JPH09144049A - 構造物の仮受け方法 - Google Patents

構造物の仮受け方法

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JPH09144049A
JPH09144049A JP32953395A JP32953395A JPH09144049A JP H09144049 A JPH09144049 A JP H09144049A JP 32953395 A JP32953395 A JP 32953395A JP 32953395 A JP32953395 A JP 32953395A JP H09144049 A JPH09144049 A JP H09144049A
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賢一 竹内
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忠光 佐藤
Noriyoshi Nishimura
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Abstract

(57)【要約】 【課題】既存杭の更なる損壊を防止して、修復工事を極
力安全に行う。 【解決手段】地盤2中に打設された杭3及び、該杭3に
より支持された基礎5、地中梁6及び、該基礎5上に支
持された建築物本体7からなる建築物1であって、杭3
が損壊した状態の建築物1を修復するには、建築物本体
7の下方の地盤2に支持杭13を打設構築し、地盤2を
掘削して、基礎5の下方に構築空間14を形成する形
で、該基礎5を露出させると共に、基礎5を、支持部材
15、仮受用ジャッキ16を介して、支持杭13に仮受
け支持させ、その状態で建築物に対する修復作業を行う
ようにして構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大地震等により既存杭
が損壊し、沈下した構造物を修復するのに好適な、構造
物の仮受け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、構造物が、大地震或いは地盤沈下
等により該構造物を支持していた既存杭が損壊したため
沈下した場合に、この構造物を沈下前の所定の位置まで
上昇させる形で修復する工事が各種の方法で実施されて
いる。これら各種の修復方法のうちの一例としては、例
えば、構造物の下方など地盤を掘削して、該構造物の基
礎及び前記杭の上部付近を露出させるとともに、該構造
物の下方に新しい杭や基礎を構築しておいて、油圧ジャ
ッキ等の適宜な扛上手段を用いて該構造物を所定の位置
までジャッキアップし、ジャッキアップされた前記構造
物を、これら新しい杭や基礎に支持させる方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した修
復方法では、構造物の下方などの地盤を掘削して、該構
造物の基礎を露出させる必要があることから、例えば既
存杭の破損が著しいと、地盤の掘削に伴い該既存杭が更
に損壊されて構造物が更に沈下するといった危険を招来
する。そこで、修復工事を極力安全に行う工夫が望まれ
ている。
【0004】そこで本発明は上記事情に鑑み、掘削中な
どにおける既存杭の更なる損壊を防止して、修復工事を
極力安全に行うことのできる、構造物の仮受け方法を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち本発明のうち第1の
発明は、地盤(2)中に打設された既存杭(3)及び、
該既存杭(3)により支持された基礎構造物(5、6)
及び、該基礎構造物(5、6)上に支持された構造物本
体(7)からなる構造物(1)であって、前記既存杭
(3)が損壊した状態の構造物(1)を修復するには、
前記構造物本体(7)の下方の地盤(2)に支持杭(1
3)を打設構築し、前記地盤(2)を掘削して、前記基
礎構造物(5、6)の下方に掘削空間(14)を形成す
る形で、該基礎構造物(5、6)を露出させると共に、
前記基礎構造物(5、6)を、所定の仮受け支持手段
(15、16)を介して、前記支持杭(13)に仮受け
支持させ、その状態で前記構造物(1)に対する修復作
業を行うようにして構成される。
【0006】また本発明のうち第2の発明は、第1の発
明による構造物(1)の仮受け方法において、前記基礎
構造物(5、6)は、前記既存杭(3)により支持され
た複数のフーチング(5)及び、該各フーチング(5)
を接合する地中梁(6)を有し、前記支持杭(13)
は、前記フーチング(5)の周囲で前記地中梁(6)と
干渉しない位置に複数打設構築し、前記仮受け支持手段
(15、16)は、前記掘削空間(14)内で、前記複
数の支持杭(13、13)間に架設される支持横架部材
(15)及び、該支持横架部材(15)と前記基礎構造
物(5、6)の間に設置され、前記支持横架部材(1
5)に反力を求める形で前記基礎構造物(5、6)を上
方に押圧し得る仮受け用伸縮支持装置(16)からな
る。
【0007】また本発明のうち第3の発明は、第2の発
明による構造物(1)の仮受け方法において、前記支持
横架部材(15)は、前記地中梁(6)の下方を通る形
で架設され、前記仮受け用伸縮支持装置(16)は、前
記支持横架部材(15)と前記地中梁(6)の間に設置
される。
【0008】また本発明のうち第4の発明は、第2の発
