JP2009195505A - 電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】塵埃を簡単に廃棄することが可能な電気掃除機を提供する。
【解決手段】電気掃除機1は、電動送風機部54と、吸気を電動送風機部54に導く吸気通路と、吸気から塵埃を分離して捕集するサイクロン集塵部100と、塵埃を包装する塵埃パッケージ部200と、塵埃パッケージ部200内に収容されて塵埃を包装するための筒状シート219と、サイクロン集塵部100と塵埃パッケージ部200とを連通する穴121と、穴121を開放または閉塞する蓋230とを備え、塵埃パッケージ部200は、筒状シート219を所定の量、送出するためのローラー221a,221bと、筒状シート219を封止するためのヒーター227a,227b,228a,228bと、筒状シート219を切断するためのカッター226a,226bとを含み、蓋230は、電動送風機部54が駆動されているときは、穴121を閉塞するように構成されている。
【選択図】図4

Description

この発明は、電気掃除機に関する。
従来、電気掃除機としては、例えば、塵埃を含んだ気流を旋回させ、塵埃に遠心力を与えることで気流から分離して集塵室に塵埃を蓄積する、サイクロン集塵装置を備えるものがある。特許第3788589号公報(特許文献1)には、このようなサイクロン集塵装置を備えた電気掃除機が記載されている。
このような、従来の電気掃除機を一般家庭において使用すると、布団や衣類から生じる綿ホコリが集塵室内に堆積するごみの大半を占めることになる。綿ホコリは、繊維等によって構成され、弾性を持つので、集塵室に捕集されただけでは圧縮されず、集塵室に堆積する塵埃の密度が低くなる。そのため、集塵室内の塵埃を電気掃除機の外部のごみ箱などに廃棄するときに、塵埃が舞い散って再飛散し、使用者が不快に感じることがある。また、集塵室の内部に蓄積された塵埃の体積が大きくなると電気掃除機の吸引力が低下するので、使用者が集塵室の塵埃を頻繁に廃棄して、集塵室の内部の塵埃の体積を少なくしておく必要がある。
例えば、特開2003−144361号公報(特許文献2)には、サイクロン集塵装置の集塵部に集塵袋が取り外し可能に取り付けられ、集塵袋のしぼみを防止するしぼみ防止部を備える電気掃除機が記載されている。この電気掃除機においては、吸気口からの塵埃の吸い込みによる袋体のしぼみがしぼみ防止部にて防止されるとともに、この吸気口から吸い込まれた塵埃が排気口に取り付けられたフィルタにより袋体にて集塵される。このため、集塵部から袋体を取り外すことにより、集塵部内に集塵された塵埃が処理されるので、この袋体を処理することにより集塵部内に集塵した塵埃の確実な処理が容易にできる。
特許第3788589号公報 特開2003−144361号公報
しかしながら、特開2003−144361号公報(特許文献2)に記載の電気掃除機では、集塵後に集塵袋を廃棄するために集塵袋を取り替える必要があり、また、集塵袋を取り替える度に、袋体が吸気によってしぼまないように、集塵用袋の開口部近傍をフレームの上端開口内に折り返した状態で、この上端開口に風向制御部を嵌合させる必要がある。
そこで、この発明の目的は、塵埃を簡単に廃棄することが可能な電気掃除機を提供することである。
この発明に従った電気掃除機は、吸気を発生させる電動送風機と、吸気を電動送風機に導く吸気通路と、吸気通路に配置され、吸気から塵埃を分離して捕集する塵埃捕集室と、塵埃捕集室において捕集された塵埃を包装する塵埃包装室と、塵埃包装室内に収容されて塵埃を包装するための包装部材と、塵埃捕集室と塵埃包装室とを連通する開口部と、開口部を開放または閉塞することができるように配置される開閉部材とを備え、塵埃包装室は、塵埃を包装するために包装部材を所定の量、送出するための包装部材送出部と、包装部材送出部によって所定量送出されて塵埃を包装した包装部材を封止するための封止部と、封止部によって封止された包装部材を切断するための切断部とを含み、開閉部材は、電動送風機が駆動されているときは、開口部を閉塞するように構成されている。
集塵動作中、すなわち、電動送風機の駆動中には、吸気が導かれる塵埃捕集室と、包装部材が収容される塵埃包装室とを連通する開口部が開閉部材によって閉塞されるので、包装部材が吸気によってしぼまない。また、包装部材は、包装部材送出部によって所定量送出されて封止され、封止された包装部材は切断部によって切断されるので、集塵後に使用者が包装部材を取り外して新しい包装部材を取り付ける必要がなくなる。
