JP2010014293A - 給湯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】風呂熱回収運転に伴うロスの発生を防止した沸き上げ運転を可能とする給湯装置を提供する。
【解決手段】制御手段50、51は、風呂熱回収運転の終了時刻が湯の沸き上げ条件を算出する時刻を過ぎた場合に、すでに設定した沸き上げ条件における沸き上げ熱量から風呂熱回収運転による風呂熱回収熱量を差し引いた変更熱量分を沸き上げるための変更沸き上げ条件を設定して、変更沸き上げ条件に基づいて沸き上げ運転を実行する。
【選択図】図1

Description

本発明は、沸き上げ条件に基づいて沸き上げた湯を蓄熱タンクに貯めて蓄熱タンクからの湯の供給を行うと共に、浴槽残湯による蓄熱タンクへの熱回収を可能とする給湯装置に関するものである。
従来の給湯装置として、例えば特許文献1に示されるように、一日のうちの所定時間帯において沸き上げ条件を設定して、加熱手段による蓄熱タンクへの湯の沸き上げ運転を行うものが知られている。即ち、所定時間帯時刻(例えば23時)に、翌日用の必要給湯熱量と、その時点での蓄熱タンク内の残湯熱量とを算出し、必要給湯熱量から残湯熱量を引いた分を沸き上げ熱量として設定し、所定時間帯の終わりの時刻(例えば7時)に合わせて沸き上げが完了するように沸き上げ開始時刻を設定して、沸き上げ運転を行うようにしている。
また、他の給湯装置として、例えば特許文献2に示されるように、加熱手段によって加熱した湯を蓄熱タンク内に貯めて、この湯を浴槽に給湯する給湯運転(湯張り)を行うと共に、熱交換器および浴槽内の浴水によって蓄熱タンク内の下部の低温湯を加熱させて、浴水の熱を蓄熱タンクの低温湯に回収する風呂熱回収運転を行うものが知られている。
特開2004−233032号公報 特開2002−195651号公報
しかしながら、上記引用文献1の沸き上げ運転を行う給湯装置において、引用文献2の風呂熱回収運転を行った場合に、所定時間帯内での沸き上げ条件の算出の後に風呂熱回収運転が終了する場合が発生すると、風呂熱回収運転による回収熱が蓄熱タンクに加えられることになり、沸き上げ条件として算出した沸き上げ熱量はその分、小さくて済むことになる。よって、最初に設定した沸き上げ開始、終了時刻のまま沸き上げを行うと、沸き上げ時間が不安定となったり、二度沸かしが発生して加熱手段のエネルギーロスとなる。
本発明の目的は、上記問題に鑑み、風呂熱回収運転に伴うロスの発生を防止した沸き上げ運転を可能とする給湯装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
請求項1に記載の発明では、加熱手段(20)によって加熱された高温湯を上部側に貯める蓄熱タンク(10)と、
蓄熱タンク(10)から流出される高温湯と給湯水とによって温調された浴水を貯める浴槽(30)と、
前記蓄熱タンク(10)の下部側に貯まる低温湯と前記浴水との間で熱交換する熱回収用熱交換器(40)と、
予め定められた1日のうちの第1所定時間帯の開始時刻に基づいて定まる第2所定時間帯に、翌日用の湯の沸き上げ条件を算出し、加熱手段(20)によって第1所定時間帯の中で高温湯の沸き上げを行う沸き上げ運転と、低温湯を熱回収用熱交換器(40)および浴水によって加熱して、浴水の熱を低温湯に回収する風呂熱回収運転とを実行する制御手段(50、51)とを備える給湯装置において、
制御手段(50、51)は、風呂熱回収運転の終了時刻が湯の沸き上げ条件を算出する時刻を過ぎた場合に、すでに算出した沸き上げ条件における沸き上げ熱量から風呂熱回収運転による風呂熱回収熱量を差し引いた変更熱量分を沸き上げるための変更沸き上げ条件を設定して、変更沸き上げ条件に基づいて沸き上げ運転を実行することを特徴としている。
これにより、風呂熱回収運転による回収熱分に対する二度沸かしといったロスの発生や沸き上げ完了時間が不安定となるといった事を防止することができる。
請求項2に記載の発明では、制御装置(50、51)は、変更沸き上げ条件の設定に際して、沸き上げ条件における沸き上げ開始時刻を遅らせることで対応することを特徴としている。
これにより、第1所定時間帯の終わりの時刻までに沸き上げを完了して、蓄熱タンク(10)における熱ロスの発生を防止すると共に、風呂熱回収運転による回収熱分に対する二度沸かしのロスの発生を防止することができる。
請求項3に記載の発明では、制御装置(50、51)は、変更沸き上げ条件の設定に際して、沸き上げ条件における沸き上げ終了時刻を早めることで対応することを特徴としている。
