JP2009199768A - 回転灯 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本回転灯2は、回転駆動機構11によって所定の回転軸線6の周りに回転駆動される反射鏡10によって発光ダイオード8からの光を回転軸線6と交差する照射方向A1〜A8に向けて放光する。発光ダイオード8が、回転軸線6上の所定の光源位置P1に配置され、回転軸線6に沿って光軸23を設定されている。反射鏡10の第1反射面51は、光源位置P1を焦点とした回転放物面状に形成され、発光ダイオード8からの光を第1の照射方向A1に向けて反射する。反射鏡10の第2反射面52は、回転軸線6と交差するように発光ダイオード8に対向し、この発光ダイオード8からの直接光を反射する。反射鏡10の第3反射面53は、第2反射面52からの反射光を第2〜第4の照射方向A2〜A4に向けて反射する。
【選択図】図1
Description
そこで、本発明の目的は、小型で視認性の高い回転灯を提供することである。
また、本発明において、前記第2反射面は、前記回転軸線と直角に交差する平面に形成されているのが好ましい(請求項3)。この場合、第2反射面が平面であるので、第3反射面を設計し易い。また、第1反射面による反射光が前記回転軸線と直交する方向に平行に反射される場合に、第1反射面からの反射光を第2反射面で遮ることなく外部に照射できる。
また、本発明において、前記第3反射面は、前記第2反射面に関して前記光源位置に対称な点を焦点とした回転放物面を含み、この回転放物面の対称軸は、前記回転軸線と交差しているのが好ましい(請求項5)。この場合、第3反射面は、対称軸に平行な平行光を照射でき、この平行光により周囲からの視認性を高めることができる。
また、本発明において、前記第3反射面の前記回転放物面の前記対称軸は、前記回転軸線と直角に交差している場合がある(請求項7)。この場合、第3反射面は、回転軸線に対して直交する方向へ平行光を反射できる。その結果、例えば、前記回転軸線を上下方向に沿わせた場合に、回転灯から遠く離れた位置からの視認性を高めることができる。
また、本発明において、前記回転軸線に沿う方向に関して前記光源位置から離隔して副光源位置が設定されており、この副光源位置に配置された副発光ダイオードがさらに備えられ、前記反射鏡は、前記副光源位置を焦点とした回転放物面状に形成され、前記副発光ダイオードからの光を前記照射方向へ向けて反射する第4反射面をさらに含む場合がある(請求項9)。この場合、副発光ダイオードからの光は、第4反射面により平行光とされて照射方向に反射される。第4反射面の反射光が、第1反射面および第3反射面の反射光に加えて放光されるので、周囲からの視認性をより一層高めることができる。
また、本発明において、前記反射鏡は、前記回転軸線と交差する姿勢で前記副発光ダイオードに対向し、前記副発光ダイオードからの直接光を反射する第5反射面と、この第5反射面による反射光を前記照射方向を含む方向へ向けて反射する第6反射面とをさらに含む場合がある(請求項11)。この場合、副発光ダイオードからの光は、第4反射面により照射方向に反射されることに加えて、第5反射面を介して第6反射面により反射されて、照射方向に放光される。その結果、周囲からの視認性を高めることができる。また、第6反射面は、第5反射面からの反射光を受けるので、副発光ダイオードからの直接光を受ける場合に比べて、照射方向へ光を反射するための設計自由度を高くできる。その結果、第6反射面により、スペースを有効利用しつつ、周囲から見たときの視認性を高めることができる。
また、本発明において、前記第6反射面は、前記第5反射面に関して副光源位置と対称な点を焦点とした回転放物面を含み、この回転放物面の対称軸は、前記回転軸線と交差している場合がある(請求項14)。この場合、第6反射面は、対称軸に平行な平行光を照射でき、この平行光により視認性を高めることができる。
