JP2009198144A - 噴射式製氷機 - Google Patents

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Abstract

【課題】製氷完了を的確に検知し得る噴射式製氷機を提供する。
【解決手段】噴射式製氷機は、製氷室42に対し傾動自在に配設された水皿44と、水皿44における製氷室42に対向する平板部22の裏側に延設された製氷水供給管50とを備える。製氷水供給管50には、該供給管50を流通する製氷水であって製氷室42へ供給されなかった製氷水を製氷水タンク18へ戻す回収孔54が開設される。また、噴射式製氷機は、回収孔54を流通する製氷水の流量を検知する流量センサー58を備える。製氷完了時に製氷室42に形成された氷塊により戻り孔26が閉塞されることで、回収孔54を流通する製氷水は製氷完了流量に到達する。この製氷完了流量を流量センサー58が検知すると、制御手段が噴射式製氷機の製氷運転を終了させて、除氷運転へ移行させる。
【選択図】図1

Description

この発明は、噴射式製氷機に関し、更に詳細には、製氷室へ製氷水を噴射供給して氷塊を形成する噴射式製氷機に関するものである。
氷塊を連続的に製造する噴射式製氷機が、喫茶店やレストラン、その他の厨房施設において好適に使用されている(特許文献1参照)。噴射式製氷機の製氷機構8は、図7に示す如く、製氷室10が水平に配置され、該製氷室10の下面に縦横に配設した複数の仕切板によって、下方に開口する多数の製氷小室12が碁盤目状に画成されている。また、製氷室10の上面には、図示しない冷凍系に連通する蒸発器14が密着的に蛇行配置されており、製氷運転時に、この蒸発器14内に冷媒を循環させて前記製氷小室12を強制冷却すると共に、除氷運転に際してホットガスを循環させて製氷小室12を加熱するよう構成される。前記製氷室10の外側面には、検知サーモ16が配設されており、この検知サーモ16が検知する製氷室10の温度が所定の温度(製氷完了温度)以下となったときに、図示しない制御手段が製氷完了と判断して製氷運転を終了させるよう構成されている。
前記製氷室10の直下には、所定量の製氷水を貯留する製氷水タンク18を備えた水皿20が、支持軸20aにより傾動可能に枢支されている。この水皿20は、製氷運転時には前記製氷室10に近接するよう水平に位置して該製氷室10の製氷小室12を下方から閉成するよう保持される。そして、除氷運転に際しては、図示しない水皿開閉機構により水皿20が付勢されて、支持軸20aを中心に製氷室10から離間する方向に傾動して、製氷小室12を開放するようになっている。
前記水皿20は、製氷室10と対向する部分に、製氷運転時に全ての製氷小室12を閉成する所要厚みの平板部22が形成され、該平板部22に、製氷小室12の夫々に対して製氷水を噴射するための噴射孔24と、該噴射孔24に隣接し、未氷結水を製氷水タンク18に回収する戻り孔(図示せず)とが多数穿設されている。平板部22の下面(裏側)に複数(図7では1つのみ図示)の製氷水供給管28が配設され、各噴射孔24は対応する製氷水供給管28に連通している。製氷水タンク18の側部には循環ポンプ30が配設され、該タンク18に連通した吸入管32を介して製氷水をポンプ吸引し、図示の吐出管34を介して水皿20に設けた圧力室36中に圧送するようになっている。そして圧力室36に圧送された製氷水は、各製氷水供給管28を介して前記各噴射孔24から製氷小室12内に噴射される。
前記製氷小室12は、冷凍系の運転により氷点下に冷却されているので、該小室12内に噴射供給される製氷水の一部は、製氷小室12の内壁面に層状に氷結し始める。また、氷結に至らなかった製氷水(未氷結水)は、水皿20の前記戻り孔から落下して製氷水タンク18に回収される。製氷運転が進行し、製氷小室12に完全な氷塊が生成されると、前記検知サーモ16が製氷完了温度を検知し、制御手段は製氷運転を停止させる。なお、製氷完了を判定する手段としては、この検知サーモ16に限られず、製氷運転の開始と共に作動して所定時間(製氷完了時間)経過後に製氷運転を終了させる計測タイマー(図示せず)を採用してもよい。
特開平11−142032号公報
