JP2009185995A - ねじ - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、ドライバビットを駆動穴に容易に係合可能な頭部を備えるねじを提供する。
【解決手段】本発明のねじ1は、頭部2に、放射状に延びる4個の係合溝11を備える十字形状の駆動穴10を形成したねじ1において、前記係合溝11を形成するとともに、弛め時あるいは締付け時に前記ドライバビットを係止する各側面の内、弛め方向に位置する弛め側面14の高さを締付け方向に位置する締付け側面13の高さよりも低く形成し、円周方向に隣接するこれら側面の上端を結んで形成される案内斜面15が形成されていることを特徴する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ドライバビットを駆動穴に案内する機能を有する頭部を備えたねじに関する。
従来からねじを締め付けたり弛めたりする場合に、このドライバビットが与える駆動力が作用する頭部には、十字形状の係合溝を有する駆動穴が形成されており、この駆動穴にドライバビットの係合羽根を係合させて駆動力を伝達してワークにねじを締め付けるようになっている。このような十字形状の駆動穴を備えるねじについては、非特許文献1に示す日本工業規格(JIS)B1012に規定されおり、またこのような駆動穴を備えるねじの頭部形状についても、概ね非特許文献2に示す日本工業規格(JIS)B0101に規定されている。
日本工業規格 B1012 日本工業規格 B0101
しかしながら、前記日本工業規格に開示れているようなねじの駆動穴および頭部形状においては、ここにドライバビットを係合させる際、当該ドライバビットの先端と駆動穴の中心がずれた場合、当該ドライバビットを駆動穴に係合させることができない問題があった。
本発明のねじは、放射状に延びる4個の係合溝を備える十字形状の駆動穴を形成した頭部と、この頭部に一体に形成される脚部とから成り、前記係合溝を形成するとともに、弛め時あるいは締付け時に前記ドライバビットを係止する各側面の内、弛め時に当該ドライバビットと係合する弛め側面の高さは、締付け時に当該ドライバビットと係合する締付け側面の高さよりも低く形成され、円周方向に隣接するこれら締付け側面の上端の稜線と弛め側面の上端の稜線とを結んで案内斜面が形成されていることを特徴とする。
また、前記締付け側面の上端に成形された稜線は、途中に変曲点を備えるとともに、当該稜線の端部であって前記頭部の外周側に位置する外端点と、当該稜線の他方の端部であって当該頭部の中心側であって位置する内端点とを備え、当該外端点と当該変曲点とを結んで形成される水平稜線と、当該変曲点と当該内端点とを結んで形成される傾斜稜線とから構成され、当該水平稜線は、前記脚部の延びる方向に対して直交する方向に延びるように形成され、一方当該傾斜稜線は、前記締付け側面の高さが当該頭部の中心側に近づくにつれて低くなる方向に傾斜していることを特徴とする。
また、前記案内斜面には、フッ素樹脂を複合させた無電解ニッケルめっきが施されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のねじ。
請求項1に記載のねじにおいては、係合溝を形成する側面の内、締付け時にドライバビットに係合する締付け側面と、弛め時にドライバビットに係合する弛め側面において、当該締付け側面の上端とこの締付け側面の円周方向に隣接する弛め側面の上端を結んで形成される案内斜面は、ビットの先端を駆動穴と係合させる方向に傾斜している。そのため、この案内斜面上にドライバビットの先端が当接した際、駆動穴へドライバビットを案内して係合させることができる。
請求項2に記載のねじにおいては、締付け側面の上端に形成された稜線の一部が水平方向に延びるように形成されており、従って、当該締付け側面の面積は、締付け側面の上端に形成された稜線の全てが傾斜して形成される締付け側面の面積と比較して、大きく形成するができ、つまり、当該締付け側面付近の剛性が大きくなる。そのため、この締付け側面は十分な面積を確保することができ、ねじ締め付け作業時において、ドライバビットが浮き、外れてしまうカムアウト現象や、ドライバビットが駆動穴を潰してしまうリームアウト現象を防止することができる。
請求項3に記載のねじにおいては、前記案内斜面には低摩擦の表面処理が施されるので、ドライバビットの先端と当該案内斜面との潤滑性を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図1および図2に基づいて説明する。図2において、1は頭部2と、この頭部2と一体でかつねじ山3を有する脚部4とから成るねじである。このねじ1の頭部2には、図1に示すように、十字形状の駆動穴10が形成されており、この駆動穴10は放射方向に延びる係合溝11を備えている。この係合溝11は、その底面12が中心に向かうに従って深くなっている。
