JP2009187641A - 半導体記憶装置及びその制御方法、並びに不良アドレスの救済可否判定方法 - Google Patents

半導体記憶装置及びその制御方法、並びに不良アドレスの救済可否判定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】通常メモリセル及び不良のある通常メモリセルを置換するための冗長メモリセルを含む半導体記憶装置のアクセス速度を向上させる。
【解決手段】複数のメモリマットMAT,RMATと、アクセスが要求されたロウアドレスRADTが不良アドレスであるか否かにかかわらず、通常メモリセルMCにアクセスするサブワードドライバSWDと、ロウアドレスRADTが不良アドレスである場合に、ロウアドレスRADTが示す通常メモリセルMCとは異なるメモリマットに属する冗長メモリセルRMCにアクセスするサブワードドライバSWDRとを備える。本発明によれば、通常メモリセルMCと冗長メモリセルRMCとが互いに異なるメモリマットに属していることから、救済判定回路300による判定動作と並行して、通常メモリセルMCにアクセスできる。
【選択図】図1

Description

本発明は半導体記憶装置及びその制御方法に関し、特に、欠陥のある通常メモリセルを置換するための冗長メモリセルを有する半導体記憶装置及びその制御方法に関する。また、本発明は不良アドレスの救済可否判定方法に関し、特に、冗長メモリセルを有する半導体記憶装置における不良アドレスの救済可否判定方法に関する。
DRAMに代表される半導体記憶装置には多数のメモリセルが含まれているが、全てのメモリセルを欠陥なく作製することは困難である。このため、通常メモリセルの他、欠陥のある通常メモリセルを置換するための冗長メモリセルをあらかじめ用意しておくのが一般的である(特許文献1,2参照)。このような半導体記憶装置においては、アクセスが要求されたアドレスが不良アドレスであるか否かを判定する救済判定回路と、救済判定回路によって不良アドレスであると判定された場合に冗長メモリセルにアクセスする冗長ドライバ回路が用いられる。
そして、外部からアドレスが供給されると、まず救済判定回路によって不良アドレスであるか否かが判定される。次に、判定の結果に基づいてドライバ回路又は冗長ドライバ回路が動作を開始し、これにより通常メモリセル又は冗長メモリセルに対してアクセスが実行される。
しかしながら、救済判定回路による判定には比較的長い時間がかかる。このため、例えばDRAMにおいては、ロウアドレスの供給タイミングを示すアクティブコマンドの投入から、カラムアドレスの供給タイミングを示すリードコマンド又はライトコマンドの投入までの期間(tRCD)が救済判定回路による判定動作によって律速され、ランダムRASアクセスが遅くなるという問題があった。
このような問題を解決する方法として、通常メモリセルへのアクセス動作の一部と、救済判定回路による判定動作を並列に実行する方法が提案されている(特許文献3参照)。この方法によれば、ロウ側のアクセス速度が向上することから、tRCDを短縮することが可能となる。また、救済判定回路によって不良アドレスが検出された場合は、通常メモリセルへのアクセスを実行せず、これによって、複数のメモリセルが同時に選択される状態を防止している。具体的には、メインワード線が活性化した後、サブワード線が活性化する前に、通常メモリセルに対応するメインワード線をリセットすることによって、冗長メモリセルに対応するサブワード線のみを活性化させている。
特開2000−268596号公報 特開平6−314498号公報 特開2000−293998号公報
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、サブワード線が活性化する前に救済判定回路による判定動作を完了する必要がある。換言すれば、救済判定回路による判定動作が完了してから、サブワード線を活性化させる必要があった。このため、救済判定回路による判定動作と並列に実行できる動作は、メインワード線の選択動作に限られていた。
したがって、本発明の目的は、アクセス速度をより向上することが可能な半導体記憶装置及びその制御方法を提供することである。
また、本発明の他の目的は、このような半導体記憶装置における不良アドレスの救済可否判定方法を提供することである。
本発明による半導体記憶装置は、通常メモリセル及び不良のある通常メモリセルを置換するための冗長メモリセルの一方又は両方を含む複数のメモリマットと、アクセスが要求されたアドレスが不良アドレスであるか否かにかかわらず、通常メモリセルにアクセスする第1の回路と、前記アドレスが不良アドレスである場合に、前記アドレスが示す通常メモリセルとは異なるメモリマットに属する冗長メモリセルにアクセスする第2の回路とを備えることを特徴とする。
また、本発明による半導体記憶装置の制御方法は、通常メモリセル及び不良のある通常メモリセルを置換するための冗長メモリセルを含む複数のメモリマットと、通常メモリセルにアクセスする第1の回路と、冗長メモリセルにアクセスする第2の回路とを備える半導体記憶装置の制御方法であって、アクセスが要求されたアドレスが不良アドレスであるか否かにかかわらず、第1の回路によって通常メモリセルにアクセスする第1のステップと、前記アドレスが不良アドレスである場合に、第2の回路によって前記アドレスが示す通常メモリセルとは異なるメモリマットに属する冗長メモリセルにアクセスする第2のステップとを備え、第1及び第2のステップを並列に実行することを特徴とする。
ここで、「第1の回路」や「第2の回路」は、ロウ側であれば例えばサブワードドライバが該当し、カラム側であれば例えばYスイッチが該当する。
また、本発明による不良アドレスの救済可否判定方法は、上述した半導体記憶装置において、不良アドレスが発生した場合、救済先として第1の数のメモリマットのいずれかを選択可能な第1のブロックと、不良アドレスが発生した場合、救済先として前記第1の数よりも少ない第2の数のメモリマットのいずれかを選択可能な第2のブロックに複数のメモリマットが分類されており、第1のブロックに含まれる不良アドレスが前記第1の数以下であるか否かを判断するステップと、第2のブロックに含まれる不良アドレスが前記第2の数以下であるか否かを判断するステップと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、欠陥のある通常メモリセルとこれを置換する冗長メモリセルとが互いに異なるメモリマットに属していることから、救済判定回路による判定動作と並行して、通常メモリセルへの実際のアクセス動作を実行することが可能となる。例えば、欠陥のある通常メモリセルに対応するサブワード線と、冗長メモリセルに対応するサブワード線の両方を活性化させることも可能となる。このため、従来に比べてアクセス速度をよりいっそう向上させることが可能となる。
このような半導体記憶装置においては、不良アドレスが発生した場合、救済先として選択可能なメモリマットが制限されることがある。しかしながら、本発明による不良アドレスの救済可否判定方法によれば、この点を考慮した救済可否の判定がなされることから、不良アドレスの救済が不可能な半導体記憶装置を直ちに検出することが可能となる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい実施形態による半導体記憶装置の主要部の構成を示すブロック図である。
特に限定されるものではないが、本実施形態による半導体記憶装置はDRAM(Dynamic Random Access Memory)である。DRAMは、ロウアドレスに基づいてアクセス動作を行うロウ系回路と、カラムアドレスに基づいてアクセス動作を行うカラム系回路とを備えているが、図1にはこのうちロウ系回路のみを示している。これは、本実施形態における半導体記憶装置の目的が、ロウアドレスの供給タイミングを示すアクティブコマンドの投入から、カラムアドレスの供給タイミングを示すリードコマンド又はライトコマンドの投入までの期間(tRCD)の短縮によるランダムRASアクセスの高速化であり、従来と比べて主にロウ系回路が改善されているからである。
図1に示すように、本実施形態による半導体記憶装置には、アドレス信号ADDが入力されるアドレス端子10と、コマンド信号CMDが入力されるコマンド端子20が設けられている。その他の外部端子として、データ入出力端子や電源端子なども備えられているが、これらについての図示は省略されている。
アドレス端子10に入力されたアドレス信号ADDは、アドレスラッチ回路30に取り込まれる。アドレスラッチ回路30に取り込まれたアドレス信号ADDのうち、ロウアドレスRADTはロウプリデコーダ100に供給される。特に限定されるものではないが、本実施形態におけるロウアドレスRADTは14ビットの信号である。また、コマンド端子20に入力されたコマンド信号CMDは、コマンドデコーダ40によってデコードされ、各種内部コマンドが生成される。各種内部コマンドのうち、アクティブ信号MSACTはアドレスラッチ回路30に供給され、これによってアドレスラッチ回路30の動作が制御される。
図2は、ロウプリデコーダ100の回路図である。
図2に示すように、ロウプリデコーダ100は、5つのデコーダ110,120,130,140,150によって構成されている。ロウプリデコーダ100によってプリデコードされるロウアドレスRADTは14ビットの信号であり、図2においてはRADT<13:0>と表記している。これは、ロウアドレスRADTがRADT<13>〜RADT<0>からなる14ビットの信号であることを意味している。
