JP2009191264A - 液晶媒体および液晶ディスプレイ - Google Patents

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Abstract

【課題】液晶媒体および液晶ディスプレイを提供する。
【解決手段】式Iの1種類以上の化合物と、1種類以上の誘電的に中性の化合物とを含む誘電的に正のネマチック媒体と、ならびに、これらの媒体を備える液晶ディスプレイ、特に、アクティブマトリクスディスプレイおよび特には、TN−、IPS−、FFS−およびOCB−ディスプレイに関する。
Figure 2009191264

(R11およびR12は、それぞれ互いに独立に、アルキル、アルコキシ、フッ素化されたアルキルまはたフッ素化されたアルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルコキシアルキルまたはフッ素化されたアルケニルである。)
【選択図】なし

Description

本発明は液晶媒体、好ましくは、1種類以上の誘電的に中性の化合物および1種類以上の誘電的に正の化合物を含む誘電的に正のネマチック媒体と、これらの媒体を備える液晶ディスプレイ、特に、アクティブマトリクスによりアドレスされるディスプレイ、特には、TN−、IPS−、FFS−またはOCB−型ディスプレイに関する。
液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)は、情報を表示するために広く使用されている。LCDは、直視ディスプレイ用ならびに投射型ディスプレイ用として使用されている。用いられる電気光学モードは、例えば、捩れネマチック(TN:Twisted Nematic)−、超捩れネマチック(STN:Super Twisted Nematic)−、光学補償ベンド(OCB:Optically Compensated Bend)−および電気制御複屈折(ECB:Electrically Controlled Birefringence)−モードとそれらの種々の変法で、例えば、垂直配向ネマチック(VAN:Vertically Aligned Nematic)−、パターン化ITO垂直配向ネマチック(PVA:Patterned ITO Vertically Aligned nematic)−、高分子安定化垂直配向ネマチック(PSVA:Polymer Stabilized Vertically Aligned nematic)−および多重ドメイン垂直配向ネマチック(MVA:Multi domain Vertically Aligned nematic)−モードなど、ならびに他のモードである。これらのモードは全て、基板と液晶層とにそれぞれ実質的に垂直な電場を使用する。これらのモードに加え、基板と液晶層とにそれぞれ実質的に平行な電場を用いる電気光学的モード、例えば、インプレーンスイッチング(略してIPS:In Plane Switching)モード(例えば、独国特許第4000451号(特許文献1)および欧州特許第0588568号(特許文献2)に開示されている)およびフリンジ場スイッチング(FFS:Fringe Field Switching)モードなどもある。とりわけ、これらの電気光学的モードは、最新のデスクトップモニター向けおよび更にはテレビ用およびマルチメディア用途用ディスプレイ向けのLCD用に使用される。本発明による液晶は、好ましくは、これらの型のディスプレイで使用される。
これらのディスプレイには、改良された特性を有する新規な液晶媒体が求められている。特に、コントラスト比は、多くのタイプの用途ために改良される必要がある。よって、改良された挙動の液晶媒体が求められている。それらの回転粘度は100mPa・s以下であるべきで、好ましくは90mPa・s以下、特には80mPa・s以下である。このパラメーターに加えて、媒体は適切に広範囲のネマチック相、適切な複屈折(Δn)を示すべきであり、そして誘電異方性(Δε)は合理的に低い動作電圧を許容するのに十分高くあるべきである。好ましくは、Δεは4より高くあるべきで、非常に好ましくは5より高いが、もう1つの要求となる少なくとも合理的に高い比抵抗に不利に働くので、好ましくは15以下、特には10以下であり、特にアクティブマトリクスのアドレスのためで最も好ましくは、5〜9の範囲内である。
本発明によるディスプレイは、好ましくはアクティブマトリクス(Active Matrix LCD、略してAMD)、好ましくは薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)マトリクスによりアドレスされる。しかしながら、本発明の液晶は、他の既知のアドレス手段によるディスプレイにも有益に使用することができる。
LCDおよび特にはIPSディスプレイに適切な液晶組成物は、例えば、特開平07−181439号公報(特許文献3)、欧州特許第0667555号(特許文献4)、欧州特許第0673986号(特許文献5)、ドイツ国特許第19509410号(特許文献6)、ドイツ国特許第19528106号(特許文献7)、ドイツ国特許第19528107号(特許文献8)、国際特許出願公開第96/23851号公報(特許文献9)および国際特許出願公開第96/28521号公報(特許文献10)より既知である。しかしながら、これらの組成物は物理的特性に関して顕著な欠点を有している。例えば、ディスプレイを、例えばテレビのディスプレイ用に最近激しく競争されているVAモードの1つで動作するディスプレイと比較する場合、それらの欠点の殆どは、他の欠点の中でも、好ましくない低いコントラスト比につながる。