このようにすることにより、塵埃を簡単に廃棄することが可能な電気掃除機を提供することができる。
この発明に従った電気掃除機においては、封止部は、熱溶着によって包装部材を封止する熱溶着部を含むことが好ましい。
このようにすることにより、包装部材を簡単に密封することができるので、微小な塵埃が包装部材の外に漏れることを防ぐことができて、塵埃を包装した包装部材を廃棄することが容易になる。
この発明に従った電気掃除機は、複数の封止部を備え、複数の封止部は、包装部材が送出される方向に沿って、切断部を挟んで配置されていることが好ましい。
このようにすることにより、塵埃を確実に包装するために、封止部と切断部の駆動の制御が簡単になる。また、包装部材を確実に封止、切断することができる。
以上のように、この発明によれば、塵埃を簡単に廃棄することが可能な電気掃除機を提供することができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この発明の一つの実施の形態として、電気掃除機の全体を概略的に示す図である。図中の二点鎖線は、吸気の流れる方向を示す。
図1に示すように、電気掃除機1は、吸込口を有する吸込口体10と、吸気を発生させる電動送風機や集塵手段を収容する本体50を備える。吸込口体10には、吸気通路の一部として吸引パイプ20、取っ手を備える接続パイプ30、サクションホース40が順次接続されて、サクションホース40は本体50に接続されている。吸込口から吸込口体10の内部に流入した気体は、吸込口体10、吸引パイプ20、接続パイプ30、サクションホース40を順に通って、本体50の内部に流入し、本体50の内部において塵埃を除去されて、本体50の外部に排気される。
図2は、この発明の一つの実施の形態として、電気掃除機の本体の構成を概略的に示す図である。図中の二点鎖線の矢印は、吸気の流れを示す。
図2に示すように、本体50は内部に、集塵手段51と、電動送風機として電動送風機部54と、集塵手段51と電動送風機部54とを接続するための経路部53と、電動送風機部54から本体50の外部へ排気するための排気経路部57を備える。電気掃除機1の本体50にはサクションホース40が接続されており、電動送風機部54を駆動させることによって、サクションホース40内の吸気は、集塵手段51に流入し、経路部53を通って電動送風機部54に流れ込み、排気経路部57を通って、本体50の外部に排気される。集塵手段51と経路部53は、吸込口体10、吸引パイプ20、接続パイプ30、サクションホース40とともに、吸気通路を構成する。
集塵手段51の内部には、本発明の塵埃捕集室の一例であるサイクロン集塵部100と、塵埃包装室として塵埃パッケージ部200とが配置されている。集塵手段51に流入した吸気は、サイクロン集塵部100およびろ過フィルタ52で塵埃が除去された後、経路部53を通って電動送風機部54に吸入される。
電動送風機部54は、空気を吸引するファン55と、ファン55を駆動するモータ56とから構成されている。ファン55から排出された気流は、モータ56付近等を冷却しながら、排気経路部57に到達して、本体50の外部に排気される。
図3は、電気掃除機の集塵手段の全体を示す図である。図4は、集塵手段の全体を示す断面図である。図中の二点鎖線の矢印は、吸気の流れを示す。
図3と図4に示すように、集塵手段51は、サイクロン集塵部100と塵埃パッケージ部200とから構成されている。塵埃パッケージ部200は、筒状シート保持部210とパッケージ機構部220とから構成されている。パッケージ機構部220は、固定ローラー221aと、可動ローラー221bと、固定溶着切断部223と、可動溶着切断部224とを含む。固定溶着切断部223には、固定上ヒーター227aと、固定カッター226aと、固定下ヒーター228aとが配置されている。可動溶着切断部224には、可動上ヒーター227bと、可動カッター226bと、可動下ヒーター228bとが配置されている。塵埃パッケージ部200の底面には、長方形状に開口された取出口240が形成されている。
図5は、サイクロン集塵部を斜め下方向から見たときの構造を示す一部断面斜視図である。