ロウプリデコーダ100を構成する5つのデコーダ110,120,130,140,150は、それぞれロウアドレスの2ビットRADT<1:0>、3ビットRADT<4:2>、3ビットRADT<7:5>、3ビットRADT<10:8>及び3ビットRADT<13:11>をデコードする。これにより、デコーダ110は4ビットのプリデコード信号RF0B<3:0>を生成し、デコーダ120は8ビットのプリデコード信号RF2B<7:0>を生成し、デコーダ130は8ビットのプリデコード信号RF5B<7:0>を生成し、デコーダ140は8ビットのプリデコード信号RF8B<7:0>を生成し、デコーダ150は4ビットのプリデコード信号RF11B<3:0>及び2ビットのプリデコード信号RF13B<1:0>を生成する。
これらプリデコード信号は、図1に示すように、メインワードドライバ500及びアレイコントロール回路600に供給される。詳細については後述するが、メインワードドライバ500には2種類のメインワードドライバMWD,MWDRが含まれており、アレイコントロール回路600には2種類のコントロール回路ARAC,ARACRが含まれている。メインワードメインワードドライバMWD及びコントロール回路ARACは、通常メモリセルMCにアクセスするための回路であり、メインワードドライバMWDR及びコントロール回路ARACRは、通常メモリセルMC又は冗長メモリセルRMCにアクセスするための回路である。
一方、アドレスラッチ回路30は、ロウアドレスRADTの出力タイミングと同期して、タイミング信号R1を生成する。タイミング信号R1は、図1に示すクロック制御回路200に供給される。
図3は、クロック制御回路200の回路図である。
図3に示すように、クロック制御回路200は、タイミング信号R1を遅延させるディレイ回路201〜203を備えている。ディレイ回路203の出力は、タイミング信号R1ACTとして出力され、図1に示すようにアレイコントロール回路600に供給される。一方、ディレイ回路201,202の出力は、NOR回路211に供給される。NOR回路211の出力は、センス停止信号SAOFFTとしてセンスアンプ制御回路220に供給されるとともに、ディレイ回路204,205に供給される。
ディレイ回路204の出力は、ディレイ回路231及びNAND回路232からなるパルス生成回路230に供給される。パルス生成回路230の出力は、フリップフロップ回路250に供給され、フリップフロップ回路250をセット状態に変化させる。一方、ディレイ回路205の出力は、ディレイ回路241及びNAND回路242からなるパルス生成回路240に供給される。パルス生成回路240の出力は、フリップフロップ回路250に供給され、フリップフロップ回路250をリセット状態に変化させる。
フリップフロップ回路250の出力はセンスアンプ制御回路220に供給されるとともに、タイミング信号R2ACTとして出力される。タイミング信号R2ACTは、図1に示すアレイコントロール回路600に供給される。センスアンプ制御回路220は、フリップフロップ回路250の出力に応答してセンスアンプ動作信号SATを活性化させるとともに、センス停止信号SAOFFTに応答してセンスアンプ動作信号SATを非活性化させる。後述するように、センスアンプ動作信号SATには、タイミング信号SAP1T,SAP2T,SANが含まれる。
パルス生成回路240の出力はディレイ回路206にも供給される。ディレイ回路201,206の出力は、OR回路212に供給される。OR回路212の出力は、ヒューズイネーブル信号RFUETとして図1に示す救済判定回路300に供給される。
図3に示すように、ディレイ回路203,204にはリフレッシュ信号REFが供給されている。ディレイ回路203,204は、リフレッシュ信号REFが活性化している場合、つまり、リフレッシュモードにエントリしている場合に遅延動作を行う。リフレッシュ信号REFが活性化していない場合、つまり、通常動作時においては、遅延動作を行わず、入力された信号をそのままスルーする。尚、リフレッシュ信号REFに代えて、或いは、リフレッシュ信号REFに加えて、テスト動作時に活性化するテスト信号TESTを用いても構わない。
図4は、クロック制御回路200の動作を説明するための信号波形図である。図4において、実線で示しているのは通常動作時における波形であり、破線で示しているのはリフレッシュ動作時(又はテスト動作時)における波形である。
図4に示すように、通常動作時及びリフレッシュ動作時のいずれにおいても、タイミング信号R1ACT,R2ACTは、この順に活性化する。しかしながら、リフレッシュ動作時においては、ディレイ回路203,204による遅延により、タイミング信号R1ACT,R2ACTが活性化するタイミングが通常動作時よりも遅くなる。タイミング信号R1ACT,R2ACTが非活性状態に戻るタイミングについては変わらない。
図5は、救済判定回路300の回路図である。
図5に示すように、救済判定回路300は複数(本実施形態では64個)のヒューズセット310を有している。ヒューズセット310はそれぞれ不良アドレス、つまり、置換されるべき通常メモリセルのアドレスを不揮発的に記憶している。アドレスを記憶する素子の種類については特に限定されず、レーザービーム又は大電流によって切断可能なヒューズ素子であっても構わないし、絶縁破壊によって非導通状態から導通状態に遷移させることが可能なアンチヒューズ素子であっても構わない。
各ヒューズセット310には、ロウアドレスRADT及びヒューズイネーブル信号RFUETが供給されており、ヒューズイネーブル信号RFUETの活性化に応答して、供給されたロウアドレスRADTと記憶している不良アドレスとを比較する。比較の結果、両者が一致しなかった場合(ミスヒットの場合)、対応するミスヒット信号PRMISTをハイレベルに活性化させる。一方、両者が一致した場合(ヒットした場合)、対応するミスヒット信号RRMISTをローレベルとする。ミスヒット信号RRMISTは、図1に示した救済アドレスデコーダ400に供給される。
また、救済判定回路300に供給されたヒューズイネーブル信号RFUETは、インバータ320によって反転される。反転されたヒューズイネーブル信号RFUEBは救済アドレスデコーダ400に供給される。
詳細については後述するが、本実施形態による半導体記憶装置ではメモリセルアレイ700が複数のメモリマットに分割されている。そして、それぞれのミスヒット信号PRMISTによってアクセスされる冗長メモリセルは、当該ヒューズセット310に記憶された不良アドレスに対応するメモリマットと異なるメモリマットであって、且つ、不良アドレスに対応するメモリマットに隣接しないメモリマットが割り当てられている。したがって、いずれかのミスヒット信号PRMISTが活性化すると、供給されたロウアドレスRADTによってアクセスされるべきメモリマットとは異なり、且つ、隣接しないメモリマットに対して代替アクセスがされることになる。
後述するように、本実施形態による半導体記憶装置はいわゆるオープンビットタイプであり、選択側となるビット線と参照側となるビット線が互いに異なるメモリマットに割り当てられている。したがって、本実施形態における「隣接しないメモリマット」とは、センスアンプを挟んで隣接するメモリマットとは異なるメモリマットを意味する。換言すれば、選択側となるビット線が割り当てられたメモリマットに対して、参照側となるビット線が割り当てられたメモリマットとは異なるメモリマットを意味する。
このような割り当ては、製造段階におけるウェハテスト時において行うことができる。ウェハテスト時においては、メモリセルアレイ700に含まれる全てのメモリセルに対して動作テストが行われ、これによって欠陥のあるメモリセルのアドレス(不良アドレス)が検出される。そして、検出された不良アドレスがいずれかのヒューズセット310に記録される。ここで、各ヒューズセット310と救済先のメモリマットとの関係は固定されていることから、検出された不良アドレスをどのヒューズセット310に記録するかによって、救済元のメモリマットと救済先のメモリマットとの関係が決まる。したがって、検出された不良アドレスを所定のヒューズセット310に記録することにより、上記のルールに従った割り当てを行うことが可能となる。すなわち、各ヒューズセット310には、救済先のメモリマットとは異なり、且つ、救済先のメモリマットとは隣接しないメモリマットの不良アドレスが記憶される。
ここで、「メモリマット」とは、メモリセルアレイ700の最小分割単位であり、同一のメモリマット内においては、サブワード線及びビット線が共有される。本実施形態では、ワード線がメインワード線とサブワード線に階層化されており、セルトランジスタのゲート電極となるのがサブワード線である。
図6は、救済アドレスデコーダ400の回路図である。
図6に示すように、救済アドレスデコーダ400は、それぞれ対応する4ビット分のミスヒット信号RRMISTを受ける16個の制御回路410と、ヒット信号RHITORを生成するNAND回路420とを備えている。
各制御回路410は、ミスヒット信号RRMISTに応答して、対応する4ビットの冗長信号RREDF0B及び1ビットの冗長信号RREDMSBを生成する。このうち、冗長信号RREDF0B(全64ビット)は、図1に示すアレイコントロール回路600に供給され、冗長信号RREDMSB(全16ビット)は、図1に示すメインワードドライバ500及びアレイコントロール回路600に供給される。
さらに、冗長信号RREDMSBは、NAND回路420にも供給される。NAND回路420は、16ビットの冗長信号RREDMSBのいずれかが活性化した場合、ヒット信号RHITORをハイレベルに活性化させる回路である。つまり、ヒット信号RHITORは、救済判定回路300に含まれるいずれかのヒューズセット310が一致を検出した場合に活性化される。
