JP2009198799A - 沈胴ズームレンズ - Google Patents

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Abstract

【課題】光学防振機能などを組み込む場合であっても、高い光学性能を維持しつつ、広角化と薄型化を両立させることが可能な沈胴ズームレンズを提供すること。
【解決手段】この発明の沈胴ズームレンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群GR1、負の屈折力を有する第2レンズ群GR2、正の屈折力を有する第3レンズ群GR3、および正の屈折力を有する第4レンズ群GR4が配置されて構成される。特に、第3レンズ群GR3は、前記物体側から順に、正レンズL6、正レンズL7、および負レンズL8が配置されて構成されている。そして、所定の条件を満足することにより、高い光学性能を維持しつつ、広角化と薄型化を両立させることができるようになる。
【選択図】図1

Description

この発明は、デジタルスチルカメラや家庭用ビデオカメラなどの小型撮像装置に搭載するのに適した、高変倍が可能な沈胴ズームレンズに関する。
近年、デジタルスチルカメラや家庭用ビデオカメラなどの小型撮像装置においては、より一層の小型化が要求されている。この要求に応えるために、小型撮像装置に搭載される撮影用レンズの薄型化が促進されている。特に、デジタルスチルカメラに搭載する撮影用レンズに関しては、撮像素子の高画素化に対応できるように、薄型化とともに広角化やレンズ性能の向上が図られている(たとえば、特許文献1〜5を参照。)。
特開2005−338740号公報 特開2006−23530号公報 特開2006−23531号公報 特開2006−171055号公報 特開2006−308649号公報
撮影用レンズ、特にズームレンズの沈胴時(ズームレンズが最も縮んだ状態:撮像装置に搭載した際、装置本体の電源切断時におけるズームレンズの状態)における薄型化を実現するためには、ズームレンズを構成する各レンズ群の光軸上の厚さを薄くするとともに、第1レンズ群と第2レンズ群との間および第2レンズ群と第3レンズ群との間の最小空気間隔を小さくすることが要求される。この要求に応えるため、上記各特許文献に開示された技術をはじめとする従来のズームレンズでは、第3レンズ群内の空気間隔の像面に対する縦倍率を小さくすることで対応している。しかし、このような手法では、ズームレンズの薄型化は図れても、広角化を図ることが困難であるという問題があった。
また、ズームレンズの薄型化には、ズームレンズを構成する光学部材の一部を沈胴時に光軸外へ対比させる手法も有効である。しかしながら、ズームレンズ内に光学防振機能などを組み込む場合には、薄型化は達成できても、広角化を達成することは困難である。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、光学防振機能などを組み込む場合であっても、高い光学性能を維持しつつ、広角化と薄型化を両立させることが可能な沈胴ズームレンズを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかる沈胴ズームレンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群と、が配置されて構成される沈胴ズームレンズであって、前記第3レンズ群は、前記物体側から順に、正レンズからなる第1レンズと、正レンズからなる第2レンズと、負レンズからなる第3レンズと、が配置されて構成されており、前記第3レンズ群を構成する前記第1レンズと前記第2レンズとの間の空気間隔に絞り手段を備えていることを特徴とする。
この請求項1に記載の発明によれば、前記第3レンズ群の物体側に絞り機構を配置することが不要になるので、望遠端における前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間の空気間隔を縮小させることが可能になり、沈胴ズームレンズの薄型化が促進される。
また、請求項2の発明にかかる沈胴ズームレンズは、請求項1に記載の発明において、前記第1レンズ群〜前記第4レンズ群の光軸上の厚さをそれぞれLT1,LT2,LT3,LT4、広角端における前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間の光軸上の空気間隔をAT12W、望遠端における前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間の光軸上の空気間隔をAT23T、最大入射光線に対する結像円直径をDIMGMAXとするとき、次の条件式を満足することを特徴とする。