図3〜図5に示すように、サイクロン集塵部100は、概略円筒形状に形成され、上部に配置された上蓋部101と、下部に配置されたダストカップ102とから構成されている。ダストカップ102の内壁面は、円筒の内面を形成している。ダストカップ102の側面には、入口として流入口103が設けられている。サイクロン集塵部100に流入した塵埃を含む気流は、流入口103からダストカップ102の内部に、ダストカップ102の内壁面に接線をなすような角度で流入する。ダストカップ102の内部の空間は、遮蔽部材108によって、上部が旋回分離部分としての分離室104と、下部が塵埃捕集部分としての集積室105とに分けられている。分離室104の中心には排気筒106が配置される。排気筒106は、その底面が閉じられていて、その内部が上蓋部101の内部と連通するように上面が開口した円筒形の部材である。排気筒106の周壁には格子状に排気口107が形成されている。ダストカップ102の底面には、開口部として穴121が形成されている。
排気筒106の下端には、分離室104と集積室105の境界部である遮蔽部材108が接合されている。遮蔽部材108の外径は分離室104の内径および集積室105の内径より小さく、遮蔽部材108の外周と集積室105の内壁との間には隙間109が存在している。遮蔽部材108において、集積室105の底面に対向する面には、分離部材として分離ブレード110が接合されている。分離ブレード110は、湾曲した板状に形成されており、集積室105の底面に向かって延びるように遮蔽部材108の下面に接合されている。分離ブレード110は、遮蔽部材108から底面までほぼ鉛直に延びる円筒状の分離ブレード軸111を中心にして、分離ブレード軸111から放射状に延びるように、4枚取り付けられている。分離ブレード110は、分離ブレード軸111の駆動部によって、分離ブレード軸111の回転中心を中心にして回転可能であるように構成されている。
なお、本発明の塵埃捕集室の一例であるサイクロン集塵部100では、気流がサイクロン集塵部100の流入口103から流入して、矢印で示すように、ダストカップ102の分離室104と集積室105を通り、排気筒106からサイクロン集塵部100の外部に気流が流出するまでの空間が、気体が流通するための流路を形成している。
図6は、塵埃パッケージ部を斜め下方向から見たときの全体を示す斜視図である。図7は、塵埃パッケージ部の全体を模式的に示す側断面図である。
図6と図7に示すように、塵埃パッケージ部200においては、上部に、筒状シート219を収容して保持するための筒状シート保持部210が配置され、下部にパッケージ機構部220が配置されている。筒状シート219は包装部材の一例である。筒状シート219は、円筒状に形成されている。
塵埃パッケージ部200の筒状シート保持部210は、ドーナツ形状に形成されている。円筒状の外周壁212と、外周壁212よりも径が小さい内周壁211との間の空間は、筒状シート219を収容するための筒状シート収納部213である。筒状シート219は、折り畳まれた状態で筒状シート収納部213内に収容される。この実施の形態においては、筒状シート219はポリエチレン製である。筒状シート219は、その他の材質によって形成されてもよい。筒状シート219は、筒状シート収納部213の開口部から下方向に帯状に引き出される。
パッケージ機構部220は、包装部材送出部として固定ローラー221aと可動ローラー221bと、可動ローラー221bを支持し、移動させるための可動ローラー支持部222と、固定溶着切断部223と、可動溶着切断部224と、可動溶着切断部224を矢印Q1と矢印Q2に沿った方向に回動させるための可動溶着切断部モータ225とから構成されている。筒状シート保持部210の下方に固定ローラー221aと、固定ローラー221aに対向するように可動ローラー221bが配置され、固定ローラー221aと可動ローラー221bの下方に固定溶着切断部223と可動溶着切断部224が配置されている。固定ローラー221aは、固定ローラー駆動モータ221cによって駆動される。
可動ローラー221bは、可動ローラー支持部222とばね(図示しない)によって支持され、矢印Pに沿った方向に移動することができる。可動ローラー221bは、ばねによって固定ローラー221aに近付く方向に付勢されているが、固定ローラー221aと可動ローラー221bとの間に挟まれる物体の硬さや厚みによって、固定ローラー221aから離れる方向に移動することができる。可動ローラー221bは、ばねによって付勢されているので、固定ローラー221aと可動ローラー221bとの間に筒状シート219を挟んで、固定ローラー221aと可動ローラー221bが回転することによって、筒状シート219を下方向に送り出すことができる。
