JP2011220466A - 変速機におけるスプライン嵌合部の潤滑構造 - Google Patents

変速機におけるスプライン嵌合部の潤滑構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 クラッチハブとスリーブとのスプライン嵌合部に潤滑油を供給することができる変速機におけるスプライン嵌合部の潤滑構造を提供することである。
【解決手段】 本発明の変速機におけるスプライン嵌合部の潤滑構造は、回転軸2と変速ギヤ3L,3Rと外周に外歯スプライン611が形成される略円筒状の外周部61をもつクラッチハブ6と内歯スプライン71を内周にもつスリーブ7とを備え、クラッチハブ6は、一方が外周部61の外周に開口する第1開口部621と他方が軸方向の一方で第1開口部621より縮径側に開口する第2開口部622とを備える油路62を有し、スリーブ7は周方向に潤滑油が連通可能に内歯スプライン71の歯の歯たけが歯幅方向の一部低くなった油溝72を有し、油溝72はスリーブが係合位置の場合に周方向で第1開口部621と対向する位置が軸方向に幅広くなっている幅広部721を有することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、変速機におけるスプライン嵌合部の潤滑構造に関し、特にクラッチハブとスリーブとのスプライン嵌合部の潤滑構造に関する。
変速機は、ケース内に多くの歯車が配置されおり、内燃機関やモータが出力する回転動力を所望の速度に対応する回転数に変換して駆動輪へと伝達する。歯車には、常時噛合している歯車や、噛合したり噛合していなかったりする歯車がある。これらの歯車は、高速で回転しているため摩擦により高熱化したり、接触による摩耗が生じたりする。そのため、変速機は、噛合部分に潤滑油を供給する構造を有している。潤滑油が必要な場所に適度に供給されることで、高熱化や摩耗を抑制する。例えば、特許文献1には、回転軸の内部から潤滑油をシンクロナイザリングや変速ギヤに供給するための経路を形成することが開示されている。
特開2000−283270号公報
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、クラッチハブとスリーブとのスプライン嵌合部に潤滑油を供給することができる変速機におけるスプライン嵌合部の潤滑構造を提供することを解決すべき課題とする。
上記課題を解決するための請求項1に係る発明の構成上の特徴は、回転軸と、
前記回転軸に相対回転可能に支持される変速ギヤと、
前記回転軸に一体回転可能であり、外周に外歯スプラインが形成される略円筒状の外周部とをもつクラッチハブと、
前記外歯スプラインとスプライン嵌合する内歯スプラインを内周にもち、前記内歯スプラインが前記外歯スプラインとスプライン嵌合して前記クラッチハブと一体回転可能且つ軸方向移動可能に前記外周部の外周側に位置するスリーブと、
を備え、前記スリーブが前記変速ギヤ側に軸方向に移動しておらず前記回転軸と前記変速ギヤとが相対回転する中立位置から前記変速ギヤ側の係合位置まで軸方向移動することで前記クラッチハブ及び前記スリーブを介して前記回転軸と前記変速ギヤとが一体回転可能となる変速機であって、
前記クラッチハブは、更に、一方が前記外周部の前記外周に開口する第1開口部と他方が軸方向の一方で前記第1開口部より縮径側に開口する第2開口部とを備える油路を有し、
前記スリーブは、更に、周方向に潤滑油が連通可能に前記内歯スプラインの歯の歯たけが歯幅方向の一部で低くなった油溝を有し、
前記油溝は、前記スリーブが前記係合位置の場合に、周方向で前記第1開口部と対向する位置が軸方向に幅広く低くなっている幅広部を有することである。
また請求項2に係る発明の構成上の特徴は、請求項1において、前記油路が、前記第2開口部が前記クラッチハブの軸方向の一方に開口する第1油路と、前記第2開口部が前記クラッチハブの軸方向の他方に開口する第2油路とを有し、前記第1油路と前記第2油路とは周方向に対して位相が異なる位置に形成されることである。
