JP2009193687A - シール構造体の製造方法 - Google Patents

シール構造体の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009193687A
JP2009193687A JP2008030197A JP2008030197A JP2009193687A JP 2009193687 A JP2009193687 A JP 2009193687A JP 2008030197 A JP2008030197 A JP 2008030197A JP 2008030197 A JP2008030197 A JP 2008030197A JP 2009193687 A JP2009193687 A JP 2009193687A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
porous body
gasket
rubber
seal structure
synthetic resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008030197A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5224035B2 (ja
Inventor
Takayuki Horimoto
隆之 堀本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nok Corp filed Critical Nok Corp
Priority to JP2008030197A priority Critical patent/JP5224035B2/ja
Publication of JP2009193687A publication Critical patent/JP2009193687A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5224035B2 publication Critical patent/JP5224035B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Landscapes

  • Fuel Cell (AREA)
  • Gasket Seals (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】板状又はシート状の多孔質体1に、この多孔質体1とゴム材料あるいはゴム状弾性を有する合成樹脂材料との複合体からなる含浸部を介してガスケットを一体接合したシール構造体の製造において、前記多孔質体1に損傷を与えることなく、成形材料の含浸を適切に制限することの可能な方法を提供する。
【解決手段】多孔質体1におけるガスケット接合対象領域1aと隣接する位置に低粘度又は液状のゴム材料又は合成樹脂材料を多孔質体1の肉厚全体に含浸させ硬化させて目止め部11を形成する工程と、前記多孔質体1を金型4内にセットし、前記ガスケット接合対象領域1aと前記金型4の内面との間に画成されたキャビティ43に、低粘度又は液状の成形材料を充填すると共にその一部を前記ガスケット接合対象領域1aに含浸させ硬化させる工程からなる。
【選択図】図2