(LT1+LT2+LT3+LT4+AT12W+AT23T)/DIMGMAX≦2.5
この請求項2に記載の発明によれば、沈胴ズームレンズの沈胴時における光軸上の厚さを縮小することができ、沈胴時の沈胴ズームレンズの薄型化が促進される。
また、請求項3の発明にかかる沈胴ズームレンズは、請求項1または2に記載の発明において、広角端から望遠端への変倍における前記第2レンズ群の光軸上の移動量をMO2、被写体距離が無限遠での全系の広角端と望遠端における焦点距離をそれぞれfW,fTとするとき、次の条件式を満足することを特徴とする。
|MO2|/(fT/fW)≦0.5
この請求項3に記載の発明によれば、沈胴ズームレンズの広角端における全系の長さと望遠端における全系の長さとのバランスを保ちながら、沈胴ズームレンズの薄型化を図ることができる。
また、請求項4の発明にかかる沈胴ズームレンズは、請求項1〜3のいずれか一つに記載の発明において、広角端における前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間の光軸上の空気間隔をAT23W、望遠端における前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間の光軸上の空気間隔をAT23Tとするとき、次の条件式を満足することを特徴とする。
AT23T/AT23W≦0.04
この請求項4に記載の発明によれば、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間の光軸上の空気間隔が縮小され、より沈胴ズームレンズの薄型化が促進される。
この発明によれば、光学防振機能などを組み込む場合であっても、高い光学性能を維持しつつ、広角化と薄型化を両立させることが可能な高変倍の沈胴ズームレンズを提供することができるという効果を奏する。この沈胴ズームレンズは、所定の条件を満足することにより、薄型化、広角化を達成するとともに、良好な収差補正が可能になる。
以下、この発明にかかる沈胴ズームレンズの好適な実施の形態を詳細に説明する。
この実施の形態にかかる沈胴ズームレンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群と、が配置されて構成される。また、前記第3レンズ群は、物体側から順に、正レンズからなる第1レンズと、正レンズからなる第2レンズと、負レンズからなる第3レンズと、が配置されて構成される。この沈胴ズームレンズは、前記第1〜第4レンズ群を光軸に沿って独立して移動させることによって変倍を行う。また、前記第4レンズ群を光軸に沿って移動させることによってフォーカシングを行う。
この発明は、光学防振機能などを組み込む場合であっても、高い光学性能を維持しつつ、広角化と薄型化を両立させることが可能な高変倍の沈胴ズームレンズを提供することを目的としている。そこで、かかる目的を達成するため、前述の構成に加えて、以下に示す条件を設定している。
まず、この実施の形態の沈胴ズームレンズでは、前記第3レンズ群を構成する前記第1レンズと前記第2レンズとの間の空気間隔に絞り手段を備えていることが好ましい。
このようにすることで、従来から一般的に行われていたような、前記第3レンズ群の物体側に絞り機構を配置するということが不要になる。このため、望遠端における前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間の空気間隔を縮小させることが可能になり、沈胴ズームレンズの薄型化が促進される。
さらに、この実施の形態の沈胴ズームレンズを構成する前記第1レンズ群〜前記第4レンズ群の光軸上の厚さをそれぞれLT1,LT2,LT3,LT4、広角端における前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間の光軸上の空気間隔をAT12W、望遠端における前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間の光軸上の空気間隔をAT23T、最大入射光線に対する結像円直径をDIMGMAXとするとき、次の条件式を満足することが好ましい。
(1) (LT1+LT2+LT3+LT4+AT12W+AT23T)/DIMGMAX≦2.5
