JP2009195869A - 撹拌混合システム - Google Patents

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晴乙 池田
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Abstract

【課題】 被処理物と被混入部材とを均一に混合する。
【解決手段】 微粉砕ゴム供給機A及び固着防止剤供給機Bから供給される微粉砕ゴムと固着防止剤とをスクリューコンベアCにより予備混合し、予備混合物をスクリューミキサーDにより撹拌混合するものであり、スクリューコンベアCは、微粉砕ゴムと固着防止剤とを搬送しながら混合し、混合物をスクリューミキサーDの後端部側へ移送可能であり、スクリューミキサーDは、先端部側が後端部側より上方に位置するように傾斜され、後端側が微粉砕ゴム及び固着防止剤を押し上げるための第1のスクリュー部であり、この第1のスクリュー部に連続して微粉砕ゴム及び固着防止剤を撹拌混合するための撹拌パドルを有する撹拌部を設け、この撹拌部に連続して撹拌混合された物を先端部側へ順次排出するための第2のスクリュー部を設けている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、微粉砕ゴムなど被処理物と固着防止剤などの被混入部材とを撹拌混合するための撹拌混合システムに関するものである。
本願の発明者らは、資源の有効活用を図る目的から廃タイヤを再資源化するための微粉砕ゴムの製法を提案した(特開2006−176558公報)。
当該製法は、廃タイヤのゴムチップを粗粉砕機で粗粉砕ゴムにする粗粉砕工程と、上記粗粉砕ゴムを細粉砕機で細粉砕ゴムにする細粉砕工程と、上記細粉砕ゴムがちぢれ状になっているために互いに連なっている(付着結合している)細粉砕ゴムを分離機によって強制的に分離して微粉砕ゴムにする分離工程と、混合機によって上記微粉砕ゴムに固着防止剤を添加しながら混合する混合工程と、分級機により上記固着防止剤が添加された上記微粉砕ゴムを所定の粒径を有するものと、それ以外のものとに分級(選別)して回収する分級回収工程とからなるものである。
特開2006−176558号公報
上述した微粉砕ゴムの製法の混合工程において、微粉砕ゴムに固着防止剤を添加する理由は、微粉砕ゴム同士が再び付着結合するのを抑制するためであり、微粉砕ゴムの表面を固着防止剤によってコーティングして、分級を容易にするためである。
微粉砕ゴムと固着防止剤との混合工程の課題は均一にすることであり、均一性が損なわれると、部分的に微粉砕ゴム同士が付着結合するおそれがあり、再資源のために必要な粒径の微粉砕ゴムを回収することができない不都合が生じる。
この発明の目的は、被処理物と被混入部材とを均一に混合することにある。
この発明の第1の特徴は、被処理物供給機と、被混入部材供給機と、上記被処理物供給機及び被混入部材供給機から供給される被処理物と被混入部材とを予備混合するためのスクリューコンベアと、予備混合された被処理物及び被混入部材を撹拌混合するためのスクリューミキサーとを備えていることにある。上記スクリューコンベアは、上記被処理物供給機の排出部から排出される被処理物と、上記被処理物供給機に下流側で隣接している被混入部材供給機の排出部から排出される被混入部材とを混合可能であってかつ、これらを上記スクリューミキサーの後端部側へ移送する手段である。上記スクリューミキサーは、先端部側が後端部側より上方に位置するように傾斜され、上流側である後端側が上記被処理物及び被混入部材を押し上げるための第1のスクリュー部であり、この第1のスクリュー部に連続して混合された上記被処理物と被混入部材とを撹拌混合するための撹拌パドルを有する撹拌部を設け、この撹拌部に連続して撹拌混合した上記被処理物及び被混入部材の混合物を下流側である先端部側へ順次排出するための第2のスクリュー部を設けている。
この発明の第2の特徴は、上記第1の特徴を前提とし、被混入部材供給機の排出部とスクリューコンベアとの間に篩機を設けてあることにある。