独国特許第4000451号 欧州特許第0588568号 特開平07−181439号公報 欧州特許第0667555号 欧州特許第0673986号 ドイツ国特許第19509410号 ドイツ国特許第19528106号 ドイツ国特許第19528107号 国際特許出願公開第96/23851号公報 国際特許出願公開第96/28521号公報
よって、広いネマチック相範囲、使用されるディスプレイモードによる適切な光学異方性Δn、高いΔε、低い粘度、特に低い回転粘度(γ)およびディスプレイ中における特に高いコントラスト比などの実用的な用途に適切な特性を有する液晶媒体に対する多大な要求がある。
ここで驚くべきことに、適切な相範囲、適切に高いΔεおよびΔnの値および適切に低い粘度の液晶媒体を実現できることが見出され、それは先行技術の材料の欠点を示さないか、または少なくとも格別により小さな程度にしか示さない。
本出願のこれらの改善された液晶媒体は、少なくとも以下(1種類以上の式Iの誘電的に中性の化合物、1種類以上の式IIおよびIIIの化合物群より選択され、3より大きい誘電異方性を有する誘電的に正の化合物、および1種類以上の式IVの誘電的に中性の化合物)を含む。
・1種類以上の式Iの誘電的に中性の化合物。
Figure 2009191264
式中、
11およびR12は、それぞれ互いに独立に、好ましくは炭素数1〜7の、アルキル、アルコキシ、フッ素化されたアルキルまはたフッ素化されたアルコキシ、好ましくは炭素数2〜7の、アルケニル、アルケニルオキシ、アルコキシアルキルまたはフッ素化されたアルケニルであり、R11は好ましくはアルケニル、より好ましくは1−E−アルケニル、最も好ましくはビニルであり、R12は好ましくはアルキル、より好ましくはn−アルキル、最も好ましくはメチルまたはエチルである。
・1種類以上の式IIおよびIIIの化合物群より選択され、3より大きい誘電異方性を有する誘電的に正の化合物。
Figure 2009191264
式中、
およびRは、それぞれ互いに独立に、炭素数1〜7のアルキル、アルコキシ、フッ素化されたアルキルまはたフッ素化されたアルコキシ、炭素数2〜7のアルケニル、アルケニルオキシ、アルコキシアルキルまたはフッ素化されたアルケニルであり、RおよびRは、好ましくは、アルキルまたはアルケニルであり、
Figure 2009191264
21、L22、L31およびL32は、それぞれ互いに独立に、HまたはFであり、好ましくは、L21および/またはL31はFであり、
およびXは、それぞれ互いに独立に、ハロゲン、炭素数1〜3のハロゲン化されたアルキルまたはアルコキシ、または炭素数2または3のハロゲン化されたアルケニルまたはアルケニルオキシであり、好ましくは、F、Cl、−OCFまたは−CF、最も好ましくは、F、Clまたは−OCFであり、
は、−CHCH−、−CFCF−、−COO−、トランス−CH=CH−、トランス−CF=CF−、−CHO−または単結合であり、好ましくは、−CHCH−、−COO−、トランス−CH=CH−または単結合であり、最も好ましくは、−COO−、トランス−CH=CH−または単結合であり、および
l、m、nおよびoは、それぞれ互いに独立に、0または1である。
・1種類以上の式IVの誘電的に中性の化合物。
Figure 2009191264
式中、
41およびR42は、それぞれ互いに独立に、上で式IIにおいてRに与えられる意味を有し、好ましくは、R41はアルキルでR42はアルキルまたはアルコキシであるか、または、R41はアルケニルでR42はアルキルであり、
Figure 2009191264
Figure 2009191264
41およびZ42は、それぞれ互いに独立に、および、Z41が2回存在する場合は、これらもそれぞれ互いに独立に、−CHCH−、−COO−、トランス−CH=CH−、トランス−CF=CF−、−CHO−、−CFO−、−C≡C−または単結合であり、好ましくは、それらの少なくとも一つは単結合であり、および
pは、0、1または2、好ましくは0または1であり、
但し、式Iの化合物は除外される。
本発明の好ましい実施形態において、本出願による液晶媒体は、式I−1〜I−4の化合物群より選択される、好ましくは式I−1の1種類以上の化合物を含む。
Figure 2009191264
式中、
12は上で式Iにおいて与えられる意味を有し、好ましくは、アルキル、1−E−アルケニルまたは3−アルケニルであり、より好ましくは、アルキル、最も好ましくは、メチルまたはエチルである。
本発明の好ましい実施形態において、本出願による液晶媒体は、式II−1〜II−3の化合物群より選択される1種類以上の化合物を含む。
Figure 2009191264
式中、
パラメーターは上で式IIにおいて与えられるそれぞれの意味を有し、および式II−3中でパラメーターL23およびL24は、それぞれ互いに、および他のパラメーターと独立に、HまたはFである。
