JP2009185603A - 既設家屋の基礎補強工法 - Google Patents

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Abstract

【課題】地震等による既設家屋の基礎の沈下を有効に防止出来ると共に、屋内で簡単に施工を行うことが出来て、施工コストを安く出来る既設家屋の基礎補強工法を提供する。
【解決手段】既設家屋内において、布基礎又はべた基礎からなる基礎1の所要部を上下に貫通するように又はその基礎1に隣接するように杭5を杭打機7で地盤中に所定深さまで打ち込んだ後、この杭5を基礎1と一体的に結合させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、地震等によって既設家屋の基礎が沈下するのを防止するためにその基礎を補強し、また特に地震等によって既設家屋の基礎が不等沈下した場合に基礎を補修するにあたってその基礎を補強する基礎補強工法に関するものである。なお、この不等沈下とは、既設家屋の基礎面下の地盤沈下量が、場所によって差があるような沈下を言う。
従来、地震等により既設家屋の基礎が不等沈下して柱が傾いたり、土台の一部が下がったりした場合には、基礎が安定状態になった後、その基礎はそのままにしておいて、基礎の上に載っている土台を所定高さまでジャッキアップし、レベル調整した上で、土台と基礎との間にスペーサーを介挿するなどして土台を水平に固定し、柱を鉛直に立て直すなどの補修を行っていた。
上記のように、従来は基礎そのものを補強するのではなく、この基礎の上に載っている土台をジャッキアップして、レベル調整するだけであるから、基礎がいつまた沈下するやもしれず、居住者にとっては非常に不安であった。
本発明は、上記の課題に鑑み、地震等による既設家屋の基礎の沈下を有効に防止出来ると共に、既設家屋内において簡単容易に施工を行うことが出来て、施工コストを安く出来る既設家屋の基礎補強工法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための手段を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、
請求項1に係る発明の既設家屋の基礎補強工法は、図7に示すように、垂壁部1aと水平脚部1bとからなる断面逆T字状布基礎1の水平脚部1bには垂壁部1aの両側対称位置で水平脚部1bの両側端部に隣接するように、既設家屋内において、杭5を杭打機7で地盤中に打ち込んだ後、両杭5,5の上端部近辺の地盤を掘削して布基礎1の下側に布基礎1を受ける2本の横材20を挿入して、前記両側の杭5,5を両横材20,20で挟み付けた状態とし、上記掘削した地盤の凹所12にモルタル等の固化材Kを流し込んで、布基礎1と杭5と横材20とを一体的に結合するようにしたことを特徴とする。
請求項2に係る発明の既設家屋の基礎補強工法は、図8に示すように、垂壁部1aと水平脚部1bとからなる断面逆T字状布基礎1の水平脚部1bには垂壁部1aの両側対称位置に杭貫通用開口部4を設け、既設家屋内において、この開口部4より杭5を杭打機7で地盤中に打ち込んだ後、杭貫通用開口部4にモルタル等の固化材Kを流し込んで杭5と布基礎1とを一体的に結合し、垂壁部1aの両側面に補強枠16,16を当接させて、垂壁部1aを貫通するボルト・ナット10で両補強枠16,16を連結すると共に、補強枠16には杭貫通用開口部4の上端部を覆って杭5の上端を受ける杭受板17を取り付けるようにしたことを特徴とする。
請求項3に係る発明の既設家屋の基礎補強工法は、図10に示すように、既設家屋内において、束基礎からなる基礎11の周辺に複数本の杭5を杭打機で地盤中に夫々所定深さまで打ち込んだ後、基礎11の周辺の地盤を掘削して、基礎11及びこの基礎11の周辺に突出する杭5の上端部を取り囲むような凹所14を形成し、この凹所14内において複数本の鉄筋15を杭5の上端部間に架け渡した後、凹所14内にモルタル等の固化材Kを流し込んで、基礎11と杭5と鉄筋15とを一体的に結合するようにしたことを特徴とする。
