JP2009194654A - ウェイト演算装置、及び、ウェイト演算方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】受信装置1が備えるウェイト演算装置は、無線信号のパイロット信号部分を直並列変換し、直並列変換したパイロット信号部分にMポイント(N>M)のフーリエ変換を行い、フーリエ変換したパイロット信号部分に基づき、各アンテナ素子により受信される無線信号を要素とする受信信号ベクトルの相関行列の推定値を周波数成分ごとに算出する。また、ウェイト演算装置は、フーリエ変換したパイロット信号と、既知のパイロット信号とに基づき、受信信号ベクトルと既知信号ベクトルとの相関ベクトルの推定値を算出し、相関行列の推定値と、相関ベクトルの推定値とに基づき、ウェイト値の推定値を算出し、このウェイト値の推定値のM個の周波数成分をN個の周波数成分に補間してN個のウェイト値の推定値を算出する。
【選択図】図1
Description
このウェイトの推定値の算出方法の一つにSMI(Sample Matrix Inversion)がある。以下、SMIによるウェイトの推定値の算出手順について、図面を用いて説明する。
パイロット信号xの処理において、直/並列変換部114−1が、デジタル信号化されたパイロット信号xをN個ずつ直並列変換したのち、離散フーリエ変換部115−1が、Nポイントの離散フーリエ変換を施すことにより、処理対象のパイロット信号部分は、N個の周波数成分に変換される。そして、離散フーリエ変換部115−1は、周波数成分に変換したパイロット信号部分を、ウェイト演算部120−1−1〜120−N−Uに出力する。
上述したウェイトベクトル算出部125−k−uが算出するウェイトベクトルw(u,k)は、第u番目の送信端末の信号を検出するための等化処理に用いるウェイトの推定値である。
石原、他2名、「マルチユーザ ディテクション メソッド フォア シングルキャリア トランスミッション イン アップリンク マルチユーザ MIMO アクセス(Multiuser Detection Method for Single-Carrier Transmission in Uplink Multiuser MIMO Access)」、第66回 アイトリプルイー(IEEE) VTC−2007 秋 抄録集(Vehicular Technology Conference, 2007. VTC-2007 Fall. 2007 IEEE 66th)、(米国)、IEEE、2007年9月30日、p.566−570 ジェイ ケイ ケイヴァーズ(J. K. Cavers)、「アン アナリシス オブ パイロット シンボル アシステッド モデュレーション フォア リレー フェイディング チャンネルズ(An analysis of pilot symbol assisted modulation for Rayleigh fading channels)」、アイトリプルイー トランスアクションズ(IEEE Transactions)、(米国)、IEEE、1991年11月、第40巻、第4号、p.686−693 留場 宏道、他2名、「非整数倍の遅延時間を有するチャネルにおけるシングルキャリア伝送の誤り率特性」、信学技報、電子情報通信学会、2006年1月、RCS2005−146、p.131−136 菊間 信良、「アレーアンテナによる適応信号処理」、刊行物名、科学技術出版、1998年11月、p.42−43
これにより、パイロット信号をM(N>M)ポイントでフーリエ変換することにより、パイロット信号をNポイントでフーリエ変換する場合に比して、フーリエ変換手段が出力するフーリエ変換後の各周波数成分における信号数が増えることとなる。したがって、Mポイントでフーリエ変換された値を用いることにより、ウェイト推定値の算出精度を向上させることが可能になるという効果がある。
これにより、ウェイトをMポイントで推定した場合であっても、フーリエ変換を用いてNポイントに補間することができ、N個のウェイトの推定値を得ることが可能になるという効果がある。
これにより、ウェイト値の推定値の算出に用いるパイロット信号部分におけるMポイントずつのサンプル数が増加することにより、所定のパイロット信号長に対するウェイトの推定値の算出精度を向上させることが可能になるという効果がある。
第一逆離散フーリエ変換部17−uは、入力された送信端末2−uの信号に、Nポイントの逆離散フーリエ変換処理を施し、第一並/直列変換部18−uに出力する。第一並/直列変換部18−uは、入力された送信端末2−uの逆フーリエ変換後の信号に並直列変換処理を行い、シンボル抽出部19−uに出力する。シンボル抽出部19−uは、送信端末2−uが送信したデータ信号部分の推定データシンボルとして、第一並/直列変換部18−uから入力される信号の中央部分A個のシンボルを抜き出し、出力する。