好ましくは、L21およびL22またはL23およびL24の両方がFである式II−1〜II−3の化合物群より選択される化合物を媒体が含む。
好ましくは媒体は、式II−1の1種類以上、好ましくは式II−1a〜II−1dの化合物群より選択される化合物を含む。
Figure 2009191264
式中、
パラメーターは上で与えられるそれぞれの意味を有し、好ましくは、
21およびL22の両方がFで、L23およびL24の両方がHであるか、または
21、L22、L23およびL24の全てがFである。
式II−1の特に好ましい化合物は、以下である。
Figure 2009191264
式中、Rは、上で与えられる意味を有する。
好ましい実施形態において、L21、L22、L23およびL24の全てがFである、式II−2およびII−3の化合物群より選択される1種類以上の化合物を媒体が含む。
好ましくは媒体は、式II−2の1種類以上、好ましくは式II−2a〜II−2cの化合物群より選択される化合物を含む。
Figure 2009191264
式中、
パラメーターは上で与えられるそれぞれの意味を有し、好ましくは、
21およびL22の両方がFである。
好ましくは媒体は、式II−3a〜II−3eの化合物群より選択される1種類以上の化合物を含む。
Figure 2009191264
式中、
パラメーターは上で与えられるそれぞれの意味を有する。
好ましくは媒体は、L21およびL22、またはL23およびL24の両方がFである、式II−3a〜II−3eの化合物群より選択される1種類以上の化合物を含む。
好ましい実施形態において、媒体は、L21、L22、L23およびL24の全てがFである、式II−3a〜II−3eの化合物群より選択される1種類以上の化合物を含む。
式II−3の特に好ましい化合物は、以下である。
Figure 2009191264
式中、Rは、上で与えられる意味を有する。
本発明の更なる好ましい実施形態において、媒体は、式III−1およびIII−2の化合物群より選択される1種類以上の化合物を含む。
Figure 2009191264
式中、
パラメーターは上で式IIIにおいて与えられるそれぞれの意味を有する。
好ましくは媒体は、式III−1の1種類以上、好ましくは式III−1a〜III−1jの化合物群より選択される化合物を含む。
Figure 2009191264
Figure 2009191264
式中、
パラメーターは上で与えられるそれぞれの意味を有し、L33〜L36は、それぞれ互いに独立にHまたはFである。
式III−1aの好ましい化合物は、式III−1a−1〜III−1a−4の化合物群より選択される。
Figure 2009191264
式中、
は上で与えられる意味を有する。
式III−1bの好ましい化合物は、式III−1b−1およびIII−1b−2、好ましくはIII−1b−2の化合物群より選択される。
Figure 2009191264
式中、
は上で与えられる意味を有する。
式III−1cの好ましい化合物は、式III−1c−1〜III−1c−5の化合物群より選択される。
Figure 2009191264
式中、
は上で与えられる意味を有する。
式III−1dおよびIII−1eの好ましい化合物は、式III−1d−1およびIII−1e−1の化合物群より選択される。
Figure 2009191264
式中、
は上で与えられる意味を有する。
式III−1fの好ましい化合物は、式III−1f−1〜III−1f−5の化合物群より選択される。
Figure 2009191264
式中、
は上で与えられる意味を有する。
式III−1gの好ましい化合物は、式III−1g−1〜III−1g−5の化合物群より選択される。
Figure 2009191264
式中、
は上で与えられる意味を有する。
式III−1hの好ましい化合物は、式III−1h−1〜III−1h−3の化合物群より選択される。
Figure 2009191264
式中、
は上で与えられる意味を有する。
式III−2の好ましい化合物は、式III−2aおよびIII−2bの化合物群より選択される。
Figure 2009191264
式中、
パラメーターは上で与えられるそれぞれの意味を有し、パラメーターL33およびL34は、それぞれ互いに、および他のパラメーターと独立に、HまたはFである。
式III−2aの好ましい化合物は、式III−2a−1〜III−2a−6の化合物群より選択される。
Figure 2009191264
式中、
は、上で与えられる意味を有する。
本発明による媒体は、式III−1および/またはIII−2の化合物に替えて、または加えて、式III−3の化合物を1種類以上含むことができる。
Figure 2009191264
式中、
パラメーターは上で式IIIにおいて与えられるそれぞれの意味を有する。好ましくは、これらの化合物は式III−3aの化合物である。
Figure 2009191264
式中、
は、上で与えられる意味を有する。
好ましくは、式IVの化合物は、式IV−1〜IV−5の化合物群より選択される。
Figure 2009191264
式中、
41およびR42は、上で一般的に式IVにおいて与えられるそれぞれの意味を有し、
