JP2009198027A - 排塵装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】排塵箱の外気取入孔から塵埃が排出されることを抑制できる。
【解決手段】排塵装置100では、図示しない吸引ブロアが作動すると、排塵箱102内の空気が塵埃排出孔130から吸引され、図示しない穀物搬送路内の空気が風選板116の切欠118を介して排塵箱102内に流入する。これにより、穀物搬送路内で搬送される穀物から分離した塵埃が、排塵箱102内へ吸引される。排塵箱102内へ吸引された塵埃は、塵埃排出孔130へと向かう空気流と共に風力選別部112から吸引チャンバ部114へと流れるが、この際には、重力によって塵埃が底壁104B側へ落下しようとする。このため、塵埃が上壁104A側へ向かうことを抑制できるので、上壁104Aに形成された外気取入孔120から塵埃が排出されることを抑制できる。
【選択図】図5

Description

本発明は、排塵装置に関し、特に穀物処理装置に適用される排塵装置に関する。
従来、穀物乾燥装置などの穀物処理装置では、穀物を搬送する搬送樋内で穀物から浮遊分離した塵埃を装置外部へ排出するための排塵装置を備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
このような排塵装置は、搬送樋の上側に配置された排塵箱を備えている。排塵箱は、内部が搬送樋内に連通しており、その側壁には吸気孔(外気取入孔)が形成されている。また、排塵箱の上部にはブロアが取り付けられており、このブロアが作動すると、外気取入孔から排塵箱内へ外気が流入する。排塵箱内へ流入した外気は、排塵箱の内部に取り付けられた導風板に案内されて一旦搬送樋内へ進入した後に、排塵箱内を上昇してブロアに吸引される。このため、外気取入孔から取り入れられる外気が、搬送樋内の塵埃を吸引排除する吸引風として作用する。また、このような排塵装置では、排塵箱の側壁に取り付けられた調節板によって、外気取入孔からの外気の取入量を調節することで、上記吸引風の吸引力を調節するようになっている。
特開平9−113135号公報
ところで、上述したような排塵装置においては、搬送樋内の空気(塵埃)を直接的に排塵箱内へ吸引すると共に、排塵箱に形成された外気取入孔からの外気の取入量を調節することで、吸引風の吸引力を調節するタイプのものがある。しかしながら、このようなタイプの排塵装置では、搬送樋内の塵埃の量が多い場合等には、排塵箱内へ吸引された塵埃が時折外気取入孔から排出されてしまうことがある。
本発明は上記事実を考慮し、排塵箱の外気取入孔から塵埃が排出されることを抑制できる排塵装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の発明に係る排塵装置は、箱状に形成され、穀物が搬送される搬送路に内部が連通すると共に、上壁に形成された外気取入孔を介して内部が装置外部に連通し、かつ、前記上壁以外の部位に塵埃排出孔が形成された排塵箱と、前記塵埃排出孔を介して前記排塵箱内の空気を吸引し、装置外部へ排出する吸引排出手段と、を備えたことを特徴としている。
請求項1に記載の排塵装置では、吸引排出手段が塵埃排出孔を介して排塵箱内の空気を吸引すると、排塵箱内が負圧になり、外気取入孔から排塵箱内へ外気が流入すると共に、搬送路内の空気が排塵箱内へ流入する。これにより、搬送路から排塵箱内へ流入し、塵埃排出孔を介して装置外部へ排出される空気流(吸引風)が生じる。このため、搬送路内で穀物から分離した塵埃は、上記空気流によって排塵箱内へ吸引され、上記空気流と共に装置外部へ排出される。
ここで、上記空気流によって排塵箱内へ吸引された塵埃は、排塵箱の上壁以外の部位に形成された塵埃排出孔へと向かうが、この際には、重力によって塵埃が排塵箱の底壁側(上壁と反対側)へ落下しようとする。このため、塵埃が上壁側へ向かうことを抑制できるので、当該上壁に形成された外気取入孔から塵埃が排出されることを抑制できる。