ヒット信号RHITORは、冗長信号RREDMSBとともにメインワードドライバ500及びアレイコントロール回路600に供給され、通常メモリセルへのアクセスを中止させる中止信号として用いられる。したがって、ヒット信号RHITORを生成するNAND回路420は、本発明における中止信号生成回路を構成する。
次に、メインワードドライバ500について説明する。メインワードドライバ500には2種類のメインワードドライバMWD,MWDRがそれぞれ複数個含まれている。
図7は、メインワードドライバ500に含まれるメインワードドライバMWDの回路図である。
メインワードドライバMWDは通常メモリセルMCにアクセスするための回路であり、図7に示すように、複数のドライバ回路510と、ノードA0,A1・・・のプリチャージタイミングを決めるプリチャージ制御回路520と、ノードA0,A1・・・のディスチャージタイミングを決めるディスチャージ制御回路530とを備えている。
ドライバ回路510は、それぞれノードA0,A1・・のレベルに基づいて対応するメインワード線MWL0B<0>,<1>・・・を駆動する回路であり、電源電位VPPとノードA0,A1・・・との間に接続されたプリチャージトランジスタ511と、ノードA0,A1・・・に直列接続されたディスチャージパス512と、ノードA0,A1・・・のプリチャージ状態を維持するラッチ回路513と、ラッチ回路513の出力をレベル変換するレベル変換回路514によって構成されている。
プリチャージトランジスタ511のゲート電極には、プリチャージ制御回路520の出力信号RMSXDPが供給されており、これがローレベルになるとノードA0,A1・・・が電源電位VPPにプリチャージされる。また、ディスチャージパス512は、ノードA0,A1・・・に直列接続された3つのトランジスタからなり、そのゲート電極にはプリデコード信号RF2Tの1ビット、RF5Tの1ビット及びRF13Tの1ビットがそれぞれ供給される。ディスチャージパス512に供給されるプリデコード信号RF2T,RF5T,RF13Tの組み合わせは、ドライバ回路510ごとに相違しており、プリデコード信号RF2T,RF5T,RF13Tの対応するビットがいずれもハイレベルになると、ディスチャージパス512が導通状態となる。
レベル変換回路514は、ロー側の電位をVSSレベル(グランドレベル)からVKKレベル(<VSS)に変換する回路である。したがって、メインワードドライバMWDによって駆動されるメインワード線MWL0B<0>,<1>・・・は、VKKレベルからVPPレベルの間で遷移する。
一方、プリチャージ制御回路520は、複数の論理回路521〜524と、レベル変換回路525によって構成されている。論理回路521〜524は、プリデコード信号RF8Tの1ビット,RF11Tの1ビット、ヒット信号RHITOR及びタイミング信号R1ACTに基づき、プリチャージトランジスタ511を制御する。このうち、論理回路521〜523は、通常の電源(VDD)によって動作する一方、論理回路524については昇圧された電源VPPによって動作する。したがって、レベル変換回路525は、論理回路523,524間において信号レベルの変換を行う。
プリチャージ制御回路520に供給されるプリデコード信号RF8T,RF11Tの組み合わせはメインワードドライバMWDごとに相違しており、プリデコード信号RF8T,RF11Tの対応するビットがいずれもハイレベルであれば、タイミング信号R1ACTの活性化に応答してノードA0,A1・・・のプリチャージを停止させる。但し、ヒット信号RHITORが活性化した場合には、プリデコード信号RF8T,RF11Tに関わらず、プリチャージ動作を再開させる。
ディスチャージ制御回路530は、ディスチャージパス512に接続されたインバータ531と、インバータ531を制御する複数の論理回路532〜535によって構成されている。ディスチャージ制御回路530には、タイミング信号R1ACT,R2ACTが供給されており、プリデコード信号RF8T,RF11Tの対応するビットがいずれもハイレベルであれば、タイミング信号R2ACTの活性化に応答してインバータ531の出力をローレベルとし、ノードA0,A1・・・のディスチャージを許可する。但し、ヒット信号RHITORが活性化した場合には、プリデコード信号RF8T,RF11Tに関わらずインバータ531の出力はハイレベルとなり、ノードA0,A1・・・のディスチャージを禁止する。
このような回路構成により、メインワードドライバMWDは、ロウアドレスRADTに応じて所定のメインワード線MWL0B<0>,<1>・・・を活性化させることができる。そして、不良アドレスの検出によってヒット信号RHITORが活性化した場合には、メインワード線MWL0B<0>,<1>・・・の選択動作を停止し、全てのメインワード線MWL0B<0>,<1>・・・を非活性状態にリセットすることが可能である。換言すれば、ヒット信号RHITORのレベルが確定する前の段階においては、ロウアドレスRADTが不良アドレスであるか否かにかかわらず、ドライバ回路510はメインワード線MWL0B<0>,<1>・・・を活性化させる。
上述の通り、メインワードドライバ500には、このようなメインワードドライバMWDが複数設けられている。
図8は、メインワードドライバ500に含まれるメインワードドライバMWDRの回路図である。
メインワードドライバMWDRは通常メモリセルMC又は冗長メモリセルRMCにアクセスするための回路であり、図8に示すように、2つのドライバ回路540と、ノードB0,B1のプリチャージタイミングを決めるプリチャージ制御回路550と、ノードB0,B1のディスチャージタイミングを決めるディスチャージ制御回路560が追加された構成を有している。その他の構成については、図7に示したメインワードドライバMWDと同じであることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
ドライバ回路540は、それぞれノードB0,B1のレベルに基づいて対応する冗長メインワード線RMWL0B<0>,<1>を駆動する回路であり、ディスチャージパス542が2つのトランジスタによって構成されている他は、図7に示したドライバ回路510と同様の回路構成を有している。ディスチャージパス542を構成するトランジスタの一方には、救済アドレスデコーダ400の出力である冗長信号RREDMSBの反転信号が供給される。
プリチャージ制御回路550は、複数の論理回路551,552及びレベル変換回路553によって構成されている。論理回路551,552は、冗長信号RREDMSB及びタイミング信号R1ACTに基づき、プリチャージトランジスタ541を制御する。冗長信号RREDMSBはローアクティブな信号であり、通常時においてはハイレベルである。そして、不良アドレスの検出によっていずれかの冗長信号RREDMSBがローレベルに変化すると、タイミング信号R1ACTの活性化に応答してノードB0,B1のプリチャージを停止させる。
ディスチャージ制御回路560は、ディスチャージパス542に接続されたインバータ561と、インバータ561を制御する複数の論理回路562〜564によって構成されている。ディスチャージ制御回路560には、タイミング信号R1ACT,R2ACT及び冗長信号RREDMSBが供給されており、いずれかの冗長信号RREDMSBがローレベルであれば、タイミング信号R2ACTの活性化に応答してインバータ561の出力をローレベルとし、ノードB0,B1のディスチャージを許可する。
このような回路構成により、メインワードドライバMWDRは、図7に示したメインワードドライバMWDの機能に加え、不良アドレスが検出されると、所定の冗長メインワード線RMWL0B<0>,<1>を活性化させることができる。このように、ロウアドレスRADTが不良アドレスである場合には、ドライバ回路540は冗長メインワード線RMWL0B<0>,<1>を活性化させる。
上述の通り、メインワードドライバ500には、このようなメインワードドライバMWDRが複数設けられている。
次に、アレイコントロール回路600について説明する。アレイコントロール回路600には2種類のコントロール回路ARAC,ARACRがそれぞれ複数個含まれている。
図9は、アレイコントロール回路600に含まれるコントロール回路ARACの回路図である。
図9に示すように、コントロール回路ARACは、イコライズ信号BLEQ0Bを生成するイコライズ制御回路610と、サブワード線選択信号FX0Bを生成するサブワード制御回路620によって構成されている。これらイコライズ制御回路610及びサブワード制御回路620は、いずれも複数の論理回路によって構成されている。
イコライズ制御回路610は、プリデコード信号RF8Tの2ビット、RF11Tの1ビット、RF13Tの1ビット、ヒット信号RHITOR及びタイミング信号R1ACT,R2ACTに基づいて、イコライズ信号BLEQ0Bを生成する。イコライズ制御回路610に供給されるプリデコード信号RF8T,RF11T,RF13Tの組み合わせはコントロール回路ARACごとに相違しており、これらが所定の組み合わせとなった場合に、イコライズ信号BLEQ0Bをハイレベルに非活性化させる。但し、ヒット信号RHITORが活性化した場合には、プリデコード信号RF8T,RF11T,RF13Tに関わらず、イコライズ信号BLEQ0Bはローレベル(アクティブ)となる。
