JP2009186879A - 光路規制装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】直射日光を遮りつつ、間接日光のみを採り入れる等の高度な光路規制が可能な光路規制装置の提供。
【解決手段】本発明の光路規制装置は、角度調整が可能な複数のスラットを備える光路規制装置であって、該スラットが、光路規制シートを含むことを特徴とする。該光路規制シートは透光性本体部を有し、該該透光性本体部内に複数の受光面が配列されている。該透光性本体部は、例えば、受光面が形成される複数の凸条部を表面に含む透光性支持層と、該透光性支持層の凸条部を被覆する透光性被覆層とを有する。該受光面は、例えば、光反射層、光吸収層からなる。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明の光路規制装置は、角度調整が可能な複数のスラットを備える光路規制装置であって、該スラットが、光路規制シートを含むことを特徴とする。該光路規制シートは透光性本体部を有し、該該透光性本体部内に複数の受光面が配列されている。該透光性本体部は、例えば、受光面が形成される複数の凸条部を表面に含む透光性支持層と、該透光性支持層の凸条部を被覆する透光性被覆層とを有する。該受光面は、例えば、光反射層、光吸収層からなる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、光路規制装置に関する。
従来より、光の進行方向を規制する光路規制シートが知られている(特許文献1〜6参照)。該光路規制シートは、光路を規制するための凸条部等が並列してなるパターンを有する。該光路規制シートのパターンは、採光、遮光等の目的に応じて、適宜、設定される。
該光路規制シートは、例えば、家屋の窓に貼り付けて用いられる。例えば、該光路規制シートによって、窓を通って屋内へ射し込む日光を、天井方向へ向けることができる。
しかしながら、従来における該光路規制シートは、通常、窓等に固定した状態で用いられるため、該光路規制シートにより、規制できる光路の範囲が限られてしまうという問題があった。
例えば、屋内へ射し込む日光の角度は、季節により異なるため、常に日光を天井へ向けたい場合には、季節毎等にパターンの異なる光路規制シートを張り替えて用いる必要があった。
例えば、屋内へ射し込む日光の角度は、季節により異なるため、常に日光を天井へ向けたい場合には、季節毎等にパターンの異なる光路規制シートを張り替えて用いる必要があった。
また、直射日光を遮り、間接日光のみを屋内へ採り入れたい場合がある。このような場合、従来のブラインド、ルーバー等の光路規制装置では、直射日光を遮ると、間接日光をも遮ってしまう。つまり、従来の光路規制装置では、直射日光を遮りつつ、間接日光のみを採り入れ、屋内を充分明るくすることができないという問題があった。
以上の事情等により、直射日光を遮りつつ、間接日光のみを採り入れる等の高度な光路規制(照度制御)が可能な光路規制装置の提供が望まれている。
本発明は、従来における前記諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。
即ち、本発明は、直射日光を遮り、かつ、間接光を効率よく採光可能な光路規制装置を提供することを目的とする。
即ち、本発明は、直射日光を遮り、かつ、間接光を効率よく採光可能な光路規制装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための手段は、以下の通りである。即ち、
<1> 角度調整が可能な複数のスラットを備える光路規制装置であって、該スラットが、光路規制シートを含むことを特徴とする光路規制装置である。
該<1>の光路規制装置は、光路規制シートを含むスラットの角度を調整することによって、直射日光を遮り、かつ、間接光を効率よく採光できる。
<2> 光路規制シートが、透光性本体部を有し、該透光性本体部内に複数の受光面が配列された前記<1>に記載の光路規制装置である。
<3> 透光性本体部が、受光面が形成される複数の凸条部を表面に有する透光性支持層と、該透光性支持層の凸条部を被覆する透光性被覆層とを有する前記<2>に記載の光路規制装置である。
<4> 受光面が、光反射層を有する前記<2>又は<3>に記載の光路制御装置である。
<5> 受光面が、光吸収層を有する前記<2>又は<3>に記載の光路制御装置である。
<6> 複数のスラットの角度調整を一括して行える前記<1>から<5>のいずれかに記載の光路規制装置。
<7> スラットの角度調整を行った際、スラットにおける少なくとも一部が互いに重なり合う前記<1>から<6>のいずれかに記載の光路規制装置。
<8> スラットの表面に対し、受光面が傾斜している前記<1>から<7>のいずれかに記載の光路規制装置。
<9> 1つのスラット内において、スラットの表面に対し異なる傾斜角度の受光面が配列されている前記<1>から前記<8>のいずれかに記載の光路規制装置。
<10> スラットの表面に対し異なる傾斜角度の受光面を含む複数のスラットを備える前記<1>から<9>のいずれかに記載の光路規制装置。
<11> 鉛直方向に配列する複数個のスラットの内、上段側のスラット内の受光面のスラット表面に対する傾斜角度が、下段側のスラット内の受光面のスラット表面に対する傾斜角度よりも大きく設定されている前記<1>から前記<10>のいずれかに記載の光路規制装置。
該<11>の光路規制装置は、鉛直方向に配列する複数個のスラットの内、上段側のスラット内の受光面のスラット表面に対する傾斜角度が、下段側のスラット内の受光面のスラット表面に対する傾斜角度よりも大きく設定されており、上段側のスラット、下段側のスラットの角度を調整することにより、入射光を上方等の特定の方向に集光可能となる。
<12> 1つのスラット内において、異なるピッチで受光面が配列されている前記<1>から<11>のいずれかに記載の光路規制装置。
<13> 異なるピッチで受光面が配列されている複数のスラットを備える前記<1>から<12>のいずれかに記載の光路規制装置。
<14> スラットが、互いに異なる角度で調整されている前記<1>から<13>のいずれかに記載の光路規制装置。
<15> スラット間の隙間の大きさが異なる前記<1>から<14>のいずれかに記載の光路規制装置。
<16> 透明シートからなる透光性基材層の表面に凸条部を形成する凸条部形成工程と、凸条部が形成された透光性基材層からなる透光性支持層の凸条部に、受光面を形成する受光面形成工程と、受光面が形成された透光性支持層の表面に、透光性被覆層を形成する被覆層形成工程と、を有する製造方法によって光路規制シートが製造される前記<1>から<15>のいずれかに記載の光路規制装置。
<1> 角度調整が可能な複数のスラットを備える光路規制装置であって、該スラットが、光路規制シートを含むことを特徴とする光路規制装置である。
該<1>の光路規制装置は、光路規制シートを含むスラットの角度を調整することによって、直射日光を遮り、かつ、間接光を効率よく採光できる。
<2> 光路規制シートが、透光性本体部を有し、該透光性本体部内に複数の受光面が配列された前記<1>に記載の光路規制装置である。
<3> 透光性本体部が、受光面が形成される複数の凸条部を表面に有する透光性支持層と、該透光性支持層の凸条部を被覆する透光性被覆層とを有する前記<2>に記載の光路規制装置である。
<4> 受光面が、光反射層を有する前記<2>又は<3>に記載の光路制御装置である。
<5> 受光面が、光吸収層を有する前記<2>又は<3>に記載の光路制御装置である。
<6> 複数のスラットの角度調整を一括して行える前記<1>から<5>のいずれかに記載の光路規制装置。
<7> スラットの角度調整を行った際、スラットにおける少なくとも一部が互いに重なり合う前記<1>から<6>のいずれかに記載の光路規制装置。
<8> スラットの表面に対し、受光面が傾斜している前記<1>から<7>のいずれかに記載の光路規制装置。
<9> 1つのスラット内において、スラットの表面に対し異なる傾斜角度の受光面が配列されている前記<1>から前記<8>のいずれかに記載の光路規制装置。