請求項2に記載の発明に係る排塵装置は、箱状に形成され、穀物が搬送される搬送路に内部が連通すると共に、底壁以外の部位に形成された外気取入孔を介して内部が装置外部に連通し、かつ、前記底壁に塵埃排出孔が形成された排塵箱と、前記塵埃排出孔を介して前記排塵箱内の空気を吸引し、装置外部へ排出する吸引排出手段と、を備えたことを特徴としている。
請求項2に記載の排塵装置では、吸引排出手段が塵埃排出孔を介して排塵箱内の空気を吸引すると、排塵箱内が負圧になり、外気取入孔を介して排塵箱内へ外気が流入すると共に、搬送路内の空気が排塵箱内へ流入する。これにより、搬送路から排塵箱内へ流入し、塵埃排出孔を介して装置外部へ排出される空気流(吸引風)が生じる。このため、搬送路内で穀物から分離した塵埃は、上記空気流によって排塵箱内へ吸い上げられ、上記空気流と共に装置外部へ排出される。
ここで、上記空気流によって排塵箱内へ吸い上げられた塵埃は、排塵箱内を流れる際に重力の作用で排塵箱の底壁側へ落下しようとするが、この排塵装置では、排塵箱の底壁に塵埃排出孔が形成されている。このため、排塵箱内へ吸い上げられた塵埃は、上記空気流の吸引力と重力との両方によって底壁の塵埃排出孔へと導かれるので、当該塵埃が排塵箱の底壁以外の側へ向かうことを抑制できる。したがって、排塵箱の底壁以外の部位に外気取入孔が形成されていても、当該外気取入孔から塵埃が排出されることを抑制できる。
請求項3に記載の発明に係る排塵装置は、請求項2に記載の排塵装置において、前記外気取入孔は、前記排塵箱の上壁に形成されていることを特徴としている。
請求項3に記載の排塵装置では、排塵箱の上壁、すなわち排塵箱内へ吸い上げられた塵埃が向かう側(底壁側)と反対側に外気取入孔が形成されているため、外気取入孔から塵埃が排出されることを一層効果的に抑制できる。
以上説明したように、本発明に係る排塵装置では、排塵箱の外気取入孔から塵埃が排出されることを抑制できる。
図1には、本発明の実施形態に係る排塵装置100が適用されて構成された穀物乾燥装置12の概略が斜視図にて示されている。また、図2には、この穀物乾燥装置12が縦断面図にて示されている。また、図3には、排塵装置100を構成する排塵箱102とその周辺部材の構成が縦断面図にて示されており、図4には、排塵箱102とその周辺部材の構成が斜視図にて示されている。さらに、図5には、排塵箱102の部分的な構成が横断面図にて示されている。
まず、穀物乾燥装置12について説明する。
穀物乾燥装置12は、穀物(図2及び図3では、符号Kで示されている)を機体14内で循環させながら加熱乾燥させる所謂循環加熱方式の乾燥装置である。この穀物乾燥装置12は、機体14の上部に穀物貯留用のタンク15を有しており、このタンク15には、乾燥処理対象の穀物Kが貯留される。
タンク15の下方には、乾燥部17が設けられている。乾燥部17は、一対の排風路隔壁64を有している。排風路隔壁64は通気性を有している。各排風路隔壁64は、機体14の前面板14Cと後面板14Dとの間に架け渡されている。各排風路隔壁64は、機体14の各側面板(図1及び図2において、左側の側面板14A及び右側の側面板14B)から機体14の左右方向中央へ向けて下方に傾斜しており、一対の排風路隔壁64は漏斗状とされている。
これら一対の排風路隔壁64の機体14内側には、略菱形筒状の風胴板66が設けられている。風胴板66は、通気性を有している。風胴板66は機体14の前面板14Cと後面板14Dとの間に架け渡されると共に、風胴板66の下側は、対向する各排風路隔壁64に平行とされており、風胴板66の内部は熱風路68とされている。熱風路68に対応して機体14の前面板14Cには図示しないバーナを内装した火炉ケース11が取り付けられており、この火炉ケース11とこれの外気入口13が熱風路68に連通している。
風胴板66の上側と各排風路隔壁64の上部との間には、略菱形筒状の導風路隔壁70が設けられている。各導風路隔壁70は、通気性を有している。各導風路隔壁70は機体14の前面板14Cと後面板14Dとの間に架け渡されており、各導風路隔壁70の内部は導風路72とされている。各導風路隔壁70の下側は、対向する各排風路隔壁64に平行とされると共に、対向する風胴板66に平行とされている。
