JP2009189642A - 遊技機のヒンジ構造およびそのヒンジ構造を用いた遊技機 - Google Patents

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智明 黒木
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Abstract

【課題】開閉体の軸支操作の作業性を向上することができる遊技機のヒンジ構造およびそのヒンジ構造を用いた遊技機を提供する。
【解決手段】軸部及び軸受部との係合によって基体4に対して開閉体7を回動自在に設ける遊技機のヒンジ構造であって、基体4に対して開閉体7を係脱する係合位置と解除位置との間で移動する可動部材11と、可動部材11を解除位置から係合位置へと付勢する付勢手段13と、可動部材11に連係され該可動部材11を係合位置から解除位置へと移動するために操作される操作部材14と、前記操作部材14の操作部27が作動する作動範囲又は該作動範囲の延長上に設けられる操作補助部23とを備えるようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、遊技機のヒンジ構造およびそのヒンジ構造を用いた遊技機に関するものであり、特に基体に対して開閉体を着脱かつ回動自在に装着する遊技機のヒンジ構造およびそのヒンジ構造を用いた遊技機に関するものである。
例えば、遊技機としてのパチンコ遊技機においては、遊技盤を装着した内枠の前面に遊技盤の遊技領域が視認できるようにガラス板を備えた前面枠を一側端部に設けたヒンジにより着脱かつ開閉可能に配設している。このヒンジ構造としては、例えば、前面枠用のヒンジ構造は、一般的にヒンジピンが設けられるヒンジ部材とピン係合孔が形成されているヒンジ部材とで構成され、内枠及び前面枠の一側上下に取付けられている。そして、前面枠の上側に配されるヒンジ部材はヒンジピンがスプリング等の付勢部材により進退自在に設けられ、ピン係合孔にスプリングの付勢によってヒンジピンを下方から嵌入することにより、内枠の上部と前面枠の上部とが脱着可能に枢着されている。ヒンジピンは、前面枠が開閉する際の支点となる軸部と該軸部を屈曲した操作部とでL字状をしており、操作部をスプリングの付勢に抗して操作してピン係合孔に貫挿し前面枠を内枠に装着するようにしている。しかし、軸部と操作部を一体に形成したヒンジピンは、操作部を操作する際に軸部に偏心荷重が加わるため、ヒンジピンのスライド操作を円滑に行うことができなかった。それは、操作部を長くするほど顕著なものであった。そこで、操作部材を介してヒンジピンのスライド操作を行うものとして、次のような構成が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1で開示される構成は、スライド可能に支持されたヒンジピンに回動自在に設けた操作部材を枢支連結したものである。この構成により、操作部を引き上げることで枢支連結されたヒンジピンを下動させて開閉部材の係合を外すことができる。
特開2008−12057号公報
しかしながら、ガラス扉(開閉体)は側端部側で軸支しているため前枠(基体)と近接しており、その限られた狭い領域でヒンジ部材を操作するのは難しいものとなっている。また、近年パチンコ遊技機の装飾が豪華になり、それに伴いガラス扉が重くなっているため、ガラス扉を持ちながら軸支係合するのは難しく、作業性の悪いものとなっている。特許文献1に係る構成にあっては、操作部材が連結部と操作部とが直線状にあるため、操作位置が前枠に近い側端位置となり、操作し難いものとなっている。
しかも、回動支点部をヒンジピンの近傍に位置させ、回動支点部から先端操作部までの距離を、回動支点部から連結用ピンまでの距離よりも長く設定しているため、限られた狭い範囲で操作部を上方に大きく引き上げなければならず、スライド操作を円滑に行うには十分ではない。それに伴いガラス扉の支持部材に操作部の挿入配置穴を大きく開口するため、その挿入配置穴からピアノ線等の不正具を侵入させてヒンジピンを直接係合解除方向に引き下げる等の不正行為が容易に行われるという課題がある。