固定ローラー221aと可動ローラー221bの表面は滑らかに示されているが、筒状シート219を一定の速度で送出する必要はなく、また、筒状シート219に包装された塵埃を一定の圧力でプレスする必要はない。したがって、筒状シート219を確実に送出するために、固定ローラー221aと可動ローラー221bの表面にリブや溝、突起などが設けられて凹凸面が形成されていてもよい。
固定溶着切断部223には、可動溶着切断部224と対向する部分に、封止部の熱溶着部として固定上ヒーター227aと固定下ヒーター228aとが配置されている。固定上ヒーター227aは相対的に上部に、固定下ヒーター228aは相対的に下部に配置されている。また、固定上ヒーター227aと固定下ヒーター228aとの間には、切断部としてステンレス鋼製の固定カッター226aが形成されている。
可動溶着切断部224には、固定溶着切断部223の固定上ヒーター227aと対向する位置に封止部の熱溶着部として可動上ヒーター227bが配置され、固定溶着切断部223の固定下ヒーター228aと対向する位置に封止部の熱溶着部として可動下ヒーター228bが配置され、固定溶着切断部223の固定カッター226aと対向する位置に切断部としてステンレス鋼製の可動カッター226bが配置されている。
可動溶着切断部224が可動溶着切断部モータ225によって矢印Q1の方向に駆動されると、固定上ヒーター227aと可動上ヒーター227b、固定下ヒーター228aと可動下ヒーター228b、固定カッター226aと可動カッター226bがそれぞれ接する。固定上ヒーター227a、可動上ヒーター227b、固定下ヒーター228a、可動下ヒーター228bが加熱されていれば、筒状シート219は二箇所において熱溶着される。筒状シート219は、熱溶着されると同時に、固定カッター226aと可動カッター226bによって、二箇所の熱溶着部の間で切断される。
図8は、塵埃パッケージ部の全体を、遮蔽部材、分離ブレード、分離ブレード軸とともに示す斜視図である。
図8に示すように、サイクロン集塵部100(図5)の遮蔽部材108に接合されている分離ブレード110の分離ブレード軸111の下部には、ダストカップ102(図5)の底面に形成されている穴121(図5)の開閉部材としての蓋230が接続されている。塵埃パッケージ部200をダストカップ102(図5)の下部に取り付けると、蓋230が穴121(図5)を穴121の下方向からふさぐ。
分離ブレード110の分離ブレード軸111の回転軸は、駆動部150に接続されている。駆動部150は、電気モータ151と、電気モータ151のモータ軸である第1の回転軸線152と、分離ブレード110の回転軸である第2の回転軸線153とから構成されている。
以上のように構成された電気掃除機の動作について説明する。
まず、集塵手段51の動作を説明する。
図4に示すように、流入口103から分離室104に入った気流は、分離室104の内壁に沿って高速で旋回する。旋回気流中の塵埃には遠心力が作用して気流から分離されて、ダストカップ102の内壁へ押しつけられる。その後、気流は旋回しながら下降し、隙間109を通って集積室105に入る。図4中において二点鎖線で示す矢印Aのように旋回しながら下降する気流は、集積室105の底面に到達した後は上昇に転じる。このように、分離ブレード110のまわりの間隙を旋回する気流の主流に対して、分離ブレード110に衝突する分流や、分離ブレード110に巻込まれる形で生じる小渦や剥離流れである分流などが生じる。分流は分離ブレード110によって急激に方向転換するので、その際にも回転遠心力と同様の塵埃分離に作用する力が生じる。分流においては小径の渦による遠心分離によって塵埃分離に作用する力が生じる。また、この渦に塵埃が捕らえられた状態のままとなるので、気流変動や電気掃除機1(図1)の運転停止によって、ダストカップ102の円筒軸中心部に塵埃が集積する。また、剥離流れから分離された塵埃もダストカップ102の円筒軸中心部に集積する。その後、上昇に転じた旋回気流は下降旋回気流の内側を通って図4に示す矢印Eのように上昇する。隙間109を経て、遮蔽部材108を越えて分離室104に戻ってきた気流は、排気筒106に向かって進み、最終的には排気口107から排気筒106の内部に吸い込まれて、上蓋部101を通ってから、電動送風機部54(図2)に吸入される。