風胴板66の左側方及び右側方には、風胴板66と導風路隔壁70との間、導風路隔壁70と排風路隔壁64との間、及び、風胴板66と排風路隔壁64との間において、穀物流下路74が形成されている。各穀物流下路74には、タンク15内に貯蔵された穀物Kが自然流下式に案内される。
以上説明したような乾燥部17は、穀物流下路74を通過する穀物Kに熱風(図2の矢印W参照)を当てて加熱乾燥処理を施す。
また、各穀物流下路74の下端間には、円筒状のシャッタドラム76が設けられている。シャッタドラム76は、各穀物流下路74の下端を略閉塞すると共に、機体14の前面板14Cと後面板14Dとの間に架け渡されて軸心回りに回転可能とされている。シャッタドラム76の外周には、軸方向に長尺とされた矩形状のスリット78が一対形成されており、一方のスリット78はシャッタドラム76外周の前側に配置されると共に、他方のスリット78は、シャッタドラム76外周の後側かつ一方のスリット78の周方向反対側に配置されている。ここで、シャッタドラム76が回転して各スリット78が各穀物流下路74の下端に対面することで、各穀物流下路74内の穀物Kが各スリット78を経てシャッタドラム76内に流入し、さらにシャッタドラム76が回転して各スリット78が下向きとなることで、シャッタドラム76内に流入した穀物Kが下方へ排出される。
一対の排風路隔壁64の下方には、一対の張込流し板80が設けられている。各張込流し板80は、機体14の前面板14Cと後面板14Dとの間に架け渡されている。一対の張込流し板80は、それぞれ機体14の各側面板14A、14Bから機体14の左右方向中央へ向けて下方に傾斜されて、漏斗状とされている。また、各張込流し板80と各排風路隔壁64との間は排風路82とされている。
排風路82に対応して機体14の後面板14Dには図示しない吸引送風機を内装した排風ダクト23が取り付けられており、この排風ダクト23とこれに連なる排風ホース19が排風路82に連通している。排風ホース19は、穀物乾燥装置12を収容している建物の外壁(図示省略)を貫通しており、吸引送風機の吸引力によって前記火炉ケース11の外気入口13から取り入れた外気(乾燥風)を建物の外部へと排出する。
機体14の各側面板14A、14Bの下部には、張込ホッパ84が開閉可能に設けられている。各張込ホッパ84が開放されることで、穀物乾燥装置12は、機体14内へ穀物Kを張込み(供給)可能とされている。ここで、シャッタドラム76から排出された穀物K又は張込ホッパ84から張込まれた穀物Kは、各張込流し板80の下端間に流下する。
各張込流し板80の下端間の下方には、下搬送樋16が設けられている。下搬送樋16は、機体14の内部で水平に延びており、下搬送樋16の一端部が機体14の外部(前面板14C側)に露出(図1参照)して搬送方向下流側端部とされている。
この下搬送樋16内には、下スクリュウコンベヤ18が設けられている。下スクリュウコンベヤ18は軸方向を水平方向にして配置されており、下スクリュウコンベヤ18が図3の矢印A方向に回転することで穀物Kを下搬送樋16の他端部(搬送方向上流側端部)側から一端部(搬送方向下流側端部)側へと搬送する。
また、下搬送樋16の搬送方向下流側端部には、下搬送樋16の搬送方向下流側端部に連通して連絡部20が設けられている。この連絡部20は、下スクリュウコンベヤ18によって下搬送樋16の搬送方向下流側端部へと搬送され、跳出板21によって跳ね出された穀物Kを自然流下式に揚穀機22へと案内する。
揚穀機22は、略矩形筒状の揚穀塔24を備えている。揚穀塔24は、連絡部20を介して下搬送樋16と連結されて揚穀塔24の下端部が連絡部20に連通している。このため、揚穀塔24は、下搬送樋16の搬送方向下流側端部に搬送された穀物Kを、連絡部20を介して受け取ることができる。
