JP2009193699A - スイッチ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】固定及び可動の両接点を収容したケース内に潤滑油など異物が侵入することのないようにして、両接点の接離を行わしめることができ、しかも、その両接点の接離がより速やかにできて、スイッチ性能を向上させ得ると共に、それらを両接点の接蝕に有害な摩耗粉を発生させる関係部品の摺接を少なく抑える構造で実現できるようにする。
【解決手段】密閉ケース1内に位置した可動接点16を、密閉ケース1外で移動する磁気短絡体23によって、アーマチュア7を設けた可動接点ばね8と共に動かす。その磁気短絡体23の移動による可動接点16の動き(可動接点ばね8の動き)は、一対のヨーク4,5を介して及ぶ磁石6の磁力の変化によるものであり、可動接点ばね8は、これが動くときの支点部分からアーマチュア7を設けた部分までの間に、アーマチュア7から離間して屈曲された屈曲部15を有する構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンタクトの操作構造を改良したスイッチ装置に関する。
従来より、スイッチ装置としては、一般に、固定接点と可動接点、並びにその可動接点を常時は固定接点に接触又は離間させるスプリングを収容したケースに、ロッド状の移動子を挿通して設け、その移動子が移動操作されることにより、上記可動接点を固定接点に対し動かして離間又は接触させるようにしたものが供されている(例えば特許文献1参照)。
特開2005−235632号公報
上記構成のスイッチ装置は、例えば車両用のストップランプスイッチとして使用されるものであり、その車両用のストップランプスイッチの近辺には、様々な機構部に塗布された潤滑油や、製品に含まれた無機物、有機物が存在する。これに対して、上記従来のスイッチ装置においては、その潤滑油や無機物、有機物の異物が、ケースの、移動子を挿通した部分からケース内に侵入し、可動接点と固定接点との間に付着して、特にはシリコーン成分により接点間の導通不良の問題を惹起するおそれを有していた。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、従ってその目的は、固定接点及び可動接点を収容したケース内に潤滑油など異物が侵入することのないようにして、それら固定接点及び可動接点の接離を行わしめることができ、しかも、その両接点の接離がより速やかにできて、スイッチ性能を向上させ得ると共に、それらを固定接点及び可動接点の接蝕に有害な摩耗粉を発生させる関係部品の摺接を少なく抑える構造で実現できるスイッチ装置を提供するにある。
上記目的を達成するために、本発明のスイッチ装置は、固定接点と、この固定接点と対応する可動接点と、この可動接点を設けると共に、磁性を有するアーマチュアを設けた、板ばねから成る可動接点ばねと、これら固定接点、可動接点、アーマチュア、及び可動接点ばねを収納した密閉ケースと、前記アーマチュアと対応する、磁性を有するヨークと、このヨークに磁力を及ぼして該ヨークを介し前記アーマチュアを吸引する磁石と、前記密閉ケースの外部に位置して移動操作される移動子と、この移動子により移動される磁気短絡体とを具備し、その磁気短絡体が移動により前記ヨークとの距離を変化させて、該ヨークを介しての前記磁石による前記アーマチュアの吸引力を変化させ、前記可動接点ばねと共に前記可動接点を固定接点に対して動かすようにしたものであって、前記可動接点ばねを、これが前記固定接点に対して動くときの支点部分から前記アーマチュアを設けた部分までの間に、アーマチュアから離間して屈曲された屈曲部を有する構成としたことを特徴とする。
上記手段によれば、密閉ケース内に位置した可動接点を、密閉ケース外で移動する磁気短絡体のその移動によって、可動接点ばねと共に固定接点に対し動かすことができる。よって、密閉ケース内には近辺に存在する潤滑油や無機物、有機物の異物が侵入することもなく、該密閉ケースに収納した可動接点及び固定接点の接離を行わしめることができるものであり、それによって、従来あった、侵入物による接点間の導通不良の問題を惹起するおそれをなくすことができる。