<10> スラットの表面に対し異なる傾斜角度の受光面を含む複数のスラットを備える前記<1>から<9>のいずれかに記載の光路規制装置。
<11> 鉛直方向に配列する複数個のスラットの内、上段側のスラット内の受光面のスラット表面に対する傾斜角度が、下段側のスラット内の受光面のスラット表面に対する傾斜角度よりも大きく設定されている前記<1>から前記<10>のいずれかに記載の光路規制装置。
該<11>の光路規制装置は、鉛直方向に配列する複数個のスラットの内、上段側のスラット内の受光面のスラット表面に対する傾斜角度が、下段側のスラット内の受光面のスラット表面に対する傾斜角度よりも大きく設定されており、上段側のスラット、下段側のスラットの角度を調整することにより、入射光を上方等の特定の方向に集光可能となる。
<12> 1つのスラット内において、異なるピッチで受光面が配列されている前記<1>から<11>のいずれかに記載の光路規制装置。
<13> 異なるピッチで受光面が配列されている複数のスラットを備える前記<1>から<12>のいずれかに記載の光路規制装置。
<14> スラットが、互いに異なる角度で調整されている前記<1>から<13>のいずれかに記載の光路規制装置。
<15> スラット間の隙間の大きさが異なる前記<1>から<14>のいずれかに記載の光路規制装置。
<16> 透明シートからなる透光性基材層の表面に凸条部を形成する凸条部形成工程と、凸条部が形成された透光性基材層からなる透光性支持層の凸条部に、受光面を形成する受光面形成工程と、受光面が形成された透光性支持層の表面に、透光性被覆層を形成する被覆層形成工程と、を有する製造方法によって光路規制シートが製造される前記<1>から<15>のいずれかに記載の光路規制装置。
本発明によると、従来における前記諸問題を解決することができ、高度な光路規制(照度制御)が可能な光路規制装置を提供できる。
〔光路規制装置〕
図1は、本発明の一実施形態(実施形態1)に係る光路規制装置1の概略説明図である。図1に示されるように、光路規制装置1は、光路規制シート3からなる複数のスラット2(羽根板)を備える。
該光路規制装置1は、例えば、家屋、車両等の窓に設置して利用される。該光路規制装置1の設置箇所は、特に制限がなく、目的に応じて、屋外、屋内等、適宜選択される。
なお、他の実施形態においては、該スラット2は、光路規制シート3と共に、保護フィルム、縁枠等の他の部材を含んでもよい。
図1は、本発明の一実施形態(実施形態1)に係る光路規制装置1の概略説明図である。図1に示されるように、光路規制装置1は、光路規制シート3からなる複数のスラット2(羽根板)を備える。
該光路規制装置1は、例えば、家屋、車両等の窓に設置して利用される。該光路規制装置1の設置箇所は、特に制限がなく、目的に応じて、屋外、屋内等、適宜選択される。
なお、他の実施形態においては、該スラット2は、光路規制シート3と共に、保護フィルム、縁枠等の他の部材を含んでもよい。
(スラット)
該スラット2の形状は、特に制限がなく目的に応じて適宜設定される。本実施形態のスラット2は、略矩形状(略短冊状)である。なお、図1等に示されるスラット2は、短手方向から見た断面(側断面)の状態を表す。該スラット2は、本発明の効果を損なわない限りにおいて、公知のルーバー、ブラインド等のスラットと同様、強度付与、光路規制の調整等の目的で、湾曲させてもよい。
該スラット2の形状は、特に制限がなく目的に応じて適宜設定される。本実施形態のスラット2は、略矩形状(略短冊状)である。なお、図1等に示されるスラット2は、短手方向から見た断面(側断面)の状態を表す。該スラット2は、本発明の効果を損なわない限りにおいて、公知のルーバー、ブラインド等のスラットと同様、強度付与、光路規制の調整等の目的で、湾曲させてもよい。
該スラット2は、図示されない固定手段により、各々、揺動可能に設けられており(図1参照)、各々、角度調整が可能である。図1に示されるスラット2は、その表面が平面となっている。該スラット2の平面が、略水平となるように角度が設定されている。各スラット2の間には、光、空気等が通過可能な空間4がある。該スラット2の可動角度は、特に制限はなく、目的に応じて適宜することができる。
図2は、スラット2の平面が傾くように角度が調整された光路規制装置1の構成を示す説明図である。図1において示される略水平状態のスラット2の一端が下方へ傾くと、図2において示される平面が傾いた状態のスラット2となる。図1及び図2に示されるように、光路規制装置1は、スラット2の平面(上面)の角度調整が可能となっている。
なお、該スラット2の角度調整は、1つずつ行ってもよいし、複数のスラット2の角度を同時に調整してもよい。該スラット2の角度調整は手動で行ってもよく、電動で行ってもよい。
なお、該スラット2の角度調整は、1つずつ行ってもよいし、複数のスラット2の角度を同時に調整してもよい。該スラット2の角度調整は手動で行ってもよく、電動で行ってもよい。
<光路規制シート>
光路規制シート3は、所定形状に加工されて、スラット2として用いられる。図3は、光路規制シート3の断面を示す説明図である。図4は、光路規制シート3の斜視図である。図3及び図4に示されるように、該光路規制シート3は、透光性本体部5と、受光面6とを備える。
該光路規制シートの厚みとしては、0.05μm〜100,000μm(100mm)が好ましく、0.2μm〜50,000μmがより好ましく、0.5μm〜20,000μmが特に好ましい。
該光路規制シート3の厚みが、0.05μm未満であると、凹凸形成時(凸条部形成時)、樹脂皮膜時(透光性被覆層52形成時)に材料収縮等よる反りが発生することがある。
該光路規制シート3の厚みが、100,000μmを超えると、光路規制シート3が重くなり、スラット2の角度調整機構の耐久性を保てないことがある。
光路規制シート3は、所定形状に加工されて、スラット2として用いられる。図3は、光路規制シート3の断面を示す説明図である。図4は、光路規制シート3の斜視図である。図3及び図4に示されるように、該光路規制シート3は、透光性本体部5と、受光面6とを備える。
該光路規制シートの厚みとしては、0.05μm〜100,000μm(100mm)が好ましく、0.2μm〜50,000μmがより好ましく、0.5μm〜20,000μmが特に好ましい。
該光路規制シート3の厚みが、0.05μm未満であると、凹凸形成時(凸条部形成時)、樹脂皮膜時(透光性被覆層52形成時)に材料収縮等よる反りが発生することがある。
該光路規制シート3の厚みが、100,000μmを超えると、光路規制シート3が重くなり、スラット2の角度調整機構の耐久性を保てないことがある。
<<透光性本体部>>
本実施形態において、該透光性本体部5は、透光性支持層51及び透光性被覆層52からなる。前記透光性支持層51は、その表面に複数の凸条部7を有する。該凸条部7の表面に受光面6が形成される。
該凸条部7は、透光性支持層51の表面に突設される部であり、凸条部7の表面の一部に受光面を形成可能であればその形状、構造、大きさ等については、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択される。
該凸条部7の短手方向における断面形状としては、例えば、二等辺三角形、直角三角形等の三角形、四角形、台形、半円形などが挙げられる。該断面形状の中でも、三角形、台形が特に好ましく、三角形が最も好ましい。
本実施形態において、該透光性本体部5は、透光性支持層51及び透光性被覆層52からなる。前記透光性支持層51は、その表面に複数の凸条部7を有する。該凸条部7の表面に受光面6が形成される。
該凸条部7は、透光性支持層51の表面に突設される部であり、凸条部7の表面の一部に受光面を形成可能であればその形状、構造、大きさ等については、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択される。
該凸条部7の短手方向における断面形状としては、例えば、二等辺三角形、直角三角形等の三角形、四角形、台形、半円形などが挙げられる。該断面形状の中でも、三角形、台形が特に好ましく、三角形が最も好ましい。
