JP2009198119A - 給湯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高温湯への悪影響を防止した熱回収を可能とすると共に、熱回収用熱交換器を活用した浴槽の追い焚きをも可能とする給湯装置を提供する。
【解決手段】給湯装置において、高温湯を蓄熱タンク10の上部から流出させ、蓄熱タンク10の下部に流入させるタンク側循環路17と、低温湯を蓄熱タンク10の下部から流出させ、タンク側循環路17の途中部位に流入させる接続流路18と、タンク側循環路17と、接続流路18との接続点に設けられて、タンク側循環路17側、および接続流路18側の切換えを行う切換えバルブ19と、浴槽30内の浴水を外部に流出させ、再び浴槽30内に流入させる浴槽側循環路33と、タンク側循環路17の切換えバルブ19下流側を流れる高温湯あるいは低温湯と、浴槽側循環路33を流れる浴水との間で熱交換する熱交換器40とを設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、加熱した湯を貯める蓄熱タンクを備え、蓄熱タンクから浴槽への湯張り、追い焚き、更には浴槽残湯による蓄熱タンクへの熱回収を可能とする給湯装置に関するものである。
従来の給湯装置として、例えば特許文献1に示されるように、浴槽の残湯を利用して貯湯タンクへの熱回収を可能としたものが知られている。即ち、この給湯装置においては、貯湯タンク内の上部に電気ヒータ等の熱源を取付け、貯湯タンク下部から吸引した給湯水を貯湯タンク上部に注入し、熱源によって高温湯をタンク上側から下側に向けて生成するようにしている。そして、貯湯タンク下部の低温湯を外部に配設した熱回収用熱交換器に送り、貯湯タンクの中間部に戻し、更に、浴槽の残湯を熱回収用熱交換器に送り、熱交換された湯を排水するようにしている。
これにより、熱回収用熱交換器において、浴槽の残湯によって貯湯タンク下部の低温湯が加熱され、残湯の熱を貯湯タンクに効率よく回収できるとしている。
特開2003−269791号公報
しかしながら、上記特許文献1の技術においては、熱回収によって加熱された湯が貯湯タンクの中間部に戻されるので、高温湯生成用の熱源を例えばヒートポンプのような外部熱源とした場合で、貯湯タンクの中間部にすでに加熱された高温湯があると、この高温湯の温度を低下させてしまい、給湯用の湯として使用できないものとなってしまう。また、次の日に沸き上げを行う際に、上記のように貯湯タンクの中間部に戻す熱回収によって、熱源に供給される給湯水の温度上昇度合いが大きくなってしまい、熱源(ヒートポンプ)の効率が低下してしまう。
更には、上記特許文献1の技術においては、浴槽に湯張りした浴水の追い焚きを行う場合に、熱回収用熱交換器とは別の熱交換器が必要となり、コスト的にも問題があった。
本発明の目的は、上記問題に鑑み、高温湯への悪影響を防止した熱回収を可能とすると共に、熱回収用熱交換器を活用した浴槽の追い焚きをも可能とする給湯装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
請求項1に記載の発明では、高温湯を上部側に貯める蓄熱タンク(10)と、
蓄熱タンク(10)に補充される給湯水を加熱することで高温湯として生成し、この高温湯を蓄熱タンク(10)の上部側に供給する外部加熱手段(20)と、
高温湯を蓄熱タンク(10)の上部から流出させ、蓄熱タンク(10)の下部に流入させるタンク側循環路(17)と、
蓄熱タンク(10)の下部側に貯まる低温湯を蓄熱タンク(10)の下部から流出させ、タンク側循環路(17)の途中部位に流入させる接続流路(18)と、
タンク側循環路(17)と、接続流路(18)との接続点に設けられて、タンク側循環路(17)側、および接続流路(18)側の切換えを行う切換えバルブ(19)と、
蓄熱タンク(10)から流出される高温湯と給湯水とによって温調された浴水を貯める浴槽(30)と、
浴槽(30)内の浴水を外部に流出させ、再び浴槽(30)内に流入させる浴槽側循環路(33)と、
タンク側循環路(17)の切換えバルブ(19)下流側を流れる高温湯あるいは低温湯と、浴槽側循環路(33)を流れる浴水との間で熱交換する熱交換器(40)とを備えることを特徴としている。
