JP2009185838A - 車両用変速機の同期装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】潤滑油の掻き上げを抑制しつつ潤滑が必要な部位へ適宜効果的に潤滑油を供給する車両用変速機の同期装置を提供する。
【解決手段】入力軸24から供給される潤滑油をクラッチハブ50の径方向外側に導くようにそのクラッチハブ50内に穿設された第1潤滑油路50dと、変速機16において所定の変速段を成立させるための相対位置にスリーブ52が位置させられた際に第1潤滑油路50dと連通し、その第1潤滑油路50dから供給される潤滑油を前記変速段を成立させるための変速ギヤ28cへ供給するようにスリーブ52内に穿設された第2潤滑油路52bとを、備えたものであることから、変速機16において所定の変速段が成立させられた場合に、その変速段に係る変速ギヤ28に対して的確に潤滑油を供給することで、必要な潤滑油量を低減させることができ、その潤滑油の掻き上げによるトルク損失を好適に抑えることができる。
【選択図】図3
【解決手段】入力軸24から供給される潤滑油をクラッチハブ50の径方向外側に導くようにそのクラッチハブ50内に穿設された第1潤滑油路50dと、変速機16において所定の変速段を成立させるための相対位置にスリーブ52が位置させられた際に第1潤滑油路50dと連通し、その第1潤滑油路50dから供給される潤滑油を前記変速段を成立させるための変速ギヤ28cへ供給するようにスリーブ52内に穿設された第2潤滑油路52bとを、備えたものであることから、変速機16において所定の変速段が成立させられた場合に、その変速段に係る変速ギヤ28に対して的確に潤滑油を供給することで、必要な潤滑油量を低減させることができ、その潤滑油の掻き上げによるトルク損失を好適に抑えることができる。
【選択図】図3
Description
本発明は、車両用変速機の同期装置に関し、特に、潤滑油の掻き上げを抑制しつつ潤滑が必要な部位へ適宜効果的に潤滑油を供給するための改良に関する。
車両用変速機の一例として、噛合クラッチによって変速段が切り換えられる常時噛合い方式のものが広く知られている。一般に、斯かる変速機用噛合クラッチには同期装置が備えられており、その同期装置の作動により変速段の切換えが速やかに実行される。例えば、斯かる同期装置として、コーン面(テーパ面)を有するアウタシンクロナイザリング及びインナシンクロナイザリングと、それらの間にあってそれらテーパ面とそれぞれ摺接させられるテーパ面を有するミドルリングとで構成される所謂マルチコーンシンクロ機構が用いられる。このマルチコーンシンクロ機構は、摺接させられるテーパ面すなわち摺接面を複数有することで同期のための摩擦力がより大きくされて強力なシンクロ作用が得られる。
上述したような車両用変速機の同期装置では、その変速機において成立させられる変速段に応じて対応する部位への潤滑油の供給が求められる。このため、前記変速機の変速段或いは同期装置の作動状態に応じてその同期装置の所望部位へ効果的に潤滑油の供給を行うための技術が提案されている。例えば、特許文献1に記載された同期噛合装置の潤滑構造がそれである。斯かる技術によれば、駆動シャフト内に形成された潤滑油の供給油路と、クラッチハブに形成された一端がその供給油路に連通し他端がクラッチハブの外周面に開口する貫通孔と、クラッチスリーブに形成された一端がそのクラッチスリーブの内周面に開口し他端が環状凹溝に開口する油通路とを、備え、その油通路におけるクラッチスリーブ内周面側の開口がそのクラッチスリーブの出力ギヤに対する噛合時に前記貫通孔の開口と対向するように構成されていることから、同期噛合装置の作動状況に応じて所望部位に効果的に潤滑油を供給することができるとされている。