以上が、無線通信システム100の基本構成である。なお、図2において、細い矢印で示す結線における出力信号は、スカラーであることを示しており、白抜きの破線による太矢印で示す結線における出力信号は、行列であることを示す。
次に、本発明の第1実施形態として、上述した受信装置1のウェイト演算部20−1〜20−Uの構成、及び、SMI法を適用したウェイトの推定値を算出する処理動作について図面を用いて説明する。図3は、送信端末2−uの信号を検出するためのウェイトの推定値を算出するウェイト演算部20−uの内部構成を示すブロック図である。
ウェイト演算部20−uは、第二直/並列変換部201−1−u〜201−NR−u、第二離散フーリエ変換部202−1−u〜202−NR−u、相関行列算出部203−1−u〜203−M−u、相関ベクトル算出部204−1−u〜204−M−u、ウェイトベクトル算出部205−1−u〜205−M−u、補間フィルタ演算部206−1−u〜206−NR−u、合成部300−uを備える。また、ウェイト演算部20−uは、切換部12−1〜12−NRから入力されるパイロット信号xと、ウェイト演算部20が図示しない記憶領域に予め記憶している送信端末2−uから送信されるパイロット信号yとに基づき、SMI法を適用し、送信端末2−uのウェイトの推定値を算出し、等化部16−1〜16−Nに出力する。
第二直/並列変換部201−k−uは、切換部12−kから入力されるパイロット信号xの先頭からM(M<N)個ずつの信号ごとに直並列変換を行い、直並列変換したパイロット信号xを第二離散フーリエ変換部202−k−uに出力する。第二離散フーリエ変換部202−k−uは、入力された直並列変換されたパイロット信号xをMポイントの離散フーリエ変換し、パイロット信号xのM個の周波数成分を、周波数成分ごとに、相関行列算出部203−1−u〜203−M−uと、相関ベクトル算出部204−1−u〜204−M−uとに出力する。
次に、ウェイト演算部20−1〜20−Uの異なる形態となるウェイト演算部21−1〜21−Uを第2の実施形態として図面を用いて説明する。図4は、第2実施形態における送信端末2−uの信号を検出するためのウェイト演算部21−u(ただし、u=1,2,・・・,U)の構成を示すブロック図である。なお、図4のウェイト演算部21−uにおいて、図3ウェイト演算部20−uと同様の動作をする機能ブロックには同一の符号を付し、異なる部分について説明する。
第二逆離散フーリエ変換部207−nr−u(ただし、nr=1,2、・・・、NR)は、ウェイトベクトル算出部205−1−u〜205−M−uから入力される、アンテナ10−nrのM個のウェイトの推定値の周波数成分の(^)wnr(m,u)に対し、Mポイントの逆離散フーリエ変換を行い、一旦、時間領域のM個のウェイトに変換する。第二逆離散フーリエ変換部207−nr−uは、変換したウェイトの推定値であるM個の時間領域のウェイトの推定値を零挿入部208−nr−uに出力する。
第三離散フーリエ変換部209−nr−uは、入力されたN個の時間領域のウェイトの推定値をNポイントの離散フーリエ変換し、算出したアンテナ10−nrにおける第1周波数成分から第N周波数成分までのNポイントのウェイトの推定値を、合成部300−uに出力する。合成部300−uは、アンテナ10−1〜10−NRのウェイトの推定値の各々第k周波数成分を束ねたデータを第k周波数成分のウェイトの推定値として、等化部16−k(ただし、k=1,2,・・・,N)に出力する。
次に、ウェイト演算部20−1〜20−Uの異なる形態となるウェイト演算部22−1〜22−Uを第3の実施形態として図面を用いて説明する。第3実施形態において、送信端末2−uの信号を検出するためのウェイト演算部22−uは、切換部12−1〜12−NRから入力されるパイロット信号xを、M個ずつを1ブロックとして分割する際、Z(ただし、Z<M)個ずつ先頭位置をずらしたブロックを用いてウェイトの推定値を算出する点がウェイト演算部20−uと異なる。このブロックは、DFT(discrete Fourier transform、離散フーリエ変換)ウインドウとも記載する。
第二記憶部200−nr−uは、切換部12−nrから入力されるパイロット信号xを記憶し、図5に示すように、記憶したパイロット信号xをZ個ずつシフトさせながらM個ずつの信号で構成されるブロックを順次、第二直/並列変換部201−nr−uに出力する。
