JP2009192976A - 電気光学装置および電子機器 - Google Patents

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勇輝 奥原
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Abstract

【課題】材料コストの増大や生産性の低下を招くことなく、駆動回路部から外部への電磁波ノイズの放射や、外部から駆動回路部への電磁波ノイズの侵入を防止することのできる電気光学装置、および当該電気光学装置を備えた電子機器を提供すること。
【解決手段】電気光学装置において、素子基板10に接続されたフレキシブル基板50は、素子基板10の表面側10aで駆動用IC41に平面視で重なるように平伏する第2矩形部分54を有するとともに、かかる第2矩形部分54には駆動用IC41と平面視で重なる電磁シールド用の導電パターン57がベタパターンとして形成されている。導電パターン57には、グランド配線59aが繋がっており、導電パターン57はグランド電位に保持される。
【選択図】図3

Description

本発明は、表面側に駆動回路部を備えた素子基板にフレキシブル基板が接続された電気光学装置、および当該電気光学装置を備えた電子機器に関するものである。
液晶装置、有機エレクトロルミネッセンス装置、プラズマ表示装置などといった電気光学装置はいずれも、複数の画素が配列された素子基板を備えている。また、素子基板は、複数の画素を駆動する駆動回路部を表面側に備えているとともに、素子基板には、駆動回路部にグランド電位や各種信号を入力するためのフレキシブル基板が接続されている。
このような電気光学装置では、駆動回路部から外部へのノイズの放射や、外部から駆動回路部へのノイズの侵入が問題となる。そこで、駆動回路部と平面視で重なる領域にシールドテープを貼って電磁波ノイズの問題を解消することが提案されている。
また、駆動回路部を覆うように導電性の微粒子を含む塗料を塗布した構成や、板金シールドで覆う構成が提案されている(特許文献1参照)。
特開2001−127211号公報
しかしながら、シールドテープ、導電性の微粒子を含む塗料、板金シールドのいずれを採用した場合でも、別部材を素子基板に設ける必要があるため、材料コストの増大および生産性の低下を招くという問題点がある。また、これらの部材をグランド電位に保持するには、配線材などを追加する必要があり、その点でも材料コストの増大および生産性の低下を招くという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、材料コストの増大や生産性の低下を招くことなく、駆動回路部から外部への電磁波ノイズの放射や、外部から駆動回路部への電磁波ノイズの侵入を防止することのできる電気光学装置、および当該電気光学装置を備えた電子機器を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、複数の画素を駆動するための駆動回路部を備えた素子基板と、該素子基板に接続され、前記駆動回路部に電気的に接続された配線が形成されたフレキシブル基板と、を有する電気光学装置において、前記フレキシブル基板は、前記素子基板において前記駆動回路部が形成されている表面側で前記駆動回路部に平面視で重なる表面側重なり部分を備え、当該表面側重なり部分には前記駆動回路部に平面視で重なる電磁シールド用の第1導電パターンが形成されていることを特徴とする。
本発明では、素子基板に接続されたフレキシブル基板は、素子基板の表面側で駆動回路部に平面視で重なるように平伏する表面側重なり部分を有するとともに、かかる表面側重なり部分には駆動回路部と平面視で重なる電磁シールド用の第1導電パターンが形成されている。このため、駆動回路部から外部への電磁波ノイズの放射や、外部から駆動回路部への電磁波ノイズの侵入を防止することができる。また、本発明では、かかるノイズ対策を行なうにあたって、素子基板に接続されたフレキシブル基板の一部を利用しているため、新たな部材を追加する必要がない。また、フレキシブル基板に形成された第1導電パターンであれば、グランド電位などといった定電位を印加するのに多大な工数を必要としない。それ故、本発明によれば、材料コストの増大や生産性の低下を招くことなく、駆動回路部から外部への電磁波ノイズの放射や、外部から駆動回路部への電磁波ノイズの侵入を防止することができる。また、素子基板の表面側に強い光が入射するような条件下であっても、かかる光の入射を第1導電パターンで阻止することができるので、駆動回路部の誤動作を防止することができる。
本発明において、前記第1導電パターンは、定電位に保持されていることが好ましく、定電位に保持するにあたっては、前記第1導電パターンは、前記フレキシブル基板に形成されたグランド配線に電気的に接続していることが好ましい。
本発明において、前記第1導電パターンは、駆動回路部から外部への電磁波ノイズの放射や、外部から駆動回路部への電磁波ノイズの侵入を防止することができれば、ストライプ状や格子状に形成されていてもよいが、最も好ましい形態は、ベタパターンである。
本発明では、前記フレキシブル基板において、前記素子基板に接続された端子が形成されている側を第1面側とし、その反対側の面を第2面側としたとき、前記第1導電パターンは、前記第1面側で前記端子と同層に形成されていることが好ましい。このように構成すると、片面側のみに導電層が形成された安価なフレキシブル基板を用いることができる。
本発明では、前記フレキシブル基板において、前記素子基板に接続された端子が形成されている側を第1面側とし、その反対側の面を第2面側としたとき、前記第1導電パターンは、前記端子より前記第2面側で当該端子と別層に形成されている構成を採用してもよい。このように構成すると、第1面側に端子と同層に形成された配線と重なる領域に第1導電パターンを形成することができ、かかる構成によれば、配線から外部への電磁波ノイズの放射や、外部から配線への電磁波ノイズの侵入を防止することができる。
本発明において、前記フレキシブル基板は、前記素子基板において前記駆動回路部が形成されている側とは反対側の裏面側で前記駆動回路部に平面視で重なるように平伏する裏面側重なり部分を備え、当該裏面側重なり部分には、前記駆動回路部に平面視で重なるベタの第2導電パターンが形成されていることが好ましい。このように構成すると、駆動回路部から素子基板の裏面側に向けての電磁波ノイズの放射や、素子基板の裏面側から駆動回路部への電磁波ノイズの侵入を防止することができる。また、素子基板の裏面側に強い光が入射するような条件下であっても、かかる光の入射を第2導電パターンで阻止することができるので、駆動回路部の誤動作を防止することができる。