サブワード制御回路620は、プリデコード信号RF0Bの1ビット、RF8Tの2ビット、RF11Tの1ビット、RF13Tの1ビット、ヒット信号RHITOR及びタイミング信号R2ACTに基づいて、サブワード線選択信号FX0Bを生成する。サブワード制御回路620に供給されるプリデコード信号RF0B,RF8T,RF11T,RF13Tの組み合わせもコントロール回路ARACごとに相違しており、これらが所定の組み合わせとなった場合に、サブワード線選択信号FX0Bをローレベルに活性化させる。但し、ヒット信号RHITORが活性化した場合には、プリデコード信号RF0B,RF8T,RF11T,RF13Tに関わらず、サブワード線選択信号FX0Bはハイレベル(非アクティブ)となる。
図10は、アレイコントロール回路600に含まれるコントロール回路ARACRの回路図である。
図10に示すように、コントロール回路ARACRは、イコライズ信号BLEQ0Bを生成するイコライズ制御回路630と、サブワード線選択信号FX0Bを生成するサブワード制御回路640によって構成されている。これらイコライズ制御630及びサブワード制御回路640は、いずれも複数の論理回路によって構成されている。
イコライズ制御回路630は、図9に示したイコライズ制御回路610と類似しているが、さらに冗長信号RREDMSBに基づいてイコライズ信号BLEQ0Bを生成する点において相違する。イコライズ制御回路630は、図10に示す回路構成により、プリデコード信号RF8T,RF11T,RF13Tが所定の組み合わせとなった場合のみならず、冗長信号RREDMSBが活性化した場合においても、イコライズ信号BLEQ0Bをハイレベルに非活性化させる。
サブワード制御回路640についても、図9に示したサブワード制御回路620と類似しているが、さらに冗長信号RREDF0Bに基づいてサブワード線選択信号FX0Bを生成する点において相違する。サブワード制御回路640は、図10に示す回路構成により、プリデコード信号RF0B,RF8T,RF11T,RF13Tが所定の組み合わせとなった場合のみならず、冗長信号RREDF0Bが活性化した場合においても、サブワード線選択信号FX0Bをローレベルに活性化させる。
メインワードドライバ500及びアレイコントロール回路600によって生成される各種信号は、図1に示すメモリセルアレイ700に供給される。メモリセルアレイ700には、それぞれサブワード線SWL及び冗長サブワード線RSWLを駆動する複数のサブワードドライバSWD,SWDRと、ビット線BLに接続された複数のセンスアンプSAが設けられている。サブワード線SWLとビット線BLとの交点には通常メモリセルMCが配置され、冗長サブワード線RSWLとビット線BLとの交点には冗長メモリセルRMCが配置されている。尚、実際のメモリセルアレイ700には、冗長ビット線なども設けられているが、これらについては図示しない。
図11は、サブワードドライバSWDの回路図である。
図11に示すように、サブワードドライバSWDは、メインワード線MWL0Bのレベルを反転させるインバータ710と、サブワード線選択信号FX0Bに基づいてインバータ710に電圧供給するインバータ711と、サブワード線選択信号FX0Bに基づいてサブワード線SWLをリセットするリセットトランジスタ712によって構成されている。かかる構成により、メインワード線MWL0B及びサブワード線選択信号FX0Bの両方がローレベルに活性化すると、対応するサブワード線SWLがハイレベルに駆動される。その他の場合には、ローレベルに固定される。
図12は、サブワードドライバSWDRの回路図である。図12に示すように、サブワードドライバSWDRは、メインワード線MWL0B及びサブワード線SWLの代わりに、冗長メインワード線RMWL0B及び冗長サブワード線RSWLが用いられる他は、図11に示したサブワードドライバSWDと同じ回路構成を有している。
図13は、センスアンプSAの回路図である。
図13に示すように、センスアンプSAは、ビット線対BLT,BLBに接続されたセンス回路部720と、センス回路部720をイコライズするイコライズ回路730と、センス回路部720を駆動するドライバ回路740とを有しており、アクセスされた通常メモリセルMC又は冗長メモリセルRMCのデータを増幅する役割を果たす。
センス回路部720は、クロスカップルされたフリップフロップ回路であり、一方の入出力ノードa1がビット線BLTに接続され、他方の入出力ノードa2がビット線BLBに接続されている。また、イコライズ回路730は、イコライズ信号BLEQ0Bに応答して活性化する回路であり、イコライズ信号BLEQ0Bがローレベルになると、センス回路部720の入出力ノードa1,a2を同電位VBLPにイコライズする。この時、センス回路部720に動作電圧を供給する配線PCS,NCSも同電位にイコライズされる。
ドライバ回路740は、配線PCS,NCSを介してセンス回路部720に動作電圧を供給する回路であり、配線PCSに接続されたトランジスタ741,742と、配線NCSに接続されたトランジスタ743によって構成されている。
トランジスタ741は、タイミング信号SAP1Tに応答して配線PCSにオーバードライブ電位VOD(>VARY)を供給するトランジスタであり、センス動作の初期においてオンする。トランジスタ742は、タイミング信号SAP2Tに応答して配線PCSにアレイ電位VARY(メモリセルのハイ側電位)を供給するトランジスタであり、トランジスタ741によるオーバードライブの終了後にオンする。トランジスタ743は、タイミング信号SANに応答して配線NCSに接地電位VSS(メモリセルのロー側電位)を供給するトランジスタであり、センス動作中において常時オンする。上述の通り、タイミング信号SAP1T,SAP2T,SANは、図1及び図3に示すセンスアンプ動作信号SATを構成する。
このような回路構成により、イコライズ回路730が非活性状態となり、ドライバ回路740が活性状態となると、ビット線対BLT,BLBを介したメモリセルMC,RMCに対するデータの読み出し及び書き込みが可能となる。
図14は、通常メモリセルMC及び冗長メモリセルRMCの回路図である。
図14に示すように、通常メモリセルMC及び冗長メモリセルRMCは同じ回路構成を有しており、いずれも、ビット線BL(BLT又はBLB)に直列接続されたセルトランジスタCT及びストレージキャパシタSCによって構成されている。通常メモリセルMCにおいては、セルトランジスタCTのゲート電極がサブワード線SWLに接続されており、冗長メモリセルRMCにおいては、セルトランジスタCTのゲート電極が冗長サブワード線RSWLに接続されている。かかる構成により、サブワード線SWL又は冗長サブワード線RSWLが活性化すると、対応するセルトランジスタCTがオンし、ストレージキャパシタSCがビット線BLに接続される。これにより、ビット線BLを介した電荷の授受を行うことが可能となる。
以上が本実施形態による半導体記憶装置の回路構成である。このような回路構成により、ヒット信号RHITORのレベルが確定する前の段階においては、ロウアドレスRADTが不良アドレスであるか否かにかかわらず、サブワードドライバSWDは通常メモリセルへのアクセス動作を実行することができる。また、ロウアドレスRADTが不良アドレスである場合には、サブワードドライバSWDRは冗長メモリセルへのアクセス動作を実行することができる。
次に、本実施形態による半導体記憶装置のチップ上における好ましいレイアウトについて説明する。
図15は、本実施形態による半導体記憶装置のチップ上における好ましいレイアウトの一例を説明するための模式的な平面図である。
図15に示すように、本例においては、メモリセルアレイ700が8つのバンクBANK0〜BANK7に分割されている。各バンクには、ロウメインデコーダXDEC、カラムデコーダYDEC、リードライトアンプRWAMP、ロウヒューズRF、ロウプリデコーダRP、カラムヒューズCF、カラムプリデコーダCPがそれぞれ割り当てられている。
このうち、ロウメインデコーダXDECは、図1に示したメインワードドライバ500とアレイコントロール回路600を含む回路ブロックである。また、ロウヒューズRFは、図1に示した救済判定回路300及び救済アドレスデコーダ400を含む回路ブロックである。さらに、ロウプリデコーダRPは、図1に示したロウプリデコーダ100及びクロック制御回路200を含む回路ブロックである。また、偶数バンクBANK0,2,4,6と奇数バンクBANK1,3,5,7との間の領域には、図1に示したアドレス端子10及びコマンド端子20を含む複数の外部端子が配置されている。
図15に示すように、ロウメインデコーダXDEC、ロウプリデコーダRP及びロウヒューズRFは、いずれも列方向を長手方向とする形状を有している。そして、ロウプリデコーダRP及びロウヒューズRFは、列方向に互いに隣接して配置されており、いずれもロウメインデコーダXDECに対して平行に配置されている。また、リードライトアンプRWAMPについても列方向を長手方向とする形状を有しており、ロウメインデコーダXDECに対して平行に配置されている。
図16は、各バンクにおけるメモリマット構成を説明するための模式図である。
図16に示すように、本実施形態においては各バンクがロウメインデコーダXDECによって2分割されており、それぞれ33行×16列のメモリマットMAT又はRMATによって構成されている。図16に示すメモリマットのうち、網掛け表示しているのが冗長サブワード線RSWLを含むメモリマットRMAT(冗長メモリマット)であり、その他が冗長サブワード線RSWLを含まないメモリマットMAT(通常メモリマット)である。
本実施形態においては、一つのメモリマットMATに256本のサブワード線SWLと512本のビット線BLが割り当てられており、これらの交点に通常メモリセルMCが配置されている。これに対し、メモリマットRMATには8本の冗長サブワード線RSWLが追加されており、冗長サブワード線RSWLとビット線BLとの交点に冗長メモリセルRMCが配置されている。