これにより、第1所定時間帯の終わりの時刻までに確実に沸き上げを完了して、風呂熱回収運転による回収熱分に対する二度沸かしのロスの発生を防止することができる。
請求項4に記載の発明では、制御装置(50、51)は、変更沸き上げ条件の設定に際して、沸き上げ条件における沸き上げ温度を低下させることで対応することを特徴としている。
これにより、沸き上げ時の昇温幅を小さくすることができ、加熱手段(20)における作動負荷を低減して、加熱手段(20)の作動効率を向上させつつ、風呂熱回収運転による回収熱分に対する二度沸かしのロスの発生を防止することができる。
尚、上記各手段に付した括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
(第1実施形態)
以下、本発明を適用した第1実施形態おける給湯装置について図1〜図5を用いて説明する。尚、図1はヒートポンプユニット20を用いたヒートポンプ式給湯装置100の全体構成を示す模式図、図2は通常の沸き上げ運転における制御内容を示すフローチャート、図3は目標蓄熱量A、タンク貯湯熱量C、および沸き上げ熱量Dを示すグラフ、図4は風呂熱回収に対する沸き上げ開始時刻の変更を示すタイムチャート、図5は沸き上げ開始時刻を変更して沸き上げ運転(変更沸き上げ運転)を行う際の制御内容を示すフローチャートである。
本実施形態のヒートポンプ式給湯装置(以下、給湯装置)100は、一般家庭用として使用されるものであり、ヒートポンプユニット20によって生成される高温の湯を蓄熱タンク10内に貯えると共に(沸き上げ運転)、貯えられた湯を給湯用の湯として、台所、洗面所、風呂等へ供給するようになっている(給湯運転、湯張り運転)。更に、本給湯装置100は、上記給湯機能の他に、湯張りされた浴槽30内の浴水の水位、温度を保持すると共に(風呂自動運転)、入浴後の浴水による蓄熱タンク30内下部の低温湯への熱回収(風呂熱回収運転)を行う機能も有している。
図1に示すように、給湯装置100は、蓄熱タンク10、各種給湯用配管13、15、16、ヒートポンプユニット20、浴槽30、熱回収用熱交換器40、制御手段50、51、温度検出手段としての各サーミスタ10e1〜10e7、34、35等を備えている。
蓄熱タンク10は、給湯用の湯を貯える容器であって、耐食性に優れた金属から成り(例えば、ステンレス製)、外周部に図示しない断熱材が配置されており、高温の湯を長時間に渡って保温することができるようになっている。尚、蓄熱タンク10は、一般家庭で1日に使用される湯量(熱量)をほぼ貯めることのできる容積(例えば370L)を有している。
また、蓄熱タンク10は縦長形状であり、その底面に導入口10aが設けられ、この導入口10aには蓄熱タンク10内に給湯水(水道水)を供給する導入用流路としての導入管11が接続されている。一方、蓄熱タンク10の最上部には導出口10bが設けられ、この導出口10bには蓄熱タンク10内に貯えられた高温の湯を導出するための給湯用流路としての高温取出し管13が接続されている。
蓄熱タンク10の下部には、蓄熱タンク10内の最下部の給湯水を後述するヒートポンプユニット20側に吐出するための吐出口10cが設けられ、また、蓄熱タンク10の上部には、ヒートポンプユニット20側から吐出された湯が内部に流入するための吸入口10dが設けられている。吐出口10cと吸入口10dとは循環回路21で接続されているおり、この循環回路21の一部はヒートポンプユニット20内に配置されている。
蓄熱タンク10の外壁面には、貯湯量および貯湯温度を検出するための貯湯温度検出手段としての複数(本例では7つ)のタンクサーミスタ10e1〜10e7が縦方向(蓄熱タンク10の高さ方向)にほぼ等間隔に配置され、タンクサーミスタ10e1〜10e7は蓄熱タンク10内に満たされた湯あるいは給湯水の各水位レベルでの温度信号を後述する制御装置50に出力するようになっている。尚、タンクサーミスタ10e1〜10e7は、蓄熱タンク10の全容積を例えば上記したように370Lとすると、蓄熱タンク10の上端部側から50L、100L、150L、200L、250L、300L、350Lの位置(50L間隔)に配置されている。
従って、制御装置50は、タンクサーミスタ10e1〜10e7からの温度信号に基づいて、蓄熱タンク10内上方の沸き上げられた湯と蓄熱タンク10内下方の沸き上げられる前の給湯水との境界位置を検出できると共に、これによりタンク貯湯熱量C(図3、詳細後述)が検出できるようになっている。