本発明では、前記素子基板の前記表面側において、前記駆動回路部が形成されている部分の表示領域側の側方には、当該素子基板に貼り合わされた別基板の縁部分によって段部が形成されており、前記表面側重なり部分の縁部分は、前記段部に沿って延在していることが好ましい。このように構成すると、素子基板の表面側に形成された段部によって表面側重なり部分の位置決めを行なうことができる。
本発明において、前記表面側重なり部分は、前記素子基板に対して部分的に接着されていることが好ましい。このように構成すると、表面側重なり部分を素子基板に接着固定した後、全面接着した場合と違って、表面側重なり部分を素子基板から容易に剥がすことができるので、リワーク性が高い。
本発明において、前記フレキシブル基板は、前記表面側重なり部分の端部に、前記素子基板の裏面側に折り曲げられて当該裏面側に接着された接着用折曲部分を備えていることが好ましい。このように構成すると、表面側重なり部分が素子基板の表面側で浮き上がることを確実に防止することができる。
本発明では、前記素子基板の表面側において前記駆動回路部が形成されている部分は、前記素子基板が収容された筐体の上板部で覆われ、前記駆動回路部と前記筐体の上板部との間に隙間が空いているとともに、当該隙間内に前記表面側重なり部分が配置されていることが好ましい。このように構成すると、素子基板において前記駆動回路部が形成されている部分は、前記表面側重なり部分を介して前記筐体の上板部に支持され、補強された状態となるので、素子基板において前記駆動回路部が形成されている部分を衝撃から保護することができる。
本発明を適用した電気光学装置は、液晶装置、有機エレクトロルミネッセンス装置、プラズマ表示装置などとして構成される。これらの電気光学装置のうち、液晶装置の場合、前記素子基板には、前記複数の画素の各々に画素トランジスタおよび画素電極が形成されているとともに、当該素子基板と、該素子基板に対向配置された別基板との間に液晶が保持されている構成を有している。また、有機エレクトロルミネッセンス装置の場合、前記素子基板上には、前記複数の画素の各々に画素トランジスタおよび有機エレクトロルミネッセンス素子が形成されている構成を有している。
本発明を適用した電気光学装置は、例えばパーソナルコンピュータ、携帯電話機、情報携帯端末等の電子機器に用いることができる。
以下に、図面を参照して本発明について説明する。なお、以下の説明で参照する図においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に縮尺を異ならしめてある。
[実施の形態1]
(電気光学装置の構成)
図1は、本発明を適用した電気光学装置(液晶装置)の電気的構成を示すブロック図である。図1に示す電気光学装置100は液晶装置であり、液晶パネルからなる電気光学パネル100pを備えている。電気光学パネル100pの中央領域は画素領域100bになっており、画素領域100bの内側には、複数本のデータ線16aおよび複数本の走査線13aが縦横に延びている。また、複数本のデータ線16aと複数本の走査線13aとの各交点に対応する位置には画素100aが構成されており、複数の画素100aの各々には、画素スイッチング素子としての薄膜トランジスタ15および画素電極19が形成されている。薄膜トランジスタ15のソースにはデータ線16aが電気的に接続され、薄膜トランジスタ15のゲートには走査線13aが電気的に接続され、薄膜トランジスタ15のドレインには画素電極19が電気的に接続されている。画素電極19は、後述する対向基板に形成された共通電極と液晶を介して対向し、液晶容量12を構成している。なお、共通電極は、画素電極と同様、素子基板上に形成される場合もある。各画素100aには、液晶容量12で保持される画像信号がリークするのを防ぐために、液晶容量12と並列に保持容量17が付加されている。本形態では、保持容量17を構成するために、走査線13aと並列するように容量線13bが形成されており、かかる容量線13bには共通電位が印加されている。なお、保持容量17は前段の走査線13aとの間に形成される場合もある。
電気光学装置100において、電気光学パネル100p上にはデータ線駆動回路42および走査線駆動回路43が配置されている。データ線駆動回路42は、データ線16aに電気的に接続しており、画像信号を各データ線16aに順次供給する。走査線駆動回路43は、走査線13aに電気的に接続しており、走査信号を各走査線13aに順次供給する。データ線駆動回路42および走査線駆動回路43などの駆動回路部は、後述する素子基板上に半導体プロセスを利用して形成された構成や、素子基板上に実装された1乃至複数の駆動用ICに形成された構成が採用される。
以下に説明する実施の形態1〜8において、駆動回路部としてのデータ線駆動回路42および走査線駆動回路43は、共通の駆動用IC41に形成され、実施の形態9において、データ線駆動回路42および走査線駆動回路43は半導体プロセスを利用して素子基板上に構成されている。
なお、電気光学パネル100pが透過型液晶パネルあるいは半透過反射型の液晶パネルである場合、電気光学パネル100pの背面側にはバックライト装置70が配置され、電気光学パネル100pが反射型液晶パネである場合、バックライト装置70は省略される。
(電気光学装置の具体的構成)
図2(a)、(b)、(c)は、本発明の実施の形態1に係る電気光学装置において、電気光学パネルにフレキシブル基板を接続した状態の説明図、フレキシブル基板の表面側重なり部分を素子基板上に平伏させる前の状態を示す説明図、およびフレキシブル基板を抜き出して示す説明図である。図3(a)、(b)、(c)、(d)は、本発明の実施の形態1に係る電気光学装置に用いた電気光学パネルの構成を示す説明図、フレキシブル基板を第2面側からみた説明図、フレキシブル基板の断面図、および素子基板の張り出し部分周辺の断面図である。なお、図3(b)では、フレキシブル基板の第1面側に配線や導電パターンが形成されているので、配線や導電パターンについては点線で示してある。また、図2および図3では、偏光板や位相差板などの光学部品の図示を省略してある。
本形態の電気光学装置100は、具体的には、図2(a)、(b)、(c)、および図3(a)、(b)、(c)、(d)に示すように構成される。図2(a)、(b)および図3(a)、(d)において、電気光学装置100は、所定の隙間を介して素子基板10と対向基板20とがシール材35によって貼り合わされた電気光学パネル100pと、電気光学パネル100pに接続されたフレキシブル基板50とを備えており、本形態において、電気光学パネル100pは、対向基板20が表面側(表示光が出射される側)に位置するように配置されている。本形態において、電気光学パネル100pは、透過型あるいは半透過反射型の液晶パネルであるため、電気光学パネル100pの裏面側には、バックライト装置70(図2(a)参照)が配置されている。