しかし、前記従来の技術では、前記変速機に備えられた歯車により潤滑油が掻き上げられるためにトルク損失が大きく、効果的な潤滑油の供給を実現することができないという不具合があった。このため、潤滑油の掻き上げを抑制しつつ潤滑が必要な部位へ適宜効果的に潤滑油を供給する車両用変速機の同期装置を提供が求められていた。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、潤滑油の掻き上げを抑制しつつ潤滑が必要な部位へ適宜効果的に潤滑油を供給する車両用変速機の同期装置を提供することにある。
斯かる目的を達成するために、本発明の要旨とするところは、回転軸と、その回転軸に固定されたクラッチハブと、そのクラッチハブの外周側に軸心まわりの相対回転不能且つ軸心方向の相対移動可能に嵌合されたスリーブと、前記回転軸に軸心まわりの相対回転可能に配設されたそれぞれ所定の変速段を成立させるための複数のギヤとを、備え、前記スリーブを前記クラッチハブに対して所定の相対位置に移動させることにより所定のギヤを前記回転軸に対して軸心まわりの相対回転不能とするための車両用変速機の同期装置であって、前記回転軸から供給される潤滑油を前記クラッチハブの径方向外側に導くようにそのクラッチハブ内に穿設された第1の潤滑油路と、前記変速機において所定の変速段を成立させるための相対位置に前記スリーブが位置させられた際に前記第1の潤滑油路と連通し、その第1の潤滑油路から供給される潤滑油を前記変速段を成立させるためのギヤへ供給するように前記スリーブ内に穿設された第2の潤滑油路とを、備えたことを特徴とするものである。
このようにすれば、前記回転軸から供給される潤滑油を前記クラッチハブの径方向外側に導くようにそのクラッチハブ内に穿設された第1の潤滑油路と、前記変速機において所定の変速段を成立させるための相対位置に前記スリーブが位置させられた際に前記第1の潤滑油路と連通し、その第1の潤滑油路から供給される潤滑油を前記変速段を成立させるためのギヤへ供給するように前記スリーブ内に穿設された第2の潤滑油路とを、備えたものであることから、前記変速機において所定の変速段が成立させられた場合に、その変速段に係るギヤに対して的確に潤滑油を供給することで、必要な潤滑油量を低減させることができ、その潤滑油の掻き上げによるトルク損失を好適に抑えることができる。すなわち、潤滑油の掻き上げを抑制しつつ潤滑が必要な部位へ適宜効果的に潤滑油を供給する車両用変速機の同期装置を提供することができる。
ここで、好適には、前記第2の潤滑油路は、その一端が前記スリーブの軸心方向両端面のうち前記変速段を成立させるためのギヤ側の端面に開口するものである。このようにすれば、前記変速機において所定の変速段が成立させられた場合に、その変速段に係るギヤに対して的確に潤滑油を供給することができる。
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明が好適に適用される車両の駆動装置10の骨子図である。この図1に示す駆動装置10は、FF(フロントエンジン・フロントドライブ)車両に用いられる横置き型の装置であり、走行用の駆動力源であるエンジン12、クラッチ14、及びトランスアクスル22を備えて構成されている。
上記エンジン12は、例えば、気筒内噴射される燃料の燃焼によって駆動力を発生させるガソリンエンジン或いはディーゼルエンジン等の内燃機関である。また、上記クラッチ14は、通常は係合状態とされる一方、図示しないクラッチペダルの踏込操作によりスリップ状態或いは開放状態とされて、上記エンジン12から出力される動力の上記トランスアクスル22への伝達を断続する動力断続装置である。また、上記トランスアクスル22は、本発明が適用される車両用変速機16と、終減速機18とが共通のトランスアクスルケース20(以下、単にケース20という)に収容されて構成されたものである。
