JP2009194082A - 薄膜光電変換モジュールの製造方法および製造装置 - Google Patents

薄膜光電変換モジュールの製造方法および製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の直列接続された光電変換素子の逆バイアス処理を簡易な構成で短時間で行なうことが可能な薄膜光電変換モジュールの製造方法および製造装置を提供する。
【解決手段】薄膜光電変換モジュールの製造方法は、基板上に互いに直列接続された複数個の光電変換素子Dを形成する工程と、1個または複数個の光電変換素子Dを各々の間に介して位置する複数個の光電変換素子Dからなる光電変換素子群に、互いに電気的に絶縁された複数の電圧をそれぞれ印加することにより、光電変換素子群を同時に逆バイアス処理する工程とを含む。
【選択図】図3

Description

本発明は、薄膜光電変換モジュールの製造方法および製造装置に関し、より特定的には、直列接続された光電変換素子に逆バイアス電圧を印加して逆バイアス処理を行なう薄膜光電変換モジュールの製造方法および製造装置に関する。
近年、ガスを原料としてプラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)法により形成される薄膜太陽電池が注目されている。この薄膜太陽電池の例として、シリコン系薄膜からなるシリコン系薄膜太陽電池ならびにCIS化合物薄膜太陽電池およびCIGS化合物薄膜太陽電池等が挙げられ、開発および生産量の拡大が進められている。
これらの薄膜太陽電池を構成する薄膜光電変換素子は、プラズマCVD法、スパッタ法または真空蒸着法等により、基板上に半導体膜および電極膜を積層することにより形成される。薄膜光電変換素子では2つの電極に挟まれた半導体層の層厚が薄いため、半導体層中のピンホールによる電極間の短絡が生じ易く、これによって発電特性が低下する。
このような薄膜太陽電池の特性回復を目的として、特開2000−323738号公報には、太陽電池セルの電極間に逆バイアス電圧を印加して短絡部(ピンホール)を除去する太陽電池モジュールの逆バイアス処理装置に関する発明が記載されている。
また、特開2000−323738号公報に記載された太陽電池モジュールの逆バイアス処理装置は、互いに隣り合う3段以上の太陽電池セルにおける電極に接触する複数段のプローブと、複数段のプローブを一体的に昇降させる昇降手段と、複数段のプローブから隣り合う任意の1対の太陽電池セルの電極間に逆バイアス電圧を印加する1対のプローブを選択する切換スイッチとを具備したことを特徴としている。プローブを下降させて太陽電池セルの電極に接触させた後、スイッチ切り替えにより複数段の太陽電池セルの逆バイアス処理ができる。このため、最も時間のかかるプローブの下降操作の回数を従来よりも大幅に減少させることができることから、逆バイアス処理全体の効率を向上できるとされている。
図7および図8は、従来の光電変換素子の逆バイアス処理装置を説明するための図面である。図7は、従来の薄膜光電変換モジュールの概略断面図である。図8は従来の薄膜光電変換モジュールの等価回路図である。
図7に示すように、薄膜光電変換モジュールMDにおいて、光電変換素子D1〜D6は、ガラス等の透明絶縁基板B上に、SnO2等の透明導電膜からなる表面電極層SLと、光電変換層を含む半導体層Lと、金属および透明電極からなる裏面電極層RSLとが積層された構造を有する。
表面電極層SL、半導体層Lおよび裏面電極層RSLの一部が除去されて、表面電極S1,S2,S3,S4,S5,S6と裏面電極RS2,RS3,RS4,RS5,RS6,RS7とがそれぞれ電気的に接続される。これにより、光電変換素子D1〜D6が直列接続される。
図8の等価回路においては、光電変換素子D1〜D6、表面電極S1〜S6および裏面電極RS1〜RS7が示される。ここで、特開2000−323738号公報に記載された装置では、裏面電極RS1と裏面電極RS2との間、すなわち光電変換素子D1に逆バイアス電圧を印加して逆バイアス処理を行なった後、切換スイッチにより裏面電極RS2と裏面電極RS3との間、すなわち光電変換素子D2に逆バイアス電圧を印加して逆バイアス処理を行ない、その後順次光電変換素子D6まで逆バイアス処理を行なう。
また、特開昭62−176173号公報には、直列接続された複数個の光電変換素子全部に同時に逆バイアス処理を行なう構成が開示されている。
特開2000−323738号公報 特開昭62−176173号公報
しかしながら、特開2000−323738号公報に記載された装置では、全ての光電変換素子に逆バイアス処理を施すためには光電変換素子の数に応じた時間を要するという問題点がある。また、特開昭62−176173号公報に記載された構成では、光電変換素子ごとに電源が必要になってしまい、薄膜光電変換モジュールの製造装置の構成が複雑化してしまうという問題点がある。