尚、これらのタンクサーミスタ10e1〜10e7のうち、タンクサーミスタ10e1は、蓄熱タンク10の最上部外壁面に設けられており、高温取出し管13に吸入される高温の湯の温度である蓄熱タンク10内最上部の湯温を検出する出湯サーミスタの機能も有している。また、タンクサーミスタ10e7は、蓄熱タンク10の最下部外壁面に設けられており、後述する沸き上げ運転時の沸き上げ状態を確認するサーミスタの機能も有している。
ヒートポンプユニット20は、蓄熱タンク10下部側の低温湯を加熱して蓄熱タンク10の上部から積層に高温の湯を蓄熱していく加熱手段であり、冷媒として臨界温度の低い二酸化炭素(CO2)を使用するヒートポンプサイクルと、循環回路21中に設置された給水ポンプ22とを備えている。尚、超臨界ヒートポンプによれば、一般的なヒートポンプサイクルよりも高温(例えば、85℃〜90℃程度)の湯を蓄熱タンク10内に貯えることができる。
ヒートポンプサイクルは、図示しない電動式の圧縮機、水冷媒熱交換器、電気式膨張弁、空気熱交換器、およびアキュムレータが順次冷媒配管によって接続されて構成されており、その作動は図示しないヒートポンプ用制御装置によって制御されるようになっている。
水冷媒熱交換器は、冷媒が流通する冷媒通路と、給湯水が流通する水通路とを備えており、圧縮機の吐出口より吐出されて冷媒通路を流通する高温高圧の冷媒によって、水通路を流通する給湯水を加熱して湯の沸き上げを行うようになっている。
給水ポンプ22は、循環回路21の吐出口10cとヒートポンプユニット20(水冷媒熱交換器)との間に配設されている。給水ポンプ22は、内蔵される図示しない電動モータによって回転駆動されて、高温湯の沸き上げ運転時に、低温湯を吐出口10cから吐出させて、水冷媒熱交換器内で加熱された湯を蓄熱タンク10の吸入口10dに還流させるように作動する。この給水ポンプ22は、水冷媒熱交換器の出口側水温が、種々の運転条件下において決定される所定の目標沸き上げ温度となるように、図示しないヒートポンプ用制御装置によって回転数が制御される。
導入管11には、導入口10aの手前部から分岐する給水管12が設けられており(図1中では、分岐状態は省略して図示)、給水管12の下流端は、後述する混合弁14に繋がれている。尚、導入管11には、導入される給湯水(水道水)の水圧が所定圧となるように調節すると共に、断水等における湯の逆流を防止する減圧逆止弁(図示せず)が設けられている。
高温取出し管13と給水管12との下流側合流部位に、混合弁14が設けられている。この混合弁14は、温度調節弁であって、高温側、低温側それぞれの開口面積比(弁開度)を調節して、高温取出し管13から取出した高温の湯と、給水管12から供給される給湯水との混合比を調節することで、混合弁14よりも下流側に接続された給湯用配管15、および風呂用配管16に流通させる湯の温度をユーザが設定する設定温度に調節する。混合弁14の弁開度は、後述する制御装置50によって制御されるようになっている。
給湯用配管15は、下流端の端末としての給湯水栓(カラン、シャワー等)へ設定温度に温度調節された湯を導く配管である。また、風呂用配管16は、後述する浴槽循環路33に接続されて、浴槽30内に湯張り、差し湯、たし湯等を行う時に、設定温度に温度調節された湯(以下、浴水)を導く配管である。図示はしないが浴槽30の浴水が給湯用配管15に逆流しないようなシスターンや湯張り、差し湯、たし湯を行なう際の電磁弁はこの風呂用配管16内に設けられている。
浴槽30の側壁には、吐出口31および吸入口32(いわゆるアダプタ)が設けられている。そして、浴槽30には、吐出口31から浴槽30内の浴水を一旦外部に流出させて、再び吸入口32から浴槽30内に流入させる浴槽循環路33が設けられている。そして、浴槽循環路33の途中部位が、後述する熱回収用熱交換器40に接続されている。
浴槽循環路33の吐出口31と熱回収用熱交換器40との間には、風呂ポンプ36が設けられている。風呂ポンプ36は、浴槽30内の浴水を熱回収用熱交換器40側に圧送して、再び浴槽30に戻すように循環させる電動ポンプであり、後述する制御装置50によってその作動が制御されるようになっている。
浴槽循環路33の風呂ポンプ36(吐出口31)と熱回収用熱交換器40との間には、風呂用サーミスタ34が設けられている。風呂用サーミスタ34は、浴槽循環路33において浴槽30から熱回収用熱交換器40へ流入する浴水の流入温度を検出するサーミスタであり、検出した浴水温度信号を後述する制御装置50に出力するようになっている。