電気光学パネル100pにおいて、素子基板10と対向基板20との間では、シール材35で囲まれた領域に液晶30が保持され、液晶30は、例えば一種または数種のネマティック液晶を混合したものなどからなる。図示を省略するが、画素領域100bでは、素子基板10の側にITO(Indium Tin Oxide)膜などからなる画素電極や、薄膜トランジスタからなる画素トランジスタなどが形成され、対向基板20の側には、ITO膜からなる共通電極や、カラーフィルタなどが形成されている。シール材35は、光硬化樹脂や熱硬化性樹脂などからなる接着剤であり、両基板間の距離を所定値とするためのグラスファイバー、あるいはガラスビーズ等のギャップ材が配合されている。
素子基板10は、対向基板20よりもサイズが大きく、対向基板20の端部から張り出す張り出し部分11を備えている。素子基板10において、張り出し部分11の表面側には駆動用IC41がCOG(Chip On Glass)実装されており、駆動用IC41から画素領域100bに向けて配線(図1に示すデータ線16aおよび走査線13a)が延在している。素子基板10の張り出し部分11において、駆動用IC41が実装されている領域の近傍では基板辺に沿って複数のパッド18が形成されており、かかるパッド18の形成領域に対して、フレキシブル(FPC/Flexible Printed Circuits)基板50が接続されている。パッド18と駆動用IC41との間には、複数の信号線や定電位線などの配線が形成されており、フレキシブル基板50を介して、駆動用IC41には各種信号や定電位が入力される。以下、素子基板10において駆動用IC41が実装されている側を表面側10aとし、その反対側を裏面側10bとして説明する。
(フレキシブル基板50の構成)
図2(a)、(b)、(c)および図3(b)に示すように、フレキシブル基板50は、素子基板11に接続される矩形部分(第1矩形部分51)から帯状の連結部分52が延在し、連結部分52の端部からは帯状部分53が延在している。図3(b)、(c)に示すように、フレキシブル基板50において、素子基板11に接続された端子58が形成されている側を第1面側50aとし、その反対側の面を第2面側50bとしたとき、フレキシブル基板50では、ポリイミドなどの絶縁樹脂からなるフィルム状基材501の第1面側50aに、銅箔や銅膜などによって複数の配線59が形成されており、複数の配線59において第1矩形部分51の端部に位置する部分が端子58になっている。配線59は、端子58から第1矩形部分51および連結部分52を通って帯状部分53の先端まで延在している。また、フレキシブル基板50の第1面側50aにおいて、第1矩形部分51には、配線59に接続するように電子部品61が実装されているとともに、帯状部分53の先端部には配線59に電気的に接続されたコネクタ62が実装されている。配線59は、電子部品61が実装されたランドを除いて表面が絶縁保護膜502によって覆われているが、端子58は絶縁保護膜502から露出している。
図2(a)、(b)、(c)および図3(b)、(d)において、フレキシブル基板50は、第1矩形部分51の端部と素子基板10の張り出し部分11の端部とが同一方向に向くように重ねられ、この状態で、第1矩形部分51の端子58と素子基板10のパッド18とが接続される。また、フレキシブル基板50は、一点鎖線で示す3本の谷折線L11(図3(b)参照)に沿って、第1面側50aが外側になるように折り曲げられる。その結果、第1矩形部分51は、素子基板10の裏面側10bに沿うように折り曲げられ、素子基板10の裏面側10bにおいて、駆動用IC41の実装領域を含む張り出し部分11の全体に対して平面視で重なるように平伏する裏面側重なり部分となる。この状態で、電子部品61は、素子基板10が位置する側とは反対側に向き、フレキシブル基板50の第1矩形部分51は、素子基板10の裏面側10bに重なる。そして、帯状部分53が素子基板10の表面側10aにくるように、一点鎖線で示す谷折線L12(図3(b)参照)で連結部分52が折り曲げられる。その結果、帯状部分53は、素子基板10の表面側10aで延在した状態となる。ここで、帯状部分53で延在している配線59と駆動用IC41との互いの影響を避けるという観点から、帯状部分53については、駆動用IC41と重ならないように配置されている。
(電磁波ノイズ対策)
このように構成した電気光学装置100において、本形態では、フレキシブル基板50の連結部分52からは、第1矩形部分51とは反対側に第2矩形部分54が延在しており、かかる第2矩形部分54は、素子基板10の表面側10aにおいて、駆動用IC41の実装領域を含む張り出し部分11の全体に対して平面視で重なるように平伏する表面側重なり部分となる。また、フレキシブル基板50において、第2矩形部分54には、その略全体にわたって、配線59や端子58と同層の導電パターン57(電磁シールド用の第1導電パターン)がベタに形成されている。このため、導電パターン57は、素子基板10の表面側10aにおいて駆動用IC41の実装領域を含む張り出し部分11の略全体に対して平面視で重なることになる。
ここで、導電パターン57は、図3(c)に示すように、端子58や配線59と同様、フィルム状基材501の第1面側50aに形成されており、端子58および配線59と同層である。また、導電パターン57は、フレキシブル基板50に形成された複数の配線59のうち、グランド配線59a(図3(b)参照)に繋がっている。このため、導電パターン57はグランド電位に保持される結果、駆動用IC41に対する電磁シールド効果を発揮する。なお、図3(d)に示すように、フレキシブル基板50を素子基板10に接続した状態で、導電パターン57は、第2矩形部分54において駆動用IC41が位置する方とは反対側に位置している。
素子基板10の表面側10aにおいて、駆動用IC41に対して画像表示領域が位置する側の側方では、対向基板20の縁部分によって段部20aが形成されており、第2矩形部分54の縁部分54aは段部20aに接している。このため、素子基板10の表面側10aに形成された段部20aによって第2矩形部分54の位置決めを行なうことができる。なお、第2矩形部分54の縁部分54aについては段部20aに当接させなくても、段部20aに隙間を介して沿うように第2矩形部分54の縁部分54aを平行に位置決めした場合も、第2矩形部分54を所定位置に配置することができる。