それゆえに、本発明の目的は、複数の直列接続された光電変換素子の逆バイアス処理を簡易な構成で短時間で行なうことが可能な薄膜光電変換モジュールの製造方法および製造装置を提供することである。
上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる薄膜光電変換モジュールの製造方法は、基板上に互いに直列接続された複数個の光電変換素子を形成する工程と、1個または複数個の光電変換素子を各々の間に介して位置する複数個の光電変換素子からなる光電変換素子群に、互いに電気的に絶縁された複数の電圧をそれぞれ印加することにより、光電変換素子群を同時に逆バイアス処理する工程とを含む。
好ましくは、逆バイアス処理を行なう工程は、直列接続された複数個の光電変換素子のうち、直列接続の一方端から数えて偶数番目に位置する1個または複数個の光電変換素子に複数の電圧を印加する工程と、直列接続された複数個の光電変換素子のうち、一方端から数えて奇数番目に位置する1個または複数個の光電変換素子に複数の電圧を印加する工程とを含む。
好ましくは、複数の電圧は、それぞれ光電変換素子の耐電圧以下である。
上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる薄膜光電変換モジュールの製造装置は、基板上に互いに直列接続された複数個の光電変換素子を含む薄膜光電変換モジュールの製造装置であって、互いに電気的に絶縁された複数個の電圧を生成することが可能に構成された電源と、1個または複数個の光電変換素子を各々の間に介して位置する複数個の光電変換素子からなる光電変換素子群に複数個の電圧をそれぞれ印加することにより、光電変換素子群を同時に逆バイアス処理することが可能に構成された電圧供給部とを備える。
好ましくは、電圧供給部は、直列接続された複数個の光電変換素子のうち、直列接続の一方端から数えて偶数番目に位置する1個または複数個の光電変換素子に同時に複数の電圧をそれぞれ印加することと、直列接続された複数個の光電変換素子のうち、一方端から数えて奇数番目に位置する1個または複数個の光電変換素子に同時に複数の電圧をそれぞれ印加することとが可能に構成されている。
好ましくは、複数の電圧は、それぞれ光電変換素子の耐電圧以下である。
好ましくは、電源は、複数個の電圧をそれぞれ出力するための複数個の端子を含み、電圧供給部は、複数個の端子と直列接続された複数個の光電変換素子とを電気的に接続するための電極接続部を含む。
より好ましくは、電圧供給部は、さらに、複数個の端子と直列接続された複数個の光電変換素子との電気的な接続および非接続をそれぞれ切り替えることが可能に構成された切り替え部を含む。
本発明によれば、複数の直列接続された光電変換素子の逆バイアス処理を簡易な構成で短時間で行なうことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第1の実施の形態>
[薄膜光電変換モジュールの製造方法]
図1(a)〜図1(f)は、本発明の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの製造方法の一例を示す模式的な断面図である。
まず、図1(a)に示すように、透明絶縁基板B上に表面電極層SLを形成する。ここで、透明絶縁基板Bとしては、たとえばガラス基板などを用いることができる。また、表面電極層SLとしては、たとえばSnO2(酸化スズ)、ITO(Indium Tin Oxide)またはZnO(酸化亜鉛)からなる層などを用いることができる。表面電極層SLの形成方法は特に限定されず、たとえば従来から公知のスパッタリング法、蒸着法またはイオンプレーティング法などを用いることができる。
次に、図1(b)に示すように、たとえばレーザスクライブ法などによって表面電極層SLの一部を除去して第1分離溝6を形成し、表面電極層SLを複数に分離する。
次いで、図1(c)に示すように、複数に分離された表面電極層SLの表面上に半導体層Lを形成する。このとき、第1分離溝6は半導体層Lによって埋められる。ここで、半導体層Lとしては、たとえばアモルファスシリコン薄膜からなるp層、i層およびn層が順次積層された構造、微結晶シリコン薄膜からなるp層、i層およびn層が順次積層された構造、アモルファスシリコン薄膜からなるp層、i層およびn層が順次積層された構造と微結晶シリコン薄膜からなるp層、i層およびn層が順次積層された構造とを組み合わせたタンデム構造、またはアモルファスシリコン薄膜からなるp層、i層およびn層が順次積層された構造と微結晶シリコン薄膜からなるp層、i層およびn層が順次積層された構造との間にZnOなどからなる中間層が挿入された構造などを用いることができる。また、アモルファスシリコン薄膜からなるp層およびi層と微結晶シリコン薄膜からなるn層とを組み合わせた構造のように、p層、i層およびn層のうち少なくとも1層をアモルファスシリコン薄膜から構成し、残りの層を微結晶シリコン薄膜から構成して、p層、i層およびn層にアモルファスシリコン薄膜からなる層と微結晶シリコン薄膜からなる層とを混在させてもよい。