又、上記磁気短絡体の移動による可動接点の動き(固定接点に対する接離)は、一対のヨークを介してアーマチュアに及ぶ磁石の磁力の変化によるものであり、その変化は急峻で、それにより、可動接点及び固定接点の接離がより速やかにでき、スイッチ性能を向上させることができる。
加えて、可動接点ばねは、これが固定接点に対して動くときの支点部分からアーマチュアを設けた部分までの間に、アーマチュアから離間して屈曲された屈曲部を有する構成としたことで、ヨークに対するアーマチュアの摺接をやわらげ、それによって、固定接点及び可動接点の接蝕に有害な摩耗粉の発生を少なく抑えることができる。
以下、本発明を車両用ストップランプスイッチに適用して、その第1実施例(第1の実施形態)につき、図1ないし図3を参照して説明する。
まず、図1には、車両用ストップランプスイッチの全体構成を示しており、密閉ケース1を主体としている。この密閉ケース1は、ケース主体部1aと、ケース基体部1bとから成っており、そのうちのケース主体部1aは、上面部が中央部に隆起部2を有して閉塞され、底部が開放したキャップ状を成し、ケース基体部1bは、図で右側の部分の上面に凸部3を有する以外、平板状を成している。
上記ケース主体部1aの隆起部2には、一対のヨーク4,5を貫通させた状態で設けている。このヨーク4,5は、ともに鉄等の磁性材から成るもので、要するに磁性を有しており、それらを例えばケース主体部1aの成形時にインサートして設けることにより、該ケース主体部1aと一体化している。その一体化した形態は、ヨーク4,5の各中間部がケース主体部1aの隆起部2に密着されて保持され、それによって、ケース主体部1aで隔てられた上下2つの空間に浸透性を有しないようにしているものであり、そこからヨーク4,5の各上部が、ケース主体部1aの隆起部2より上方の空間であるケース主体部1a外に突出し、各下部が、ケース主体部1aの隆起部2より下方の空間であるケース主体部1a内に突出するものである。
又、ケース主体部1aの隆起部2内には、ヨーク4,5の間に位置して磁石(永久磁石)6を設けている。この磁石6も、例えばケース主体部1aの成形時にインサートして設けることにより、該ケース主体部1aと一体化しており、その一体化した形態は、磁石6の上部がケース主体部1aの隆起部2内に位置して、両側面がヨーク4,5に接触し、下面がケース主体部1a内に露出するものである。
ヨーク4,5は図で左右に並んでおり、その直下位置にはアーマチュア7を有する可動接点ばね8を配置している。アーマチュア7は鉄等の磁性材から成るもので、平板状を成し、磁性を有している。これに対して、可動接点ばね8は、非磁性材であるりん青銅等の導電性板ばね材から成るもので、これの上面にアーマチュア7を固着している。
可動接点ばね8は又、図で右側の一端部8aをリベット9により接続端子10の上端部10aを介して前記ケース基体部1bの凸部3に固着しており、接続端子10は今ひとつの接続端子11と共にケース基体部1bに貫通させた状態で設けている。詳細には、それら接続端子10,11も、ケース基体部1bの成形時にインサートして設けることにより、該ケース基体部1bと一体化しており、その一体化した形態は、接続端子10,11の各中間部がケース基体部1bに密着されて保持され、それによって、ケース基体部1bで隔てられた上下2つの空間に浸透性を有しないようにしているものであり、そこから接続端子10,11の各上部がケース基体部1b上に突出し、各下部がケース基体部1b下に突出するものである。
なお、上記ケース基体部1bに接続端子10,11を一体化するについては、ケース基体部1bに孔をあけ、その孔に接続端子10,11を通して、それらと孔との間の隙間を封止剤により埋めて密閉する構造を採用しても良い。又、その構造は、前記ケース主体部1aにヨーク4,5を一体化する部分にも採用することが可能で、すなわち、ケース主体部1aに孔をあけ、その孔にヨーク4,5を通して、それらと孔との間の隙間を封止剤により埋めて密閉する構造を採用しても良い。