ここで、第2矩形部分54は、素子基板10に対して全面接着した構造、あるいは素子基板10に対して部分的に接着した構造が採用される。本形態では、第2矩形部分54の一部、例えば、角部分54e、54fのみが素子基板10に対して接着されている。このため、第2矩形部分54を素子基板10に対して全面接着した場合と違って、第2矩形部分54を素子基板10に接着固定する際、あるいは接着固定した際に不具合が発生した場合には、第2矩形部分54を素子基板10から容易に剥がすことができるので、リワーク性が高い。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態の電気光学装置100において、素子基板10に接続されたフレキシブル基板50は、素子基板10の表面側10aで駆動用IC41(駆動回路部)に平面視で重なるように平伏する第2矩形部分54(表面側重なり部分)を有するとともに、かかる第2矩形部分54には駆動用IC41と平面視で重なる電磁シールド用の導電パターン57(第1導電パターン)が形成されている。このため、駆動用IC41から外部への電磁波ノイズの放射や、外部から駆動用IC41への電磁波ノイズの侵入を防止することができる。また、かかる電磁波ノイズ対策を行なうにあたって、本形態では、素子基板10に接続されたフレキシブル基板50の一部を利用しているため、新たな部材を追加する必要がない。また、フレキシブル基板50に形成された導電パターン57であれば、フレキシブル基板50において導電パターン57とグランド配線59aとを繋げておけばよいので、導電パターン57にグランド電位を印加するのに多大な工数を必要としない。それ故、本形態によれば、材料コストの増大や生産性の低下を招くことなく、駆動用IC41から外部への電磁波ノイズの放射や、外部から駆動用IC41への電磁波ノイズの侵入を防止することができる。
また、素子基板10の表面側10aに強い光が入射するような条件下であっても、かかる光の入射を導電パターン57で阻止することができるので、駆動用IC41の誤動作を防止することができる。
[実施の形態2]
図4(a)、(b)、(c)、(d)は、本発明の実施の形態2に係る電気光学装置に用いた電気光学パネルの構成を示す説明図、フレキシブル基板を第2面側からみた説明図、フレキシブル基板の断面図、および素子基板の張り出し部分周辺の断面図である。なお、図4(b)では、フレキシブル基板50の第1面側50aに配線59が形成されているので、配線59については点線で示してある。また、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様である。従って、本形態の電気光学装置を説明するにあたっては、全体構成については図2を参照して説明するとともに、実施の形態1と共通する部分には、同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
図2(a)、(b)および図4(a)、(b)、(d)に示すように、本形態の電気光学装置100でも、実施の形態1と同様、電気光学パネル100pを構成する素子基板10の表面側10aにおいて、張り出し部分11には駆動用IC41がCOG実装されており、パッド18の形成領域に対してフレキシブル基板50が接続されている。
フレキシブル基板50では、第1矩形部分51(裏面側重なり部分)から連結部分52が延在し、連結部分52の先端部分から帯状部分53が延在している。また、フレキシブル基板50では、連結部分52から、第1矩形部分51とは反対側に第2矩形部分54(表面側重なり部分)が延在している。ここで、第2矩形部分54には、その略全体にわたって導電パターン57がベタに形成されている。
図4(c)に示すように、本形態において、フレキシブル基板50では、フィルム状基材501の第1面側50aに、銅箔や銅膜などによって複数の配線59および端子58が形成されており、配線59の上層側には絶縁保護膜502が形成されている。但し、本形態では、実施の形態1と違って、導電パターン57は、端子58や配線59より第2面側50bで端子58や配線59とは別層に形成されている。すなわち、フレキシブル基板50において、フィルム状基材501の第2面側50bに、銅箔や銅膜などによって導電パターン57が形成され、その上層側には絶縁保護膜503が形成されている。このため、図4(d)に示すように、フレキシブル基板50を素子基板10に接続した状態では、導電パターン57は、第2矩形部分54において駆動用IC41が位置する方に位置している。また、図4(b)、(c)に示すように、フレキシブル基板50の第2面側50bにおいて、帯状部分53には導電パターン57に繋がるグランド配線57aが形成されており、かかるグランド配線57aを介して、導電パターン57にはグランド電位が印加される。
このように構成した場合も、フレキシブル基板50の第2矩形部分54には駆動用IC41と平面視で重なる電磁シールド用の導電パターン57が形成されているため、駆動用IC41から外部への電磁波ノイズの放射や、外部から駆動用IC41への電磁波ノイズの侵入を防止することができる。また、かかる電磁波ノイズ対策を行なうにあたって、本形態では、素子基板10に接続されたフレキシブル基板50の一部を利用しているため、新たな部材を追加する必要がないなど、実施の形態1と同様な効果を奏する。
[実施の形態3]
図5(a)、(b)、(c)、(d)は、本発明の実施の形態3に係る電気光学装置に用いた電気光学パネルの構成を示す説明図、フレキシブル基板を第2面側からみた説明図、フレキシブル基板の断面図、および素子基板の張り出し部分周辺の断面図である。なお、図5(b)では、フレキシブル基板50の第1面側50aに配線59が形成されているので、配線59については点線で示してある。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1、2と同様である。従って、本形態の電気光学装置を説明するにあたっては、全体構成については図2を参照して説明するとともに、実施の形態1と共通する部分には、同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
図2(a)、(b)および図5(a)、(b)、(d)に示すように、本形態の電気光学装置100でも、実施の形態1、2と同様、電気光学パネル100pを構成する素子基板10の表面側10aにおいて、張り出し部分11には駆動用IC41がCOG実装されており、パッド18の形成領域に対してフレキシブル基板50が接続されている。フレキシブル基板50は、第1矩形部分51(裏面側重なり部分)から連結部分52が延在し、連結部分52の先端部分から帯状部分53が延在している。また、フレキシブル基板50では、連結部分52から、第1矩形部分51とは反対側に第2矩形部分54(表面側重なり部分)が延在している。
第2矩形部分54には、その略全体にわたって、導電パターン57がベタに形成されており、導電パターン57は、素子基板10の表面側10aにおいて、駆動用IC41の実装領域に対して平面視で重なっている。図5(c)に示すように、導電パターン57は、実施の形態2と同様、端子58や配線59より第2面側50bで端子58や配線59とは別層に形成されている。このため、図5(d)に示すように、フレキシブル基板50を素子基板10に接続した状態では、導電パターン57は、第2矩形部分54において駆動用IC41が位置する方に位置している。
