JP2009200249A - 熱電変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】各構成部材の寸法のばらつきに対処することができるとともに、運搬中の振動等によって生じる外力の熱電変換モジュールへの影響を緩和することが可能な熱電変換装置を提供する。
【解決手段】吸熱側伝熱部材110を、第一伝熱ブロック111及び第二伝熱ブロック112の2つの部材で構成し、両者の間に、両者を互いに遠ざける方向に付勢するばね150を設ける。第一伝熱ブロック111はケース130に固定されているので、第二伝熱ブロック112は、ばね150の付勢力によって、熱電変換モジュール140に一定の力で押しつけられる。その結果、ケース130や熱電変換モジュール140等の寸法にばらつきがあったとしても、第二伝熱ブロック112と熱電変換モジュール140との間に隙間は生じなくなる。また、第一伝熱ブロック111に外力が加わった場合でも、当該外力が直接、第二伝熱ブロック112に伝わることはなく、ばね150によって吸収される。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば、冷蔵庫等の冷却ユニットとして利用される熱電変換装置に関する。
従来から、ペルチェ効果を利用した電子冷却システムが知られている。このような電子冷却システムでは、一般に、多数の熱電素子を集積して、吸放熱効率を向上させた熱電変換モジュール(ペルチェモジュール)が利用されている。
図5は、熱電変換モジュールの構造を示す図である。同図に示すように、熱電変換モジュール500は、板状に並べられた複数のπ型熱電素子510(n型半導体素子511及びp型半導体素子512の一端を金属電極513で接合したもの)によって構成されており、複数のπ型熱電素子510は、金属電極520によって、電気的には直列に、熱的には並列に接続されている。同図に示した例では、矢印の方向(π型熱電素子のn側からp側へ向かう方向)に直流電流を流すと、上面側(π型熱電素子のnp接合側)で吸熱が行われ、底面側で放熱が行われることになる。また、一般に、上面及び底面には、それぞれ、絶縁基板(例えば、セラミック基板)530が接合されており、吸熱面及び放熱面を形成している。なお、同図では、上面側の絶縁基板は省略してある。
このような熱電変換モジュールは、例えば、上面及び底面が吸熱側伝熱部材(例えば、伝熱ブロック)及び放熱側伝熱部材(例えば、放熱フィン)で挟持され、水分等の侵入を防ぐために周囲(側方)が合成樹脂製のケースで覆われた状態、すなわち、ユニット化された状態で使用される。
図6は、熱電変換ユニットの例を示す断面図である。同図に示すように、熱電変換ユニット600は、伝熱ブロック610と、放熱フィン620と、ケース630とを備え、伝熱ブロック610と、放熱フィン620との間に、熱電変換モジュール640が挟持されている。
同図に示した熱電変換ユニット600では、ケース630は、伝熱ブロック610と一体をなすように、インサート成形で形成されるが、ケース630の寸法には一定のばらつきが生じる。また、熱電変換モジュール640の厚みにも、製造上のばらつきが存在する。そのため、熱電変換ユニット600の各構成部材610〜640を組み付けた時に、伝熱ブロック610(又は放熱フィン620)と、熱電変換モジュール640との間に、不必要な隙間が生じることがあった。このような場合に、例えば、そのまま両者を接着すると接着層の厚みが大きくなって、熱伝導性が悪くなる。そのため、従来は、このような寸法のばらつきに対処するため、ケース630や熱電変換モジュール640の実際の寸法に応じて、適当な厚みのスペーサ(アルミ製の薄板)を挿入して、各構成部材の間に必要以上の隙間が生じないようにしていた。その結果、熱電変換ユニット600の製造に手間がかかり、製造効率が低下していた。
また、同図に示した熱電変換ユニット600を冷蔵庫の冷却ユニットとして利用する場合、例えば、被冷却物である冷蔵室背面に、伝熱ブロック610がネジ留めされるが、このとき、熱電変換ユニット600は片持ち梁状に支持されることとなる。そのため、冷蔵庫の運搬中等に生じた振動が熱電変換ユニット600に伝わると、伝熱ブロック610を介して、熱電変換モジュール640に不均一な力(偏荷重)が加わることとなり、その結果、熱電変換モジュール640が破壊されるおそれがあった。