上記変速機16は、車両の車幅方向に互いに平行な一対の入力軸24、カウンタ軸26間にギヤ比が異なる複数組の変速ギヤ(変速ギヤ対)28a、28b、28c、28d、28e(以下、特に区別しない場合には単に変速ギヤ28という)が配設されると共に、それら各変速ギヤ28に対応して複数の噛合クラッチ30a、30b、30c、30d、30e(以下、特に区別しない場合には単に噛合クラッチ30という)が設けられた平行軸式の常時噛合式変速機構であり、シフトセレクトシャフト34の駆動によりそれら各噛合クラッチ30の何れかを選択的に係合させて変速段を切り換える本発明の一実施例である同期装置(同期噛合装置)32a、32b、32c(以下、特に区別しない場合には単に同期装置32という)を備えて構成され、前進5段の変速段が成立させられるようになっている。この同期装置32については、図2乃至図7を用いて後述する。上記入力軸24及びカウンタ軸26には、更に後進ギヤ対36が配設され、図示しない出力シャフトに配設された後進用アイドル歯車と噛み合わされることにより後進変速段が成立させられるようになっている。また、上記カウンタ軸26には、出力歯車38が配設されて前記終減速機18のファイナルギヤ40と噛み合わされている。
前記変速機16では、上記シフトセレクトシャフト34が駆動されて上記同期装置32cにより上記噛合クラッチ30eが係合されると、変速比(入力軸24の回転数/カウンタ軸26の回転数)が最も大きい第1変速段が成立させられる。また、上記同期装置32cにより上記噛合クラッチ30dが係合されると、変速比が2番目に大きい第2変速段が成立させられる。また、上記同期装置32bにより上記噛合クラッチ30cが係合されると、変速比が3番目に大きい第3変速段が成立させられる。また、上記同期装置32bにより上記噛合クラッチ30bが係合されると、変速比が4番目に大きい第4変速段が成立させられる。また、上記同期装置32aにより上記噛合クラッチ30aが係合されると、変速比が最も小さい第5変速段が成立させられる。
前記終減速機18は、傘歯車である左右一対のサイドギヤ42R、42Lと、それらサイドギヤ42R、42Lにそれぞれスプライン嵌合等によって連結された左右一対のドライブシャフト44R、44Lとを、備えて構成されており、前記カウンタ軸26から入力される動力を左右の前輪(駆動輪)46R、46Lに分配し、それら前輪46R、46Lを回転駆動させる。すなわち、前記終減速機18は、円滑な転がり走行となるようにそれら左右の前輪46R、46Lの駆動車軸の回転数を配分するデファレンシャル装置(差動装置)を含んでいる。また、図1に示すように、本実施例の駆動装置10においては、車両前進方向を前方とした場合に、車軸である上記ドライブシャフト44R、44Lが前記エンジン12の出力軸である入力軸24よりも後方に配設されている。
図2は、本実施例の同期装置32の構成を説明するためにその軸心Cを含む平面で切断して示す部分断面図である。この図2では、前記同期装置32bの構成を示しているが、本発明は前記同期装置32a、32cにも適用され得る。図2に示すように、前記同期装置32は、回転軸としての前記入力軸24上に、クラッチハブ50、スリーブ52、アウタシンクロナイザリング56、インナシンクロナイザリング58、ミドルリング60、ギヤピース62、及び図示しないキーを同心に備えている。
上記クラッチハブ50は、例えば後述する図4に示すように、その内周側に形成されたスプライン溝50aにより回転軸である前記入力軸24に相対回転不能に嵌合されると共に、図2に示すスナップリング54や軸心方向の両側に配設された変速ギヤ28b、28cによってその軸心方向の位置が定められることで、その入力軸24に固定(固設)されている。また、上記クラッチハブ50の外周側には、上記スリーブ52と嵌め合わされるための外周歯50bが形成されている。また、上記スリーブ52と嵌合された際に、そのスリーブ52との間に図示しないキーを収めるための切欠部50cが形成されているが、本実施例においては斯かるキーに関する構成の説明を省略する。