ところが、実際の製氷運転においては、製氷機が設置される箇所の気温や水温等により、現実に製氷が完了するときの製氷室10の温度や、製氷に要する時間には、バラツキがあり、前述した検知サーモ16や計測タイマーを用いて製氷運転の完了を判断する方法では、製氷完了のタイミングを的確に把握し得ない場合があった。すなわち、完全な氷塊が製氷小室12内に形成されていないにも拘らず製氷完了と判断されて製氷運転を終了させたり、氷塊が十分に形成されているにも拘らず製氷運転が続行されてしまうことがあった。この結果、製氷小室12内に未完成氷が形成されたり、無駄な製氷運転によって運転コストが高騰する問題が生じていた。
そこで本発明は、従来の噴射式製氷機に内在する前記問題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、製氷完了のタイミングを的確に検知して、未完成氷の発生や運転コストの高騰化を抑制し得る噴射式製氷機を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、請求項1に係る噴射式製氷機は、
一方に開口する製氷室と、前記製氷室を開閉可能に構成され、製氷運転時に製氷室を閉成する開閉部材と、前記開閉部材の下方に設けられて製氷水を貯留する製氷水タンクと、前記開閉部材の裏側に設けられた製氷水供給管と、前記開閉部材に形成され、前記製氷水供給管および製氷室を連通する噴射孔と、前記開閉部材に形成され、前記製氷室および製氷水タンクを連通する戻り孔と、製氷運転時に前記製氷水タンクの製氷水を製氷水供給管へ供給する循環ポンプとを備えた噴射式製氷機において、
前記製氷水供給管に形成され、前記製氷水タンクに連通する回収孔と、
前記回収孔を介して製氷水タンクに回収される製氷水の流量を検知する流量センサーと、
製氷完了時に前記流量センサーが検知する検知値を基準値として設定され、製氷運転に際して流量センサーが検知する検知値が該基準値に到達した場合に製氷運転を終了させる制御手段とを備えることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、回収孔を介して製氷水タンクに戻る製氷水の流量を流量センサーで検知し、該流量センサーの検知値が製氷完了時の流量に対応する基準値を超えた際に、製氷運転を終了させることができる。すなわち、回収孔の流量という気温や水温の影響を受け難い検知値に基づいて、製氷の完了を検知するので、製氷運転を適切なタイミングで終了させることができ、未完成氷の発生を防止して、運転コストの低減も図り得る。また、流量センサーにより製氷水の流量を直接検知するので、該流量を確実に検知することができ、製氷完了をより的確に把握し得る。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、請求項2に係る噴射式製氷機は、
一方に開口する製氷室と、前記製氷室を開閉可能に構成され、製氷運転時に製氷室を閉成する開閉部材と、前記開閉部材の下方に設けられて製氷水を貯留する製氷水タンクと、前記開閉部材の裏側に設けられた製氷水供給管と、前記開閉部材に形成され、前記製氷水供給管および製氷室を連通する噴射孔と、前記開閉部材に形成され、前記製氷室および製氷水タンクを連通する戻り孔と、製氷運転時に前記製氷水タンクの製氷水を製氷水供給管へ供給する循環ポンプとを備えた噴射式製氷機において、
前記製氷水供給管に形成され、前記製氷水タンクに連通する回収孔と、
前記回収孔を介して製氷水タンクに回収される製氷水の音を検知するノイズセンサーと、
製氷完了時に前記ノイズセンサーが検知する検知値を基準値として設定され、製氷運転に際してノイズセンサーが検知する検知値が該基準値に到達した場合に製氷運転を終了させる制御手段とを備えることを特徴とする。
請求項2の発明によれば、回収孔を介して製氷水タンクに戻る製氷水の音をノイズセンサーで検知し、該ノイズセンサーの検知値が製氷完了時の音に対応する基準値を超えた際に、製氷運転を終了させることができる。すなわち、製氷水タンクに戻る製氷水の音という気温や水温の影響を受け難い検知値に基づいて、製氷の完了を検知するので、製氷運転を適切なタイミングで終了させることができ、未完成氷の発生を防止して、運転コストの低減も図り得る。また、製氷水に直接触れることのない耐久性のあるノイズセンサーを用いることで、メンテナンスや部品交換等の発生頻度を抑制し得る。