電動送風機部54の駆動が停止されると、気流が旋回を止める。気流が旋回を止めると、ダストカップ102の内部において気流とともに旋回していた塵埃は、ダストカップ102の底面上に堆積する。
電動送風機部54の駆動停止が確認された後、図8に示す電気モータ151が駆動されると、電気モータ151の回転力が上蓋部101と排気筒106の接続部に伝達されて、排気筒106と排気口107と遮蔽部材108と分離ブレード110と分離ブレード軸111と蓋230とが一体となって、分離ブレード軸111を中心として、図8の矢印Dの方向に回転する。このようにして、電気モータ151の回転が第1の回転軸線152と第2の回転軸線153を介して分離ブレード軸111に伝達される。分離ブレード110が回転すると、分離ブレード110に付着している塵埃がダストカップ102(図5)の底面に振り落とされる。また、分離ブレード軸111が回転すると、蓋230も矢印Dの方向に回転する。
蓋230が回転することによって、ダストカップ102の底面に形成されている穴121が開放され、ダストカップ102の内部と塵埃パッケージ部200の内部が連通する。穴121が開放されて、ダストカップ102の内部と塵埃パッケージ部200の内部が連通すると、ダストカップ102の底面に堆積している塵埃は、穴121を通って、ダストカップ102の下部に接続されている塵埃パッケージ部200の内部に落ち込む。
次に、塵埃パッケージ部200の動作について説明する。
図9は、集塵手段の内部の部材の一部を模式的に示す図である。図中の二点鎖線の矢印は、吸気の流れを示す。
図9に示すように、電動送風機部54(図2)が駆動しているときには、集塵手段51の上部に配置されているサイクロン集塵部100の内部において吸気が旋回し、塵埃400が遮蔽部材108の下方に集積される。ダストカップ102の底面の穴121(図5)は蓋230(図8)によって閉塞されているので、塵埃400は、ダストカップ102の底面上に堆積する。集塵手段51の下部に配置されている塵埃パッケージ部200内に配置されている固定ローラー221a、可動ローラー221b、可動ローラー支持部222、固定溶着切断部223、可動溶着切断部224は、電動送風機部54が駆動している間は、駆動されない。
図10は、塵埃を包装する工程を順に示す図である。
図10の(A)に示すように、電動送風機部54(図2)が駆動停止した後、蓋230(図8)が穴121(図5)を閉塞している間は、塵埃は、塵埃パッケージ部200の内部には落ち込まない。穴121が閉塞されている間は、塵埃パッケージ部200内を吸気が流通しないので、筒状シート219が吸気によってしぼんでしまうことがない。固定ローラー221aと可動ローラー221bは、筒状シート保持部210から引き出されて下方向に帯状に垂れ下がっている筒状シート219の下部を挟んでいる。また、固定溶着切断部223と可動溶着切断部224は、筒状シート219の下端を挟むとともに、固定上ヒーター227aと可動上ヒーター227b、固定下ヒーター228aと可動下ヒーター228bとが互いに筒状シート219を介して接して、筒状シート219を熱溶着する。同時に、固定カッター226aと可動カッター226bとが筒状シート219を挟んでかみ合い、筒状シート219を切断する。
図10の(B)に示すように、蓋230(図6)が回転して、穴121(図5)を開放すると、塵埃400が塵埃パッケージ部200の筒状シート保持部210のドーナツ状の内周壁211の内側に垂れ下がっている、筒状シート219の内部に落下する。筒状シート219の下端は熱溶着されているので、塵埃400は筒状シート219の内部を通り抜けて落下することはない。
図10の(C)に示すように、可動溶着切断部224が、固定溶着切断部223から離れる方向に回動されると、固定ローラー221aと可動ローラー221bが回転して、筒状シート219を下方向に送出する。塵埃400は、筒状シート219に包まれたままで、筒状シート219とともに下方向に送出される。塵埃400は、筒状シート219に包まれたままで、固定ローラー221aと可動ローラー221bによってプレスされる。