揚穀塔24の内部には、下プーリ26が揚穀塔24の下部で、軸方向を水平方向にして配置されている。また、揚穀塔24の内部には、上プーリ27(図2)も揚穀塔24の上部で同様に設けられており、これらの下プーリ26と上プーリ27との外周には、無端状ベルト28が巻き掛けられている。さらに、この無端状ベルト28の外周部分には、複数のバケット30が等間隔置きに設けられている。また、上プーリ27には、図示しない駆動装置が連結されており、上プーリ27は、駆動装置からの駆動力を受けて図2における反時計回り方向(図3の矢印B方向に相当する)に回転する。このため、上プーリ27が反時計回り方向に回転することで、無端状ベルト28が循環すると共に下プーリ26が反時計回り方向に回転し、バケット30が揚穀塔24の下部に供給された穀物Kを順次掬い上げる。
また、機体14の上端には、長尺樋状の上搬送樋88が設けられており、上搬送樋88の後端下面は機体14の前後方向中央部で開放されている。上搬送樋88内の前端は揚穀塔24内の上端に連通されており、揚穀塔24内の上端まで搬送された穀物Kが上搬送樋88内の前端に流下する。この上搬送樋88内には、上スクリュウコンベヤ86が設けられている。上スクリュウコンベヤ86は、軸方向を水平方向にして配置されており、この上スクリュウコンベヤ86によって、上搬送樋88内の前端に流下した穀物Kが後方へ搬送される。また、上搬送樋88内の前端は、開閉弁(図示せず)を有する排出口90とこれに連なる排出管91に連通されており、開閉弁が開くと上搬送樋88内の前端に流下した穀物Kが排出口90及び排出管91を経て循環式の穀物乾燥装置12から排出される。
また、上スクリュウコンベヤ86後端の下方には、円盤状の均分機92が回転可能に設けられている。上スクリュウコンベヤ86の後端(上搬送樋88内の後端)に搬送された穀物Kが、回転される均分機92の上面に流下することで、遠心力によってタンク15内へ均等に放散分配される。
次に、排塵装置100について説明する。
本穀物乾燥装置12では、図3に示されるように、下搬送樋16及び連絡部20の上端部が天壁32によって閉塞されており、この天壁32の上面には、排塵装置100を構成する排塵箱102が取り付けられている。この排塵箱102の下側には、下搬送樋16及び連絡部20によって構成された穀物Kの搬送路21が配置されている。
図4及び図5に示されるように、排塵箱102は、長尺な中空の直方体状(箱状)に形成された箱本体104を備えている。箱本体104は、長手方向が機体14の前後方向に沿う状態で配置されている。この箱本体104は、上壁104A、底壁104B、右壁104C、左壁104D、及び後壁104Eによって構成されており、前端部(長手方向一端部)が開口している。
箱本体104の前端側で右壁104Cの下端部には、箱本体104の右側へ突出する締結片104Fが設けられている。また、左壁104Dの下端部には、箱本体104の左側へ突出する締結片104G(図3参照)が設けられており、これらの締結片104F、104Gが天壁32に締結されることで、箱本体104が天壁32に固定されている。なお、箱本体104の後端側は、底壁104Bを下側へ露出させた状態で天壁32の後方側へ突出している。
右壁104Cの前端部は、上壁104A及び左壁104Dの前端部よりも僅かに後壁104E側へ後退して配置されており、底壁104Bの前端部は、右壁104Cの前端部よりも大幅に後壁104E側へ後退して配置されている。また、左壁104Dの前端部には、右壁104C側へ突出する引掛部104Hが設けられている。この引掛部104Hは、箱本体104と共に排塵箱102を構成する前面窓106に対応している。
前面窓106は、箱本体104の前端開口部を閉塞するためのものであり、透明な材料によって板状に形成されている。図6に示されるように、前面窓106の左端部には、箱本体104の前方側へ向けて突出する嵌合片106Aが設けられており、この嵌合片106Aが前述した引掛部104Hと後述する風選板116との間に嵌合することで、前面窓106の左端部が箱本体104に拘束される。