なお、特開2003−114080号公報には、金属製の吸熱側熱導体と放熱側熱導体の間に熱電変換素子を挟持し、前記吸熱側熱導体を合成樹脂製の枠体の内側に配置した熱電変換装置であって、前記吸熱側熱導体の外周に枠体を一体にインサート成形したものが開示されている。
特開2003−114080号公報
本発明の目的は、各構成部材の寸法のばらつきに、スペーサの挿入等をすることなく対処することができるとともに、運搬中の振動などによって生じる外力の熱電変換モジュールへの影響を緩和することが可能な熱電変換装置を提供することにある。
本発明に係る熱電変換装置は、電極によって接合された複数の熱電素子を備えた熱電変換モジュールと、当該熱電変換モジュールに接触して熱を伝える伝熱部材と、前記熱電変換モジュールの周囲を覆うケースとを備えた熱電変換装置であって、前記伝熱部材は、第一の伝熱部材及び第二の伝熱部材によって構成され、前記第一の伝熱部材は、前記ケースに対して固定され、前記第二の伝熱部材は、前記第一の伝熱部材と、前記熱電変換モジュールとの間に配置され、前記第一の伝熱部材及び前記第二の伝熱部材はそれぞれ、対向する面に互いに嵌り合う凹凸部を有し、前記第一の伝熱部材及び前記第二の伝熱部材を互いに離れる方向に付勢するばねを備えたことを特徴とする。
この場合において、前記ばねは、前記第一の伝熱部材と前記第二の伝熱部材との間に配置されているようにしてもよい。前記ばねは、例えば、圧縮コイルばねによって構成される。
また、以上の場合において、前記凹凸部はそれぞれ、前記第一の伝熱部材及び前記第二の伝熱部材の可動方向に平行な面を有しており、当該面が対向するように、嵌り合うようにしてもよい。また、前記伝熱部材は、前記熱電変換モジュールの吸熱面に接触する吸熱側伝熱部材であるようにしてもよい。この場合、前記熱電変換モジュールの放熱面に接触する放熱側伝熱部材(例えば、放熱フィン)を更に備え、前記ケースは、前記放熱側伝熱部材に固定されているようにしてもよい。また、前記ケースは、前記第一の伝熱部材と一体をなすようにインサート成形するようにしてもよい。また、前記凹凸部は、例えば、前記第一の伝熱部材及び前記第二の伝熱部材のひとつの側面から反対側の側面まで延びる溝及び突条によって構成される。
本発明によれば、スペーサの挿入等をすることなく、各構成部材の寸法のばらつきに対処することができるので、製造効率を向上させることが可能となり、また、伝熱部材に加わる外力の影響が直接、熱電変換モジュールにまで及ぶのを防ぐことができるので、熱電変換モジュールが破壊されるのを防止することができ、熱電変換装置の信頼性を向上させることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1〜図3は、本発明による熱電変換ユニット(熱電変換装置)の構成を示す図である。図1は正面図を示し、図2は平面図を示し、図3は断面図を示す。本発明による熱電変換ユニットは、例えば、冷蔵庫等の冷却ユニットとして利用される。
図1に示すように、本発明による熱電変換ユニット100は、伝熱ブロック110と、放熱フィン120と、ケース130とを備える。更に、図3に示すように、伝熱ブロック110と、放熱フィン120との間には、熱電変換モジュール140が挟持されている。
伝熱ブロック110は、熱電変換モジュール140の一方の面(本実施形態では、吸熱面)に接触して熱を伝達する伝熱部材である。図3に示すように、本実施形態においては、伝熱ブロック110は、2つの部材、すなわち、第一伝熱ブロック111と、第二伝熱ブロック112とによって構成されている。伝熱ブロック110を構成する第一伝熱ブロック111及び第二伝熱ブロック112の詳細については後述する。
放熱フィン120は、熱電変換モジュール140の他方の面(本実施形態では、放熱面)に接触して熱を伝達(放熱)する伝熱部材(放熱部材)であって、例えば、熱伝導性の高い金属(例えば、アルミニウム)によって構成される。放熱フィン120は、矩形状平板121と、その底面に取り付けられた多数のフィン122とによって構成されており、例えば、ファンによって強制空冷される。