これにより、切換えバルブ(19)によって接続流路(18)側に切換えることで、蓄熱タンク(10)下部の低温湯(あるいは給湯水)を接続流路(18)およびタンク側循環路(17)の下流側に流し、また、浴槽(30)の浴水を浴槽側循環路(33)に流すことで、熱交換器(40)において低温湯(あるいは給湯水)を加熱することができ、浴水の熱を低温湯(あるいは給湯水)に回収することができる。そして、加熱された低温湯(あるいは給湯水)はタンク側循環路(17)を流れ、蓄熱タンク(10)の下部に流入するので、蓄熱タンク(10)内の上部側に貯められる高温湯の温度を低下させてしまうことがない。そして、高温湯の生成時に外部熱源(20)に供給される低温湯、あるいは補充される給湯水の温度上昇度合いが大きくなることを防止して、外部熱源(20)の効率低下を防止することができる。
更に、切換えバルブ(19)によってタンク側循環路(17)に切換えることで、蓄熱タンク(10)上部の高温湯をタンク側循環路(17)に流し、また浴槽(30)の浴水を浴槽側循環路(33)に流すことで、熱交換器(40)において高温湯によって浴水を加熱することができ、新たな熱交換器の設定を不要として、つまり熱交換器(40)をそのまま活用して、浴水の追い焚きが可能となる。
請求項2に記載の発明では、切換えバルブ(19)は、低温湯(あるいは給湯水)の温度が、浴水の温度よりも低い時に、接続流路(18)側に切換えることを特徴としている。
これにより、低温湯(あるいは給湯水)の温度が浴水の温度より低いことを確認して、熱交換器(40)による低温湯(あるいは給湯水)と浴水との熱交換を行うことができるので、浴水から低温湯(あるいは給湯水)への確実な熱回収が可能となる。
請求項3に記載の発明では、蓄熱タンク(10)における外部加熱手段(20)への給水位置(10c)は、蓄熱タンク(10)の下部と接続流路(18)との接続位置(10g)よりも高い位置に設けられたことを特徴としている。
これにより、蓄熱タンク(10)底部に溜まったゴミ等を外部加熱手段(20)へ吸い込まないようにして外部加熱手段(20)内の詰まりを抑制でき、外部加熱手段(20)の耐久性を向上させることができる。更に、蓄熱タンク(10)最低部における低温湯の量を増やす事ができるため、確実に浴槽(30)の浴水との間で熱交換(熱回収)する事ができ、省エネ性に優れる給湯装置とすることができる。
尚、上記各手段に付した括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
(第1実施形態)
以下、本発明を適用した第1実施形態おける給湯装置について図1を用いて説明する。尚、図1はヒートポンプユニット20を用いたヒートポンプ式給湯装置100の全体構成を示す模式図である。
本実施形態のヒートポンプ式給湯装置(以下、給湯装置)100は、一般家庭用として使用されるものであり、ヒートポンプユニット20によって生成される高温湯を蓄熱タンク10内に貯えると共に(沸き上げ運転)、貯えられた高温湯を給湯用の湯として、台所、洗面所、風呂等へ供給する(給湯運転、湯張り運転)。更に、本給湯装置100は、上記給湯機能の他に、湯張りされた浴槽30内の浴水の水位、温度を保持すると共に(風呂自動運転)、入浴後の浴水による蓄熱タンク10内下部の低温湯(あるいは給湯水)への熱回収(風呂熱回収運転)を行う機能も有している。
図1に示すように、給湯装置100は、蓄熱タンク10、各種給湯用配管13、15、16、外部加熱手段としてのヒートポンプユニット20、浴槽30、熱交換器40、制御手段50、51等を備えている。
蓄熱タンク10は、給湯用の湯(高温湯)を貯える容器であって、耐食性に優れた金属から成り(例えば、ステンレス製)、外周部に図示しない断熱材が配置されており、高温湯を長時間に渡って保温することができるようになっている。
また、蓄熱タンク10は縦長形状であり、その底面に導入口10aが設けられ、この導入口10aには蓄熱タンク10内に給湯水(水道水)を供給(補充)する導入用流路としての導入管11が接続されている。一方、蓄熱タンク10の最上部には導出口10bが設けられ、この導出口10bには蓄熱タンク10内に貯えられた高温湯を導出するための給湯用流路としての高温取出し管13が接続されている。