また、第4の実施形態として、上述した第2実施形態のウェイト演算部21−1〜21−Uに、第3実施形態の第二記憶部200−1−u〜200−NR−uを適用したウェイト演算部23−1〜23−Uを図面を用いて説明する。図7は、第2実施形態に、第3実施形態の第二記憶部200−1−u〜200−NR−uを適用した、送信端末2−uの信号を検出するためのウェイト演算部23−uの構成を示すブロック図である。なお、ウェイト演算部23−uにおいて、ウェイト演算部20−u、ウェイト演算部21−u、及び、ウェイト演算部22−uと同様の動作をする機能ブロックには同一の符号を付してある。
図7において、ウェイト演算部23−uは、第二直/並列変換部201−nr−u(ただし、nr=1,2、・・・、NR)の前に、第二記憶部200−nr−uをさらに備える点がウェイト演算部21−uと異なる。
これにより、相関行列の推定値と、相関ベクトルの推定値とに基づき算出されるウェイトベクトルの推定値の推定精度が第2実施形態と第3実施形態とに比してさらに向上するという効果がある。
また、各送信端末2−1〜2−Uが、複数の送信アンテナを有する場合にも本発明を適用可能である。
また、第2実施形態のウェイト演算部21−1〜21−U、若しくは、第4実施形態のウェイト演算部23−1〜23−Uにおいて、零挿入部208−1−1〜208−NR−Uに代えて、n次の補間フィルタを用い、逆離散フーリエ変換されたM個の時間領域のウェイトの推定値の中心に「N−M」個の値を挿入することとしてもよい。
また、第一逆離散フーリエ変換部17−1〜17−U、第二逆離散フーリエ変換部207−1−1〜207−NR−Uにおいて、逆離散フーリエ変換を行うこととしたが、逆高速フーリエ変換(IFFT(Inverse FFT))を行うこととしてもよい。
また、ガードインターバル(GI)を用いない広帯域信号伝送を例に説明したが、GIを用いた場合であっても適用可能である。
このように、受信装置1が、各送信端末2−1〜2−Uに対して、送信タイミングを制御する場合、送信端末2−1〜2−Uから受信する各パイロット信号部分において、他からの干渉信号成分が一定となる。この従来の信号送信タイミング制御を用いた受信装置に対し、本発明のウェイト演算装置を適用することにより、さらにウェイトの推定値の精度を向上させることが可能になるという効果がある。
また、図3に示すウェイト演算部20−uの機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、また、図4に示すウェイト演算部21−uの機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、また、図6に示すウェイト演算部22−uの機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、また、図7に示すウェイト演算部23−uの機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、受信装置が等化処理を行う際に用いるウェイトの推定値を算出する処理を行ってもよい。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組合せで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
10−1〜10−NR、110−1〜110−NR アンテナ
11−1〜11−NR、111−1〜111−NR 無線部
12−1〜12−NR、112−1〜112−NR 切換部
13−1〜13−NR 第一記憶部
14−1〜14−NR 第一直/並列変換部
15−1〜15−NR 第一離散フーリエ変換部
16−1〜16−N、116−1〜116−N 等化部
17−1〜17−U 第一逆離散フーリエ変換部
18−1〜18−U 第一並/直列変換部
19−1〜19−U、119−1〜119−U シンボル抽出部
113−1〜113−NR 記憶部
114−1〜114−NR 直/並列変換部
115−1〜115−NR 離散フーリエ変換部
117−1〜117−U 逆離散フーリエ変換部
118−1〜118−U 並/直列変換部
20−1〜20−U、21−1〜21−U、22−1〜22−U、23−1〜23−U、120−1−1〜120−N−U ウェイト演算部
200−1−1〜200−NR−U 第二記憶部
201−1−1〜201−NR−U 第二直/並列変換部
202−1−1〜202−NR−U 第二離散フーリエ変換部
203−1−1〜203−M−U、123−1−1〜123−N−U 相関行列算出部