通常、特に式IV−1およびIV−5において、R41は、好ましくは、アルキルまたはアルケニル、好ましくは、アルケニルであり、R42は、好ましくは、アルキルまたはアルケニル、好ましくは、アルキルであり、
あるいは、式IV−2において、R41およびR42の両方は、好ましくは、アルキルであり、
式IV−4において、R41は、好ましくは、アルキルまたはアルケニル、好ましくは、アルキルであり、R42は、好ましくは、アルキルまたはアルコキシ、好ましくは、アルコキシである。
好ましくは媒体は、式IV−1、IV−4およびIV−5の化合物群より選択される1種類以上の化合物、好ましくは、式IV−1の1種類以上の化合物と式IV−4およびIV−5の群より選択される1種類以上の化合物、最も好ましくは式IV−1およびIV−5のそれぞれの1種類以上の化合物を含む。
本発明の好ましい実施形態において、媒体は、式IV−5、より好ましくはそれのそれぞれのサブ式である式CCP−V−nおよび/またはCCP−nV−mおよび/またはCCP−Vn−mより選択される、より好ましくは式CCP−V−nおよび/またはCCP−V2−nより選択される、最も好ましくは式CCP−V−1およびCCP−V2−1の群より選択される1種類以上の化合物を含む。これらの略号(頭文字)の定義は、下の表Bにおいて与えられる。
先のものと同一でも異なっていても構わない本発明の更なる好ましい実施形態において、本発明による液晶媒体は、上で示される通り式IV−1〜IV−5の化合物群より選択される式IVの1種類以上の化合物と、式IV−6〜IV−11、最も好ましくは式IV−10の化合物群より選択される1種類以上の化合物とを含む。
Figure 2009191264
式中、
41およびR42は、それぞれ互いに独立に、炭素数1〜7のアルキル、アルコキシ、フッ素化されたアルキルまたはフッ素化されたアルコキシ、炭素数2〜7のアルケニル、アルケニルオキシ、アルコキシアルキルまたはフッ素化されたアルケニルであり、
は、HまたはFである。
本発明による媒体は、式IIおよび/またはIIIの化合物に替えて、または加えて、式Vの1種類以上の誘電的に正の化合物を含むことができる。
Figure 2009191264
式中、
は、炭素数1〜7のアルキル、アルコキシ、フッ素化されたアルキルまたはフッ素化されたアルコキシ、炭素数2〜7のアルケニル、アルケニルオキシ、アルコキシアルキルまたはフッ素化されたアルケニルであり、好ましくは、アルキルまたはアルケニルであり、
Figure 2009191264
51およびL52は、それぞれ互いに独立にHまたはFであり、好ましくは、L51はFであり、
は、ハロゲン、炭素数1〜3のハロゲン化されたアルキルまたはアルコキシ、炭素数2または3のハロゲン化されたアルケニルまたはアルケニルオキシであり、好ましくは、F、Cl、−OCFまたは−CF、最も好ましくはF、Clまたは−OCFであり、
は、−CHCH−、−CFCF−、−COO−、トランス−CH=CH−、トランス−CF=CF−または−CHO−、好ましくは、−CHCH−、−COO−またはトランス−CH=CH−、最も好ましくは、−COO−または−CHCH−であり、
qは、0または1である。
式Vの化合物は、好ましくは、式V−1およびV−2の化合物群より選択される。
Figure 2009191264
式中、
パラメーターは、上で与えられるそれぞれの意味を有し、
パラメーターL53およびL54は、それぞれ互いに、および他のパラメーターと独立に、HまたはFであり、
好ましくは、Zは−CH−CH−である。
好ましくは、式V−1の化合物は、式V−1aおよびV−1bの化合物群より選択される。
Figure 2009191264
式中、Rは、上で与えられる意味を有する。
好ましくは、式V−2の化合物は、式V−2aからV−2dの化合物群より選択される。
Figure 2009191264
式中、Rは、上で与えられる意味を有する。
好ましい実施形態において、本発明による液晶媒体は、式VIの1種類以上の化合物を含む。
Figure 2009191264
式中、
61およびR62は、それぞれ互いに独立に、上で式IIにおいてRに与えられる意味を有し、好ましくは、R61はアルキルで、R62はアルキルまたはアルケニルであり、
Figure 2009191264
61およびZ62は、それぞれ互いに独立に、および、Z61が2回ある場合は、これらもそれぞれ互いに独立に、−CHCH−、−COO−、トランス−CH=CH−、トランス−CF=CF−、−CHO−、−CFO−または単結合であり、好ましくは、それらの少なくとも1つは単結合であり、および
rは、0、1または2であり、好ましくは、0または1である。
好ましくは、式VIの化合物は、式VI−1およびVI−2の化合物群より選択される。
Figure 2009191264
式中、
61およびR62は、上で式VIにおいて与えられるそれぞれの意味を有し、R61は、好ましくは、アルキル、より好ましくはn−アルキルであり、
式VI−1において、R62は、好ましくは、アルケニル、好ましくは、−(CH−CH=CH−CHであり、
式VI−2において、R62は、好ましくは、アルキルである。
