JP5303080B2 - ねじおよびドライバビット - Google Patents

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Description

本発明は、ねじおよびドライバビットに係り、特にドライバビットを嵌合される陥没穴状をなす回動部(リセス)を改良されたねじおよびそのためのドライバビットに関する。
従来より、ねじの頭部に設けられる陥没穴状をなす回動部(リセス)としては、JIS B 1012に規定されるH形、Z形、S形の十字穴や、その他のフイリップスタイプやポジドライブタイプと呼ばれる十字穴等が一般的に用いられている(JISで規定される十字穴のうち、H形はフィリップスタイプ、Z形はポジドライブタイプの範疇に入る)。図1は、このような従来の一般的な十字穴の代表例として、JIS B 1012に規定されるH形十字穴を示している。
図1から明らかなように、従来の一般的な十字穴3は、中心部4と、この中心部4から互いに90度間隔で外方へ延びる4つの翼係合部5(ドライバビットの翼部(羽根部)が係合される部分)とを有している。そして、前記4つの翼係合部5は、ねじ1の径方向に一直線上に延びている。このような従来の十字穴3を有するねじ1を締め付けたり、緩めたりする従来の標準的なドライバビット6(図7参照)は、十字穴3に対応する形状を有している。
そして、前記従来の一般的な十字穴3においては、翼係合部5の両側の側壁面7,8がそれぞれ1つの平面状とされているため、十字穴3に対してドライバビット6が正しくねじ1と同一軸上に挿入されたとしても、翼係合部5とドライバビット6の翼部9との引っ掛かりが悪いので、ねじ1を回転させようとするとき、所謂カムアウト現象(ドライバビットが十字穴3から飛び出してしまう現象)を生じ易い。しかもその上、ねじ1に対してドライバビット6が傾き易く、そのようにねじ1に対してドライバビット6が傾いた状態では、より一層カムアウト現象を生じ易いという問題があった。
そこで、本出願人は、前に特許文献1において、このような従来の一般的な十字穴の欠点を解消できる回動部を有するねじとして、「全体に陥没穴状をなし、ドライバビットの翼部を嵌合される翼係合部を備えた回動部を有するねじにおいて、各翼係合部の少なくとも片側の側壁面の先端側の部分を、該側壁面の基端側の部分に対し、反対側の側壁面から遠ざかる方向に屈曲した」ねじと、「各翼部の少なくとも片側の側面の先端側の部分を、該側面の基端側の部分に対し、反対側の側面から遠ざかる方向に屈曲した」ドライバビットとを提案した。
この本出願人が提案したねじによれば、回動部の各翼係合部の少なくとも片側の側壁面の先端側の部分が、該側壁面の基端側の部分に対し、反対側の側壁面から遠ざかる方向に屈曲されているので、対応する形状の翼部を有するビットを用いれば、締め付け時または(および)緩め時に、ねじの翼係合部の屈曲した側壁面とドライバビットの翼部の屈曲した側面とが互いに嵌合することにより、ねじに対してドライバビットが傾きにくくなり、また、翼部の屈曲した側面に、対応する形状に屈曲した翼係合部の側壁面が食い込むので、前記側面が前記側壁面を確実に把握し、翼部と翼係合部との引っ掛かりがよくなるため、ドライバビットがカムアウトしにくくなる。
特開2000−230526号公報
しかしながら、前記本出願人が提案したねじの実施例においては、従来の一般的な十字穴用の標準的なドライバビットを使用すると、一般的な従来技術のレベルから言っても、ねじの締め付けおよび緩め作業を適正に行うことができないという問題があった。
本発明は、このような従来の事情に鑑みてなされたもので、本発明の1つの目的は、専用のドライバビットを使用すれば、カムアウトが著しく生じにくくなる一方、一般的な十字穴用の標準的なドライバビットを使用しても、ねじの締め付けおよび緩め作業を行うことができ、しかも、専用のドライバビットを使用する場合よりは劣るものの、従来の一般的な十字穴ねじの場合よりもカムアウトを生じにくくすることができるねじを提供することにある。
本発明の他の目的は、本発明のねじを作業対象とした場合、カムアウトが著しく生じにくくなるドライバビットを提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、以下の説明から明らかになろう。
第一の本発明によるねじは、全体に陥没穴状をなし、ドライバビットを嵌合される回動部を有するねじにおいて、
前記回動部は、中心部と、この中心部から外方へ延びる4つの翼係合部とを有し、
各前記翼係合部は、当該ねじの径方向外方へ延びる基端側部分と、この基端側部分からさらに外方へ延びる先端側部分とを有し、
前記翼係合部の基端側部分は等角度間隔で配置されており、