ここで、アモルファスシリコン薄膜としては、シリコンの未結合手(ダングリングボンド)が水素で終端された水素化アモルファスシリコン系半導体(a−Si:H)からなる薄膜を用いることができ、微結晶シリコン薄膜としてはシリコンの未結合手(ダングリングボンド)が水素で終端された水素化微結晶シリコン系半導体(μc−Si:H)からなる薄膜を用いることができる。
また、半導体層Lの厚みは、たとえば100nm以上600nm以下とすることができる。
また、本発明に用いられる半導体層Lの形成方法は特に限定されず、たとえばプラズマCVD法などを用いることができる。
続いて、図1(d)に示すように、たとえばレーザスクライブ法などによって半導体層Lの一部を除去してコンタクトライン7を形成し、半導体層Lを複数に分離する。
次いで、図1(e)に示すように、半導体層Lの表面上に裏面電極層RSLを形成する。このとき、コンタクトライン7は裏面電極層RSLによって埋められる。ここで、裏面電極層RSLとしては、たとえば銀またはアルミニウムからなる金属薄膜とZnOなどの透明導電膜との積層体など用いることができる。金属薄膜の厚みはたとえば300nm以上1μm以下とすることができ、透明導電膜の厚みはたとえば50nm以上200nm以下とすることができる。
なお、裏面電極層RSLとしては金属薄膜の単層または複数層のみを用いてもよいが、単層または複数層の金属薄膜と半導体層Lとの間に透明導電膜を用いた場合には、金属薄膜から半導体層Lに金属原子が拡散するのを防止することができ、さらに金属薄膜による太陽光の反射率が向上する傾向にある点で好ましい。また、裏面電極層RSLの形成方法は特に限定されず、たとえばスパッタリング法などを用いることができる。
そして、図1(f)に示すように、たとえばレーザスクライブ法などによって半導体層Lおよび裏面電極層RSLを分離する第2分離溝8を形成する。
[構成および基本動作]
図2は、本発明の第1の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの製造装置の概略図である。
図2を参照して、薄膜光電変換モジュールの製造装置101は、電圧生成部1と、電圧供給部2とを備える。電圧生成部1は、互いに電気的に絶縁された電源PSA,PSB,PSCを含む。電源PSAは、端子TA1,TA2を含む。電源PSBは、端子TB1,TB2を含む。電源PSCは、端子TC1,TC2を含む。電圧供給部2は、電極接続部CA1,CA2,CB1,CB2,CC1,CC2を含む。
光電変換素子D1〜D6は、たとえば上述した図7に示す光電変換素子D1〜D6と同じ構造を有する。
以下、光電変換素子D1〜D6の各々を光電変換素子Dと称する場合がある。また、裏面電極RS1〜RS7の各々を裏面電極RSと称する場合がある。また、表面電極S1〜S6の各々を表面電極Sと称する場合がある。また、電極接続部CA1,CA2,CB1,CB2,CC1,CC2の各々を電極接続部Cと称する場合がある。
図3は、本発明の第1の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの等価回路図である。
図3を参照して、光電変換素子D1〜D6の各々において、隣接する光電変換素子Dの表面電極Sに裏面電極RSが電気的に接続される。すなわち、隣接する一方の光電変換素子Dの表面電極Sと他方の光電変換素子Dの裏面電極RSとが順次接続される。これにより、光電変換素子D1〜D6が直列接続される。
[動作]
次に、本発明の第1の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの製造装置が光電変換素子に逆バイアスをかける際の動作について説明する。
まず、図2に示すように、裏面電極RS1,RS2,RS3,RS4,RS5,RS6にそれぞれ電極接続部CA1,CA2,CB1,CB2,CC1,CC2を接触させる。
この場合、電極接続部CA1は、端子TA1と裏面電極RS1とを電気的に接続する。電極接続部CA2は、端子TA2と裏面電極RS2とを電気的に接続する。電極接続部CB1は、端子TB1と裏面電極RS3とを電気的に接続する。電極接続部CB2は、端子TB2と裏面電極RS4とを電気的に接続する。電極接続部CC1は、端子TC1と裏面電極RS5とを電気的に接続する。電極接続部CC2は、端子TC2と裏面電極RS6とを電気的に接続する。
次に、電源PSA,PSB,PSCからたとえば3Vの直流電圧を光電変換モジュールMDへ出力する。なお、電源PSA,PSB,PSCからそれぞれ異なる値の電圧を出力してもよい。
