JP2009195898A - フィルター - Google Patents
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Abstract
【解決手段】親水剤が溶融ブレンドされた260℃以下の温度で溶融紡糸可能な少なくとも1種のポリオレフィン組成物から得られ、かつ平均繊維径が0.1〜10.0μmの極細繊維からなる不織布を濾過材の少なくとも一部に用いたフィルター。
【選択図】 なし
Description
ポリオレフィンからなるフィルターはそれ自体が撥水性であるため通水性に劣り、特に流孔径が0.1〜数μmレベルの高い分離性能を持つフィルターで顕著である。これは、フィルターの微細な孔に水が流れ込まないために起きる現象で、エアロックと呼ばれる。エアロックが生じると、フィルターの微細な孔は十分に使用されず、一部の孔からのみ水が流れるため、本来フィルターが持つ濾過面積よりも小さい範囲で濾過が行われる。この際、濾過圧は通常よりも大きくなるし、より微細な孔ほど水が流れにくい、すなわち、より大きな孔から水が流れているので、分離性能も劣る。
エアロックが発生したフィルターを使用すると、濾過圧変動等の何らかのきっかけでフィルターの孔に滞留したエアが抜けることがあり、このエアをマイクロバブルと言う。マイクロバブルの発生は液を泡立たせ、製品の不良率を上げることになり、特に塗料やめっき液等の濾過では問題を生じる。エアロックとマイクロバブルの発生の本質的な原因は不織布に滞留するエアが原因である。ただし、エアロックは完全に解消されなくとも、通水性や濾過精度が満足することがあるが、マイクロバブルは微量な滞留エアが問題になることもあるので、より完全な解消が必要である。
マイクロバブルもエアロック同様、流孔径が0.1〜数μmレベルの高い分離性能を持つフィルターにおいて発生が顕著であるため、マイクロバブルが問題となる工程では、高い分離性能を持つフィルターを使用できない。従って、マイクロバブルの発生防止と高い分離性能の両方を備えたフィルターが望まれている。
(1)親水剤が溶融ブレンドされた260℃以下の温度で溶融紡糸可能な少なくとも1種のポリオレフィン組成物から得られ、かつ平均繊維径が0.1〜10.0μmの極細繊維からなる不織布を濾過材の少なくとも一部に用いたフィルター。
(2)極細繊維の製法がメルトブロー方式である(1)に記載のフィルター。
(3)平均流孔径(ASTM F316−86)が0.1〜10.0μmである、(1)または(2)に記載のフィルター。
(4)親水剤が、分子内に親水部分と疎水部分を同時に持つ両性物質で、疎水部分に直鎖または分岐状のアルキル基を持つ物質である(1)〜(3)のいずれか1項に記載のフィルター。
(5)親水剤がR1−(OCH2CH2)n−OHの化学式
{但し、R1は、炭素原子数が22から40の直鎖状または分岐状のアルキル基である。nは2〜10の数である。}
で表されるアルキルポリオキシエチレンアルコールである(1)〜(4)のいずれか1項に記載のフィルター。
(6)ポリオレフィン組成物に、分子量降下剤が配合されてなる、(1)〜(5)のいずれか1項に記載のフィルター。
(7)ポリオレフィン組成物のポリオレフィンがポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、及びエチレン−プロピレン−ブテン共重合体から選ばれる1種以上である(1)〜(6)のいずれか1項に記載のフィルター。
(8)極細繊維からなる不織布のメルトマスフローレイト(MFR:JIS K 7210(ISO 1133に対応)、試験温度230℃、公称荷重2.16kg)が1000〜3000(g/10min)である(1)〜(7)のいずれか1項に記載のフィルター。
(9)ポリオレフィン組成物が、メルトマスフローレイト(MFR:JIS K 7210(ISO 1133に対応)、試験温度230℃、公称荷重2.16kg)50〜100のポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、及びエチレン−プロピレン−ブテン共重合体から選ばれる1種以上に、ポリオレフィン組成物の重量基準で、化学式CH3(CH2)29−(OCH2CH2)2.5−OH{但し、エチレンオキサイドの付加数2.5は平均的な値}の親水剤を0.5〜10.0重量%、及びヒンダードヒドロキシルアミンエステル系化合物である分子量降下剤を0.01〜0.10重量%含有する(1)、(2)及び(8)の何れか1項に記載のフィルター。