請求項4に係る発明の既設家屋の基礎補強工法は、図11に示すように、既設家屋内において、束23を支持している旧い束基礎11の周辺地盤を掘削して、この旧束基礎11を取り囲むような凹所30を形成し、この旧束基礎11に支持されている束23を所要高さジャッキアップして旧束基礎11を凹所30から撤去し、この凹所30内より複数本の杭5を杭打機で地盤中に夫々所定深さまで打ち込んだ後、この凹所30内にコンクリートを流し込んで新しい束基礎11Nを形成すると共に、この新束基礎11Nと杭5とを一体的に結合させるようにしたことを特徴とする。
請求項5は、請求項1〜4の何れかに記載の既設家屋の基礎補強工法において、図12〜図13に示すように、各杭5は、ジョイント26を介して順次継ぎ足し連結される複数の杭部材5aからなるもので、各杭部材5aは上下両端部の夫々外周面に雄ねじ部nを形成した鋼管又は鉄筋からなり、ジョイント26は、上半分に上段側杭部材5aの下端雄ねじ部nが螺合し且つ下半部に下段側杭部材5aの上端雄ねじ部nが螺合するように内周面に雌ねじfを形成した筒状本体27からなることを特徴とする。
請求項6は、請求項5に記載の既設家屋の基礎補強工法において、図12〜図13に示すように、ジョイント26の筒状本体27には外周面中央に支持力増大用フランジ28が突設されてなることを特徴とする。
請求項7は、請求項5又は6に記載の既設家屋の基礎補強工法において、図12〜ず13に示すように、各杭5の最下段の杭部材5aにはその下端部に、先端部の尖ったビット29が取り付けてあることを特徴とする。
請求項8は、請求項6又は7の何れかに記載の既設家屋の基礎補強工法において、図13に示すように、3つ以上の杭部材5aからなる杭5では、各ジョイント26の筒状本体27に突設された支持力拡大用フランジ28は、上段側のジョイント26になるほどフランジ28の突出高さが高くなっていることを特徴とする。
請求項9は、請求項1〜4の何れかに記載の既設家屋の基礎補強工法において、図14に示すように、各杭5は全長に亘ってねじ状となったねじ鉄筋5S又は異形鉄筋5Dからなることを特徴とする。
上記解決手段による発明の効果を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明によれば、杭5の上端部を布基礎1に強固に結合させることができる。
請求項2に係る発明によれば、杭5の上端部を布基礎1に強固に結合させることができると共に、布基礎1の垂壁部1aにひび割れが発生した場合にそのひび割れ箇所22を両側一対の補強枠16,16により補強して、垂壁部1aの破壊を防止できる。
請求項3に係る発明によれば、基礎の周辺に複数本の杭5を杭打機7で地盤中に夫々所定深さまで打ち込んだ後、基礎の周辺の地盤を掘削して、基礎及びこの基礎の周辺に突出する杭5の上端部を取り囲むような凹所24を形成し、この凹所24内において複数本の鉄筋25を杭5の上端部間に架け渡すように配置した後、凹所24内にモルタル等の固化材Kを流し込んで、基礎と杭5の上端部と鉄筋25とを一体的に結合するから、基礎は、杭5により支持され、この杭5の支持力によって沈下が防止される。またこの工法によれば、既設屋内で簡単に施工を行うことが出来、施工コストを安く出来る。
請求項4に係る発明によれば、束基礎11が破損したような場合に新しい束基礎11Nを簡単容易に設置できると共に、この新束基礎11Nをこれと一体に結合した杭5によって支持させ、この杭5の支持力によって新束基礎11Nの沈下を防止できる。
請求項5に係る発明によれば、ジョイント26は、上半分に上段側杭部材5aの下端雄ねじ部nが螺合し且つ下半部に下段側杭部材5aの上端雄ねじ部nが螺合するように内周面に雌ねじfを形成した筒状本体27からなるため、杭部材5aの継ぎ足し作業が簡単容易となる。