条件式(1)は、この実施の形態にかかる沈胴ズームレンズの沈胴時における光軸上の厚さを縮小するための条件を示す式である。条件式(1)を満足することにより、沈胴時の薄型化を達成できる。この条件式(1)において、LT1,LT2,LT3,LT4,AT12W,AT23Tの一つでも大きくなって、当該条件式の上限を超えるような場合は、沈胴時の光軸上の厚さが増し、十分な薄型化が達成できず、好ましくない。
さらに、この実施の形態の沈胴ズームレンズにおいて、広角端から望遠端への変倍における前記第2レンズ群の光軸上の移動量をMO2、被写体距離が無限遠での全系の広角端と望遠端における焦点距離をそれぞれfW,fTとするとき、次の条件式を満足することが好ましい。
(2) |MO2|/(fT/fW)≦0.5
条件式(2)は、この実施の形態にかかる沈胴ズームレンズの広角端における全系の長さと望遠端における全系の長さとのバランスを保つための条件を示す式である。条件式(2)を満足することにより、この沈胴ズームレンズの広角端における全系の長さと望遠端における全系の長さとのバランスを保ちながら、沈胴ズームレンズの薄型化を図ることができる。この条件式(2)においてその上限を超えると、この沈胴ズームレンズの広角端における全系の長さと望遠端における全系の長さとのバランスを失し、薄型化が困難になる。
たとえば、前記第2レンズ群の広角端での位置が望遠端での位置よりも物体側に大きく移動することにより|MO2|の値が増大し、条件式(2)の上限を超えた場合は、望遠端における全系の長さは短くなるものの、広角端における全系の長さが増大するため、薄型化に支障をきたす。一方、前記第2レンズ群の望遠端での位置が広角端での位置よりも物体側に大きく移動することにより|MO2|の値が増大し、条件式(2)の上限を超えた場合は、広角端における全系の長さは短くなるものの、望遠端における全系の長さが増大するため、薄型化に支障をきたし、好ましくない。
さらに、この実施の形態の沈胴ズームレンズにおいて、広角端における前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間の光軸上の空気間隔をAT23W、望遠端における前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間の光軸上の空気間隔をAT23Tとするとき、次の条件式を満足することが好ましい。
(3) AT23T/AT23W≦0.04
条件式(3)は、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間の光軸上の空気間隔を規定するための式である。条件式(3)を満足することで、この沈胴ズームレンズの薄型化が促進される。この条件式(3)においてその上限を超えると、この沈胴ズームレンズを構成する前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間の光軸上の空気間隔が増大し、薄型化が阻害されるため、好ましくない。
以下、この発明にかかる沈胴ズームレンズの実施例を示す。
図1は、この発明の実施例にかかる沈胴ズームレンズの構成を示す光軸に沿う断面図である。この沈胴ズームレンズは、図示しない物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群GR1、負の屈折力を有する第2レンズ群GR2、正の屈折力を有する第3レンズ群GR3、および正の屈折力を有する第4レンズ群GR4が配置されて構成される。なお、第4レンズ群GR4と像面IMGとの間には、赤外線カットフィルタやローパスフィルタなどからなるフィルタFTと、撮像素子のカバーガラスCGが配置されている。これらフィルタFTやカバーガラスCGは必要に応じて配置されるものであり、不要な場合は省略可能である。また、像面IMGには、CCDやCMOSなどの撮像素子の受光面が配置される。
第1レンズ群GR1は、前記物体側から順に、負レンズL1、正レンズL2が配置されて構成されている。負レンズL1と正レンズL2とは接合されている。
第2レンズ群GR2は、前記物体側から順に、負レンズL3、負レンズL4、および正レンズL5が配置されて構成されている。また、正レンズL5の両面には非球面が形成されている。
第3レンズ群GR3は、前記物体側から順に、正レンズL6(第1レンズ)、正レンズL7(第2レンズ)、および負レンズL8(第3レンズ)が配置されて構成されている。正レンズL7と負レンズL8とは接合されている。また、正レンズL6の両面には非球面が形成されている。さらに、正レンズL6の像面IMG側の面には絞りIRが設けられている。
第4レンズ群GR4は、正レンズL9で構成されている。正レンズL9の両面には非球面が形成されている。