また請求項3に係る発明の構成上の特徴は、請求項2において、前記幅広部は、前記第1油路の前記第1開口部に対向する第1幅広部と前記第2油路の前記第1開口部に対向する第2幅広部とを有し、前記第1幅広部は、軸方向において前記第1油路の前記第2開口部が開口する一方の変速ギヤ側の前記内歯スプラインの歯たけが低く、スリーブが中立位置から他方の前記変速ギヤに係合する係合位置に移動する間、前記第1油路の前記第1開口部が対向し、前記第2幅広部は、軸方向において前記第2油路の前記第2開口部が開口する他方の変速ギヤ側の前記内歯スプラインの歯たけが低く、スリーブが中立位置から一方の前記変速ギヤに係合する係合位置に移動する間、前記第2油路の前記第1開口部が対向することである。
請求項1に係る発明は、クラッチハブが油路を有し、スリーブが油溝を有する。油路は、一方がクラッチハブの外周面に開口する第1開口部を有し、他方が第1開口部より縮径側に位置し、回転軸の軸方向の一方に開口する第2開口部を有する。油溝は、油路の第1開口部と軸方向で一致する位置で、周方向に連通可能であり、潤滑油が流通できる。そして、油溝は、スリーブが中立位置から係合位置に軸方向に移動しても第1開口部が常に対向する幅方向に延長された幅広部を有するため、スリーブの位置によらず、油溝に潤滑油が円滑に流れる。そして、クラッチハブと変速ギヤ(ギヤピース)との間、シンクロナイザリングがある場合はクラッチハブとシンクロナイザリングとの間を外周方向に流れたり飛散したりする潤滑油を第2開口部により油路に取り込むことができる。第2開口部に流れ込んだ潤滑油は、クラッチハブの外周の第1開口部からスプライン嵌合部に流出する。そして、スリーブの油溝を伝って全周のスプライン嵌合部に潤滑油が供給される。更に、油溝が幅広部を有することで、スリーブが中立位置と係合位置との間を移動しても、クラッチハブの第2開口部に流入した潤滑油が油路を経由して第1開口部から幅広部に供給でき、幅広部から油溝へと供給される。よって、請求項1に係る発明によれば、クラッチハブとスリーブとがスプライン嵌合する部分に円滑に潤滑油を供給することができる。
請求項2に係る発明は、第1油路と第2油路とを有する。第1油路の第2開口部は、第2油路の第2開口部と、軸方向で異なる方向に開口する。つまり、軸方向でクラッチハブの両方に配置される異なる変速ギヤとクラッチハブとの間にどちらかの第2開口部が位置することになる。よって、請求項2に係る発明によれば、潤滑油をクラッチハブの両側からスプライン嵌合部に供給させることができるため、クラッチハブとスリーブとのスプライン嵌合する部分に十分な潤滑油を供給することができる。
請求項3に係る発明は、軸方向において、一方側に内歯スプラインの歯たけが低い第1幅広部と、他方側に内歯スプラインの歯たけが低第2幅広部とを有する。第1幅広部は、スリーブが中立位置からクラッチハブの軸方向他方側の変速ギヤに係合する係合位置に移動する間も、第1油路の第1開口部が対向する。第2幅広部は、スリーブが中立位置からクラッチハブの軸方向一方側の変速ギヤに係合する係合位置に移動する間、第2油路の第1開口部が対向する。このような構造とすることで、クラッチハブの軸方向他方側の変速ギヤとスリーブとが係合する際は第1油路の第2開口部から潤滑油が流入し、クラッチハブの軸方向一方側の変速ギヤとスリーブとが係合する際は第2油路の第2開口部から潤滑油が流入できる。よって、請求項3に係る発明によれば、スリーブと変速ギヤとが係合している際、係合していない側の変速ギヤとクラッチハブとの間を流れていく潤滑油を第2開口部から油路に流入させることで、係合していない変速ギヤとクラッチハブとの間を流れて飛散していく潤滑油をクラッチハブとスリーブとのスプライン嵌合部に供給することができる。
本実施形態の変速機におけるスプライン嵌合部分を示す一部断面の説明図である。 本実施形態の変速機におけるスプライン嵌合部の拡大図である。 本実施形態の変速機におけるスプライン嵌合部の拡大図である。 本実施形態の変速機で用いられるクラッチハブの斜視図である。 本実施形態の変速機におけるスプライン嵌合部の拡大図である。 本変形形態の変速機におけるスプライン嵌合部の拡大図である。
本発明の変速機におけるスプライン嵌合部の潤滑構造の代表的な実施形態を図1〜図6を参照して説明する。本発明に係る変速機は、車両に搭載される。なお、図1〜図6では、変速機の一部、クラッチハブとスリーブとを中心とした部分が図示されており、変速機の全体は図示されていない。