請求項6に係る発明によれば、筒状本体17の外周面中央に支持力増大用フランジ28が突設されている場合は、各ジョイント26のフランジ28の下面側に上向きの大きな地盤反力を作用させることが出来るから、大きな支持力が得られることになる。
請求項7に係る発明によれば、各杭5の最下段の杭部材5aにはその下端部に先端部の尖ったビット29が取り付けてあるから、打ち込み作業が容易となり、比較的硬い地盤でも容易に打ち込むことが出来る。
請求項8に係る発明によれば、各ジョイント26の支持力増大用フランジ28が上段側のジョイント26になるほどフランジ28の突出高さが高くなっている杭5にあっては、杭5を全体的に見れば、杭5が地盤に対してテーパ杭による楔効果と同様な作用を発揮することになるから、一層大きな支持力が得られる。
請求項9に係る発明によれば、杭5がねじ鉄筋5Nや異形鉄筋5Dからなる場合は、鋼管製や鉄筋製の杭5よりも地盤抵抗が大きいから、支持力を高めることができる。
図1は本発明に係る基礎補強工法を既設家屋内にて実施している状態の斜視図である。この図において、1は垂壁部1aと水平脚部1bとからなる横断面倒T字状のコンクリート製布基礎、2は木造家屋を支える土台で、布基礎1の垂壁部1a上にアンカーボルト(図示せず)で緊結固定され、垂壁部1a上に柱3が立てられる。なお、布基礎1の下側には栗石Gが配置されている。
この布基礎1を補強するのに好適な工法を図2〜図6により説明すると、図2の(a) は補強される前の布基礎1及びその上に固定された土台2を示す正面図で、布基礎1はその半分程度が土砂M中に埋まった状態にあり、(b) は(a) のイ−イ線断面図である。この布基礎1は、地震により、あるいは地盤が軟弱であることによって、所定レベルに対し幾分沈下しているものとする。
布基礎1を補強するにあたっては、先ず、土台2を布基礎1上に緊結固定しているアンカーボルトを抜き、図3の(a) に示すように布基礎1の垂壁部1aに切欠開口部Oを形成し、ここに油圧ジャッキJを設置して、この油圧ジャッキJにより土台2を所定レベルまでジャッキアップし、水平レベルを調節した後、図3の(a) ,(b) に示すように、布基礎1の垂壁部1a上面と土台2の下面との間にスペーサーS等を介挿して、土台2を所定高さまでレベルアップした位置に固定する。
こうして土台2をレベルアップした後、布基礎1の補強作業を開始するが、この補強作業を行う前に、布基礎1を覆っている土砂Mを掘削して排土し、図3の(a) ,(b) に示すように、水平脚部1bが現れるようにする。しかして、布基礎1の水平脚部1bを貫通するように複数本の杭5を杭打機7によって夫々所定深さ(岩盤等の硬質支持層に達する深さ)まで打ち込む。布基礎1の水平脚部1bには図4の(a) ,(b) に示すように予め杭貫通箇所に例えばドリル8によって杭5の外径より十分径大の杭貫通用開口部4を形成し、この開口部4より杭5を地盤中に打ち込む。
杭打機7は、図1に示すように、ボデー7aの両側に手動操作用ハンドル7b,7bを備えた油圧ハンマータイプの周知の小型杭打機で、ボデー7aに下端部に突出したヘッド7cを、地盤上に立設する杭5の上端部に嵌合させた状態で杭打ちを行うようになっている。この小型杭打機7は、重量が20kg程度であるから、既設家屋内の狭い場所でも作業員一人で容易に杭打ち作業を行うことが出来る。
上記のように、布基礎1の水平脚部1bを貫通するように杭5を地盤中の硬質支持層に達し得る所定深さまで打ち込んだならば、モルタルやセメントミルク等の固化材Kを杭貫通用開口部4及びその上部側周辺に流し込むことによって、杭5を基礎1と一体的に結合させるようにする。この場合、図示は省略するが、布基礎1の水平脚部1bの両側端面に夫々型枠を設置しておいて、両型枠間にモルタル等の固化材Kを供給すれば、その固化材Kは杭5が貫通する杭貫通用開口部4の内部に充填されると共に、水平脚部1bの上側に所要厚さ充填され、しかして固化材Kが固化した後、型枠を撤去すれば、図6の(a) 及び(b) に示すような状態となり、杭5の上端部が固化材Kを介して布基礎1と一体的に結合され、布基礎1はこれと一体的に結合された杭5により支持され、この杭5の支持力によって沈下が有効に防止される。なお、図1〜図6は、本発明を実施するための前提ないし参考となる工程を示すものである。
