JP2009185996A - ねじ - Google Patents

ねじ Download PDF

Info

Publication number
JP2009185996A
JP2009185996A JP2008029741A JP2008029741A JP2009185996A JP 2009185996 A JP2009185996 A JP 2009185996A JP 2008029741 A JP2008029741 A JP 2008029741A JP 2008029741 A JP2008029741 A JP 2008029741A JP 2009185996 A JP2009185996 A JP 2009185996A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ridge line
tightening
loosening
head
inflection point
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008029741A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009185996A5 (ja
Inventor
Toshihide Sakurai
俊秀 櫻井
Toshimasa Toyooka
利昌 豊岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Seiko Co Ltd
Original Assignee
Nitto Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Seiko Co Ltd filed Critical Nitto Seiko Co Ltd
Priority to JP2008029741A priority Critical patent/JP2009185996A/ja
Publication of JP2009185996A publication Critical patent/JP2009185996A/ja
Publication of JP2009185996A5 publication Critical patent/JP2009185996A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、ドライバビットを駆動穴に容易に係合可能な頭部を備えるねじを提供する。
【解決手段】本発明のねじ1は、ドライバビットの先端を駆動穴10に案内する案内斜面15を備えるとともに、締付け時にドライバビットと係合する締付け側面13がカムアウト現象、リームアウト現象を防止可能な形状であるとともに、弛め時においてもドライバビットと係合する弛め側面14がカムアウト現象、リームアウト現象を防止可能な形状であるとことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ドライバビットを駆動穴に案内するとともに、弛め時あるいは締付け時おいてリームアウト現象あるいはカムアウト現象を防止する十字穴形状の駆動穴を備えたねじに関する。
従来からねじを締め付けたり弛めたりする場合に、このドライバビットが与える駆動力が作用する頭部には、十字形状の係合溝を有する駆動穴が形成されており、この駆動穴にドライバビットの係合羽根を係合させて駆動力を伝達してワークにねじを締め付けるようになっている。このような一般的な駆動穴を備えるねじにおいては、当該駆動穴にドライバビットを係合させる際、当該ドライバビットの先端が駆動穴の中心からずれてしまった場合、ドライバビットをねじの駆動穴に係合させるのに手間がかかる問題がった。このような問題を解決する手段として、ねじの頭部の表面が駆動穴の中心方向に傾斜していれば、この斜面に沿ってドライバビットが案内されるになり、容易にドライバビットを駆動穴に係合させることができる。このような案内斜面を備えるねじとしては、特許文献1および特許文献2に示すものがある。
実開昭59−144213号公報 特開昭61−157813号公報
しかしながら、特許文献1および2に示すねじの駆動穴においては、前記案内斜面を形成したがために、駆動穴を形成する側面の面積は小さく設計されており、従ってこれら側面付近の剛性が小さくなっている。そのため、ドライバビットを係合させて回転力を加えてた際、当該駆動穴が当該回転力に耐え切れず、変形してしまう現象(リームアウト現象)あるいはドライバビットが駆動穴から浮いてしまい当該ドライバビットが駆動穴から外れてしまう現象(カムアウト現象)が発生する問題を有していた。
本発明のねじは、放射状に延びる4個の係合溝を形成した駆動穴を有する頭部と、この頭部と一体に形成される脚部とから成り、当該係合溝を形成するとともに、締付け時に前記ドライバビットを係止する締付け側面と、弛め時に前記ドライバビットを係止する弛め側面とを備えており、前記締付け側面の上端に位置する締付け稜線は、途中に変曲点を備えるとともに、当該締付け稜線の端部であって前記頭部の外周側に位置する外端点と、当該締付け稜線の他方の端部であって当該頭部の中心側に位置する内端点とを備え、当該外端点と当該変曲点とを結んで形成される締付け側第1の稜線と、当該変曲点と当該内端点とを結んで形成される締付け側第2の稜線とから構成され、一方、前記弛め側面の上端に位置する弛め稜線は、途中に前記係合溝の底面からの高さの異なる2つの変曲点を備えるとともに、当該弛め稜線の端部であって前記頭部の外周側に位置する外端点と、当該弛め稜線の他方の端部であって当該頭部の中心側に位置する内端点とを備え、当該外端点と当該変曲点の内上方に位置する第1の変曲点とを結んで形成される弛め側第1の稜線と、当該第1の変曲点と下方に位置する第2の変曲点とを結んで形成される弛め側第2の稜線と、当該第2の変曲点と前記内端点とを結んで形成される弛め側第3の稜線とから構成され、前記弛め側第3の稜線の高さを前記締付け側第2の稜線の高さよりも低く形成し、円周方向に隣接するこれら締付け側第2の稜線と弛め側第3の稜線とを結んで形成される案内斜面を備えていることを特徴とする。