すなわち、図3に示すように、電源PSAは、電圧V1としてたとえば3Vの直流電圧を生成し、端子TA1およびTA2からそれぞれ電極接続部CA1およびCA2を介して裏面電極RS1およびRS2間に電圧V1を印加する、すなわち光電変換素子D1の裏面電極RS1と表面電極S1との間に3Vの逆バイアス電圧を印加する。
また、電源PSBは、電圧V2としてたとえば3Vの直流電圧を生成し、端子TB1およびTB2からそれぞれ電極接続部CB1およびCB2を介して裏面電極RS3およびRS4間に電圧V2を印加する、すなわち光電変換素子D3の裏面電極RS3と表面電極S3との間に3Vの逆バイアス電圧を印加する。
また、電源PSCは、電圧V3としてたとえば3Vの直流電圧を生成し、端子TC1およびTC2からそれぞれ電極接続部CC1およびCC2を介して裏面電極RS5およびRS6間に電圧V3を印加する、すなわち光電変換素子D5の裏面電極RS5と表面電極S5との間に3Vの逆バイアス電圧を印加する。
このような構成により、複数個の光電変換素子Dを同時に逆バイアス処理することができるため、光電変換素子の逆バイアス処理時間を短縮することができる。
ここで、電源PSA,PSB,PSCは互いに電気的に絶縁されていることから、光電変換素子D2、D4およびD6の裏面電極RS2、RS4およびRS6は、互いに独立した電位となっている。このため、光電変換素子D2、D4およびD6には順方向電圧が印加されない。
図4は、本発明の第1の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの製造装置が光電変換素子に逆バイアスをかける際の動作を示す回路図である。
図4を参照して、次に、逆バイアス電圧の印加された光電変換素子Dに隣接する光電変換素子Dを新たに逆バイアス電圧が印加されるべき光電変換素子Dに設定する。そして、電圧供給部2は、新たに設定された光電変換素子Dに逆バイアス電圧を印加する。
より詳細には、裏面電極RS2,RS3,RS4,RS5,RS6,RS7にそれぞれ電極接続部CA1,CA2,CB1,CB2,CC1,CC2を接触させる。
次に、電源PSA,PSB,PSCからたとえば3Vの直流電圧を光電変換モジュールMDへ出力する。なお、電源PSA,PSB,PSCからそれぞれ異なる値の電圧を出力してもよい。
すなわち、電源PSAは、電圧V1としてたとえば3Vの直流電圧を生成し、端子TA1およびTA2からそれぞれ電極接続部CA1およびCA2を介して裏面電極RS2およびRS3間に電圧V1を印加する、すなわち光電変換素子D2の裏面電極RS2と表面電極S2との間に3Vの逆バイアス電圧を印加する。
電源PSBは、電圧V2としてたとえば3Vの直流電圧を生成し、端子TB1およびTB2からそれぞれ電極接続部CB1およびCB2を介して裏面電極RS4およびRS5間に電圧V2を印加する、すなわち光電変換素子D4の裏面電極RS4と表面電極S4との間に3Vの逆バイアス電圧を印加する。
電源PSCは、電圧V3としてたとえば3Vの直流電圧を生成し、端子TC1およびTC2からそれぞれ電極接続部CC1およびCC2を介して裏面電極RS6およびRS7間に電圧V3を印加する、すなわち光電変換素子D6の裏面電極RS6と表面電極S6との間に3Vの逆バイアス電圧を印加する。
ここで、電源PSA,PSB,PSCは互いに電気的に絶縁されていることから、光電変換素子D1、D3およびD5の裏面電極RS1、RS3およびRS5は、互いに独立した電位となっている。このため、光電変換素子D1、D3およびD5には順方向電圧が印加されない。
以上のような2工程により、光電変換素子D1〜D6のすべてに逆バイアス処理を行なうことができる。
ところで、特開昭62−176173号公報に記載された構成では、前述のように薄膜光電変換モジュールの製造装置の構成が複雑化してしまうという問題点があるが、さらに、すべての光電変換素子を同時に逆バイアス処理する構成であるため、たとえば、隣接したセルがリークしていると正確なリーク電流値を測定することができないという問題点がある。リーク電流値は薄膜光電変換モジュールの不良解析を行なう上で重要な情報源となるため、正確なリーク電流値の把握が必要である。
このような問題点を解決するための方法として、特開2000−323738号公報に記載されているように、スイッチを使用する方法がある。たとえば、特開2000−323738号公報に記載された装置を用いて、複数の光電変換素子に逆バイアス電圧を印加して同時に処理する方法として、以下のような方法が考えられる。
図5は、光電変換素子の逆バイアス処理装置において複数の光電変換素子に逆バイアスをかけた状態を示す回路図である。
図5を参照して、特開2000−323738号公報に記載された装置を用いて、間に1個の光電変換素子Dを挟む1対の光電変換素子Dを選択し、選択した光電変換素子を同時に逆バイアス処理する。例えば、光電変換素子D1と光電変換素子D3とを同時に逆バイアス処理する。すなわち、裏面電極RS1および裏面電極RS3に高電位VHを付与し、かつ、裏面電極RS2および裏面電極RS4に低電位VLを付与する。