各前記翼係合部は、当該ねじ締め付け時に前記ドライバビットの翼部の回転方向前方に存在することとなる側壁面である締付側側壁面と、この締付側側壁面と反対側に位置し、当該ねじ緩め時に前記ドライバビットの前記翼部の回転方向前方に存在することとなる側壁面である緩め側側壁面とを有し、
各前記翼係合部において、前記先端側部分における前記締付側側壁面は、それぞれ前記基端側部分における前記締付側側壁面から、前記緩め側側壁面から遠ざかる方向に斜めに屈曲されており、
前記中心部は、前記4つの翼係合部の前記基端側部分間において、それぞれ当該ねじの軸心に向かって突出するとともに、深くなるほど該中心部が狭くなることとなるように内方に傾斜する内壁面を有する食い付き部を有しているものである。
また、第一の本発明によるドライバビットは、中心部と、この中心部から外方へ延びる4つの翼係合部とを有し、全体に陥没穴状をなすねじの回動部に嵌合されるドライバビットにおいて、
ビット中心部と、このビット中心部から外方へ延び、前記ねじの前記翼係合部に係合される4つの翼部とを有し、
各前記翼部は、当該ドライバビットの径方向外方へ延びる基端側部分と、この基端側部分からさらに外方へ延びる先端側部分とを有し、
前記翼部の基端側部分は等角度間隔で配置されており、
各前記翼部は、ねじ締め付け時に回転方向前方となる側の側面である締付側側面と、この締付側側面と反対側に位置し、ねじ緩め時に回転方向前方となる側の側面である緩め側側面とを有し、
各前記翼部において、前記先端側部分における前記締付側側面は、前記基端側部分における前記締付側側面から、前記緩め側側面から遠ざかる方向に斜めに屈曲されており、
前記ビット中心部は、前記4つの翼部の前記基端側部分間において、それぞれ外方に対して凹となるとともに、ビット軸方向先端側ほど該ビット中心部が細くなることとなるように内方に傾斜する外壁面を有するビット側食い付き部を有しているものである。
第一の本発明のねじは、各翼係合部において、先端部分における締付側側壁面が基端側部分における締付側側壁面から、緩め側側壁面から遠ざかる方向に斜めに屈曲されているので、対応する形状の翼部を有する第一の本発明のドライバビットを用いれば、ねじの締め付け時、ねじの屈曲した締付側側壁面とドライバビットの屈曲した締付側側面とが互いに嵌合することにより、ねじに対してドライバビットが傾きにくくなり、また、翼部の屈曲した締付側側面に、対応する形状に屈曲した翼係合部の締付側側壁面が食い込むので、側面が前記側壁面を確実に把握し、翼部と翼係合部との引っ掛かりがよくなるため、ドライバビットがカムアウトしにくくなる。したがって、トルクを確実に伝え、ねじを確実に締め付けることができる。
その一方、本発明のねじの回動部は、従来の一般的な十字穴と同様に、中心部と、この中心部から外方へ延びる4つの翼係合部とを有し、各翼係合部は、当該ねじの径方向外方へ延びる基端側部分を有し、翼係合部の基端側部分は等角度間隔で配置されており、前記中心部は、4つの翼係合部の基端側部分間において、当該ねじの軸心に向かって突出するとともに、深くなるほど該中心部が狭くなることとなるように内方に傾斜する内壁面を有する食い付き部を有しているので、専用のドライバビット(第一の本発明のドライバビット)を用いないで、対応する規格の一般的な十字穴用の標準的なドライバビットを使用しても、ねじの締め付けおよび緩め作業を行うことができる。
そして、この場合、標準的なドライバビットの各翼部の締付側側面は屈曲していないので、専用のドライバビットを用いる場合のように、カムアウトを生じにくくするという効果を最大限に得ることはできない。しかし、次の理由により、専用のドライバビットを使用する場合よりは劣るものの、従来の一般的な十字穴ねじの場合よりもカムアウトが生じにくくなる。
従来の一般的な十字穴ねじの場合、現実には、ドライバビットの翼部とねじの翼係合部とが有効に接触せず、ドライバビットのビット側食い付き部とねじの十字穴の食い付き部とのみが接触している状態になりやすく、これによりカムアウトしてしまうことが多かった。しかるに、第一の本発明のねじを標準的なドライバビットで締付方向に駆動する場合は、ドライバビットの翼部の締付側側面とねじの翼係合部の基端側部分における締付側側壁面の先端部とが最も強く接触するようになり、ねじとドライバビットとの主たる接触部が食い付き部より外側に位置することになるので、専用のドライバビットを使用する場合よりは劣るものの、従来の一般的な十字穴ねじの場合よりも、ねじ締め付け時にカムアウトが生じにくくなる。
第二の本発明のねじにおいては、各翼係合部において、先端側部分における緩め側側壁面が、基端側部分における緩め側側壁面から、締付側側壁面から遠ざかる方向に斜めに屈曲されている。