また、浴槽循環路33の熱回収用熱交換器40と吸入口32との間には、風呂用サーミスタ35が設けられている。風呂用サーミスタ35は、浴槽循環路33において熱回収用熱交換器40から浴槽30側へ流出する浴水の流出温度を検出するサーミスタであり、検出した浴水温度信号を後述する制御装置50に出力するようになっている。
尚、風呂用サーミスタ35は、後述する追い焚き熱交換器41から流出する浴水の温度も検出するサーミスタとなっている。
熱回収用熱交換器40は、入浴後の浴槽30内の浴水の熱を蓄熱タンク10内下部の低温湯に回収する、つまり、浴水によって低温湯を加熱する熱交換器であり、上述したように浴槽循環路33に接続されて、蓄熱タンク10内部の下部側に配設されている。
また、浴槽循環路33には、風呂用サーミスタ34の浴水流出側と、風呂用サーミスタ35の浴水流入側とを接続し、熱回収用熱交換器40をバイパスするバイパス通路37aが設けられており、風呂用サーミスタ35の浴水流入側でバイパス通路37aから浴槽循環路33に合流する合流点には、熱交切替バルブ37が設けられている。そして、バイパス通路37aの途中部位は、蓄熱タンク10内部の上部側に設けられた追い焚き熱交換器41に接続されている。追い焚き熱交換器41は、熱交切替バルブ37の切替えおよび風呂ポンプ36の作動によって浴槽循環路33からバイパス通路37aを循環する浴水を、蓄熱タンク10内の上部側の高温湯によって加熱することで追い焚きする熱交換器である。
また、浴槽循環路33において、上記バイパス通路37aの風呂用サーミスタ34、35側には、熱回収用熱交換器40および追い焚き熱交換器41をバイパスするバイパス通路38aが設けられており、風呂用サーミスタ34の浴水流出側で浴槽循環路33からバイパス通路38aに分岐する分岐点には、保温三方弁38が設けられている。そして、浴槽30内の浴水の温度を検出する際には、風呂ポンプ36によって循環される浴水が保温三方弁38によってバイパス通路38aを流通して、熱回収用熱交換器40および追い焚き熱交換器41の影響を受けないようにショートカットするようになっている。
制御手段としての制御装置50は、制御盤(リモコン)51を備えている。制御装置50は、マイクロコンピュータを主体として構成され、内蔵されたROM(図示せず)には、予め設定された制御プログラムが設けられており、各サーミスタ10e1〜10e7、34、35からの温度信号、およびユーザが入力する操作盤51からの操作信号等に基づいて、混合弁14、風呂ポンプ36、熱交切替バルブ37、および保温三方弁38を制御するように構成されている。
尚、操作盤51には、操作スイッチとして、給湯設定温度スイッチ、湯張りスイッチ、湯張り設定温度スイッチ、追い焚きスイッチ、風呂保温時間設定スイッチ、および風呂熱回収スイッチ等が設けられている。また、操作盤51は、浴室内や台所等の湯を使用する場所の近傍に設置され、操作盤51以外は、蓄熱タンク10に設置されている。
次に、上記構成による給湯装置100の作動について説明する。
1.通常沸き上げ運転
制御装置50は、図示しないヒートポンプ用制御装置に対して、深夜時間帯(予め定められた1日のうちの第1所定時間帯であり、例えば23時から翌日の7時)には安価な深夜電力を用いてヒートポンプユニット20(ヒートポンプサイクルおよび給水ポンプ22)の作動指示をし、翌日用の湯の沸き上げを行う。つまり、制御装置50は、蓄熱タンク10内の下部側の給湯水を循環回路21に循環させ、ヒートポンプユニット20で加熱して、生成された高温の湯を吸入口10dから蓄熱タンク10の上部側に貯めていく。
具体的には、図2に示すように、制御装置50は、以下のステップS100〜S130にて沸き上げ条件を設定する。沸き上げ条件は、ここでは、目標蓄熱量A、沸き上げ温度B、沸き上げ熱量D(目標蓄熱量A−タンク貯湯熱量C)、沸き上げ時間、沸き上げ開始時刻、および沸き上げ終了時刻である。
また、上記の沸き上げ条件を設定(算出)する時刻は、深夜時間帯(第1所定時間帯)の開始時刻に基づいて定めた第2所定時間帯内の所定時刻に実施する。第2所定時間帯は、例えば、深夜時間帯の開始時刻(23時)を所定時間前後する時間帯として設定することができる。ここでは、具体的には、沸き上げ条件の設定時刻(第2所定時間帯内の所定時刻)は、深夜時間帯の開始時刻の23時としている。尚、沸き上げ条件の設定時刻は、例えば22時59分、あるいは23時1分等の時刻として設定するようにしても良い。
まずステップS100で、23時になると目標蓄熱量Aを算出する。目標蓄熱量Aは、記憶された所定期間(例えば過去7日間)の湯の使用量を1日あたりの湯の使用量に平均化した平均使用量に、標準偏差σを加えたものとして算出される。尚、目標蓄熱量Aは、図3に示すように、蓄熱タンク10の全容積と、給湯水から高温湯に沸き上げる際の昇温幅(温度差)との積として見ることができる。