尚、実際には冗長ビット線など、カラム系の冗長回路も含まれているが、これらについての説明は省略する。
冗長サブワード線RSWLを含むメモリマットRMATは、図16に示す最も左側の行を0行目とすると、1,3,5,7,9,11,13,15行目に配置されている。同じ行に配置されたメモリマットRMATは、同じ冗長メインワード線RMWL0Bによって選択されるメモリマットである。また、図16に示すように、メモリマットRMATが配置された行の下部には、ロウヒューズRFが配置されており、ロウヒューズRFに含まれる各ヒューズセット310(図5参照)及び制御回路410(図6参照)は、対応する行又はその近傍に配置されている。これにより、冗長信号RREDMSB,RREDF0Bを引き回すことなく、ほぼ直線的に配置することが可能となる。
このように、メモリマットRMATをメモリセルアレイの一部のエリア(図16では左側のエリア)に偏在させているのは、メモリマットRMATが配置された各行と、これに対応するヒューズセット310との列方向における位置をほぼ一致させるためである。ここで、図16に示すように、メモリマットRMATを1行おきに配置しているのは、チップ上におけるヒューズセット310の占有面積が比較的大きいことから、メモリマットRMATを1行おきに配置することによって、対応する両者の位置をほぼ揃えることが可能となるからである。したがって、ヒューズセット310のサイズがより大きい場合には、メモリマットRMATを例えば2行おきに配置しても構わないし、逆に、ヒューズセット310のサイズがより小さい場合には、メモリマットRMATを連続して配置しても構わない。
また、ロウプリデコーダRPは、ロウヒューズRFに隣接して配置されている。これは、本実施形態による半導体記憶装置では、後述するようにロウヒューズRFに含まれる救済判定回路300による判定動作と、ロウプリデコーダRPによる通常メモリセルMCへのアクセス動作が並列に実行されることから、ロウプリデコーダRPからロウメインデコーダXDECへの距離と、ロウヒューズRFからロウメインデコーダXDECへの距離ができるだけ等しいことが望まれるからである。
つまり、一般的な半導体記憶装置においては、まず救済判定回路による判定動作を行い、これが完了してから、ロウプリデコーダによるデコード動作が行われる。このため、救済判定回路をアドレスラッチ回路の近傍に配置し、ロウプリデコーダをロウメインデコーダの近傍に配置することが望ましい。しかしながら、本実施形態においてこのような配置を採用すると、ロウプリデコーダRPからロウメインデコーダXDECへの距離と比べて、ロウヒューズRFからロウメインデコーダXDECへの距離が非常に長くなってしまい、並列動作による高速アクセスの効果が低減してしまう。
これに対し、本実施形態では、図16に示したレイアウトにより、ロウプリデコーダRPからロウメインデコーダXDECへの距離と、ロウヒューズRFからロウメインデコーダXDECへの距離がほぼ等しくなることから、並列動作による高速アクセスを効果的に実行することが可能となる。
尚、図16に示すように、ロウプリデコーダRPの隣にはカラムヒューズCF及びカラムプリデコーダCPが並べて配置されている。そして、これらロウヒューズRF、ロウプリデコーダRP、カラムヒューズCF、カラムプリデコーダCPと、メモリマットMAT,RMATとの間には、リードライトアンプRWAMPが配置されている。
図17は、図16に示す領域Cの主要部をより詳細に示す拡大図である。
図17に示すように、メモリマットRMATが配置された各行の上には、それぞれ2本の冗長信号RREDMSBと8本の冗長信号RREDF0B(合計10本)の信号線が敷設される。メモリマットRMATが配置された行は8行存在することから、これら冗長信号の本数は全部で80本となる。一方、偶数行のメモリマットMATの上には、リードライトアンプRWAMPに接続されたメインI/O線MIOがそれぞれ8本敷設されている。その他、ロウプリデコーダRPからロウメインデコーダXDECへ向かって、約40本の信号線が敷設されている。このように、冗長信号RREDMSB,RREDF0Bの配線を、対応するメモリマットRMAT上に配置すれば、配線長を最短とすることが可能となる。
図18は、ロウメインデコーダXDECを構成する回路のレイアウトを示す模式図である。
図18に示すように、ロウメインデコーダXDECには、33個のメインワードドライバMWD,MWDRと、隣接するドライバ回路間に配置されたコントロール回路ARAC,ARACRによって構成されている。これらメインワードドライバMWD,MWDR及びコントロール回路ARAC,ARACRの回路構成については、それぞれ図7〜図10に示したとおりである。
メインワードドライバMWDは、それぞれ64本のメインワード線MWL0B及び64本のメインワード線MWL0Bを駆動する回路である。メインワードドライバMWDRは、これに加えて、2本の冗長メインワード線RMWL0B及び2本の冗長メインワード線RMWL1Bを駆動する。
33個のメインワードドライバMWD,MWDRは、図16に示したメモリマットMAT,RMATの各行にそれぞれ対応している。したがって、冗長サブワード線RSWLを含むメモリマットRMATに対応する行には、メインワードドライバMWDRが割り当てられている。その他の行には、メインワードドライバMWDが割り当てられている。
図19は、メモリマットMAT,RMATの構成を説明するための図であり、図16に示した領域Dを拡大して表示している。
図19に示すように、列方向に隣接するメモリマットMAT,RMAT間には複数のセンスアンプSAが配置されている。図13を用いて説明したように、センスアンプSAは、一対のビット線BLT,BLBに接続され、これらの電位差を増幅する回路である。本実施形態による半導体記憶装置は、いわゆるオープンビットタイプのレイアウトであり、したがって、これら一対のビット線BLT,BLBは、互いに異なるメモリマットMAT,RMATに割り当てられている。つまり、隣接する2つのメモリマットは、同じセンスアンプを共用することになる。
また、メモリマットMATの行方向にはサブワードドライバSWDが配置され、メモリマットRMATの行方向にはサブワードドライバSWDRが配置されている。サブワードドライバSWD,SWDRの回路構成については、それぞれ図11及び図12に示したとおりである。
このようなレイアウトにより、あるメモリマットMAT,RMATに属するサブワード線SWLが選択されると、隣接するメモリマットMAT,RMATに属するビット線BLが参照側のビット線として用いられることになる。この点を考慮して、本実施形態では、対応する救済元メモリマットと救済先メモリマットを異ならせ、且つ、互いに隣接しないように割り当てている。ここで、「救済元メモリマット」とは、ヒューズセット310に記憶された不良アドレスに対応するメモリマットMAT又はRMATを指し、「救済先メモリマット」とは、当該不良アドレスにより活性化するミスヒット信号PRMISTによってアクセスされるメモリマットRMATを指す。
したがって、図19に示す中央のメモリマットMATの置換先としては、列方向に隣接する左右のメモリマットRMAT以外のメモリマットRMAT(すなわち、図19には示されない他のメモリマットRMAT)が割り当てられる。このような割り当てを行っているのは、ロウヒューズRFに含まれる救済判定回路300の判定動作を待つことなく、ロウアドレスRAに対応する通常メモリセルMCへのアクセスを並列に実行するからである。
つまり、本実施形態では、救済判定回路300によって不良アドレスが検出された場合、救済元となるサブワード線SWLと救済先となる冗長サブワード線RSWLの両方が活性化する期間が存在するため、両者を同一のメモリマットに割り当てられないのはもちろんのこと、同じセンスアンプSAを共用する隣接メモリマットに割り当てることもできない。このような割り当てを行うと、一対のビット線BLT,BLBに対して2本のサブワード線(救済元のサブワード線SWLと救済先の冗長サブワード線RSWL)が同時に選択されてしまうからである。このような不具合を避けるため、本実施形態では上記のような割り当てを行っているのである。
センスアンプSAの出力は、図20に示すYスイッチYSWを介してローカルI/O線LIOに供給される。図20に示す例では、YスイッチYSWによって、一つのセンスアンプブロックが4対のローカルI/O線LIO(LIOT,LIOB)に接続される。ローカルI/O線LIOに供給されたリードデータは、図21に示すサブアンプSAMPを介してメインI/O線MIOに供給される。図21に示すサブアンプSAMPは、メモリマットの非選択時においては、信号LIOEQB,LIOREAD,LIOWRITがローレベル、信号LIOPREBがハイレベルとなる。一方、メモリマットの選択時には、信号LIOEQBがハイレベルとなり、信号LIOPREB,LIOREAD,LIOWRITによって制御を行う。サブアンプSAMPによってローカルI/O線LIOに接続されるメインI/O線MIOは、上述の通り、リードライトアンプRWAMPに接続される。
以上が本実施形態による半導体記憶装置のチップ上における好ましいレイアウトの一例である。
図22は、本実施形態による半導体記憶装置のチップ上における好ましいレイアウトの他の例を説明するための模式的な平面図である。
図22に示す例においては、メモリセルアレイ700が4つのバンクBANK0〜BANK3に分割されている。そして、ロウメインデコーダXDECは、メモリセルアレイの第1の辺(列方向における辺)に沿って配置されており、リードライトアンプRWAMPはメモリセルアレイの第1の辺と直交する第2の辺(行方向における辺)に沿って配置されている。