そこで本発明は、上記問題を解決し開閉体の軸支操作の作業性を向上することができる遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、軸部及び軸受部との係合によって基体に対して開閉体を回動自在に設ける遊技機のヒンジ構造であって、前記軸部又は軸受部のどちらか一方で構成され、前記基体に対して前記開閉体を回動自在とする係合位置と、その基体に対して開閉体を着脱自在とする解除位置との間で移動する可動部材と、前記可動部材を前記解除位置から係合位置へと付勢する付勢手段と、前記可動部材に連係され該可動部材を前記付勢手段の付勢に抗して前記係合位置から解除位置へと移動させるために操作される操作部を有する操作部材と、前記操作部材の操作部が作動する作動範囲又は該作動範囲の延長上に設けられる操作補助部とを備えてなることを特徴とする。ここでいう付勢手段は可動部材を直接付勢することなく、操作部材を付勢することにより可動部材を間接的に係合位置に付勢することを含む。
上記構成により、可動部材を係合解除方向に操作する際に、操作部と操作補助部を摘んで前記操作部材を作動させることにより、操作補助部が支点となり可動部材を前記付勢部材の付勢に抗して簡単に移動させることができる。
また、前記操作部の基端側に軸支部を介して前記可動部材と連係する連係部を有し、該連係部は前記連係部の作動範囲が前記操作部の作動範囲と平行となるように配置した。軸支部は可動部材の可動方向と直交する軸線を有する回動支軸部であり、該回動支軸部の一端に前記操作部が設けられ、他端に前記可動部材と連係する連係部が設けられ、回動支軸部を中心に回動自在に設けられる。また、軸支部は可動部材の可動方向と平行する軸線を有する軸筒部であり、軸筒部を介して操作部と連係部が屈曲した位置に設けられ、軸筒部に貫挿される支軸により可動部材の可動方向にスライド自在に設けてもよい。操作部材は例えば支軸部を中心としたクランク形状又はコ字状をしており、操作部は連係部の作動範囲と平行にずれた作動範囲で作動するようにした。この構成を採用することにより、開閉体を装着する操作位置が軸支位置より開放側に位置させることができるため操作がし易くなる。
前記操作補助部は前記操作部の作動範囲を規制するストッパとした。この構成により、操作部材を作動範囲内で確実に作動させることができるため、可動部材との連係が確実な状態で操作することができる。また、スプリング,弾性片等の付勢手段や操作部材に過剰の負荷(負担)を与えることがなくなるため、操作部材や付勢手段が破損する心配がない。
また、前記操作部材は支持部材に支持され、該支持部材に前記操作補助部を前記操作部と対向して一体的に設けたことを特徴とする。このように、操作部材を支持する支持部材に一体的に操作補助部を設けることにより、支持部材に操作部材を組付けるだけで操作部を操作補助部に対して確実に対向配置することができる。また、操作部と操作補助部とが安定した状態で設けられるため操作性が向上し、係合及び解除操作を確実なものとすることができる。
前記支持部材に前記可動部材が前記付勢手段を介して係合位置と解除位置とに移動自在に設けられると共に前記操作部材を前記可動部材と連係して設けてヒンジユニットを形成した。この構成により、限られた場所への取り付け作業の煩わしさから解放され、ヒンジ部材の取り付けが容易となる。
また、上記ヒンジ構造を遊技機に用いたことを特徴とし、基体に対して開閉体が装着し易い遊技機とすることができる。
前記支持部材は前記操作部材の連係部が収納されるケース体を有し、前記操作部は前記ケース体の外方に突出位置するように設けるのがよい。この構成により、可動部材を不正に直接作用させる行為を防止することができる。
前記操作部材は、前記ケース体の側端部に支軸部により軸支し、該支軸部と連係部の距離を支軸部と操作部との距離より長く設定するのがよい。このように構成することにより、操作部の僅かな操作で可動部材を大きく動かすことができる。