本発明に係る噴射式製氷機によれば、製氷完了を的確に検知して、未完成氷の発生や運転コストが高騰するのを抑制し得る。
次に、本発明に係る噴射式製氷機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。なお、従来技術と同一の部材については、同じ符号を付して参照することとする。また、以下の説明で、図1の手前を「前」、奥側を「後」とすると共に、図1の状態で製氷機構を見た場合を基準に「左」、「右」、「上」、「下」と指称する。
図1は、実施例1に係る噴射式製氷機に配設される製氷機構40を示す縦断説明図である。この噴射式製氷機は、所謂クローズドセルタイプと云われるものであって、該製氷機本体の内部上方に、氷塊を形成する前記製氷機構40が配設されると共に、該製氷機構40の下方に、氷塊を貯留するストッカ(図示せず)が配設されている。前記製氷機構40は、下方に開口する多数の製氷小室12が形成された製氷室42と、該製氷室42の下方に傾動し得るよう配設され、該製氷小室12を開閉自在に閉成する水皿44と、該水皿44の下方に設けられて水皿44と一体的に傾動し、製氷水を貯留する製氷水タンク18とを備えている。前記製氷室42の上面を構成する板状の製氷板46には、図示しない冷凍機構に連通する蒸発器14が密着的に蛇行配置される。蒸発器14は、製氷運転時に冷凍機構から供給される冷媒が気化することで前記製氷小室12を強制冷却すると共に、除氷運転時にはホットガス(高温高圧冷媒)が蒸発器14に供給されて、製氷小室12からの氷塊の離脱を促すようになっている。
前記水皿44は、支持軸20aにより傾動可能に枢支され、この水皿44および製氷水タンク18は、製氷運転時には水平に位置して前記製氷室42を閉成する閉成位置に保持される。また、除氷運転時には図示しない水皿開閉機構により付勢されて、前記支持軸20aを中心として下方へ傾動し、前記製氷小室12を開放した開放位置まで姿勢変化するよう構成されている。図2に示すように、この水皿44は、製氷運転時に前記製氷室42を下方から閉成する板状の平板部(開閉部材)22と、該平板部22の下方(裏側)に設けられ、左右方向に延在する複数の製氷水供給管50と、水皿44の左側部において前後方向に延在し、製氷水供給管50の上流端(左側端部)が連通する圧力室36とから基本的に構成される。前記圧力室36は、前記製氷水タンク18に設けられた循環ポンプ30の吐出管34に連通しており、循環ポンプ30により圧送された製氷水が吐出管34を介して圧力室36へ送られ、各製氷水供給管50へ供給されるようになっている。
前記製氷水供給管50は、図2に示すように、前後方向に所定間隔離間して複数配設され、各製氷水供給管50は、左右に並ぶ製氷小室12の列の下方に対応して延在している。図3(a)に示すように、製氷水供給管50は、上方が開口した樋状に形成され、その開口側が前記平板部22の下面で閉塞されている。また、各製氷水供給管50の底部50aには、下流端側(圧力室36から離間する端部側)に、下方に向けて開口する回収孔54が開設され、後述する噴射孔24を介して製氷小室12へ噴射されなかった製氷水を回収孔54から製氷水タンク18へ排出するようになっている。前記回収孔54は、製氷水供給管50の底部50aから下方に突出するボス部56により画成される。
各ボス部56の開口端には、回収孔54を流通する製氷水の流量を検知する流量センサー(検知手段)58が設けられている。この流量センサー58は、前記回収孔54の開口端に整合するよう上下に開口した流通孔58aを備え、該流通孔58a内を製氷水が流通することで、該製氷水の流量を検知する。前記流量センサー58は、噴射式製氷機の運転を制御する制御手段(図示せず)に接続されており、該流量センサー58が検知する製氷水の流量が予め設定された製氷完了流量(基準値)に到達すると、制御手段が循環ポンプ30を停止させると共に、蒸発器14への冷媒の供給を停止して、製氷運転を終了させるようになっている。