本形態では、さらに、第1矩形部分51にも、その略全体にわたって、導電パターン56(第2導電パターン)がベタに形成されている。また、導電パターン56は、導電パターン57と一体に形成されており、端子58や配線59より第2面側50bで端子58や配線59とは別層に形成されている。また、導電パターン56は、連結部分52や帯状部分53にも形成されている。このため、導電パターン56のうち、帯状部分53に形成されている部分をグランド配線として利用し、導電パターン56、57にグランド電位を印加することができる。
このように構成した場合も、フレキシブル基板50の第2矩形部分54には駆動用IC41と平面視で重なる電磁シールド用の導電パターン57が形成されているため、駆動用IC41から外部への電磁波ノイズの放射や、外部から駆動用IC41への電磁波ノイズの侵入を防止することができるなど、実施の形態1と同様な効果を奏する。
また、導電パターン56は、素子基板10の裏面側10bにおいて、駆動用IC41の実装領域に対して平面視で重なっているため、駆動用IC41から素子基板10の裏面側10bへの電磁波ノイズの放射などを防止することもできる。さらに、素子基板10の裏面側10bから駆動用IC41に光が侵入することを防止することができるので、駆動用IC41の誤動作を防止することができる。
[実施の形態4]
次に、素子基板10に対するフレキシブル基板50の接続構造が実施の形態1〜3と相違する例を実施の形態4〜6として説明する。但し、以下に説明する実施の形態4〜6も、基本的な構成が実施の形態1〜3と共通するので、共通する部分には、同一の符号を付して図示し、それらの説明を省略する。
図6(a)、(b)、(c)は、本発明の実施の形態4に係る電気光学装置において、電気光学パネルにフレキシブル基板を接続した状態の説明図、フレキシブル基板の表面側重なり部分を素子基板上に平伏させる前の状態を示す説明図、およびフレキシブル基板を抜き出して示す説明図である。図7(a)、(b)、(c)、(d)は、本発明の実施の形態4に係る電気光学装置に用いた電気光学パネルの構成を示す説明図、フレキシブル基板を第1面側からみた説明図、フレキシブル基板の断面図、および素子基板の張り出し部分周辺の断面図である。
図6(a)、(b)および図7(a)、(b)、(d)に示すように、本形態の電気光学装置100でも、実施の形態1と同様、電気光学パネル100pを構成する素子基板10の表面側10aにおいて、張り出し部分11には駆動用IC41がCOG実装されており、パッド18の形成領域に対してフレキシブル基板50が接続されている。フレキシブル基板50は、第1矩形部分51(裏面側重なり部分)から連結部分52が延在し、連結部分52の先端部分から帯状部分53が延在している。また、フレキシブル基板50では、連結部分52から、第1矩形部分51とは反対側に第2矩形部分54(表面側重なり部分)が延在している。ここで、第2矩形部分54には、その略全体にわたって、導電パターン57がベタに形成されている。
図7(c)に示すように、フレキシブル基板50では、フィルム状基材501の第1面側50aに、銅箔や銅膜などからなる複数の配線59、端子58および導電パターン57が同層に形成され、配線59や導電パターン57の上層には絶縁保護膜502が形成されている。
図6(b)、(c)および図7(d)に示すように、本形態では、実施の形態1〜3と違って、第1矩形部分51の端部が、駆動用IC41が実装されている側に向くようにして、第1矩形部分51に形成された端子58と素子基板10のパッド18とが接続されるとともに、一点鎖線で示す2本の谷折線L11(図7(b)参照)に沿って、第1面側50aが内側になるように折り曲げられる。従って、電子部品61は、素子基板10の裏面側10bにおいて素子基板10が位置する側に向く。また、素子基板10の表面側では、導電パターン57が第2矩形部分54において駆動用IC41が位置する方に位置している。
このように構成した場合も、フレキシブル基板50の第2矩形部分54には駆動用IC41と平面視で重なる電磁シールド用の導電パターン57が形成されているため、駆動用IC41から外部への電磁波ノイズの放射や、外部から駆動用IC41への電磁波ノイズの侵入を防止することができるなど、実施の形態1と同様な効果を奏する。
[実施の形態5]
図8(a)、(b)、(c)、(d)は、本発明の実施の形態5に係る電気光学装置に用いた電気光学パネルの構成を示す説明図、フレキシブル基板を第1面側からみた説明図、フレキシブル基板の断面図、および素子基板の張り出し部分周辺の断面図である。なお、図8(b)では、フレキシブル基板の第2面側に導電パターンが形成されているので、導電パターンについては点線で示してある。
図2(a)、(b)および図8(a)、(b)、(d)に示すように、本形態の電気光学装置100でも、実施の形態1と同様、電気光学パネル100pを構成する素子基板10の表面側10aにおいて、張り出し部分11には駆動用IC41がCOG実装されており、パッド18の形成領域に対してフレキシブル基板50が接続されている。フレキシブル基板50は、第1矩形部分51(裏面側重なり部分)から連結部分52が延在し、連結部分52の先端部分から帯状部分53が延在している。また、フレキシブル基板50では、連結部分52から、第1矩形部分51とは反対側に第2矩形部分54(表面側重なり部分)が延在している。ここで、第2矩形部分54には、その略全体にわたって、導電パターン57がベタに形成されている。
図8(c)に示すように、フレキシブル基板50では、フィルム状基材501の第1面側50aに、銅箔や銅膜などによって複数の配線59および端子58が形成されており、配線59の上層側には絶縁保護膜502が形成されている。但し、本形態では、実施の形態4と違って、導電パターン57は、端子58や配線59より第2面側50bで端子58や配線59とは別層に形成されている。すなわち、フレキシブル基板50において、フィルム状基材501の第2面側50bに、銅箔や銅膜などによって導電パターン57が形成され、その上層側には絶縁保護膜503が形成されている。このため、図8(d)に示すように、フレキシブル基板50を素子基板10に接続した状態では、導電パターン57は、第2矩形部分54において駆動用IC41が位置する側とは反対側に位置している。
このように構成した場合も、フレキシブル基板50の第2矩形部分54には駆動用IC41と平面視で重なる電磁シールド用の導電パターン57が形成され、かかる導電パターン57には、グランド配線57aを介してグランド電位を印加することができるため、駆動用IC41から外部への電磁波ノイズの放射や、外部から駆動用IC41への電磁波ノイズの侵入を防止することができるなど、実施の形態1、4と同様な効果を奏する。
[実施の形態6]
図9(a)、(b)、(c)、(d)は、本発明の実施の形態6に係る電気光学装置に用いた電気光学パネルの構成を示す説明図、フレキシブル基板を第1面側からみた説明図、フレキシブル基板の断面図、および素子基板の張り出し部分周辺の断面図である。なお、図9(b)では、フレキシブル基板の第2面側に導電パターン56、57が形成されているので、導電パターン56、57については点線で示してある。