この発明の第3の特徴は、上記第1又は第2の特徴を前提とし、被処理物供給機へ投入する被処理物を予め冷却するための冷却機構を備えていることにある。上記冷却機構は、被処理物を空気輸送するための第1及び第2の搬送路と、連結部と、送風機とを備えている。上記第2の搬送路の下流側が被処理物供給機に通じている。上記連結部が上記第1の搬送路の下流側端部と上記第2の搬送路の上流側端部との間に接続されている。上記送風機は第1及び第2の搬送路内の被処理物を上記被処理物供給機に向けて圧送可能である。
この発明の第4の特徴は、上記第1又は第2の特徴を前提とし、被処理物供給機へ投入する被処理物を予め冷却するための冷却機構を備え、冷却機構が被処理物を空気輸送するための第1、第2及び第3の搬送路と、第1及び第2の連結部と、第1及び第2の送風機とを備えていることにある。上記第1の搬送路の先端部に第1の連結部を接続し、この第1の連結部に上記第2の搬送路の後端部を接続し、この第2の搬送路の先端部に上記第2の送風機を介して上記第3の搬送路の後端部を接続し、この第3の搬送路の先端部側が上記被処理物供給機に取り付けている上記第2の連結部に接続されている。上記第1の送風機は第1の搬送路内の被処理物を下流側へ、上記第2の送風機は上記第2の搬送路及び第3の搬送路内の被処理物を下流側へそれぞれ圧送可能である。
この発明の第5の特徴は、上記第4の特徴を前提とし、冷却機構が2段配置されており、一方の冷却機構の第2の連結部が他方の冷却機構の第2の連結部を兼用していることにある。
この発明の第6の特徴は、上記第4又は第5の特徴を前提とし、第1及び第2の連結部が円筒状に形成され、上端部に排出管が接続され、下部側に円錐部を設け、この円錐部が下方の開口部に向けて絞られた円錐形状となっており、第2の搬送路の後端部が開口部であり、この開口部から上記円錐部の下端部が挿入されていることにある。
この発明の第7の特徴は、上記第1乃至第6のいずれかの特徴を前提とし、被処理物が微粉砕ゴムであり、被混入部材は固着防止剤であることにある。
この発明によれば、被処理物と被混入部材とをスクリューコンベアによって予備混合し、予備混合された被処理物及び被混入部材を傾斜しているスクリューミキサーによって撹拌混合するため、被処理物と被混入部材とを均一に混合することができると共に、確実な混合撹拌が可能となる。
この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1〜図3において、この発明に係る撹拌混合システムは、被処理物供給機である微粉砕ゴム供給機Aと、被混入部材供給機である固着防止剤供給機Bと、被処理物である微粉砕ゴムと被混入部材である固着防止剤とを予備混合するためのスクリューコンベアCと、予備混合された微粉砕ゴムと固着防止剤とを撹拌混合するためのスクリューミキサーDと、上記微粉砕ゴム供給機に隣接して設けてある上記微粉砕ゴムを冷却するための冷却機構Eとを備えている。
微粉砕ゴム供給機Aについて図1〜図4を参照して説明する。
微粉砕ゴム供給機Aは後述するスクリューコンベアCに向けて微粉砕ゴムを定量供給するための手段である。微粉砕ゴム供給機Aは、図1に示すように、基台1に支持されている取付け台2上に起立状態に固定されている。微粉砕ゴム供給機Aは、本体を構成している微粉砕ゴムの貯留部3と、この貯留部の下部に接続されている微粉砕ゴムの供給部4と、この供給部の下部に接続されている排出部5とからなる。貯留部3はホッパー状に形成され、その上部が天板によって密閉されている。図4に示すように、供給部4は微粉砕ゴムの定量供給のための対のロール6(片側のみ図示。)を設けている。両ロール6は供給部4の側壁に回転可能に取り付けてあるロール軸7に支持されている。両ロール軸7は、供給部4の外側に設けてある駆動源となる駆動モータ8の駆動力が伝達されて、互いに対向する方向に回転可能である。排出部5は、供給部4のロール6によって定量供給される微粉砕ゴムをその下方に排出可能である。
固着防止剤供給機Bについて図1〜図4を参照して説明する。