前記スリーブ52は、略円筒形状を成すものである。また、そのスリーブ52の内周側には、前記クラッチハブ50の外周側に形成された上記外周歯50bと噛み合うように内周歯52aが形成されており、それら外周歯50b、内周歯52aが互いに嵌め合わされることにより、前記スリーブ52は前記クラッチハブ50の外周側に軸心まわりの相対回転不能且つ軸心方向の相対移動可能に嵌合されている。また、前記スリーブ52は、幅方向の中央部において内周側に突き出す凸部を有しており、図示しないキーにより通常は図2(或いは図5)に示すような動力伝達を遮断する状態である中立位置に位置させられる一方、図示しないシフトフォークによって軸心方向へ駆動されることで図3(或いは図6)に示すような動力伝達が可能な状態である伝達位置へ移動可能に配設されている。このシフトフォークは、例えば運転者のシフトレバー操作に連動して機械的に図2等の左右方向へ移動させられるようになっている。
前記変速ギヤ28b、28cは、何れも前記クラッチハブ50に隣接して、ベアリング64b、64c等により前記入力軸24に軸心まわりの相対回転可能に配設されると共に、図示しないスナップリング等によって軸心方向の位置が決められている。また、前記ギヤピース62は、前記変速ギヤ28のクラッチハブ50側に例えば圧入や溶接により相対回転不能に固設されたものであり、そのギヤピース62の外周側には、前記スリーブ52が前記伝達位置に移動させられる前記同期装置32の作動時に、そのスリーブ52の内周歯52aと噛み合うための噛合歯62aが形成されている。また、前記変速ギヤ28又はその変速ギヤ28に固設されたギヤピース62には、前記クラッチハブ50に隣接してそのクラッチハブ50に向かうほど小径となる外周テーパ面(外周コーン面)66が形成されている。
前記ミドルリング60は、前記クラッチハブ50と変速ギヤ28との間において、前記ギヤピース62のクラッチハブ50側の円周方向に複数設けられた穴部62bに対応する位置に設けられた突起部60aがその穴部62bに差し込まれることで位置決めされて、前記変速ギヤ28と共に回転し且つ軸心方向の移動が許容される状態で配設されている。また、前記ミドルリング60には、前記クラッチハブ50に向かうほど小径となる内周テーパ面(内周コーン面)60b及び外周テーパ面(外周コーン面)60cが形成されている。
前記アウタシンクロナイザリング56は、前記ミドルリング60の外周テーパ面60cに摺接させられる内周テーパ面(内周コーン面)56aと、前記スリーブ52と変速ギヤ28とが相対回転している間すなわちそのスリーブ52と変速ギヤ28とが同期回転するまでの間そのスリーブ52の内周歯52aと係合してそのスリーブ22の軸心方向移動を阻止するための外周係合歯56bとを備え、前記クラッチハブ50に所定量以上の相対回転不能すなわち周方向に関して所定角度θAの相対回転が許容されつつ相対回転不能、且つ軸心方向の相対移動可能に前記ミドルリング60の外周側に配設されている。また、前記アウタシンクロナイザリング56は、図2に示すように、そのアウタシンクロナイザリング56の外周面56cが前記クラッチハブ50の外周歯50aが設けられている外周環の内周面に当接するように配設されており、前記クラッチハブ50に対し、周方向に関して所定角度θAの相対回転が許容されつつ相対回転不能且つ軸心方向の相対移動可能に配設されている。上記所定角度θAの相対回転は、前記スリーブ52と変速ギヤ28とが同期回転するまでそのスリーブ52の軸心方向移動が阻止されるように例えばそのスリーブ52の内周歯52aとアウタシンクロナイザリング56と外周係合歯56bとの周方向の相対位置が歯幅の半分程度のずれが生じるように定められている。
前記インナシンクロナイザリング58は、前記ミドルリング60の内周側に配設されている。換言すれば、前記ミドルリング60とギヤピース62との間に間挿されている。また、前記ミドルリング60の内周テーパ面60bと摺接するための外周テーパ面(外周コーン面)58aと、前記変速ギヤ28の外周テーパ面66と摺接するための内周テーパ面(内周コーン面)58bとが形成されている。このように、本実施例の同期装置32は、それぞれコーン面(テーパ面)を有するアウタシンクロナイザリング56及びインナシンクロナイザリング58と、それらの間にあってテーパ面とそれぞれ摺接させられるテーパ面を有するミドルリング60とで構成される所謂マルチコーンシンクロ機構である。