(10)極細繊維が2種以上のポリオレフィンを含む複合繊維である(1)〜(9)のいずれか1項に記載のフィルター。
(11)極細繊維が、2種以上のポリオレフィン繊維の混合繊維である、(1)〜(10)のいずれか1項に記載のフィルター。
(12)シートフィルターである前記(1)〜(11)のいずれか1項に記載のフィルター。
(13)カートリッジフィルターである前記(1)〜(12)のいずれか1項に記載のフィルター。
(14)1層以上の前記親水性不織布と、前濾過層と液上流側スペーサーと液下流側スペーサーのいずれか、または全てを、同時にプリーツ状に折り曲げ、筒状のカートリッジフィルターである(13)に記載のフィルター。
(15)前記スペーサーが長繊維不織布であるカートリッジフィルターである(14)に記載のフィルター。
本発明のフィルターは、ポリオレフィンに親水剤が溶融ブレンドされた260℃以下の温度で溶融紡糸可能な少なくとも1種のポリオレフィン組成物を溶融紡糸して得られ、かつ平均繊維径が0.1〜10.0μmの極細繊維からなる不織布(以下、極細繊維不織布という)を濾過材の少なくとも一部に用いて得られる。該不織布を濾過材の少なくとも一部に用いたフィルターはポリオレフィンの優れた耐溶剤性を持ちながら、水系液体への強い親和性を持つため、二次的な問題を生じることなく、エアロックやマイクロバブルの問題の解決が可能である。
本発明のフィルターの濾過材に用いられる極細繊維を構成するポリオレフィン組成物に用いられるポリオレフィンとしては、ポリプロピレン(単独重合体)、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−プロピレン−ブテン共重合体、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、ポリ−4−メチルペンテン−1等が例示できる。これらのなかでも、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、及びエチレン−プロピレン−ブテン共重合体(以下、ポリプロピレン類と総称する)が適度な溶融粘性を持つので親水剤の溶融ブレンドが容易であるので望ましい。また、ポリオレフィンを用いて繊維を構成した場合には、ポリオレフィンの特徴である、耐薬品性や燃焼時の有害ガスの発生がないといった特性も、もちろん得られる。
中でも、MFRが好ましくは5〜500(g/10min)、より好ましくは50〜100のポリプロピレン類は、入手が容易で、形状が均一なペレットのため取扱いも容易で親水剤と均一に混合できる。
本発明における親水剤は、溶融ブレンド時に容易に熱分解せず揮発しない界面活性剤等の親水剤を好ましく用いることができる。例えば、高級アルコール硫酸エステル塩類に代表されるアニオン系化合物、脂肪族アミン塩類に代表されるカチオン系化合物、エトキシル脂肪族アルコールに代表される非イオン系化合物等が挙げられる。中でも、分子内に親水部分と疎水部分を同時に持つ両性物質で、疎水部分に直鎖状または分岐状のアルキル基を持つ親水剤が好ましい。例えば、エトキシル脂肪族アルコール、グリセライド、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール骨格にポリアルキレンオキサイド鎖を有する基が結合した化合物等が挙げられる。
R1−(親水性オリゴマー)
R1は、炭素原子数が22から40の直鎖または分岐状のアルキル基である。また親水性オリゴマーは、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、エチレングリコール、プロピレングリコール、アクリル酸、メタクリル酸、ビニルアルコール、酢酸ビニル由来の単一またはオリゴマー単位からなり、その単位が2〜10で構成されたものである。
R1−(OCH2CH2)n−OH
で示される構造のものが挙げられる。ここでnは2〜10の数である。更に具体的には、例えば、
CH3(CH2)29−(OCH2CH2)2.5−OH
(エチレンオキサイドの付加数2.5は平均的な値)
で表されるエトキシル脂肪族アルコールが例として挙げられる。上記した親水剤は、単独でも、複数種類混合しても用いることができる。
本発明において、極細繊維用ポリオレフィン組成物は、親水剤の熱分解や揮発を抑制するため、260℃以下の温度で溶融紡糸可能である必要がある。