ここで、前記可動接点ばね8の一端部8aを固着した接続端子10の上端部10aは、L字状に折曲されていて、ケース基体部1bの前記凸部3の上面に位置しており、従って、可動接点ばね8の一端部8aも、その凸部3の上面に接続端子10の上端部10aを介して位置している。
そして、可動接点ばね8は、上記一端部8aから凸部3の内側の側面に沿うほゞL字状の折曲をしており(第1の折曲部12)、次いで、ケース基体部1bの近傍でヨーク4,5間(特にはそのほゞ中央部)に向かうほゞV字状の折曲をし(第2の折曲部13)、更に、常態では、図2に示すように、第2の折曲部13とは反対でケース基体部1b方向へのほゞへ字状の折曲をしており(第3の折曲部14)、その第3の折曲部14から他端部8b側の中間部8cで前記アーマチュア7のほゞ中央部までの固着をしている。
従って、可動接点ばね8は、第1の折曲部12からアーマチュア7を設けた部分までの間に、アーマチュア7から離間して屈曲された、この場合、ほゞV字状の屈曲部15を有している。又、可動接点ばね8の他端部8bの上面には、可動接点16を設けている。
ケース基体部1bは、ケース主体部1aの底部に結合されて、該底部の開放部を密に閉塞しており、その状態で、可動接点ばね8は、アーマチュア7の図で右側の端部を右側のヨーク5の下端部に当接させ、図で左側の端部を、常態(図2)では、左側のヨーク4の下方に離間させている。
これに対して、前記磁石6の磁力がヨーク4,5を通じてアーマチュア7にのみ及ぶ図1に示す状況では、アーマチュア7がヨーク4,5を介して磁石6に吸引され、可動接点ばね8は、前記中間部8cがほゞ水平となる状態に弾性変形される。
しかして、前記可動接点16の上方には、固定接点17を配置している。この固定接点17は、詳細には、前記接続端子11のL字状に折曲された上端部11aの下面に設けていて、前記可動接点16と対向しており、上述のようにアーマチュア7が磁石6に吸引されて可動接点ばね8が弾性変形された状態では、該固定接点17に可動接点16が接触している。
ケース基体部1bは、既述のようにケース主体部1aの底部に結合しており、それによって、前記密閉ケース1を構成すると共に、その密閉ケース1の内部に、固定接点17と、可動接点16、アーマチュア7、可動接点ばね8、磁石6、ヨーク4,5の下部、及び接続端子10,11の各上端部10a,11aを収納する構造となしている。
なお、ケース基体部1bから下方へ突出した接続端子10,11の各下部は、密閉ケース1を囲繞したスリーブ18に囲繞されていて、その内部に挿入される図示しないコネクタを介して図示しない導電線が接続されるようになっている。
そして、スリーブ18の外部には、カバー19を装着しており、このカバー19はキャップ状のもので、上部の中央部にガイド筒19aを有し、このガイド筒19aにロッド状の移動子20を図で上下に移動可能に挿通している。移動子20は、下部寄りの中間部に径大部20aを有しており、この径大部20aを、ガイド筒19aの下部に形成した径大穴部21に挿入している。
又、移動子20の径大部20aより下方の部分には、第1のスプリング22を巻装しており、この第1のスプリング22は移動子20の径大部20aを囲繞する圧縮コイルスプリングであって、これも上記ガイド筒19aの径大穴部21に収納している。そして又、移動子20の下端部には、磁気短絡体23を組み付けている。この磁気短絡体23は、鉄等の磁性材から成るもので、この場合、移動子20を囲繞するリング状を成しており、その外径はガイド筒19aの下端部よりも大きい。
更に、磁気短絡体23の直下には、ホルダ24を配置している。このホルダ24は、外径が磁気短絡体23よりも更に大きく、その外周部には上下の両方に突出するリム24aを有している。又、このホルダ24の外周部より中心寄りの部分には、前記ヨーク4,5に対応して孔25,26を形成している。