以上のように構成された同期装置32において、前記スリーブ52を移動させるためのシフトフォークの非駆動時には、図示しないキーによりそのスリーブ52が前記クラッチハブ50に対して図2のような相対位置に位置決めされる。斯かる相対位置では、前記変速ギヤ28b、28cは何れも前記入力軸24に対して軸心まわりの相対回転可能とされており、それら変速ギヤ28b、28cを介しての動力伝達は行われない。
ここで、前記同期装置32が前記変速ギヤ28cによる動力伝達を行う状態を成立させるために駆動させられる場合を説明する。前記スリーブ52が中立位置すなわち図2に示す位置から伝達位置すなわち図3に示す位置への移動が開始されるシフト開始時には、図示しないキーが前記スリーブ52により内周側に押し込まれ始める際に前記変速ギヤ28c側に押されることで、前記アウタシンクロナイザリング56がミドルリング60に押圧され、そのアウタシンクロナイザリング56とミドルリング60との相対回転で発生する摩擦力により前記スリーブ52とアウタシンクロナイザリング56とが相対回転させられる。そして、前記スリーブ52とアウタシンクロナイザリング56とは図示しないキーにより周方向に所定角度θAで相対回転させられた状態でそれ以上の相対回転が阻止されるように位置決めされる。これにより、前記アウタシンクロナイザリング56とミドルリング60とが相対回転している間すなわち前記スリーブ22と変速ギヤ28cとが同期回転するまでの間は、前記スリーブ52の内周歯52aとアウタシンクロナイザリング56の外周係合歯56bとの係合によりそのスリーブ52の軸心方向移動が阻止される。
そして、図示しないキーを介して一体となった前記一対のシンクロナイザリング56、58とミドルリング60との間の摩擦力と、前記変速ギヤ28cの外周テーパ面66によるインナシンクロナイザリング58の内周テーパ面58cへの押圧力すなわち前記一対のシンクロナイザリング56、58と変速ギヤ28cとの間の摩擦力とでそれら一対のシンクロナイザリング56、58と変速ギヤ28cとが同期回転させられたとき、換言すれば前記スリーブ52と変速ギヤ28cとが同期回転させられたとき、そのスリーブ52の軸心方向移動を阻止するスリーブ52の内周歯52aとアウタシンクロナイザリング56の外周係合歯56bとの係合作用がなくなり、その内周歯52aが外周係合歯56bの間を抜けてスリーブ52がさらに前記変速ギヤ28c側へ移動させられ、図3に示すように、前記内周歯52aとギヤピース62の噛合歯62aとが噛み合わせられる。このようにして、前記変速ギヤ28cの前記入力軸24に対する軸心方向の相対回転が不能とされ、その変速ギヤ28cを介して動力伝達可能な状態が構成される。
なお、図2及び図3における前記一対のシンクロナイザリング56、58とミドルリング60との間の摺接面及びインナシンクロナイザリング58の内周テーパ面58cと変速ギヤ28の外周テーパ面66との間の摺接面のそれぞれの隙間は、その隙間がわかりやすいように図示したものであって実際の隙間は略接触している程極めて小さいものである。特に、図3においては同期後の状態であり当然接触している。
図4は、図3のIV-IV視断面図であり、前記入力軸24を省略して示している。図2及び図3に示すように、前記入力軸24の軸心には、図示しない油圧ポンプから圧送される潤滑油を導通するための油路24aが形成されており、更にその油路24aからクラッチハブ50の第1潤滑油路50dへ潤滑油を導くための複数(図4では3本)の油路24bが径方向に放射状に形成されている。また、図2乃至図4に示すように、前記クラッチハブ50には、上記入力軸24の油路24bから供給される潤滑油をそのクラッチハブ50の径方向外周側へ導くように、上記複数の油路24bそれぞれに対応する開口から径方向に放射状に複数(図4では3本)の第1潤滑油路50dが穿設されている。また、前記スリーブ52には、図3及び図4に示すように、前記変速機16において所定の変速段を成立させるための相対位置すなわちここでは前記変速ギヤ28cにより動力伝達が行われる相対位置に前記スリーブ52が位置させられた際に前記クラッチハブ50に形成された複数の第1潤滑油路50dとそれぞれ連通し、それら第1潤滑油路50dから供給される潤滑油をトルク伝達に係る変速ギヤ28cへ供給するように複数(図4では3本)の第2潤滑油路52bが穿設されている。