固着防止剤供給機Bは後述するスクリューコンベアCに向けて固着防止剤を定量供給するための手段である。固着防止剤供給機Bは、取付け台2上に微粉砕ゴム供給機Aに下流側(図1右側)で隣接され起立状態に配置され、架台9上に固定されている。固着防止剤供給機Bは本体を構成している固着防止剤の貯留部10と、この貯留部の下部に設けてある筒状の排出部11とからなる。貯留部10はホッパー状に形成され、その上部が天板によって密閉されている。図4に示すように、貯留部10の下部側には貯留されている固着防止剤の撹拌板12を設けてある。撹拌板12は回転軸13を中心として回転可能である。回転軸13には、駆動源となる駆動モータ14の駆動力が伝達機構を通じて伝達される。回転軸13には、回転板15を支持してあり、この回転板は排出部11の上端開口部を開閉可能である。
排出部11は、下端開口部である排出口側内に感知板(図示せず。)を取り付け、この感知板では固着防止剤が下方に向けて常に供給されているか否かを検知している。
図4に示すように、排出部11の下方には篩機16を設けてある。篩機16は、振動篩17とこの振動篩の駆動源となる駆動モータ18とからなる。駆動モータ18の駆動力は作動軸18aを介して振動篩17に伝達され、この振動篩が水平方向に往復移動可能である。
振動篩17は、排出部11の排出口から供給される固着防止剤を振動網の往復移動を通じて分散することができる。
なお、固着防止剤としては、炭酸カルシウム、アルミナなどの充填材やカーボンブラック、タルク、シリカなどの補強材などが含まれる。
スクリューコンベアCは、図4に示すように、微粉砕ゴム供給機A及び固着防止剤供給機Bの下方にかつ水平に配置されている。スクリューコンベアCは、微粉砕ゴム供給機Aの排出部5に、固着防止剤供給機Bの篩機16にそれぞれ接続されている。スクリューコンベアCは、微粉砕ゴム供給機Aから供給される微粉砕ゴムと、篩機16から落下する固着防止剤とをケーシング19内の撹拌スクリュー20によって混合する手段である。撹拌スクリュー20は駆動モータ21によって回転駆動可能である。
図4に示す例では、固着防止剤は、スクリューコンベアCに供給される際、固着防止剤供給機Bの排出部11から直接落下させるのではなく、篩機16を介して分散及び均一的に微粉砕ゴム上に投入されるので、微粉砕ゴムとの混合性の向上が図られる。
スクリューミキサーDについて、図1〜図3並びに図5及び図6に基づいて説明する。
スクリューミキサーDは、図1及び図2に示すように、後端部側(図1左側)が下方に、先端部側(図1右側)が上方に位置するように、すなわち先端部を上にして傾斜されている。スクリューミキサーDは、図5及び図6に示すように、パイプ状のケーシング22と、このケーシング内に設けてある第1及び第2のスクリュー部23,24と、第1及び第2のスクリュー部間に設けてある撹拌パドル25aを有する撹拌部25とを備えている。第1及び第2のスクリュー部23,24は、ケーシング22の軸芯に配置されているスクリュー軸26と、このスクリュー軸の両側に取り付けている撹拌羽根23a,24aからなるスクリューコンベアCで構成されている。スクリュー軸26の両端部は、ケーシング22の両端部に取り付けられている軸受けに回転可能に支持されている。スクリュー軸26の先端部は、このスクリュー軸の駆動源である駆動モータ27の駆動軸に連結部材を介して接続されている。
撹拌部25の撹拌パドル25aは、図5及び図6に示すように、上流側(図5左側)に位置している第1のスクリュー部23の撹拌羽根23aと、下流側(図5右側)に位置している第2のスクリュー部24の撹拌羽根24aとの対向間に渡され、スクリュー軸26の外側を囲むように配置されている複数の棒体によって構成されている。
図1及び図5に示すように、スクリューミキサーDにおけるケーシング22の両端部には第1及び第2の接続部22a,22bを互いに反対に方向に向けて突出してある。図2に示すように、第1の接続部22aは中継体28の下端部の排出口28aに接続され、第2の接続部22bは分級機Fの搬送路29に接続されている。中継体28は、スクリューコンベアCの一端部とスクリューミキサーDの後端部との間に配置されている。中継体28はホッパー状に形成されており、上部内にスクリューコンベアCの一端部が配置されている。