前記水皿44の平板部22は、該水皿44が閉成位置にあって製氷室42を下方から閉成するものであって、各製氷水供給管50の延在方向に沿って所定間隔毎に複数の噴射孔24が開設されている。この噴射孔24は、前記平板部22において、水皿44が閉成位置となったときに製氷小室12および製氷水供給管50を連通する位置に形成され、製氷水供給管50を流通する製氷水が噴射孔24を介して対応の製氷小室12に噴射供給される。また、図2に示すように、平板部22には、各噴射孔24を挟んで前後に離間する一対の戻り孔26,26が開設され、該戻り孔26,26は、水皿44が製氷室42を閉成したときに各製氷小室12と製氷水タンク18とを連通するよう構成される(図3参照)。すなわち、戻り孔26,26は、図2に示すように、平板部22において製氷水供給管50を避けた位置に設けられ、未氷結水を戻り孔26,26を介して製氷水タンク18へ排出し得るようになっている。
ここで、製氷運転中の戻り孔26は、図3(a),図4(a)に示すように、製氷小室12内で開口した状態にあるが、製氷小室12内で完全な氷塊が形成されると、図5(a)に示すように、該氷塊により戻り孔26,26は閉塞された状態となる。このため、製氷運転が進行するにつれて、噴射孔24から製氷小室12内へ噴射する圧力抵抗が増大し、噴射孔24から噴射される製氷水が少なくなる。従って、製氷の進行と共に回収孔54を流通する製氷水の流量は増加し、製氷完了時には、製氷水供給管50を流通する製氷水の殆どが前記回収孔54を介して製氷水タンク18へ排出される。すなわち、回収孔54を流通する製氷水の流量は、製氷完了時に最大となり、このときの製氷水の流量が製氷完了流量として前記制御手段に設定される。
(実施例1の作用)
次に、実施例1の作用について以下説明をする。製氷運転に際しては、冷凍機構を介して蒸発器14に冷媒が循環供給され、製氷室42が冷却される。これと同時に、循環ポンプ30が作動し、製氷水タンク18内の製氷水が吸入管32から吸引され、吐出管34を介して水皿44の圧力室36へ供給される。圧力室36に送られた製氷水は、各製氷水供給管50へ分配されて、図3(a)に示すように、噴射孔24から製氷小室12へ噴射供給される。また、製氷小室12へ噴射されなかった製氷水は、回収孔54を介して製氷水タンク18に回収される。このとき、回収孔54を流通する製氷水の流量は、流量センサー58により検知される。
製氷小室12へ噴射供給された製氷水は、蒸発器14で冷却された製氷小室12の内壁と氷結して、徐々に薄膜状に氷結し始める。一方、未氷結水は、戻り孔26,26を介して排出され、製氷水タンク18に回収される。このとき、製氷運転の初期段階では、前記戻り孔26,26は氷塊によって閉塞されていないので、未氷結水は戻り孔26,26からスムーズに排出される。製氷運転が進行し、製氷小室12内で氷塊が次第に形成されると、図4(a)に示すように、氷塊によって戻り孔26,26が徐々に閉塞され、該戻り孔26,26を介して回収される未氷結水は少なくなる。これに伴い、前記回収孔54から製氷水タンク18へ戻される製氷水の流量は増加する(図4(b)参照)。
そして、製氷小室12内で完全な氷塊が形成されると、図5(a)に示すように、該氷塊により戻り孔26,26が閉塞され、未氷結水は戻り孔26,26を流通することが不能となる。すると、製氷水供給管50を流通する製氷水の殆どは、回収孔54を介して製氷水タンク18へ排出される。すなわち、製氷が完了すると、前記流量センサー58が検知する検知値は、製氷完了流量に到達する。そして、全ての流量センサー58が製氷完了流量を検知したときに、前記制御手段は、製氷完了と判断して製氷運転を終了し、除氷運転に移行させる。
このように、実施例1に係る噴射式製氷機では、流量センサー58の検知値が製氷完了流量に達したときに、制御手段が製氷完了と判断するようにした。すなわち、気温や水温等の影響を受け難い回収孔54の流量に基づいて製氷完了か否かを判定するので、製氷完了のタイミングを的確に把握することができる。従って、誤ったタイミングで製氷運転を終了することによる未完成氷の発生を防止し得ると共に、運転コストの高騰化を回避し得る。
なお、実施例1では、各回収孔54に流量センサー58を設けた場合を例示した。しかしながら、必ずしも全ての回収孔54に流量センサー58を設ける必要はなく、例えば、半数の回収孔54に流量センサー58を設けたり、何れか1つの回収孔54に設けてもよい。また、回収孔54を製氷水供給管50に設ける箇所は、該供給管50の下流端に限定されず、例えば、製氷水供給管50における圧力室36との接続部近傍に設けてもよい。