この第2潤滑油路52bは、好適には、上記複数の第1潤滑油路50dそれぞれに対応する開口から径方向に放射状に設けられた径方向部と、その径方向部から軸心方向に設けられた軸心方向部とを備えている。また、好適には、その一端(軸心方向部の端部)が前記スリーブ52の軸心方向両端面52c、52dのうち潤滑の対象となる前記変速ギヤ28c側の端面52cに開口するように形成されたものである。
以上のように構成された同期装置32では、図3に示す伝達位置へ前記スリーブ52が移動させられた際、前記クラッチハブ50内に形成された第1潤滑油路50dと前記スリーブ52内に形成された第2潤滑油路52bとが連通し、前記入力軸24から供給される潤滑油がそれら第1潤滑油路50d及び第2潤滑油路52bを介して導かれる。ここで、上述のように、前記スリーブ52内の第2潤滑油路52bの一端は、そのスリーブ52の軸心方向両端面52c、52dのうち潤滑の対象となる前記変速ギヤ28c側の端面52cに開口させられているため、その変速ギヤ28cへ効果的な潤滑を行うことができる。一方、図2に示す中立位置に前記スリーブ52が位置させられている場合には、前記クラッチハブ50内に形成された第1潤滑油路50dと前記スリーブ52内に形成された第2潤滑油路52bとは連通されず、前記入力軸24からの潤滑油は前記スリーブ52内に供給されない。このように、本実施例の同期装置32では、トルク伝達に係る変速ギヤ28cにのみ効果的な潤滑を行うことができると共に必要な潤滑油量を低減でき、前記変速ギヤ28の掻き上げによる潤滑油のトルク損失を好適に抑制することができる。
以上、前記変速ギヤ28cによりトルク伝達が行われる場合に、その変速ギヤ28cを対象として潤滑を行うための構成を説明したが、斯かる構成に加えて、或いは代替として、以下に説明するように前記クラッチハブ50に関して前記変速ギヤ28cの反対側に配設された変速ギヤ28bによりトルク伝達が行われる場合に、その変速ギヤ28bを対象として潤滑を行うための構成が前記同期装置32に備えられてもよい。以下、斯かる変速ギヤ28bを対象として潤滑を行うための構成について、図5乃至図7を用いて詳述する。なお、以下の説明において、相互に共通する部分については同一の符号を付してその説明を省略する。
図5及び図6は、前述した図2乃至図4に示す構成に加え、前記変速ギヤ28bに対応してその変速ギヤ28bに潤滑を行うための構成を備えた同期装置32に関して、その軸心Cを含む平面で切断して示す部分断面図である。この図5は、前記変速ギヤ28bによるトルク伝達を不能とする中立位置に前記スリーブ52が位置させられた状態を示しており、図6は、前記変速ギヤ28bによりトルク伝達可能な伝達位置に前記スリーブ52が位置させられた状態を示している。また、図7は、図6のVII-VII視断面図であり、前記入力軸24を省略して示している。
図5及び図6に示すように、前記入力軸24には、前記油路24aからクラッチハブ50の第1潤滑油路50eへ潤滑油を導くための複数(図7では3本)の油路24cが形成されている。なお、本実施例において、これらの油路24cは前記変速ギヤ28cに対応して設けられた油路24bと同一平面内に形成されているが、軸心方向にオフセットして設けられてもよい。また、図5乃至図7に示すように、前記クラッチハブ50には、上記入力軸24の油路24cから供給される潤滑油をそのクラッチハブ50の径方向外周側へ導くように、上記複数の油路24cそれぞれに対応する開口から径方向へ放射状に複数(図7では3本)の第1潤滑油路50eが穿設されている。また、前記スリーブ52には、図6及び図7に示すように、前記変速機16において所定の変速段を成立させるための相対位置すなわちここでは前記変速ギヤ28bにより動力伝達が行われる相対位置に前記スリーブ52が位置させられた際に前記クラッチハブ50に形成された複数の第1潤滑油路50eとそれぞれ連通し、それら第1潤滑油路50eから供給される潤滑油をトルク伝達に係る変速ギヤ28bへ供給するように複数(図7では3本)の第2潤滑油路52eが穿設されている。