また、前記係合溝11は、図2に示すように、前記底面12に対してほぼ垂直に直立した側面を対向させて形成されており、これら側面は、締付け時にドライバビット(図示せず)と係合する締付け側面13と、弛め時にドライバビットと係合する弛め側面14とを備えている。この締付け側面13の上端には稜線13aが形成されている。
前記稜線13aは、図2に示すように、途中に変曲点Pを備えるとともに、前記頭部2の外周側に位置する外端点13bと当該頭部2の中心側に位置する内端点13cとを備えている。この稜線13aは、前記外端点13bと当該変曲点Pとを結んで形成され水平方向に延びる水平稜線13dと、当該変曲点Pと当該稜線13aの他方の端部である外端点13cとを結んで形成される傾斜稜線13eとから構成されている。この傾斜稜線13eは、前記締付け側面13の高さが前記頭部2の中心方向に近づくにつれて低くなる方向に傾斜している。
前記締付け側面13の稜線13aと、これと円周方向で隣接する弛め側面14の稜線14aとを結んで案内斜面15が形成されており、この案内斜面15は、ドライバビットと前記駆動穴10に係合させる際、当該ドライバビットの先端が駆動穴10の中心とずれて当該案内斜面15に当接した場合においても、当該案内斜面15に沿って当該駆動穴10に案内される方向に傾斜している。
このような構成からなる頭部2を備える本発明のねじ1においては、前記案内斜面15はドライバビットを前記係合溝11と係合させる方向に傾斜しているので、当該ドライバビットを前記駆動穴10に係合させる際、当該ドライバビットの先端と当該駆動穴10の中心とがずれて当該ドライバビットの先端が案内斜面15上に当接した場合においても、ドライバビットが係合溝11に案内され、容易にドライバビットを駆動穴10に係合させることができる。
また、前記締付け側面13の上端に形成された稜線13aの一部が水平方向に延びるように形成されており、例えば、当該締付け側面13の稜線13aに代えて、図2の2点鎖線Lで示す稜線を備える場合と比較して、本発明の締付け側面13の面積は大きく形成することができる。つまり、前記締付け側面13と、弛め側面14と、案内斜面15によって囲まれる部分でありドライバビットの回転力が作用する部分の剛性を高めることができる。そのため、本発明のねじ1の締付け側面13は、ねじ締め付け作業時において、カムアウト現象や、リームアウト現象を防ぐに十分な面積を備え、つまり十分な剛性を備えているので、このような問題を防止することもできる。
また、本発明のねじ1の頭部2の案内斜面15には、ポリテトラフロオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)等のフッ素樹脂を複合させた無電解ニッケルめっきが施されている。そのため、前記ねじ1の頭部2の案内斜面15は、通常の無電解ニッケルめっきを施した場合よりも摩擦係数が低くなり、ドライバビットの先端との潤滑性に優れた表面処理が施されることになる。
本発明に係るねじの頭部を示す図である。 図1のA−A線断面図である。
符号の説明
1 ねじ
2 頭部
2a 表面
3 ねじ山
4 脚部
10 駆動穴
11 係合溝
12 底面
13 締付け側面
13a 稜線
13b 外端点
13c 内端点
13d 水平稜線
13e 傾斜稜線
P 変曲点
14 弛め側面
14a 稜線
15 案内斜面

Claims (3)

  1. 放射状に延びる4個の係合溝を備える十字形状の駆動穴を形成した頭部と、この頭部に一体に形成される脚部とから成るねじにおいて、
    前記係合溝を形成するとともに、弛め時あるいは締付け時に前記ドライバビットを係止する各側面の内、弛め時に当該ドライバビットと係合する弛め側面の高さは、締付け時に当該ドライバビットと係合する締付け側面の高さよりも低く形成され、円周方向に隣接するこれら締付け側面の上端の稜線と弛め側面の上端の稜線とを結んで案内斜面が形成されていることを特徴とするねじ。
  2. 前記締付け側面の上端に成形された稜線は、途中に変曲点を備えるとともに、当該稜線の端部であって前記頭部の外周側に位置する外端点と、当該稜線の他方の端部であって当該頭部の中心側であって位置する内端点とを備え、当該外端点と当該変曲点とを結んで形成される水平稜線と、当該変曲点と当該内端点とを結んで形成される傾斜稜線とから構成され、当該水平稜線は、前記脚部の延びる方向に対して直交する方向に延びるように形成され、一方当該傾斜稜線は、前記締付け側面の高さが当該頭部の中心側に近づくにつれて低くなる方向に傾斜していることを特徴とする請求項1に記載のねじ。
  3. 前記案内斜面には、フッ素樹脂を複合させた無電解ニッケルめっきが施されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のねじ。
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