204−1−1〜204−M−U、124−1−1〜124−N−U 相関ベクトル算出部
205−1−1〜205−M−U、125−1−1〜125−N−U ウェイトベクトル算出部
206−1−1〜206−NR−U 補間フィルタ演算部
207−1−1〜207−NR−U 第二逆離散フーリエ変換部
208−1−1〜208−NR−U 零挿入部
209−1−1〜209−NR−U 第三離散フーリエ変換部
300−1〜300−U 合成部
2−1〜2−U 送信端末
100 無線通信システム
Claims (6)
- 同一周波数で送信される単数若しくは複数の無線信号を単数若しくは複数のアンテナ素子により受信し、パイロット信号部分とデータ信号部分とを含む前記無線信号の前記パイロット信号部分に基づきウェイト値の第1の推定値を算出するウェイト演算装置を備え、前記データ信号部分を直並列変換し、直並列変換されたデータ信号部分にNポイントのフーリエ変換を行い、当該フーリエ変換されたデータ信号部分を前記ウェイト演算装置が算出するウェイト値の第1の推定値に基づき等化し、等化したデータ信号部分にNポイントの逆フーリエ変換を行い、逆フーリエ変換されたデータ信号部分を並直列変換した値を送信データ信号推定値として出力する受信装置におけるウェイト演算装置であって、
前記ウェイト演算装置は、
入力される前記無線信号の前記パイロット信号部分を直並列変換する直並列変換手段と、
前記直並列変換手段により直並列変換されるパイロット信号部分にMポイント(N>M)のフーリエ変換を行うフーリエ変換手段と、
前記フーリエ変換手段によりフーリエ変換されるパイロット信号部分に基づき、各アンテナ素子により受信される無線信号を要素とする受信信号ベクトルの相関行列の推定値を周波数成分ごとに算出する相関行列算出手段と、
前記フーリエ変換手段によりフーリエ変換されるパイロット信号と、既知のパイロット信号とに基づき、周波数成分ごとに、前記受信信号ベクトルと既知信号ベクトルとの相関ベクトルの推定値を算出する相関ベクトル算出手段と、
前記相関行列の推定値と、前記相関ベクトルの推定値とに基づき、周波数成分ごとに、ウェイト値の第2の推定値を算出するウェイト算出手段と、
前記ウェイト値の第2の推定値のM個の周波数成分を補間する補間フィルタを適用し、このM個の周波数成分を補間して得られるN個の周波数成分をウェイト値の第1の推定値として出力する補間フィルタ演算手段とを備える
ことを特徴とするウェイト演算装置。 - 同一周波数で送信される単数若しくは複数の無線信号を単数若しくは複数のアンテナ素子により受信し、パイロット信号部分とデータ信号部分とを含む前記無線信号の前記パイロット信号部分に基づきウェイト値の第1の推定値を算出するウェイト演算装置を備え、前記データ信号部分を直並列変換し、直並列変換されたデータ信号部分にNポイントのフーリエ変換を行い、当該フーリエ変換されたデータ信号部分を前記ウェイト演算装置が算出するウェイト値の第1の推定値に基づき等化し、等化したデータ信号部分にNポイントの逆フーリエ変換を行い、逆フーリエ変換されたデータ信号部分を並直列変換した値を送信データ信号推定値として出力する受信装置におけるウェイト演算装置であって、
前記ウェイト演算装置は、
入力される前記無線信号の前記パイロット信号部分を直並列変換する直並列変換手段と、
前記直並列変換手段により直並列変換されるパイロット信号部分にMポイント(N>M)のフーリエ変換を行うフーリエ変換手段と、
前記フーリエ変換手段によりフーリエ変換されるパイロット信号部分に基づき、各アンテナ素子により受信される無線信号を要素とする受信信号ベクトル相関行列の推定値を周波数成分ごとに算出する相関行列算出手段と、
前記フーリエ変換手段によりフーリエ変換されるパイロット信号と、既知のパイロット信号とに基づき、周波数成分ごとに、前記受信信号ベクトルと既知信号ベクトルとの相関ベクトルの推定値を算出する相関ベクトル算出手段と、
前記相関行列の推定値と、前記相関ベクトルの推定値とに基づき、周波数成分ごとに、ウェイト値の第2の推定値を算出するウェイト算出手段と、
前記ウェイト値の第2の推定値に逆フーリエ変換を行う逆フーリエ変換手段と、
前記逆フーリエ変換手段により変換されるウェイト値の第2の推定値の中心に(N−M)個の零の値を挿入する零挿入手段と、
前記零挿入手段により零を挿入されるウェイト値の第2の推定値にフーリエ変換を行い、周波数成分がN個であるウェイト値の第1の推定値を算出する第2のフーリエ変換手段とを備える
ことを特徴とするウェイト演算装置。 - 前記ウェイト演算装置は、
前記直並列変換手段の前にバッファ手段をさらに備え、