図2及び図5に示すように、スクリューコンベアCから搬送される微粉砕ゴムと固着防止剤との混合物は、中継体28内に投入され、この中継体の排出口28aから第1の接続部22aを経てスクリューミキサーDのケーシング22内に搬送され、第1のスクリュー部23によって上方に押し上げられ、撹拌部25では撹拌パドル25aによって微粉砕ゴムと固着防止剤とは均一に混合され、混合物は第2のスクリュー部24によって第2の接続部22bから下流側(図2右側)に位置している分級機Fの搬送路29に順次排出される。
微粉砕ゴムを冷却するための冷却機構Eについて、図1、図3、図7及び図8を参照して説明する。
冷却機構Eは微粉砕ゴム供給機Aの上流側(図1左側)に設けられている。
図7及び図8に示すように、冷却機構Eは、第1、第2及び第3の搬送路30,31,32と、第1及び第2の連結部33,34と、第1及び第2の送風機35,36とを備えている。
第1、第2及び第3の搬送路30,31,32は、いずれも被粉砕物である微粉砕ゴムを下流側へ向けて空気輸送するための搬送手段である。
第1の搬送路30は、図1に示すように垂直方向に配置され、その後端部30a側(図下端部側)すなわち上流側が分離機(図示せず。)に通じている搬送路37に第1の送風機35を介して接続され、下流側である先端部30b側(図上端部側)が第1の連結部33に接続されている。第1の送風機35は、駆動源となる駆動モータ38によって第1の搬送路30内の微粉砕ゴムを上方に向けて圧送することができる。駆動モータ38は架台39上に固定されている。
第1の連結部33は、図3、図7及び図8に示すように、本体が円筒体で構成され、下部が二重の円錐部40a,40bとなっているサイクロンである。第1の連結部33の本体は基台1に取り付けている保持台41上に固定されている。第1の連結部33は上端部が天板によって密閉されており、この天板を貫通するように集塵管(図示せず。)の分岐管である第1の排出管42が接続されている。排出管42内には開閉弁を設けてある。図8に示すように、第1の連結部33の側部には第1の搬送路30の先端部30bが差し入れられている。第1の連結部33は、下部に設けてある両円錐部40a,40bが上下に同心的に重ねて配置され、下端部が排出口40cとなっている。排出口40cは第2の搬送路31の後端部(上端部)31a内に延伸(挿入)されている。
このため、第1の搬送路30を通じて分離機で分離処理された微粉砕ゴムが第1の連結部33内に圧送されて、この微粉砕ゴムが二重の円錐部40a,40bの存在によって真下に落下して排出口40cから第2の搬送路31内に排出され、粉塵や熱気が第1の排出管42から集塵管へ導かれる(図8)。
第2の搬送路31は、図7に示すように垂直方向に配置され、その後端部31a側(図上端部側)すなわち上流側が第1の連結部33に接続され、下流側である先端部31b側(図下端部側)が第2の送風機36を介して第3の搬送路32の後端部32aに接続されている。
図8に示すように、第2の搬送路31の後端部31a(図上端部)は漏斗状に形成されかつ、上方が拡大した開口部となっている。このため、第2の搬送路31の後端部31a内に挿入されている円錐部40a,40bの排出口40cの周りが空隙43となっており、この空隙を通じて外側から第2の搬送路内へ外気を取り込むことができる。第2の搬送路31の先端部(図8下端部)31bは第2の送風機36に接続されている。第2の送風機36は、駆動源となる駆動モータ44によって第2の搬送路31内の微粉砕ゴムを下方(下流)に向けて吸引すると共に、この第2の送風機に接続されている第3の搬送路32内の微粉砕ゴムを上方(下流)に向けて圧送することができる。
第3の搬送路32は図8に示すように逆L字形に形成され、本体が垂直方向に配置されている。第3の搬送路32はその後端部32a側(図8下端部側)である上流側が第2の送風機36を介して第2の搬送路31に接続され、下流側である先端部32b側(図上端部側)が第2の連結部34に接続されている。