この場合、光電変換素子D2のp側電極が高電位VHとなり、かつ、n側電極が低電位VLとなるため、光電変換素子D2に過大な順方向電流IFが流れる。そうすると、光電変換素子D2が破損し、また、逆バイアス電圧を供給する電源の電力容量以上の過大電流が流れ、各光電変換素子に印加する電圧を所望の電圧に保つことができないという問題が生じる。
このような問題点を解決するためには、逆バイアス処理されない光電変換素子に小さい順方向電圧を印加するための電源を用意して、1個の光電変換素子に逆バイアス処理を行なってから次の光電変換素子に逆バイアス処理を行なうか、あるいは逆バイアス処理されない光電変換素子の表面電極および裏面電極間を短絡するための切り替え回路を用意する必要がある。このため、薄膜光電変換モジュール全体の逆バイアス処理時間が増大し、逆バイアス処理装置の構成が複雑化してしまうという問題点がある。
しかしながら、本発明の第1の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの製造方法および製造装置では、直列接続された複数個の光電変換素子のうち、1個または複数個の光電変換素子を各々の間に介して位置する複数個の光電変換素子を逆バイアス電圧が印加されるべき光電変換素子に設定する。そして、設定された複数個の光電変換素子の裏面電極と表面電極との間に互いに電気的に絶縁された複数の電圧をそれぞれ印加する。
このような構成により、複数個の光電変換素子を同時に逆バイアス処理することができるため、光電変換素子の逆バイアス処理時間を短縮することができる。また、一度に逆バイアス処理を行なう光電変換素子の数だけ電源を用意すればよく、光電変換素子ごとに電源を用意する必要がなくなる。したがって、より少ない電源で同時に複数個の光電変換素子に逆バイアス処理を行なうことができる。また、互いに電気的に絶縁された複数の電源から逆バイアス処理対象の各光電変換素子へ逆バイアス電圧を印加することで、逆バイアス処理対象ではない光電変換素子に順方向電圧が印加されないことから、過大な順方向電流が流れることを防ぐことができる。したがって、本発明の第1の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの製造方法および製造装置では、複数の直列接続された光電変換素子の逆バイアス処理を簡易な構成で安定して短時間で行なうことができる。また、隣接したセルがリークしていても正確なリーク電流値を測定することができる。
なお、本発明の第1の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの製造方法および製造装置では、逆バイアス電圧が3Vであるとしたが、これに限定するものではない。逆バイアス電圧は、光電変換素子DのPIN接合が破壊されて短絡状態となることを防ぐために、光電変換素子Dの耐電圧以下の電圧であればよい。光電変換素子の耐電圧は、半導体層の膜厚および層数等、光電変換素子の構造により異なるが、一般的には数V〜20V程度である。
また、本発明の第1の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの製造方法および製造装置では、直列接続された複数個の光電変換素子のうち、1個の光電変換素子を各々の間に介して位置する複数個の光電変換素子に逆バイアス電圧を印加したが、これに限定するものではない。複数個の光電変換素子が間に接続された複数の光電変換素子に逆バイアス電圧を印加してもよい。
この場合、複数の光電変換素子を同時に逆バイアス処理した後、新たに逆バイアス電圧が印加されるべき複数の光電変換素子の設定および新たに設定された複数の光電変換素子への逆バイアス電圧印加を繰り返し行なう。すなわち、電圧供給部2は、前述の光電変換素子D2,D4,D6についての設定および逆バイアス処理と同様に、逆バイアス電圧の印加された光電変換素子Dに隣接する光電変換素子Dを新たに逆バイアス電圧が印加されるべき光電変換素子Dに設定する動作と、新たに設定された光電変換素子Dに逆バイアス電圧を印加する動作とを繰り返し行なう。
このような動作を複数回行なうことにより、すべての光電変換素子Dの逆バイアス処理を行なうことができる。
なお、本発明の第1の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの製造方法および製造装置では、逆バイアス電圧の印加された光電変換素子Dに隣接する光電変換素子Dを新たに逆バイアス電圧が印加されるべき光電変換素子Dに設定する構成であるとしたが、これに限定するものではない。逆バイアス電圧の印加されていない光電変換素子Dを新たに逆バイアス電圧が印加されるべき光電変換素子Dに設定する構成であればよい。