ケース130は、伝熱ブロック110(第二伝熱ブロック112)及び放熱フィン120(矩形状平板121)によって挟持される熱電変換モジュール140の周囲(側方)を間隔をあけて覆い密閉空間を形成するものであって、例えば、熱伝導性が低く、耐水性を有し、ガス透過性が低い合成樹脂(例えば、ポリフェニレンスルフィド)で構成される。ケース130は、伝熱ブロック110(第一伝熱ブロック111)の側面の大部分を覆うように、伝熱ブロック110(第一伝熱ブロック111)の側面に沿って伸びる側壁部131と、放熱フィン120の上面の一部を覆うよう、放熱フィン120の上面に沿って外向きに伸びる張出部132とによって構成されており、断面が概ねL字状になるように形成される。ケース130は、例えば、第一伝熱ブロック111と一体をなすように、インサート成形によって形成され、張出部132が放熱フィン120(矩形状平板121)に固定(ネジ留め)される。
ケース130の張出部132の一辺には、図2に示すように、熱電変換モジュール140に直流電流を供給するためのタブ端子133が一組設けられている。タブ端子133と熱電変換モジュール140(の金属電極)とは、リード線134によって接続されている。
熱電変換モジュール140は、前述したように、板状に並べられた複数のπ型熱電素子によって構成されており、複数のπ型熱電素子は、金属電極によって、電気的には直列に、熱的には並列に接続されている。また、上面及び底面の金属電極には、それぞれ、絶縁基板(例えば、セラミック基板)が接合されている。すなわち、金属電極によって接合された複数の熱電素子が、一対の絶縁基板によって挟持されている。
また、図3に示すように、第一伝熱ブロック111と第二伝熱ブロック112との間には、複数(本実施形態では4本)のばね150が配置されている。ばね150は、第一伝熱ブロック111及び第二伝熱ブロック112を、互いに離れる方向に付勢する部材であって、例えば、圧縮コイルばねによって構成される。熱電変換ユニット100では、第一伝熱ブロック111が、ケース130に固定されているので、第一伝熱ブロック111と第二伝熱ブロック112との間にばね150を介在させることにより、ばね150の付勢力によって、第二伝熱ブロック112が、熱電変換モジュール140の方向に押され、第二伝熱ブロック112が熱電変換モジュール140に押しつけられることになる。
次に、伝熱ブロック110を構成する第一伝熱ブロック111及び第二伝熱ブロック112の詳細について説明する。
第一伝熱ブロック111は、第二伝熱ブロック112と接触して熱を伝達する伝熱部材であって、例えば、熱伝導性の高い金属(例えば、アルミニウム)によって構成される。第一伝熱ブロック111は、ケース130からその一部が外部に露出しており、当該第一伝熱ブロック111(の露出部分)に、被冷却物(例えば、冷蔵室)が接続される。一方、第二伝熱ブロック112は、第一伝熱ブロック111及び熱電変換モジュール140と接触して熱を伝達する伝熱部材であって、例えば、熱伝導性の高い金属(例えば、アルミニウム)によって構成される。第二伝熱ブロック112は、ケース130内に収容されており、第一伝熱ブロック111と、熱電変換モジュール140との間に配置される。
図3に示すように、第一伝熱ブロック111と第二伝熱ブロック112とは組み付けられた状態で使用され、第二伝熱ブロック112が、熱電変換モジュール140の一方の面(本実施形態では、吸熱面)に接触し、第一伝熱ブロック111が、被冷却物に固定(例えば、ネジ留め)される。なお、第一伝熱ブロック111と第二伝熱ブロック112との接触面、及び、第二伝熱ブロック112と熱電変換モジュール140との接触面には、熱伝導性を高めるため、例えば、熱伝導性に優れた半固形状の物質であるサーマルグリースが塗布される。
図4は、第一伝熱ブロック111及び第二伝熱ブロック112の構造を説明するための図である。すなわち、同図(a)は、第一伝熱ブロック111の斜視図を示し、同図(b)は、第一伝熱ブロック111の底面図を示す。また、同図(c)は、第二伝熱ブロック112の斜視図を示す。
同図(a)に示すように、第一伝熱ブロック110は、概ね背の低い四角柱状の外形を有しており、底面(第二伝熱ブロック112と対向する面)に凹凸が形成されている。より具体的には、第一伝熱ブロック111の底面には、一つの側面から反対側の側面まで延びる断面が矩形状の複数の溝411が形成されている。また、当該複数の溝411と平行な第一伝熱ブロック111の2つの側面には、断面が半円状の溝413が形成されている。図3に示すように、当該溝413には、インサート成形により、ケース130の一部が入り込むこととなる。