蓄熱タンク10の最下部には、蓄熱タンク10内の下部に貯まる低温湯(あるいは給湯水)を後述するヒートポンプユニット20側に吐出するための吐出口10cが設けられ、また、蓄熱タンク10の上部には、ヒートポンプユニット20側から吐出された高温湯が内部に流入するための吸入口10dが設けられている。吐出口10cと吸入口10dとは循環回路21によって接続されており、この循環回路21の一部はヒートポンプユニット20内に配置されている。
ヒートポンプユニット20は、冷媒として臨界温度の低い二酸化炭素(CO2)を使用するヒートポンプサイクルと、循環回路21中に設置された図示しない給水ポンプとを備えている。尚、超臨界ヒートポンプによれば、一般的なヒートポンプサイクルよりも高温(例えば、85℃〜90℃程度)の湯を蓄熱タンク10内に貯えることができる。
ヒートポンプサイクルは、図示しない電動式の圧縮機、水冷媒熱交換器、電気式膨張弁、空気熱交換器、およびアキュムレータが順次冷媒配管によって接続されて構成されており、その作動は図示しない制御装置によって制御されるようになっている。
水冷媒熱交換器は、冷媒が流通する冷媒通路と、低温湯(あるいは給湯水)が流通する水通路とを備えており、圧縮機の吐出口より吐出されて冷媒通路を流通する高温・高圧の冷媒によって、水通路を流通する低温湯(あるいは給湯水)を加熱して湯の沸き上げを行うようになっている。
図示しない給水ポンプは、循環回路21の吐出口10cとヒートポンプユニット20(水側熱交換器)との間に配設されている。給水ポンプは、内蔵される電動モータによって回転駆動されて、高温湯の沸き上げ運転時に、給湯水を吐出口10cから吐出させて、水側熱交換器内で加熱された湯を蓄熱タンク10の吸入口10dに還流させるように作動する。この給水ポンプは、水側熱交換器の出口側水温が、種々の運転条件下において決定される所定の目標沸き上げ温度となるように、図示しない制御装置によって回転数が制御される。
導入管11には、導入口10aの手前部から分岐する給水管12(図1中では分岐状態表示は省略)が設けられており、給水管12の下流端は、後述する混合弁14に繋がれている。尚、導入管11には、導入される給湯水(水道水)の水圧が所定圧となるように調節すると共に、断水等における湯の逆流を防止する減圧逆止弁(図示せず)が設けられている。
混合弁14は、高温取出し管13と給水管12との下流側合流部位に設けられている。この混合弁14は、温度調節弁であって、高温側、低温側それぞれの開口面積比を調節して、高温取出し管13から取出した高温湯と、給水管12から供給される給湯水との混合比を調節することで、混合弁14よりも下流側に接続された給湯用配管15、および風呂用配管16に流通させる湯の温度をユーザが設定する設定温度に調節する。混合弁14は、後述する制御手段50、51によって上記開口面積比の調節が制御されるようになっている。
給湯用配管15は、下流端の端末としての給湯水栓(カラン、シャワー等)へ設定温度に温度調節された湯を導く配管である。また、風呂用配管16は、下流端が後述する浴槽30の吸入口32(アダプタ)に接続されて、浴槽30内に湯張り、差し湯、たし湯等を行う時に、設定温度に温度調節された湯(浴水)を導く配管である。図示はしないが浴槽30の浴水が給湯用配管15側に逆流しないようなシスターンや、湯張り、差し湯、たし湯を行なう際の電磁弁はこの風呂用配管16に設けられている。
更に、蓄熱タンク10の最上部(上部)には、上部流出口10eが設けられており、また、蓄熱タンク10の下部側壁(下部)には、下部流入口10fが設けられている。そして、上部流出口10eと下部流入口10fとは、タンク側循環路17によって接続されている。タンク側循環路17の下部流入口10fの近傍には、1次ポンプ17aが配設されており、この1次ポンプ17aは、後述する制御手段50、51によって、その作動が制御されるようになっている。
また、蓄熱タンク10の底面部(下部)には、下部流出口10gが設けられており、この下部流出口10gには接続流路18の一端側が接続せれている。そして、接続流路18の他端側は、上記タンク側循環路17の途中部位に接続されて、タンク側循環路17内に連通するようになっている。