本発明においては、操作部材の操作部が作動する作動範囲又は該作動範囲の延長上に操作補助部を設けるようにしたので、可動部材を作用する操作部材とこの操作補助部とを摘みながら操作して可動部材を可動させることができ、操作部材だけを操作して可動部材を可動するよりも、前面枠等の重量のある開閉体の装着作業を安定した状態で簡単に行うことができる。
以下に、この発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。図1は遊技機としてのパチンコ遊技機の正面図、図2は開閉体を開放した状態を示す要部斜視図である。パチンコ遊技機1は、遊技場の設置枠に固定される外枠2を備え、その外枠2の正面側一側に第一ヒンジ構造3を介して内枠4が回動可能に設けられている。内枠4には遊技盤5が装着され、内枠4の正面側一側には、第二ヒンジ構造6を介して遊技盤5の正面を覆うガラス板等の透明板を備えた前面枠7が回動可能であると共に着脱可能に設けられている。そして、通常時には内枠4及び前面枠7の開放側を施錠装置Kにより施錠している。
第一ヒンジ構造3及び第二ヒンジ構造6はそれぞれ基体側に設けられる固定ヒンジ部材と開閉体側に設けられる可動ヒンジ部材とで構成され、固定ヒンジ部材及び可動ヒンジ部材はいずれか一方に軸部を有し、他方に軸受部を有してこの軸部と軸受部との係合により開閉体が基体に対して回動自在に装着される。ここでいう基体は、第一ヒンジ構造3においては外枠2が相当し、第二ヒンジ構造6においては内枠4が相当する。これに対し、開閉体は、第一ヒンジ構造3においては内枠4が相当し、第二ヒンジ構造6においては前面枠7が相当する。つまり、外枠2の前面一側には第一ヒンジ構造3の固定ヒンジ部材が設けられ、内枠4には、前面一側に第一ヒンジ構造3の可動ヒンジ部材及び第二ヒンジ構造6の固定ヒンジ部材32が設けられている。そして、前面枠7の一側に第二ヒンジ構造6の可動ヒンジ部材10が設けられている。なお、第一ヒンジ構造3と第二ヒンジ構造6は、共通のヒンジを設けて内枠4及び前面枠7を開閉するようにしてもよい。
前面枠7は、図2に示すように遊技盤5の遊技領域を臨む窓部8が開設された合成樹脂製の装飾枠部7aの裏側に補強板金7bを配設しており、この補強板金7bに可動ヒンジ部材10が設けられている。可動ヒンジ部材10は、図3に示すように、内枠4に対して前面枠7を回動自在とする係合位置と、内枠4に対して前面枠7を着脱自在とする解除位置との間で軸方向にスライド移動する可動部材としての可動ピン11と、この可動ピン11をスライド可能に支持する支持部材12と、可動ピン11を解除位置から係合位置(ピン装着方向)へと付勢する付勢手段としてのスプリング13と、可動ピン11をスプリング13の付勢に抗して係合位置から解除位置へとスライド移動させるために操作される操作部27を有する操作部材14とを有している。なお、付勢手段としては、スプリング13に限定されることはなく、板ばね,弾性片等としてもよい。
可動ピン11は、丸棒状の中腹にピン径より大径の一対のフランジ部を所定の間隔を隔てて操作部材14が連係する係合部15が形成されている。そして、フランジ部の下方に位置する軸部にスプリング13が巻装される。
支持部材12は、透明樹脂により内部に空隙を備えて形成されるケース体17と可動ピン11の上部を支持する支持孔18を有する金属製のL字状の支持板19とで構成されている。ケース体17には、可動ピン11の下端を支持して支持孔18と共に可動ピン11を昇降可能に保持する筒状のピン支持部20と操作部材14の揺動範囲を規制する規制部21が形成されている。また、ケース体17の端部に操作部材14を軸支する軸受凹部22が切欠形成されると共にその軸受凹部22の近傍外側にリブ壁で補強された操作補助部23を一体的に突出して設けている。また、ケース体17内に位置決め突起24が2箇所に設けられており、支持板19の位置決めを確実なものとしている。なお、支持部材12は矩形状又はコ字状等の枠体であってもよい。また、操作補助部23の表面にローレット等の滑り止め加工を施すようにして、可動ピン11の係合・解除操作をし易くしてもよい。なお、操作補助部23は窪み部によって形成するようにしてもよい。