この沈胴ズームレンズは、第1レンズ群GR1、第2レンズ群GR2、第3レンズ群GR3、および第4レンズ群GR4を光軸に沿って独立して移動させることによって変倍を行う。この沈胴ズームレンズは、撮像装置に搭載した際に、装置の電源切断時に各レンズ群間の空気間隔を変倍時の最小間隔またはそれ以下になるようにすることで沈胴状態となるように構成される。また、第4レンズ群GR4を光軸に沿って移動させることによってフォーカシングを行う。
この実施例では、第2レンズ群GR2を構成する正レンズL5の両面に非球面が形成されている例を示したが、要求される画角や変倍比によっては必ずしも非球面を形成する必要はない。また、負レンズL3、負レンズL4を球面レンズで構成しているが、さらなる高変倍化や広角化が必要となった場合には、非球面レンズを用いると有効である。
以下、この実施例にかかる沈胴ズームレンズに関する各種数値データを示す。
広角端における焦点距離(fW)=5.14mm
中間位置における焦点距離(f)=11.29mm
望遠端における焦点距離(fT)=24.73mm
Fナンバ(Fno.)=3.30(広角端)〜4.08(中間位置)〜5.37(望遠端)
半画角(ω)=38.7°(広角端)〜18.5°(中間位置)〜8.72°(望遠端)
(条件式(1)に関する数値)
(LT1+LT2+LT3+LT4+AT12W+AT23T)/DIMGMAX=1.926
(条件式(2)に関する数値)
|MO2|/(fT/fW)=0.186
(条件式(3)に関する数値)
AT23T/AT23W=0.026
1=25.214 d1=0.750 nd1=1.93323 νd1=20.7
2=17.558 d2=2.431 nd2=1.80831 νd2=46.3
3=197.551 d3=0.400(広角端)〜7.161(中間位置)〜13.871(望遠端)
4=44.756 d4=0.500 nd3=1.80831 νd3=46.3
5=6.095 d5=2.063
6=87.125 d6=0.500 nd4=1.88815 νd4=40.6
7=7.335 d7=0.723
8=9.758(非球面) d8=2.417 nd5=1.82918 νd5=23.9
9=5.052×105(非球面) d9=11.387(広角端)〜3.932(中間位置)〜0.300(望遠端)
10=4.908(非球面) d10=1.321 nd6=1.69661 νd6=53.0
11=-17.101(非球面) d11=0.150
12=4.086 d12=1.091 nd7=1.49845 νd7=81.2
13=28.986 d13=0.400 nd8=1.91048 νd8=31.1
14=2.942 d14=4.777(広角端)〜6.059(中間位置)〜12.100(望遠端)
15=12.855(非球面) d15=1.706 nd9=1.59412 νd9=66.8
16=-38.524(非球面) d16=2.187(広角端)〜4.442(中間位置)〜5.057(望遠端)
17=∞ d17=0.330 nd10=1.51872 νd10=64.0
18=∞ d18=0.690
19=∞ d19=0.500 nd11=1.51872 νd11=64.0
20=∞ d20=0.600
21=∞(像面)
コーニック定数(Κ)および非球面係数(A,B,C,D)
(第8面)
Κ=5.18670×10-2
A=-8.52936×10-5, B=-1.58620×10-5
C=1.18099×10-6, D=-2.61136×10-8
(第9面)
Κ=0,
A=-2.62703×10-4, B=-1.42954×10-5
C=1.16250×10-6, D=-3.24788×10-8
(第10面)
Κ=0,
A=-7.60897×10-4, B=-2.24476×10-4
C=4.92808×10-5, D=-6.95411×10-6
(第11面)
Κ=0,
A=5.82435×10-4, B=-3.41641×10-4
C=8.54948×10-5, D=-1.09402×10-5
(第15面)
Κ=0,
A=-3.81066×10-4, B=7.08912×10-5
C=-5.38903×10-6, D=1.36319×10-7
(第16面)
Κ=0,
A=-3.28899×10-4, B=7.80046×10-5
C=-5.93756×10-6, D=1.47937×10-7
なお、上記数値データにおいて、r1,r2,・・・・は各レンズ、絞り面などの曲率半径、d1,d2,・・・・は各レンズ、絞り、光学フィルタなどの肉厚またはそれらの面間隔、nd1,nd2,・・・・は各レンズ、光学フィルタなどのd線における屈折率、νd1,νd2,・・・・は各レンズ、光学フィルタなどのd線におけるアッベ数を示している。