図10の(D)に示すように、塵埃400を包装した筒状シート219が所定量、下方向に送出されると、可動溶着切断部224が、固定溶着切断部223に近付く方向に回動される。可動溶着切断部224が固定溶着切断部223に近付く方向に回動されると、固定上ヒーター227aと可動上ヒーター227b、固定下ヒーター228aと可動下ヒーター228bが筒状シート219を介して接して、筒状シート219を熱溶着する。同時に、固定カッター226aと可動カッター226bが筒状シート219を介して接触して、筒状シート219が切断される。固定上ヒーター227aと可動上ヒーター227bによって熱溶着される部分と、固定下ヒーター228aと可動下ヒーター228bによって熱溶着される部分との間が固定カッター226aと可動カッター226bによって切断されるので、筒状シート219の熱溶着と切断とが同時に行なわれる。
塵埃400は、下端と上端とが熱溶着されて袋状になった筒状シート219に包まれて、筒状シート保持部210から帯状に引き出されている筒状シート219から切り離される。使用者は、このように切り離された袋を、取出口240(図3)から取出して、そのままごみ箱等に廃棄すればよい。このようにして、使用者が電気掃除機1(図1)から塵埃400を廃棄する際の作業量が軽減される。また、電気掃除機1から塵埃400を廃棄する際に塵埃400が再飛散して、使用者が不快に感じることもなくなる。
筒状シート219の使用量を最低限に抑えるために、筒状シート219にマーキングをしておいて、筒状シート219の使用量を検知してもよい。また、赤外線透過センサによって筒状シート219内の塵埃400の有無を検知することによって、筒状シート219の送出量の制御を行ってもよい。
塵埃400が筒状シート219によって包装され、電気掃除機1から廃棄された後、新たに塵埃を包装するときには、図10の(A)〜(D)に示す工程が繰り返される。
以上のように、電気掃除機1は、吸気を発生させる電動送風機部54と、吸気を電動送風機部54に導く吸気通路と、吸気通路に配置され、吸気から塵埃400を分離して捕集するサイクロン集塵部100と、サイクロン集塵部100において捕集された塵埃400を包装する塵埃パッケージ部200と、塵埃パッケージ部200内に収容されて塵埃400を包装するための筒状シート219と、サイクロン集塵部100と塵埃パッケージ部200とを連通する穴121と、穴121を開放または閉塞することができるように配置される蓋230とを備え、塵埃パッケージ部200は、固定ローラー221aと可動ローラー221bと、の固定上ヒーター227aと可動上ヒーター227bと固定下ヒーター228aと可動下ヒーター228bと、固定カッター226aと可動カッター226bとを含み、蓋230は、電動送風機部54が駆動されているときは、穴121を閉塞するように構成されている。固定ローラー221aと可動ローラー221bは、塵埃400を包装するために筒状シート219を所定の量、送出する。固定上ヒーター227aと可動上ヒーター227bと固定下ヒーター228aと可動下ヒーター228bは、固定ローラー221aと可動ローラー221bによって所定量送出されて塵埃400を包装した筒状シート219を封止する。固定カッター226aと可動カッター226bは、固定上ヒーター227aと可動上ヒーター227bと固定下ヒーター228aと可動下ヒーター228bによって封止された筒状シート219を切断する。
集塵動作中、すなわち、電動送風機部54の駆動中には、吸気が導かれるサイクロン集塵部100と、筒状シート219が収容される塵埃パッケージ部200とを連通する穴121が蓋230によって閉塞されるので、筒状シート219が吸気によってしぼまない。また、筒状シート219は、固定ローラー221aと可動ローラー221bによって所定量送出されて封止され、封止された筒状シート219は固定カッター226aと可動カッター226bによって切断されるので、集塵後に使用者が筒状シート219を取り外して新しい筒状シート219を取り付ける必要がなくなる。
このようにすることにより、塵埃400を簡単に廃棄することが可能な電気掃除機1を提供することができる。
また、電気掃除機1においては、固定上ヒーター227aと可動上ヒーター227bと固定下ヒーター228aと可動下ヒーター228bは、熱溶着によって筒状シート219を封止する。