また、本発明において、前記回転軸線に沿う方向に関して、前記第3反射面は前記光源位置よりも外方に配置され、前記第6反射面は前記副光源位置よりも外方に配置され、前記第1、第2、第4および第5反射面は、前記光源位置と前記副光源位置との間に配置されている場合がある(請求項16)。この場合、発光ダイオードおよび副発光ダイオードを、前記回転軸線に沿う方向に関する反射鏡の両端部に配置できるので、発光ダイオードおよび副発光ダイオードを固定する構造を簡素化できる。その結果、スペースをより一層有効利用することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態の回転灯が適用された回転警告灯1の断面図である。図1を参照して、回転警告灯1は、回転灯2と、この回転灯2を収容する筒状の外郭ケース3とを有している。外郭ケース3は、回転灯2を支持するケース本体4と、このケース本体4に固定されたグローブ5とを有している。グローブ5は、透光性部材により形成されており、回転灯2からの光を周囲に透過させることができる。回転灯2は、光の照射方向(例えば、第1の照射方向A1)を、所定の回転軸線6の周りに変化させながら、全周に放光する。
なお、回転警告灯1の姿勢は、自在に設定することができる。本実施形態では、回転警告灯1の姿勢が、回転灯2の回転軸線6が上下方向Zに沿った上述の姿勢である場合に則して、回転灯2を説明する。
回転灯2は、光源位置P1と、副光源位置P2とを有している。光源位置P1および副光源位置P2は、反射鏡10により規定されており、この反射鏡10により照射方向A1〜A8に光を放光するためにLED8および副LED9を配置すべき位置である。
具体的には、光源位置P1および副光源位置P2は、回転軸線6上に配置され、互いに離隔して配置されている。光源位置P1は、反射鏡10の下側の端部12に配置されている。また、副光源位置P2は、反射鏡10の上側の端部13に配置されている。
ベース16と光源支持部材17と反射鏡支持部材18とにより、LED8が、反射鏡10に対して位置決めされ、その結果、光源位置P1に配置されるようになっている。また、外殻ケース3とベース16と反射鏡支持部材18と副光源支持部材19とにより、副LED9が、反射鏡10に対して位置決めされ、その結果、副光源位置P2に配置されるようになっている。
LED8は、単一で設けられている。LED8は、指向性のある光を放射する。LED8は、光軸23を有している。光軸23は、LED8が光を最も強く発する方向であり、回転軸線6に沿っている。LED8は、光軸23に沿う光を上向きに発するようにされている。LED8から発生する光は、光軸23上で最も強いが、光軸23と非平行な方向へも向かう。
副LED9は、単一で設けられている。副LED9は、LED8と同様に、指向性のある光を放射し、光軸24を有している。副LED9は、光軸24に沿う光を上下方向Zに沿って下向きに発するようにされている。副LED9から発生する光は、光軸24上で最も強いが、光軸23と非平行な方向へも向かう。
反射鏡支持部材18は、LED8および光源支持部材17を取り囲む環状をなしている。具体的には、反射鏡支持部材18は、軸受25を介して支軸21に支持された筒部26と、この筒部26から径方向外方に延設された環状板部27とを有している。筒部26は、支軸21の軸方向に延びており、筒部26の内周が軸受25の外周に嵌合している。環状板部27の上面に、反射鏡10が固定されている。環状板部27は、回転駆動機構11により回転駆動される。
第1の動力伝達部材31と第2の動力伝達部材32とは、互いに係合することにより、互いに動力を伝達する。第1の動力伝達部材31は、駆動部材として機能し、第2の動力伝達部材32は、従動部材として機能する。第1の動力伝達部材31は、相対的に小径の円筒形状のローラであり、電動モータ30の出力軸に固定されている。第2の動力伝達部材32は、第1の動力伝達部材31よりも相対的に大径の円板状の弾性部材により形成されている。第1の動力伝達部材31の外周面の係合部と、第2の動力伝達部材32の外周面の係合部とが互いに摩擦を伴って係合することにより、第1の動力伝達部材31の回転が第2の動力伝達部材32に伝達される。
第3の動力伝達部材33と第4の動力伝達部材34とは、互いに係合することにより、互いに動力を伝達する。第3の動力伝達部材33は、駆動部材として機能し、第4の動力伝達部材34は、従動部材として機能する。第3の動力伝達部材33は、相対的に小径の円筒形状のローラである。第4の動力伝達部材34は、第3の動力伝達部材33に比べて相対的に大径の弾性部材により形成されたリングである。第3の動力伝達部材33の外周面の係合部と、第4の動力伝達部材34の外周面の係合部とが互いに摩擦を伴って係合することにより、第3の動力伝達部材33の回転が第4の動力伝達部材34に伝達される。第4の動力伝達部材34と、反射鏡支持部材18の環状板部27とは、互いに一体回転できるように、単一部材により一体に形成されている。なお、環状板部27と、第4の動力伝達部材34とが、互いに別部材に形成されて、互いに固定されてもよい。