第2の連結部34の構成及びこの第2の連結部と第3の搬送路32の先端部32bとの連結関係は、第1の連結部33の構成及びこの第1の連結部と第1の搬送路30の先端部30bとの連結関係と実質的に同一であるので、詳細な説明を省略する。
第2の連結部34における円錐部45a,45b及び排出口45c並びに第2の排出管46は、第1の連結部33における円錐部40a,40b及び排出口40c並びに第1の排出管42にそれぞれ対応している。
上記構成の冷却機構Eの冷却機能について説明する。
微粉砕されて搬送路37から搬送されてくる微粉砕ゴムは粉砕や分離過程で発生する熱の影響を受けて高温となって、第1の搬送路30に導かれる。
微粉砕ゴムは、これを高温のまま搬送すると、その表面の粘度が増すから、微粉砕ゴム同士が再付着して塊となってしまう。
そのため、一次冷却として、微粉砕ゴムを第1の搬送路30から第2の搬送路31を経て第3の搬送路32内を通すことによって徐々に冷却しながら微粉砕ゴム供給機Aの貯留部3へ搬送するのである。
このように、搬送距離を長く設定して空気輸送しながら微粉砕ゴムを一次冷却する。
二次冷却として、第2の搬送路31内の空気は第2の送風機36によって先端部31b側(下流)に向けて吸引されているので、第1の連結部33内の微粉砕ゴムは排出口40cから第2の搬送路の後端部31a側に圧送され、同時にこの後端部外周の空隙43が外気の取入れ口となって外気が第2の搬送路内に吸引され、この結果として、第2の搬送路内の微粉砕ゴムは冷却されることになる。
このように、第2の搬送路31内へ外気を取込みながら空気輸送する微粉砕ゴムを二次冷却する。
三次冷却として、第1及び第2の連結部33,34は、いずれも円錐部40a,40b及び円錐部45a,45bを設けてサイクロンとして機能しかつ、投入された微粉砕ゴムは真下に落下し、両連結部内の塵や熱気などは排出管42,46を通じて排出されるので、放熱効果によって第1及び第2の連結部33,34内の微粉砕ゴムは冷却されることになる。
第1及第2の連結部33,34内が放熱されることよって微粉砕ゴムは冷却される。
図1及び図3に示す上記構成の冷却機構Eは、図3上下2段配置されている。ただし、双方の冷却機構Eにおいて、第2の連結部34を互いに兼用している。
このように、冷却機構Eを直列2段とすることにより、空気輸送される微粉砕ゴムが分散され、効率的な搬送及び冷却が可能になる。
次に、この発明に係る撹拌混合システムによる微粉砕ゴムと固着防止剤とを撹拌混合する方法について説明する。
図1に示すように、微粉砕されて搬送路37から搬送されてくる微粉砕ゴムは第1の搬送路30に導かれる。第1の搬送路30内の微粉砕ゴムは第1の送風機35の風圧によって下流に向けて上昇して、やがて第1の連結部33内に圧送される。第1の連結部33内の微粉砕ゴムは二重の円錐部40a,40b(図8)の存在によって真下に落下して、第2の搬送路31内に搬送され、第2の送風機36によって下流に吸引されて、第3の搬送路32内に搬送され、そこで下流側に向けて上昇し、やがて第2の連結部34内に圧送される。第2の連結部34内の微粉砕ゴムは二重の円錐部45a,45b(図8)の存在によって真下に落下して、微粉砕ゴム供給機Aの貯留部3に投入される。
なお、第1及び第2の連結部33,34内の粉塵や熱気は第1及び第2の排出管42,46から集塵管へ導かれる。
微粉砕ゴム供給機Aの貯留部3に投入された微粉砕ゴムは供給のための対のロール6を経てスクリューコンベアC内に定量供給され、撹拌スクリュー20(図4)によって撹拌されながら図1右側(下流側)へ移送される。
図4に示すように、微粉砕ゴム供給機Aに隣接している固着防止剤供給機Bでは貯留部10内の固着防止剤は排出部11から篩機16上に定量落下され、篩機の振動篩17の往復移動を通じて分散されながら、むらなくスクリューコンベアC内の微粉砕ゴム上に供給され、撹拌スクリュー20によって微粉砕ゴムと固着防止剤とは撹拌されながら図右方へ移送される。