次に、実施例2係る噴射式製氷機について、以下説明する。なお、実施例2に係る噴射式製氷機の構成は、実施例1に係る噴射式製氷機と基本的に共通している。従って、実施例1と共通する構成は、同じ符号を付して説明は省略する。但し、実施例2に係る噴射式製氷機には、前記流量センサー58は設けられていない。
図6に示すように、実施例2の噴射式製氷機では、製氷完了のタイミングを検知するための手段として、回収孔54から製氷水タンク18へ製氷水が回収される際に生ずる音(以下、回収音という)を検知するノイズセンサー60が採用されている。ノイズセンサー60は、各製氷水供給管50に対応して設けられ、前記回収音を検知し得るよう回収孔54の近傍に設置されている。ノイズセンサー60としては、公知の音感センサー等が適宜採用される。
また、ノイズセンサー60は、噴射式製氷機の運転を制御する制御手段(図示せず)に接続されており、該ノイズセンサー60が検知する回収音が予め設定された製氷完了回収音(基準値)に到達したときに、制御手段が製氷運転を終了させる制御を行なうよう構成される。すなわち、回収孔54を流通する流量は、製氷完了時に最大となることから、そのときの回収音も最大となる。そこで、この最大となった回収音を製氷完了回収音として予め前記制御手段に設定し、前記ノイズセンサー60の検知値が製氷完了回収音に到達したときに、製氷運転を終了させるようになっている。
(実施例2の作用)
次に、実施例2に係る噴射式製氷機の作用について説明する。製氷運転の初期段階では、製氷水タンク18内の製氷水の水位は高く、前記ボス部56の開口端は製氷水中に浸漬している。また、回収孔54を流通する製氷水の流量は少ないので、前記ノイズセンサー60が検知する回収音は小さい(図6(a)参照)。
製氷運転が進行すると、図6(b)に示すように、製氷水タンク18内の製氷水の水位が下がり、前記ボス部56の開口端が製氷水の水位よりも上方に位置する。また、戻り孔26,26が氷塊により次第に閉塞され、回収孔54を介して製氷水タンク18へ戻る製氷水の流量は増大する。すると、回収孔54から多量の製氷水が自由落下し、勢いよく製氷水タンク18の底部に衝突するので、製氷運転の進行と共に前記回収音は大きくなる。そして、製氷運転の完了時には、前記戻り孔26,26が完全に閉塞され、前記回収音は製氷完了回収音に到達する。すなわち、ノイズセンサー60の検知値が製氷完了回収音に到達する。そして、全てのノイズセンサー60の検知値が製氷完了回収音に到達すると、前記制御手段は、噴射式製氷機の製氷運転を終了させて、除氷運転へ移行させる。
すなわち、実施例2に係る噴射式製氷機では、製氷水が回収孔54を介して製氷水タンク18に回収される際に生ずる音に基づいて、製氷完了を検知するようにしたので、気温や水温による影響を殆ど受けることなく、製氷完了のタイミングを的確に把握し得る。従って、誤ったタイミングで製氷運転を終了させることに起因する未完成氷の発生を防止し得ると共に、運転コストの高騰化を回避し得る。また、ノイズセンサー60は、製氷水に直接接触しなくとも回収音を検知し得るので、該センサー60の耐久性は高く、メンテナンスや部品交換等の必要性を低減し得る。なお、ノイズセンサー60は、必ずしも全ての回収孔54に設ける必要はなく、半数の回収孔54にノイズセンサー60を設けたり、回収孔54の何れか1つにノイズセンサー60を設けるようにしてもよい。
なお、実施例2では、製氷運転がしばらく経過したときに、回収孔54の開口端が製氷水の水位よりも上方に位置するようになっていた。すなわち、製氷運転の途中で、回収孔54の開口端は製氷水中から抜け出し、以後、製氷運転が完了するまで回収孔54の開口端は製氷水の水位よりも上方に位置するよう設定した。しかしながら、ボス部56の突出量を変更し、回収孔54の開口端が、製氷運転の完了間際になって製氷水中から抜き出るようにしてもよい。
すなわち、製氷運転の殆どの間、回収孔54の開口端は製氷水中に浸漬しており、製氷運転が完了する直前になって初めて回収孔54の開口端が製氷水の水位より上方に位置するよう設定する。これにより、製氷運転が完了したときに、製氷水の水面の上方から回収孔54を流通する製氷水が排出され、該製氷水は空気を巻き込みながら勢いよく水面に叩き付けられる。従って、ノイズセンサー60が検知する回収音は急激に大きくなって、製氷完了回収音にまで到達する。すなわち、ノイズセンサー60が製氷運転中に検知する検知値と製氷運転完了時に検知する検知値との差が大きくなって、製氷完了回収音に到達したか否かの判定が容易となり、製氷運転完了の検知精度を更に向上し得る。