Description

本発明は、板状又はシート状の多孔質体にゴム材料あるいはゴム状弾性を有する合成樹脂材料からなるガスケットを一体接合したシール構造体の製造方法であって、例えば、燃料電池セルのGDLに、各燃料電池セル間に形成される流路をシールするためのガスケットが一体化されたガスケット一体部品を製造するのに有用な方法に関するものである。
図8は、従来技術としてのシール構造体の一部を示す説明図である。この図8に示されるシール構造体は、燃料電池セルの一部を構成するものであって、参照符号100は、電解質膜(イオン交換膜)111及びその両面に設けられた一対の電極層112からなるMEA(Membrane Electrode Assembly:膜−電極複合体)110と、その両側に設けられた多孔質のGDL(Gas Diffusion Layer:ガス拡散層)120からなる発電体で、この発電体100には、ゴム材料あるいはゴム状弾性を有する合成樹脂材料からなるガスケット130が一体的に成形されている。そして、発電体100は、両側からセパレータ200で挟持されることによって燃料電池セルが構成される。
ガスケット130は、その成形に際して、低粘度又は液状の成形材料の一部をカーボン繊維等の多孔質体からなるGDL120に含浸させることによって、このGDL120とゴム材料あるいはゴム状弾性を有する合成樹脂材料との複合体からなる含浸部(図中に多数の点々を付して示される部分)121をガスケット130と連続して形成し、このため、ガスケット130がGDL120にしっかり接合されると共に、GDL120からの透過漏れのない構造となっている。
しかしながら、カーボン繊維等の多孔質体からなるGDL120の気孔率にはバラツキがあるため、図8に示されるシール構造体は、低粘度又は液状の成形材料を用いて金型でガスケット130を成形する際に、GDL120への成形材料の含浸を適切に制限することが難しい。このため、成形材料の充填圧力や粘度等を一定にしても、GDL120の気孔率等によっては、含浸部121の領域が必要以上に大きくなり、その分、発電体100における発電領域が狭まってしまうおそれがある。
図9は、このようなGDL120における含浸部121の領域を適切に制限するための従来の方法を示す説明図である。すなわちこの方法では、不図示のガスケット成形用金型に発電体100をセットして型締めする際に、まず図9(A)に示されるように、前記金型の内面に形成された押圧突起で発電体100におけるガスケット接合対象領域100aと隣接する部分を挟圧することによって、GDL120の一部を圧縮した絞り部122を形成する。
そして次に、発電体100におけるガスケット接合対象領域100aと金型内面との間に画成されたキャビティに、低粘度又は液状の成形材料を充填すると共にその一部をGDL120に含浸させ、この状態で前記成形材料を架橋硬化させることによって、図9(B)に示されるように、ガスケット130が発電体100に一体的に成形される。そして、予めGDL120に形成された絞り部122では気孔率が減少して、成形材料が含浸しにくくなっているため、含浸部121の領域が必要以上に大きくならず、発電体100における発電領域が狭まってしまうのを有効に防止することができるとされている(例えば下記の特許文献1参照)。
特開2007−26847号公報
しかしながら、上記従来の方法によれば、GDL120の一部を圧縮して絞り部122を形成する際に、圧縮量が大き過ぎるとGDL120が損傷や破損を来たしてしまうおそれがあり、圧縮量が小さ過ぎるとガスケット成形の際にGDL120への成形材料の含浸を適切に制限することが困難になる。また、ガスケット130が良好に成形されたように見える場合でも、圧縮による絞り部122の形成の影響により、微小なクラックが発生しているおそれも懸念される。
本発明は、以上のような点に鑑みてなされたものであって、その技術的課題とするところは、燃料電池のGDLなど板状又はシート状の多孔質体に、この多孔質体とゴム材料あるいはゴム状弾性を有する合成樹脂材料との複合体からなる含浸部を介してガスケットを一体接合したシール構造体の製造において、前記多孔質体に損傷を与えることなく、成形材料の含浸を適切に制限することの可能な方法を提供することにある。
上述した技術的課題を有効に解決するための手段として、請求項1の発明に係るシール構造体の製造方法は、板状又はシート状の多孔質体にゴム材料あるいはゴム状弾性を有する合成樹脂材料からなるガスケットを一体接合したシール構造体の製造において、前記多孔質体におけるガスケット接合対象領域と隣接する位置に低粘度又は液状のゴム材料又は合成樹脂材料を前記多孔質体の肉厚全体に含浸させ硬化させて目止め部を形成する工程と、前記多孔質体を金型内にセットし、前記ガスケット接合対象領域と前記金型の内面との間に画成されたキャビティに、低粘度又は液状の成形材料を充填すると共にその一部を前記ガスケット接合対象領域に含浸させ、硬化させる工程からなるものである。
本発明の製造方法において、キャビティに充填された成形材料は硬化によってガスケットとなるものであり、この成形材料の一部が、多孔質体におけるガスケット接合対象領域に含浸された状態で硬化した部分は多孔質体とゴム材料あるいはゴム状弾性を有する合成樹脂材料との複合体からなる含浸部となるものであり、目止め部は、低粘度又は液状の成形材料がガスケット接合対象領域から更に含浸するのを遮断して、前記含浸部の不必要な拡大を防止するものである。
また、請求項2の発明に係るシール構造体の製造方法は、請求項1に記載の方法において、目止め部の形成後、その表面にゴム材料あるいはゴム状弾性を有する合成樹脂材料からなる隆起部を形成するものである。このようにすれば、ガスケットの成形時に、キャビティ側から多孔質体と金型内面との接触面間を通じて成形材料が漏れるのを、前記隆起部と金型内面との密接によって防止することができる。