式VI−1の好ましい化合物は、式PP−n−2Vm、より好ましくは式PP−1−2V1の化合物である。これらの略号(頭文字)の定義は、下の表Bにおいて与えられる。
式VI−2の好ましい化合物は、式PGP−n−m、より好ましくは式PGP−3−m、より好ましくは、式PGP−3−2、PGP−3−3、PGP−3−4およびPGP−3−5より選択される化合物である。これらの略号(頭文字)の定義は、下の表Bにおいて与えられる。
好ましくは、本発明による液晶媒体は、式I〜VI、好ましくはI〜IVおよびVI、最も好ましくはI〜IVの化合物群より選択される化合物を含み、より好ましくは大部分がこれらよりなり、より好ましくは本質的にこれらよりなり、最も好ましくは全てがこれらよりなる。
本出願中で用語「含む」は、組成物の文脈において、例えば媒体または成分などの言及される物が、問題となっている単一または複数種類の成分または単一または複数種類の化合物を含有していることを意味しており、他に明らかに定義されない限り、好ましくは総濃度で10%以上、最も好ましくは20%以上含有している。
この文脈において他に明らかに定義されない限り、用語「大部分が・・よりなる」は、言及される物が、問題となっている単一または複数種類の成分または単一または複数種類の化合物を55%以上、好ましくは60%以上、最も好ましくは70%以上を含有することを意味する。
この文脈において他に明らかに定義されない限り、用語「本質的に・・よりなる」は、言及される物が、問題となっている単一または複数種類の成分または単一または複数種類の化合物を80%以上、好ましくは90%以上、最も好ましくは95%以上を含有することを意味する。
この文脈において他に明らかに定義されない限り、用語「全てが・・よりなる」は、言及される物が、問題となっている単一または複数種類の成分または単一または複数種類の化合物を98%以上、好ましくは99%以上、最も好ましくは100.0%を含有することを意味する。
また、本発明の媒体の中で、上では明確には述べていないが、その他のメソゲン性化合物を任意成分として、有利に使用することもできる。そのような化合物は、当該分野の専門家に既知である。
本発明による液晶媒体は、70℃以上の、好ましくは75℃以上の透明点によって特徴付けられる。
本発明による液晶媒体の589nm(Na)および20℃におけるΔnは、好ましくは、0.070以上〜0.160以下の範囲内、より好ましくは0.080以上〜0.145以下の範囲内、最も好ましくは0.090以上〜0.130以下の範囲内である。
本発明の第1の特に好ましい実施形態において、液晶媒体のΔnは、0.090以上〜0.130以下の範囲内、より好ましくは0.095以上〜0.125以下の範囲内、より好ましくは0.100以上〜0.120以下の範囲内、最も好ましくは0.105以上〜0.115以下の範囲内である。
本発明による液晶媒体の1kHzおよび20℃におけるΔεは、好ましくは3以上、より好ましくは4以上、最も好ましくは5以上であり、一方、Δεは12以下が好ましく、より好ましくは10以下、最も好ましくは7以下である。
好ましくは、本発明の媒体のネマチック相は、少なくとも0℃以下〜80℃以上であり、より好ましくは少なくとも−20℃以下〜80℃以上、最も好ましくは少なくとも−30℃以下〜80℃以上、特には少なくとも−40℃以下から90℃以上である。
好ましくは、液晶媒体は、式I、II、III、IV、VおよびVI、好ましくは、式I、II、IIIおよびIVの1種類以上の化合物を、総量の50%〜100%、より好ましくは70%〜100%、より好ましくは80%〜100%、特に90%〜100%含有する。
より好ましくは、液晶媒体は、式I、II、III、IV、VおよびVI、好ましくは、式I、II、IIIおよびIVの1種類以上の化合物を含み、より好ましくは大部分がこれらよりなり、より好ましくは本質的にこれらよりなり、最も好ましくは全てがこれらよりなる。
式Iの化合物は、好ましくは、総混合物の1%〜30%、より好ましくは2%〜20%、より好ましくは2%〜15%、最も好ましくは3%〜12%の総濃度で媒体中において使用される。
本発明の好ましい実施形態によれば、式Iの化合物は、好ましくは、総混合物の1%〜20%、より好ましくは2%〜15%、最も好ましくは3%〜12%の総濃度で使用される。
式IIおよびIIIの化合物は、好ましくは、総混合物の15%〜55%、より好ましくは20%〜50%、より好ましくは25%〜45%、最も好ましくは30%〜40%の総濃度で媒体中において使用される。
式IIの化合物は、好ましくは、総混合物の1%〜40%、より好ましくは2%〜30%、より好ましくは3%〜20%、最も好ましくは5%〜15%の総濃度で媒体中において使用される。
式IIIの化合物は、好ましくは、総混合物の5%〜45%、より好ましくは10%〜40%、より好ましくは15%〜35%、最も好ましくは20%〜30%の総濃度で媒体中において使用される。
式IVの化合物は、好ましくは、総混合物の20%〜75%、より好ましくは30%〜70%、より好ましくは40%〜65%、最も好ましくは50%〜70%の総濃度で媒体中において使用される。
式Vの化合物は、好ましくは、総混合物の0%〜30%、好ましくは1%〜30%、より好ましくは5%〜20%、最も好ましくは10%〜20%の総濃度で媒体中において使用される。