また、前面窓106の右端部には、箱本体104の後端側へ突出する締結片106Bが設けられている。この締結片106Bは、右壁104Cの外側面に重合した状態で、蝶ボルト108によって右壁104Cに締結される。これにより、前面窓106の右端部が箱本体104に拘束され、前面窓106が箱本体104に固定される。
なお、前面窓106の上下両端部には、箱本体104の前方側へ突出する突出片106C、106Dが設けられており、前面窓106は、上端部の突出片106Cが上壁104Aの下面に当接し、下端部の突出片106Dが天壁32の上面に当接した状態で上壁104Aと天壁32との間に嵌合する。これにより、箱本体104の前端開口部が前面窓106によって閉塞される。
また、前述したように箱本体104の底壁104Bの前端部が、上壁104A、左壁104D、及び右壁104Cの前端部に対して大幅に後壁104E側へ後退して配置されているため、箱本体104の前端開口部が前面窓106によって閉塞された状態では、前面窓106と底壁104Bの前端部との間に開口部(塵埃取入孔110、図5参照)が形成される。
この塵埃取入孔110は、天壁32に形成された開口部に対向しており、この開口部と塵埃取入孔110とを介して箱本体104(排塵箱102)の内部が搬送路21内に連通している。なお、排塵箱102の内部は、前側(搬送路21に連通する側)が風力選別部112とされ、後側が吸引チャンバ部114とされている。
風力選別部112には、風選板116が設けられている。風選板116は、板材が屈曲されることで形成されたものであり、箱本体104の左壁104Dの内側面に接合された接合部116Aを備えている。接合部116Aの上端からは、右壁104C側へ向けて天板部116Bが延出されている。この天板部116Bは、左側部分が上壁104Aと平行に配置されており、右側部分が右壁104Cの下端側へ向けて傾斜している。天板部116Bの右側端部には、上側へ向けて突出する接合部が設けられており、この接合部は、右壁104Cの内側面に接合されている。また、天板部116の中央部(上記傾斜部の上端側)には、矩形の切欠118が形成されており、この切欠118と塵埃取入孔110と天壁32の開口部を介して排塵箱102内が搬送路21内に連通している。
一方、箱本体104の上壁104Aの後端側には、風調部を構成する矩形の外気取入孔120が形成されている。この外気取入孔120には、金網が取付けられており、この外気取入孔120を介して排塵箱102内(吸引チャンバ部114)が装置外部に連通している。また、上壁104Aの上部には、外気取入孔120を開閉するためのスライド式のシャッタ122が設けられている。シャッタ122の左側端部には、排塵箱102の前後方向に延びる長孔124が形成されており、この長孔124を貫通する蝶ボルト126が上壁104Aに螺合している。これにより、シャッタ122が箱本体104に締結されており、蝶ボルト126を緩めることで、シャッタ122を箱本体104の前後方向にスライドさせることができる。そして、このシャッタ122のスライドによって外気取入孔120の開口面積(露出量)が変更される。なお、長孔124の長手方向両側でシャッタ122の両端部は、上側へ向けて屈曲されており、シャッタ122をスライド操作する際の把持部が形成されている。
一方、図5に示されるように、排塵箱102の後端側で底壁104Bの下面には、外気取入孔120に対向する位置に、円筒状に形成された吸引パイプ128が取り付けられている。この吸引パイプ128の筒内は、底壁104Bに形成された円形の塵埃排出孔130を介して排塵箱102内(吸引チャンバ部114)に連通している。この吸引パイプ128には、蛇腹状に形成された排塵ダクト132の一端側が接続されており、この排塵ダクト132の他端側は、図1に示されるように、機体14の後方側に設置された吸引ブロア134の吸気口に接続されている。吸引ブロア134の排気口には、排出ダクト136の一端側が接続されており、この排出ダクト136の他端側は、穀物乾燥装置12を収容している建物の外壁(図示省略)を貫通して当該建物の外側(以下、屋外という)に配置されている。