このようにすることにより、筒状シート219を簡単に密封することができるので、微小な塵埃400が筒状シート219の外に漏れることを防ぐことができて、塵埃400を包装した筒状シート219を廃棄することが容易になる。
ところで、ヒーターとカッターを1つずつしか備えていない場合には、筒状シート219の上端部と下端部のどちらを先に封止するか、封止と切断のどちらを先に行なうか、といった工程の順序に応じて、筒状シート219の送出量や、各工程においてヒーターとカッターのどちらを駆動させるのかといったことを細かく制御しなければ、塵埃400が筒状シート219で包装されない不具合が生じる。
そこで、電気掃除機1は、複数のヒーターとして、固定上ヒーター227aと可動上ヒーター227bからなる上ヒーターと、固定下ヒーター228aと可動下ヒーター228bからなる下ヒーターを備える。このように、上ヒーターと下ヒーターとからなる複数のヒーターが、筒状シート219が送出される方向に沿って、固定カッター226aと可動カッター226bからなるカッターを挟んで配置されている。
このようにすることにより、1つの封止部としてのヒーターと1つの切断部としてのカッターが配置されている場合に比べて、塵埃400を確実に包装するために、ヒーターとカッターの駆動の制御が簡単になる。また、筒状シート219を確実に封止、切断することができる。
以上に開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考慮されるべきである。本発明の範囲は、以上の実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての修正や変形を含むものである。
この発明の一つの実施の形態として、電気掃除機の全体を概略的に示す図である。 この発明の一つの実施の形態として、電気掃除機の本体の構成を概略的に示す図である。 電気掃除機の集塵手段の全体を示す図である。 集塵手段の全体を示す断面図である。 サイクロン集塵部を斜め下方向から見たときの構造を示す一部断面斜視図である。 塵埃パッケージ部を斜め下方向から見たときの全体を示す斜視図である。 塵埃パッケージ部の全体を模式的に示す側断面図である。 塵埃パッケージ部の全体を、遮蔽部材、分離ブレード、分離ブレード軸とともに示す斜視図である。 集塵手段の内部の部材の一部を模式的に示す図である。 塵埃を包装する工程を順に示す図である。
符号の説明
1:電気掃除機、20:吸引パイプ、30:接続パイプ、40:サクションホース、54:電動送風機部、100:サイクロン集塵部、121:穴、200:塵埃パッケージ部、219:筒状シート、221a:固定ローラー、221b:可動ローラー、226a:固定カッター、226b:可動カッター、227a:固定上ヒーター、227b:可動上ヒーター、228a:固定下ヒーター、228b:可動下ヒーター、230:蓋。

Claims (3)

  1. 吸気を発生させる電動送風機と、
    吸気を前記電動送風機に導く吸気通路と、
    前記吸気通路に配置され、吸気から塵埃を分離して捕集する塵埃捕集室と、
    前記塵埃捕集室において捕集された塵埃を包装する塵埃包装室と、
    前記塵埃包装室内に収容されて塵埃を包装するための包装部材と、
    前記塵埃捕集室と前記塵埃包装室とを連通する開口部と、
    前記開口部を開放または閉塞することができるように配置される開閉部材とを備え、
    前記塵埃包装室は、塵埃を包装するために前記包装部材を所定の量、送出するための包装部材送出部と、前記包装部材送出部によって所定量送出されて塵埃を包装した前記包装部材を封止するための封止部と、前記封止部によって封止された前記包装部材を切断するための切断部とを含み、
    前記開閉部材は、前記電動送風機が駆動されているときは、前記開口部を閉塞するように構成されている、電気掃除機。
  2. 前記封止部は、熱溶着によって前記包装部材を封止する熱溶着部を含む、請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 複数の前記封止部を備え、前記複数の封止部は、前記包装部材が送出される方向に沿って、前記切断部を挟んで配置されている、請求項1または請求項2に記載の電気掃除機。
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