また、請求項3の発明に係るシール構造体の製造方法は、請求項1に記載の方法において、多孔質体が燃料電池セルのGDLであることを特徴とする。
本発明に係るシール構造体の製造方法によれば、ガスケットが多孔質体のガスケット接合対象領域に形成されたゴム材料あるいはゴム状弾性を有する合成樹脂材料の含浸部を介して多孔質体にしっかり接合されたシール構造体を得ることができる。そして、ガスケット成形過程での多孔質体への成形材料の含浸を、予めガスケット接合対象領域と隣接する位置に形成された目止め部によって、多孔質体の損傷を来たすことなく制限することができる。またこのため、前記多孔質体が燃料電池セルのGDLである場合、含浸部の拡大によって発電領域が狭まってしまうのを有効に防止することができる。
以下、本発明に係るシール構造体の製造方法の好ましい実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第一の形態において、多孔質体としてのGDLに目止め部を形成する工程を示す説明図、図2は、多孔質体を金型内にセットし型締めした状態を示す説明図、図3は、本発明の第一の形態によって製造されたシール構造体を示す説明図である。
図1において、参照符号1はカーボン繊維等からなる板状又はシート状の多孔質体で、例えば燃料電池セルにおけるGDLであって、その外周縁部や開口縁部などに沿ってガスケットが一体に成形されるものである。この多孔質体1には、ガスケットの成形に先立って、まず図1(A)に示されるように、ガスケット接合対象領域1aと隣接する位置に、例えばシルクスクリーン印刷法あるいはディスペンサー法によって、低粘度又は液状のゴム材料又は合成樹脂材料2を前記多孔質体の肉厚全体に含浸させるのに必要かつ十分な量だけ塗布又は肉盛りする。
多孔質体1には無数の連続気孔が存在するため、塗布又は肉盛りされた低粘度又は液状のゴム材料又は合成樹脂材料2は、毛細管現象によって多孔質体1の肉厚全体に、内部の無数の連続気孔を埋めるように、適当な幅で含浸される。そして含浸された低粘度又は液状のゴム材料又は合成樹脂材料2は、多孔質体1をオーブンなどで加熱することによって架橋硬化し、これによって図1(B)に示されるように、ガスケット接合対象領域1aと隣接する位置に、目止め部11が形成される。
目止め部11が形成された多孔質体1は、図2に示されるように、金型4内にセットされる。金型4は分割型41,42を備えるものであって、この分割型41,42は、型締めによって、多孔質体1における目止め部11の表面に適当な面圧をもって密接される密接面41a,42aを有し、多孔質体1におけるガスケット接合対象領域1aとの間にガスケット成形空間であるキャビティ43が画成されるようになっており、一方の分割型41にはキャビティ43へ低粘度又は液状の成形材料を充填するためのゲート44が開設されている。
次に、図2に示される型締め状態で、不図示の成形機からゲート44を通じて、低粘度又は液状の成形材料を、所要の圧力でキャビティ43内へ充填すると、この成形材料の一部は、前記ガスケット接合対象領域1aへ、内部の無数の連続気孔を埋めるように含浸される。
多孔質体1のガスケット接合対象領域1aに含浸された成形材料は、目止め部11によって、ガスケット接合対象領域1a以外への含浸が遮断される。このため、多孔質体1への成形材料の含浸が、ガスケット接合対象領域1aのみに制限されることになる。
金型4内に充填された成形材料は、加熱によって架橋硬化する。成形材料の架橋硬化後は、分割型41,42を離間させて型開きを行い、製品としてのシール構造体を取り出す。このシール構造体は、図3に示されるように、ゴム材料あるいはゴム状弾性を有する合成樹脂材料からなるガスケット3が、前記ゴム材料あるいはゴム状弾性を有する合成樹脂材料と多孔質体1の複合体である含浸部12を介して多孔質体1にしっかりと一体接合された構造を有する。ガスケット3は、キャビティ43内で成形材料が硬化することによって成形されたものであり、含浸部12は、多孔質体1のガスケット接合対象領域1aに含浸されたゴム材料が硬化することによってガスケット3と連続して形成されたものである。また、含浸部12は目止め部11に達することによって、この目止め部11とも連続している。
本発明に係るシール構造体の製造方法は、図4に示されるような燃料電池用シール構造体の製造に好適に実施することができる。
この燃料電池用シール構造体は、電解質膜51及びその両面に設けられた電極層52からなるMEA5の両側に、多孔質体(GDL)1が設けられた発電体10に、その外周縁部あるいは開口縁に沿ってゴム材料あるいはゴム状弾性を有する合成樹脂材料からなるガスケット3が一体的に成形された構造を有するものであって、燃料電池スタックとしての組立状態において、ガスケット3のシールリップ3aが、図中一点鎖線で示される両側のセパレータ6に適当に圧縮された状態で密接することにより、燃料ガスや酸化ガス等に対するシールを行うものである。また、多孔質体1におけるガスケット3との接合部には、このガスケット3を形成しているゴム材料あるいはゴム状弾性を有する合成樹脂材料と多孔質体1との複合体からなる含浸部12が形成されており、この含浸部12によって、ガスケット3がしっかり接合されると共に、多孔質体1からの前記燃料ガスや酸化ガス等の透過漏れがない構造となっている。