次に、ステップS110で、沸き上げ温度Bを算出する。沸き上げ温度Bは、上記目標蓄熱量Aを蓄熱タンク10の全容積で除した値に、給湯水の温度を加えることで算出される(例えば85℃)。
次に、ステップS120で、23時現在の蓄熱タンク10内のタンク貯湯熱量Cを算出する。タンク貯湯熱量Cは、23時時点における蓄熱タンク10内に残っている湯の熱量であり、図3に示すように、各タンクサーミスタ10e1〜10e7によって得られる湯の温度から給湯水の温度を差し引いた温度差と、各タンクサーミスタ10e1〜10e7間の容積(各50L)との積を全て足し合わせた値(積分値)として算出される(図3中の温度線図よりも下側の領域)。
次に、ステップS130で、沸き上げ開始時刻を算出する。沸き上げ開始時刻は、沸き上げ終了時刻から、沸き上げに必要とされる沸き上げ時間分を逆算することで決定される。
沸き上げ終了時刻は、ここでは深夜時間帯の終わりの時刻(7時)としている。また、沸き上げ時間は、上記目標蓄熱量Aからタンク貯湯熱量Cを差し引いた熱量を、沸き上げ熱量D(図3中の温度線図よりも上側の領域)とした時に、沸き上げ熱量D/ヒートポンプ加熱能力として算出される。
そして、沸き上げ開始時刻は、算出された沸き上げ時間分を深夜時間帯の終わりの時刻から差し引くことで決定される。例えば、沸き上げ時間が4時間とすると、沸き上げ開始時刻=午前7時−4時間=午前3時となる。
以上で沸き上げ条件の設定が完了し、次に、ステップS140で、上記のステップS130で算出した沸き上げ開始時刻になったか否かを判定し、沸き上げ開始時刻になると、ステップS150でヒートポンプユニット20を作動させて湯の沸き上げを開始する。
そして、ステップS160で、沸き上げが終了した、あるいはステップS130で設定した沸き上げ終了時刻になったと判定すると、ステップS170でヒートポンプユニット20を停止させ、湯の沸き上げを終了させる。尚、沸き上げ終了の判定は、蓄熱タンク10の最下部の温度(タンクサーミスタ10e7)が、沸き上げ温度B−25℃以上となった場合としている。
2.給湯運転、湯張り運転
昼間の台所や洗面所での湯の使用時、また風呂への湯張り時には、制御装置50は、ユーザによって操作盤51の給湯設定温度スイッチおよび湯張り設定温度スイッチから入力設定される設定温度と一致するように、混合弁14の弁開度を調節して、蓄熱タンク10の導出口10bから取出される高温の湯と給水管12から供給される給湯水とを混合して温度調節した湯として供給する。
3.風呂自動運転
制御装置50は、浴槽30内の浴水の温度低下に対しては、湯張り運転後の風呂保温設定時間範囲(ユーザが設定する時間であり、例えば4時間)において、浴水の温度を設定温度に保持する風呂自動運転を実施する。
即ち、制御装置50は、保温三方弁38を操作して、バイパス通路38a側を開き、風呂ポンプ36を作動させ、浴槽循環路33からバイパス通路38aに浴水を循環させる。そして、風呂用サーミスタ34、35の少なくとも一方が検出する浴水の温度が設定温度より低い場合には、制御装置50は、保温三方弁38を操作して、浴槽循環路33側を開き、また、熱交切替バルブ37を操作して、バイパス通路37a側を開き、風呂ポンプ36を継続作動させる。この時、風呂ポンプ36の作動によって、浴槽30内の浴水は吐出口31→浴槽循環路33→保温三方弁38→浴槽循環路33→バイパス通路37a→追い焚き熱交換器41→バイパス通路37a→熱交切替バルブ37→浴槽循環路33→吸入口32の順に循環し、追い焚き熱交換器41において、蓄熱タンク10内の高温湯によって加熱される。更に、風呂用サーミスタ35が検出する浴水の温度が設定温度になると、制御装置50は風呂ポンプ36を停止させる。
4.風呂熱回収運転
制御装置50は、ユーザによって操作盤51の風呂熱回収スイッチから入力される入力信号に基づいて、ユーザが入浴した後には浴槽30内の浴水を活用して蓄熱タンク10の低温湯への熱回収を行う。
即ち、制御装置50は、まず、保温三方弁38を操作して、バイパス通路38a側を開き、風呂ポンプ36を作動させ、浴槽循環路33からバイパス通路38aに浴水を循環させる。そして、風呂用サーミスタ34、35の少なくとも一方が検出する浴水の温度が、タンクサーミスタ10e7によって得られる蓄熱タンク10内の低温湯の温度より高い場合には、風呂熱回収運転を開始する。つまり、熱回収用熱交換器40において浴水と低温湯との温度差による熱移動が可能であって、浴水による低温湯の加熱が可能であることを確認して風呂熱回収運転を開始する。制御装置50は、この開始判断をもって、熱交切替バルブ37および保温三方弁38の両者を操作して、共に浴槽循環路33側を開き、風呂ポンプ36を作動させる。