図2、図4、図5、図6を参照して、第1の部分反射面61は、第2反射面52からの反射光を第2の照射方向A2に向けて反射する。第1の部分反射面61は、回転放物面形状に形成されている。この回転放物面形状の焦点F2が、第2反射面52に対する光源位置P1の対称点P11に一致している。回転放物面形状の対称軸S2は、回転軸線6と直角に交差しており、第2の照射方向A2と平行になっている。第1の部分反射面61は、湾曲板40の凹湾曲面に形成されている。第2の照射方向A2は、回転軸線6に直交する方向であり、第1の照射方向A1と平行である。
第3の部分反射面63は、第2反射面52からの反射光を第4の照射方向A4に向けて反射する。第3の部分反射面63は、回転放物面形状に形成されている。この回転放物面形状の焦点F4が、第2反射面52に関して光源位置P1と対称な対称点P11に一致している。回転放物面形状の対称軸S4は、回転軸線6と直角に交差しており、第4の照射方向A4と平行になっている。第3の部分反射面63は、湾曲板40の凹湾曲面に形成されており、回転軸線6を中心とした周方向に第1の部分反射面61と隣接している。
第1の反射面部分71は、第5反射面55からの反射光を第6の照射方向A6に向けて反射する。第1の反射面部分71は、回転放物面形状に形成されている。この回転放物面形状の焦点F6が、第5反射面55に対する副光源位置P2の対称点P12に一致している。回転放物面形状の対称軸S6は、回転軸線6に対して所定角度D3で斜めに交差しており、第6の照射方向A6と平行になっている。第1の反射面部分71は、湾曲板44の凹湾曲面に形成されている。第6の照射方向A6は、回転軸線6に対して所定角度D3で斜め下向きに交差する方向である。第6の照射方向A6と第5の照射方向A5とは、回転軸線6に沿って見たときに互いに平行である。
また、第7の照射方向A7は、第6の照射方向A6に対して側方に傾斜している。第7の照射方向A7と第6の照射方向A6とは、回転軸線6に沿って見たときに所定角度D5、例えば、鋭角をなしている。
また、第8の照射方向A8は、第6の照射方向A6に対して側方に傾斜している。第8の照射方向A8と第6の照射方向A6とは、回転軸線6に沿って見たときに所定角度D7、例えば、鋭角をなしている。また、回転軸線6に沿って見たときに、第8の照射方向A8と第7の照射方向A7とは、第6の照射方向A6および回転軸線6を含む平面X11に対して、互いに反対側に向くようにされている。第8の照射方向A8と第6の照射方向A6とがなす所定角度D7は、第7の照射方向A7と第6の照射方向A6とがなす所定角度D5と互いに等しくされている。
また、第4反射面54は、第5反射面55および第6反射面56の間に配置されている。また、第5反射面55と第6反射面56とは、互いに対向している。
また、第6反射面56は、回転軸線6に沿う方向X1に関する反射鏡10の上側の端部13における、回転軸線6を中心とした径方向X2に関しての反射鏡10の外縁部としての湾曲板44に形成されている。反射鏡10の外縁部には、指向性のある副LED9からの直接光は到達し難い傾向にある。このような外縁部に第6反射面56が配置されるので、スペースの有効利用に寄与する。
以上説明したように、本発明の実施形態の回転灯2は、回転駆動機構11によって所定の回転軸線6の周りに回転駆動される反射鏡10によってLED8からの光を回転軸線6と交差する第1〜第8の照射方向A1〜A8に向けて放光する回転灯2である。LED8が、回転軸線6上の所定の光源位置P1に配置され、回転軸線6に沿って光軸23を設定したものである。反射鏡10が、(1)光源位置P1を焦点F1とした回転放物面状に形成され、LED8からの光を第1の照射方向A1に向けて反射する第1反射面51と、(2)回転軸線6と交差する姿勢でLED8に対向し、当該LED8からの直接光を反射する第2反射面52と、(3)この第2反射面52からの反射光を第2〜第4の照射方向A2,A3,A4に向けて反射する第3反射面53とを含むことを特徴とする。