そして、ホルダ24の下面と前記密閉ケース1のケース主体部1aとの間には、第2のスプリング27を介在させている。この第2のスプリング27は、ケース主体部1aの隆起部2を囲繞する圧縮コイルスプリングであり、前記第1のスプリング22よりも強い付勢力でホルダ24から移動子20及び磁気短絡体23を押し上げ、すなわち、それらを前記ヨーク4,5側とは反対の側に付勢している。又、その結果、ホルダ24は、磁気短絡体23をヨーク4,5の上端部より上方に離間させて移動子20の下端に押し付けると共に、前記リム24aのうちの上方に突出した部分により磁気短絡体23を囲っている。
更に、移動子20は、径大部20aが前記ガイド筒19aの径大穴部21の奥端に制止されるまで上方に押し上げられて、上部がガイド筒19aより上方に突出し、図示しない車両のブレーキペダルに対応している。
それに対して、第1のスプリング22は、磁気短絡体23をホルダ24上に押し付け、すなわち、磁気短絡体23を前記ヨーク4,5側への移動方向に付勢しており、かくして、磁気短絡体23が図1に示す位置に留められて保持されている。
次に、上記構成のものの作用を述べる。
車両のブレーキペダルを踏み込み操作する前、車両用ストップランプスイッチは図1に示した状態にあり、すなわち、前述のように、ホルダ24から移動子20及び磁気短絡体23が第2のスプリング27により押し上げられて、磁気短絡体23はヨーク4,5の上端部より上方に離間する位置に保持されており、移動子20は上部をガイド筒19aより上方に突出させている。
この結果、アーマチュア7は、磁石6の磁力がヨーク4,5を通じてアーマチュア7にのみ及ぶことにより、ヨーク4,5を介して磁石6に吸引され、それに伴い、可動接点ばね8は、中間部8cがほゞ水平となる状態に弾性変形され、可動接点16を固定接点17に接触させている。従って、このとき、可動接点16及び固定接点17は、接続端子10,11間を、可動接点ばね8を介する電路で導通させている。
この状態から、車両のブレーキペダルが図2に矢印Aで示すように踏み込み操作されると、それに応じて移動子20がホルダ24を介し第2のスプリング27を圧縮して密閉ケース1側に移動する。従って、ホルダ24及び磁気短絡体23も密閉ケース1側(ヨーク4,5側)に移動し、ホルダ24は孔25,26にヨーク4,5を挿通させる。この結果、磁気短絡体23がヨーク4,5の上端に接触する。なお、このヨーク4,5の上端部に対する磁気短絡体23の接触は、第1のスプリング22を圧縮しつつ行われることにより、弾性的に行われる。
そして、そのようにヨーク4,5の上端部に磁気短絡体23が接触すれば、磁石6の磁力はヨーク4,5を介して前記アーマチュア7に及ぶのみならず、ヨーク4,5を介して磁気短絡体23にも及ぶようになるから、その分、アーマチュア7に及ぶ磁力が変化し(この場合、弱まり)、アーマチュア7に対する吸引力が変化する(この場合、弱まる)。よって、アーマチュア7に対する磁石6の吸引力よりも、可動接点ばね8の前記弾性変形状態からの復元力が勝るようになって、可動接点ばね8は復元し、可動接点16を固定接点17から離間させるので、前記接続端子10,11間の電路が遮断される。かくして、車両用ストップランプスイッチが車両のブレーキペダルが踏み込み操作に応動するものであり、もって、図示しない車両のストップランプを点灯させるに至る。
この後、車両のブレーキペダルの踏み込み操作が解除されれば、すべては原状態に復帰し、アーマチュア7が磁石6に吸引されて可動接点ばね8が弾性変形され、可動接点16を固定接点17に接触させることにより、車両のストップランプが消灯されるに至る。
又、そのように可動接点16が固定接点17に接離するとき、アーマチュア7は図で右側の一端部がヨーク5に摺接する。この摺接の度合が強いようであると、アーマチュア7の動きが円滑さを欠いて、可動接点16が固定接点17に接離する動作が安定しなくなると共に、摺接による摩耗粉が多く出て、固定接点17及び可動接点16の接蝕に害を及ぼすなど、動作障害の問題を発生する。