なお、実施例1および2では、製氷小室12が真下に開口する水平な製氷室42を備えた噴射式製氷機の場合を示したが、例えば、製氷室42が斜めに配置された噴射式製氷機に本発明を適用することも可能である。また、実施例1および2では、製氷小室12を複数備えた製氷室42を説明したが、例えば、内部に単一の製氷空間を有する製氷室を採用することも可能である。
実施例1に係る噴射式製氷機の製氷機構を示す縦断説明図である。 実施例1に係る水皿を一部破断して示す平面図である。 製氷運転開始直後の製氷機構を示す要部拡大図であって、(a)は製氷機構を側方から見た状態の縦断面図を示し、(b)は製氷機構を前方から見た状態の縦断面図を示す。 製氷運転が進行した状態の製氷機構を示す要部拡大図であって、(a)は製氷機構を側方から見た状態の縦断面図を示し、(b)は製氷機構を前方から見た状態の縦断面図を示す。 製氷完了間際の製氷機構を示す要部拡大図であって、(a)は製氷機構を側方から見た状態の縦断面図を示し、(b)は製氷機構を前方から見た状態の縦断面図を示す。 実施例2に係る製氷機構を示す縦断説明図であって、(a)は製氷運転開始直後の製氷機構を示し、(b)は製氷運転が完了して回収孔を多量の製氷水が流通している状態の製氷機構を示す。 従来の噴射式製氷機における製氷機構を示す縦断説明図である。
符号の説明
18 製氷水タンク,22 平板部(開閉部材),24 噴射孔,26 戻り孔
30 循環ポンプ,42 製氷室,44 水皿,50 製氷水供給管
54 回収孔,58 流量センサー,60 ノイズセンサー

Claims (2)

  1. 一方に開口する製氷室(42)と、前記製氷室(42)を開閉可能に構成され、製氷運転時に製氷室(42)を閉成する開閉部材(22)と、前記開閉部材(22)の下方に設けられて製氷水を貯留する製氷水タンク(18)と、前記開閉部材(22)の裏側に設けられた製氷水供給管(50)と、前記開閉部材(22)に形成され、前記製氷水供給管(50)および製氷室(42)を連通する噴射孔(24)と、前記開閉部材(22)に形成され、前記製氷室(42)および製氷水タンク(18)を連通する戻り孔(26)と、製氷運転時に前記製氷水タンク(18)の製氷水を製氷水供給管(50)へ供給する循環ポンプ(30)とを備えた噴射式製氷機において、
    前記製氷水供給管(50)に形成され、前記製氷水タンク(18)に連通する回収孔(54)と、
    前記回収孔(54)を介して製氷水タンク(18)に回収される製氷水の流量を検知する流量センサー(58)と、
    製氷完了時に前記流量センサー(58)が検知する検知値を基準値として設定され、製氷運転に際して流量センサー(58)が検知する検知値が該基準値に到達した場合に製氷運転を終了させる制御手段とを備える
    ことを特徴とする噴射式製氷機。
  2. 一方に開口する製氷室(42)と、前記製氷室(42)を開閉可能に構成され、製氷運転時に製氷室(42)を閉成する開閉部材(22)と、前記開閉部材(22)の下方に設けられて製氷水を貯留する製氷水タンク(18)と、前記開閉部材(22)の裏側に設けられた製氷水供給管(50)と、前記開閉部材(22)に形成され、前記製氷水供給管(50)および製氷室(42)を連通する噴射孔(24)と、前記開閉部材(22)に形成され、前記製氷室(42)および製氷水タンク(18)を連通する戻り孔(26)と、製氷運転時に前記製氷水タンク(18)の製氷水を製氷水供給管(50)へ供給する循環ポンプ(30)とを備えた噴射式製氷機において、
    前記製氷水供給管(50)に形成され、前記製氷水タンク(18)に連通する回収孔(54)と、
    前記回収孔(54)を介して製氷水タンク(18)に回収される製氷水の音を検知するノイズセンサー(60)と、
    製氷完了時に前記ノイズセンサー(60)が検知する検知値を基準値として設定され、製氷運転に際してノイズセンサー(60)が検知する検知値が該基準値に到達した場合に製氷運転を終了させる制御手段とを備える
    ことを特徴とする噴射式製氷機。
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