撹拌されながら微粉砕ゴムと固着防止剤とはスクリューコンベアC内の図1右端部に移送され、中継体28内に至ると落下して排出口28aからスクリューミキサーDの第1の接続部22aへ流入し、ケーシング22の後端部から第1のスクリュー部23の撹拌羽根23aによって混合されながら撹拌部25に搬送される。混合された微粉砕ゴム及び固着防止剤は、撹拌部25では撹拌パドル25aの回転によって撹拌混合され、混合物となって第2のスクリュー部24に移送され、撹拌羽根24aの回転によって第2の接続部22bから分級機Fの搬送路29へ移送される。
微粉砕ゴム及び固着防止剤の撹拌混合過程では、スクリューミキサーDが右肩上がり傾斜されているために、ケーシング22内の混合物はその自重により充満した状態で撹拌又は撹拌混合されるために、効率良く均一に混合される。
図1に示す撹拌混合システムでは、スクリューコンベアCによって微粉砕ゴムと固着防止剤とが搬送されながら予備混合され、しかも右肩上がり傾斜されているスクリューミキサーDによってケーシング22内の混合物は密の状態で第1のスクリュー部23で混合され、撹拌部25で撹拌混合され、第2のスクリュー部24でも混合されるので、均一でかつ効率的な混合が可能となる。スクリューコンベアC内の微粉砕ゴムは、搬送されながら篩機16によって固着防止剤が上方から分散均一に投入されるから、固着防止剤との混合性が向上する。
高温状態にある微粉砕ゴムを予め冷却することなく貯留部3内に投入すると、貯留過程で微粉砕ゴム同士が連結されて大きな塊となり、貯留部内が閉塞してしまうおそれがあり、塊のままスクリューコンベアCにおいて固着防止剤と混合させると混合性が悪くなる可能性があるが、冷却機構Eは、予め微粉砕ゴムを冷却するので、貯留部内の閉塞の防止や混合性の向上に寄与することができる。
固着防止剤は、篩機16を介することなく、固着防止剤供給機Bの排出部11からスクリューコンベアCへ直接供給するようにしても良い。
第1の連結部における円錐部40a,40b及び第2の連結部における円錐部45a,45bを必ずしも設けなくて良い。また第2の連結部について、これを必ずしも設置することを要しない。このような場合には、冷却機構Eの第3の搬送路32を微粉砕ゴム供給機Aの貯留部3に直接接続する。
冷却機構Eに関して、これを被処理物の種類によっては、必ずしも設置することを要しない。冷却機構Eを図3に示すように2段配置しているが、必ずしも図示の例のように複数段とすることなく、単一であっても良い。搬送路の数は複数であれば良く、図示するように第1、第2及び第3の搬送路30,31,32に限られない。
被処理物には、廃タイヤ片から得られる微粉砕ゴムの他に、例えば廃ゴム(合成ゴムを含む)などの弾性部材などが含まれ、廃タイヤ片及びその微粉砕ゴムに限られない。
また被混入部材は必ずしも固着防止剤のような添加剤であることを要しない。
この発明に係る撹拌混合システムを示す正面図である。 この発明に係る撹拌混合システムの主要部を示す拡大正面図である。 この発明に係る撹拌混合システムを示す平面図である。 この発明に係る撹拌混合システムにおける微粉砕ゴム供給機と、固着防止剤供給機と、スクリューコンベアとの関係を示す一部切欠拡大正面図である。 この発明に係る撹拌混合システムにおけるスクリューミキサーを示す一部切欠拡大正面図である。 図5のVI−VI線拡大断面図である。 この発明に係る撹拌混合システムにおける微粉砕ゴム供給機と、固着防止剤供給機と、冷却機構との関係を示す一部切欠拡大正面図である。 この発明に係る撹拌混合システムにおける第1及び第2の連結部と、搬送路の端部との関係を示す一部切欠正面図である。
符号の説明
A 微粉砕ゴム供給機(被処理物供給機)
B 固着防止剤供給機(被混入部材供給機)
C スクリューコンベア
D スクリューミキサー
E 冷却機構
3 微粉砕ゴムの貯留部
4 微粉砕ゴムの供給部
5 排出部
6 ロール
10 固着防止剤の貯留部
11 排出部
16 篩機
17 振動篩
18 駆動モータ
20 撹拌スクリュー
22 ケーシング
23 第1のスクリュー部
23a 撹拌羽根
24 第2のスクリュー部
24a 撹拌羽根
25 撹拌部
25a 撹拌パドル
26 スクリュー軸
27 駆動モータ
28 中継体
30 第1の搬送路
30a 第1の搬送路の後端部
30b 第1の搬送路の先端部
31 第2の搬送路
31a 第2の搬送路の後端部
31b 第2の搬送路の先端部