ここで、上記構成の排塵装置100では、吸引ブロア134が作動すると、排塵箱102内の空気が塵埃排出孔130から吸引パイプ128及び排塵ダクト132を介して吸引ブロア134に吸引され、排出ダクト136を介して屋外へ排出される。このため、排塵箱102内が負圧になり、外気取入孔120を介して排塵箱102内に外気が流入すると共に、風選板116の切欠118及び塵埃取入孔110を介して搬送路21内の空気が排塵箱102内に流入する。これにより、搬送路21→排塵箱102→排塵ダクト132→吸引ブロア134→排出ダクト136→屋外の経路で流れる空気流(吸引風)が発生する。このため、搬送路21内で搬送される穀物Kから浮遊分離した塵埃Jが、上記空気流によって排塵箱102内へ吸引され(図3参照)、上記空気流と共に屋外へ排出される。
なお、排塵箱102内ヘ吸引される塵埃Jは、風選板116の切欠118を通過するが、このとき、仮に穀物Kが上記空気流の吸引力によって塵埃Jと一緒に切欠118を通過しようとしても、穀物Kは天板部116Bに衝突し、或いは自重により途中で落下して切欠118を通過することが困難である。このため、穀物Kが塵埃Jと共に屋外へ排出されてしまうが抑制される。すなわち、穀物Kと塵埃Jとが風選板116によって分離されるため、上記空気流の吸引力(吸引ブロワ50の吸引力)を強く設定することができる。
また、上記空気流の吸引力は、シャッタ122のスライド操作によって外気取入孔120の開口面積を変更することで増減することができる。すなわち、外気取入孔120の開口面積を増加させると、外気取入孔120から排塵箱102内へ流入する外気の流量が増加し、上記空気流の吸引力が減少する。また、外気取入孔120の開口面積を減少させると、外気取入孔120から排塵箱102内へ流入する外気の流量が減少し、上記空気流の吸引力が増加する。このため、塵埃Jだけが排塵箱102内ヘ吸引されるように、上記空気流の吸引力を調節することができる。しかも、この調節の際には、透明な前面窓106を介して塵埃Jの吸引状態を観察することができるので、当該調節作業を容易に行うことができる。
次に、本実施形態の作用について説明する。
穀物乾燥装置12内において、穀物Kが下スクリュウコンベヤ18によって下搬送樋16上で搬送され、下搬送樋16の搬送方向下流側端部に搬送されると、この穀物Kは跳出板21によって連絡部20へ跳ね出される。連絡部20へ跳ね出された穀物Kは、自然流下式に揚穀塔24内の下部へと案内される。この揚穀塔24内では、上プーリ27が図示しない駆動装置からの駆動力を受けて図3の反時計回り方向(矢印B参照)に回転することで、無端状ベルト28が循環すると共に下プーリ26が反時計回り方向に回転し、バケット30によって、揚穀塔24内の下部に搬送された穀物Kが穀物乾燥装置12の上部へと掬い上げ搬送される。
またこのとき、排塵装置100の吸引ブロア134が作動されることで、搬送路21→排塵箱102→排塵ダクト132→吸引ブロア134→排出ダクト136→屋外の経路で流れる空気流(吸引風)が発生する。このため、搬送路21内で穀物Kから浮遊分離した塵埃Jは、上記空気流によって排塵箱102内へ吸い上げられ、上記空気流と共に屋外へ排出される。
ここで、上記空気流によって排塵箱102内へ吸い上げられた塵埃Jは、塵埃排出孔130へと向かう空気流と共に風力選別部112から吸引チャンバ部114へと流れるが、この際には、重力によって塵埃Jが排塵箱102の底壁104B側(上壁104Aと反対側)へ落下しようとする。このため、塵埃Jが上壁104A側へ向かうことを抑制できるので、上壁104Aに形成された外気取入孔120から塵埃Jが排出されることを抑制できる。