(実施形態)
本実施形態の変速機は、図1に示されるように、回転軸2、変速ギヤ3L,3R、ギヤピース4L,4R、シンクロナイザリング5L,5R、クラッチハブ6、スリーブ7とを有する。
回転軸2は、変速機内に配置される一般的な入力軸、出力軸、または副軸であり、変速機のケースに回転自在に保持される。回転軸2には、軸心に潤滑油が流通可能な軸方向経路21が軸方向に形成されており、軸方向油路21と連通し、回転軸2の外周に開口する径方向油路22が適宜形成されている。
変速ギヤ3L,3Rは、軸方向で径方向油路22が開口する回転軸2の外周側に、軸受け部23を介して回転軸2と相対回転可能に支持されている。変速ギヤ3L,3Rの外周には、回転軸2とは異なる回転軸(図示略)と一体回転可能に支持されている変速ギヤ(図示略)の歯と噛合する外歯31が形成されている。図1において、左側に位置するのが変速ギヤ3Lで、右側に位置するのが変速ギヤ3Rである。
ギヤピース4Lは、変速ギヤ3Lと後述するシンクロナイザリング5L(クラッチハブ6)との間に、変速ギヤ3Lと一体回転可能に配置されている。ギヤピース4Rは、変速ギヤ3Rと後述するシンクロナイザリング5R(クラッチハブ6)との間に、変速ギヤ3Rと一体回転可能に配置されている。ギヤピース4L,4Rには、外歯スプライン41が外周に形成され、外歯スプライン41とクラッチハブ6との間に外面円錐状の外周コーン面42がそれぞれ形成されている。
シンクロナイザリング5Lは、ギヤピース4Lとクラッチハブ6との間に位置する。シンクロナイザリング5Rは、ギヤピース4Rとクラッチハブ6との間に位置する。シンクロナイザリング5L,5Rには、外歯スプライン51が外周に形成され、ギヤピース4L,4Rの外周コーン面42が摩擦摺動する内周コーン面52が内周にそれぞれ形成されている。
クラッチハブ6は、2つの変速ギヤ3L、3Rの間に回転軸2と一体回転可能に保持される。クラッチハブ6は、外周に外歯スプライン611が形成される略円筒状の外周部61をもち、潤滑油が流出入可能な第1油路62と第2油路63が形成されている。
第1油路62は、図2に示されるように、一方が外周部61の外周に開口する第1開口部621と、他方が軸方向においてシンクロナイザリング5L(変速ギヤ3L)側に開口する第2開口部622とを有する。第1開口部621は外周部61の軸方向で中央部分に、第2開口部622は外周部61より縮径側に開口し、軸方向及び径方向に対して傾斜している。
第2油路63は、図3に示されるように、一方が外周部61の外周に開口する第1開口部631と、他方が軸方向においてシンクロナイザリング5R(変速ギヤ3R)側に開口する第2開口部632とを有する。第1開口部631は軸方向で外周部61の中央部分に、第2開口部632は外周部61より縮径側に開口し、軸方向及び径方向に対して傾斜している。
第1油路62と第2油路とは、それぞれ周方向に1つ以上、位相をずらして配置する。第1油路62は、例えば図4に示されるように、周方向に4つ配置し、同じ数、位相をずらして第2油路63を配置することができる。第1油路62と第2油路63とは、位相をずらさずに等間隔で配置することもできる。また、第1油路62のみ、第2油路63のみを複数配置や第1油路62と第2油路63のそれぞれの数を異なったものとすることもできる。
図1に戻って、スリーブ7は、略環状でクラッチハブ6の外周部61の外周側に位置する。スリーブ7は、クラッチハブ6の外歯スプライン611、シンクロナイザリング5L,5Rの外歯スプライン51及びギヤピース4L,4Rの外歯スプライン41とスプライン嵌合可能な内歯スプライン71を内周に有している。スリーブ7は、クラッチハブ6と一体回転し、内歯スプライン71がクラッチハブ6の外歯スプライン61とスプライン嵌合したまま軸方向に移動する。スリーブ7は、図略のフォークを介して図略の駆動手段により軸方向移動する。
