JP2009196068A - 研削装置および研削方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】砥石の目詰まりを解消することができる研削装置を提供する。
【解決手段】ワーク固定治具11により支持されているワーク101(102)にラッピングフィルム20を押し付けるバックアップシュー15を有し、ラピングフィルム20をワーク101(102)とバックアップシュー15の間で移動させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、研削装置および研削方法に関する。
従来から、複数の加工面を加工するために、各加工面に応じた研削度合いの砥石を複数設けた装置がある(たとえば特許文献1、2)。
特開2006−15432号公報 特開2007−196302号公報
しかしながら、これら従来の技術は、砥石面の目詰まりについて考慮されていない。特に加工する部位が小形状である場合、小さな砥石で加工することになるため、砥石面がすぐに目詰まりしてしまう。
そこで本発明の目的は、砥石の目詰まりの問題を解消することができる研削装置および研削方法を提供することである。
上記課題を解決するための本発明は、一方の面に砥粒が設けられた可撓性部材と、前記可撓性部材をワークに押し付けるバックアップシューと、前記可撓性部材を前記ワークと前記バックアップシューとの間で移動させる移動手段と、を有することを特徴とする研削装置である。
また上記課題を解決するための本発明は、ワークに対し、前記ワークと接する面側に砥粒が設けられた可撓性部材をバックアップシューによって押し付けつつ、前記可撓性部材を移動することを特徴とする研削方法である。
本発明によれば、加工部位と接する砥粒面は常に新しい面となるため、砥石の目詰まりが発生しない。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明を適用した実施形態における研削装置の概略図である。
研削装置(以下単に装置1という)は、ワーク固定治具11(ワーク固定手段)と、ワーク固定治具11により支持されているワーク101(102)にラッピングフィルム20を押し付けるバックアップシュー15とを有する。そして、この装置1は、ワーク固定治具11を開閉するクランプ機構12と、ワーク固定治具11をクランプ機構12に取り付けるとともに所定の押圧力でワーク101(102)をバックアップシュー15方向へ押し付ける弾性部材13と、クランプ機構12の開閉を行うエアシリンダ14を有する。また、装置1は、ラピングフィルム20を往復移動させるための巻き取り装置24、25(移動手段)を備える。
ワーク固定治具11は、ワーク101(102)を固定する。ワーク固定治具11は、
弾性部材13によってクランプ機構12に取り付けられており、支軸21によって回転可能となっている。これは、この支軸21によってワーク101(102)に横方向の不要な力が加わった場合(たとえば、ラッピングフィルムによってワークが一時的に引っ張られるなど)に、ワーク固定治具11がワーク101(102)ごと回転して、このような力によるワーク101(102)の損傷やラッピングフィルム20が切れるのを防止する。
ラッピングフィルム20は、帯状の可撓性部材からなる。そして一方の面に砥粒が形成されている。
バックアップシュー15は、ワーク101(102)が押し付けられる方向に対して直交する方向(図示左右、これを以下横方向という)に移動自在となっている。バックアップシュー15を移動させる移動機構(不図示)としては、特に限定されず、たとえば、機械的な送りねじ機構などでよい。また、バックアップシュー15は、固定した状態で使用する場合に備え、所望するワーク形状となるように形成されている。つまり、バックアップシュー15の形状が、研削加工によってワーク101(102)へ転写されることになる。
弾性部材13は、ワーク101(102)の加工部位を所定の押圧力でバックアップシューへ押し付ける。このときの押圧力は、ワーク101(102)とバックアップシュートの間でラッピングフィルム20の移動が妨げられず、かつ、加工部位が確実に研削される圧力とする。なお、図示する場合には、弾性部材13としてコイルスプリングを示したが、これに限らずエアー式やオイル式、あるいは機械式の弾性部材でもよい。
クランプ機構12は、エアシリンダ14によって開閉される。このクランプ機構12は、その開閉度合いを変えることで、バックアップシュー15の横移動とあいまってワーク101(102)のさまざまな位置を研削加工できるようにしている。
巻き取り装置24、25は、それぞれ、正逆転自在なモータ(不図示)に取り付けられている。そして、このモータの回転によって、ラッピングフィルム20を移動させる。ラッピングフィルム20を移動させる際は、たとえば、巻き取り側となる巻き取り装置(例えば25)の回転数を送り出し側となる巻き取り装置(例えば24)の回転数より、若干早くするとことが好ましい。これによりラッピングフィルム20には常に引っ張り力が加わり途中でたるんだりすることがない。なお、回転数の差はラッピングフィルム20の長さや重量、加工部位の形状などを考慮して、ラッピングフィルム20に好ましい引っ張り力が加わるように調整すればよい。
この装置1では、2つのワーク101および102を一度に取り付けて加工を行うことができる。ワーク101および102は図示するように、バックアップシュー15を、ワーク101および102の加工部位によっては挟み込むように設置される。
図2は、この装置1によって加工するワーク101(102)の一例を示す図面である。図示するように、たとえば、エンジンに使用されるカムの加工に用いられる。