操作部材14は、図3に示すようにポリカーボネイト等の合成樹脂により軸支部として可動ピン11と直交する軸線を有する回動支軸部25を介して可動ピン11の軸方向に平面視してクランク状に形成され、回動支軸部25の一端に可動ピン11の係合部15に嵌入可能な溝幅の二股状の連係部26が形成され、他端に操作部27が形成されている。言い換えれば、操作部27の基端部側に回動支軸部25を介して連係部26が位置をずらして設けられている。また、操作部材14は回動支軸部25と連係部26の距離を回動支軸部25と操作部27の距離より長く(図上約2倍)設定し、操作部27の僅かな動きで可動ピン11が大きく動くようにしている。なお、連係部26は係合部15を遊挿し得る長孔を操作部材14の長手方向に設けるようにしてもよい。また、操作部27の表面にローレット等の滑り止め加工を施すようにしてもよい。
上記構成の可動ヒンジ部材10の組立は、可動ピン11の下部にスプリング13を巻装してケース体17のピン支持部20で支持し、操作部材14の回動支軸部25を軸受凹部22で軸支すると共に連係部26を可動ピン11の係合部15と連係させ、支持板19の支持孔18で可動ピン11の上部を支持するように支持板19をケース体17にビス着することで、可動ピン11がスライド自在に設けられた可動ヒンジ部材10がヒンジユニットとして組み立てられる。このとき、スプリング13により可動ピン11及び操作部材14は上方(可動ピン11の係合方向)に付勢されており、操作部材14が規制部21により上動が規制されることにより連係部26が係合部15に係合している可動ピン11の上動が規制され、可動ピン11の抜けも防止する。また、操作補助部23は、可動ピン11が係合位置から解除位置への移動の際に操作される操作部27が作動する作動範囲又は該作動範囲の延長上に設けられ、実施例では常態で操作部27の上方に所定の間隔を隔てて対向位置しており、操作部23の作動範囲を規制するストッパの役割を担っている。これにより、操作部材14やスプリング13に過剰の負荷(負担)を与えることがなくなる。なお、スプリング13は可動ピン11を直接付勢することなく、操作部材14を付勢することにより間接的に可動ピン11を係合位置に付勢するようにしてもよい。
このようにユニット化された可動ヒンジ部材10は、図4に示すように前面枠7の裏面上部所定位置に一側をビス着により取付けられる。このとき、補強板金7bに開設される操作開口30から操作部27及び操作補助部23が臨むように取付けられる。このように前面枠7に取付けられた状態では、可動ピン11がケース体17内にあり、操作部材14の操作部27だけがケース体17の外方であり前面枠7の開放側に位置し、その操作部27が操作開口30から臨んでいるため、直接可動ピン11を係合解除方向に引き下げる等の不正行為が行われることはない。
次に可動ヒンジ部材10の作用について説明する。図5(a)に示す前面枠7の装着状態から前面枠7を内枠4から外す場合には、先ず施錠装置Kを開錠して前面枠7を開放し、操作補助部23と操作部27を指先で挟んで操作補助部23を支点として操作部27を摘み上げると、図5(b)に示すように操作部材14は回動支軸部25を中心として回動し、連係部26が係合部15に係合した可動ピン11がスプリング13の付勢に抗して解除方向(下方)にスライド移動し、内枠4の固定ヒンジ部材32との係合が解除され、前面枠7を内枠4から外すことができる。このとき、操作部27を操作補助部23と共に挟み込むため、力が入れ易く簡単に操作部材14を操作することができる。しかも、操作部材14は回動支軸部25と連係部26の距離を回動支軸部25と操作部27の距離より約2倍に長くしているため、操作部27の僅かな動きで可動ピン11を大きく動かすことができる。さらに、操作部材14がクランク形状となっているため、前面枠7の回動軸支位置が側端部の狭い領域であっても、操作部27が前面枠7の開放側に位置するため操作がし易くなっている。また、操作部材14の操作時に図5(b)に示すように操作部27が操作補助部23に当接して操作部27の作動範囲を規制し、操作部材14の回動を規制している。これにより、操作部材14やスプリング13に過剰の負荷(負担)を与えることがなく、操作部材14やスプリング13が破損する等の心配はない。