式VIの化合物は、好ましくは、総混合物の0%〜30%、好ましくは0%〜15%、最も好ましくは1%〜10%の総濃度で媒体中において使用される。
任意に、本発明による媒体は、物理的性質を調節するために、さらに液晶化合物を含むことができる。そのような化合物は、専門家に既知である。本発明による媒体中におけるそれらの濃度は、好ましくは0%〜30%、より好ましくは0.1%〜20%、最も好ましくは1%〜15%である。
好ましくは、本発明による媒体は、
・式II−1−c−1、好ましくは式PUQU−n−F;および/または
・式III−1a、好ましくは式III−1a−1および/またはIII−1a−4;および/または
・式III−1g、好ましくは式III−1g−3および/またはIII−1g−4および/またはIII−1g−5、より好ましくは式PGU−n−Fおよび/またはGGP−n−Fおよび/またはGGP−n−CL;および/または
・式III−1h、好ましくは式III−1h−3;および/または
・式IV−1、好ましくは式CCP−V−nおよび/またはCCP−V2−nおよび/またはCCP−nV2−m、より好ましくは式CCP−V−1および/またはCCP−V2および/またはCCP−V2−1および/またはCCP−V2−2および/またはCCP−1V2−1;および/または
・式IV−5、好ましくは式CC−n−Vおよび/またはCC−n−Vm、より好ましくは式CC−3−Vおよび/またはCC−4−Vおよび/またはCC−5−Vおよび/またはCC−3−V1;および/または
・式IV−11、好ましくは式CPPC−n−nおよび/またはCGPC−n−m、より好ましくは式CPPC−3−3および/またはCPPC−5−3および/またはCPPC−5−5および/またはCGPC−3−3および/またはCGPC−5−3および/またはCPGC−5−5;
の1種類以上の化合物を含む。
本出願において、「誘電的に正」という用語は、化合物または成分がΔε>3.0であること、「誘電的に中性」という用語は、−1.5≦Δε≦3.0であること、「誘電的に負」という用語は、Δε<−1.5であることを意味し、Δεは、1kHzの周波数および20℃において決定される。それぞれの化合物の誘電異方性は、ネマチックホスト混合物中での、個々の化合物のそれぞれの10%の溶液の結果から決定される。それぞれの化合物のホスト混合物中での溶解性が10%未満であるときは、濃度を5%まで低下する。試験混合物の容量は、ホメオトロピック配向を有するセルおよびホモジニアス配向を有するセルの両方において決定する。両方の型のセルのセル間隔は、およそ20μmである。印加される電圧は、1kHzの周波数で室温において典型的には0.5V〜1.0Vの二乗平均平方根値を有する矩形波であるが、しかしながら、常にそれぞれの試験混合物の容量閾値よりも低く選択される。
Δεは(ε−ε)と定義され、一方、εavは(ε+2ε)/3と定義される。
誘電的に正の化合物については、混合物ZLI−4792が、誘電的に中性ならびに誘電的に負の化合物については、混合物ZLI−3086が、それぞれホスト混合物として使用され、両方ともドイツ国メルク社製である。化合物の誘電率は、興味ある化合物を添加した際の、ホスト混合物のそれぞれの値の変化から決定される。その値を、興味ある化合物の濃度100%に外挿する。
20℃の測定温度でネマチック相を有する成分は、そのままで測定され、他の全ても化合物の測定と同様に処理される。
本出願において「閾電圧」という用語は、他に明言しない限り、光学的閾値を意味して10%相対的コントラスト(V10)について与えられ、「飽和電圧」という用語は、光学的飽和を意味して90%相対的コントラスト(V90)について与えられる。フレデリクス閾値(VFr)とも呼ばれる容量的閾電圧(V)は、明らかに述べる場合にのみ使用する。
本出願で与えられたパラメーターの範囲は、他に明言しない限り、全て限界値を含む。
本出願を通じて、他に明言しない限り、全ての濃度は、質量パーセントで与えられ、それぞれの完全な混合物に関するものであり、全ての温度は、摂氏度(セルシウス)で与えられ、全ての温度差も摂氏度で与えられる。全ての物理的特性は、「Merck Liquid Crystals、Physical Properties of Liquid Crystals」、1997年11月刊、ドイツ国メルク社により決定されたか決定され、他に明言しない限り、20℃の温度に対して与えられる。光学異方性(Δn)は、589.3nmの波長で決定される。誘電異方性(Δε)は、1kHzの周波数で決定される。閾電圧、ならびに他の全ての電気光学的特性は、ドイツ国メルク社で調製された試験セルにより決定された。Δεの決定のための試験セルは、約20μmのセル間隔を有していた。電極は、1.13cmの面積および保護リングを有する円形ITO電極であった。配向層は、ホメオトロピック配向(ε)用にはレシチン、ホモジニアス配向(ε)用には日本合成ゴム社製ポリイミドAL−1054であった。容量は、0.3Vrmsの電圧を有する正弦波を使用する周波数応答解析装置Solatron1260によって決定した。電気光学的測定において使用した光は、白色光であった。用いた装置構成は、ドイツ国Autronic Melchers社の商業的に入手可能な装置であった。特性電圧を、垂直観察の下で決定した。閾値(V10)−中間灰色(V50)−および飽和(V90)電圧は、それぞれ10%、50%および90%相対コントラストで決定した。