スリーブ7は、内歯スプライン71がクラッチハブ6の外歯スプライン61とのみスプライン嵌合している位置が中立位置で、内歯スプライン71がギヤピース4L又は4Rの外歯スプライン41とスプライン嵌合する位置が係合位置である。クラッチハブ6の軸方向両方に変速ギヤが配置されている本実施形態では、スリーブ7は、内歯スプライン71が一方のギヤピース4Lの外歯スプライン41とスプライン嵌合する係合位置と、内歯スプライン71が他方のギヤピース4Rの外歯スプライン41とスプライン嵌合する係合位置との間を軸方向に移動可能である。図1では、図においてクラッチハブ6の右側に位置する変速ギヤ3R側にスリーブ7が位置し、内歯スプライン71はギヤピース4Rの外歯スプライン41とスプライン嵌合している。この係合位置のとき、変速ギヤ3Rはギヤピース4R、クラッチハブ6及びスリーブ7を介して回転軸2と一体回転する。
スリーブ7には、図5に示されるように、軸方向の中央部分に、内歯スプライン71の歯たけが歯幅方向の一部低くなった油溝72が全周に渡って形成されている。油溝72は、図1〜図3に示されるように、歯幅方向が広く形成された第1幅広部721と第2幅広部722とを有する。
第1幅広部721は、図2に示されるように、周方向で第1油路62の第1開口部621に対向する軸方向(幅方向)の幅が広い。第1幅広部721の幅は、スリーブ7が中立位置(図2)で第1油路62の第1開口部621に対向する位置から、第2開口部622が開口していない変速ギヤ3R側の係合位置(図1)で第1開口部621に対向する位置となる広さを有する。スリーブ7が変速ギヤ4R側の係合位置に軸方向移動する際、スリーブ7の内歯スプライン71とスプライン嵌合しないシンクロナイザリング5L、ギヤピース4L側に流れる潤滑油を第1油路62の第2開口部622から導入して、第1開口部621からスプライン嵌合している箇所に供給することができる。
第2幅広部722は、図3に示されるように、周方向で第2油路63の第1開口部631に対向する軸方向(幅方向)の幅が広い。第2幅広部722の幅は、スリーブ7が中立位置(図3)で第2油路63の第1開口部631に対向する位置から、第2開口部632が開口していない変速ギヤ3L側の係合位置で第1開口部631に対向する位置となる広さを有する。スリーブ7が変速ギヤ4L側の係合位置に軸方向移動する際、スリーブ7の内歯スプライン71とスプライン嵌合しないシンクロナイザリング5R、ギヤピース4R側に流れる潤滑油を第2油路63の第2開口部632から導入して、第1開口部631からスプライン嵌合している箇所に供給することができる。
次に、本実施形態の変速機おけるスプライン嵌合部の潤滑構造及び潤滑作用について説明する。図1において、図略のかき上げ方式又はポンプ方式の潤滑油供給手段により、回転軸2の軸方向油路21に潤滑油が供給される。軸方向油路21に供給された潤滑油は、遠心力に従って、矢印F1で示されるように、径方向油路22を経由して軸受け部23に供給される。軸受け部23を潤滑した潤滑油の一部は、矢印F2に示されるように、変速ギヤ3L,3Rとクラッチハブ6との間に流れ出る。変速ギヤ3L,3Rとクラッチハブ6との間に流れ出た潤滑油は、ギヤピース4L,4Rの外周コーン面42とシンクロナイザリング5L,5Rの内周コーン面52との間に供給される等して、遠心力により放射方向に流れ、飛び散る。そして、その潤滑油の一部が第1油路62の第2開口部622及び第2油路63の第2開口部632に流れ込む。第2開口部622、632から供給された潤滑油は第1開口部621,631からクラッチハブ6の外歯スプライン611とスリーブ7の内歯スプライン71とがスプライン嵌合する部分に供給される。スリーブ7が、図2及び図3に示されるように、中立位置にある場合は、スプライン嵌合部分に供給された潤滑油は、第1幅広部721と第2幅広部722とから油溝72全周に流れ、スプライン嵌合する全周に供給される。