また、本例においても、ロウヒューズRFとロウプリデコーダRPは並べて配置され、ロウメインデコーダXDECに対するこれらの距離がほぼ等しく設定されている。しかしながら、図15に示したレイアウトとは異なり、ロウメインデコーダXDECとロウヒューズRF及びロウプリデコーダRPが隣接して配置され、これらの間にリードライトアンプRWAMPなどが介在していない。
かかるレイアウトにより、ロウメインデコーダXDECとロウヒューズRF及びロウプリデコーダRPとの距離が非常に短くなることから、これらを接続する配線の負荷容量が大幅低減され、より高速なアクセスが可能となるとともに、消費電力が低減される。しかも、ロウメインデコーダXDECと、ロウヒューズRF及びロウプリデコーダRPとの間には、リードライトアンプRWAMPが介在していないことから、リードライトアンプRWAMPを避けるよう、プリデコード信号や冗長信号の配線を引き回す必要がなくなる。
このように、図22に示すレイアウトによれば、より高速なアクセスと低消費電力化を実現することが可能となる。
次に、本実施形態による半導体記憶装置の動作について説明する。
図23は、通常動作時において不良アドレスを検出しなかった場合の動作を説明するためのタイミング図である。
図23に示すように、まずアクティブコマンドACTの発行と同時にロウアドレスRAが入力されると、時刻t11においてアクティブ信号MSACT、ヒューズイネーブル信号RFUET及びタイミング信号R1ACTが活性化し、センス停止信号SAOFFTが非活性化する。これにより、救済判定回路300による判定動作が開始されるとともに、メインワードドライバ500内のノードA0,A1・・・のプリチャージが停止される。尚、これら信号の変化タイミングが完全に一致する必要はなく、所定の時間差を持って順次変化しても構わない。
ここで、救済判定回路300による判定動作にはある程度の時間がかかるため、この時点ではヒット信号RHITORのレベルは確定しない。
次に、時刻t12において、タイミング信号R2ACTが活性化する。これにより、メインワードドライバ500内のノードA0,A1・・・のディスチャージが許可される。このため、プリデコード信号RF2T,RF5T,RF8T,RF11T,RF13Tが確定すると、いずれかのメインワード線MWL0Bが活性化する。
さらに、タイミング信号R2ACTの活性化に応答して、アレイコントロール回路600によるイコライズ信号BLEQ0Bの非活性化と、サブワード線選択信号FX0Bの活性化が許可される。このため、プリデコード信号RF0B,RF8T,RF11T,RF13Tが確定すると、所定のイコライズ信号BLEQ0Bが非活性化するとともに、サブワード線選択信号FX0Bが活性化する。
これらにより、ロウアドレスRADTに対応したサブワード線SWLが活性化され、対応する通常メモリセルMCが選択される。但し、この時点においても、ヒット信号RHITORのレベルは確定していない。このため、活性化されたメインワード線MWL0Bは、不良アドレスに対応したメインワード線MWL0Bである可能性があり、活性化されたサブワード線SWLは、不良アドレスに対応したサブワード線SWLである可能性がある。このように、サブワードドライバSWDは、ロウアドレスRADTが不良アドレスであるか否かにかかわらず、通常メモリセルMCへのアクセスを先行して行う。
その後、時刻t13にて救済判定回路300による判定動作が完了し、ヒット信号RHITORのレベルが確定する。図23は不良アドレスを検出しなかった場合の動作を示していることから、時刻t13においてもヒット信号RHITORはローレベルを維持している。このため、メインワード線MWL0Bやサブワード線選択信号FX0Bのリセットなどは行われず、そのままアクセス動作が継続される。
その後、時刻t14においてセンスアンプSA内のドライバ回路740が活性化し、センス動作が開始される。これにより、選択された通常メモリセルMCに対するデータの読み出し又は書き込みが実行される。
このように、本実施形態では、救済判定回路300による判定動作を待つことなく、ロウアドレスRAに対応する通常メモリセルMCへのアクセスを実行している。つまり、救済判定回路300による判定動作と、通常メモリセルMCへの実際のアクセス動作を並列に実行している。これにより、ロウアドレスRAが供給されてからセンスアンプSAを活性化させるまでの期間T1を短縮することが可能となる。したがって、アクティブコマンドの投入から、リードコマンド又はライトコマンドの投入までの期間(tRCD)を短縮することが可能となり、ランダムRASアクセスが高速化される。
図24は、通常動作時において不良アドレスを検出した場合の動作を説明するためのタイミング図である。
図24に示すように、救済判定回路300による判定動作の結果、ロウアドレスRADTが不良アドレスであることが検出されると、いずれかのミスヒット信号RRMISTが非活性化し、時刻t13においてヒット信号RHITORがハイレベルに変化する。
これにより、メインワードドライバMWD,MWDRは、時刻t12において既にディスチャージされていたノードA0,A1・・・を再びプリチャージ状態に戻す。つまり、先行して活性化させたメインワード線MWL0Bをリセットする。また、いずれかの冗長信号RREDMSBが活性化することから、メインワードドライバMWDR内のノードB0,B1のディスチャージが許可され、いずれかの冗長メインワード線RMWL0Bが活性化する。
これにより、ロウアドレスRADTに対応したサブワード線SWL、つまり、救済元のサブワード線SWLがリセットされ、代わりに、サブワードドライバSWDRが救済先の冗長サブワード線RSWLを活性化させる。
既に説明したとおり、救済先の冗長サブワード線RSWLが属するメモリマットRMATは、救済元のサブワード線SWLが属するメモリマットMAT,RMATとは異なり、且つ、隣接しないメモリマットである。このため、一対のビット線BLT,BLBに対して2本のサブワード線(救済元のサブワード線SWLと救済先の冗長サブワード線RSWL)が選択されることがなく、正しく置換動作を行うことが可能となる。
そして、時刻t14においてセンス動作が開始されると、冗長メモリセルRMCに対するデータの読み出し又は書き込みが実行される。
尚、本実施形態においては、救済元のサブワード線SWLが一旦活性化されるため、このサブワード線SWLに接続されたメモリセルMCのデータは破壊されてしまう。しかしながら、これらのメモリセルMCは使用されない(アクセスできない)メモリセルであることから、データが破壊されても問題はない。この観点から言えば、センス動作を開始する前に、救済元のサブワード線SWLをリセットすることは必須でなく、ローカルI/O線LIOやメインI/O線MIO上にてデータの衝突が生じない限り、救済先及び救済元ともセンス動作を実行しても構わない。しかしながら、救済元に対してセンス動作を実行すると無駄な消費電力が増大することから、本実施形態のように、センス動作の開始前に救済元のサブワード線SWLをリセットすることが好ましい。
図25は、リフレッシュモードにエントリしている場合の動作を説明するためのタイミング図である。図25では、不良アドレスを検出した場合を示しているが、ヒット信号RHITORがローレベルに固定される他は、不良アドレスを検出しなかった場合も同様である。
図25に示すように、リフレッシュ動作時においては、タイミング信号R1ACT,R2ACTの活性化が一定期間遅延される。具体的には、ヒット信号RHITORのレベルが決まる時刻t13以降に、これらタイミング信号R1ACT,R2ACTが活性化する。図25に示す例では、時刻t14においてタイミング信号R1ACTを活性化させ、時刻t15においてタイミング信号R2ACTを活性化させている。これに伴い、センス動作の開始タイミングも、時刻t16まで遅延される。このような遅延は、図3に示したクロック制御回路200の動作による。
これにより、リフレッシュ動作時においては、ヒット信号RHITORのレベルが確定した後に、サブワード線SWL又は冗長サブワード線RSWLの選択が行われることになる。つまり、一般的な半導体記憶装置と同様、救済判定回路300による判定動作の結果を待って、サブワード線SWL又は冗長サブワード線RSWLが活性化される。したがって、サブワードドライバSWDは、ロウアドレスRADTが不良アドレスであれば通常メモリセルMCへのアクセスを実行しない。
このように、高速アクセスが要求されないリフレッシュ動作時においては、並列動作が行われず、救済判定回路300による判定動作の結果を待って、サブワード線SWL又は冗長サブワード線RSWLを活性化させている。このため、リフレッシュ動作時における消費電力を低減することが可能となる。このような並列動作の停止は、リフレッシュ動作時に限らず、高速アクセスが要求されない各種の動作モード(例えばテストモード)において実行することが可能である。
次に、不良アドレスの救済が可能か否かの判定方法について説明する。
図26は、不良アドレスの救済が可能か否かの判定方法を示すフローチャートであり、各バンクが図16に示したメモリマット構成を有している場合の判定方法である。このような判定は、製造段階におけるウェハテスト時において行うことができる。
また、図27に示すように、各メモリマットはブロックA,B,Cに分類されている。ブロックAは、不良アドレスが存在する場合に、救済先として任意のメモリマットRMATを選択可能なブロックである。一方、ブロックB,Cは、不良アドレスが存在する場合に、救済先のメモリマットRMATが一部制限されるブロックである。