図7〜図11は、本発明の一実施形態を示すもので、布基礎1を補強するのに好適な種々の工法を示す。なお、これらの図には布基礎1に支持される土台やこの土台の上に立設される柱は図示を省略している。
図7に示す基礎補強工法は、垂壁部1aと水平脚部1bとからなる断面逆T字状布基礎1の下側に横材20を挿入する工法であって、その水平脚部1bには垂壁部1aを中心とした両側対称位置で水平脚部1bの両側端部に隣接するように杭5を打ち込んだ後、図示のように、杭5の上端部近辺の地盤及び両杭5,5間に位置する水平脚部1bの下側部分の地盤を掘削して、水平脚部1bの下側に布基礎1を受ける2本の横材20,20を挿入して、これら2本の横材20,20により両側の杭5,5を挟み付けた状態とし、そして上記掘削した地盤の凹所12にモルタル等の固化材Kを流し込んで、布基礎1と杭5と横材11とを一体的に結合するようにしている。
この工法においては、図7の(a) ,(b) に示すように、杭5がねじ鉄筋の場合にはその上端部所要位置にナット13を固定し、また杭5が鋼管又は普通の鉄筋の場合にはナットのような取付部材をその上端部所要位置に溶接すると共に、ナット13又は取付部材の上にリング状の座金14を取り付けておいて、溝形材からなる2本の横材20,20を図示のように背中合わせにして両側の杭5,5を挟み付けた状態で両杭5,5の座金14,14上に支持させ、こうして座金14,14上に支持させた2本の横材20,20の両端部に連結板15,15を夫々溶接して両横材20,20を一体的に連結する。
上記のような基礎補強工法によれば、杭5の上端部を布基礎1に強固に結合させることができる。
図8に示す基礎補強工法は、布基礎1の水平脚部1bには垂壁部1aを中心とした両側対称位置に杭貫通用開口部4を設け、この開口部4より杭5を地盤中に打ち込んだ後、杭貫通用開口部4にモルタル等の固化材Kを流し込み、垂壁部1aの両側面に補強枠16,16を当接させて、垂壁部1aを貫通するボルト・ナット10によって両補強枠16,16を連結固定すると共に、補強枠16には杭貫通用開口部4の上端部を覆って杭5の上端を受ける杭受板17を取り付けるようにしたものである。
この工法においては、補強枠16として溝形材を使用し、この溝形材の背面側を布基礎1の垂壁部1a側面に当接させて、図8に示すようにボルト・ナット10で固定する。また杭受板17は、溝形材の下部フランジに溶接すればよい。また、この杭受板17と溝形材からなる補強枠16との間には補強板片18を溶接して取り付けることによって、杭受板17を強固なものとすることができる。また、図8の(a) に示すように、補強枠16を取り付けた布基礎1周辺の地盤を掘削して、その掘削した凹所19にモルタル等の固化材Kを流し込むとよい。また布基礎1の水平脚部1bを貫通する杭貫通用開口部4としては、孔に限らず、図8の(b) に示すように、水平脚部1bの側端部を適当な大きさに切欠したものでもよい。
この基礎補強工法によれば、杭5の上端部を布基礎1に強固に結合させることができると共に、布基礎1の垂壁部1aにひび割れが発生した場合にそのひび割れ箇所22を両側一対の補強枠16,16により補強して、垂壁部1aの破壊を防止することができる。
図1〜図8は、布基礎1を補強するのに好適な工法について説明したものであるが、べた基礎にもほとんど同じようにして適用可能である。
図9及び図10は、束基礎11を補強するのに好適な基礎補強工法を示したもので、図9の(a) は束基礎11とこれに支持された木造家屋の束23を示し、図9の(b) 及び図10の(a) ,(b) は束基礎11を補強する工法を説明する断面図である。束基礎11の下側には栗石Gが配置されている。