そして、図4に示される燃料電池用シール構造体の製造においては、予めMEA5の多孔質体1におけるガスケット接合対象領域(含浸部12となる領域)と隣接する位置に、低粘度又は液状のゴム材料又は合成樹脂材料を多孔質体1の肉厚全体に適当な幅で含浸させ、これを加熱して架橋硬化させることによって目止め部11を形成してから、MEA5を金型内にセットし、多孔質体1におけるガスケット接合対象領域と前記金型の内面との間に画成されたキャビティに、低粘度又は液状の成形材料を充填すると共にその一部を前記ガスケット接合対象領域に含浸させ、加熱により架橋硬化させる。含浸された低粘度又は液状の成形材料は目止め部11によって堰き止められるため、MEA5の発電領域が含浸部12によって狭まってしまうのを有効に防止することができる。
図5〜図7は、本発明に係るシール構造体の製造方法の第二の形態を示すもので、このうち図5は、目止め部の表面にゴム材料あるいはゴム状弾性を有する合成樹脂材料からなる隆起部を形成した状態を示す説明図、図6は、多孔質体を金型内にセットし型締めした状態を示す説明図、図7は、製造されたシール構造体を示す説明図である。
この形態においても、先に説明した図1と同様、まずガスケット接合対象領域1aと隣接する位置に、例えばシルクスクリーン印刷法あるいはディスペンサー法によって低粘度又は液状のゴム材料又は合成樹脂材料2を塗布又は肉盛りし、多孔質体1の肉厚全体に適当な幅で含浸させてから、オーブンなどで加熱して架橋硬化させることによって、目止め部11を形成する。
次に目止め部11の表面に、例えばシルクスクリーン印刷法あるいはディスペンサー法によって低粘度又は液状のゴム材料又は合成樹脂材料を塗布又は肉盛りしてから、オーブンなどで加熱して架橋硬化させる。目止め部11の表面に塗布又は肉盛りされた低粘度又は液状のゴム材料又は合成樹脂材料は、目止め部11に浸透することはないので、図5に示されるように、架橋硬化によって目止め部11の表面にゴム材料あるいはゴム状弾性を有する合成樹脂材料からなる隆起部13が形成される。
次に図6に示されるように、目止め部11及び隆起部13が形成された多孔質体1は、金型4内にセットされる。金型4における分割型41,42は、型締めによって、多孔質体1のガスケット接合対象領域1aとの間にガスケット成形空間であるキャビティ43が画成されるようになっており、多孔質体1の目止め部11の表面に形成された隆起部13は、前記キャビティ43の端部に位置して分割型41,42の内面に適当な圧縮状態で密接されるようになっている。なお、目止め部11が多孔質体1とゴム材料との複合体である場合は、隆起部13を介して目止め部11も適当な圧縮を受けることになる。
次に、図6に示される型締め状態で、一方の分割型41に開設されたゲート44から、低粘度又は液状の成形材料をキャビティ43内へ充填すると、この成形材料の一部は、ガスケット接合対象領域1aへ、内部の無数の連続気孔を埋めるように含浸される。
多孔質体1のガスケット接合対象領域1aに含浸された成形材料は、目止め部11によって、ガスケット接合対象領域1a以外への含浸が遮断される。このため、多孔質体1への成形材料の含浸が、ガスケット接合対象領域1aのみに制限される。また、キャビティ43内から、金型4における分割型41,42の内面と目止め部11の表面との間を介しての、多孔質体1におけるガスケット接合対象領域1a以外の部分の表面への成形材料の通過は、隆起部13と分割型41,42の内面との密接部によって遮断される。このため、多孔質体1の表面への薄バリの発生が防止される。
金型4内に充填された成形材料は、加熱によって架橋硬化する。成形材料の架橋硬化後は、分割型41,42を離間させて型開きを行い、製品としてのシール構造体を取り出す。このシール構造体は、図7に示されるように、ゴム材料あるいはゴム状弾性を有する合成樹脂材料からなるガスケット3が、前記ゴム材料あるいはゴム状弾性を有する合成樹脂材料と多孔質体1の複合体である含浸部12を介して多孔質体1にしっかりと一体接合された構造を有する。ガスケット3は、キャビティ43内で成形材料が硬化することによって成形されたものであり、含浸部12は、多孔質体1のガスケット接合対象領域1aに含浸されたゴム材料が硬化することによってガスケット3と連続して形成されたものである。また、含浸部12は目止め部11に達することによって、この目止め部11とも連続しており、ガスケット3の端部が、ゴム材料あるいはゴム状弾性を有する合成樹脂材料からなる隆起部13とも連続した構造となる。
なお、この実施の形態による製造方法は、図4に示される燃料電池用シール構造体の製造にも適用することができる。
本発明に係るシール構造体の製造方法の第一の形態において、多孔質体としてのGDLに目止め部を形成する工程を示す説明図である。 本発明に係るシール構造体の製造方法の第一の形態において、多孔質体を金型内にセットし型締めした状態を示す説明図である。 本発明に係るシール構造体の製造方法の第一の形態によって製造されたシール構造体を示す説明図である。 本発明に係るシール構造体の製造方法の第一の形態によって製造された燃料電池用シール構造体を示す説明図である。 本発明に係るシール構造体の製造方法の第二の形態において、目止め部の表面にゴム材料あるいはゴム状弾性を有する合成樹脂材料からなる隆起部を形成した状態を示す説明図である。 本発明に係るシール構造体の製造方法の第二の形態において、多孔質体を金型内にセットし型締めした状態を示す説明図である。 本発明に係るシール構造体の製造方法の第二の形態によって製造された燃料電池用シール構造体を示す説明図である。 従来技術としてのシール構造体の一部を示す説明図である。 ガスケットと連続した含浸部の領域を適切に制限するための従来の方法を示す説明図である。
符号の説明
1 多孔質体
1a ガスケット接合対象領域
11 目止め部
12 含浸部
13 隆起部
2 低粘度又は液状のゴム材料又は合成樹脂材料
3 ガスケット
4 金型
43 キャビティ
5 MEA
6 セパレータ
10 発電体