本発明による液晶媒体は、通常の濃度で更に添加剤およびキラルドーパントを含むことができる。これらの更なる構成成分の総濃度は、総混合物に基づいて0%〜10%、好ましくは0.1%〜6%の範囲である。それぞれ使用される個々の化合物の濃度は、好ましくは0.1%〜3%の範囲である。これらおよび類似の添加物の濃度は、本出願の液晶媒体の液晶成分および化合物の濃度の値および範囲には考慮されない。また、このことは、混合物中で使用される二色性染料の濃度についても当てはまり、ホスト混合物の化合物および成分の濃度がそれぞれ特定される場合には考慮されない。それぞれの添加剤の濃度は、常に、最終的にドープされた混合物に対して与えられる。
本発明による本発明の液晶媒体は、数種の化合物、好ましくは3〜30種類、より好ましくは4〜20種類、および最も好ましくは4〜16種類の化合物からなる。これらの化合物は、慣用的な方法で混合される。原則として、より少ない量で使用される化合物の必要量を、より多い量で使用される化合物に溶解する。より高い濃度で用いられる化合物の透明点より温度が高い場合には、溶解の過程の完了を観察するのは特に容易である。しかしながら、他の慣用の方法、例えば同族化合物混合物または共融混合物であることができる所謂プレ混合物の使用や、構成成分が使用可能な状態の混合物自身である所謂マルチ・ボトル・システムにより媒体を調製することもできる。
適切な添加剤を加えることにより、TN、TN−AMD、ECB−AMD、VAN−AMD、IPS−AMD、FFS−AMD LCDなどのように液晶媒体をそのまま使用するディスプレイ、またはPDLC、NCAP、PN LCD、特にASM−PA LCDなどのように複合材系中で液晶媒体を使用するディスプレイ等の公知の液晶ディスプレイの全てにおいて使用できるように、本発明による液晶媒体を改変できる。
液晶の融点T(C、N)、スメクチック相(S)からネマチック(N)相への転移T(S、N)および透明点T(N、I)は、摂氏度で与えられる。
本出願および特に以下の例において、液晶化合物の構造は「頭文字」とも呼ばれる略号で表される。略号から対応する構造への変換は、以下の3つの表A〜Cによって一義的に行われる。
全ての基C2n+1、C2m+1およびC2l+1は、それぞれ炭素数n、mおよびlの好ましくは直鎖状のアルキル基であり、−CH=CH−は好ましくはトランスで、それぞれEビニレンである。
表Aに環構造要素に使用される記号を、表Bに結合基に使用される記号を、表Cに分子の左側および右側の末端基に使用される記号を列記する。
表Dに、それぞれのコードと共に分子構造の例を列記する。
Figure 2009191264
Figure 2009191264
Figure 2009191264
Figure 2009191264
式中、nおよびmはそれぞれ整数であり、3つの点「...」は、この表の他の記号のためのスペースを表す。
好ましくは、本発明による液晶媒体は、式Iの化合物に加え、以下の表の式の化合物群より選択される1種類以上の化合物を含む。
Figure 2009191264
Figure 2009191264
Figure 2009191264
Figure 2009191264
Figure 2009191264
Figure 2009191264
Figure 2009191264
Figure 2009191264
Figure 2009191264
Figure 2009191264
表Eに、本発明による液晶媒体中で好ましくは使用されるキラルドーパントを列記する。
Figure 2009191264
Figure 2009191264
Figure 2009191264
本発明の好ましい実施形態において、本発明による媒体は、表Eの化合物群より選択される1種類以上の化合物を含む。
表Fに、本発明による液晶媒体中で好ましくは使用される安定剤を列記する。
Figure 2009191264
Figure 2009191264
Figure 2009191264
Figure 2009191264
本発明の好ましい実施形態において、本発明による媒体は、表Fの化合物群より選択される1種類以上の化合物を含む。
本発明による液晶媒体は、好ましくは
・表Dの化合物群より好ましくは選択される4種類以上、好ましくは6種類以上の化合物、好ましくは、
・表Dの式の群より選択される7種類以上、好ましくは8種類以上の化合物で、好ましくは3種類以上の異なる式の化合物
を含む。
以下で与えられる例は、いかなる方法でも制限することなく、本発明を説明するものである。
しかしながら、物理的特性および組成は、どの特性が達成できるか、そして、どの範囲でそれらを変更できるかを専門家に説明する。よって、特に、好ましくは達成できる各種の特性の組み合わせが、専門家のために十分に規定される。
<例1>
以下の表に与えられる組成および特性の液晶混合物を実現する。
Figure 2009191264