次に、前面枠7を内枠に装着するには、前面枠7の下方の可動ヒンジ部材10を内枠4の固定ヒンジ部材32に係合させ、操作補助部23と操作部27を指先で挟んで可動ピン11を下方にスライドさせた状態で、可動ピン11を内枠4の軸受凹部22に下方から係合させることで簡単に装着することができる。このとき、操作部27を操作する際に、自然に操作補助部23を掴んで操作できるので、前面枠7の着脱が安定した状態で作業することができる。
図6及び図7に可動ヒンジ部材の他の実施例を示す。この実施例は、操作部材14Aを図6に示すように平面略コ字状に形成し、回動支軸部25に対して操作部27を連係部26と同方向に位置させ、操作部27の操作方向を可動ピン11の可動方向と同一としている。そのため、操作補助部23は図7(a)に示すように操作部27の下方に所定の間隔を隔てて設けている。これにより、可動ヒンジ部材10Aをコンパクトにすることができる。なお、操作部材14Aを設けた前面枠7は、実施の形態において、図6に示すように、操作部材14Aが遊技盤5面に平行状に取付けられており、操作部27が前面枠7の側端から離れて可動ピン11より内側に位置するようにして、操作しやすくしている。また、操作部27の下方に操作補助部23があるため、前面枠7を着脱する際に操作補助部23を指で支持しながら、図7(b)に示すように操作部27を下方に押し下げ、可動ピン11を下動させることで固定ヒンジ部材32との係合が可能となり、内枠4に前面枠7を装着することができる。このように、可動ヒンジ部材10Aを操作する際に操作補助部23を指で支持しながら行うので、前面枠7を内枠4に装着する作業性が向上する。
また、図8に示すように、内枠4の固定ヒンジ部材32を軸部33を備えたものとして、前面枠7の可動ヒンジ部材10Bを可動ピンに代えて軸部33が係合する軸受部34を可動部材としてスライド自在に設けるようにしてもよい。この可動ヒンジ部材10Bは、前記実施例と同様に操作補助部23と操作部27を摘んで、図8(b)に示すようにスプリング13の付勢に抗して操作部材14を作用させて軸受部34を下動させ、軸受部34を固定ヒンジ部材32の軸部33に合致させ操作部27から指を離すことで固定ヒンジ部材32の軸部33と係合させることができる。このとき、軸受部34の上面にすり鉢状に傾斜した案内面34aを設けることで、装着時に固定ヒンジ部材33と多少位置がずれてもこの案内面34aにより固定ヒンジ部材33が軸受部34に確実に誘導することができる。
さらに、図9及び図10に示すように、軸受部34の一部をスライド自在に設けるようにしてもよい。この可動ヒンジ部材10Cの軸受部34は固定ヒンジ部材32の軸部33が側方から嵌入可能な幅を有する凹溝が形成された固定部35と、その開放端を閉塞し軸受部34の一部となる閉塞部材36とで構成し、閉塞部材36を可動部材としてスライド自在に設けている。実施例において閉塞部材36は丸棒状の軸ピンの上部を断面D形状に切削している。可動ヒンジ部材10Cは、常態では図9に示すように、閉塞部材36がスプリング13の付勢により上動して閉塞部材36の平坦面で固定部35の開放端を閉塞して軸受部34を形成している。この可動ヒンジ部材10Cを設けた前面枠7を装着するには、前面枠7の下方の可動ヒンジ部材を内枠4の固定ヒンジ部材に係合させ、操作補助部23と操作部27を摘んで、図10(b)に示すように閉塞部材36をスライドさせた状態で軸受部34の開放端を内枠4の軸部33に側方から当接させて、固定部35の凹溝に軸部33を嵌入し、操作部27から手を離すと操作部材14がスプリング13の付勢により軸受部34の開放端が図10(a)に示すように閉塞部材36によって閉塞されて軸部33が保持され、前面枠7が内枠4に対して回動自在に装着される。このように、軸受部34の一部をスライド自在に設けることで固定ヒンジ部材32と可動ヒンジ部材10Cとの位置合わせが容易に行え、前面枠7の装着作業が簡単なものとなる。