この第2潤滑油路52eは、好適には、その一端が対応する上記第1潤滑油路54eの開口と連通するように、他端が前記スリーブ52の軸心方向両端面52c、52dのうち潤滑の対象となる前記変速ギヤ28b側の端面52dに開口するように形成されたものである。また、本実施例においては、また、その変速ギヤ28bへ好適に潤滑油を供給し得るように、上記第2潤滑油路52eにおける軸心方向に設けられた部分(軸心方向部)は、前記変速ギヤ28bへ近づくほど径方向外側へ向かうように設けられている。また、上記第2潤滑油路52eにおける前記スリーブ52の端面52d側の開口は、その端面52dにおける前記変速ギヤ28bに最も近接する位置に設けられている。なお、この開口は必ずしも端面52dに設けられたものでなくともよく、前記スリーブ52の外周面52f或いはその外周面52f及び端面52dにまたがって設けられたものであってもよい。
以上のように構成された同期装置32では、図6に示す伝達位置へ前記スリーブ52が移動させられた際、前記クラッチハブ50内に形成された第1潤滑油路50eと前記スリーブ52内に形成された第2潤滑油路52eとが連通し、前記入力軸24から供給される潤滑油がそれら第1潤滑油路50e及び第2潤滑油路52eを介して導かれる。ここで、上述のように、前記スリーブ52内の第2潤滑油路52eの一端は、そのスリーブ52の軸心方向両端面52c、52dのうち潤滑の対象となる前記変速ギヤ28b側の端面52dにおいて、その変速ギヤ28bに最も近接する位置に開口させられているため、その変速ギヤ28bへ効果的な潤滑を行うことができる。一方、図5に示す中立位置に前記スリーブ52が位置させられている場合には、前記クラッチハブ50内に形成された第1潤滑油路50eと前記スリーブ52内に形成された第2潤滑油路52eとは連通されず、前記入力軸24からの潤滑油は前記スリーブ52内に供給されない。このように、トルク伝達に係る変速ギヤ28bにのみ効果的な潤滑を行うことができると共に必要な潤滑油量を低減でき、前記変速ギヤ28の掻き上げによる潤滑油のトルク損失を好適に抑制することができる。
このように、本実施例によれば、回転軸である前記入力軸24から供給される潤滑油を前記クラッチハブ50の径方向外側に導くようにそのクラッチハブ50内に穿設された第1潤滑油路50dと、前記変速機16において所定の変速段を成立させるための相対位置に前記スリーブ52が位置させられた際に前記第1潤滑油路50dと連通し、その第1潤滑油路50dから供給される潤滑油を前記変速段を成立させるための変速ギヤ28c、28bへそれぞれ供給するように前記スリーブ52内に穿設された第2潤滑油路52b、52eとを、備えたものであることから、前記変速機16において所定の変速段が成立させられた場合に、その変速段に係る変速ギヤ28に対して的確に潤滑油を供給することで、必要な潤滑油量を低減させることができ、その潤滑油の掻き上げによるトルク損失を好適に抑えることができる。すなわち、潤滑油の掻き上げを抑制しつつ潤滑が必要な部位へ適宜効果的に潤滑油を供給する車両用変速機16の同期装置32を提供することができる。
また、前記第2潤滑油路52b、52eは、その一端が前記スリーブ52の軸心方向両端面52c、52dのうち前記変速段を成立させるための変速ギヤ28側の端面に開口するものであるため、前記変速機16において所定の変速段が成立させられた場合に、その変速段に係る変速ギヤ28に対して的確に潤滑油を供給することができる。
以上、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、更に別の態様においても実施される。