しかも、塵埃排出孔130が底壁104Bに形成されているため、上記空気流の吸引力と重力との両方によって塵埃Jを塵埃排出孔130へと導くことができる。また、上壁104Aに形成された外気取入孔120が底壁104Bに形成された塵埃排出孔130に対向しているため、外気取入孔120から塵埃排出孔130へ向けて吹き降ろされる外気の流れによっても、塵埃Jを塵埃排出孔130へと導くことができる。これにより、排塵箱102内からの塵埃Jの排出効率を向上させることができるので、排塵箱102内へ吸引される塵埃Jの量が多い場合でも、塵埃Jが外気取入孔120から排出されることを抑制できる。
また、塵埃排出孔130が底壁104Bに形成されているため、当該底壁104Bの上面に落下する塵埃Jも塵埃排出孔130内へ吸引させることができる。したがって、底壁104Bの上面に塵埃Jが堆積することを抑制できる。
さらに、この排塵装置100では、排塵箱102の前面窓106は、左側端部が嵌合構造によって箱本体104に拘束され、右側端部が1本の蝶ボルト108によって箱本体104に拘束されている。このため、蝶ボルト108を1本外すだけで、工具を用いずに容易に前面窓106を箱本体104から取り外すことができるので、排塵箱102の内部清掃を容易にすることができる。また、前面窓106の箱本体104への取付けも容易であるため、排塵箱102の組立工程を容易なものにすることができる。
なお、上記実施形態では、外気取入孔120が排塵箱102(箱本体104)の上壁104Aに形成された構成にしたが、本発明はこれに限らず、外気取入孔が箱本体104の右壁104C、左壁104D、又は後壁104Eに形成された構成にしてもよい。
また、上記実施形態では、塵埃排出孔130が排塵箱102(箱本体104)の底壁104Bに形成された構成にしたが、本発明はこれに限らず、塵埃排出孔130が箱本体104の右壁104C、左壁104D、又は後壁104Eに形成された構成にしてもよい。但しこの場合には、外気取入孔120を箱本体104の上壁104Aに形成する必要がある。
さらに、上記実施形態では、排塵装置100を構成する排塵箱102を、揚穀機22と下スクリュウコンベヤ18との連結部分の近傍に設けたが、本発明はこれに代えて、排塵箱102を、例えば、揚穀機22と上スクリュウコンベヤ86との連結部分の近傍に設けてもよい。
本発明の実施形態に係る排塵装置が適用されて構成された穀物乾燥装置の斜視図である。 図1に示される穀物乾燥装置の縦断面図である。 本発明の実施形態に係る排塵装置を構成する排塵箱とその周辺部材の構成要部を示す縦断面図である。 本発明の実施形態に係る排塵装置を構成する排塵箱とその周辺部材の構成要部を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る排塵装置を構成する排塵箱の構成を示す斜視図である。 図5に示される排塵箱の部分的な構成を示す横断面図である。
符号の説明
12 穀物乾燥装置
21 搬送路
100 排塵装置
102 排塵箱
104A 上壁
104B 底壁
120 外気取入孔
128 吸引パイプ(吸引排出手段)
130 塵埃排出孔
132 排塵ダクト(吸引排出手段)
134 吸引ブロア(吸引排出手段)
136 排出ダクト(吸引排出手段)

Claims (3)

  1. 箱状に形成され、穀物が搬送される搬送路に内部が連通すると共に、上壁に形成された外気取入孔を介して内部が装置外部に連通し、かつ、前記上壁以外の部位に塵埃排出孔が形成された排塵箱と、
    前記塵埃排出孔を介して前記排塵箱内の空気を吸引し、装置外部へ排出する吸引排出手段と、
    を備えた排塵装置。
  2. 箱状に形成され、穀物が搬送される搬送路に内部が連通すると共に、底壁以外の部位に形成された外気取入孔を介して内部が装置外部に連通し、かつ、前記底壁に塵埃排出孔が形成された排塵箱と、
    前記塵埃排出孔を介して前記排塵箱内の空気を吸引し、装置外部へ排出する吸引排出手段と、
    を備えた排塵装置。
  3. 前記外気取入孔は、前記排塵箱の上壁に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の排塵装置。
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