これに対応する第二の本発明のドライバビットにおいては、各翼部において、先端側部分における緩め側側面が、基端側部分における緩め側側面から、締付側側面から遠ざかる方向に斜めに屈曲されている。
第二の本発明のねじにおいては、ねじの各翼係合部において、先端側部分における緩め側側壁面が、基端側部分における緩め側側壁面から、締付側側壁面から遠ざかる方向に斜めに屈曲されているので、対応する形状の翼部を有する第二の本発明のドライバビットを用いれば、ねじの緩め時に、ねじの屈曲した緩め側側壁面とドライバビットの屈曲した緩め側側面とが互いに嵌合することにより、ねじに対してドライバビットが傾きにくくなり、また、翼部の屈曲した側面に、対応する形状に屈曲した翼係合部の側壁面が食い込むので、側面が前記側壁面を確実に把握し、翼部と翼係合部との引っ掛かりがよくなるため、ドライバビットがカムアウトしにくくなる。したがって、ねじの緩め時、トルクを確実に伝え、ねじを確実に緩めることができる。
また、この場合も、ねじの回動部は、従来の一般的な十字穴と同様に、中心部と、この中心部から外方へ延びる4つの翼係合部とを有し、各翼係合部は、当該ねじの径方向外方へ延びる基端側部分を有し、翼係合部の基端側部分は等角度間隔で配置されており、前記中心部は、4つの翼係合部の基端側部分間において、当該ねじの軸心に向かって突出するとともに、深くなるほど該中心部が狭くなることとなるように内方に傾斜する内壁面を有する食い付き部を有しているので、対応する規格の一般的な十字穴用の標準的なドライバビットを使用しても、ねじの締め付けおよび緩め作業を行うことができる。
そして、この場合も、標準的なドライバビットの各翼部の緩め側側面は屈曲していないので、専用のドライバビット(第二の本発明のドライバビット)を用いる場合のように、カムアウトを生じにくくするという効果を最大限に得ることはできない。しかし、第二の本発明のねじを標準的なドライバビットで緩め方向に駆動する場合は、ドライバビットの翼部の緩め側側面とねじの翼係合部の基端側部分における緩め側側壁面の先端部とが最も強く接触するようになり、ねじとドライバビットとの主たる接触部が食い付き部より外側に位置することになるので、専用のドライバビットを使用する場合よりは劣るものの、従来の一般的な十字穴ねじの場合よりも、ねじ緩め時にカムアウトが生じにくくなる。

本発明のねじは、専用のドライバビットを使用すれば、カムアウトが著しく生じにくくなる一方、対応する規格の一般的な十字穴用の標準的なドライバビットを使用しても、ねじの締め付けおよび緩め作業を行うことができ、しかも、専用のドライバビットを使用する場合よりは劣るものの、従来の一般的な十字穴ねじの場合よりも、カムアウトが生じにくくなる等の優れた効果を得られる。
本発明のドライバビットは、本発明のねじを作業対象とした場合、カムアウトが著しく生じにくくなる等の優れた効果を得られる。
以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて説明する。
図2〜8は本発明の実施例1を示し、このうち図2はねじ11の平面図(ねじ11をその頭部12側から軸方向に見た図)、図3は図2のIII−III線における断面図、図4はねじ11の回動部13に後で詳しく説明する専用のドライバビット14が嵌合された状態を示す側面図、図5は図4のV−V線における断面図、図6は図5の一部を拡大した拡大断面図である。
図3に示されるように、ねじ11の軸部15には右ねじのねじ山16が形成されている。ねじ11の頭部12には該頭部12の一部を陥没させてなる陥没穴状の回動部13が設けられている。図2に示されるように、この回動部13は全体に大略十字状をなしており、中心部17と、この中心部17から外方へ延びる4つの翼係合部18とを有している。各翼係合部18は、ねじ11の径方向外方へ延びる基端側部分18aと、この基端側部分18aからさらに外方へ延びる先端側部分18bとを有している。前記翼係合部18の基端側部分18aは等角度間隔(すなわち、90度間隔)で配置されている。各翼係合部18は、ねじ11締め付け時にドライバビット14の翼部19(図5参照)の回転方向前方に存在することとなる側壁面である締付側側壁面20と、この締付側側壁面20と反対側に位置し、当該ねじ11緩め時に前記ドライバビット14の翼部19の回転方向前方に存在することとなる側壁面である緩め側側壁面21とを有している。