例えば、前述の実施例では、コーン面(テーパ面)を有するアウタシンクロナイザリング56及びインナシンクロナイザリング58と、それらの間にあってそれらテーパ面とそれぞれ摺接させられるテーパ面を有するミドルリング60とで構成される所謂マルチコーンシンクロ機構に本発明が適用された例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、単一のシンクロナイザを備えてそのシンクロナイザによりシンクロ作動を行うワーナー型の同期噛合装置や、サーボシンクロ型の同期噛合装置、或いはコンスタントロード型の同期噛合装置等に本発明が適用されてもよい。
また、前述の実施例では、運転者のシフトレバー操作に連動して機械的に左右方向へ移動させられるシフトフォークによって前記スリーブ52が軸方向へ移動させられる形式の変速機16のクラッチであったが、油圧アクチュエータなどの駆動手段によって前記スリーブ52を軸方向へ移動させることにより変速段を自動で切り換える形式の変速機16のクラッチ等にも本発明は好適に適用され得る。また、前述の実施例の変速機16は入力軸を省略して、カウンタシャフトに直接エンジン出力が入力されるようになっていても良いなど、斯かる変速機10の構成は種々の態様が可能である。
また、前述の実施例では、前記クラッチハブ50を中心として軸心方向の両側にクラッチ(シンクロ機構)および変速ギヤ28が配設された構成に本発明が適用された例を説明したが、何れか一方のみが配設された構成にも本発明は好適に適用される。
また、前述の実施例では、前記入力軸24を回転軸とする同期装置32bに本発明が適用された例を説明したが、前記カウンタ軸26を回転軸とする同期装置32cにも本発明は好適に適用される。
その他、一々例示はしないが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が加えられて実施されるものである。
16:車両用変速機
24:入力軸(回転軸)
28:変速ギヤ
32:同期装置
50:クラッチハブ
50d、50e:第1潤滑油路
52:スリーブ
52b、52e:第2潤滑油路
52c、52d:端面
24:入力軸(回転軸)
28:変速ギヤ
32:同期装置
50:クラッチハブ
50d、50e:第1潤滑油路
52:スリーブ
52b、52e:第2潤滑油路
52c、52d:端面
Claims (2)
- 回転軸と、該回転軸に固定されたクラッチハブと、該クラッチハブの外周側に軸心まわりの相対回転不能且つ軸心方向の相対移動可能に嵌合されたスリーブと、前記回転軸に軸心まわりの相対回転可能に配設されたそれぞれ所定の変速段を成立させるための複数のギヤとを、備え、前記スリーブを前記クラッチハブに対して所定の相対位置に移動させることにより所定のギヤを前記回転軸に対して軸心まわりの相対回転不能とするための車両用変速機の同期装置であって、
前記回転軸から供給される潤滑油を前記クラッチハブの径方向外側に導くように該クラッチハブ内に穿設された第1の潤滑油路と、
前記変速機において所定の変速段を成立させるための相対位置に前記スリーブが位置させられた際に前記第1の潤滑油路と連通し、該第1の潤滑油路から供給される潤滑油を前記変速段を成立させるためのギヤへ供給するように前記スリーブ内に穿設された第2の潤滑油路と
を、備えたものであることを特徴とする車両用変速機の同期装置。 - 前記第2の潤滑油路は、その一端が前記スリーブの軸心方向両端面のうち前記変速段を成立させるためのギヤ側の端面に開口するものである請求項1に記載の車両用変速機の同期装置。
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JP2008023960A JP2009185838A (ja) | 2008-02-04 | 2008-02-04 | 車両用変速機の同期装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2008
- 2008-02-04 JP JP2008023960A patent/JP2009185838A/ja active Pending
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