図3における符号Hは、凸条部7の高さを表す。該凸条部7の高さHとしては、0.5μm〜1000μmが好ましく、2μm〜500μmがより好ましく、5μm〜100μmが特に好ましい。
該凸条部7の高さHが、0.5μmよりも低いと、受光面6が形成される部分と、受光面6が形成されない部分とのコントラストを、設けられないことがある。
該凸条部7の高さHが、1000μmを超えると、熱インプリント法、光インプリント法、押出成形等の凸条部形成方法を用いて、凸条部7を形成する場合、凸条部7の頂部に樹脂が充填さない等の形状不良が発生することがある。
該凸条部7の高さHが、0.5μmよりも低いと、受光面6が形成される部分と、受光面6が形成されない部分とのコントラストを、設けられないことがある。
該凸条部7の高さHが、1000μmを超えると、熱インプリント法、光インプリント法、押出成形等の凸条部形成方法を用いて、凸条部7を形成する場合、凸条部7の頂部に樹脂が充填さない等の形状不良が発生することがある。
該透光性支持層51の材料としては、透明であり、ある程度の強度があれば、特に制限はなく、樹脂、ガラス等を適宜選択することができるが、柔軟性を有し、軽量であることから、樹脂が好ましい。
前記樹脂としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、紫外線硬化樹脂、2液硬化樹脂等の樹脂が挙げられる。
前記熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリカーボネート、ポリスチレン、MS樹脂、AS樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリ塩化ビニル、セルロースアシレート、熱可塑性エラストマー、シクロオレフィンポリマーがある。前記熱硬化性樹脂としては、例えば、フェノール樹脂がある。
これらの樹脂は、1種単独で用いてもよいし、2種以上併用してもよい。
前記樹脂としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、紫外線硬化樹脂、2液硬化樹脂等の樹脂が挙げられる。
前記熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリカーボネート、ポリスチレン、MS樹脂、AS樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリ塩化ビニル、セルロースアシレート、熱可塑性エラストマー、シクロオレフィンポリマーがある。前記熱硬化性樹脂としては、例えば、フェノール樹脂がある。
これらの樹脂は、1種単独で用いてもよいし、2種以上併用してもよい。
なお、該透光性支持層51は、フィルム、シート等の薄板状の透光性基材層53の表面に、熱インプリント法、光インプリント法、押出成形等により、凸状部7を形成して製造されてもよい。
前記透光性被覆層52は、凸条部7に受光面6が形成された透光性支持層51の表面を被覆する。該透光性被覆層52は、凸条部7間の窪み(凹部)を充填する。
該透光性被覆層52の材料としては、透明であり、ある程度の強度があれば、特に制限はなく、樹脂、ガラス等を適宜選択することができるが、柔軟性を有し、軽量であることから、樹脂が好ましい。該樹脂としては、前記透光性支持層51と同じ材料を用いることが好ましい。
該透光性被覆層52の材料としては、透明であり、ある程度の強度があれば、特に制限はなく、樹脂、ガラス等を適宜選択することができるが、柔軟性を有し、軽量であることから、樹脂が好ましい。該樹脂としては、前記透光性支持層51と同じ材料を用いることが好ましい。
該透光性支持層51と該透光性被覆層52との屈折率差は、0.2以下が好ましく、0.1以下がより好ましく、0.05以下が更に好ましく、ほぼ同じ屈折率であることが特に好ましい。屈折率差が0.2を超えると、透光性支持層51及び透光性被覆層52の界面において乱反射が発生する場合がある。
また、該透光性支持層51の透光性基材層53と、凸条部7とが異なる材料からなる場合、該透光性基材層53と該凸条部7との屈折率差としては、0.2以下が好ましく、0.1以下がより好ましく、0.05以下が特に好ましく、ほぼ同じ屈折率であることが最も好ましい。屈折率差が0.2を超えると透光性基材層53及び凸条部7の界面において乱反射が発生する場合がある。
なお、他の実施形態においては、前記透光性本体部5が、押出成形等により、該透光性支持層51及び該透光性被覆層52が一体的に製造されてもよい。
該透光性本体部5は、無色透明であってもよく、有色透明であってもよい。透光性本体部5を着色等する目的で、該透光性本体部5を構成する材料に、公知の染料、顔料等を適宜添加してもよい。
また、該透光性本体部5を構成する材料中に、本発明の効果を損なわない限りにおいて、帯電防止剤、酸化防止剤、可塑剤等の公知の添加剤を適宜、添加してもよい。
また、該透光性本体部5を構成する材料中に、本発明の効果を損なわない限りにおいて、帯電防止剤、酸化防止剤、可塑剤等の公知の添加剤を適宜、添加してもよい。
<<受光面>>
前記受光面6は、前記透光性本体部5内に、通常、複数個設けられている。該受光面6は、日光等の光源からの光を受ける面である。該受光面6は、所定の角度を保つように、かつ、所定の間隔(ピッチP、図3等参照)をおいて、該透光性本体5内に配列している。該受光面6は、不透明材料からなり、光を透過しない。
該ピッチPは、図3等に示されるように、隣り合う凸条部7間に平坦面がない場合、凸条部7の短手方向の幅に相当する。また、図7(3b、3c)に示されるように、隣り合う凸条部間に平坦面がある場合、凸条部の短手方向の幅と、該平坦面の幅との和に相当する。
前記受光面6は、前記透光性本体部5内に、通常、複数個設けられている。該受光面6は、日光等の光源からの光を受ける面である。該受光面6は、所定の角度を保つように、かつ、所定の間隔(ピッチP、図3等参照)をおいて、該透光性本体5内に配列している。該受光面6は、不透明材料からなり、光を透過しない。
該ピッチPは、図3等に示されるように、隣り合う凸条部7間に平坦面がない場合、凸条部7の短手方向の幅に相当する。また、図7(3b、3c)に示されるように、隣り合う凸条部間に平坦面がある場合、凸条部の短手方向の幅と、該平坦面の幅との和に相当する。
該受光面6の設定角度θ(図3参照)としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜設定されるが、5°〜85°が好ましく、10°〜80°がより好ましく、15°〜75°が特に好ましい。
なお、受光面6の設定角度θは、光路規制シート3の平面(又はスラット2の平面)と、受光面6と間の角度であり、光路規制シート3の平面(又はスラット2の平面)を基準とした角度である。
該受光面6の厚みとしては、特に制限がなく、目的に応じて、適宜設定されるが、0.005μm〜500μmが好ましく、0.01μm〜100μmがより好ましく、0.05μm〜50μmが特にに好ましい。
該受光面の厚みが0.005μm未満であると、光路規制効果が低いことがあり、該受光面の厚みが500μmを超えると、透過する光が低くなりすぎることがある。
なお、受光面6の設定角度θは、光路規制シート3の平面(又はスラット2の平面)と、受光面6と間の角度であり、光路規制シート3の平面(又はスラット2の平面)を基準とした角度である。
該受光面6の厚みとしては、特に制限がなく、目的に応じて、適宜設定されるが、0.005μm〜500μmが好ましく、0.01μm〜100μmがより好ましく、0.05μm〜50μmが特にに好ましい。
該受光面の厚みが0.005μm未満であると、光路規制効果が低いことがあり、該受光面の厚みが500μmを超えると、透過する光が低くなりすぎることがある。
受光面6のピッチPとしては、0.5μm〜1000μmが好ましく、2μm〜500μmがより好ましく、5μm〜100μmが特に好ましい。
該ピッチPが0.5μm未満であると、受光面6が形成される部分と、受光面が形成されない部分とのコントラストを、設けられないことがある。
該ピッチPが1000μmを超えると、熱インプリント法、光インプリント法、押出成形等の凸条部形成方法を用いて凸条部を形成する場合、凸条部の頂部に樹脂が充填されない等の形状不良が発生することがある。