各翼係合部18において、基端側部分18aにおける締付側側壁面20(以下、基端側部分・締付側側壁面20aと記す)は、平面状とされており、かつ深くなるほど基端側部分18aが狭くなることとなるように内方に傾斜している。先端側部分18bにおける締付側側壁面20(以下、先端側部分・締付側側壁面20bと記す)も、平面状とされており、かつ深くなるほど先端側部分18bが狭くなることとなるように内方に傾斜している。各翼係合部18において、先端側部分・締付側側壁面20bは基端側部分・締付側側壁面20aから、緩め側側壁面21から遠ざかる方向に斜めに屈曲されている。図6によく示されるように、各翼係合部18において、基端側部分・締付側側壁面20aと先端側部分・締付側側壁面20bとがなす角度α(図6参照)は、155〜177度であることが好ましく、特に好ましいのは160〜170度である。
各翼係合部18において、基端側部分18aにおける緩め側側壁面21(以下、基端側部分・緩め側側壁面21aと記す)は平面状とされており、かつ深くなるほど基端側部分18aが狭くなることとなるように内方に傾斜している。先端側部分18bにおける緩め側側壁面21(以下、先端側部分・緩め側側壁面21bと記す)も平面状とされており、かつ深くなるほど先端側部分18bが狭くなることとなるように内方に傾斜している。各翼係合部18において、先端側部分・緩め側側壁面21bは基端側部分・緩め側側壁面21aから、締付側側壁面20から遠ざかる方向に斜めに屈曲されている。各翼係合部18において、基端側部分・緩め側側壁面21aと先端側部分・緩め側側壁面21bとがなす角度β(図6参照)は、155〜177度であることが好ましく、特に好ましいのは160〜170度である。
前記中心部17は、4つの翼係合部18の基端側部分18a間において、それぞれ当該ねじ11の軸心に向かって突出するとともに、深くなるほど該中心部17が狭くなることとなるように内方に傾斜する内壁面22を有する4つの食い付き部23を有している。これら食い付き部23の前記内壁面22は、JIS B 1012に規定されるH形十字穴と同様に、互いに所定の角度をなす2つの平面状部分22a,22bからなり、これらの平面状部分22a,22bが交わる中央部22cが屈曲部を形成している。
ここで、前記食い付き部23は、従来の一般的な十字穴の場合と同様に、ねじ11の回動部13に専用ドライバビット14や一般的な十字穴用の標準的なドライバビット6を差し込んだときに、ドライバビット14,6の対応する部分(後述するビット側食い付き部28,32)と互いに密着して食い付き、ドライバビット14,6にねじ11が付着した状態になるようにするための部分である。
前述のような構成とされていることにより、回動部13において、中心部17と各翼係合部18の基端側部分18aとは、JIS B 1012に規定されるH形十字穴の対応する部分と基本的に同様の形状および寸法とされている。
図4〜6に示されるように、専用ドライバビット14は、回動部13に対応する横断面形状を有している。次に、これを詳しく説明すると、ドライバビット14は、その軸方向先端側に、ビット中心部24と、このビット中心部24から外方へ延びる4つの翼部19とを有している。各翼部19は、ドライバビット14の径方向外方へ延びる基端側部分19aと、この基端側部分19aからさらに外方へ延びる先端側部分19bとを有している。前記翼部19の基端側部分19aは等角度間隔(すなわち、90度間隔)で配置されている。各翼部19は、ねじ11締め付け時に回転方向前方となる側の側面である締付側側面25と、この締付側側面25と反対側に位置し、ねじ11緩め時に回転方向前方となる側の側面である緩め側側面26とを有している。
各翼部19において、基端側部分19aにおける締付側側面25(以下、基端側部分・締付側側面25aと記す)は、平面状とされており、かつビット軸方向先端側ほど基端側部分19aが薄くなることとなるように内方に傾斜している。この傾斜角度は、翼係合部18の基端側部分・締付側側壁面20aの傾斜角度と同一とされている。先端側部分19bにおける締付側側面25(以下、先端側部分・締付側側面25bと記す)も、平面状とされており、かつビット軸方向先端側ほど先端側部分18bが薄くなることとなるように内方に傾斜している。この傾斜角度は、翼係合部18の先端側部分・締付側側壁面20bの傾斜角度と同一とされている。各翼部19において、先端側部分・締付側側面25bは基端側部分・締付側側面25aから、緩め側側面26から遠ざかる方向に斜めに屈曲されている。前記基端側部分・締付側側面25aと先端側部分・締付側側面25bとがなす角度は、翼係合部18の基端側部分・締付側側壁面20aと先端側部分・締付側側壁面20bとがなす角度αと同一角度とされている。