Claims (3)

  1. 板状又はシート状の多孔質体にゴム材料あるいはゴム状弾性を有する合成樹脂材料からなるガスケットを一体接合したシール構造体の製造において、
    前記多孔質体におけるガスケット接合対象領域と隣接する位置に低粘度又は液状のゴム材料又は合成樹脂材料を前記多孔質体の肉厚全体に含浸させ硬化させて目止め部を形成する工程と、
    前記多孔質体を金型内にセットし、前記ガスケット接合対象領域と前記金型の内面との間に画成されたキャビティに、低粘度又は液状の成形材料を充填すると共にその一部を前記ガスケット接合対象領域に含浸させ、硬化させる工程からなることを特徴とするシール構造体の製造方法。
  2. 目止め部の形成後、その表面にゴム材料あるいはゴム状弾性を有する合成樹脂材料からなる隆起部を形成することを特徴とする請求項1に記載のシール構造体の製造方法。
  3. 多孔質体が燃料電池セルのGDLであることを特徴とする請求項1に記載のシール構造体の製造方法。
JP2008030197A 2008-02-12 2008-02-12 シール構造体の製造方法 Active JP5224035B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008030197A JP5224035B2 (ja) 2008-02-12 2008-02-12 シール構造体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008030197A JP5224035B2 (ja) 2008-02-12 2008-02-12 シール構造体の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009193687A true JP2009193687A (ja) 2009-08-27
JP5224035B2 JP5224035B2 (ja) 2013-07-03