一般に、樹脂を溶融して紡糸する方法で極細繊維を得る場合、樹脂を高温で加熱して樹脂の溶融粘度を下げる必要がある。本発明で好ましく用いることのできるポリプロピレン類を例に取ると、広く一般的で、簡易に購入可能でペレット形状が良好な樹脂の多くはMFRが100以下と低いため、更に高温で加熱する必要がある。その加熱温度は親水剤の揮発または分解温度に達する場合があるので、その際は樹脂に対し分子量降下剤を添加するのが好ましい。分子量降下剤を使用したほうが、親水剤に負荷のかからない紡糸が可能である。また、当然ながら熱量が下がることで、ユーティリティーコストの改善や作業環境の改善になる。
ヒンダードヒドロキシルアミンエステル系の化合物としては、国際公開第2006/027327号パンフレットの12〜14頁に記載されたNo.1〜No.34の化学構造式を有する化合物が例示される。
尚、極細繊維用ポリオレフィン組成物におけるヒンダードヒドロキシルアミンエステル系分子量降下剤(有効成分)の添加量は、使用するポリオレフィンのMFR等によって適宜変更されるが、MFRが50〜100(g/10min)の場合、0.01〜0.10重量%が例示できる。
本発明において、極細繊維紡糸用のポリオレフィン組成物は、ポリオレフィンに親水剤、必要に応じて分子量降下剤等の添加剤を加えてタンブラーミキサー、高速ミキサー等を用いて混合した混合物が例示できる。ポリオレフィン組成物は、親水剤の熱分解や揮発を抑制するため、260℃以下、好ましくは250℃以下、より好ましくは210〜250℃の温度で極細繊維を溶融紡糸することが可能である必要がある。そのためには、該ポリオレフィン組成物を溶融紡糸して得られる極細繊維または極細繊維不織布のMFRは、好ましくは1000〜3000(g/10min)であることが目安となる。
本発明における極細繊維不織布は極細繊維からなる不織布のことを言う。
本発明における極細繊維は、ポリオレフィン組成物の溶融紡糸によって得られる繊維で構成されていれば、いずれの製法でも構わない。特に、紡糸工程と不織布化工程を1工程で行う、メルトブロー法が望ましいが、これに限るものではない。メルトブロー法とは、樹脂を高温高圧空気と共に噴射し開繊配列して不織布を製造する方法であり、比較的容易に繊維径が数μm以下の極細繊維が得られ、得られた不織布も緻密なため本発明に適している。また、生産性、製造コスト等の点からも望ましい。
極細繊維の繊維径が小さいほど、繊維が形成する空隙が小さくなるのでフィルターとした時に平均流孔径と濾過精度は微小になる。一方で、繊維径が小さいほど、通液に必要とする圧力は増大し、本発明の技術を用いない場合にはエアロックやマイクロバブル発生の原因となる滞留エアが発生する確率は高くなる。したがって、構成する極細繊維の繊維径が小さくて平均流孔径と濾過精度が微小なフィルターほど本発明の効果が顕著に見られる。
本発明において、極細繊維不織布は紡糸後に余熱で繊維交点が接着されるため、そのままでもフィルターの濾過材として用いることができる他に、単層または複層でカレンダー加工、すなわち一対の加熱ロールで圧密して濾過材として使用しても良い。またカレンダー加工の他にも、加熱空気によって減容化または多層化するエアースルー方式のような他の方法で不織布を2次加工することもできる。
本発明においては、前記濾過材を適当な大きさにカットしてシートフィルターとして使用することができる。
シートフィルターとして使用される濾過材の平均流孔径(ASTM F316−86)は0.1から10.0μmであることが好ましい。平均流孔径が上記の範囲内であれば生産が容易で、濾過精度も十分である。極細繊維不織布が、紡糸後に10.0μm以上の平均流孔径を示す場合でも、多層にしたり、前記した2次加工することで、上記範囲を満たすことができる。尚、平均流孔径が5.0μmを超えるような粗いフィルターは、そもそも親水剤が無くとも十分に通水可能であるのでエアロックは起きないが、局所に微量な滞留エアを保持しマイクロバブル発生の原因となることがあるので、本発明をマイクロバブルの発生防止に使用することができる。
本発明における極細繊維不織布はカートリッジフィルターの濾過材として使用されても良い。その際、極細繊維不織布は紡糸後適当なサイズにカットされた後そのまま使用してもよいし、カレンダー加工のように二次加工されてもよく、前記したシートフィルターを用いても良い。カートリッジフィルターとしては、不織布をコアに巻き取って多層構造としたデプスタイプやひだ状に折られた(すなわちプリーツ加工した)不織布を円筒状に加工したプリーツタイプが本発明に適している。本発明のフィルターは比較的高圧損なフィルターとなるので、より濾過面積が広くなるプリーツタイプが好ましい。一般に、濾過面積が広いフィルターほど通水性に優れる。