各翼部19において、基端側部分19aにおける緩め側側面26(以下、基端側部分・緩め側側面26aと記す)は、平面状とされており、かつビット軸方向先端側ほど基端側部分19aが薄くなることとなるように内方に傾斜している。この傾斜角度は、翼係合部18の基端側部分・緩め側側壁面21aの傾斜角度と同一とされている。先端側部分19bにおける緩め側側面26(以下、先端側部分・緩め側側面26bと記す)も、平面状とされており、かつビット軸方向先端側ほど先端側部分19bが薄くなることとなるように内方に傾斜している。この傾斜角度は、翼係合部18の先端側部分・緩め側側壁面21bの傾斜角度と同一とされている。各翼部19において、先端側部分・緩め側側面26bは基端側部分・緩め側側面26aから、締付側側面25から遠ざかる方向に斜めに屈曲されている。前記基端側部分・緩め側側面26aと先端側部分・緩め側側面26bとがなす角度は、翼係合部18の基端側部分・緩め側側壁面21aと先端側部分・緩め側側壁面21bとがなす角度βと同一角度とされている。
前記ビット中心部24は、4つの翼部19の基端側部分19a間において、それぞれ外方に対して凹となるとともに、ビット軸方向先端側ほど該ビット中心部24が細くなることとなるように内方に傾斜する円弧面状の外壁面27を有するビット側食い付き部28を有している。
次に、本実施例の作動を説明する。ねじ11は、各翼係合部18において、先端側部分・締付側側壁面20bが基端側部分・締付側側壁面20aから、緩め側側壁面21から遠ざかる方向に斜めに屈曲されているので、対応する形状の翼部19を有する専用ドライバビット14を用いれば、図4〜6に示されるように、ねじ11の締め付け時、ねじ11の屈曲した締付側側壁面20とドライバビット14の屈曲した締付側側面25とが互いに嵌合することにより、ねじ11に対してドライバビット14が傾きにくくなり、また、翼部19の屈曲した締付側側面25に、対応する形状に屈曲した翼係合部18の締付側側壁面20が食い込むので、締付側側面25が締付側側壁面20を確実に把握し、翼部19と翼係合部18との引っ掛かりがよくなるため、ドライバビット14がカムアウトしにくくなる。したがって、トルクを確実に伝え、ねじ11を確実に締め付けることができる。
また、同様にして、ねじ11の各翼係合部18において、先端側部分・緩め側側壁面21bが、基端側部分・緩め側側壁面21aから、締付側側壁面20から遠ざかる方向に斜めに屈曲されているので、対応する形状の翼部19を有する専用ドライバビット14を用いれば、ねじ11の緩め時も、ねじ11の屈曲した緩め側側壁面21とドライバビット14の屈曲した緩め側側面26とが互いに嵌合することにより、ねじ11に対してドライバビット14が傾きにくくなり、また、翼部19の屈曲した緩め側側面26に、対応する形状に屈曲した翼係合部18の緩め側側壁面21が食い込むので、緩め側側面26が緩め側側壁面21を確実に把握し、翼部19と翼係合部18との引っ掛かりがよくなるため、ドライバビット14がカムアウトしにくくなる。したがって、ねじ11の緩め時も、トルクを確実に伝え、ねじ11を確実に緩めることができる
また、ねじ11の食い付き部23と専用ドライバビット14のビット側食い付き部28とが密着することにより、従来の一般的なねじに標準的なドライバビット6を使用する場合と同様の食い付きを得ることができる。
なお、前述のようにねじ11の基端側部分・締付側側壁面20aと先端側部分・締付側側壁面20bとがなす角度αおよび基端側部分・緩め側側壁面21aと先端側部分・緩め側側壁面21bとがなす角度β(ドライバビット14の翼部19の締付側側面25および緩め側側面26の屈曲角度も同じ)は、それぞれ155〜177度であることが好ましく、特に好ましいのは160〜170度であるが、これらの角度が過小になると、先端側部分・締付側側壁面20bと先端側部分・締付側側面25bとの間、および先端側部分・緩め側側壁面21bと先端側部分・緩め側側面26bとの間では、各面と平行方向の力の成分が大きくなる一方、各面に対して垂直方向の力の成分が小さくなってしまうので、面間の力の伝達が行われにくくなってしまう。逆に、前記角度が過大になると、締付側側壁面20および緩め側側壁面21がそれぞれ屈曲されていることによる作用効果が小さくなる。
他方、本発明のねじ11の回動部13は、従来の一般的な十字穴3と同様に、中心部17と、この中心部17から外方へ延びる4つの翼係合部18とを有し、各翼係合部18は、当該ねじ11の径方向外方へ延びる基端側部分18aを有し、翼係合部18の基端側部分18aは等角度間隔で配置されており、中心部17は、4つの翼係合部18の基端側部分18a間において、それぞれ当該ねじ11の軸心に向かって突出するとともに、深くなるほど該中心部17が狭くなることとなるように内方に傾斜する内壁面22を有する食い付き部23を有しているので、専用のドライバビット14を用いないで、図7に示されるように、対応する規格の一般的な十字穴用の標準的なドライバビット6を使用しても、ねじ11の締め付けおよび緩め作業を行うことができる。