また、電源PSA,PSB,PSCは、互いに電気的に絶縁されていればよく、電源PSA,PSB,PSCの各々の端子における電位が、互いに独立しており相対的な関係が無ければよい。
また、本発明の第1の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの製造方法および製造装置では、電極接続部Cを裏面電極RSに接触させているが、表面電極Rが露出している場合には、表面電極Rに電極接続部Cを接触させても良い。すなわち、電極接続部Cを裏面電極RSおよび表面電極Rのいずれに接触させても良い。
また、本発明の第1の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの製造方法および製造装置では、透明基板を使用したスーパーストレート型の光電変換素子を例に挙げたが、不透明基板を使用したサブストレート型の光電変換素子であってもよい。
また、本発明の第1の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの製造方法および製造装置では、3個の電源を並列に用いて3個の光電変換素子の逆バイアス処理を同時に行なったが、これに限定するものではない。薄膜光電変換モジュールMDが含む直列接続された光電変換素子の数が多い場合、電源の数を増やすことによって逆バイアス処理時間の短縮を図ってもよい。
また、本実施の形態および以下の実施の形態において、「同時に逆バイアス処理する」とは、複数の光電変換素子の逆バイアス処理が同時に開始および終了される場合に限らず、異なった時刻に開始される場合および異なった時刻に終了する場合も含む。すなわち、ある時刻において、複数の光電変換素子に逆バイアス電圧が印加されて逆バイアス処理が行なわれていれば良い。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第2の実施の形態>
本実施の形態は、第1の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの製造方法および製造装置と比べて電源と光電変換素子との接続関係を切り替える機能を追加した薄膜光電変換モジュールの製造方法および製造装置に関する。以下で説明する内容以外は第1の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの製造方法および製造装置と同様である。
図6は、本発明の第2の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの製造装置の概略図である。
図6を参照して、薄膜光電変換モジュールの製造装置102は、本発明の第1の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの製造装置と比べて、電圧供給部2の代わりに電圧供給部52を備える。電圧供給部52は、切り替え部11と、電極接続部CA1,CA2,CB1,CB2,CC1,CC2,CSPとを含む。
以下、電極接続部CA1,CA2,CB1,CB2,CC1,CC2,CSPの各々を電極接続部Cと称する場合がある。
電極接続部CA1は、裏面電極RS1に接続されている。電極接続部CA2は、裏面電極RS2に接続されている。電極接続部CB1は、裏面電極RS3に接続されている。電極接続部CB2は、裏面電極RS4に接続されている。電極接続部CC1は、裏面電極RS5に接続されている。電極接続部CC2は、裏面電極RS6に接続されている。電極接続部CSPは、裏面電極RS7に接続されている。
切り替え部11は、電源PSと電極接続部Cとの間に接続されており、複数個のスイッチを含む。切り替え部11は、電源PSA,PSB,PSCの端子TA1,TA2,TB1,TB2,TC1,TC2と裏面電極RS1〜RS7との電気的な接続および非接続をそれぞれ切り替える。
ここで、複数個の光電変換素子Dを同時に逆バイアス処理するためには、互いに電気的に絶縁された電源PSが少なくとも2個必要である。電源PSの各々は、電圧を出力するための端子を2個含む。すなわち、2個の電源の4個の端子と光電変換素子Dとの接続関係を切り替え部11によって切り替えるためには、電極接続部Cは少なくとも5個必要である。
[動作]
次に、本発明の第2の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの製造装置が光電変換素子に逆バイアスをかける際の動作について説明する。
まず、図6の実線で示されているように、切り替え部11により、端子TA1,TA2,TB1,TB2,TC1,TC2と裏面電極RS1,RS2,RS3,RS4,RS5,RS6とをそれぞれ電気的に接続する。
次に、電源PSA,PSB,PSCからたとえば3Vの直流電圧を光電変換モジュールMDへ出力する。