本発明における親水成分を練り込んだ極細繊維不職布は、表面が滑りやすい。また、カレンダー加工された極細繊維不織布は硬質化している場合が多い。そのため親水性分の含有量によっては、極細繊維不織布表面の平滑性と、極細繊維不織布自体の剛性のため、極細繊維不織布はプリーツ加工されにくい場合がある。このときは折る直前に極細繊維不織布を加熱することで改善できる。また、折り畳んだ後に加熱するとプリーツ形状の保持性がよくなる。加熱温度はいずれもガラス転移点から融点の間であることが好ましい。
(1)平均繊維径:試験片の任意な位置を電子顕微鏡で写真撮影を行い、1枚の写真につき約20本の繊維の直径を測定し、これらを5枚以上の位置について行い、合計100本以上の繊維径を平均して求めた。
(2)目付:不織布の任意5箇所から25cm×25cmのサイズの試験片を切り出した後、各試験片の重量を電子天秤にて測定して、その平均値を1m2当りの重量に換算して目付とした。単位g/m2。
(3)通気性:JIS−L−1096(ISO 9237に対応)に定める通気性試験方法に基づいて試験した。尚試験機はフラジ−ル型試験機を使用した。単位cm3/cm2/s。
(4)平均流孔径(μm): ASTM F316−86に基づいて、Perm−Porometer(POROUS MATERIALS INC.製)にて測定した。
(5)濾過精度:循環式濾過性能試験機のハウジングにカートリッジフィルターを取り付け、ポンプで流量を調節して通水循環する。次に循環している水にACファインテストダストを毎分3gで連続添加し、添加開始から5分後に原液と濾液を採取し、それぞれの液に含まれる粒子の数を光散乱式粒子検出器を用いて計測して捕集効率を算出した。捕集効率が99.9%以上を示す最小粒径を濾過精度とした。尚、通水循環時の流量は、シートフィルターで毎分5000cm3、カートリッジフィルターで毎分60000cm3に調節した。
(6)エアロックとマイクロバブル発生の確認:循環式濾過性能試験機のハウジングにフィルターを取り付け、ポンプで流量を調節して通水循環する。このときのフィルター前後の圧力差を圧力損失Aとする。次に、この状態で10分間通水循環したとき、循環式濾過性能試験機のタンクにハウジング2次側の配管から気泡が目視確認できれば、マイクロバブルの発生があるものとして×、確認できなければマイクロバブルの発生が無いものとして○とした。次に一度フィルターを取り外し、フィルターをイソプロピルアルコールに浸漬する。アルコール浸漬されたフィルターを再度ハウジングに取り付け、ポンプで流量を調節して通水循環する。このときのフィルター前後の圧力差を圧力損失Bとする。圧力比=A/Bが1.05未満であればエアロックが無いものとして◎、1.05以上1.1未満であれば○、1.1以上であれば×とした。尚、通水循環時の流量は、シートフィルターで毎分5000cm3、カートリッジフィルターで毎分60000cm3に調節した。
ポリプロピレン(単独重合体、MFR:75、商品名SA08、日本ポリプロ社製)に対し、化学式CH3(CH2)29(OCH2CH2)2.5OHで表される有効成分を含む親水剤(チバ社製Irugasurf−HL560、有効成分60重量%)が3.0重量%、有効成分としてヒンダードヒドロキシルアミンエステル系化合物を含む分子量降下剤(チバ社製Irugatec−CR76、有効成分3.3重量%)が1.0重量%となるように添加し、メルトブロー用紡糸ノズル(ホール径0.3mm、1.0mmピッチ、501ホール)より、紡糸温度250℃で押し出し、360℃の加熱空気を用いてメルトブロー紡糸した。加熱空気の圧力、吐出量、不織布搬出速度を調節することで、目付13g/m2の不織布(A)、及び目付40g/m2の不織布(B)の2種類の不織布を作製した。次に、不織布(A)2枚と不織布(B)1枚を積層し、ロール温度120℃のカレンダーロールにて圧密処理し、親水性ポリプロピレン極細不織布からなるシートフィルターを得た。これを、直径142mmの円状に切り取り、試験を実施した。測定結果は表1に示す。
親水剤(チバ社製Irugasurf−HL560)が5.0重量%、分子量降下剤(チバ社製Irugatec−CR76)が0.5重量%、紡糸温度230℃で押し出した以外は実施例1と同じ方法で紡糸して、目付50g/m2の不織布(A)を作製した。次に、不織布(A)をロール温度120℃のカレンダーロールにて圧密処理し、親水性ポリプロピレン極細不織布からなるシートフィルターを得た。これを、直径142mmの円状に切り取り、試験を実施した。測定結果は表1に示す。