束基礎11を補強するにあたっては、既設家屋内において、図9の(b) に示すように、補強すべき束基礎11の周辺に複数本の杭5を図1及び図4の(b) に示すような杭打機7によって地盤支持層に達する所定深さまで打ち込む(図9の(b) 参照)。この後、図10に示すように、束基礎11の周辺の地盤を掘削して、束基礎11及びこの束基礎11の周辺に突出する杭5の上端部を取り囲むような凹所24を形成する。そして図10の(a) ,(b) に示すように、この凹所24内において、複数本の鉄筋25を杭5の上端部間に架け渡すように配置すると共に、各鉄筋25を杭5に溶接して一体に連結した後、この凹所24内にモルタル等の固化材Kを流し込んで、束基礎11と杭5の上端部と鉄筋25とを一体的に結合する。なお、各鉄筋25は番線等で杭5の上端部に縛り付けるようにしてもよい。また、鉄筋25は、図10では杭5に水平に掛け渡した状態に示しているが、杭5に対し斜めに架け渡してもよい。
こうして束基礎11と杭5の上端部と鉄筋25とをモルタル等の固化材Kで一体的に結合することにより、束基礎11は杭5により支持され、この杭5の支持力によって沈下が防止されることになる。
図11の(a) 〜(e) は束基礎11を補強する他の補強工法を示したものである。即ち、この工法は、既設家屋内において、先ず、束23を支持している旧い束基礎11の周辺地盤を掘削して、この旧束基礎11を取り囲むような凹所30を形成し((a) ,(b) 参照)、この旧束基礎11に支持されている束23を所要高さジャッキアップして旧束基礎11を凹所30から撤去し、そして凹所30内より複数本の杭5を図1に示すような杭打機7で地盤中に夫々所定深さまで打ち込む((c) 参照)。この後、凹所30内にコンクリートを流し込んで新しい束基礎11Nを形成すると共に、この新束基礎11Nと杭5とを一体的に結合させる((d) 及び(e) 参照)ようにしたものである。
この工法において、旧束基礎11に支持された束23をジャッキアップする際には、束23にこれを挟着する挟着枠31を取り付け、この挟着枠31の下面両端部と地面との間に夫々油圧ジャッキ32を設置する。このジャッキ32の接地面には鉄板33を敷設しておく。また、新しい束基礎11Nを形成するためにコンクリートを流し込の時には型枠を配設する。
上記のような基礎補強工法によれば、束基礎11が破損したような場合に容易に新しい束基礎11Nを設置できると共に、この新束基礎11Nをこれと一体に結合した杭5によって支持させ、この杭5の支持力によって新束基礎11Nの沈下を防止できる。
以上説明した基礎補強工法に使用する各杭5は、図1、図4〜図13に示すようにジョイント26を介して順次継ぎ足し連結される複数の杭部材5aからもので、各ジョイント26は、上半分に上段側杭部材5aの下端雄ねじ部nが螺合し且つ下半部に下段側杭部材5aの上端雄ねじ部nが螺合するように内周面に雌ねじf(図12の(a) 〜(c) 参照)を形成した筒状本体27を有する。各杭5の最下段の杭部材5a、つまり最初に打ち込まれる杭部材5aの下端部には先端部の尖ったビット29が取り付けられている。このビット29は、比較的硬い地盤でも容易に打ち込むことが出来るようにするためのものである。
図12は各杭部材5aが鋼管で形成された杭5を示し、図13は各杭部材5aが鉄筋で形成された杭5を示す。そして、図12の(a) は例えば4本の鋼管製杭部材5aからなる杭5で、杭部材5aをつなぐ各ジョイント26が筒状本体27のみからなる杭5の正面図、(a′) はその平面図である。図12の(b) は同様に4本の鋼管製杭部材5aからなる杭5で、各ジョイント26の外周面中央部に支持力増大用のフランジ28が突設されている杭5の正面図、(b′) はその平面図である。また図12の(c) は4本の鋼管製杭部材5aからなる杭5で、各ジョイント26の支持力増大用フランジ28が、上段側のジョイント26になるほどフランジ28の突出高さが高くなっている杭5の正面図、(c′) はその平面図である。