すなわち、電源PSAは、電圧V1としてたとえば3Vの直流電圧を生成し、端子TA1およびTA2からそれぞれ電極接続部CA1およびCA2を介して裏面電極RS1およびRS2間に電圧V1を印加する、すなわち光電変換素子D1の裏面電極RS1と表面電極S1との間に3Vの逆バイアス電圧を印加する。
また、電源PSBは、電圧V2としてたとえば3Vの直流電圧を生成し、端子TB1およびTB2からそれぞれ電極接続部CB1およびCB2を介して裏面電極RS3およびRS4間に電圧V2を印加する、すなわち光電変換素子D3の裏面電極RS3と表面電極S3との間に3Vの逆バイアス電圧を印加する。
また、電源PSCは、電圧V3としてたとえば3Vの直流電圧を生成し、端子TC1およびTC2からそれぞれ電極接続部CC1およびCC2を介して裏面電極RS5およびRS6間に電圧V3を印加する、すなわち光電変換素子D5の裏面電極RS5と表面電極S5との間に3Vの逆バイアス電圧を印加する。
このような構成により、複数個の光電変換素子Dを同時に逆バイアス処理することができるため、光電変換素子の逆バイアス処理時間を短縮することができる。
ここで、電源PSA,PSB,PSCは互いに電気的に絶縁されていることから、光電変換素子D2、D4およびD6の裏面電極RS2、RS4およびRS6は、互いに独立した電位となっている。このため、光電変換素子D2、D4およびD6には順方向電圧が印加されない。
次に、逆バイアス電圧の印加された光電変換素子Dに隣接する光電変換素子Dを新たに逆バイアス電圧が印加されるべき光電変換素子Dに設定する。そして、電圧供給部2は、新たに設定された光電変換素子Dに逆バイアス電圧を印加する。
より詳細には、切り替え部11により、端子TA1,TA2,TB1,TB2,TC1,TC2と裏面電極RS2,RS3,RS4,RS5,RS6,RS7とをそれぞれ電気的に接続する。
次に、図6の破線で示されているように、電源PSA,PSB,PSCからたとえば3Vの直流電圧を光電変換モジュールMDへ出力する。
すなわち、電源PSAは、電圧V1としてたとえば3Vの直流電圧を生成し、端子TA1およびTA2からそれぞれ電極接続部CA1およびCA2を介して裏面電極RS2およびRS3間に電圧V1を印加する、すなわち光電変換素子D2の裏面電極RS2と表面電極S2との間に3Vの逆バイアス電圧を印加する。
電源PSBは、電圧V2としてたとえば3Vの直流電圧を生成し、端子TB1およびTB2からそれぞれ電極接続部CB1およびCB2を介して裏面電極RS4およびRS5間に電圧V2を印加する、すなわち光電変換素子D4の裏面電極RS4と表面電極S4との間に3Vの逆バイアス電圧を印加する。
電源PSCは、電圧V3としてたとえば3Vの直流電圧を生成し、端子TC1およびTC2からそれぞれ電極接続部CC1およびCC2を介して裏面電極RS6およびRS7間に電圧V3を印加する、すなわち光電変換素子D6の裏面電極RS6と表面電極S6との間に3Vの逆バイアス電圧を印加する。
ここで、電源PSA,PSB,PSCは互いに電気的に絶縁されていることから、光電変換素子D1、D3およびD5の裏面電極RS1、RS3およびRS5は、互いに独立した電位となっている。このため、光電変換素子D1、D3およびD5には順方向電圧が印加されない。
以上のような2工程により、光電変換素子D1〜D6のすべてに逆バイアス処理を行なうことができる。
その他の構成および動作は第1の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの製造方法および製造装置と同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。したがって、本発明の第2の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの製造方法および製造装置では、複数の直列接続された光電変換素子の逆バイアス処理を簡易な構成で安定して短時間で行なうことができる。
また、本発明の第2の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの製造方法および製造装置では、切り替え部11を用いることにより、逆バイアス処理すべき薄膜光電変換素子Dを選択する際に、電極接続部Cまたは薄膜光電変換素子Dの位置を移動する必要がない。したがって、本発明の第1の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの製造方法および製造装置と比べて、逆バイアス処理時間の短縮および装置の簡略化を図ることができる。
なお、本発明の第2の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの製造方法および製造装置では、逆バイアス処理工程として2工程を実施するが、1番目の工程を実施した後に薄膜光電変換モジュールMDを移動させて別の電源を用いて2番目の工程を実施することが、薄膜光電変換モジュールMDの製造時間短縮の観点から望ましい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