例えば、スリーブ7が変速ギヤ3Rと一体回転する場合、スリーブ7は、中立位置から変速ギヤ3R(図1においてクラッチハブ6の右側に位置する)側に移動する。まず、内歯スプライン71がシンクロナイザリング5Rの外歯スプライン51とスプライン嵌合する。スリーブ7と一体回転するシンクロナイザリング5Rは、スリーブ7の変速ギヤ3R側への更なる移動により、内周コーン面52がギヤピース4Rの外周コーン面42と摩擦摺動し、ギヤピース4Rと同期する。つまり、スリーブ7と同期する。スリーブ7とギヤピース4Rとが同期すれば、内歯スプライン71とギヤピース4Rの外周スプライン41とがスプライン嵌合でき、スリーブ7が係合位置で軸方向移動を停止する。変速ギヤ3Rが回転軸2と一体回転する。スリーブ7が中立位置から係合位置まで移動する間、矢印F2経由等によりクラッチハブ6と変速ギヤ3Rとの間に供給された潤滑油は、クラッチハブ6とギヤピース4R、シンクロナイザリング5Rとの間、ギヤピース4Rとシンクロナイザリング5Rとの間を流れ、スリーブ7の内周に供給する。また、クラッチハブ6とギヤピース4L、シンクロナイザリング5Lとの間に流れる潤滑油は、第1油路62の第2開口部622に流れ込み、第1開口部621からクラッチハブ6の外周に供給される。そして、スリーブ7の第1幅広部721から油溝72全周へと供給されて、スリーブ7の内歯スプライン71とのスプライン嵌合する部分に潤滑油が供給される。
一方、スリーブ7が変速ギヤ3Lと一体回転する場合、スリーブ7は、中立位置から変速ギヤ3L(図1においてクラッチハブ6の左側に位置する)側に移動する。スリーブ7は、上記した変速ギヤ3Rの場合と同様に軸方向移動し、内歯スプライン71とギヤピース4Lの外歯スプライン41とがスプライン嵌合し、変速ギヤ3Lが回転軸2と一体回転する。スリーブ7が中立位置から係合位置まで移動する間、矢印F2経由等によりクラッチハブ6と変速ギヤ3Lとの間に供給された潤滑油は、クラッチハブ6とギヤピース4L、シンクロナイザリング5Lとの間、ギヤピース4Lとシンクロナイザリング5Lとの間を流れ、スリーブ7の内周に供給する。また、クラッチハブ6とギヤピース4R、シンクロナイザリング5Rとの間に流れる潤滑油は、第2油路63の第2開口部632に流れ込み、第1開口部631からクラッチハブ6の外周に供給される。そして、スリーブ7の第2幅広部722から油溝72全周へと供給されて、スリーブ7の内歯スプライン71とのスプライン嵌合する部分に潤滑油が供給される。
本実施形態の変速機によれば、クラッチハブ6と変速ギヤ3L,3R(ギヤピース4L,4R)との間、クラッチハブ6とシンクロナイザリング5L,5Rとの間を拡径方向に流れたり飛散したりする潤滑油が第2開口部622,632に流れ込む。第2開口部622,632に流れ込んだ潤滑油は、クラッチハブ6の外周の第1開口部621,631からスプライン嵌合部分に流出する。そして、スリーブ7の油溝72を伝って全周のスプライン嵌合する部分に潤滑油が供給される。
また、第2開口部が軸方向で逆に開口する第1油路62と第2油路63とを配置することで、一方のクラッチハブ6と変速ギヤとの間の潤滑油だけではなく、クラッチハブ6の両側を流れていく潤滑油をクラッチハブ6とスリーブ7とのスプライン嵌合する部分に供給することができる。
更に、第1油路62に対向する油溝72が第1幅広部721、第2油路に対向する油溝72が第2幅広部722であるため、スリーブ7が軸方向に移動する間も、スリーブ7が移動する方向とは逆方向に位置する第2開口部から潤滑油をスプライン嵌合する部分に供給することができる。
結果、スプライン嵌合する部分を充分に潤滑することができるため、スプライン嵌合する箇所の摺動抵抗低下や耐摩耗性向上となる。
(変形形態)
本変形形態の変速機は、実施形態の変速機と基本的には同様の構成及び同様の作用効果を有する。以下、異なる部分を中心に説明する。
本変形形態の変速機は、スリーブ7の油溝73が幅広部731を有する。幅広部731は、図6に示されるように、スリーブ7が2つの変速ギヤ3Lと3Rとの係合位置に移動しても第1開口部が対向することができる幅の広さに形成されている。第1油路62と第2油路63とに関係なく、スリーブ7のどちらの変速ギヤ側の係合位置にあっても、第2開口部632に流れ込んだ潤滑油は、幅広部731へと供給され、幅広部731から油溝73全周に潤滑油を供給することができる。
本変形形態の変速機によれば、軸方向において、第2開口部の位置が逆になる第1油路62と第2油路63、そしてスリーブ7の軸方向移動に影響されることなく、クラッチハブ6の外歯スプライン61とスリーブ7の内歯スプライン71とがスプライン嵌合する部分に潤滑油を供給することができる。