本実施形態においては、該受光面6は、透光性支持層51の表面に形成される複数の凸条部7の表面に形成される。該透光性被覆層52は、受光面6が形成された透光性支持層51の凸条部7の表面を覆う。
該受光面6は、例えば、光を反射するための光反射層、光を吸収するための光吸収層からなる。
該ピッチPが0.5μm未満であると、受光面6が形成される部分と、受光面が形成されない部分とのコントラストを、設けられないことがある。
該ピッチPが1000μmを超えると、熱インプリント法、光インプリント法、押出成形等の凸条部形成方法を用いて凸条部を形成する場合、凸条部の頂部に樹脂が充填されない等の形状不良が発生することがある。
本実施形態においては、該受光面6は、透光性支持層51の表面に形成される複数の凸条部7の表面に形成される。該透光性被覆層52は、受光面6が形成された透光性支持層51の凸条部7の表面を覆う。
該受光面6は、例えば、光を反射するための光反射層、光を吸収するための光吸収層からなる。
該光反射層は、更に、拡散反射タイプと、鏡面反射タイプとがある。拡散反射タイプの場合、室内等の光量分布を平均化し易い。鏡面タイプの場合、特定の場所の光量を高めることが可能である。
該拡散反射タイプの光反射層としては、シルバーホワイト、チタニウムホワイト、ジンクホワイト、アルミパウダー等の顔料含有材料を用いることが好ましい。
該鏡面反射タイプの光反射層としては、アルミ、銀、ニッケル、ステンレス、銅、亜鉛、鉄等のメタリック顔料含有材料を用いることが好ましい。
前記アルミ、銀、ニッケル、ステンレス等の微粉末を単独で、又は混合して用いると銀色の鏡面反射タイプの光反射層が得られる。
前記銅、亜鉛、鉄等の微粉末を単独で、又は混合して用いると金色、赤銅色の鏡面反射タイプの光反射層が得られる。
該光吸収層の材料としては、顔料、染料を含む通常の塗料であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択されるが、光吸収能を最も高めたい場合は、黒色塗料を選択することが好ましい。
該黒色塗料としては、耐久性の観点より、顔料含有材料を用いることが好ましい。該顔料としては、アイボリーブラック、ピーチブラック、ランプブラック、ビチューム、カーボンブラック、黒色アニリン等が挙げられる。これらの中でも、特に、カーボンブラック、黒色アニリンを用いることが好ましい。
なお、入射光の波長に応じて異なる効果を得るため、意匠的な効果を得るため等の種々の目的で、カラー材料を適宜、使用することも可能である。
該拡散反射タイプの光反射層としては、シルバーホワイト、チタニウムホワイト、ジンクホワイト、アルミパウダー等の顔料含有材料を用いることが好ましい。
該鏡面反射タイプの光反射層としては、アルミ、銀、ニッケル、ステンレス、銅、亜鉛、鉄等のメタリック顔料含有材料を用いることが好ましい。
前記アルミ、銀、ニッケル、ステンレス等の微粉末を単独で、又は混合して用いると銀色の鏡面反射タイプの光反射層が得られる。
前記銅、亜鉛、鉄等の微粉末を単独で、又は混合して用いると金色、赤銅色の鏡面反射タイプの光反射層が得られる。
該光吸収層の材料としては、顔料、染料を含む通常の塗料であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択されるが、光吸収能を最も高めたい場合は、黒色塗料を選択することが好ましい。
該黒色塗料としては、耐久性の観点より、顔料含有材料を用いることが好ましい。該顔料としては、アイボリーブラック、ピーチブラック、ランプブラック、ビチューム、カーボンブラック、黒色アニリン等が挙げられる。これらの中でも、特に、カーボンブラック、黒色アニリンを用いることが好ましい。
なお、入射光の波長に応じて異なる効果を得るため、意匠的な効果を得るため等の種々の目的で、カラー材料を適宜、使用することも可能である。
<光路規制シートの製造方法>
以下、光路規制シートの一製造方法を示す。図5は、光路規制シートの製造工程を示す説明図である。図6は、光路規制シートの製造装置10の構成を示す説明図である。
図5に示されるように、該光路規制シートの製造方法は、凸条部形成工程(a)と、受光面形成工程(b)と、被覆層形成工程(c)と、を有する。
以下、光路規制シートの一製造方法を示す。図5は、光路規制シートの製造工程を示す説明図である。図6は、光路規制シートの製造装置10の構成を示す説明図である。
図5に示されるように、該光路規制シートの製造方法は、凸条部形成工程(a)と、受光面形成工程(b)と、被覆層形成工程(c)と、を有する。
<<凸条部形成工程>>
前記凸条部形成工程(a)は、透明シート(透光性基材層53)の表面に凸条部7を形成する工程である。該透明シートの材料としては、ポリエチレンテレフタレート等の上記透光性支持層51の材料として例示したものが用いられる。
前記透明シートの厚みとしては、0.05μm〜100,000μm(100mm)が好ましく、0.2μm〜50,000μmがより好ましく、0.5μm〜20,000μmが特に好ましい。
透明シートの厚みが、0.05μm未満であると、凹凸形成時(凸条部形成時)、樹脂皮膜時(透光性被覆層52形成時)に材料収縮等よる反りが発生することがある。
該透明シートの厚みが、100,000μmを超えると、透明シートが重くなり、スラット2の角度調整機構の耐久性を保てないことがある。
図6の製造装置10において、符号Wで示される矢印の向きに、搬送手段11(例えば、搬送ロール)によって透明シート52が送り出される。
送り出された透明シート52は、その表面に塗布手段12(例えば、エクストルージョンタイプホッパ)により、所定の粘度に調整された光硬化性樹脂液が塗布され、樹脂層が形成される。
前記樹脂層が形成された透明シート52は、ニップロール13と、エンボスロール14の間に供給される。
該ニップロール13の表面層は、例えば、シリコンゴムからなる。
該エンボスロール14は、その表面に、透明シート52の表面に凸条部7を形成するための凹凸パターン(図示せず)を有する。該エンボスロール14は、例えば、ニッケル等の所定の硬度を有する金属材料からなる。該エンボスロール14の表面の凹凸パターンは、例えば、ダイヤモンドバイト(シングルポイント)を使用して切削加工される。該凹凸パターンは、エンボスロール14の周方向に継ぎ目なく、形成される。
該透明シートが、ニップロー13ルと、エンボスロール14との間に供給されると、透明シートの表面の樹脂層がエンボスロール14に押圧される。樹脂層が押圧されると、エンボスロール14の表面の凹凸パターンが反転した、反転凹凸パターンが透明シート52の表面に形成される。
その後、該反転凹凸パターンは、樹脂硬化手段15(例えば、メタルハライドランプ)により、硬化される。この透明シート52上で硬化した反転凹凸パターンが、透光性支持層51の凸条部7となる。つまり、凸条部7が形成された透明シート52が、透光性支持層51となる(図4参照)。図5に示されるように、該透光性支持層51は、所定の搬送手段16(搬送ロール)を経て、受光面形成工程(b)へ供給される。
前記凸条部形成工程(a)は、透明シート(透光性基材層53)の表面に凸条部7を形成する工程である。該透明シートの材料としては、ポリエチレンテレフタレート等の上記透光性支持層51の材料として例示したものが用いられる。
前記透明シートの厚みとしては、0.05μm〜100,000μm(100mm)が好ましく、0.2μm〜50,000μmがより好ましく、0.5μm〜20,000μmが特に好ましい。
透明シートの厚みが、0.05μm未満であると、凹凸形成時(凸条部形成時)、樹脂皮膜時(透光性被覆層52形成時)に材料収縮等よる反りが発生することがある。
該透明シートの厚みが、100,000μmを超えると、透明シートが重くなり、スラット2の角度調整機構の耐久性を保てないことがある。
図6の製造装置10において、符号Wで示される矢印の向きに、搬送手段11(例えば、搬送ロール)によって透明シート52が送り出される。
送り出された透明シート52は、その表面に塗布手段12(例えば、エクストルージョンタイプホッパ)により、所定の粘度に調整された光硬化性樹脂液が塗布され、樹脂層が形成される。