紡糸温度を200℃でとした以外は実施例2と同じ方法でシートフィルターを作製し、試験を実施した。測定結果は表1に示す。
親水剤(チバ社製Irugasurf−HL560)の添加量を5.0重量%、分子量降下剤(チバ社製Irugatec−CR76)の添加量を0.5重量%とした以外は実施例1と同じ方法でシートフィルターを作製し、試験を実施した。測定結果は表1に示す。
2種類の樹脂を鞘芯型複合繊維とできるメルトブロー用複合紡糸ノズルを用いて、芯側にポリプロピレン(単独重合体、MFR:75、商品名SA08、日本ポリプロ社製)、鞘側にエチレン−プロピレン共重合体(MFR:61、商品名PS4916、日本ポリプロ社製)を用いて、ポリプロピレンとエチレン−プロピレン共重合体の両方に、親水剤(チバ社製Irugasurf−HL560)が3.0重量%、分子量降下剤(チバ社製Irugatec−CR76)が1.0重量%となるように添加した以外は、実施例1と同じ方法でシートフィルターを作製し、試験を実施した。測定結果は表1に示す。
芯側のポリプロピレンに親水剤(チバ社製Irugasurf−HL560)を添加しなかった以外は、実施例5と同じ方法でシートフィルターを作製し、試験を実施した。測定結果は表1に示す。
ノズル孔が2種類の樹脂を孔の交互の位置から押し出すように配置されたメルトブロー用混合繊維紡糸ノズルを用いて、2種類の樹脂としてポリプロピレン(単独重合体、MFR:75、商品名SA08、日本ポリプロ社製)とエチレン−プロピレン共重合体(MFR:61、商品名PS4916、日本ポリプロ社製)を用いて、ポリプロピレンとエチレン−プロピレン共重合体の両方に、親水剤(チバ社製Irugasurf−HL560)が3.0重量%、分子量降下剤(チバ社製Irugatec−CR76)が1.0重量%となるように添加した以外は、実施例1と同じ方法でシートフィルターを作製し、試験を実施した。測定結果は表1に示す。
ポリプロピレン(単独重合体、MFR:1800、パウダー状、商品名PP3546G、エクソンモービル社製)を用いて、分子量降下剤を用いなかった以外は、実施例1と同じ方法でシートフィルターを作製し、試験を実施した。測定結果は表1に示す。
分子量降下剤として過酸化物2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン(日油社製パーヘキサ25B)を0.03重量%使用した以外は、実施例1と同じ方法でシートフィルターを作製し、試験を実施した。測定結果は表1に示す。
親水剤としてアルキルスルホン酸塩(三洋化成工業社製ケミスタット3033N)を2重量%使用した以外は、実施例1と同じ方法でシートフィルターを作製し、試験を実施した。測定結果は表1に示す。
親水剤を添加しない以外は実施例1と同じ方法でシートフィルターを作製し、試験を実施した。測定結果は表1に示す。実施例1〜10と比較すると、エアロックとマイクロバブルが発生していることがわかる。
親水剤を添加しない以外は実施例3と同じ方法でシートフィルターを作製し、試験を実施した。測定結果は表1に示す。実施例3と比較すると、マイクロバブルが発生していることがわかる。
実施例1で得たシートフィルターを240mm幅にカットして3層に積層し、更に上下の層にポリプロピレンスパンボンド不織布(目付40g/m2、RN2040、出光ユニテック社製)を各1層積層し、幅10mmのプリーツ加工を行い、プリーツひだ120山で切断し、シートの端同士を接着シールして円筒形状にした後、内側にコア、外側に外筒を配置し、その両端にキャップを接着させることで内径28mm、外径70mm、長さ250mmのカートリッジフィルターを作製し、試験を実施した。測定結果は表2に示す。
実施例2で得たシートフィルターを使用した以外は、実施例11と同じ方法でカートリッジフィルターを作製し、試験を実施した。測定結果は表2に示す。
実施例3で得たシートフィルターを使用した以外は、実施例11と同じ方法でカートリッジフィルターを作製し、試験を実施した。測定結果は表2に示す。
実施例4で得たシートフィルターを使用した以外は、実施例11と同じ方法でカートリッジフィルターを作製し、試験を実施した。測定結果は表2に示す。
実施例5で得たシートフィルターを使用した以外は、実施例11と同じ方法でカートリッジフィルターを作製し、試験を実施した。測定結果は表2に示す。
実施例6で得たシートフィルターを使用した以外は、実施例11と同じ方法でカートリッジフィルターを作製し、試験を実施した。測定結果は表2に示す。