例えば、第3反射面53を、LED8からの直接光を反射するために利用し難い傾向にある場所、例えば、反射鏡10の端部12の外周縁部に配置しつつ、第3反射面53の反射光により高い視認性を得ることができる。
また、本実施形態では、第1反射面51は、回転放物面を含み、この回転放物面の対称軸S1は、回転軸線6と直角に交差しているのが好ましい。この場合、第1反射面51は、回転軸線6に対して直交する方向へ平行光を反射できる。その結果、例えば、回転軸線6を上下方向Zに沿わせた場合に、回転灯2から遠く離れた位置からの視認性を高めることができる。
また、本実施形態において、第2反射面52は、回転軸線6と直角に交差する平面に形成されているのが好ましい。この場合、第2反射面52が平面であるので、第3反射面53を設計し易い。例えば、第3反射面53の第1〜第3部分反射面61,62,63を回転放物面形状に形成する場合に、これらの回転放物面形状の焦点F2,F3,F4を、第2反射面52に対する光源位置P1の対称点P11に一致させることが容易にできる。その結果、第3反射面53の視認性を高めることができる。また、第1反射面51による反射光が回転軸線6と直交する方向に反射される場合に、第1反射面51からの反射光を第2反射面52で遮ることなく外部に照射できる。
また、本実施形態においては、第2反射面52は、回転軸線6に沿う方向X1に関する第1反射面51の端縁57から延設されているのが好ましい。この場合、LED8からの光を有効利用しつつ、スペースをより一層有効利用できる。
また、本実施形態においては、第3反射面53の各第1〜第3の部分反射面61,62,63は、第2反射面52に関して光源位置P1に対称な対称点P11を焦点F2,F3,F4とした回転放物面を含んでいる。これら各回転放物面の対称軸S2,S3,S4は、回転軸線6と交差している。この場合、第3反射面53は、対称軸S2,S3,S4に平行な平行光を照射でき、この平行光により周囲からの視認性を高めることができる。
また、本実施形態において、第3反射面53の回転放物面の対称軸S2,S3,S4は、回転軸線6に対して直角に交差している。この場合、第3反射面53は、回転軸線6に対して直交する方向へ平行光を反射できる。その結果、例えば、回転軸線6を上下方向Zに沿わせた場合に、回転灯2から遠く離れた位置からの視認性を高めることができる。
また、第4反射面54は、副LED9の光軸24と交差しているのが、視認性を高めるのに好ましい。光軸24に沿った強い光を、第4反射面54により周囲に確実に照射することができる。
また、本実施形態において、第5反射面55は、回転軸線6と直角に交差する平面に形成されているのが好ましい。この場合、第5反射面55が平面であるので、第6反射面56を設計し易い。例えば、第6反射面56の第1〜第3の反射面部分71,72,73の回転放物面形状の焦点F6,F7,F8を、第5反射面55に対する副光源位置P2の対称点P12に一致させることが容易にできる。その結果、第6反射面56の視認性を高めることができる。また、第4反射面54による反射光が回転軸線6と直交する方向に平行に反射される場合に、第4反射面54からの反射光を第5反射面55で遮ることなく外部に照射できる。
また、第5反射面55の平面は、回転軸線6に沿う方向X1に関して副光源位置P2から遠い側にある第4反射面54の端縁64から延設されているのが、第6反射面56の視認性を高めるのに好ましい。
また、本実施形態において、第6反射面56の各第1〜第3の反射面部分71,72,73は、第5反射面55に関して副光源位置P2と対称な対称点P12を焦点F6,F7,F8とした回転放物面を含んでいる。これらの各回転放物面の対称軸S6,S7,S8は、回転軸線6と交差している。この場合、第6反射面56は、対称軸S6,S7,S8に平行な平行光を照射でき、この平行光により視認性を高めることができる。
また、第6反射面56の第1〜第3の反射面部分71,72,73の回転放物面の対称軸S6,S7,S8は、回転軸線6に対して斜め下向きに交差している。この場合、第6反射面56は、下向きに平行光を反射できるので、回転灯2の下方からの視認性を高めることができる。