本発明のねじの駆動穴は、案内斜面がドライバビットを駆動穴に係合させる方向に傾斜しているので、当該ドライバビットを前記駆動穴に係合させる際、ドライバビットが係合溝に案内され、容易にドライバビットを駆動穴に係合させることができる。また、前記締付け側面の締付け稜線は変曲点を備えているので、締付け側面の上端の稜線が単に傾斜しているような側面と比較して、本発明の締付け側面の面積は大きく形成されているので、ねじ締め付け時においてカムアウト現象(ドライバビットが駆動穴から浮いて外れてしまう現象)や、ねじ締め付け時におけるリームアウト現象(ドライバビットが駆動穴を破壊する現象)を防止することができる。さらに、前記弛め側面の弛め稜線においても変曲点を備えているので、当該弛め側面においても弛めけ側面の上端の稜線が単に傾斜しているような側面と比較して、本発明の弛め側面の面積は大きく形成されているので、ねじ弛め時においてもカムアウト現象や、リームアウト現象を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を図1および図2に基づいて説明する。図2において、1は頭部2と、この頭部2と一体でかつねじ山3を有する脚部4とから成るねじである。このねじ1の頭部2には、図1に示すように、十字形状の駆動穴10が形成されており、この駆動穴10は放射方向に延びる係合溝11を備えている。この係合溝11は、その底面12が中心に向かうに従って深くなっており、この底面12は、前記頭部2の表面12aとの境界を成す境界線12aを備えている。
また、前記係合溝11は、図2に示すように、前記底面12に対してほぼ垂直に直立した側面を対向させて形成されており、これら側面は、締付け時にドライバビット(図示せず)と係合する締付け側面13と、弛め時にドライバビットと係合する弛め側面14とを備えている。この締付け側面13の上端には弛め稜線13aが形成され、一方前記弛め側面14の上端には弛め稜線14aが形成されている。
前記締付け稜線13aは、途中に変曲点P1を備えるとともに、前記頭部2の外周側に位置する外端点13bと当該頭部2の中心側に位置する内端点13cとを備えている。この締付け稜線13aは、前記外端点13bと当該変曲点P1とを結んで形成される締付け側第1の稜線13dと、当該変曲点P1と当該締付け稜線13aの内端点13cとを結んで形成される締付け側第2の稜線13eとから構成されている。前記締付け側第1の稜線13dは、前記脚部2の延びる方向(以下、当該脚部2の延びる方向を鉛直方向という。)に対して直交する平面(以下、鉛直方向に直交する平面を水平面という。)に平行して延び、この締付け側第2の稜線13eは、前記締付け側面13の高さが前記頭部2の中心方向に近づくにつれて低くなる方向に傾斜している。
一方前記弛め稜線14aは、途中に前記底面からの高さの異なる2つの変曲点を備えており、これら変曲点の内、上方に位置する第1の変曲点P2と、下方に位置する第2の変曲点P3とを備えている。
また、前記弛め稜線14aは、前記頭部2の外周側に位置する外端点14bと当該頭部2の中心側に位置する内端点14cとを備えている。この弛め稜線14aは、前記外端点14bと前記第1の変曲点P2とを結んで形成される弛め側第1の稜線14dと、当該第1の変曲点P2と前記第2の変曲点P3とを結んで形成される弛め側第2の稜線14eと、当該変曲点P3と前記内端点14cとを結んで形成される弛め側第3の稜線14fとから形成されている。これら変曲点P1,P2およびP3は、前記4個の係合溝11の底面12の境界線12aを結んで形成される仮想円Cの内域方向に位置している。
前記弛め側第1の稜線14dは、水平面と平行して延び、前記弛め側第2の稜線14eは、鉛直方向に対して0°〜5°の角度を成して延び、前記弛め側第3の稜線14fは、水平面に対して0°〜5°の角度を成して延びるように形成されている。
前記弛め側第3の稜線14fの高さは、前記締付け側第2の稜線13eよりも低く位置しており、円周方向に隣接するこれら締付け側第2の稜線13eと弛め側第3の稜線14fとを結んで案内斜面15が形成されている。
このような構成からなる頭部2を備える本発明のねじ1においては、前記案内斜面15はドライバビットを前記駆動穴10に係合させる方向に傾斜しているので、当該ドライバビットを前記駆動穴10に係合させる際、当該ドライバビットの先端と当該駆動穴10の中心とがずれて当該ドライバビットの先端が案内斜面15上に当接した場合においても、ドライバビットが係合溝11に案内され、容易にドライバビットを駆動穴10に係合させることができる。
また、前記締付け側面13の締付け側第1の稜線13dは水平面に平行してに延びるように形成されているので、締付け側面の上端の稜線の全てが傾斜しているような側面と比較して、本発明の締付け側面13の面積は大きく形成されているので、当該締付け側面13付近の剛性は高くなり、ねじ締め付け時においてカムアウト現象(ドライバビットが駆動穴から浮いて外れてしまう現象)や、ねじ締め付け時におけるリームアウト現象(ドライバビットが駆動穴を破壊する現象)を防止することができる。
さらに、前記弛め側面14の弛め側第1の稜線14dにおいても水平面に平行して延びるように形成されており、当該弛め側面14においても弛めけ側面の上端の稜線の全てが傾斜しているような側面と比較して、本発明の弛め側面14の面積は大きく形成されているので、当該弛め側面14付近の剛性も高くなり、ねじ弛め時においてもカムアウト現象や、リームアウト現象を防止することができる。
つまり、本発明のねじの駆動穴2においては、ドライバビットを駆動穴2に案内すべく傾斜した案内斜面15を備えつつ、ドライバビットを用いて当該ねじを締付ける際にもカムアウト現象あるいはリームアウト現象を防止する高い剛性を有する締付け側面13を備えるとともに、当該ねじを弛める際にもカムアウト現象あるいはリームアウト現象を防止する高い剛を有する弛め側面14を備えている。
本発明に係るねじの頭部を示す図である。 図1のA−A線断面図である。
符号の説明
1 ねじ
2 頭部
2a 表面
3 ねじ山
4 脚部
10 駆動穴
11 係合溝
12 底面
12a 境界線
13 締付け側面
13a 締付け稜線
13b 外端点
13c 内端点
13d 締付け側第1の稜線
13e 締付け側第2の稜線
P1 変曲点
14 弛め側面
14a 弛め稜線
14b 外端点
14c 内端点
14d 弛め側第1の稜線
14e 弛め側第2の稜線
14f 弛め側第3の稜線
P2 第1の変曲点
P3 第2の変曲点
15 案内斜面