風呂ポンプ36の作動によって、浴槽30内の浴水は浴槽循環路33を吐出口31→保温三方弁38→熱回収熱交換器40→熱交切替バルブ37→吸入口32の順に循環し、熱回収用熱交換器40において、浴水の熱が低温湯に移動され、低温湯が加熱されていく。
この間、制御装置50は、各風呂用サーミスタ34、35から得られる浴水の温度およびタンクサーミスタ10e7から得られる低温湯の温度を監視する。そして、制御装置50は、浴水と低温湯との温度差が所定値以下となった時に、風呂熱回収運転を停止させる。つまり、風呂ポンプ36の作動を停止させる。
5.変更沸き上げ運転
制御装置50は、上記風呂熱回収運転の終了時刻が、図4に示すように、湯の沸き上げ条件を算出する時刻(ここでは深夜時間帯の初めの時刻23時)を過ぎた場合には、沸き上げ熱量Dから風呂熱回収運転による風呂熱回収熱量を差し引いた変更熱量分を沸き上げるための変更沸き上げ条件を設定し、上記の通常沸き上げ運転に対して、変更沸き上げ条件に基づく変更沸き上げ運転を実行する。
即ち、図5に示すように、制御装置50は、深夜時間帯の初めの時刻に、ステップS130で図2と同様に沸き上げ開始時刻を算出した後に、ステップS200で、深夜時間帯の初めの時刻(23時)以降に風呂熱回収運転の終了があったか否かを判定する。風呂熱回収運転の終了が深夜時間帯の初めの時刻以降にあったと判定すると、ステップS210で風呂熱回収運転によって得られた風呂熱回収熱量から、沸き上げ運転の開始を遅らせるための遅延時間を算出する。即ち、制御装置50は、
遅延時間=風呂熱回収熱量/ヒートポンプ加熱能力
として算出する。
尚、風呂熱回収熱量は以下のように算出される。つまり、風呂ポンプ36による時間あたりの浴水循環流量V、風呂ポンプ36の作動時間h、および風呂用サーミスタ34、35から得られる浴水の温度差Δt1から、
風呂熱回収熱量=V×h×Δt1
として算出される。
あるいは、浴槽30内の浴水量L、風呂熱回収運転開始時と終了時の浴水の温度差Δt2から、
風呂熱回収熱量=L×Δt2
として算出される。
あるいは、風呂熱回収熱量は、風呂熱回収運転開始時と終了時の各タンクサーミスタ10e1〜10e7によって得られる湯の温度変化量(図3における温度線図の下側の領域の面積の差)から算出される。
次に、ステップS220で、ステップS130にて設定した沸き上げ開始時刻に上記遅延時間を加えた変更沸き上げ開始時刻になったか否かを判定し、変更沸き上げ開始時刻になったと判定すると、ステップS230でヒートポンプユニット20を作動させて湯の沸き上げを開始する。つまり、図4に示すように、ステップS130で設定した沸き上げ開始時刻に対して、遅延時間分だけ遅らせて、湯の沸き上げを開始する。
そして、ステップS240で、沸き上げが終了した、あるいはステップS130で設定した沸き上げ終了時刻になったと判定すると、ステップS250でヒートポンプユニット20を停止させ、湯の沸き上げを終了させる。尚、沸き上げ終了の判定は、蓄熱タンク10の最下部の温度(タンクサーミスタ10e7)が、沸き上げ温度B−25℃以上となった場合としている。
尚、ステップS200で否、即ち、風呂熱回収運転の終了時刻が23時以降にはなかったと判定すると、ステップS260で、ステップS130で設定した沸き上げ開始時刻となったか否かを判定して、沸き上げ開始時刻となるとステップS230以降(ヒートポンプユニット20による湯の沸き上げ)を実施する。
以上のように、本第1実施形態の給湯装置100では、通常沸き上げ運転、給湯運転、湯張り運転、風呂自動運転、および風呂熱回収運転の実行を可能とすると共に、通常沸き上げ運転に対して、深夜時間帯の初めの時刻を過ぎて風呂熱回収運転が終了されると、変更沸き上げ条件に基づく変更沸き上げ運転を実行可能としている。
変更沸き上げ条件の設定においては、沸き上げ熱量Dに対して風呂熱回収熱量を差し引いた変更熱量分を沸き上げるために、初期の沸き上げ開始時刻を遅らせることで対応するようにしている。これにより、深夜時間帯の終わりの時刻までに沸き上げを完了して、風呂熱回収運転による回収熱分に対する二度沸かしといったロスの発生や沸き上げ完了時間が不安定となるといった事を防止することができる。
(第2実施形態)
本発明を適用した第2実施形態を図6、図7に示す。第2実施形態の給湯装置100の基本構成は、図1で説明したものと同一であり、変更沸き上げ運転における制御内容を変更したものとしている。