タンク側循環路17と接続流路18との接続点には、切換えバルブ19が設けられている。切換えバルブ19は、タンク側循環路17側および接続流路18側の開閉状態を切換える流路切換え弁であり、後述する制御手段50、51によって上記開閉切換えが制御されるようになっている。切換えバルブ19は、内部の弁体の作動によって、タンク側循環路17側を開き、接続流路18側を閉じる加熱モードと、タンク側循環路17側を閉じ、接続流路18側を開く熱回収モードとを形成するようになっている。
よって、切換えバルブ19によって加熱モードが形成され、1次ポンプ17aが作動されると、タンク側循環路17によって、蓄熱タンク10内上部の高温湯は、一旦外部に流出し、蓄熱タンク10内下部に流入するように循環されることになる。また、切換えバルブ19によって熱回収モードが形成され、1次ポンプ17aが作動されると、接続流路18およびタンク側循環路17の下流側部によって、蓄熱タンク10内下部の低温湯(あるいは給湯水)は、一旦外部に流出し、再び蓄熱タンク10内下部に流入するように循環されることになる。
浴槽30は、風呂用配管16を通り後述する吸入口32から供給される温調湯(浴水)を貯める風呂用容器であり、この浴槽30の側壁面の所定位置には、吐出口31および吸入口32が設けられている。そして、吐出口31には浴槽側循環路33の一端側が接続され、吸入口32には、浴槽側循環路33の他端側が接続されている。浴槽側循環路33は、吐出口31から一旦、タンク側循環路17の切換えバルブ19近傍に延びて、吸入口32に戻るように取り回しされている。また、浴槽側循環路33の吐出口31近傍には、2次ポンプ33aが配設されており、この2次ポンプ33aは、後述する制御手段50、51によって、その作動が制御されるようになっている。よって、2次ポンプ33aを作動させると、浴槽30内の浴水は、浴槽33から一旦タンク側循環路17側に流出し、再び浴槽33内に流入するように、循環されることになる。
熱交換器40は、タンク側循環路17の切換えバルブ19の下流側を流通する高温湯、あるいは低温湯(あるいは給湯水)と、浴槽側循環路33を循環する浴水との間で熱交換する熱機器である。熱交換器40の内部には、大きく2つの流路が形成されており、1つの流路はタンク側循環路17の切換えバルブ19の下流側に介在されるようになっており、また他の流路は浴槽側循環路33の途中部位に介在されるようになっている。そして、両流路は対向流を形成するようになっている。熱交換器40は、高温湯がタンク側循環路17の切換えバルブ19の下流側を流通する時には、浴槽側循環路33を循環する浴水を加熱する加熱用熱交換器として作動し、また、タンク側循環路17の切換えバルブ19の下流側を低温湯(あるいは給湯水)が流通する時には、浴槽側循環路33を循環する浴水の熱を低温湯(あるいは給湯水)に回収(加熱)する熱回収用熱交換器として作動する。
次に、制御手段は、制御装置50と制御盤(リモコン)51とを備えている。制御装置50は、マイクロコンピュータを主体として構成され、内蔵されたROM(図示せず)には、予め設定された制御プログラムが設けられており、ユーザが入力する操作盤51からの操作信号等に基づいて、混合弁14、1次ポンプ17a、切換えバルブ19、2次ポンプ33aを制御するように構成されている。
尚、操作盤51には、操作スイッチとして、給湯設定温度スイッチ、湯張りスイッチ、湯張り設定温度スイッチ、追い焚きスイッチ、風呂保温時間設定スイッチ、風呂熱回収スイッチ等が設けられている。また、操作盤51は、浴室内や台所等の湯を使用する場所の近傍に設置され、操作盤51以外は、蓄熱タンク10に設置されている。
次に、上記構成による給湯装置100の作動について説明する。
1.沸き上げ運転
制御装置50は、深夜時間帯には、安価な深夜電力を用いヒートポンプユニット20、給水ポンプの作動指示をさせ、蓄熱タンク10内の下部側の低温湯(あるいは給湯水)を循環回路21に循環させ、ヒートポンプユニット20で加熱して、生成された高温の湯を吸入口10dから蓄熱タンク10の上部側に貯めていく。
2.給湯運転、湯張り運転