図2(a)、(b)および図9(a)、(b)、(d)に示すように、本形態の電気光学装置100でも、実施の形態1と同様、電気光学パネル100pを構成する素子基板10の表面側10aにおいて、張り出し部分11には駆動用IC41がCOG実装されており、パッド18の形成領域に対してフレキシブル基板50が接続されている。フレキシブル基板50は、第1矩形部分51(裏面側重なり部分)から連結部分52が延在し、連結部分52の先端部分から帯状部分53が延在している。また、フレキシブル基板50では、連結部分52から、第1矩形部分51とは反対側に第2矩形部分54(表面側重なり部分)が延在している。ここで、第2矩形部分54には、その略全体にわたって、導電パターン57がベタに形成されている。
図9(c)に示すように、導電パターン57は、実施の形態5と同様、端子58や配線59より第2面側50bで端子58や配線59とは別層に形成されている。すなわち、フレキシブル基板50において、フィルム状基材501の第2面側50bに、銅箔や銅膜などによって導電パターン57が形成され、その上層側には絶縁保護膜503が形成されている。このため、導電パターン57は、第2矩形部分54において駆動用IC41が位置する方に位置している。
本形態では、さらに、第1矩形部分51にも、その略全体にわたって、導電パターン56がベタに形成されている。ここで、導電パターン56は、導電パターン57と一体に形成されており、端子58や配線59より第2面側50bで端子58や配線59とは別層に形成されている。また、導電パターン56は、連結部分52や帯状部分53にも形成されている。このため、導電パターン56のうち、帯状部分53に形成されている部分をグランド配線として利用し、導電パターン56、57にグランド電位を印加することができる。
このように構成した場合も、フレキシブル基板50の第2矩形部分54には駆動用IC41と平面視で重なる電磁シールド用の導電パターン57が形成されているため、駆動用IC41から外部への電磁波ノイズの放射や、外部から駆動用IC41への電磁波ノイズの侵入を防止することができるなど、実施の形態1と同様な効果を奏する。
また、導電パターン56は、素子基板10の裏面側10bにおいて、駆動用IC41の実装領域に対して平面視で重なっているため、駆動用IC41から素子基板10の裏面側10bへの電磁波ノイズの放射などを防止することもできる。さらに、素子基板10の裏面側10bから駆動用IC41に光が侵入することを防止することができるので、駆動用IC41の誤動作を防止することができる。
さらに、導電パターン56は、配線59により外側で配線59の形成領域を覆っているため、配線59から外部への電磁波ノイズの放射や、外部から配線59への電磁波ノイズの侵入を防止することもできる。
[実施の形態7]
図10(a)、(b)、(c)は、本発明の実施の形態7に係る電気光学装置において、電気光学パネルにフレキシブル基板を接続した状態の説明図、フレキシブル基板の表面側重なり部分を素子基板上に平伏させる前の状態を示す説明図、およびフレキシブル基板を抜き出して示す説明図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1〜6と同様であるため、共通する部分には、同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
実施の形態1〜6では、フレキシブル基板50の第2矩形部分54を素子基板10に対して接着するにあたって、第2矩形部分54の角部分54e、54f(図2および図6参照)を素子基板10に対して接着したが、本形態では、図10(a)、(b)、(c)に示すように、第2矩形部分54の自由端側の端部54bに、素子基板10の裏面側10bに折り曲げられて、その裏面側10bに接着された接着用折曲部分54cが形成されている。このため、第2矩形部分54が素子基板10の表面側10aで浮き上がることを確実に防止することができる。
なお、図10には、実施の形態1〜3に係る電気光学装置100に用いたフレキシブル基板50に接着用折曲部分54cを形成した例を示したが、実施の形態4〜6に係る電気光学装置100に用いたフレキシブル基板50に接着用折曲部分54cを形成してもよい。また、第2矩形部分54を素子基板10に接着固定するにあたっては、接着用折曲部分54cを素子基板10に接着固定するとともに、第2矩形部分54の角部分も素子基板10に接着固定してもよい。近年、照明装置電気光学パネル100pと背面側のバックライト装置70との間におけるノイズあるいは静電気による影響を相互に遮蔽するために、素子基板10の裏面側10bに透明導電膜を形成する場合がある。そのような場合において、接着用折曲部分にまで導電パターン57を延在しておき導電接着剤で接着すれば、透明導電膜をグランド電位とすることができ、ノイズあるいは静電気による影響をより確実に防止することができる。
[実施の形態8]
図11(a)、(b)は、本発明の実施の形態8に係る電気光学装置の説明図およびその要部断面図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1〜6と同様であるため、共通する部分には、同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
図11(a)、(b)に示すように、本形態の電気光学装置100では、電気光学パネル100pが筐体80に収容されている。筐体80は、矩形箱状の下ケース81と、開口82aを備えた蓋状の上ケース82とからなり、フレキシブル基板50の帯状部分53は、上ケース82の側面に形成された切り欠き825から外側に引き出されている。
このように構成した電気光学装置100では、素子基板10の表面側10aにおいて駆動用IC41が実装されている部分は、筐体80に用いた上ケース82の上板部820で覆われ、駆動用IC41と上板部820との間に隙間が空いている。
本形態では、駆動用IC41と上板部820との隙間にフレキシブル基板50の第2矩形部分54が配置され、隙間83を埋めている。このため、素子基板10において駆動用IC41が実装されている張り出し部分11は、第2矩形部分54を介して上板部820に支持されている。このため、張り出し部分11は、基板が1枚で対向基板20から張り出した構造になっているので、強度が小さいが、張り出し部分11は、第2矩形部分54を介して上板部820に支持され、補強されているため、張り出し部分11を衝撃から保護することができる。
[実施の形態9]
図12は、本発明の実施の形態9に係る電気光学装置の要部断面図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1〜6と同様であるため、共通する部分には、同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