Claims (1)

  1. 放射状に延びる4個の係合溝を形成した駆動穴を有する頭部と、この頭部と一体に形成される脚部とから成り、当該係合溝を形成するとともに、締付け時に前記ドライバビットを係止する締付け側面と、弛め時に前記ドライバビットを係止する弛め側面とを備えるを備えるねじにおいて、
    前記締付け側面の上端に位置する締付け稜線は、途中に変曲点を備えるとともに、当該締付け稜線の端部であって前記頭部の外周側に位置する外端点と、当該締付け稜線の他方の端部であって当該頭部の中心側に位置する内端点とを備え、当該外端点と当該変曲点とを結んで形成される締付け側第1の稜線と、当該変曲点と当該内端点とを結んで形成される締付け側第2の稜線とから構成され、
    一方、前記弛め側面の上端に位置する弛め稜線は、途中に前記係合溝の底面からの高さの異なる2つの変曲点を備えるとともに、当該弛め稜線の端部であって前記頭部の外周側に位置する外端点と、当該弛め稜線の他方の端部であって当該頭部の中心側に位置する内端点とを備え、当該外端点と当該変曲点の内上方に位置する第1の変曲点とを結んで形成される弛め側第1の稜線と、当該第1の変曲点と下方に位置する第2の変曲点とを結んで形成される弛め側第2の稜線と、当該第2の変曲点と前記内端点とを結んで形成される弛め側第3の稜線とから構成され、
    前記弛め側第3の稜線の高さを前記締付け側第2の稜線の高さよりも低く形成し、円周方向に隣接するこれら締付け側第2の稜線と弛め側第3の稜線とを結んで形成される案内斜面を備えていることを特徴とするねじ。
JP2008029741A 2008-02-08 2008-02-08 ねじ Pending JP2009185996A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008029741A JP2009185996A (ja) 2008-02-08 2008-02-08 ねじ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008029741A JP2009185996A (ja) 2008-02-08 2008-02-08 ねじ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009185996A true JP2009185996A (ja) 2009-08-20
JP2009185996A5 JP2009185996A5 (ja) 2011-03-24