なお、図7において、32は標準的なドライバビット6のビット側食い付き部、31はその外壁面を示しており、ビット側食い付き部32とねじ11の食い付き部23とが密着することにより、従来の一般的な十字穴ねじ1に標準的なドライバビット6を使用する場合と同様に、食い付きを得ることができる。
また、このように標準的なドライバビット6を使用してねじ11の締め付けおよび緩め作業を行う場合は、標準的なドライバビット6の各翼部9の締付側側面29および緩め側側面30は屈曲していないので、専用のドライバビット14を用いる場合のように、カムアウトを生じにくくするという効果を最大限に得ることはできない。しかし、次の理由により、専用のドライバビット14を使用する場合よりは劣るものの、従来の一般的な十字穴ねじ1の場合よりもカムアウトが生じにくくなる。
従来の一般的な十字穴ねじ1の場合、現実には、ドライバビット6の翼部9とねじ1の翼係合部5とが有効に接触せず、ドライバビット6のビット側食い付き部32とねじ1の十字穴3の食い付き部10とのみが接触している状態になりやすく、これによりカムアウトしてしまうことが多かった。しかるに、このねじ11を標準的なドライバビット6で締付方向(緩め方向)に駆動する場合は、図8において一点鎖線の小さい丸P,Qで囲んで示したように、ドライバビット6の翼部9の締付側側面29(緩め側側面30)とねじ11の翼係合部18の基端側部分・締付側側壁面20a(基端側部分・緩め側側壁面21a)の先端部とが最も強く接触するようになり、ねじ11とドライバビット6との主たる接触部が食い付き部23より外側に位置することになるので、専用のドライバビット14を使用する場合よりは劣るものの、従来の一般的な十字穴ねじ1の場合よりも、ねじ締め付け時および緩め時ともカムアウトが生じにくくなる。
図9〜11は本発明の実施例2を示している。本実施例においては、ねじ11の回動部13の4つの食い付き部23の内壁面22は、実施例1およびJIS B 1012に規定されるH形十字穴の場合とは異なり、1つの円弧面状とされており、中央部に屈曲部を有していない。ねじ11の他の構成および専用ドライバビット14の他の構成は実施例1の場合と同様である。
本実施例においても、実施例1の場合と同様の作用効果を得ることができる。

なお、前記各実施例においては、第一および第二の本発明のねじの両方を1本のねじ11に適用するとともに、第一および第二の本発明のドライバビットの両方を1本のドライバビット14に適用し、ねじ11の翼係合部18の締付側側壁面20および緩め側側壁面21の両方と、ドライバビット14の翼部19の締付側側面25および緩め側側面26の両方とを、それぞれ屈曲させているが、締付側または緩め側の一方については、カムアウトの防止がそれほど必要ない場合は、ねじ11の翼係合部18の締付側または緩め側側壁面20,21の一方、およびドライバビット14の翼部19の締付側または緩め側側面25,26の一方を屈曲させなくてもよい。
また、前記各実施例では、ねじの回動部13の中心部17と各翼係合部18の基端側部分18aとを、基本的にJIS B 1012に規定されるH形十字穴と同様の形状・寸法とし、H形十字穴用の標準的なドライバを使用可能としているが、本発明においては、ねじの回動部の中心部と各翼係合部の基端側部分とを、他のフイリップスタイプ、ポジドライブタイプ、JIS B 1012に規定されるZ形、S形等の一般的な十字穴と基本的に同様の形状・寸法とし、これらの十字穴用の標準的なドライバを使用可能としてもよい。
また、前記各実施例においては、ねじ11の基端側部分・締付側側壁面20a、先端側部分・締付側側壁面20b、基端側部分・緩め側側壁面21aおよび先端側部分・緩め側側壁面21bと、ドライバビット14の基端側部分・締付側側面25a、先端側部分・締付側側面25b、基端側部分・緩め側側面26aおよび先端側部分・緩め側側面26bをそれぞれねじ11の軸線に対し傾斜させているが、本発明においては、これらの面をそれぞれねじ11の軸線11に対し傾けず、平行としてもよく、その場合にはさらにカムアウトが生じにくくなる。
また、前記各実施例においては、ねじ11の基端側部分・締付側側壁面20a、先端側部分・締付側側壁面20b、基端側部分・緩め側側壁面21aおよび先端側部分・緩め側側壁面21bと、ドライバビット14の基端側部分・締付側側面25a、先端側部分・締付側側面25b、基端側部分・緩め側側面26aおよび先端側部分・緩め側側面26bをそれぞれ平面状としているが、本発明においては、これらの面は必ずしも平面状とせず、曲面状としてもよい。
以上のように本発明によるねじおよびドライバビットは、陥没穴状をなす回動部(リセス)を有するねじおよびそのようなねじを駆動するためのドライバビットとして有用である。