具体的には、ブロックAは、冗長サブワード線RSWLを持たないメモリマットMATによって(ビット線方向に)挟まれたメモリマットMATにより構成されるブロックである。このようなブロックAは、全部で15ブロック存在する。
また、ブロックBは、1つの救済先のメモリマットRMATが使用できないブロックであり、全部で10ブロック存在する。尚、上端のブロックBと下端のブロックBは、合わせて1ブロックとカウントしている。このようなブロックBは、メモリマットRMAT自体或いは、冗長サブワード線RSWLを持つメモリマットRMATに片側だけ(ビット線方向に)隣接するメモリマットMATにより構成されるブロックである。
また、ブロックCは、2つの救済先のメモリマットRMATが使用できないブロックであり、全部で7ブロック存在する。このようなブロックCは、2つのメモリマットRMATに(ビット線方向に)挟まれたメモリマットMATが該当する。
図26に示すように、判定においては、まず1バンク当たりの不良アドレスが64アドレス以下であるか否かを判断する(ステップS11)。これは、不良アドレスの数が、救済判定回路300に含まれるヒューズセット310の数(64個)を超えていないかどうかの判断である。その結果、1バンク当たりの不良アドレスが64アドレスを超えていれば(ステップS11:NO)、救済不能であることから、フェイル判定を行う(ステップS12)。フェイル判定となった半導体記憶装置は、不良品として廃棄されるか、或いは、当該バンクを使用不可とした状態で出荷される。
一方、1バンク当たりの不良アドレスが64アドレス以下であれば(ステップS11:YES)、ブロックBに属するメモリマットMAT,RMATの不良アドレスが56アドレス以下であるか否かを判断する(ステップS13)。これは、ブロックBにおいては、56アドレスを超える不良アドレスが存在すると、救済先のメモリマットRMATが不足するからである。その結果、ブロックBに含まれる不良アドレスが56アドレスを超えていれば(ステップS13:NO)、救済不能であることから、フェイル判定を行う(ステップS12)。
これに対し、ブロックBに含まれる不良アドレスが56アドレス以下であれば(ステップS13:YES)、ブロックCに属するメモリマットMATの不良アドレスが48アドレス以下であるか否かを判断する(ステップS14)。これは、ブロックCにおいては、48アドレスを超える不良アドレスが存在すると、救済先のメモリマットRMATが不足するからである。その結果、ブロックCに含まれる不良アドレスが48アドレスを超えていれば(ステップS14:NO)、救済不能であることから、フェイル判定を行う(ステップS12)。
これに対し、ブロックCに含まれる不良アドレスが48アドレス以下であれば(ステップS14:YES)、パス判定を行う(ステップS15)。パス判定となった半導体記憶装置は、不良アドレスの救済が可能な半導体記憶装置である。
そして、救済元のメモリマットMAT,RMATが救済先のメモリマットRMATと異なり且つ隣接しないよう、それぞれの不良アドレスを対応するヒューズセット310に記録する(ステップS16)。このように、本実施形態においては、不良アドレスの発生場所によって救済可能な不良アドレス数が異なるが、上記のフローにしたがって救済の可否を判定すれば、簡単に判定を行うことが可能となる。
以上説明したように、本実施形態によれば、救済判定回路300による判定動作を待つことなく、ロウアドレスRAに対応する通常メモリセルMCへのアクセスを実行していることから、ロウアドレスRAが供給されてからセンスアンプSAを活性化させるまでの期間T1を短縮することが可能となる。したがって、アクティブコマンドの投入から、リードコマンド又はライトコマンドの投入までの期間(tRCD)を短縮することが可能となる。
しかも、救済先のメモリマットとして、救済元のメモリマットMAT,RMATと異なり、且つ、隣接しないメモリマットRMATを割り当てていることから、通常メモリセルMCへのアクセスを先行して行っても、リード動作及びライト動作を正しく実行することが可能となる。
さらに、リフレッシュ動作時のように、高速アクセスが要求されない動作モードにおいては並列動作を停止させていることから、このような動作モードにおける消費電力を低減することも可能となる。
また、本実施形態では、ロウプリデコーダRPとロウヒューズRFが隣接して配置され、これにより、ロウプリデコーダRPからロウメインデコーダXDECへの距離と、ロウヒューズRFからロウメインデコーダXDECへの距離がほぼ等しくなるようレイアウトされている。これにより、上記のような並列動作による高速アクセスを効果的に行うことが可能となる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態においては、本発明をDRAMに適用した場合を例に説明したが、本発明の適用対象がこれに限定されるものではなく、フラッシュメモリ、相変化メモリ(PRAM)、可変抵抗メモリ(RRAM)など、他の種類の半導体記憶装置に適用することも可能である。
また、上記実施形態においては、救済先のメモリマットとして、救済元のメモリマットと異なり、且つ、隣接しないメモリマットを割り当てているが、本発明がこれに限定されるものではない。つまり、図28に示すフォールデッドビットタイプのように、隣接する2つのメモリマットにて同じセンスアンプを共用しない回路構成の場合は、救済先のメモリマットとして、救済元のメモリマットと異なるメモリマットであれば、どのメモリマットを割り当てても構わない。さらには、図29に示すシェアードセンスタイプのように、隣接する2つのメモリマットにて同じセンスアンプを共用するものの、スイッチSWによる切り替えにより、選択側となるビット線と参照側となるビット線が同じメモリマットに割り当てられる回路構成である場合も、フォールデッドビットタイプ同様である。つまり、本発明においては、救済先のメモリマットとして、救済元のメモリマットと隣接しないメモリマットを割り当てることは必須でない。
さらに、上記実施形態においては、ロウアドレスRADTが不良アドレスである場合、通常メモリセルへのアクセスを途中で中止しているが、I/O線上などにおいてデータの衝突が生じない限り、通常メモリセルへのアクセスを途中で中止することは必須でない。
さらに、上記実施形態においては、ロウアドレスに基づいてワード線を置換する場合について説明したが、本発明は、カラムアドレスに基づいてビット線を置換する場合にも適用可能である。カラムアドレスに基づくビット線の置換は、オンさせるYスイッチYSWを変更することにより行うことができる。したがって、カラムアドレスに基づくビット線の置換に本発明を適用した場合、アクセスが要求されたカラムアドレスが不良アドレスであるか否かにかかわらず、通常メモリセルに対応するYスイッチYSWをオンさせ、アクセスが要求されたカラムアドレスが不良アドレスである場合には、冗長メモリセルに対応するYスイッチYSWをオンさせればよい。
この場合、図30に示すように、救済元のメモリマットがメモリマットMAT0であるとすれば、救済先のメモリマットとしては、救済元のメモリマットMAT0とローカルI/O線LIOを共用しないメモリマット(例えばRMAT2)を割り当てればよい。つまり、アドレス救済のために活性化させる冗長カラム選択線(RYS)としては、RYS1ではなくRYS2を割り当てればよい。これによれば、通常メモリセルに対応するYスイッチYSW0と、冗長メモリセルに対応するYスイッチYSW2の両方をオンさせても、ローカルI/O線LIO上におけるデータの衝突は生じず、正常なアクセス動作が確保される。
また、上記実施形態において説明したレイアウトは一例であり、本発明による半導体記憶装置のレイアウトがこれらに限定されるものではない。
本発明の好ましい実施形態による半導体記憶装置の主要部の構成を示すブロック図である。 ロウプリデコーダ100の回路図である。 クロック制御回路200の回路図である。 クロック制御回路200の動作を説明するための信号波形図である。 救済判定回路300の回路図である。 救済アドレスデコーダ400の回路図である。 メインワードドライバMWDの回路図である。 メインワードドライバMWDRの回路図である。 コントロール回路ARACの回路図である。 コントロール回路ARACRの回路図である。 サブワードドライバSWDの回路図である。 サブワードドライバSWDRの回路図である。 センスアンプSAの回路図である。 通常メモリセルMC及び冗長メモリセルRMCの回路図である。 本発明の好ましい実施形態による半導体記憶装置のチップ上における好ましいレイアウトの一例を説明するための模式的な平面図である。 各バンクにおけるメモリマット構成を説明するための模式図である。 図16に示す領域Cの主要部をより詳細に示す拡大図である。 ロウメインデコーダXDECを構成する回路のレイアウトを示す模式図である。 メモリマットMAT,RMATの構成を説明するための図である。 YスイッチYSWの回路図である。 サブアンプSAMPの回路図である。 本発明の好ましい実施形態による半導体記憶装置のチップ上における好ましいレイアウトの他の例を説明するための模式的な平面図である。 通常動作時において不良アドレスを検出しなかった場合の動作を説明するためのタイミング図である。 通常動作時において不良アドレスを検出した場合の動作を説明するためのタイミング図である。 リフレッシュモードにエントリしている場合の動作を説明するためのタイミング図である。 不良アドレスの救済が可能か否かの判定方法を示すフローチャートである。 各バンクにおけるブロックA,B,Cの分類を説明するための図である。 フォールデッドビットタイプの半導体記憶装置を示す模式図である。 シェアードセンスタイプの半導体記憶装置を示す模式図である。 カラムアドレスに基づいてビット線を置換する場合の好ましい置換方法を説明するための図である。