また、上記各非球面形状は、光軸に平行な面のサグ量をZ、光軸からの高さをhとし、光の進行方向を正とするとき、以下に示す式により表される。
Figure 2009198799
ただし、cは面頂点での曲率(=1/r)、Κはコーニック定数、A,B,C,Dはそれぞれ4次,6次,8次,10次の非球面係数である。
また、図2は、この発明の実施例にかかる沈胴ズームレンズの広角端における諸収差図である。図3は、この発明の実施例にかかる沈胴ズームレンズの中間位置における諸収差図である。図4は、この発明の実施例にかかる沈胴ズームレンズの望遠端における諸収差図である。
以上説明したように、この発明によれば、光学防振機能などを組み込む場合であっても、高い光学性能を維持しつつ、広角化と薄型化を両立させることが可能な高変倍(5倍程度)の沈胴ズームレンズを提供することができる。特に、この沈胴ズームレンズは、所定の条件を満足することにより、薄型化(特に沈胴時)、広角化を達成するとともに、良好な収差補正が可能になる。
また、この発明にかかる沈胴ズームレンズは、非球面が形成されたレンズを含んで構成されているため、少ないレンズ枚数で、諸収差を良好に補正することができる。
以上のように、この発明にかかる沈胴ズームレンズは、撮像装置に有用であり、特に、デジタルスチルカメラや家庭用ビデオカメラなどの小型化が要求される撮像装置に好適である。
この発明の実施例にかかる沈胴ズームレンズの構成を示す光軸に沿う断面図である。 この発明の実施例にかかる沈胴ズームレンズの広角端における諸収差図である。 この発明の実施例にかかる沈胴ズームレンズの中間位置における諸収差図である。 この発明の実施例にかかる沈胴ズームレンズの望遠端における諸収差図である。
符号の説明
GR1 第1レンズ群
GR2 第2レンズ群
GR3 第3レンズ群
GR4 第4レンズ群
1,L3,L4,L8 負レンズ
2,L5,L6,L7,L9 正レンズ
IMG 像面
IR 絞り
FT フィルタ
CG カバーガラス
S 球欠的像面(サジタル像面)
T 子午的像面(タンジェンシャル像面)

Claims (4)

  1. 物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群と、が配置されて構成される沈胴ズームレンズであって、
    前記第3レンズ群は、前記物体側から順に、正レンズからなる第1レンズと、正レンズからなる第2レンズと、負レンズからなる第3レンズと、が配置されて構成されており、
    前記第3レンズ群を構成する前記第1レンズと前記第2レンズとの間の空気間隔に絞り手段を備えていることを特徴とする沈胴ズームレンズ。
  2. 前記第1レンズ群〜前記第4レンズ群の光軸上の厚さをそれぞれLT1,LT2,LT3,LT4、広角端における前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間の光軸上の空気間隔をAT12W、望遠端における前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間の光軸上の空気間隔をAT23T、最大入射光線に対する結像円直径をDIMGMAXとするとき、次の条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載の沈胴ズームレンズ。
    (LT1+LT2+LT3+LT4+AT12W+AT23T)/DIMGMAX≦2.5
  3. 広角端から望遠端への変倍における前記第2レンズ群の光軸上の移動量をMO2、被写体距離が無限遠での全系の広角端と望遠端における焦点距離をそれぞれfW,fTとするとき、次の条件式を満足することを特徴とする請求項1または2に記載の沈胴ズームレンズ。
    |MO2|/(fT/fW)≦0.5
  4. 広角端における前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間の光軸上の空気間隔をAT23W、望遠端における前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間の光軸上の空気間隔をAT23Tとするとき、次の条件式を満足することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の沈胴ズームレンズ。
    AT23T/AT23W≦0.04
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