従来の一般的な十字穴付きねじを示す平面図である。 本発明の実施例1におけるねじを示す平面図である。 図2のIII−III線における断面図である。 実施例1において、ねじの回動部に専用ドライバビットが嵌合された状態を示す側面図である。 図4のV−V線における断面図である。 図5の一部を拡大した拡大断面図である。 実施例1のねじに標準的なドライバビットが嵌合された状態を示す断面図である。 図7の一部を拡大した拡大断面図である。 本発明の実施例2におけるねじを示す平面図である。 実施例2において、ねじの回動部に専用ドライバビットが嵌合された状態を示す側面図である。 実施例2のねじに標準的なドライバビットが嵌合された状態を示す断面図である。
符号の説明
6 一般的な十字穴用の標準的なドライバビット
11 ねじ
12 頭部
13 回動部
14 専用ドライバビット
15 軸部
17 中心部
18 翼係合部
18a 翼係合部の基端側部分
18b 翼係合部の先端側部分
19 翼部
19a 翼部の基端側部分
19b 翼部の先端側部分
20 締付側側壁面
20a 基端側部分における締付側側壁面(基端側部分・締付側側壁面)
20b 先端側部分における締付側側壁面(先端側部分・締付側側壁面)
21 緩め側側壁面
21a 基端側部分における緩め側側壁面(基端側部分・緩め側側壁面)
21b 先端側部分における緩め側側壁面(先端側部分・緩め側側壁面)
22 食い付き部の内壁面
23 食い付き部
24 ビット中心部
25 締付側側面
25a 基端側部分における締付側側面(基端側部分・締付側側面)
25b 先端側部分における締付側側面(先端側部分・締付側側面)
26 緩め側側面
26a 基端側部分における緩め側側面(基端側部分・緩め側側面)
26b 先端側部分における緩め側側面(先端側部分・緩め側側面)
27 ビット側食い付き部の外壁面
28 ビット側食い付き部

Claims (16)

  1. 全体に陥没穴状をなし、ドライバビットを嵌合される回動部を有するねじにおいて、
    前記回動部は、中心部と、この中心部から外方へ延びる4つの翼係合部とを有し、
    各前記翼係合部は、当該ねじの径方向外方へ延びる基端側部分と、この基端側部分からさらに外方へ延びる先端側部分とを有し、
    前記翼係合部の基端側部分は等角度間隔で配置されており、
    各前記翼係合部は、当該ねじ締め付け時に前記ドライバビットの翼部の回転方向前方に存在することとなる側壁面である締付側側壁面と、この締付側側壁面と反対側に位置し、当該ねじ緩め時に前記ドライバビットの前記翼部の回転方向前方に存在することとなる側壁面である緩め側側壁面とを有し、
    各前記翼係合部において、前記先端側部分における前記締付側側壁面は、それぞれ前記基端側部分における前記締付側側壁面から、前記緩め側側壁面から遠ざかる方向に斜めに屈曲されており、
    前記中心部は、前記4つの翼係合部の前記基端側部分間において、それぞれ当該ねじの軸心に向かって突出するとともに、深くなるほど該中心部が狭くなることとなるように内方に傾斜する内壁面を有する食い付き部を有し
    前記食い付き部は前記4つの翼係合部とは別部分であるねじ。
  2. 各前記翼係合部において、前記基端側部分における前記締付側側壁面と前記先端側部分における前記締付側側壁面とは、155〜177度の角度をなす請求項1記載のねじ。
  3. 各前記翼係合部において、前記基端側部分における前記締付側側壁面は、深くなるほど前記基端側部分が狭くなることとなるように内方に傾斜している請求項1または2記載のねじ。
  4. 各前記翼係合部において、前記先端側部分における前記締付側側壁面は、深くなるほど前記先端側部分が狭くなることとなるように内方に傾斜している請求項1乃至3のいずれかに記載のねじ。
  5. 各前記翼係合部において、前記基端側部分における前記締付側側壁面は平面状とされている請求項1乃至4のいずれかに記載のねじ。
  6. 各前記翼係合部において、前記先端側部分における前記締付側側壁面は平面状とされている請求項1乃至5のいずれかに記載のねじ。
  7. 各前記翼係合部において、前記先端側部分における前記緩め側側壁面は、前記基端側部分における前記緩め側側壁面から、前記締付側側壁面から遠ざかる方向に斜めに屈曲されている請求項1乃至6のいずれかに記載のねじ。
  8. 全体に陥没穴状をなし、ドライバビットを嵌合される回動部を有するねじにおいて、
    前記回動部は、中心部と、この中心部から外方へ延びる4つの翼係合部とを有し、
    各前記翼係合部は、当該ねじの径方向外方へ延びる基端側部分と、この基端側部分からさらに外方へ延びる先端側部分とを有し、