それに対し、本構成のものでは、可動接点ばね8は、第1の折曲部12を支点部として動くもので、その支点部分(第1の折曲部12)からアーマチュア7を設けた部分までの間に、アーマチュア7から離間して屈曲された屈曲部15を有している。この屈曲部15は、図3に示すように、可動接点ばね8の上記支点部分からの動き(矢印B)に対して、それと交差する方向(矢印C)に柔軟性を有する。この柔軟性により、ヨーク5に対するアーマチュア7の図で右側の一端部の摺接の度合が弱められ、アーマチュア7の動きが円滑になる。かくして、本構成のものでは、可動接点16が固定接点17に接離する動作が安定し、摺接による摩耗粉も多く出ずして、固定接点17及び可動接点16の接蝕に害を及ぼすような動作障害の問題を発生しないようにできる。
このように本構成のものでは、密閉ケース1内のアーマチュア7にヨーク4,5を介して及ぶ磁石6の磁気吸引力が、密閉ケース1外の移動子20の移動による磁気短絡体23の移動で変化することにより、密閉ケース1内に進入することなく、可動接点16を可動接点ばね8と共に固定接点17に対して動かすことができる。よって、密閉ケース1内には近辺に存在する潤滑油や無機物、有機物の異物が侵入することもなく、該密閉ケース1に収納した可動接点16及び固定接点17の接離を行わしめることができるものであり、それによって、従来あった、侵入物による接点16,17間の導通不良の問題を惹起するおそれをなくすことができる。
又、上記密閉ケース1内のアーマチュア7、ひいては可動接点16に、ヨーク4,5を介して及ぶ磁石6の磁気吸引力の、磁気短絡体23の移動による変化は、磁石6自体を動かす場合に比べて急峻にできるものであり、それによって、可動接点16及び固定接点17の接離がより速やかにでき、スイッチ性能を向上させることができる。
加えて、可動接点ばね8は、これが固定接点17に対して動くときの支点部分(第1の折曲部12)からアーマチュア7を設けた部分までの間に、アーマチュア7から離間して屈曲された屈曲部15を有することで、ヨーク5に対するアーマチュア7の摺接をやわらげ、それによって、可動接点16が固定接点17に接離する動作を安定せしめ得ると共に、固定接点17及び可動接点16の接蝕に害を及ぼすような動作障害の問題を発生しないようにもできる。
以上に対して、図4ないし図6は本発明の第2実施例(第2の実施形態)を示すもので、第1実施例と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ述べる。
このものの場合、ケース基体部1bに前述の凸部3がなく、そこは平坦部31となっていて、その平坦部31に、前述の可動接点ばね8に代わる可動接点ばね32の一端部32aを接続端子10の上端部10aを介してリベット33により固着している。
可動接点ばね32は、詳細には、上記一端部31aから上方へ弓なり状の折曲をし(第1の折曲部34)、次いで、その上部で逆U字状の折曲をし(第2の折曲部35)、その近傍部分でヨーク5の下端部への固着36をし、アーマチュア7には当接37のみさせている。そして、その下方のケース基体部1bの近傍でヨーク4,5間(特にはそのほゞ中央部)に向かうほゞV字状の折曲をし(第3の折曲部38)、更に、常態では、図5に示すように、第3の折曲部38とは反対でケース基体部1b方向へのほゞへ字状の折曲をしており(第4の折曲部39)、その第4の折曲部39から他端部32b側の中間部32cでアーマチュア7のほゞ中央部までの固着をしている。
従って、可動接点ばね32は、第2の折曲部35からアーマチュア7を設けた部分までの間に、アーマチュア7から離間して屈曲された、この場合、ほゞV字状の屈曲部40を有している。又、可動接点ばね32の他端部32bの上面には、前述の可動接点16を設けている。