図11に示す可動ヒンジ部材10Dは、操作部材14Bを可動ピン11と平行な支軸40にスライド自在に設けた実施例を示し、前記実施例と同じ構成には同一符号を付して説明する。この実施例において、可動ピン11は、丸棒状の中腹を軸径より小径として係合部15を形成しており、支持板19の支持孔18とピン支持部20とでスライド自在に軸支されている。また、操作部材14Bは支軸40を貫挿する軸支部として可動ピン11と平行な軸線を有する軸筒部41が設けられると共に軸筒部41を介して一端に可動ピン11の係合部15と連係する連係部26が設けられ、他端に可動ピン11を係合位置から解除位置へと移動するために操作する操作部27を直線上に位置させて同一面内で作動させるように設けられている。つまり、操作部材14Bは、可動ピン11と連係する連係部26の基端側に支軸40に軸支される軸筒部41を介して操作部27が設けられ、可動ピン11と支軸40の2軸で支持されているため、可動ピン11の可動方向に安定した状態でスライドすることができる。そして、可動ピン11を解除位置から係合位置へと付勢する付勢手段として軸筒41の下部に弾性片13Aが一体に設けられ、部品点数を減らすと共にスプリング等の細かな部品がないため組立ての作業性を向上させている。また、支持部材12には、可動ピン11が係合位置から解除位置への移動の際に操作される操作部材14Bの操作部27が作動する作動方向の延長上に操作補助部23が所定の間隔を隔てて配置されている。このとき、操作補助部23は支持部材12の側方に開設した開口42から支持部材12の外方に突出しており、操作部材14Bの移動範囲は規制部21及び開口42によって規制している。なお、図12に示すように操作部27は、操作部27の作動範囲が連係部26の作動範囲と平行となるように位置をずらして配置するようにしてもよい。
上記構成の可動ヒンジ部材10Dは、常態で図11(a)に示すように、操作部材14Dが弾性片13Aの付勢により上動し、それに伴い可動ピン11も上動した係合位置にある。そして、補助操作部23に指をかけて操作部27を挟み込むと、図11(b)に示すように操作部材14Bが弾性片13Aの付勢に抗して支軸40に支持されながら安定した状態で下動し、それに伴い可動ピン11も解除位置に下動する。このように、操作部材14Bをスライド自在に設けても、補助操作部23を設けることで操作部材14Bを容易に操作することができる。
また、操作補助部23は、上記実施の形態に限定されるものではなく、図13(a)に示すように操作部27が可動部材を係合位置から解除位置に移動し得る空隙を有して、操作部27の一側を囲う庇部23aを設けてL字状に形成してもよい。このように、操作部27を庇部23aにより囲むようにすることで、操作部27が無用な衝撃により可動してヒンジ係合が外れないように保護すると共に、外部から不正に操作部27を操作しようとしても操作補助部23が邪魔をして不正をし難くする防犯効果を奏する。また、図13(b)に示すように操作補助部23に操作部27の両側に位置する庇部23aを設けて山形状に形成してもよく、庇部23aにより操作部27の両側を囲うことで、ピアノ線等を操作部27に引っ掛けてヒンジの係合を解除して行う不正を確実に防止することができる。
また、図14に示すようにケース体17内にLED等の光源Lとその光源Lを点灯させる電池等の電源Bと所定の配線パターンが形成された配線基板とを備え、前面枠7等の開閉体を着脱する際に、操作部27の摘み動作によって電気回路がONして光源Lを点灯させるようにしてもよい。特に、前面枠7の回動軸支位置が内枠4と近接した側端部の狭い場所で暗くなりがちであるため、可動ヒンジ部材と固定ヒンジ部材との係合状態が分かり難い場合でも、光源Lが点灯することで係合状態が確認し易く、開閉体の装着作業性を向上させることができる。なお、図14に示すように操作部27の摘み動作を検知する検知スイッチSを設け、操作部27の摘み動作を検知スイッチSにより検知して光源Lを点灯させるようにしてもよい。なお、支持部材12に透孔Hを開設し、光源Lの光がヒンジ係合部を照射するようにすることで、より作業性がよくなる。