    前記翼係合部の基端側部分は等角度間隔で配置されており、
    各前記翼係合部は、当該ねじ締め付け時に前記ドライバビットの前記翼部の回転方向前方に存在することとなる側壁面である締付側側壁面と、この締付側側壁面と反対側に位置し、当該ねじ緩め時に前記ドライバビットの前記翼部の回転方向前方に存在することとなる側壁面である緩め側側壁面とを有し、
    各前記翼係合部において、前記先端側部分における前記緩め側側壁面は、前記基端側部分における前記緩め側側壁面から、前記締付側側壁面から遠ざかる方向に斜めに屈曲されており、
    前記中心部は、前記4つの翼係合部の前記基端側部分間において、それぞれ当該ねじの軸心に向かって突出するとともに、深くなるほど該中心部が狭くなることとなるように内方に傾斜する内壁面を有する食い付き部を有し
    前記食い付き部は前記4つの翼係合部とは別部分であるねじ。
  9. 中心部と、この中心部から外方へ延びる4つの翼係合部とを有し、全体に陥没穴状をなすねじの回動部に嵌合されるドライバビットにおいて、
    ビット中心部と、このビット中心部から外方へ延び、前記ねじの前記翼係合部に係合される4つの翼部とを有し、
    各前記翼部は、当該ドライバビットの径方向外方へ延びる基端側部分と、この基端側部分からさらに外方へ延びる先端側部分とを有し、
    前記翼部の基端側部分は等角度間隔で配置されており、
    各前記翼部は、ねじ締め付け時に回転方向前方となる側の側面である締付側側面と、この締付側側面と反対側に位置し、ねじ緩め時に回転方向前方となる側の側面である緩め側側面とを有し、
    各前記翼部において、前記先端側部分における前記締付側側面は、前記基端側部分における前記締付側側面から、前記緩め側側面から遠ざかる方向に斜めに屈曲されており、
    前記ビット中心部は、前記4つの翼部の前記基端側部分間において、それぞれ外方に対して凹となるとともに、ビット軸方向先端側ほど該ビット中心部が細くなることとなるように内方に傾斜する外壁面を有するビット側食い付き部を有し
    前記ビット側食い付き部は前記4つの翼部とは別部分であるドライバビット。
  10. 各前記翼部において、前記基端側部分における前記締付側側面と前記先端側部分における前記締付側側面とは、155〜177度の角度をなす請求項9記載のドライバビット。
  11. 各前記翼部において、前記基端側部分における前記締付側側面は、ビット軸方向先端側ほど前記基端側部分が薄くなることとなるように内方に傾斜している請求項9または10記載のドライバビット。
  12. 各前記翼部において、前記先端側部分における前記締付側側面は、ビット軸方向先端側ほど前記先端側部分が薄くなることとなるように内方に傾斜している請求項9乃至11のいずれかに記載のドライバビット。
  13. 各前記翼部において、前記基端側部分における前記締付側側面は平面状とされている請求項9乃至12のいずれかに記載のドライバビット。
  14. 各前記翼部において、前記先端側部分における前記締付側側面は平面状とされている請求項9乃至13のいずれかに記載のドライバビット。
  15. 各前記翼部において、前記先端側部分における前記緩め側側面は、前記基端側部分における前記緩め側側面から、前記締付側側面から遠ざかる方向に斜めに屈曲されている請求項9乃至14のいずれかに記載のドライバビット。
  16. 中心部と、この中心部から外方へ延びる4つの翼係合部とを有し、全体に陥没穴状をなすねじの回動部に嵌合されるドライバビットにおいて、
    ビット中心部と、このビット中心部から外方へ延び、前記ねじの前記翼係合部に係合される4つの翼部とを有し、
    各前記翼部は、当該ドライバビットの径方向外方へ延びる基端側部分と、この基端側部分からさらに外方へ延びる先端側部分とを有し、
    前記翼部の基端側部分は等角度間隔で配置されており、
    各前記翼部は、ねじ締め付け時に回転方向前方となる側の側面である締付側側面と、この締付側側面と反対側に位置し、ねじ緩め時に回転方向前方となる側の側面である緩め側側面とを有し、
    各前記翼部において、前記先端側部分における前記緩め側側面は、前記基端側部分における前記緩め側側面から、前記締付側側面から遠ざかる方向に斜めに屈曲されており、
    前記ビット中心部は、前記4つの翼部の前記基端側部分間において、それぞれ外方対して凹となるとともに、ビット軸方向先端側ほど該ビット中心部が細くなることとなるように内方に傾斜する外壁面を有するビット側食い付き部を有し
    前記ビット側食い付き部は前記4つの翼部とは別部分であるドライバビット。
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