このようにしても、車両のブレーキペダルの踏み込み操作及びそれの解除(ヨーク4,5に対する磁気短絡体23の接離)に基づいて、可動接点16が固定接点17に接離するとき、可動接点ばね32は、第2の折曲部35を支点部として動くもので、可動接点ばね32は、その支点部分(第2の折曲部35)からアーマチュア7を設けた部分までの間に、アーマチュア7から離間して屈曲された屈曲部40を有している。この屈曲部40は、図6に示すように、可動接点ばね32の上記支点部分からの動き(矢印B)に対して、それと交差する方向(矢印C)に柔軟性を有する。この柔軟性により、ヨーク5に対するアーマチュア7の図で右側の一端部の摺接の度合が弱められ、アーマチュア7の動きが円滑になる。かくして、本構成のものでも、可動接点16が固定接点17に接離する動作が安定し、摺接による摩耗粉も多く出ずして、固定接点17及び可動接点16の接蝕に害を及ぼすような動作障害の問題を発生しないようにできる。
そのほか、固定接点17及び可動接点16を収容した密閉ケース1内に潤滑油など異物が侵入することのないようにして、それら固定接点17及び可動接点16の接離を行わしめることができ、しかも、その両接点17,16の接離がより速やかにできて、スイッチ性能を向上させ得る効果も、第1実施例同様に得ることができる。
なお、本発明は上記し且つ図面に示した実施例にのみ限定されるものではなく、特に、移動子の移動に伴って移動した磁気短絡体はヨークに接触せず、充分に接近するだけでも良いもので、要するにヨークとの距離が変化しさえするものであれば良い。
又、固定接点と可動接点については、可動接点が車両のブレーキペダルの踏み込み操作前は固定接点から離間し、車両のブレーキペダルの踏み込み操作に応じて可動接点が固定接点に接触するように変えても良い。
更に、可動接点ばねとアーマチュアは、導電性ばね材(非磁性材)と磁性材の二部材からでなく、磁性を有する導電性ばね材の一部材で一体に形成されていても良く、特にそのようにした場合には、使用部品点数を少なく済ませ得る効果がある。
加えて、本発明は、車両用のストップランプスイッチ以外の、それと同様の事情を有するスイッチ装置一般に適用できるものであり、そのほか、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。
本発明の第1実施例を示す縦断面図 図1とは状態の異なる縦断面図 主要部分の拡大縦断面図 本発明の第2実施例を示す縦断面図 図2相当図 図3相当図
符号の説明
図面中、1は密閉ケース、4,5はヨーク、6は磁石、7はアーマチュア、8は可動接点ばね、15は屈曲部、16は可動接点、 17は固定接点、20は移動子、23は磁気短絡体、32は可動接点ばね、40は屈曲部を示す。

Claims (1)

  1. 固定接点と、
    この固定接点と対応する可動接点と、
    この可動接点を設けると共に、磁性を有するアーマチュアを設けた、可動接点ばねと、
    これら固定接点、可動接点、アーマチュア、及び可動接点ばねを収納した密閉ケースと、
    前記アーマチュアと対応する、磁性を有するヨークと、
    このヨークに磁力を及ぼして該ヨークを介し前記アーマチュアを吸引する磁石と、
    前記密閉ケースの外部に位置して移動操作される移動子と、
    この移動子により移動される磁気短絡体とを具備し、
    その磁気短絡体が移動により前記ヨークとの距離を変化させて、該ヨークを介しての前記磁石による前記アーマチュアの吸引力を変化させ、前記可動接点ばねと共に前記可動接点を固定接点に対して動かすようにしたものであって、
    前記可動接点ばねを、これが前記固定接点に対して動くときの支点部分から前記アーマチュアを設けた部分までの間に、アーマチュアから離間して屈曲された屈曲部を有する構成としたことを特徴とするスイッチ装置。
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