昼間の台所や洗面所での湯の使用時、また風呂への湯張り時には、制御装置50は、ユーザが操作盤51の給湯設定温度スイッチ、湯張り設定温度スイッチから入力設定する設定温度と一致するように、混合弁14の弁開度を調節して、蓄熱タンク10の導出口10bから取出される高温の湯と給水管12から供給される給湯水とを混合して温度調節した湯として供給する。
3.風呂自動運転
制御装置50は、浴槽30内の浴水の温度低下に対しては、湯張り運転後の風呂保温設定時間範囲(ユーザが設定する時間であり、例えば4時間)において、浴水の温度を設定温度に保持する風呂自動運転を実施する。即ち、制御装置50は、切換えバルブ19を操作して、タンク側循環路17側を開き、加熱モードとし、1次ポンプ17aおよび2次ポンプ33aを作動させる。すると、蓄熱タンク10内上部の高温湯は、上部流出口10eから一旦外部に流出し、熱交換器40を通り、下部流入口10fから蓄熱タンク10内に流入するようにタンク側循環路17を循環する。また、浴槽30内の浴水は、浴槽30の吐出口31から一旦外部に流出し、熱交換器40を通り、吸入口32から浴槽30内に流入するように浴槽側循環路33を循環する。
そして、熱交換器40において、高温湯の熱が浴水に伝達され、浴水が加熱されることになる。そして、浴水の温度が設定温度になると、制御装置50は1次ポンプ17a、2次ポンプ33aを停止させる。
4.風呂熱回収運転
ユーザが入浴した後には、制御装置50は、浴槽30内の浴水(残湯)を活用して蓄熱タンク10への熱回収を行う。即ち、制御装置50は、蓄熱タンク10内の低温湯(あるいは給湯水)の温度が浴水温度より低い時に、切換えバルブ19を操作して、接続流路18側を開き、熱回収モードとし、1次ポンプ17aおよび2次ポンプ33aを作動させる。すると、蓄熱タンク10内下部の低温湯(あるいは給湯水)は、下部流出口10gから一旦外部に流出し、接続流路18、熱交換器40を通り、タンク側循環路17の下流側を経て、下部流入口10fから蓄熱タンク10内に流入するように循環する。また、浴槽30内の浴水は、浴槽30の吐出口31から一旦外部に流出し、熱交換器40を通り、吸入口32から浴槽30内に流入するように浴槽側循環路33を循環する。
そして、熱交換器40において、浴水の熱が低温湯(あるいは給湯水)に伝達され、低温湯(あるいは給湯水)が加熱されることになる。そして、蓄熱タンク10内の低温湯(あるいは給湯水)の温度が浴水温度以上となると、制御装置50は1次ポンプ17a、2次ポンプ33aを停止させる。
尚、上記風呂自動運転、および風呂熱回収運転における浴水の温度は、例えば、浴槽側循環路33の途中に浴水温度検出手段(風呂用サーミスタ)を設けることで検出可能であり、また、上記風呂熱回収運転における低温湯(あるいは給湯水)の温度は、例えば、蓄熱タンク10下部側にタンク下部温度検出手段(下部サーミスタ)を設けることで検出可能であり、制御装置50にそれぞれ検出した信号を温度信号として出力するようにすれば良い。
以上のように、本実施形態では、上記で説明したタンク側循環路17と、接続流路18と、切換えバルブ19と、熱交換器40とを設けるようにしている。よって、切換えバルブ19によって接続流路18側を開くことで(熱回収モード)、蓄熱タンク10下部の低温湯(あるいは給湯水)を接続流路18およびタンク側循環路17の下流側に流し、また、浴槽30の浴水を浴槽側循環路33に流すことで、熱交換器40において低温湯(あるいは給湯水)を加熱することができ、浴水の熱を低温湯(あるいは給湯水)に回収することができる(風呂熱回収運転)。
そして、加熱された低温湯(あるいは給湯水)はタンク側循環路17を流れ、蓄熱タンク10の下部(下部流入口10f)に流入するので、蓄熱タンク10内の上部側に貯められる高温湯の温度を低下させてしまうことがない。そして、高温湯の生成時にヒートポンプユニット20に供給される低温湯(あるいは給湯水)の温度上昇度合いが大きくなることを防止して、ヒートポンプユニット20の効率低下を防止することができる。
更に、切換えバルブ19によってタンク側循環路17を開くことで(加熱モード)、蓄熱タンク10上部の高温湯をタンク側循環路17に流し、また浴槽30の浴水を浴槽側循環路33に流すことで、熱交換器40において高温湯によって浴水を加熱することができ、新たな熱交換器の設定を不要として、つまり熱交換器40をそのまま活用して、浴水の追い焚きが可能となる(風呂自動運転)。