前記樹脂層が形成された透明シート52は、ニップロール13と、エンボスロール14の間に供給される。
該ニップロール13の表面層は、例えば、シリコンゴムからなる。
該エンボスロール14は、その表面に、透明シート52の表面に凸条部7を形成するための凹凸パターン(図示せず)を有する。該エンボスロール14は、例えば、ニッケル等の所定の硬度を有する金属材料からなる。該エンボスロール14の表面の凹凸パターンは、例えば、ダイヤモンドバイト(シングルポイント)を使用して切削加工される。該凹凸パターンは、エンボスロール14の周方向に継ぎ目なく、形成される。
該透明シートが、ニップロー13ルと、エンボスロール14との間に供給されると、透明シートの表面の樹脂層がエンボスロール14に押圧される。樹脂層が押圧されると、エンボスロール14の表面の凹凸パターンが反転した、反転凹凸パターンが透明シート52の表面に形成される。
その後、該反転凹凸パターンは、樹脂硬化手段15(例えば、メタルハライドランプ)により、硬化される。この透明シート52上で硬化した反転凹凸パターンが、透光性支持層51の凸条部7となる。つまり、凸条部7が形成された透明シート52が、透光性支持層51となる(図4参照)。図5に示されるように、該透光性支持層51は、所定の搬送手段16(搬送ロール)を経て、受光面形成工程(b)へ供給される。
なお、他の態様の凸条部形成工程においては、熱インプリント法、押出成形等の他の公知の凹凸パターン形成方法を用いてもよい。
<<受光面形成工程>>
前記受光面形成工程(b)は、凸条部7が形成された透明シート52(透光性支持層51)の凸条部7に、受光面を形成する工程である。
図5において示されるように、受光面形成手段17によって、搬送手段16を経て供給された透光性支持層51の凸条部7に、受光面6のパターンが形成される。該受光面6は、該凸条部7の表面に形成される。例えば、図4において示されるように、透光性支持層51の凸条部7の断面が直角三角形状である場合、該凸条部7の斜面(該凸条部7断面の直角三角形の斜辺)に、受光面6が形成される。
該受光面6の形成方法は、特に制限がなく、目的に応じて適宜選択される。該受光面6の形成方法としては、例えば、着色材料を含んだ塗料を、透光性支持層51の凸条部7の表面に塗布する塗布方法、アルミニウム等の金属材料を真空蒸着する方法がある。
前記塗布法により受光面6を形成する場合、例えば、スプレーノズルを用いて、塗料を吹き付ける場合、塗料の吹き付け角度は、適宜設定すればよい。
場合によっては、凸条部7が下側へ向くように透光性支持層51を配置し、その状態の透光性支持層51の下面側から、塗料を吹き付けてもよい。
前記受光面形成工程(b)は、凸条部7が形成された透明シート52(透光性支持層51)の凸条部7に、受光面を形成する工程である。
図5において示されるように、受光面形成手段17によって、搬送手段16を経て供給された透光性支持層51の凸条部7に、受光面6のパターンが形成される。該受光面6は、該凸条部7の表面に形成される。例えば、図4において示されるように、透光性支持層51の凸条部7の断面が直角三角形状である場合、該凸条部7の斜面(該凸条部7断面の直角三角形の斜辺)に、受光面6が形成される。
該受光面6の形成方法は、特に制限がなく、目的に応じて適宜選択される。該受光面6の形成方法としては、例えば、着色材料を含んだ塗料を、透光性支持層51の凸条部7の表面に塗布する塗布方法、アルミニウム等の金属材料を真空蒸着する方法がある。
前記塗布法により受光面6を形成する場合、例えば、スプレーノズルを用いて、塗料を吹き付ける場合、塗料の吹き付け角度は、適宜設定すればよい。
場合によっては、凸条部7が下側へ向くように透光性支持層51を配置し、その状態の透光性支持層51の下面側から、塗料を吹き付けてもよい。
<<被覆層形成工程>>
前記被覆層形成工程(c)は、凸条部7に受光面6が形成された透光性支持層51の表面を透光性被覆層52で被覆する工程である。この工程において、透光性支持層51の表面に存在する凸条部7間の窪み(凹部)が、透光性被覆層52によって充填される。
図5において示されるように、受光面形成工程後(b)の透光性支持層51上に、樹脂液が塗布手段18により塗布され、樹脂層が形成される。該塗布手段18は、例えば、前記凸条部形成工程(a)において用いた塗布手段12と同種の物を用いることができる。また、塗布される樹脂液も、前記凸条部形成工程(a)で用いた光硬化性樹脂液と同じ樹脂液を用いることができる。
該樹脂層が形成された透光性支持層51は、所定の樹脂硬化手段19により、硬化される。該樹脂硬化手段19は、前記凸条部形成工程(a)の樹脂硬化手段15と同種の物を用いることができる。なお、酸素が樹脂硬化を阻害する場合、適宜、窒素パージ等を行うことが好ましい。
透光性支持層51上で硬化した樹脂層が、透光性被覆層52となり、光路規制シート3が得られる。
図5において示されるように、該光路規制シート3は、その後、搬送手段20で送られ、巻き取り手段21により、巻き取られる。
前記被覆層形成工程(c)は、凸条部7に受光面6が形成された透光性支持層51の表面を透光性被覆層52で被覆する工程である。この工程において、透光性支持層51の表面に存在する凸条部7間の窪み(凹部)が、透光性被覆層52によって充填される。
図5において示されるように、受光面形成工程後(b)の透光性支持層51上に、樹脂液が塗布手段18により塗布され、樹脂層が形成される。該塗布手段18は、例えば、前記凸条部形成工程(a)において用いた塗布手段12と同種の物を用いることができる。また、塗布される樹脂液も、前記凸条部形成工程(a)で用いた光硬化性樹脂液と同じ樹脂液を用いることができる。
該樹脂層が形成された透光性支持層51は、所定の樹脂硬化手段19により、硬化される。該樹脂硬化手段19は、前記凸条部形成工程(a)の樹脂硬化手段15と同種の物を用いることができる。なお、酸素が樹脂硬化を阻害する場合、適宜、窒素パージ等を行うことが好ましい。
透光性支持層51上で硬化した樹脂層が、透光性被覆層52となり、光路規制シート3が得られる。
図5において示されるように、該光路規制シート3は、その後、搬送手段20で送られ、巻き取り手段21により、巻き取られる。
以上の凸条部形成工程(a)、受光面形成工程(b)、及び被覆層形成工程(c)を経て、光路規制シート3を製造できる。
図7は、他の態様の光路規制シート3a〜3dにおける透光性支持層の説明図である。
光路規制シート3aは、透光性支持層51の凸条部7の断面形状が直角三角形であり、凸条部7の垂直な面に受光面6が形成されている。
光路規制シート3bは、透光性支持層51の凸条部7の断面形状が二等辺三角形であり、該凸条部7間に隙間がある。該凸条部7の一方の斜面に受光面6が形成されている。
光路規制シート3cは、透光性支持層51の凸条部7の断面形状が半円形であり、該凸条部7の曲面(断面の半円周上)に受光面6が形成されている。なお、該凸条部7間には隙間がある。
光路規制シート3dは、透光性支持層51の凸条部7の断面形状が台形であり、該凸条部7の一方の斜面(台形の斜辺)に受光面6が形成されている。
これらの種々の角度、形状、ピッチ等で配列する受光面6を備えた光路規制シートは、前記光路規制シートの製造方法によって製造できる。その他の光路規制シートも、目的に応じて適宜、該光路規制シートの製造方法により製造できる。
光路規制シート3aは、透光性支持層51の凸条部7の断面形状が直角三角形であり、凸条部7の垂直な面に受光面6が形成されている。
光路規制シート3bは、透光性支持層51の凸条部7の断面形状が二等辺三角形であり、該凸条部7間に隙間がある。該凸条部7の一方の斜面に受光面6が形成されている。
光路規制シート3cは、透光性支持層51の凸条部7の断面形状が半円形であり、該凸条部7の曲面(断面の半円周上)に受光面6が形成されている。なお、該凸条部7間には隙間がある。
光路規制シート3dは、透光性支持層51の凸条部7の断面形状が台形であり、該凸条部7の一方の斜面(台形の斜辺)に受光面6が形成されている。