前記バッファ手段が、入力される前記パイロット信号部分をバッファし、Z(Z<M)ずつシフトさせながら、バッファした前記パイロット信号をMポイントずつ前記直並列変換手段に出力する
ことを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載のウェイト演算装置。 - 同一周波数で送信される単数若しくは複数の無線信号を単数若しくは複数のアンテナ素子により受信し、パイロット信号部分とデータ信号部分とを含む前記無線信号の前記パイロット信号部分に基づきウェイト値の第1の推定値を算出するウェイト演算装置を備え、前記データ信号部分を直並列変換し、直並列変換されたデータ信号部分にNポイントのフーリエ変換を行い、当該フーリエ変換されたデータ信号部分を前記ウェイト演算装置が算出するウェイト値の第1の推定値に基づき等化し、等化したデータ信号部分にNポイントの逆フーリエ変換を行い、逆フーリエ変換されたデータ信号部分を並直列変換した値を送信データ信号推定値として出力する受信装置におけるウェイト演算装置におけるウェイト演算方法であって、
前記ウェイト演算装置が、
入力される前記無線信号の前記パイロット信号部分を直並列変換する直並列変換過程と、
直並列変換されたパイロット信号部分にMポイント(N>M)のフーリエ変換を行うフーリエ変換過程と、
フーリエ変換されたパイロット信号部分に基づき、各アンテナ素子により受信される無線信号を要素とする受信信号ベクトルの相関行列の推定値を周波数成分ごとに算出する相関行列算出過程と、
フーリエ変換されたパイロット信号と、既知のパイロット信号とに基づき、周波数成分ごとに、前記受信信号ベクトルと既知信号ベクトルとの相関ベクトルの推定値を算出する相関ベクトル算出過程と、
前記相関行列の推定値と、前記相関ベクトルの推定値とに基づき、周波数成分ごとに、ウェイト値の第2の推定値を算出するウェイト算出過程と、
前記ウェイト値の第2の推定値のM個の周波数成分を補間する補間フィルタを適用し、このM個の周波数成分を補間して得られるN個の周波数成分をウェイト値の第1の推定値として出力する補間フィルタ演算過程と
を有することを特徴とするウェイト演算方法。 - 同一周波数で送信される単数若しくは複数の無線信号を単数若しくは複数のアンテナ素子により受信し、パイロット信号部分とデータ信号部分とを含む前記無線信号の前記パイロット信号部分に基づきウェイト値の第1の推定値を算出するウェイト演算装置を備え、前記データ信号部分を直並列変換し、直並列変換されたデータ信号部分にNポイントのフーリエ変換を行い、当該フーリエ変換されたデータ信号部分を前記ウェイト演算装置が算出するウェイト値の第1の推定値に基づき等化し、等化したデータ信号部分にNポイントの逆フーリエ変換を行い、逆フーリエ変換されたデータ信号部分を並直列変換した値を送信データ信号推定値として出力する受信装置におけるウェイト演算装置におけるウェイト演算方法であって、
前記ウェイト演算装置が、
入力される前記無線信号の前記パイロット信号部分を直並列変換する直並列変換過程と、
直並列変換されたパイロット信号部分にMポイント(N>M)のフーリエ変換を行うフーリエ変換過程と、
フーリエ変換されたパイロット信号部分に基づき、各アンテナ素子により受信される無線信号を要素とする受信信号ベクトルの相関行列の推定値を周波数成分ごとに算出する相関行列算出過程と、
フーリエ変換されたパイロット信号と、既知のパイロット信号とに基づき、周波数成分ごとに、前記受信信号ベクトルと既知信号ベクトルとの相関ベクトルの推定値を算出する相関ベクトル算出過程と、
前記相関行列の推定値と、前記相関ベクトルの推定値とに基づき、周波数成分ごとに、ウェイト値の第2の推定値を算出するウェイト算出過程と、
前記ウェイト値の第2の推定値に逆フーリエ変換を行う逆フーリエ変換過程と、
逆フーリエ変換されたウェイト値の第2の推定値の中心に(N−M)個の零の値を挿入する零挿入過程と、
零を挿入されたウェイト値の第2の推定値にフーリエ変換を行い、周波数成分がN個であるウェイト値の第1の推定値を算出する第2のフーリエ変換過程と
を有することを特徴とするウェイト演算方法。 - 前記ウェイト演算方法は、
前記直並列変換過程の前に、入力される前記パイロット信号部分をバッファし、Z(Z<M)ずつシフトさせながら、バッファした前記パイロット信号をMポイントずつ出力するバッファ過程を有する
ことを特徴とする請求項4又は5のいずれかに記載のウェイト演算方法。
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