(a)〜(f)は、本発明の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの製造方法の一例を示す模式的な断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの製造装置の概略図である。 本発明の第1の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの等価回路図である。 本発明の第1の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの製造装置が光電変換素子に逆バイアスをかける際の動作を示す回路図である。 光電変換素子の逆バイアス処理装置において複数の光電変換素子に逆バイアスをかけた状態を示す回路図である。 本発明の第2の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの製造装置の概略図である。 従来の薄膜光電変換モジュールの概略断面図である。 従来の薄膜光電変換モジュールの等価回路図である。
符号の説明
1 電圧生成部、2,52 電圧供給部、6 第1分離溝、7 コンタクトライン、8 第2分離溝、CA1,CA2,CB1,CB2,CC1,CC2,CSP 電極接続部、TA1,TA2,TB1,TB2,TC1,TC2 端子、PSA,PSB,PSC 電源、MD 薄膜光電変換モジュール、11 切り替え部、14 端子、101,102 薄膜光電変換モジュールの製造装置、RS1〜RS7 裏面電極、D1〜D6 光電変換素子、B 透明絶縁基板、S1〜S6 表面電極、L 半導体層、SL 表面電極層、RSL 裏面電極層。

Claims (8)

  1. 基板上に互いに直列接続された複数個の光電変換素子を形成する工程と、
    1個または複数個の前記光電変換素子を各々の間に介して位置する複数個の前記光電変換素子からなる光電変換素子群に、互いに電気的に絶縁された複数の電圧をそれぞれ印加することにより、前記光電変換素子群を同時に逆バイアス処理する工程とを含む薄膜光電変換モジュールの製造方法。
  2. 前記逆バイアス処理を行なう工程は、
    前記直列接続された複数個の光電変換素子のうち、前記直列接続の一方端から数えて偶数番目に位置する1個または複数個の前記光電変換素子に前記複数の電圧を印加する工程と、
    前記直列接続された複数個の光電変換素子のうち、前記一方端から数えて奇数番目に位置する1個または複数個の前記光電変換素子に前記複数の電圧を印加する工程とを含む請求項1に記載の薄膜光電変換モジュールの製造方法。
  3. 前記複数の電圧は、それぞれ前記光電変換素子の耐電圧以下である請求項1に記載の薄膜光電変換モジュールの製造方法。
  4. 基板上に互いに直列接続された複数個の光電変換素子を含む薄膜光電変換モジュールの製造装置であって、
    互いに電気的に絶縁された複数個の電圧を生成することが可能に構成された電源と、
    1個または複数個の前記光電変換素子を各々の間に介して位置する複数個の前記光電変換素子からなる光電変換素子群に前記複数個の電圧をそれぞれ印加することにより、前記光電変換素子群を同時に逆バイアス処理することが可能に構成された電圧供給部とを備える薄膜光電変換モジュールの製造装置。
  5. 前記電圧供給部は、前記直列接続された複数個の光電変換素子のうち、前記直列接続の一方端から数えて偶数番目に位置する1個または複数個の前記光電変換素子に同時に前記複数の電圧をそれぞれ印加することと、前記直列接続された複数個の光電変換素子のうち、前記一方端から数えて奇数番目に位置する1個または複数個の前記光電変換素子に同時に前記複数の電圧をそれぞれ印加することとが可能に構成されている請求項4に記載の薄膜光電変換モジュールの製造装置。
  6. 前記複数の電圧は、それぞれ前記光電変換素子の耐電圧以下である請求項4に記載の薄膜光電変換モジュールの製造装置。
  7. 前記電源は、前記複数個の電圧をそれぞれ出力するための複数個の端子を含み、
    前記電圧供給部は、前記複数個の端子と前記直列接続された複数個の光電変換素子とを電気的に接続するための電極接続部を含む請求項4に記載の薄膜光電変換モジュールの製造装置。
  8. 前記電圧供給部は、さらに、
    前記複数個の端子と前記直列接続された複数個の光電変換素子との電気的な接続および非接続をそれぞれ切り替えることが可能に構成された切り替え部を含む請求項7に記載の薄膜光電変換モジュールの製造装置。
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