これらの種々の角度、形状、ピッチ等で配列する受光面6を備えた光路規制シートは、前記光路規制シートの製造方法によって製造できる。その他の光路規制シートも、目的に応じて適宜、該光路規制シートの製造方法により製造できる。
〔光路規制装置の機能〕
以下、光路規制装置の機能を、使用目的別に説明する。
以下、光路規制装置の機能を、使用目的別に説明する。
(直射日光の遮断、及び間接日光の採光)
図8は、一実施形態(実施形態2)に係る光路規制装置1aの概略を示す説明図である。該光路規制装置1aは、家屋の窓枠30に設置されている。図8において、光路規制装置1aの左側が屋外であり、右側が屋内である。光路規制装置30の各スラット2は、略水平の状態で静止するように、角度が調整されている。
図8は、一実施形態(実施形態2)に係る光路規制装置1aの概略を示す説明図である。該光路規制装置1aは、家屋の窓枠30に設置されている。図8において、光路規制装置1aの左側が屋外であり、右側が屋内である。光路規制装置30の各スラット2は、略水平の状態で静止するように、角度が調整されている。
図8において、符号41で示される実線矢印は直射日光を表し、符合42で示される破線矢印は間接日光(間接光)を表す。
直射日光41は、屋内の照明としては、強すぎる。これに対し、太陽光が大気中の水滴等の浮遊物、地上の庭木、建造物等により、反射、拡散して得られる間接光42は、屋内の照明として採用できる。図8に示される光路規制装置1aは、直射日光41を遮断し、間接光42のみを採光するように、設定された状態にある。
直射日光41は、屋内の照明としては、強すぎる。これに対し、太陽光が大気中の水滴等の浮遊物、地上の庭木、建造物等により、反射、拡散して得られる間接光42は、屋内の照明として採用できる。図8に示される光路規制装置1aは、直射日光41を遮断し、間接光42のみを採光するように、設定された状態にある。
図8において、各スラット2の平面の角度は、受光面6が直射日光41を受けるように調整されている。該受光面6が光反射層6aからなる場合、直射日光41は、該受光面6において反射され、屋外へ向けて進む(図9A参照)。該受光面6が光吸収層6bからなる場合、直射日光41は、該受光面6において吸収される(図9B参照)。このようにして、直射日光の屋内への進入を阻止することができる。
これに対し、間接光42は、スラット2間の隙間を通って、屋内へ導かれる。このようにして、光路規制装置1aは、直射日光41を遮断し、間接光42を採光することができる。
これに対し、間接光42は、スラット2間の隙間を通って、屋内へ導かれる。このようにして、光路規制装置1aは、直射日光41を遮断し、間接光42を採光することができる。
光路規制装置1aは、従来のブラインド等の光路規制装置のように、スラット2平面を利用して直射日光等の目的の光を遮るのではなく、スラット2内の受光面6を利用して、目的の光を反射等して遮るものである。
(集光方向の制御)
図10は、他の実施形態(実施形態3)に係る光路規制装置1bの概略を示す説明図である。該光路規制装置1bは、家屋の窓枠30に設定されている。図10において、光路規制装置1bの左側が屋外であり、右側が屋内である。光路規制装置1bの各スラット2は、その表面が略垂直となる状態で静止するように、角度が調整されている。この状態で隣り合うスラット2は、互いに接するように隙間無く配列している。
該光路規制装置1bは、受光面6の設定角度が異なる2種類のスラット2a、2bを備える。該光路規制装置1bの上段のスラット2bは、図10において、屋外を向くスラットの平面に対し、傾斜して配列する受光面6(光反射層)を有する。これに対し、下段のスラット2aは、図10において、屋外を向くスラット2aの平面に対し、垂直に配列する受光面6(光反射層)を有する。
下段のスラット2aにおいて、屋外から屋内へ向けて進む光は、該スラット2aの受光面6で反射されると、該受光面6に対する所定の反射角度で、屋内の天井(上方)へ向かう。
上段のスラット2bにおいては、屋外から屋内へ向けて進む光は、該スラット2bの受光面6で、前記下段のスラット2aの反射角度よりも大きな反射角度で反射されて、屋内の天井(上方)へ向かう。
このように、受光面6の設定角度が異なる光路規制シートからなるスラット2(2a、2b)を備えた光路規制装置1bを用いることによって、屋外からの光を、屋内の天井へ集光する等、光の向きを制御できる。
なお、本実施形態において、鉛直方向に配列する複数個のスラットの内、上側半分を上段のスラット2bとし、下側半分を下段のスラット2aとしたが、上段側、下段側の決め方は、これに限られず、目的に応じ、適宜設定することが可能である。
部屋(屋内)に導入可能な屋外からの光(入射光)の角度の範囲としては、水平を0°として、0°〜90°(垂直)である。20°〜80°の光が特に好ましく、30°〜70°の光が最も好ましい。このような入射光を、反射させて、屋内の天井に集光できる。
反射の割合としては、反射光量が多い方が好ましく、下限は30%であり、好ましくは50%、更に好ましくは70%以上である。反射割合が高く、反射光量が多いほど、効率的に部屋の中を明るくできる。
部屋(屋内)の中が明るすぎる場合は、スラットの角度を変えることにより、部屋(屋内)に導入する光量を低減できる。
また、鉛直に対するスラッドの角度の上限は、60°以下が好ましい。好ましくは50°以下、更に好ましくは45°以下である。
このとき受光面のスラット面鉛直線に対する角度は、上限60°以下が好ましい。好ましくは50°、更に好ましくは45°以下である。該角度が大きすぎると、受光面で反射した光を、部屋の天井などに導くときに、一つ上のスラットにあたってしまう。
図10は、他の実施形態(実施形態3)に係る光路規制装置1bの概略を示す説明図である。該光路規制装置1bは、家屋の窓枠30に設定されている。図10において、光路規制装置1bの左側が屋外であり、右側が屋内である。光路規制装置1bの各スラット2は、その表面が略垂直となる状態で静止するように、角度が調整されている。この状態で隣り合うスラット2は、互いに接するように隙間無く配列している。
該光路規制装置1bは、受光面6の設定角度が異なる2種類のスラット2a、2bを備える。該光路規制装置1bの上段のスラット2bは、図10において、屋外を向くスラットの平面に対し、傾斜して配列する受光面6(光反射層)を有する。これに対し、下段のスラット2aは、図10において、屋外を向くスラット2aの平面に対し、垂直に配列する受光面6(光反射層)を有する。
下段のスラット2aにおいて、屋外から屋内へ向けて進む光は、該スラット2aの受光面6で反射されると、該受光面6に対する所定の反射角度で、屋内の天井(上方)へ向かう。
上段のスラット2bにおいては、屋外から屋内へ向けて進む光は、該スラット2bの受光面6で、前記下段のスラット2aの反射角度よりも大きな反射角度で反射されて、屋内の天井(上方)へ向かう。
このように、受光面6の設定角度が異なる光路規制シートからなるスラット2(2a、2b)を備えた光路規制装置1bを用いることによって、屋外からの光を、屋内の天井へ集光する等、光の向きを制御できる。
なお、本実施形態において、鉛直方向に配列する複数個のスラットの内、上側半分を上段のスラット2bとし、下側半分を下段のスラット2aとしたが、上段側、下段側の決め方は、これに限られず、目的に応じ、適宜設定することが可能である。
部屋(屋内)に導入可能な屋外からの光(入射光)の角度の範囲としては、水平を0°として、0°〜90°(垂直)である。20°〜80°の光が特に好ましく、30°〜70°の光が最も好ましい。このような入射光を、反射させて、屋内の天井に集光できる。
反射の割合としては、反射光量が多い方が好ましく、下限は30%であり、好ましくは50%、更に好ましくは70%以上である。反射割合が高く、反射光量が多いほど、効率的に部屋の中を明るくできる。
部屋(屋内)の中が明るすぎる場合は、スラットの角度を変えることにより、部屋(屋内)に導入する光量を低減できる。
また、鉛直に対するスラッドの角度の上限は、60°以下が好ましい。好ましくは50°以下、更に好ましくは45°以下である。