図13の(a) は例えば4本の鉄筋製杭部材5aからなる杭5で、杭部材5aをつなぐ各ジョイント26が筒状本体27のみからなる杭5の正面図、(a′) はその平面図である。図13の(b) は同様に4本の鉄筋製杭部材5aからなる杭5で、各ジョイント26の外周面中央部に支持力増大用のフランジ28が突設されている杭5の正面図、(b′) はその平面図である。また図13の(c) は4本の鉄筋製杭部材5aからなる杭5で、各ジョイント26の支持力増大用フランジ28が、上段側のジョイント26になるほどフランジ28の突出高さが高くなっている杭5の正面図、(c′) はその平面図である。
上記構成の杭5を使用する時は、図1及び図4の(b) に示すような杭打機7によって最初の杭部材5aを地盤中にその上端部が布基礎1あるいは地盤表面から所要長さ突出する程度まで打ち込み、この最初の杭部材5aの上端雄ねじ部nにジョイント26の筒状本体27の下半分を螺合した後、この筒状本体27の上半分に次の杭部材5aの下端雄ねじ部nを螺合することにより、最初の杭5に次の杭5を連結し、しかして当該次の杭5を杭打機7によって地盤中にその上端部が布基礎1あるいは地盤表面から所要長さ突出する程度まで打ち込む。以下同様にして、複数本の杭部材5aを継ぎ足しながら地盤中所定深さまで打ち込んでゆく。
上記のように杭部材5aを順次継ぎ足しながら杭5の打ち込みを行うにあたり、各杭部材5aは上下両端部の夫々外周面に雄ねじ部nを形成し、ジョイント26は、上半分に上段側杭部材5aの下端雄ねじ部nが螺合し且つ下半部に下段側杭部材5aの上端雄ねじ部nが螺合するように内周面に雌ねじfを形成した筒状本体27からなるため、杭部材5aの継ぎ足し作業が簡単容易となる。
また、図12の(b) ,(b′) ,(c) ,(c′) 及び図13の(b) ,(b′) ,(c) ,(c′) に示すジョイント26のように、筒状本体27の外周面中央に支持力増大用フランジ28が突設されている場合には、杭5を打ち込んだ時、各ジョイント26のフランジ28の下面側に上向きの大きな地盤反力を作用させることが出来るから、大きな支持力が得られることになる。
また、図12の(c) ,(c′) 及び図13の(c) ,(c′) に示すジョイント26のように、各ジョイント26の支持力増大用フランジ28が上段側のジョイント26になるほどフランジ28の突出高さが高くなっている杭5にあっては、この杭5を全体的に見れば、この杭5が地盤に対してテーパ杭による楔効果と同様な作用を発揮することになるから、一層大きな支持力が得られる。
図12及び図13では鋼管製及び鉄筋製の杭5を示したが、本発明の工法に使用される杭5は、図14の(a) に示すように全長に亘ってねじ状となったねじ鉄筋5N、あるいは同図の(b) に示すような異形鉄筋5Dでもよい。このねじ鉄筋5Nや異形鉄筋5Dからなる杭5も、上記した鋼管製や鉄筋製の杭5と同様に、周知のジョイントを介して順次継ぎ足し連結される複数の杭部材からなるが、ジョイントの構造については図示を省略する。このようなねじ鉄筋5Nや異形鉄筋5Dからなる杭5は、鋼管製や鉄筋製の杭5よりも地盤抵抗が大きいから、支持力を高めることができる。
本発明の前提となる基礎補強工法を既設家屋内にて実施している状態の斜視図である。 (a) は補強される前の布基礎及びその上に固定された土台を示す正面図であり、(b) は(a) のイ−イ線断面図である。 土台をジャッキアップしている状態を示す正面図、(b) は(a) のロ−ロ線断面図である。 (a) は布基礎の水平脚部を貫通するように杭を地盤に打ち込んでいる状態を示す正面断面図、(b) は(a) のハ−ハ線断面図である。 (a) は布基礎の下側に布基礎を受けるように横材を挿入している状態を示す正面断面図、(b) は(a) のニ−ニ線断面図である。 本発明との比較ないし参考例を示すもので、(a) は横材を杭に一体的に保持させて、布基礎の補強を完了した状態を示す正面断面図、(b) は(a) のホ−ホ線断面図である。 本発明の係る布基礎補強工法の一実施形態を示す正面断面図、(b) は(a) のリ−リ線断面図である。 