JP6224991B2 - タッピンねじ - Google Patents

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本発明は、相手部材に自ら雌ねじを成形しながら締結できるタッピンねじに関する。
従来から、タッピンねじにおいては、ねじ部のフランク面と相手部材との摩擦抵抗を大きくすることが、ゆるみ止め効果(締結力)を発揮すると考えられている。このような技術思想に基づいて考案されたタッピンねじとしては、特許文献1に示すものが知られている。このタッピンねじは、ねじ部のフランク面が複合角に形成されており、締結時には軸力の作用により、当該フランク面が雌ねじに食い込むことになり、強固な緩み止め作用を発揮する。
特開2006−57801号公報
しかしながら、上記タッピンねじのように、ねじ部のフランク面と雌ねじとの接触によって緩み止め効果を得ようとする構成では、軸力の低下や繰り返し使用により、フランク面と雌ねじとの間で接触状態が変化して隙間が生じることがあり、緩み止め効果が失われることがあった。
本発明の目的は、ねじ部のフランク面を雌ねじに干渉させずに、ねじ部の谷底及び頂部と雌ねじとを干渉させることによって、緩み止め効果を発揮するタッピンねじを提供することである。
頭部と、頭部から延びる通常ねじ部と、通常ねじ部から先端に延びる雌ねじ成形ねじ部とが一体に成形されたタッピンねじにおいて、通常ねじ部の谷径φd1が、雌ねじ成形ねじ部の谷径φd2よりも大きく、通常ねじ部の外径φD1が、雌ねじ成形ねじ部の外径φD2よりも大きく、通常ねじ部のねじ山角度αが、雌ねじ成形ねじ部のねじ山角度βよりも小さくなるように形成されていることを特徴とするタッピンねじによる。
また、タッピンねじをねじ込むために相手部材に設けた下穴径は、前記雌ねじ成形ねじ部とのひっかかり率が100%となるように設定されていることが好ましい。
本発明のタッピンねじは、通常ねじ部の谷径φd1が、雌ねじ成形ねじ部の谷径φd2よりも大きく成形されているので、締結時には通常ねじ部の谷底が、雌ねじの頂部と干渉する。また、通常ねじ部の外径φD1が、雌ねじ成形ねじ部の外径φD2よりも大きく成形されているので、締結時には通常ねじ部の頂部が、雌ねじの谷底と干渉する。一方、通常ねじ部のねじ山角度αが、雌ねじ成形ねじ部のねじ山角度βよりも小さく成形されているので、締結時には通常ねじ部のフランク面が雌ねじに干渉しない。このため、通常ねじ部のフランク面を雌ねじに干渉させることなく、通常ねじ部の谷底及び頂部と雌ねじとの干渉によって、緩み止め効果を発揮することができる。
なお、タッピンねじをねじ込むために相手部材に設けた下穴径は、雌ねじ成形ねじ部とのひっかかり率が100%となるように設定することで、通常ねじ部の谷底まで雌ねじが充填されるので、緩み止め効果に優れたものとなる。
本発明の実施形態に係るタッピンねじの正面図。 本発明の実施形態に係るタッピンねじの要部拡大断面図であり、(a)は、雌ねじ成形ねじ部と雌ねじの嵌合状態、(b)は、通常ねじ部と雌ねじの嵌合状態を示す。
以下、本発明の実施形態に係るタッピンねじ1を、図面を参照して説明する。本発明の実施形態に係るタッピンねじ1は、図1に示すように、ドライバビット(図示せず)の回転が伝達される駆動穴2aを備えたねじ頭部2と、ねじ頭部2の中心から延びるねじ部3とを備えている。このねじ部3は、頭部3から延びる通常ねじ部4と、この通常ねじ部4から先端に延びる雌ねじ成形ねじ部5とから成る。
前記通常ねじ部4の谷径φd1は、雌ねじ成形ねじ部5の谷径φd2よりも大きくなるように設定されている。また、通常ねじ部4の外径φD1は、雌ねじ成形ねじ部5の外径φD2よりも大きくなるように設定されている。さらに、通常ねじ部4のねじ山角度αは30°、雌ねじ成形ねじ部5のねじ山角度βは45°であり、通常ねじ部4のねじ山角度αは、雌ねじ成形ねじ部5のねじ山角度βよりも小さくなるように設定されている。
図2は、相手部材(図示せず)に予め設けられた下穴(図示せず)に、上記タッピンねじ1を挿入してねじ込んだ状態を示す。まず、図2(a)に示すように、タッピンねじ1は、雌ねじ成形ねじ部5が下穴に雌ねじ10を成形しながらねじ込まれる。雌ねじ10は、雌ねじ成形ねじ部5が下穴の内壁を転造することによって成形されるものであり、塑性変形よる流動特性上、雌ねじ10の頂部には窪み11が形成される。続いて、図2(b)に示すように、雌ねじ成形ねじ部5によって成形された雌ねじ10に、通常ねじ部4がねじ込まれる。このとき、通常ねじ部4の谷径φd1は、雌ねじ成形ねじ部5の谷径φd2よりも大きく成形されているので、通常ねじ部4の谷底が、雌ねじ30の頂部と干渉する。また、通常ねじ部4の外径φD1が、雌ねじ成形ねじ部5の外径φD2よりも大きく成形されているので、締結時には通常ねじ部4の頂部が、雌ねじ10の谷底と干渉する。一方、通常ねじ部4のねじ山角度αが、雌ねじ成形ねじ部5のねじ山角度βよりも小さく成形されているので、通常ねじ部4のフランク面が雌ねじ10に干渉しない。
上記タッピンねじ1によれば、軸力の低下や繰り返し使用による外乱が生じても、通常ねじ部4の頂部及び谷底と雌ねじ10との干渉がし続けるので、緩み止め効果に優れたものとなる。また、相手部材に設けた下穴径は、雌ねじ成形ねじ部とのひっかかり率が100%となるように設定されている。このため、通常ねじ部4の谷底と雌ねじ10とを干渉させる条件のもとで、ねじ込みトルクを最小限に抑えることができる。
なお、本発明の実施形態について説明したが、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
1 タッピンねじ
2 ねじ頭部
2a 駆動穴
3 ねじ部
4 通常ねじ部
5 雌ねじ成形ねじ部
10 雌ねじ
11 窪み

Claims (1)

  1. 頭部と、頭部から延びる通常ねじ部と、通常ねじ部から先端に延びる雌ねじ成形ねじ部とが一体に成形されたタッピンねじにおいて、
    通常ねじ部の谷径φd1が、雌ねじ成形ねじ部の谷径φd2よりも大きく、
    通常ねじ部の外径φD1が、雌ねじ成形ねじ部の外径φD2よりも大きく、
    通常ねじ部のねじ山角度αが、雌ねじ成形ねじ部のねじ山角度βよりも小さくなるように形成し、
    タッピンねじをねじ込むために相手部材に設けた下穴径は、前記雌ねじ成形ねじ部とのひっかかり率が100%となるように設定されていることを特徴とするタッピンねじ。
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