このとき受光面のスラット面鉛直線に対する角度は、上限60°以下が好ましい。好ましくは50°、更に好ましくは45°以下である。該角度が大きすぎると、受光面で反射した光を、部屋の天井などに導くときに、一つ上のスラットにあたってしまう。
図11は、他の実施形態(実施形態4)に係る光路規制装置1cの構成を示す説明図である。
図11の該光路規制装置1cは、家屋の窓枠30に設定されている。図11において、光路規制装置1cの左側が屋外であり、右側が屋内である。該光路規制装置1cの各スラット2は、同じ設定角度の受光面6を有する。該受光面6は、スラット2の平面に対し、略垂直の状態でスラット2内に配列している。
図11にいて、下段のスラット2xは、一方の平面が屋外へ向き、略垂直の状態で静止するように、角度が調整されている。中段のスラット2yは、下段のスラット2xよりも、屋外側へ傾いた状態で静止するように、角度が調整されている。上段のスラット2zは、中段のスラット2yよりも、更に屋外側へ傾いた状態で静止するように、角度が調整されている。
このような状態で静止した上段、中段、及び下段の各スラット2x、2y、2zに対し、所定の角度で光40が入射されると、上段、中段、及び下段の各スラット2x、2y、2zの受光面6(光反射層)において、上側の段になる程、反射角度が大きくなる反射光が得られる。これらの反射角度が異なる反射光は、屋内の天井へ集光される。なお、該反射角度とは、受光面6の法線(垂線)と、反射光との間の角度のことである。
このように、受光面6の設定角度が同一の光路規制シートからなるスラット2を備えた光路規制装置を用いることによって、屋外からの光を、屋内の天井へ集光する等、光の向きを制御できる。
図11の該光路規制装置1cは、家屋の窓枠30に設定されている。図11において、光路規制装置1cの左側が屋外であり、右側が屋内である。該光路規制装置1cの各スラット2は、同じ設定角度の受光面6を有する。該受光面6は、スラット2の平面に対し、略垂直の状態でスラット2内に配列している。
図11にいて、下段のスラット2xは、一方の平面が屋外へ向き、略垂直の状態で静止するように、角度が調整されている。中段のスラット2yは、下段のスラット2xよりも、屋外側へ傾いた状態で静止するように、角度が調整されている。上段のスラット2zは、中段のスラット2yよりも、更に屋外側へ傾いた状態で静止するように、角度が調整されている。
このような状態で静止した上段、中段、及び下段の各スラット2x、2y、2zに対し、所定の角度で光40が入射されると、上段、中段、及び下段の各スラット2x、2y、2zの受光面6(光反射層)において、上側の段になる程、反射角度が大きくなる反射光が得られる。これらの反射角度が異なる反射光は、屋内の天井へ集光される。なお、該反射角度とは、受光面6の法線(垂線)と、反射光との間の角度のことである。
このように、受光面6の設定角度が同一の光路規制シートからなるスラット2を備えた光路規制装置を用いることによって、屋外からの光を、屋内の天井へ集光する等、光の向きを制御できる。
(視線の遮断)
図12は、他の実施形態(実施形態5)に係る光路規制装置1dの概略を示す説明図である。図12において、スラット2は、略垂直の状態で静止するように角度が調整されている。各スラット2は、隙間無く配置している。該スラット2の内部には、受光面6が一定の角度で傾斜し、一定の間隔を保った状態で配列している。
図12における符号45は、スラットの一方の面側から向けられた視線を表す。本実施形態の光路規制装置1dのスラット2は、該視線45を、いずれかの受光面6によって遮るように構成されている。
図12は、他の実施形態(実施形態5)に係る光路規制装置1dの概略を示す説明図である。図12において、スラット2は、略垂直の状態で静止するように角度が調整されている。各スラット2は、隙間無く配置している。該スラット2の内部には、受光面6が一定の角度で傾斜し、一定の間隔を保った状態で配列している。
図12における符号45は、スラットの一方の面側から向けられた視線を表す。本実施形態の光路規制装置1dのスラット2は、該視線45を、いずれかの受光面6によって遮るように構成されている。
図13は、他の実施形態(実施形態6)に係る光路規制装置1eの概略を示す説明図である。図13において、スラット2は、平面(上面)が略水平の状態から下方へ傾いた状態で静止するように、角度が調整されている。該スラット2内には、所定の角度、間隔で設定された受光面6が配列している。該スラット2間には、隙間がある。
図13における符号45は、視線を表す。本実施形態の光路規制装置1eのスラット2は、通気等を行うための隙間を確保しつつ、視線45を遮断できる。
図13における符号45は、視線を表す。本実施形態の光路規制装置1eのスラット2は、通気等を行うための隙間を確保しつつ、視線45を遮断できる。
図14は、他の実施形態(実施形態7)に係る光路規制装置(図示せず)で、用いられる光路規制シート3xの説明図である。この光路規制シート3xは、透明な材料からなる層5xと、不透明な材料からなる層6xを交互に貼り合わせて製造したものである。このような複数層を貼り合わせて製造された光路規制シート3xを、本発明の光路規制装置のスラットとして用いてもよい。該不透明層6xが受光面となり、該透明層が透光性本体部となる。
なお、スラットの強度確保等の観点より、この種の光路規制シート3xよりも、図3及び図4等において示される光路規制シート3の方が、好ましい。
なお、スラットの強度確保等の観点より、この種の光路規制シート3xよりも、図3及び図4等において示される光路規制シート3の方が、好ましい。
以下、本発明の実施例について説明するが、本発明は下記実施例に何ら限定されるものではない。
〔実施例1〕
(光路規制シートの作製)
図5、図6に示されるような製造方法、製造装置を用いて、光路規制シートを作製した。
なお、図5において示される凸条部の断面形状は、直角三角形であるが、本実施例の凸条部の断面形状は、後述するように、頂角が90度の二等辺三角形である。
(光路規制シートの作製)
図5、図6に示されるような製造方法、製造装置を用いて、光路規制シートを作製した。
なお、図5において示される凸条部の断面形状は、直角三角形であるが、本実施例の凸条部の断面形状は、後述するように、頂角が90度の二等辺三角形である。
前記透明シートとして、幅800nm、厚さ100μmの透明なポリエチレンテレフタレートのフィルムを使用した。パターンロール(エンボスロール)として、長さ(透明シートの幅方向)が1000mm、直径が300mmのS45C製で、表面材質がニッケルからなるロールを使用した。該ロールの表面の略900mm幅の全周に、ダイヤモンドバイト(シングルポイント)を使用して切削加工を行い、ロール軸方向のピッチが100μmの溝を形成した。ロール軸方向における溝の断面形状は、頂角が90度の二等辺三角形状であり、溝の底部、平坦部のない頂角が90度の三角形状である。つまり、溝幅が100μm、溝深さが約50μmとなっている。この溝は、ロールの周方向に継ぎ目がないエンドレスとなっている。
塗布手段の塗布ヘッドとして、エクストルージョンタイプホッパを使用した。塗布液として下記組成の樹脂液を使用した。該塗布手段により、該樹脂液を該透明シートの表面に塗布した。
塗布手段の塗布ヘッドとして、エクストルージョンタイプホッパを使用した。塗布液として下記組成の樹脂液を使用した。該塗布手段により、該樹脂液を該透明シートの表面に塗布した。
<塗布液組成(樹脂液組成)>
・ビスフェノールAタイプエポキシアクリレート
(EB3700:エベクリル3700、ダイセルUC(株)製)
・・・・・・・・・・35.0質量部
・エチレンオキシド付加ビスフェノールAメタクリル酸エステル
(BPE200:NKエステルBPE−200、新中村化学(株)製)
・・・・・・・・・・35.0質量部
・トリブロモフェノキシエチルアクリレート
(BR−31、ニューフロンティアBR−31、第一工業製薬(株)製)
・・・・・・・・・・30.0質量部
・光ラジカル発生剤
(LR8893X:Lucirin LR8893X、BASF(株)製)
・・・・・・・・・・ 2.0質量部
・エチル−2,4,6−トリメチルベンゾイルエトキシフェニルオスフィンオキシド