尚、風呂熱回収運転においては、低温湯(あるいは給湯水)の温度が浴水の温度よりも低いことを確認して、その運転を実行するようにしているので、浴水から低温湯(あるいは給湯水)への確実な熱回収が可能となる。
(第2実施形態)
本発明を適用した第2実施形態を図2、図3に示す。第2実施形態は、上記第1実施形態に対して、蓄熱タンク10におけるヒートポンプユニット20への給水位置(ここでは吐出口10cの位置)を、蓄熱タンク10の底面部に形成した接続流路18との接続位置(ここでは下部流出口10gの位置)よりも高い位置となるようにしたものである。
具体的には、吐出口10cの位置を蓄熱タンク10の最下部に対して、所定量だけ上側となる蓄熱タンク10の下部側壁に設けたもの(図2)、あるいは、吐出口10cにおいて、循環回路21の端部を蓄熱タンク10の最下部(底面部)よりも上側に所定量だけ延設したもの(図3)としている。
これにより、蓄熱タンク10底部に溜まったゴミ等をヒートポンプユニット20へ吸い込まないようにしてヒートポンプユニット20(水冷媒熱交換器)内の詰まりを抑制でき、ヒートポンプユニット20の耐久性を向上させることができる。更に、蓄熱タンク10最下部における低温湯の量を増やす事ができるため、確実に浴槽30の浴水との間で熱交換熱回収する事ができ、省エネ性に優れる給湯装置100とすることができる。
(他の実施形態)
上記第1、第2実施形態では給湯水の加熱手段としてヒートポンプユニット20を用いたものとして説明したが、これに限らず、電気式の外部ヒータ等に置き換えたものとして良い。
第1実施形態におけるヒートポンプ式給湯装置の概略構成を示す模式図である。 第2実施形態1におけるヒートポンプ式給湯装置の概略構成を示す模式図である。 第2実施形態2におけるヒートポンプ式給湯装置の概略構成を示す模式図である。
符号の説明
10 蓄熱タンク
17 タンク側循環路
18 接続流路
19 切換えバルブ
20 ヒートポンプユニット(外部加熱手段)
30 浴槽
38 浴槽側循環路
40 熱交換器
100 ヒートポンプ式給湯装置

Claims (3)

  1. 高温湯を貯める蓄熱タンク(10)と、
    前記蓄熱タンク(10)に補充される給湯水を加熱することで前記高温湯として生成し、この高温湯を前記蓄熱タンク(10)の上部側に供給する外部加熱手段(20)と、
    前記高温湯を前記蓄熱タンク(10)の上部から流出させ、前記蓄熱タンク(10)の下部に流入させるタンク側循環路(17)と、
    前記蓄熱タンク(10)の下部側に貯まる低温湯を前記蓄熱タンク(10)の下部から流出させ、前記タンク側循環路(17)の途中部位に流入させる接続流路(18)と、
    前記タンク側循環路(17)と、前記接続流路(18)との接続点に設けられて、前記タンク側循環路(17)側、および前記接続流路(18)側の切換えを行う切換えバルブ(19)と、
    前記蓄熱タンク(10)から流出される前記高温湯と給湯水とによって温調された浴水を貯める浴槽(30)と、
    前記浴槽(30)内の前記浴水を外部に流出させ、再び浴槽(30)内に流入させる浴槽側循環路(33)と、
    前記タンク側循環路(17)の前記切換えバルブ(19)下流側を流れる前記高温湯あるいは前記低温湯と、前記浴槽側循環路(33)を流れる前記浴水との間で熱交換する熱交換器(40)とを備えることを特徴とする給湯装置。
  2. 前記切換えバルブ(19)は、前記低温湯の温度が、前記浴水の温度よりも低い時に、前記接続流路(18)側に切換えることを特徴とする請求項1に記載の給湯装置。
  3. 前記蓄熱タンク(10)における前記外部加熱手段(20)への給水位置(10c)は、前記蓄熱タンク(10)の下部と前記接続流路(18)との接続位置(10g)よりも高い位置に設けられたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の給湯装置。
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