Family

ID=41075553

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008030197A Active JP5224035B2 (ja) 2008-02-12 2008-02-12 シール構造体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5224035B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011096419A (ja) * 2009-10-28 2011-05-12 Nok Corp 燃料電池用シール構造体およびその製造方法
JP2011233474A (ja) * 2010-04-30 2011-11-17 Nok Corp 燃料電池用シール構造体及びその製造方法
KR101859248B1 (ko) * 2011-03-31 2018-05-17 닛폰 바루카 고교 가부시키가이샤 박판 부재용 실링재
JP2019190604A (ja) * 2018-04-27 2019-10-31 Nok株式会社 Gdl一体ガスケット及びその製造方法
WO2021157252A1 (ja) 2020-02-06 2021-08-12 Nok株式会社 セパレータ一体ガスケット及びその製造方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001510932A (ja) * 1997-07-16 2001-08-07 バラード パワー システムズ インコーポレイティド 電気化学的燃料電池における膜電極組立体(mea)のための弾性シールおよび該シールの製造方法
JP2008147103A (ja) * 2006-12-13 2008-06-26 Nok Corp 燃料電池用シール構造体の製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001510932A (ja) * 1997-07-16 2001-08-07 バラード パワー システムズ インコーポレイティド 電気化学的燃料電池における膜電極組立体(mea)のための弾性シールおよび該シールの製造方法
JP2008147103A (ja) * 2006-12-13 2008-06-26 Nok Corp 燃料電池用シール構造体の製造方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011096419A (ja) * 2009-10-28 2011-05-12 Nok Corp 燃料電池用シール構造体およびその製造方法
JP2011233474A (ja) * 2010-04-30 2011-11-17 Nok Corp 燃料電池用シール構造体及びその製造方法
KR101859248B1 (ko) * 2011-03-31 2018-05-17 닛폰 바루카 고교 가부시키가이샤 박판 부재용 실링재
JP2019190604A (ja) * 2018-04-27 2019-10-31 Nok株式会社 Gdl一体ガスケット及びその製造方法
WO2021157252A1 (ja) 2020-02-06 2021-08-12 Nok株式会社 セパレータ一体ガスケット及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5224035B2 (ja) 2013-07-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4993077B2 (ja) シール部品の製造方法
US10115977B2 (en) Method for making a membrane-electrode assembly with peripheral seal, and the membrane-electrode assembly
WO2014069172A1 (ja) 基材一体型シール及びその製造用金型
JP5224035B2 (ja) シール構造体の製造方法
JP5310976B2 (ja) 燃料電池の密封構造
JP2008004486A (ja) 燃料電池用電解質膜および膜電極接合体の製造方法
JP5067528B2 (ja) 燃料電池用シール構造体の製造方法
JP6383200B2 (ja) プレート一体ガスケットの製造方法
JP2008146986A (ja) 燃料電池用シールの製造方法
WO2016013331A1 (ja) プレート一体ガスケットの製造方法
WO2007029309A1 (ja) 燃料電池用構成部品
CN112368419A (zh) 在电化学单元的气体扩散层上生成密封元件的方法以及由气体扩散层和密封元件构成的结构组件
JP4398763B2 (ja) 燃料電池用セパレータの製造方法
JP2009230876A (ja) 燃料電池用シール構造およびその製造方法
JP2011090802A (ja) 燃料電池用シール構造体及びその製造方法
JP4873935B2 (ja) 燃料電池用ゴムパッキンの成形方法
JP5911013B2 (ja) 燃料電池用セルアセンブリの製造方法
JP6013261B2 (ja) プレート一体ガスケットの製造方法
JP5376128B2 (ja) 燃料電池のセルの製造方法、および燃料電池のセルの製造装置
JP2007026931A (ja) 多孔質体周縁部におけるガスケット成形方法とこれに用いる金型
JP5067527B2 (ja) 燃料電池用シール構造体の製造方法
JP4656369B2 (ja) 燃料電池用ゴムパッキンの成形方法
JP2003257454A (ja) 燃料電池用構成部品
JP5044203B2 (ja) 燃料電池用ゴムシール材の成形方法
JP2010165473A (ja) 燃料電池及び燃料電池用シール構造の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110125

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120223

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130213

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5224035

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160322

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250