(その他の実施形態)
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、軸方向において、クラッチハブ6の両方に変速ギヤ3L,3Rを配置するのではなく、クラッチハブ6の一方側に一つだけ変速ギヤが配置されるクラッチハブ6とスリーブ7とに油路と溝とを形成することができる。また、シンクロナイザリングのない構成、シンクロナイザリングが複数の構成の変速機にも適用できる。
その他に、油路の第1開口部は内歯スプライン71の中央部分に限定されず、油溝も第1開口部に軸方向に一致する位置を基準として、幅広部(第1幅広部及び第2幅広部含む)の幅を狭めることで、内歯スプライン71の強度をあまり低下させない構成とすることもできる。
そして、第2開口部は、外周部61の直下、軸方向にくびれている箇所ではなく、外周部61の内周側や、軸方向にくびれている箇所の更に縮径方向、回転軸2側に形成することができる。
2:回転軸、
21:軸方向油路、 22:径方向油路、 23:軸受け部、
3L,3R:変速ギヤ、
31:外歯、
4L,4R:ギヤピース、
41:外歯スプライン、 42:外周コーン面、
5L,5R:シンクロナイザリング、
51:外歯スプライン、 52:内周コーン面、
6:クラッチハブ、
61:外周部、 62:第1油路、 63:第2油路、
611:外歯スプライン、621,631:第1開口部、
622,632:第2開口部、
7:スリーブ、
71:内歯スプライン、72,73:油溝、
721:第1幅広部、 722:第2幅広部、 731:幅広部。

Claims (3)

  1. 回転軸と、
    前記回転軸に相対回転可能に支持される変速ギヤと、
    前記回転軸に一体回転可能であり、外周に外歯スプラインが形成される略円筒状の外周部とをもつクラッチハブと、
    前記外歯スプラインとスプライン嵌合する内歯スプラインを内周にもち、前記内歯スプラインが前記外歯スプラインとスプライン嵌合して前記クラッチハブと一体回転可能且つ軸方向移動可能に前記外周部の外周に位置するスリーブと、
    を備え、前記スリーブが前記変速ギヤ側に軸方向に移動しておらず前記回転軸と前記変速ギヤとが相対回転する中立位置から前記変速ギヤ側の係合位置まで軸方向移動することで前記クラッチハブ及び前記スリーブを介して前記回転軸と前記変速ギヤとが一体回転可能となる変速機であって、
    前記クラッチハブは、更に、一方が前記外周部の前記外周に開口する第1開口部と他方が軸方向の一方で前記第1開口部より縮径側に開口する第2開口部とを備える油路を有し、
    前記スリーブは、更に、周方向に潤滑油が連通可能に前記内歯スプラインの歯の歯たけが歯幅方向の一部で低くなった油溝を有し、
    前記油溝は、前記スリーブが前記係合位置の場合に、周方向で前記第1開口部と対向する位置が軸方向に幅広く低くなっている幅広部を有することを特徴とする変速機におけるスプライン嵌合部の潤滑構造。
  2. 前記油路は、前記第2開口部が前記クラッチハブの軸方向の一方に開口する第1油路と、前記第2開口部が前記クラッチハブの軸方向の他方に開口する第2油路とを有し、前記第1油路と前記第2油路とは周方向に対して位相が異なる位置に形成される請求項1に記載の変速機におけるスプライン嵌合部の潤滑構造。
  3. 前記幅広部は、前記第1油路の前記第1開口部に対向する第1幅広部と前記第2油路の前記第1開口部に対向する第2幅広部とを有し、
    前記第1幅広部は、軸方向において前記第1油路の前記第2開口部が開口する一方の変速ギヤ側の前記内歯スプラインの歯たけが低く、スリーブが中立位置から他方の前記変速ギヤに係合する係合位置に移動する間、前記第1油路の前記第1開口部が対向し、
    前記第2幅広部は、軸方向において前記第2油路の前記第2開口部が開口する他方の変速ギヤ側の前記内歯スプラインの歯たけが低く、スリーブが中立位置から一方の前記変速ギヤに係合する係合位置に移動する間、前記第2油路の前記第1開口部が対向する請求項2に記載の変速機におけるスプライン嵌合部の潤滑構造。
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