なお、本実施形態では、反射鏡10の第1反射面51の第1の照射方向A1は、回転軸線6に直交していたが、これには限定されない。例えば、第1の照射方向A1が、回転軸線6に対して斜めに、例えば、下向きに交差する場合も考えられる。この場合、下方から見たときの視認性を向上させることができる。また、第2〜第5の照射方向A2〜A5についても同様に、回転軸線6に対して斜めに交差する場合も考えられる。また、第6〜第8の照射方向A8は、回転軸線6に対して斜め下向きに交差していたが、これには限定されず、例えば、斜め上向きでもよいし、回転軸線6に対して直交していてもよい。また、第1〜第8の照射方向A1〜A8が互いに平行であってもよいし、互いに異なる方向であってもよい。なお、後述する第2の実施形態についても同様である。
例えば、図7は、本発明の第2の実施形態の回転灯が適用された信号表示灯の側面図であり、一部を断面表示してある。図7を参照して、信号表示灯101は、当該信号表示灯101の頂部に配置されるユニットとしての頂部カバー102と、発光して信号を表示する表示ユニット103と、信号表示灯101の基端部寄りに配置される基部ユニット104とを有している。表示ユニット103は、例えば、3つが設けられているが、少なくともひとつがあればよい。
表示ユニット103は、筒状の外郭ケースとしての透光性のグローブ105と、グローブ105内に収容された回転灯106とを有している。回転灯106は、グローブ105により支持されている。
回転灯106は、LED8と、LED8から発せられた光を受けて所定の照射方向A1〜A4に反射する反射鏡107と、この反射鏡107を所定の回転軸線6の周りに回転駆動する回転駆動機構108とを有している。反射鏡107が所定の回転軸線6の周りに回転することにより、反射鏡107による反射光の照射方向A1〜A4が徐々に変化する。これにより、光が水平方向の全周に向けて放光される。なお、回転灯106は、副光源位置P2、および副LED9を有していない。また、回転灯106は、光源位置P1を有しているが、副光源位置P2は有していない。反射鏡107は、第1の実施形態の反射鏡10の上半部を廃止したものである。
回転駆動機構108は、駆動源としての電動モータ30と、この電動モータ30の回転を反射鏡107に伝達するための伝達機構としての第1および第2の動力伝達部材31,32とを有している。
反射鏡107は、第1反射面51と、第2反射面52と、第3反射面53とを有しているが、第4〜第6反射面54,55,56は有していない。これにより、反射鏡107は、回転軸線6に沿う方向X1に関して小型化されている。また、回転灯106を小型化でき、信号表示灯101を小型化できる。
なお、上述の各実施形態の回転放物面としては、回転放物面形状の一部をなしていればよく、また、回転放物面形状に代えて、回転放物面形状に近似した形状とすることも考えられる。
6…回転軸線
8…発光ダイオード
9…副発光ダイオード
10,107…反射鏡
11,108…回転駆動機構
12…(反射鏡の一方の)端部
23…光軸
30…電動モータ(回転駆動機構の一部)
31…第1の動力伝達部材(回転駆動機構の一部)
32…第2の動力伝達部材(回転駆動機構の一部)
33…第3の動力伝達部材(回転駆動機構の一部)
34…第4の動力伝達部材(回転駆動機構の一部)
40…湾曲板(外周縁部)
51…第1反射面
52…第2反射面
53…第3反射面
54…第4反射面
55…第5反射面
56…第6反射面
57…(回転軸線に沿う方向に関する第1反射面の)端縁
64…(回転軸線に沿う方向に関する第4反射面の)端縁
A1…第1の照射方向
A2…第2の照射方向(第3反射面の回転放物面の対称軸が延びる方向)
A3…第3の照射方向(第3反射面の回転放物面の対称軸が延びる方向)
A4…第4の照射方向(第3反射面の回転放物面の対称軸が延びる方向)
A5…第5の照射方向
A6…第6の照射方向(第6反射面の回転放物面の対称軸が延びる方向)
A7…第7の照射方向(第6反射面の回転放物面の対称軸が延びる方向)
A8…第8の照射方向(第6反射面の回転放物面の対称軸が延びる方向)
F1…(第1反射面の)焦点
F2,F3,F4…焦点(第3反射面の回転放物面の焦点)
F5…(第4反射面の)焦点
F6,F7,F8…焦点(第6反射面の回転放物面の焦点)
S1…(第1反射面の回転放物面の)対称軸
S2,S3,S4…対称軸(第3反射面の回転放物面の対称軸)
S5…(第4反射面の回転放物面の)対称軸
S6,S7,S8…対称軸(第6反射面の回転放物面の対称軸)