一方、図4(c)に示すように、第二伝熱ブロック112は、概ね背の低い四角柱状の外形を有しており、上面(第一伝熱ブロック111と対向する面)に凹凸が形成されている。より具体的には、第二伝熱ブロック112の上面には、一つの側面から反対側の側面まで延びる断面が矩形状の複数の溝421が形成されている。
本実施形態においては、第一伝熱ブロック111の底面に形成された凹凸と、第二伝熱ブロック112の上面に形成された凹凸とをかみ合わせることで、第一伝熱ブロック111と第二伝熱ブロック112とを組み付ける。より具体的には、第一伝熱ブロック111の底面に形成された溝411に、第二伝熱ブロック112の上面に形成された突条(隣接する溝の間の凸部)422が嵌り込み、第二伝熱ブロック112の上面に形成された溝421に、第一伝熱ブロック111の底面に形成された突条412が嵌り込むことで、第一伝熱ブロック111と第二伝熱ブロック112とが組み付けられる。
また、同図(b)に示すように、第一伝熱ブロック111の底面には、ばね(圧縮コイルばね)150の一端を収容するための穴414が形成されている。本実施形態においては、第一伝熱ブロック111の底面に形成された2つの溝部分のそれぞれに2つずつ、合計4つの穴414が形成されている。当該穴414に一端が収容されるばね150によって、第一伝熱ブロック111と第二伝熱ブロック112とは、組み付けられた状態で、互いに離れる方向に付勢される。なお、ここでは、第一伝熱ブロック111の底面にのみ、ばね150を収容する穴を形成しているが、第一伝熱ブロック111及び第二伝熱ブロック112のそれぞれに、ばね150の一端を収容する穴を形成するようにしてもよい。
前述したように、第一伝熱ブロック111は、ケース130に固定されているので、第一伝熱ブロック111と第二伝熱ブロック112との間に、両者を遠ざける方向に付勢するばね150を配置すると、結果的に、第二伝熱ブロック112が、ばね150の付勢力によって、熱電変換モジュール140に一定の力で押しつけられることになる。その結果、ケース130や熱電変換モジュール140の寸法に製造上のばらつきがあったとしても、第二伝熱ブロック112と熱電変換モジュール140との間に隙間は生じなくなり、寸法調整用のスペーサを介在等させることなく、各構成部材の寸法のばらつきに対処することが可能となる。
また、運搬中の振動等によって、第一伝熱ブロック111に外力が加わった場合でも、当該外力が直接、第二伝熱ブロック112に伝わることはなく、ばね150によって吸収されるので、熱電変換モジュール140に不均一な力(偏荷重)が加わることを防止することが可能となる。つまり、運搬中の振動等によって、熱電変換モジュール140が破壊されるのを防止することが可能となり、熱電変換ユニットの信頼性を向上させることが可能となる。
また、第一伝熱ブロック111及び第二伝熱ブロック112は、それぞれ、対向する面に凹凸部(本実施形態では、溝及び突条)を有しており、更に、各凹凸部は、各伝熱ブロック111,112の可動方向と平行な面(すなわち、溝及び突条の側面)を有していて、当該面が対向(接触)するように、第一伝熱ブロック111及び第二伝熱ブロック112が組み付けられるので、ばね150の付勢力によって、第一伝熱ブロック111と第二伝熱ブロック112との間に、寸法のばらつきに応じた(可動方向の)間隔が生じている状態においても、所定の熱伝導性を確保するために必要な面積で両者を接触させることが可能となる。
以上説明したように、本実施形態においては、従来、一つの部材で構成されていた吸熱側伝熱部材を、第一伝熱ブロック111と、第二伝熱ブロック112との2つの部材で構成し、両者を互いに遠ざける方向に付勢するばね150を設けているので、ケース130や熱電変換モジュール140等の寸法にばらつきがあったとしても、第二伝熱ブロック112と熱電変換モジュール140との間に不必要な隙間が生じることを防止することが可能となる。また、第一伝熱ブロック111に外力が加わった場合でも、当該外力が熱電変換モジュール140に直接伝達されず、ばね150で吸収されるので、振動等によって、熱電変換モジュール140が破壊されるのを防止することが可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、当然のことながら、本発明の実施形態は上記のものに限られない。例えば、前述した実施形態では、第一伝熱ブロック111及び第二伝熱ブロック112の対向面に、凹凸部として、溝及び突条を形成していたが、他の形状の凹凸部を形成するようにしてもよい。例えば、一方の伝熱ブロックに、十字状に溝を形成し(図4に示した溝に加えて、当該溝に垂直な溝を更に形成し)、他方の伝熱ブロックに、前記溝に嵌り込む突条を十字状に形成するようにしてもよい。