第2実施形態は、変更沸き上げ条件の設定として、図6に示すように、沸き上げ終了時刻を早めることで対応している(変更沸き上げ終了時刻の設定)。
即ち、図7に示すように、制御装置50は、湯の沸き上げ条件を算出する時刻(深夜時間帯の初めの時刻23時)に、ステップS130で図2と同様に沸き上げ開始時刻を算出した後に、ステップS200で、23時以降に風呂熱回収運転の終了があったか否かを判定する。
ステップS200で風呂熱回収運転の終了が23時以降にあったと判定すると、ステップS225で、ステップS130にて設定した沸き上げ開始時刻になったか否かを判定し、沸き上げ開始時刻になったと判定すると、ステップS226で、風呂熱回収運転によって得られた風呂熱回収熱量から、沸き上げ運転の終了を早めるための終了早め時間を算出する。即ち、制御装置50は、
終了早め時間=風呂熱回収熱量/ヒートポンプ加熱能力
として算出する。尚、風呂熱回収熱量は上記第1実施形態のステップS210と同様の要領で算出される。
次に、ステップS230でヒートポンプユニット20を作動させて湯の沸き上げを開始し、ステップS245で、沸き上げが終了した、あるいは沸き上げ終了時刻から終了早め時間を差し引いた変更沸き上げ終了時刻になったと判定すると、ステップS250でヒートポンプユニット20を停止させ、湯の沸き上げを終了させる。つまり、図6に示すように、ステップS130で設定した沸き上げ終了時刻に対して、終了早め時間分だけ早めて、湯の沸き上げを終了する。尚、沸き上げ終了の判定は、蓄熱タンク10の最下部の温度(タンクサーミスタ10e7)が、沸き上げ温度B−25℃以上となった場合としている。
尚、ステップS200で否、即ち、風呂熱回収運転の終了時刻が23時以降にはなかったと判定すると、ステップS260で、ステップS130で設定した沸き上げ開始時刻となったか否かを判定して、沸き上げ開始時刻となるとステップS270でヒートポンプユニット20を作動させて湯の沸き上げを開始する。そして、ステップS280で、沸き上げが終了した、あるいはステップS130で設定した沸き上げ終了時刻になったと判定すると、ステップS250でヒートポンプユニット20を停止させ、湯の沸き上げを終了させる。
このように本第2実施形態では、変更沸き上げ条件の設定において、沸き上げ熱量Dに対して風呂熱回収熱量を差し引いた変更熱量分を沸き上げるために初期の沸き上げ終了時刻を早めることで対応するようにしている。これにより、深夜時間帯の終わりの時刻までに確実に沸き上げを完了して、風呂熱回収運転による回収熱分に対する二度沸かしといったロスの発生や沸き上げ完了時間が不安定となるといった事を防止することができる。
(第3実施形態)
本発明を適用した第3実施形態を図8に示す。第3実施形態の給湯装置100の基本構成は、図1で説明したものと同一であり、変更沸き上げ運転における制御内容を変更したものとしている。
第3実施形態は、変更沸き上げ条件の設定として、沸き上げ温度Bを低下させることで対応している(変更沸き上げ温度の設定)。
即ち、図8に示すように、制御装置50は、湯の沸き上げ条件を算出する時刻(深夜時間帯の初めの時刻23時)に、ステップS130で図2と同様に沸き上げ開始時刻を算出した後に、ステップS200で、23時以降に風呂熱回収運転の終了があったか否かを判定する。風呂熱回収運転の終了が23時以降にあったと判定すると、ステップS215で風呂熱回収運転によって得られた風呂熱回収熱量から、沸き上げ運転における沸き上げ温度を低下させるための変更沸き上げ温度を算出する。即ち、制御装置50は、
変更沸き上げ温度=(目標蓄熱量A−風呂熱回収熱量)/蓄熱タンク全容積+給湯水の温度
として算出する。尚、風呂熱回収熱量は上記第1実施形態のステップS210と同様の要領で算出される。
次に、ステップS225で、ステップS130にて設定した沸き上げ開始時刻になったか否かを判定し、沸き上げ開始時刻になったと判定すると、ステップS230でヒートポンプユニット20を作動させて湯の沸き上げを開始する。
そして、ステップS240で、沸き上げが終了した、あるいはステップS130で設定した沸き上げ終了時刻になったと判定すると、ステップS250でヒートポンプユニット20を停止させ、湯の沸き上げを終了させる。尚、沸き上げ終了の判定は、蓄熱タンク10の最下部の温度(タンクサーミスタ10e7)が、変更沸き上げ温度−25℃以上となった場合としている。