この混合物は、IPS−およびFFS−モード中で動作するディスプレイ、特に携帯用の用途に良く適している。
<例2>
以下の表に与えられる組成および特性の液晶混合物を実現する。
Figure 2009191264
この混合物は、IPS−およびFFS−モード中で動作するディスプレイ、特に携帯用の用途に良く適している。

Claims (10)

  1. ・式Iの1種類以上の化合物と、
    ・式IIおよびIIIの化合物群より選択される1種類以上の化合物と、
    ・式IVの1種類以上の化合物と
    を含む液晶媒体。
    Figure 2009191264

    (式中、
    11およびR12は、それぞれ互いに独立に、アルキル、アルコキシ、フッ素化されたアルキルまはたフッ素化されたアルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルコキシアルキルまたはフッ素化されたアルケニルである。)
    Figure 2009191264

    (式中、
    およびRは、それぞれ互いに独立に、炭素数1〜7のアルキル、アルコキシ、フッ素化されたアルキルまはたフッ素化されたアルコキシ、炭素数2〜7のアルケニル、アルケニルオキシ、アルコキシアルキルまたはフッ素化されたアルケニルであり、
    Figure 2009191264
    21、L22、L31およびL32は、それぞれ互いに独立に、HまたはFであり、
    およびXは、それぞれ互いに独立に、ハロゲン、炭素数1〜3のハロゲン化されたアルキルまたはアルコキシ、または炭素数2または3のハロゲン化されたアルケニルまたはアルケニルオキシであり、
    は、−CHCH−、−CFCF−、−COO−、トランス−CH=CH−、トランス−CF=CF−、−CHO−または単結合であり、および
    l、m、nおよびoは、それぞれ互いに独立に、0または1である。)
    Figure 2009191264
    (式中、
    41およびR42は、それぞれ互いに独立に、上で式IIにおいてRに与えられる意味を有し、
    Figure 2009191264
    41およびZ42は、それぞれ互いに独立に、および、Z41が2回存在する場合は、これらもそれぞれ互いに独立に、−CHCH−、−COO−、トランス−CH=CH−、トランス−CF=CF−、−CHO−、−CFO−、−C≡C−または単結合であり、および
    pは、0、1または2である。)
  2. 該媒体中において式Iの化合物の総濃度が1〜35質量%の範囲内である請求項1に記載の液晶媒体。
  3. 式I−1〜I−4の群より選択される1種類以上の化合物を含む請求項1または2に記載の液晶媒体。
    Figure 2009191264
    (式中、
    12は、式Iにおいて請求項1中で与えられる意味を有する。)
  4. 請求項1中で与えられる通りの式IIの化合物を1種類以上含む請求項1〜3のいずれか一項に記載の液晶媒体。
  5. 請求項1中で与えられる通りの式IIIの化合物を1種類以上含む請求項1〜4のいずれか一項に記載の液晶媒体。
  6. 式Vの化合物を1種類以上含む請求項1〜5のいずれか一項に記載の液晶媒体。
    Figure 2009191264
    (式中、
    は、炭素数1〜7のアルキル、アルコキシ、フッ素化されたアルキルまはたフッ素化されたアルコキシ、炭素数2〜7のアルケニル、アルケニルオキシ、アルコキシアルキルまたはフッ素化されたアルケニルであり、好ましくは、アルキルまたはアルケニルであり、
    Figure 2009191264
    51およびL52は、それぞれ互いに独立に、HまたはFであり、
    は、ハロゲン、炭素数1〜3のハロゲン化されたアルキルまたはアルコキシ、または炭素数2または3のハロゲン化されたアルケニルまたはアルケニルオキシであり、
    は、−CHCH−、−CFCF−、−COO−、トランス−CH=CH−、トランス−CF=CF−または−CHO−であり、および
    qは、0または1である。)
  7. 式VIの化合物を1種類以上含む請求項1〜6のいずれか一項に記載の液晶媒体。
    Figure 2009191264
    (式中、
    61およびR62は、それぞれ互いに独立に、請求項1中で式IIにおいてRに与えられる意味を有し、
    Figure 2009191264
    61およびZ62は、それぞれ互いに独立に、および、Z61が2回存在する場合は、これらもそれぞれ互いに独立に、−CHCH−、−COO−、トランス−CH=CH−、トランス−CF=CF−、−CHO−、−CFO−、−C≡C−または単結合であり、および
    rは、0、1または2である。)
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の液晶媒体を含有する液晶ディスプレイ。
  9. アクティブマトリクスによりアドレスされる請求項8に記載の液晶ディスプレイ。
  10. 液晶ディスプレイ中における請求項1〜7のいずれか一項に記載の液晶媒体の使用。
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