実施の形態1〜8では、素子基板10において駆動回路部が駆動用IC41によって構成されている例を説明したが、画素トランジスタとしてポリシリコンを能動層として用いた場合、図12に示すように、画素トランジスタの製造工程を利用して素子基板10上に駆動回路部40が形成されることもある。このような場合も、実施の形態1〜8と同様、フレキシブル基板50の第2矩形部分54に形成した導電パターン57によって、駆動回路部40から外部への電磁波ノイズの放射や、外部から駆動回路部40への電磁波ノイズの侵入を防止してもよい。
[有機エレクトロルミネッセンス装置への適用例]
上記実施の形態1〜9では、本発明を液晶装置に適用した例を説明したが、図13に示す有機エレクトロルミネッセンス装置に本発明を適用してもよい。なお、以下の説明では、実施の形態1〜9との対応が分りやすいように、対応する部分には、可能な限り、同一に符号を付して説明する。
図13は、本発明を適用した電気光学装置(有機エレクトロルミネッセンス装置)の電気的な構成を示す等価回路図である。図13に示す電気光学装置100は、有機エレクトロルミネッセンス装置であり、電気光学パネル100pを構成する素子基板10上には、複数の走査線13aと、走査線13aに対して交差する方向に延びる複数のデータ線16aと、走査線13aに対して並列して延在する複数の電源線13eとを有している。また、素子基板10において、矩形形状の画素領域100bには複数の画素100aがマトリクス状に配列されている。データ線16aにはデータ線駆動回路42が接続され、走査線13aには走査線駆動回路43が接続されている。複数の画素100aには、走査線13aを介して走査信号がゲート電極に供給されるスイッチング用の薄膜トランジスタ15bと、このスイッチング用の薄膜トランジスタ15bを介してデータ線16aから供給される画素信号を保持する保持容量17と、保持容量17によって保持された画素信号がゲート電極に供給される駆動用の薄膜トランジスタ15cと、この薄膜トランジスタ15cを介して電源線13eに電気的に接続したときに電源線13eから駆動電流が流れ込む画素電極19(陽極層)と、この画素電極19と陰極層との間に有機機能層が挟まれた有機エレクトロルミネッセンス素子14とが形成されている。
かかる構成によれば、走査線13aが駆動されてスイッチング用の薄膜トランジスタ15bがオンになると、そのときのデータ線16aの電位が保持容量17に保持され、保持容量17が保持する電荷に応じて、駆動用の薄膜トランジスタ15cのオン・オフ状態が決まる。そして、駆動用の薄膜トランジスタ15cのチャネルを介して、電源線13eから画素電極19に電流が流れ、さらに有機機能層を介して対極層に電流が流れる。その結果、有機エレクトロルミネッセンス素子14は、これを流れる電流量に応じて発光する。従って、有機エレクトロルミネッセンス装置の場合、バックライト装置を必要としない。
このように構成した電気光学装置100において、複数の画素100aは各々、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)に対応し、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の3つの画素100aによって1つのピクセルを構成している。かかる色は、有機エレクトロルミネッセンス素子14から出射される色によって規定される。また、有機エレクトロルミネッセンス素子14が、白色光、または赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の混合色光が出射される場合、画素100aが赤色(R)、緑色(G)、青色(B)のいずれに対応するかは、素子基板10に対向配置された対向基板(図示せず)に形成されたカラーフィルタ層によって規定される。なお、図13に示す構成では、電源線13eは走査線13aと並列していたが、電源線13eがデータ線16aに並列している構成を採用してもよい。また、図13に示す構成では、電源線13eを利用して保持容量17を構成していたが、電源線13eとは別に容量線を形成し、かかる容量線によって保持容量17を構成してもよい。
[電子機器への搭載例]
次に、上述した実施形態に係る電気光学装置100を適用した電子機器について説明する。図14(a)に、電気光学装置100を備えたモバイル型のパーソナルコンピュータの構成を示す。パーソナルコンピュータ2000は、表示ユニットとしての電気光学装置100と本体部2010を備える。本体部2010には、電源スイッチ2001及びキーボード2002が設けられている。図14(b)に、電気光学装置100を備えた携帯電話機の構成を示す。携帯電話機3000は、複数の操作ボタン3001及びスクロールボタン3002、並びに表示ユニットとしての電気光学装置100を備える。スクロールボタン3002を操作することによって、電気光学装置100に表示される画面がスクロールされる。図14(c)に、電気光学装置100を適用した情報携帯端末(PDA:Personal Digital Assistants)の構成を示す。情報携帯端末4000は、複数の操作ボタン4001及び電源スイッチ4002、並びに表示ユニットとしての電気光学装置100を備える。電源スイッチ4002を操作すると、住所録やスケジュール帳といった各種の情報が電気光学装置100に表示される。
なお、電気光学装置100が適用される電子機器としては、図14に示すものの他、デジタルスチルカメラ、液晶テレビ、ビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器等などが挙げられる。そして、これらの各種電子機器の表示部として、前述した電気光学装置100が適用可能である。
本発明を適用した電気光学装置(液晶装置)の電気的構成を示すブロック図である。 (a)、(b)、(c)は、本発明の実施の形態1に係る電気光学装置において、電気光学パネルにフレキシブル基板を接続した状態の説明図、フレキシブル基板の表面側重なり部分を素子基板上に平伏させる前の状態を示す説明図、およびフレキシブル基板を抜き出して示す説明図である。 (a)、(b)、(c)、(d)は、本発明の実施の形態1に係る電気光学装置に用いた電気光学パネルの構成を示す説明図、フレキシブル基板を第2面側からみた説明図、フレキシブル基板の断面図、および素子基板の張り出し部分周辺の断面図である。 (a)、(b)、(c)、(d)は、本発明の実施の形態2に係る電気光学装置に用いた電気光学パネルの構成を示す説明図、フレキシブル基板を第2面側からみた説明図、フレキシブル基板の断面図、および素子基板の張り出し部分周辺の断面図である。 (a)、(b)、(c)、(d)は、本発明の実施の形態3に係る電気光学装置に用いた電気光学パネルの構成を示す説明図、フレキシブル基板を第2面側からみた説明図、フレキシブル基板の断面図、および素子基板の張り出し部分周辺の断面図である。 (a)、(b)、(c)は、本発明の実施の形態4に係る電気光学装置において、電気光学パネルにフレキシブル基板を接続した状態の説明図、フレキシブル基板の表面側重なり部分を素子基板上に平伏させる前の状態を示す説明図、およびフレキシブル基板を抜き出して示す説明図である。 (a)、(b)、(c)、(d)は、本発明の実施の形態4に係る電気光学装置に用いた電気光学パネルの構成を示す説明図、フレキシブル基板を第1面側からみた説明図、フレキシブル基板の断面図、および素子基板の張り出し部分周辺の断面図である。 (a)、(b)、(c)、(d)は、本発明の実施の形態5に係る電気光学装置に用いた電気光学パネルの構成を示す説明図、フレキシブル基板を第1面側からみた説明図、フレキシブル基板の断面図、および素子基板の張り出し部分周辺の断面図である。 (a)、(b)、(c)、(d)は、本発明の実施の形態6に係る電気光学装置に用いた電気光学パネルの構成を示す説明図、フレキシブル基板を第1面側からみた説明図、フレキシブル基板の断面図、および素子基板の張り出し部分周辺の断面図である。 (a)、(b)、(c)は、本発明の実施の形態7に係る電気光学装置において、電気光学パネルにフレキシブル基板を接続した状態の説明図、フレキシブル基板の表面側重なり部分を素子基板上に平伏させる前の状態を示す説明図、およびフレキシブル基板を抜き出して示す説明図である。 (a)、(b)は、本発明の実施の形態8に係る電気光学装置の説明図およびその要部断面図である。 本発明の実施の形態9に係る電気光学装置の要部断面図である。 本発明を適用した電気光学装置(有機エレクトロルミネッセンス装置)の電気的構成を示すブロック図である。 本発明を適用した電気光学装置を備えた電子機器の説明図である。
符号の説明
10・・素子基板、10a・・素子基板の表面側、10b・・素子基板の裏面側、20・・対向基板、20a・・段部、40・・駆動回路部、41・・駆動用IC(駆動回路部)、50・・フレキシブル基板、50a・・フレキシブル基板の第1面側、50b・・フレキシブル基板の第2面側、51・・フレキシブル基板の第1矩形部分(裏面側重なり部分)、54・・フレキシブル基板の第2矩形部分(表面側重なり部分)、54c・・接着用折曲部分、56・・導電パターン(第2導電パターン)、57・・導電パターン(第1導電パターン)、58・・端子、59・・配線、57a、59a・・グランド配線、100・・電気光学装置、100a・・画素、100p・・電気光学パネル

Claims (13)

  1. 複数の画素を駆動するための駆動回路部を備えた素子基板と、該素子基板に接続され、前記駆動回路部に電気的に接続された配線が形成されたフレキシブル基板と、を有する電気光学装置において、
    前記フレキシブル基板は、前記素子基板において前記駆動回路部が形成されている表面側で前記駆動回路部に平面視で重なる表面側重なり部分を備え、当該表面側重なり部分には前記駆動回路部に平面視で重なる電磁シールド用の第1導電パターンが形成されていることを特徴とする電気光学装置。
  2. 前記第1導電パターンは、前記フレキシブル基板に形成されたグランド配線に電気的に接続していることを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 前記第1導電パターンは、ベタパターンとして形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電気光学装置。
  4. 前記フレキシブル基板において、前記素子基板に接続された端子が形成されている側を第1面側とし、その反対側の面を第2面側としたとき、
    前記第1導電パターンは、前記第1面側で前記端子と同層に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の電気光学装置。
  5. 前記フレキシブル基板において、前記素子基板に接続された端子が形成されている側を第1面側とし、その反対側の面を第2面側としたとき、
    前記第1導電パターンは、前記端子より前記第2面側で当該端子と別層に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の電気光学装置。
  6. 前記フレキシブル基板は、前記素子基板において前記駆動回路部が形成されている側とは反対側の裏面側で前記駆動回路部に平面視で重なる裏面側重なり部分を備え、
    当該裏面側重なり部分には、前記駆動回路部に平面視で重なるベタの第2導電パターンが形成されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の電気光学装置。
  7. 前記素子基板の前記表面側において、前記駆動回路部が形成されている部分の表示領域側の側方には、当該素子基板に貼り合わされた別基板の縁部分によって段部が形成されており、
    前記表面側重なり部分の縁部分は、前記段部に沿って延在していることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の電気光学装置。
  8. 前記表面側重なり部分は、前記素子基板に対して部分的に接着されていることを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の電気光学装置。
  9. 前記フレキシブル基板は、前記表面側重なり部分の端部に、前記素子基板の裏面側に折り曲げられて当該裏面側に接着された接着用折曲部分を備えていることを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載の電気光学装置。
  10. 前記素子基板の前記表面側において前記駆動回路部が形成されている部分は、前記素子基板が収容された筐体の上板部で覆われ、
    前記駆動回路部と前記筐体の上板部との間に隙間が空いているとともに、当該隙間内に前記表面側重なり部分が配置されていることを特徴とする請求項1乃至9の何れか一項に記載の電気光学装置。
  11. 前記素子基板には、前記複数の画素の各々に画素トランジスタおよび画素電極が形成されているとともに、
    当該素子基板と、該素子基板に対向配置された別基板との間に液晶が保持されていることを特徴とする請求項1乃至10の何れか一項に記載の電気光学装置。
  12. 前記素子基板上には、前記複数の画素の各々に画素トランジスタおよび有機エレクトロルミネッセンス素子が形成されていることを特徴とする請求項1乃至10の何れか一項に記載の電気光学装置。
  13. 請求項1乃至12の何れか一項に記載の電気光学装置を備えていることを特徴とする電子機器。
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