尚、ステップS200で否、即ち、風呂熱回収運転の終了時刻が23時以降にはなかったと判定すると、ステップS260で、ステップS130で設定した沸き上げ開始時刻となったか否かを判定して、沸き上げ開始時刻となるとステップS230以降(ヒートポンプユニット20による湯の沸き上げ)を実施する。
これにより、沸き上げ時の昇温幅を小さくすることができ、ヒートポンプユニット20における作動負荷を低減して、ヒートポンプユニット20の作動効率を向上させつつ、風呂熱回収運転による回収熱分に対する二度沸かしのロスの発生や沸き上げ完了時間が不安定となるといった事を防止することができる。
(その他の実施形態)
上記第1〜第3実施形態では、給湯水の加熱手段としてヒートポンプユニット20を用いたものとして説明したが、これに限らず、電気式のヒータ等に置き換えたものとして良い。
また、通常沸き上げ運転および変更沸き上げ運転を行う所定の時間帯を電力料金の安価な深夜時間帯としたが、これに限らず昼間の時間帯としても良い。
また、風呂熱回収運転における浴水の温度把握において、浴槽循環路33の風呂用サーミスタ34、35から得られる温度を用いたが、これに限らず、例えば浴槽30に設けた専用のサーミスタから得られる温度を用いたものとしても良い。あるは、湯張り運転時の設定温度を用いても良い。
また、熱回収用熱交換器40および追い焚き熱交換器41は、蓄熱タンク10内に配設されるものとして説明したが、これに限らず、蓄熱タンク10の外部に配設されるものとしても良い。
第1実施形態におけるヒートポンプ式給湯装置の概略構成を示す模式図である。 第1実施形態における通常の沸き上げ運転における制御内容を示すフローチャートである。 第1実施形態における目標蓄熱量A、タンク貯湯熱量C、および沸き上げ熱量Dを示すグラフである。 第1実施形態における風呂熱回収に対する沸き上げ開始時刻の変更を示すタイムチャートである。 第1実施形態における沸き上げ開始時刻を変更して沸き上げ運転(変更沸き上げ運転)を行う際の制御内容を示すフローチャートである。 第2実施形態における風呂熱回収に対する沸き上げ終了時刻の変更を示すタイムチャートである。 第2実施形態における沸き上げ終了時刻を変更して沸き上げ運転(変更沸き上げ運転)を行う際の制御内容を示すフローチャートである。 第3実施形態における沸き上げ温度を変更して沸き上げ運転(変更沸き上げ運転)を行う際の制御内容を示すフローチャートである。
符号の説明
10 蓄熱タンク
20 ヒートポンプユニット(加熱手段)
30 浴槽
40 熱回収用熱交換器
50 制御装置(制御手段)
51 操作盤(制御手段)
100 ヒートポンプ式給湯装置(給湯装置)

Claims (4)

  1. 加熱手段(20)によって加熱された高温湯を上部側に貯める蓄熱タンク(10)と、
    前記蓄熱タンク(10)から流出される前記高温湯と給湯水とによって温調された浴水を貯める浴槽(30)と、
    前記蓄熱タンク(10)の下部側に貯まる低温湯と前記浴水との間で熱交換する熱回収用熱交換器(40)と、
    予め定められた1日のうちの第1所定時間帯の開始時刻に基づいて定まる第2所定時間帯に、翌日用の湯の沸き上げ条件を算出し、前記加熱手段(20)によって前記第1所定時間帯の中で前記高温湯の沸き上げを行う沸き上げ運転と、前記低温湯を前記熱回収用熱交換器(40)および前記浴水によって加熱して、前記浴水の熱を前記低温湯に回収する風呂熱回収運転とを実行する制御手段(50、51)とを備える給湯装置において、
    前記制御手段(50、51)は、前記風呂熱回収運転の終了時刻が前記湯の沸き上げ条件を算出する時刻を過ぎた場合に、すでに算出した前記沸き上げ条件における沸き上げ熱量から前記風呂熱回収運転による風呂熱回収熱量を差し引いた変更熱量分を沸き上げるための変更沸き上げ条件を設定して、前記変更沸き上げ条件に基づいて前記沸き上げ運転を実行することを特徴とする給湯装置。
  2. 前記制御装置(50、51)は、前記変更沸き上げ条件の設定に際して、前記沸き上げ条件における沸き上げ開始時刻を遅らせることで対応することを特徴とする請求項1に記載の給湯装置。
  3. 前記制御装置(50、51)は、前記変更沸き上げ条件の設定に際して、前記沸き上げ条件における沸き上げ終了時刻を早めることで対応することを特徴とする請求項1に記載の給湯装置。
  4. 前記制御装置(50、51)は、前記変更沸き上げ条件の設定に際して、前記沸き上げ条件における沸き上げ温度を低下させることで対応することを特徴とする請求項1に記載の給湯装置。
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