本発明の係る布基礎補強工法の更に他の実施形態を示す正面断面図、(b) は(a) ヌ−ヌ線断面図である。 (a) は束基礎とこれに支持された木造家屋の束を示す斜視図、(b) は本発明に係る束基礎補強工法の最初の段階を示す断面図である。 (a) は同工法の次の段階を示す断面図、(b) は同工法の最終段階を示す断面図である。 (a) 〜(e) は束基礎補強工法の他の実施形態を示す説明図である。 各杭部材が鋼管で形成された杭の種々の例を示す説明図である。 各杭部材が鉄筋で形成された杭の種々の例を示す説明図である。 ねじ鉄筋及び異形鉄筋からなる杭を示す説明図である。
1 布基礎
2 土台
5 杭
5a 杭部材
11 束基礎
26 ジョイント
27 筒状本体
28 支持力増大用フランジ

Claims (9)

  1. 垂壁部と水平脚部とからなる断面逆T字状布基礎の水平脚部には垂壁部の両側対称位置で水平脚部の両側端部に隣接するように、既設家屋内において、杭を杭打機で地盤中に打ち込んだ後、両杭の上端部近辺の地盤を掘削して布基礎の下側に布基礎を受ける2本の横材を挿入して、前記両側の杭を両横材で挟み付けた状態とし、上記掘削した地盤の凹所にモルタル等の固化材を流し込んで、布基礎と杭と横材とを一体的に結合するようにした既設家屋の基礎補強工法。
  2. 垂壁部と水平脚部とからなる断面逆T字状布基礎の水平脚部には垂壁部の両側対称位置に杭貫通用開口部を設け、既設家屋内において、この開口部より杭を杭打機で地盤中に打ち込んだ後、杭貫通用開口部にモルタル等の固化材を流し込んで杭と布基礎とを一体的に結合し、垂壁部の両側面に補強枠を当接させて、垂壁部を貫通するボルト・ナットで両補強枠を連結すると共に、補強枠には杭貫通用開口部の上端部を覆って杭の上端を受ける杭受板を取り付けるようにした既設家屋の基礎補強工法。
  3. 既設家屋内において、束基礎からなる基礎の周辺に複数本の杭を杭打機で地盤中に夫々所定深さまで打ち込んだ後、基礎の周辺の地盤を掘削して、基礎及びこの基礎の周辺に突出する杭の上端部を取り囲むような凹所を形成し、この凹所内において複数本の鉄筋を杭の上端部間に架け渡した後、凹所内にモルタル等の固化材を流し込んで、基礎と杭と鉄筋とを一体的に結合するようにした既設家屋の基礎補強工法。
  4. 既設家屋内において、束を支持している旧い束基礎の周辺地盤を掘削して、この旧束基礎を取り囲むような凹所を形成し、この旧束基礎に支持されている束を所要高さジャッキアップして旧束基礎を凹所から撤去し、この凹所内より複数本の杭を杭打機で地盤中に夫々所定深さまで打ち込んだ後、この凹所内にコンクリートを流し込んで新しい束基礎を形成すると共に、この新束基礎と杭とを一体的に結合させるようにした既設家屋の基礎補強工法。
  5. 各杭は、ジョイントを介して順次継ぎ足し連結される複数の杭部材からなるもので、各杭部材は上下両端部の夫々外周面に雄ねじ部を形成した鋼管又は鉄筋からなり、ジョイントは、上半分に上段側杭部材の下端雄ねじ部が螺合し且つ下半部に下段側杭部材の上端雄ねじ部が螺合するように内周面に雌ねじを形成した筒状本体からなる請求項1〜4の何れかに記載の既設家屋の基礎補強工法。
  6. ジョイントの筒状本体には外周面中央に支持力増大用フランジが突設されてなる請求項5に記載の既設家屋の基礎補強工法。
  7. 各杭の最下段の杭部材にはその下端部に、先端部の尖ったビットが取り付けてある請求項5又は6に記載の既設家屋の基礎補強工法。
  8. 3つ以上の杭部材からなる杭では、各ジョイントの筒状本体に突設された支持力拡大用フランジは、上段側のジョイントになるほどフランジの突出高さが高くなっている請求項6又は7の何れかに記載の既設家屋の基礎補強工法。
  9. 各杭は全長に亘ってねじ状となったねじ鉄筋又は異形鉄筋からなる請求項1〜4の何れかに記載の既設家屋の基礎補強工法。
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