Family

ID=41069434

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008029741A Pending JP2009185996A (ja) 2008-02-08 2008-02-08 ねじ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009185996A (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4953166U (ja) * 1972-08-25 1974-05-10
JPS5580512U (ja) * 1978-11-29 1980-06-03
JPS5833812U (ja) * 1981-08-28 1983-03-05 徳増 益広 ネジ
JPS59144213U (ja) * 1983-03-18 1984-09-27 ソニー株式会社 ねじ
JPS60101207U (ja) * 1983-12-15 1985-07-10 マックス株式会社 ネジ
JPS61157813A (ja) * 1984-12-28 1986-07-17 株式会社ト−プラ 取外し防止形十字穴ねじ
JPS63135014U (ja) * 1987-02-27 1988-09-05
JP2000145739A (ja) * 1998-11-12 2000-05-26 Max Co Ltd 打込みネジ

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4953166U (ja) * 1972-08-25 1974-05-10
JPS5580512U (ja) * 1978-11-29 1980-06-03
JPS5833812U (ja) * 1981-08-28 1983-03-05 徳増 益広 ネジ
JPS59144213U (ja) * 1983-03-18 1984-09-27 ソニー株式会社 ねじ
JPS60101207U (ja) * 1983-12-15 1985-07-10 マックス株式会社 ネジ
JPS61157813A (ja) * 1984-12-28 1986-07-17 株式会社ト−プラ 取外し防止形十字穴ねじ
JPS63135014U (ja) * 1987-02-27 1988-09-05
JP2000145739A (ja) * 1998-11-12 2000-05-26 Max Co Ltd 打込みネジ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4205990B2 (ja) 駆動穴付きねじ及びドライバビット
JP4989784B1 (ja) タッピンねじ
US8348573B2 (en) Versatile fastener
US8261641B2 (en) Screw and driver bit
US20130309042A1 (en) Threaded fastener
US8757950B2 (en) Structure of cross-shaped groove of screw for fit with driver bit
US20090257844A1 (en) Recessed head screw
JP5669872B2 (ja) 駆動穴付きねじ及び駆動穴付きねじの製造用ヘッダーパンチ
JP2009185996A (ja) ねじ
US9022710B2 (en) Anti-seizing nut
JP7223398B2 (ja) ねじ
JP5204887B2 (ja) ねじ部品の頭部駆動穴
JP5177780B1 (ja) 二重ナット締結具およびこれを用いた二重ナット締結方法
JP5425615B2 (ja) 十字穴を有するねじとこれを回動させるドライバービット
JP2011047484A (ja) ねじ部品の共用十字穴
KR20120129100A (ko) 드릴링이 용이한 직결나사
JP5391306B2 (ja) ねじの駆動穴
JP2009185995A (ja) ねじ
JP5022294B2 (ja) ねじ部品の頭部駆動穴
JP4523837B2 (ja) ねじの駆動穴
JP5631693B2 (ja) 打ち込みねじ
JP2013019536A (ja) ねじ
KR20090017318A (ko) 탭핑 스크루
JP2017057962A (ja) ねじ及びドライバービットとの組合せ並びにねじ製造用ヘッダーパンチ
US20090317201A1 (en) Drill of hexagonal cylinder

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110207

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110207

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111220

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120427