32 第3の搬送路
32a 第3の搬送路の後端部
32b 第3の搬送路の先端部
33 第1の連結部
34 第2の連結部
35 第1の送風機
36 第2の送風機
40a,40b 円錐部
40c 排出口
42 第1の排出管
45a,45b 円錐部
45c 排出口
46 第2の排出管

Claims (7)

  1. 被処理物供給機と、被混入部材供給機と、上記被処理物供給機及び被混入部材供給機から供給される被処理物と被混入部材とを予備混合するためのスクリューコンベアと、予備混合された被処理物及び被混入部材を撹拌混合するためのスクリューミキサーとを備えており、
    上記スクリューコンベアは、上記被処理物供給機の排出部から排出される被処理物と、上記被処理物供給機に下流側で隣接している被混入部材供給機の排出部から排出される被混入部材とを混合可能であってかつ、これらを上記スクリューミキサーの後端部側へ移送する手段であり、
    上記スクリューミキサーは、先端部側が後端部側より上方に位置するように傾斜され、上流側である後端側が上記被処理物及び被混入部材を押し上げるための第1のスクリュー部であり、この第1のスクリュー部に連続して混合された上記被処理物と被混入部材とを撹拌混合するための撹拌パドルを有する撹拌部を設け、この撹拌部に連続して撹拌混合した上記被処理物及び被混入部材の混合物を下流側である先端部側へ順次排出するための第2のスクリュー部を設けている
    ことを特徴とする撹拌混合システム。
  2. 被混入部材供給機の排出部とスクリューコンベアとの間に篩機を設けてあることを特徴とする請求項1記載の撹拌混合システム。
  3. 被処理物供給機へ投入する被処理物を予め冷却するための冷却機構を備えており、
    上記冷却機構は、被処理物を空気輸送するための第1及び第2の搬送路と、連結部と、送風機とを備えており、
    上記第2の搬送路の下流側が被処理物供給機に通じており、
    上記連結部が上記第1の搬送路の下流側端部と上記第2の搬送路の上流側端部との間に接続されており、
    上記送風機は第1及び第2の搬送路内の被処理物を上記被処理物供給機に向けて圧送可能である
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の撹拌混合システム。
  4. 被処理物供給機へ投入する被処理物を予め冷却するための冷却機構を備えており、
    冷却機構は被処理物を空気輸送するための第1、第2及び第3の搬送路と、第1及び第2の連結部と、第1及び第2の送風機とを備えており、
    上記第1の搬送路の先端部に第1の連結部を接続し、この第1の連結部に上記第2の搬送路の後端部を接続し、この第2の搬送路の先端部に上記第2の送風機を介して上記第3の搬送路の後端部を接続し、この第3の搬送路の先端部側が上記被処理物供給機に取り付けている上記第2の連結部に接続されており、
    上記第1の送風機は第1の搬送路内の被処理物を下流側へ、上記第2の送風機は上記第2の搬送路及び第3の搬送路内の被処理物を下流側へそれぞれ圧送可能である
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の撹拌混合システム。
  5. 冷却機構は2段配置されており、一方の冷却機構の第2の連結部は他方の冷却機構の第2の連結部を兼用していることを特徴とする請求項4記載の撹拌混合システム。
  6. 第1及び第2の連結部は円筒状に形成され、上端部に排出管が接続され、下部側に円錐部を設け、この円錐部が下方の開口部に向けて絞られた円錐形状となっており、第2の搬送路の後端部が開口部であり、この開口部から上記円錐部の下端部が挿入されていることを特徴とする請求項4又は請求項5記載の撹拌混合システム。
  7. 被処理物は微粉砕ゴムであり、被混入部材は固着防止剤であることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の撹拌混合システム。
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