P1…光源位置
P2…副光源位置
P11…(第2反射面に対する光源位置の)対称点
P12…(第5反射面に対する副光源位置の)対称点
X1…方向(回転軸線に沿う方向)
X2…径方向
Claims (16)
- 回転駆動機構によって所定の回転軸線周りに回転駆動される反射鏡によって発光ダイオードからの光を前記回転軸線と交差する照射方向に向けて放光する回転灯であって、
前記発光ダイオードが、前記回転軸線上の所定の光源位置に配置され、前記回転軸線に沿って光軸を設定したものであり、
前記反射鏡が、
前記光源位置を焦点とした回転放物面状に形成され、前記発光ダイオードからの光を前記照射方向に向けて反射する第1反射面と、
前記回転軸線と交差する姿勢で前記発光ダイオードに対向し、当該発光ダイオードからの直接光を反射する第2反射面と、
この第2反射面からの反射光を前記照射方向を含む方向に向けて反射する第3反射面とを含むものであることを特徴とする回転灯。 - 前記第1反射面の回転放物面の対称軸は、前記回転軸線と直角に交差していることを特徴とする、請求項1に記載の回転灯。
- 前記第2反射面は、前記回転軸線と直角に交差する平面に形成されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の回転灯。
- 前記第2反射面は、前記回転軸線に沿う方向に関する前記第1反射面の端縁から延設されていることを特徴とする、請求項1から3の何れか1項に記載の回転灯。
- 前記第3反射面は、前記第2反射面に関して前記光源位置に対称な点を焦点とした回転放物面を含み、この回転放物面の対称軸は、前記回転軸線と交差していることを特徴とする、請求項1から4の何れか1項に記載の回転灯。
- 前記第3反射面は、複数の前記回転放物面を含み、これらの回転放物面の対称軸が延びる方向は互いに異なっていることを特徴とする、請求項5に記載の回転灯。
- 前記第3反射面の前記回転放物面の前記対称軸は、前記回転軸線に対して直角に交差していることを特徴とする、請求項5または6に記載の回転灯。
- 前記第3反射面は、前記回転軸線に沿う方向に関する前記反射鏡の一方の端部における外周縁部に形成され、前記照射方向に見たときに、前記回転駆動機構の少なくとも一部と重なり合うことを特徴とする、請求項1から7の何れか1項に記載の反射鏡。
- 前記回転軸線に沿う方向に関して前記光源位置から離隔して副光源位置が設定されており、
この副光源位置に配置された副発光ダイオードがさらに備えられ、
前記反射鏡は、前記副光源位置を焦点とした回転放物面状に形成され、前記副発光ダイオードからの光を前記照射方向へ向けて反射する第4反射面をさらに含むことを特徴とする、請求項1から8の何れか1項に記載の回転灯。 - 前記第4反射面の回転放物面の対称軸は、前記回転軸線と直角に交差していることを特徴とする、請求項9に記載の回転灯。
- 前記反射鏡は、前記回転軸線と交差する姿勢で前記副発光ダイオードに対向し、前記副発光ダイオードからの直接光を反射する第5反射面と、この第5反射面による反射光を前記照射方向を含む方向へ向けて反射する第6反射面とをさらに含むことを特徴とする、請求項9または10に記載の回転灯。
- 前記第5反射面は、前記回転軸線と直角に交差する平面に形成されていることを特徴とする、請求項11に記載の回転灯。
- 前記第5反射面は、前記回転軸線に沿う方向に関する前記第4反射面の端縁から延設されていることを特徴とする、請求項11または12に記載の回転灯。
- 前記第6反射面は、前記第5反射面に関して前記副光源位置と対称な点を焦点とした回転放物面を含み、この回転放物面の対称軸は、前記回転軸線と交差していることを特徴とする、請求項11から13の何れか1項に記載の回転灯。
- 前記第6反射面は、複数の前記回転放物面を含み、これらの回転放物面の対称軸が延びる方向は互いに異なっていることを特徴とする、請求項14に記載の回転灯。
- 前記回転軸線に沿う方向に関して、前記第3反射面は前記光源位置よりも外方に配置され、前記第6反射面は前記副光源位置よりも外方に配置され、前記第1、第2、第4および第5反射面は、前記光源位置と前記副光源位置との間に配置されていることを特徴とする、請求項11から15の何れか1項に記載の回転灯。
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