合の前記露出条件の補正量を、動画の撮影動作中であると判定された場合の前記露出条件の補正量よりも少なくなるように制御する機能と、
    を実現させることを特徴とするプログラム。
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