・・・・・・・・・・ 2.0質量部
・合計 ・・・・・・・・・・ 104質量部
・ビスフェノールAタイプエポキシアクリレート
(EB3700:エベクリル3700、ダイセルUC(株)製)
・・・・・・・・・・35.0質量部
・エチレンオキシド付加ビスフェノールAメタクリル酸エステル
(BPE200:NKエステルBPE−200、新中村化学(株)製)
・・・・・・・・・・35.0質量部
・トリブロモフェノキシエチルアクリレート
(BR−31、ニューフロンティアBR−31、第一工業製薬(株)製)
・・・・・・・・・・30.0質量部
・光ラジカル発生剤
(LR8893X:Lucirin LR8893X、BASF(株)製)
・・・・・・・・・・ 2.0質量部
・エチル−2,4,6−トリメチルベンゾイルエトキシフェニルオスフィンオキシド
・・・・・・・・・・ 2.0質量部
・合計 ・・・・・・・・・・ 104質量部
メチルエチルケトンで希釈し、塗布液の粘度は、4500mPa・sに調整した。透明シートの走行速度は5m/分に設定した。ニップロールは、その直径が200mmであり、表面に、ゴム硬度90のシリコンゴム層が形成されている。エンボスロールと、ニップロールとの間の押圧力(実効ニップ圧)は、0.5Paとした。樹脂硬化手段として、メタルハライドランプを用い、1000mJ/cm2のエネルギーで光を照射した。
受光面を形成するための塗料として、黒色の速乾性ペイント(速乾水性エナメル「黒」、アサヒペン製)を使用した。該塗料をスプレーノズルから噴霧して、該透明シートの表面に形成された凸条部の間の三角形溝の片側の側面のみに、塗布膜を形成した。該塗布膜の厚みは、10μmであった。塗布膜形成の際、透明シート上の凸条部を下側にし、かつ、該透明シートを45度に傾けて、該透明シートの下側から、スプレーノズルを噴霧した。
透光性被覆層を形成する際、塗布手段として、凸条部を形成する際に用いた塗布手段と同じの塗布ヘッドを用いた。塗布する塗布液も上記塗布液(樹脂液)と同様である。また、前記樹脂硬化手段と同じの硬化手段を用いた。なお、窒素パージを行った。
受光面を形成するための塗料として、黒色の速乾性ペイント(速乾水性エナメル「黒」、アサヒペン製)を使用した。該塗料をスプレーノズルから噴霧して、該透明シートの表面に形成された凸条部の間の三角形溝の片側の側面のみに、塗布膜を形成した。該塗布膜の厚みは、10μmであった。塗布膜形成の際、透明シート上の凸条部を下側にし、かつ、該透明シートを45度に傾けて、該透明シートの下側から、スプレーノズルを噴霧した。
透光性被覆層を形成する際、塗布手段として、凸条部を形成する際に用いた塗布手段と同じの塗布ヘッドを用いた。塗布する塗布液も上記塗布液(樹脂液)と同様である。また、前記樹脂硬化手段と同じの硬化手段を用いた。なお、窒素パージを行った。
(光路規制装置)
以上により得られた光路規制シートを用いて、スラットを製造した。該スラットを用いて、図8に示される光路規制装置1aを製造した。
以上により得られた光路規制シートを用いて、スラットを製造した。該スラットを用いて、図8に示される光路規制装置1aを製造した。
<評価>
実施例1の光路規制装置1aの照度制御効果を確認するため、以下に示す内容の評価を行った。
実施例1の光路規制装置1aを設置し、該光路規制装置1aの各スラット2の角度を、直射日光を遮り、間接光のみを採光するように調節した。実験室内のすべての照明を消灯した状態で、屋内全域が明るくなった。
この測定結果より、該光路規制装置1aは、屋外からの直射日光を遮り、かつ、間接光を効率的に取り入れられることが確かめられた。
実施例1の光路規制装置1aの照度制御効果を確認するため、以下に示す内容の評価を行った。
実施例1の光路規制装置1aを設置し、該光路規制装置1aの各スラット2の角度を、直射日光を遮り、間接光のみを採光するように調節した。実験室内のすべての照明を消灯した状態で、屋内全域が明るくなった。
この測定結果より、該光路規制装置1aは、屋外からの直射日光を遮り、かつ、間接光を効率的に取り入れられることが確かめられた。
〔実施例2〕
(光路規制シートの作製)
受光面を、真空蒸着法により形成した。受光面の形成以外は、実施例1と同様の方法で、光路規制シートを作製した。受光面としてアルミニウムからなる層(光反射層)を形成した。該蒸着条件は、蒸発温度が1000℃であり、真空度(蒸着室の真空度)が3×10−4Torr(≒4×10−2Pa)であり、蒸着厚みが1μmであった。
(光路規制シートの作製)
受光面を、真空蒸着法により形成した。受光面の形成以外は、実施例1と同様の方法で、光路規制シートを作製した。受光面としてアルミニウムからなる層(光反射層)を形成した。該蒸着条件は、蒸発温度が1000℃であり、真空度(蒸着室の真空度)が3×10−4Torr(≒4×10−2Pa)であり、蒸着厚みが1μmであった。
(光路規制装置)
この光路規制シートを使用してスラットを製造した。このスラットを用いて、図10に示される光路規制装置1bを製造した。
この光路規制シートを使用してスラットを製造した。このスラットを用いて、図10に示される光路規制装置1bを製造した。
<評価>
実施例2の光路規制装置1bの照度制御効果を確認するため、以下に示す内容の評価を行った。
実施例2の光路規制装置1bを設置し、該光路規制装置1bの各スラットは、その表面が略垂直となる状態で静止するように、角度が調整されている。この状態で隣り合うスラット2は、互いに接するように隙間無く配列している。
実験室内のすべての照明を消灯した状態で、天井へ採光された光が全体的に部屋中を照らし明るくなった。この結果より、該光路規制装置1bは、屋外からの日光を、実験室の天井に集光できることが確かめられた。
実施例2の光路規制装置1bの照度制御効果を確認するため、以下に示す内容の評価を行った。
実施例2の光路規制装置1bを設置し、該光路規制装置1bの各スラットは、その表面が略垂直となる状態で静止するように、角度が調整されている。この状態で隣り合うスラット2は、互いに接するように隙間無く配列している。
実験室内のすべての照明を消灯した状態で、天井へ採光された光が全体的に部屋中を照らし明るくなった。この結果より、該光路規制装置1bは、屋外からの日光を、実験室の天井に集光できることが確かめられた。
1、1a、1b、1c、1d、1e 光路規制装置
2 スラット
3 光路規制シート
4 空間
5 透光性本体部
51 透光性支持層
52 透光性被覆層
53 透光性基材層
6 受光面
7 凸条部
11 搬送手段
12 塗布手段
13 ニップロール
14 エンボスロール
15 樹脂硬化手段
16 搬送手段
17 受光面形成手段
18 塗布手段
19 樹脂硬化手段
20 搬送手段
21 巻き取り手段
2 スラット
3 光路規制シート
4 空間
5 透光性本体部
51 透光性支持層
52 透光性被覆層
53 透光性基材層
6 受光面
7 凸条部
11 搬送手段
12 塗布手段
13 ニップロール
14 エンボスロール
15 樹脂硬化手段
16 搬送手段
17 受光面形成手段
18 塗布手段
19 樹脂硬化手段
20 搬送手段
21 巻き取り手段
Claims (6)
- 角度調整が可能な複数のスラットを備える光路規制装置であって、
該スラットが、光路規制シートを含むことを特徴とする光路規制装置。 - 光路規制シートが、透光性本体部を有し、該透光性本体部内に複数の受光面が配列された請求項1に記載の光路規制装置。
- 透光性本体部が、受光面が形成される複数の凸条部を表面に有する透光性支持層と、該透光性支持層の凸条部を被覆する透光性被覆層とを有する請求項2に記載の光路規制装置。
- 受光面が、光反射層を有する請求項2又は3に記載の光路制御装置。
- 受光面が、光吸収層を有する請求項2又は3に記載の光路制御装置。
- 鉛直方向に配列する複数個のスラットの内、上段側のスラット内の受光面のスラット表面に対する傾斜角度が、下段側のスラット内の受光面のスラット表面に対する傾斜角度よりも大きく設定されている請求項1から5のいずれかに記載の光路規制装置。
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