上記実施例において、ヒンジ構造として前面枠を内枠に装着する第二ヒンジ構造を例に説明したが、この内容に限定されることなく内枠を外枠に装着する第一ヒンジ構造や球受け皿を備えた枠体を開閉自在に装着するヒンジ構造にも適用できるのはいうまでもなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の形態を実施し得るものである。また、遊技機としてパチンコ遊技機を例に説明したが、遊技球を遊技媒体として遊戯する雀球遊技機,アレンジボール式遊技機、さらに所定個数の遊技球を賭数として回収して使用する回胴式または画像式のスロット遊技機等にも本発明を適用することができる。
パチンコ遊技機の正面図である。 前面枠を開放して示す要部斜視図である。 可動ヒンジ部材の分解斜視図である。 パチンコ遊技機の要部平断面図である。 (a)、(b)は可動ヒンジ部材の作用説明図である。 可動ヒンジ部材の他の実施例の使用状態を示すパチンコ遊技機の要部平断面図である。 (a)、(b)は図6の可動ヒンジ部材の作用説明図である。 (a)、(b)は可動ヒンジ部材の他の実施例の作用説明図である。 可動ヒンジ部材の他の実施例の斜視図である。 (a)、(b)は図9の可動ヒンジ部材の作用説明図である。 (a)、(b)は可動ヒンジ部材の他の実施例の作用説明図である。 図11の平面図である。 (a)、(b)は操作補助部の他の実施例を示す説明図である。 可動ヒンジ部材の他の実施例の作用説明図である。
符号の説明
1 パチンコ遊技機(遊技機)
2 外枠(基体)
3 第一ヒンジ構造(ヒンジ構造)
4 内枠(基体,開閉体)
6 第二ヒンジ構造(ヒンジ構造)
7 前面枠(開閉体)
10,10A,10B,10C,10D 可動ヒンジ部材(ヒンジユニット)
11 可動ピン(可動部材,軸部)
12 支持部材
13 スプリング(付勢手段)
13A 弾性片(付勢手段)
14,14A,14B 操作部材
17 ケース体(支持部材)
19 支持板(支持部材)
23 操作補助部
25 回動支軸部(軸支部)
26 連係部
27 操作部
32 固定ヒンジ部材
34 軸受部(可動部材)
36 閉塞部材(可動部材)
41 軸筒(軸支部)

Claims (6)

  1. 軸部及び軸受部との係合によって基体に対して開閉体を回動自在に設ける遊技機のヒンジ構造であって、
    前記軸部又は軸受部のどちらか一方で構成され、前記基体に対して前記開閉体を回動自在とする係合位置と、その基体に対して開閉体を着脱自在とする解除位置との間で移動する可動部材と、
    前記可動部材を前記解除位置から係合位置へと付勢する付勢手段と、
    前記可動部材に連係され、該可動部材を前記付勢手段の付勢に抗して前記係合位置から解除位置へと移動させるために操作される操作部を有する操作部材と、
    前記操作部材の操作部が作動する作動範囲又は該作動範囲の延長上に設けられる操作補助部と、を備えてなることを特徴とする遊技機のヒンジ構造。
  2. 前記操作部材は前記操作部の基端側に軸支部を介して前記可動部材と連係する連係部を有し、該連係部は該連係部の作動範囲が前記操作部の作動範囲と平行となるように配置したことを特徴とする請求項1記載の遊技機のヒンジ構造。
  3. 前記操作補助部は前記操作部の作動範囲を規制するストッパとしたことを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機のヒンジ構造。
  4. 前記操作部材は支持部材に支持され、該支持部材に前記操作補助部を前記操作部と対向して一体的に設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の遊技機のヒンジ構造。
  5. 前記支持部材に前記可動部材が前記付勢手段を介して係合位置と解除位置とに移動自在に設けられると共に前記操作部材を前記可動部材と連係して設けてヒンジユニットを形成したことを特徴とする請求項4記載の遊技機のヒンジ構造。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載のヒンジ構造を用いたことを特徴とする遊技機。
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