また、前述した実施形態では、吸熱側伝熱ブロックを2つの部材で構成し、両者の間にばねを設けているが、放熱側に伝熱ブロックを設けて、当該放熱側伝熱ブロックを2つの部材で構成し、両者を互いに離れる方向に付勢するばねを設けることも考えられる。
本発明による熱電変換ユニット100の構成を示す正面図である。 本発明による熱電変換ユニット100の構成を示す平面図である。 本発明による熱電変換ユニット100の構成を示す断面図である。 第一伝熱ブロック111及び第二伝熱ブロック112の構造を説明するための図である。 熱電変換モジュール500の構造を示す図である。 熱電変換ユニット600の例を示す断面図である。
符号の説明
100 熱電変換ユニット
110 伝熱ブロック
111 第一伝熱ブロック
112 第二伝熱ブロック
120 放熱フィン
121 矩形状平板
122 フィン
130 ケース
131 側壁部
132 張出部
133 タブ端子
134 リード線
140 熱電変換モジュール
150 ばね
411 溝
412 突条
413 溝
414 穴
421 溝
422 突条
500 熱電変換モジュール
510 π型熱電素子
511 n型半導体素子
512 p型半導体素子
513 金属電極
520 金属電極
530 絶縁基板
600 熱電変換ユニット
610 伝熱ブロック
620 放熱フィン
630 ケース
640 熱電変換モジュール

Claims (7)

  1. 電極によって接合された複数の熱電素子を備えた熱電変換モジュールと、
    当該熱電変換モジュールに接触して熱を伝える伝熱部材と、
    前記熱電変換モジュールの周囲を覆うケースと
    を備えた熱電変換装置であって、
    前記伝熱部材は、第一の伝熱部材及び第二の伝熱部材によって構成され、
    前記第一の伝熱部材は、前記ケースに対して固定され、前記第二の伝熱部材は、前記第一の伝熱部材と、前記熱電変換モジュールとの間に配置され、
    前記第一の伝熱部材及び前記第二の伝熱部材はそれぞれ、対向する面に互いに嵌り合う凹凸部を有し、
    前記第一の伝熱部材及び前記第二の伝熱部材を互いに離れる方向に付勢するばねを備えた
    ことを特徴とする熱電変換装置。
  2. 前記ばねは、前記第一の伝熱部材と前記第二の伝熱部材との間に配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の熱電変換装置。
  3. 前記凹凸部はそれぞれ、前記第一の伝熱部材及び前記第二の伝熱部材の可動方向に平行な面を有しており、
    当該面が対向するように、嵌り合う
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の熱電変換装置。
  4. 前記伝熱部材は、前記熱電変換モジュールの吸熱面に接触する吸熱側伝熱部材である
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の熱電変換装置。
  5. 前記熱電変換モジュールの放熱面に接触する放熱側伝熱部材を更に備え、
    前記ケースは、前記放熱側伝熱部材に固定されている
    ことを特徴とする請求項4に記載の熱電変換装置。
  6. 前記ケースは、前記第一の伝熱部材と一体をなすようにインサート成形される
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の熱電変換装置。
  7. 前記凹凸部は、前記第一の伝熱部材及び前記第二の伝熱部材のひとつの側面から反対側の側面まで延びる溝及び突条によって構成されている
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の熱電変換装置。
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