実施例7で得たシートフィルターを使用した以外は、実施例11と同じ方法でカートリッジフィルターを作製し、試験を実施した。測定結果は表2に示す。
実施例8で得たシートフィルターを使用した以外は、実施例11と同じ方法でカートリッジフィルターを作製し、試験を実施した。測定結果は表2に示す。
実施例9で得たシートフィルターを使用した以外は、実施例11と同じ方法でカートリッジフィルターを作製し、試験を実施した。測定結果は表2に示す。
実施例10で得たシートフィルターを使用した以外は、実施例11と同じ方法でカートリッジフィルターを作製し、試験を実施した。測定結果は表2に示す。
比較例1で得たシートフィルターを使用した以外は、実施例11と同じ方法でカートリッジフィルターを作製し、試験を実施した。測定結果は表2に示す。実施例11〜20と比較すると、エアロックとマイクロバブルが発生していることがわかる。
比較例2で得たシートフィルターを使用した以外は、実施例11と同じ方法でカートリッジフィルターを作製し、試験を実施した。測定結果は表2に示す。実施例13と比較すると、マイクロバブルが発生していることがわかる。
Claims (15)
- 親水剤が溶融ブレンドされた260℃以下の温度で溶融紡糸可能な少なくとも1種のポリオレフィン組成物から得られ、かつ平均繊維径が0.1〜10.0μmの極細繊維からなる不織布を濾過材の少なくとも一部に用いたフィルター。
- 極細繊維の製法がメルトブロー方式である請求項1に記載のフィルター。
- 平均流孔径(ASTM F316−86)が0.1〜10.0μmである請求項1または2に記載のフィルター。
- 親水剤が、分子内に親水部分と疎水部分を同時に持つ両性物質で、疎水部分に直鎖状または分岐状のアルキル基を持つ物質である請求項1〜3のいずれか1項に記載のフィルター。
- 親水剤がR1−(OCH2CH2)n−OHの化学式
{但し、R1は、炭素原子数が22から40の直鎖または分岐状のアルキル基である。nは2〜10の数である。}
で表されるアルキルポリオキシエチレンアルコールである請求項1〜4のいずれか1項に記載のフィルター。 - ポリオレフィン組成物に、分子量降下剤が配合されてなる、請求項1〜5のいずれか1項に記載のフィルター。
- ポリオレフィン組成物のポリオレフィンがポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、及びエチレン−プロピレン−ブテン共重合体から選ばれる1種以上である請求項1〜6の何れか1項に記載のフィルター。
- 極細繊維からなる不織布のメルトマスフローレイト(MFR:JIS K 7210(ISO 1133に対応)、試験温度230℃、公称荷重2.16kg)が1000〜3000(g/10min)である請求項1〜7のいずれか1項に記載のフィルター。
- ポリオレフィン組成物が、メルトマスフローレイト(MFR:JIS K 7210(ISO 1133に対応)、試験温度230℃、公称荷重2.16kg)50〜100のポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、及びエチレン−プロピレン−ブテン共重合体から選ばれる1種以上に、ポリオレフィン組成物の重量基準で、化学式CH3(CH2)29−(OCH2CH2)2.5−OH{但し、エチレンオキサイドの付加数2.5は平均的な値}の親水剤を0.5〜10.0重量%、及びヒンダードヒドロキシルアミンエステル系化合物である分子量降下剤を0.01〜0.10重量%含有する請求項1、2及び8の何れか1項に記載のフィルター。
- 極細繊維が2種以上のポリオレフィン組成物を含む複合繊維である請求項1〜9のいずれか1項に記載のフィルター。
- 極細繊維が、2種以上のポリオレフィン組成物繊維の混合繊維である、請求項1〜10のいずれか1項に記載のフィルター。
- シートフィルターである請求項1〜11のいずれか1項に記載のフィルター。
- カートリッジフィルターである請求項1〜12のいずれか1項に記載のフィルター。
- 1層以上の前記親水性不織布と、前濾過層と液上流側スペーサーと液下流側スペーサーのいずれか、または全てを、同時にプリーツ状に折り曲げ、筒状のカートリッジフィルターである請求項13記載のフィルター。
- スペーサーが長繊維不織布であるカートリッジフィルターである請求項14記載のフィルター。
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