符号の説明
10 アドレス端子
20 コマンド端子
30 アドレスラッチ回路
40 コマンドデコーダ
100 ロウプリデコーダ
110,120,130,140,150 デコーダ
200 クロック制御回路
201〜206,231,241 ディレイ回路
211 NOR回路
212 OR回路
220 センスアンプ制御回路
230,240 パルス生成回路
232,242 NAND回路
250 フリップフロップ回路
300 救済判定回路
310 ヒューズセット
320 インバータ
400 救済アドレスデコーダ
410 制御回路
420 NAND回路
500 メインワードドライバ
510,540 ドライバ回路
511,541 プリチャージトランジスタ
512,542 ディスチャージパス
513 ラッチ回路
514 レベル変換回路
520,550 プリチャージ制御回路
521〜524,532〜535,551,552,562〜564 論理回路
525,553 レベル変換回路
530,560 ディスチャージ制御回路
531,561 インバータ
600 アレイコントロール回路
610,630 イコライズ制御回路
620,640 サブワード制御回路
700 メモリセルアレイ
710,711 インバータ
712 リセットトランジスタ
720 センス回路部
730 イコライズ回路
740 ドライバ回路
741〜743 トランジスタ
ARAC,ARACR コントロール回路
BL ビット線
CF カラムヒューズ
CP カラムプリデコーダ
CT セルトランジスタ
MAT,RMAT メモリマット
MC 通常メモリセル
MWD,MWDR メインワードドライバ
RF ロウヒューズ
RMC 冗長メモリセル
RP ロウプリデコーダ
RSWL 冗長サブワード線
RWAMP リードライトアンプ
SA センスアンプ
SAMP サブアンプ
SC ストレージキャパシタ
SWD,SWDR サブワードドライバ
XDEC ロウメインデコーダ
YDEC カラムデコーダ
YSW Yスイッチ

Claims (18)

  1. 通常メモリセル及び不良のある前記通常メモリセルを置換するための冗長メモリセルの一方又は両方を含む複数のメモリマットと、
    アクセスが要求されたアドレスが不良アドレスであるか否かにかかわらず、前記通常メモリセルにアクセスする第1の回路と、
    前記アドレスが不良アドレスである場合に、前記アドレスが示す通常メモリセルとは異なるメモリマットに属する冗長メモリセルにアクセスする第2の回路と、を備えることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 一対のビット線の電位差を増幅するセンスアンプをさらに備え、
    前記第2の回路は、前記アドレスが不良アドレスである場合に、前記アドレスが示す通常メモリセルに対応する第1のビット線が割り当てられたメモリマット及び前記第1のビット線に対して参照側となる第2のビット線が割り当てられたメモリマットとは異なるメモリマットに属する冗長メモリセルにアクセスすることを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 前記アドレスが不良アドレスである場合に、前記通常メモリセルへのアクセスを中止させる中止信号生成回路をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の半導体記憶装置。
  4. 階層化されたメインワード線及びサブワード線をさらに備え、
    前記通常メモリセル又は前記冗長メモリセルは、対応する前記サブワード線の活性化により選択され、
    前記中止信号生成回路は、前記サブワード線が活性化した後、前記センスアンプが活性化する前に、前記通常メモリセルへのアクセスを中止させることを特徴とする請求項3に記載の半導体記憶装置。
  5. 所定の動作モードにエントリしている場合、前記第1の回路は、前記アドレスが不良アドレスであれば前記通常メモリセルにアクセスしないことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の半導体記憶装置。
  6. 前記所定の動作モードには、少なくともリフレッシュモードが含まれていることを特徴とする請求項5に記載の半導体記憶装置。
  7. 前記アドレスをプリデコードするプリデコーダと、
    前記プリデコーダにより生成されるプリデコード信号に基づき、前記第1及び第2の回路を制御するメインデコーダと、
    前記アドレスが不良アドレスであるか否かを判定する救済判定回路と、をさらに備え、
    前記メインデコーダ、前記プリデコーダ及び前記救済判定回路は、いずれも第1の方向を長手方向とする形状を有しており、
    前記プリデコーダ及び前記救済判定回路は、前記第1の方向に互いに隣接して配置されており、いずれも前記メインデコーダに対して平行に配置されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の半導体記憶装置。
  8. 前記メインデコーダは、それぞれ前記第1及び第2の回路を制御する第1及び第2のメインワードドライバを複数備え、
    前記救済判定回路は、複数の前記第2のメインワードドライバにそれぞれ対応するヒューズセットを複数備え、
    対応する前記第2のメインワードドライバ及び前記ヒューズセットの前記第1の方向における位置は、ほぼ一致していることを特徴とする請求項7に記載の半導体記憶装置。
  9. 前記第2のメインワードドライバと前記ヒューズセットとを接続する配線は、対応するメモリマット上に配置されていることを特徴とする請求項8に記載の半導体記憶装置。
  10. 前記通常メモリセル及び前記冗長メモリセルを含むメモリセルアレイから読み出されたデータを増幅するアンプをさらに備え、
    前記アンプは、前記第1の方向を長手方向とする形状を有しており、前記メインデコーダに対して平行に配置されていることを特徴とする請求項7乃至9のいずれか一項に記載の半導体記憶装置。
  11. 前記メモリセルアレイの少なくとも一部は、前記メインデコーダと前記アンプとの間に配置されていることを特徴とする請求項10に記載の半導体記憶装置。
  12. 前記通常メモリセル及び前記冗長メモリセルを含むメモリセルアレイから読み出されたデータを増幅するアンプをさらに備え、
    前記メインデコーダは、前記メモリセルアレイの前記第1の方向に延在する第1の辺に沿って配置されており、
    前記アンプは、前記メモリセルアレイの前記第1の辺と直交する第2の辺に沿って配置されていることを特徴とする請求項7乃至9のいずれか一項に記載の半導体記憶装置。
  13. 前記プリデコーダ及び前記救済判定回路は、いずれも前記メインデコーダに隣接して配置されていることを特徴とする請求項12に記載の半導体記憶装置。
  14. 通常メモリセル及び不良のある前記通常メモリセルを置換するための冗長メモリセルを含む複数のメモリマットと、前記通常メモリセルにアクセスする第1の回路と、前記冗長メモリセルにアクセスする第2の回路とを備える半導体記憶装置の制御方法であって、
    アクセスが要求されたアドレスが不良アドレスであるか否かにかかわらず、前記第1の回路によって前記通常メモリセルにアクセスする第1のステップと、
    前記アドレスが不良アドレスである場合に、前記第2の回路によって前記アドレスが示す通常メモリセルとは異なるメモリマットに属する冗長メモリセルにアクセスする第2のステップと、を備え、
    前記第1及び第2のステップを並列に実行することを特徴とする半導体記憶装置の制御方法。
  15. 前記アドレスが不良アドレスである場合に、前記通常メモリセルへのアクセスを中止させる第3のステップをさらに備えることを特徴とする請求項14に記載の半導体記憶装置の制御方法。
  16. 前記半導体記憶装置は、階層化されたメインワード線及びサブワード線を有しており、
    前記通常メモリセル又は前記冗長メモリセルは、対応する前記サブワード線の活性化により選択され、
    前記第3のステップは、前記サブワード線が活性化した後、センスアンプが活性化する前に行われることを特徴とする請求項15に記載の半導体記憶装置の制御方法。
  17. 請求項1乃至12のいずれか一項に記載の半導体記憶装置において、不良アドレスが発生した場合、救済先として第1の数のメモリマットのいずれかを選択可能な第1のブロックと、不良アドレスが発生した場合、救済先として前記第1の数よりも少ない第2の数のメモリマットのいずれかを選択可能な第2のブロックに前記複数のメモリマットが分類された半導体記憶装置における不良アドレスの救済可否判定方法であって、
    前記第1のブロックに含まれる不良アドレスが前記第1の数以下であるか否かを判断するステップと、
    前記第2のブロックに含まれる不良アドレスが前記第2の数以下であるか否かを判断するステップと、を備えることを特徴とする不良アドレスの救済可否判定方法。
  18. 前記複数のメモリマットは、冗長メモリセルを含まない通常メモリマットと、冗長メモリセルを含む冗長メモリマットとを有し、
    前記第1のブロックは、冗長メモリマット及び前記ビット線方向に隣接する片側のメモリマットが冗長メモリマットである通常メモリマットを含み、
    前記第2のブロックは、前記ビット線方向に隣接する両側のメモリマットが冗長メモリマットである通常メモリマットを含むことを特徴とする請求項17に記載の不良アドレスの救済可否判定方法。
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