この装置1を用いた第1の研削加工は、バックアップシュー15を固定した状態で行われる。まず、バックアップシュー15と、ワーク101および102の加工部位それぞれの間にラッピングフィルム20を挟み込むようにして、クランプ機構12によりワーク101および102をクランプする。このとき、ラッピングフィルム20の砥粒面が加工部位のほうを向くようにセットされる。
ラッピングフィルム20は、途中、送り方向を転換するためのプーリー19にかけられている。ラピングフィルム20は、往復移動可能なように巻き取り装置24、25により移動させる。この移動によって、ワーク101および102の加工部位が研削加工されるのである。
次に、この装置1を用いた第2の研削加工として、バックアップシュー15を横移動される場合について説明する。図3は、バックアップシューの横移動を説明するための説明図である。なお、図3においては、装置1の要部のみ示した。
図3に示すように、バックアップシュー15を横方向に移動することで、ワーク101および102にバックアップシュー15の形状を写し取るような研削加工に限らず、平坦部の研削加工もできるようにした。
たとえば、平坦部の研削加工は、図3に示したように、まず、ワーク101および102の加工したい部位がバックアップシュー15に当たるように、バックアップシュー15を横移動させるとともにクランプ機構12の開き量(または開き角)を調整する。そして、ラッピングフィルム20を移動させつつ、さらにバックアップシュー15を横移動させる。クランプの開閉度は、一度、加工したい部位がバックアップシュー15に当たるように調整された後(すなわち平坦部の研削作業中)、変えなくてもよい。これは、弾性部材13によってワーク101および102を押えているため、クランプ機構12の開閉度を変えなくても適度な押圧力が加わるためである。もちろん、クランプ機構12による開閉度を調整する必要があるときは、そのつど変更すればよい。
これにより、バックアップシュー15の形状転写に限らず、ワーク平坦部の研削加工も可能となる。
以上説明した本実施形態によれば以下のような効果を奏する。
ラッピングフィルム20を用いることで、ワーク101および102と接する砥粒面は常に新しい面となるため、砥石の目詰まりが発生しない。
バックアップシュー15を、2つのワーク101および102で挟み込み、それぞれのワーク101および102とバックアップシュー15の間にラッピングフィルム20を移動させるようにしたので、一度に2つのワーク101および102を研削加工することができる。
バックアップシュー15を横移動可能としたことで、バックアップシュー15の形状転写に限らず、平坦部の研削加工が可能となる。
以上本発明を適用した実施形態を説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。たとえば、2つのワークを一度に加工する場合に、それぞれのワークの加工部位の形状は、同じである必要はない。これには、バックアプシューの形状を、それぞれの加工形状に合わせてさえおけば、それぞれのワークで異なる形状を転写加工することができる。
また、バックアップシュー15を横移動することで、平坦部を研削加工する例を説明したが、これについても、たとえば、なだらかな曲面などを研削加工する際にも適用できる。この場合、たとえば、バックアップシュー15を横移動させつつ、クランプ機構12の開き量(または開き角)を曲面に合わせて徐々に開いたり、閉じたりすることで、加工部位に対する押圧力を変えて、曲面を形成するように調整すればよい。
また、乾式研削に限らずクーラントを流しながらの研削にも用いることができる。そのほか、本発明は、さまざまな研削加工に利用可能であることはいうまでもない。
本発明を適用した実施形態における研削装置の概略図である。 加工するワークの一例を示す図である。 バックアップシューの横移動を説明するための説明図である。
符号の説明
1 装置、
11 ワーク固定治具、
12 クランプ機構、
13 弾性部材、
14 エアシリンダ、
15 バックアップシュー、
20 ラッピングフィルム、
100 ワーク。

Claims (6)

  1. 一方の面に砥粒が設けられた可撓性部材と、
    前記可撓性部材をワークに押し付けるバックアップシューと、
    前記可撓性部材を前記ワークと前記バックアップシューとの間で移動させる移動手段と、
    を有することを特徴とする研削装置。
  2. 前記ワークが第1のワークと第2のワークからなる2つであって、
    前記第1のワークと前記第2のワークのそれぞれの加工部位に前記可撓性部材が接し、かつそれぞれの加工部位により前記バックアップシューを挟み込むように前記第1のワークと前記第2のワークを固定するワーク固定手段を有することを特徴とする請求項1記載の研削装置。
  3. 前記バックアップシューは、前記ワークが押し付けられる方向に対して直交する方向に移動自在であることを特徴とする請求項1または2記載の研削装置。
  4. ワークに対し、前記ワークと接する面側に砥粒が設けられた可撓性部材をバックアップシューによって押し付けつつ、前記可撓性部材を移動することを特徴とする研削方法。
  5. 前記ワークが第1のワークと第2のワークからなる2つであって、
    前記第1のワークと前記第2のワークのそれぞれの加工部位により前記バックアップシューを挟み込むように前記第1のワークと前記第2のワークを固定して、前記第1のワークと前記第2のワークを前記バックアップシューの方向へ押し付け、前記第1のワークと前記バックアップシューの間、および前記第2のワークバックアップシューの間で前記可撓性部材を移動させることを特徴とする請求項4記載の研削方法。
  6. 前記バックアップシューを前記ワークが押し付けられる方向に対して直交する方向に移動することを特徴とする請求項5記載の研削方法。
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