明による構造物(1)の仮受け方法において、前記支持
横架部材(15)は、前記フーチング(5)の下方を通
る形で架設され、前記仮受け用伸縮支持装置(16)
は、前記支持横架部材(15)と前記フーチング(5)
の間に設置される。
【0009】また本発明のうち第5の発明は、第2の発
明による構造物(1)の仮受け方法において、前記支持
杭(13)は、支持杭本体(53)及び、該支持杭本体
(53)に埋設された支持用鋼材(12)を有し、前記
支持用鋼材(12)は、前記支持杭本体(53)の上端
から上方に突出した形で配置し、前記支持杭本体(5
3)の上端に、構造物本体荷重支持面(13a)を形成
し、前記支持横架部材(15)は、前記複数の支持杭
(13、13)間に、これら支持杭(13、13)の前
記支持用鋼材(12、12)に支持させる形で架設する
ようにした。
【0010】また本発明のうち第6の発明は、第2の発
明による既存杭(3)が損壊した構造物(1)の修復方
法において、前記支持横架部材(15)は直状の鋼材か
らなる。
【0011】また本発明のうち第7の発明は、第5の発
明による既存杭(3)が損壊した構造物(1)の修復方
法において、前記基礎構造物(5、6)を前記支持杭
(13)に仮受け支持させた後、その状態を維持しなが
ら、前記掘削空間(14)に下部基礎構造物(19)
を、前記構造物本体荷重支持面(13a)を介して前記
支持杭(13)に支持させる形で構築し、その後、前記
基礎構造物(5、6)と前記下部基礎構造物(19)と
の間を、前記基礎構造物(5、6)側からの荷重を前記
下部基礎構造物(19)に伝達させ得る形で接続するよ
うにした。
【0012】なお、括弧内の番号等は、図面における対
応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述
は図面上の記載に限定拘束されるものではない。以下の
「作用」の欄についても同様である。
【0013】
【作用】上記した構成により本発明のうち第1の発明で
は、基礎構造物(5、6)側は所定の仮受け支持手段
(15、16)を介して支持杭(13)に仮受け支持さ
れる。
【0014】また本発明のうち第2の発明では、フーチ
ング(5)の真下或いは地中梁(6)の真下等におい
て、支持杭(13)の打設構築作業をすることは避けら
れる。また、仮受け用伸縮支持装置(16)による、基
礎構造物(5、6)を支持する支持点(16a)の位置
は、該基礎構造物(5、6)の位置に対応して調節され
る。
【0015】また本発明のうち第3の発明では、支持横
架部材(15)はフーチング(5)の下方に配置させな
いで済む。
【0016】また本発明のうち第4の発明では、フーチ
ング(5)が、仮受け用伸縮支持装置(16)等を介し
て直接支持される。
【0017】また本発明のうち第5の発明では、支持杭
(13)に支持横架部材(15)を架設させた状態のま
ま、該支持杭(13)の支持杭本体(53)の上方にお
いて、該支持杭本体(53)の構造物本体荷重支持面
(13a)を介して該支持杭(13)に荷重を支持させ
得る形で、種々の作業を行う。
【0018】また本発明のうち第6の発明では、支持横
架部材(15)の撓み具合が、支持横架部材(15)に
かかる基礎構造物(5、6)側からの荷重の大きさを示
すようになる。
【0019】また本発明のうち第7の発明では、構造物
本体(7)側が、該構造物本体(7)側からの荷重が、
下部基礎構造物(19)を介して支持杭(13)に伝達
されるように該支持杭(13)側と接続される。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は、修復前の建築物を示した模式側面図、図2
は、図1に示す建築物に対し、本発明による仮受け方法
により修復工事を行っている様子を示したものであり、
該建築物の基礎付近を示した側面図、図3は、図2に示
す建築物の基礎付近について、修復工事が更に進んだ状
態を示した図、図4は、図3に示す建築物の基礎付近に
ついて、修復工事が更に進んだ状態を示した図、図5
は、図4のX1−Y1線断面図、図6は、図4に示す建
築物の基礎付近について、修復工事が更に進んだ状態を
示した図、図7は、図6のX2−Y2線断面図である。
【0021】工場等の大型鉄筋コンクリート建築物であ
る建築物1は、図1に示すように、地盤2中に打設され
た鉄筋コンクリート製の、既存杭である複数の杭3を有
しており、これら杭3には鉄筋コンクリート製の独立フ
ーチングである複数の基礎5が支持されている。なお、
1つの基礎5は、複数の杭3によって支持された状態に
なっており、各基礎5、5の間には略水平方向に伸延し
た鉄筋コンクリート製の地中梁6がそれぞれ設けられて
いる。また、これら基礎5及び地中梁6は前記地盤2に
埋設された状態になっている。更に、これら基礎5上に
は、鉄筋コンクリート製の複数の柱、梁、スラブ、壁を
有した建築物本体7が立設されている。なお、建築物本
体7の1階における床側のスラブ9は前記複数の地中梁
6に支持された状態になっている。
【0022】ところで、大地震等が発生したことによ
り、上述した建築物1の複数の杭3は、図1の実線で示
すように、これらの杭頭部付近である上部3a(即ち、
杭3のうち該杭3と基礎5の接合部位付近)において破
断され損壊している。従って、複数の杭3により支持さ
れた複数の基礎5及び、これら基礎5を介して複数の杭
3により支持された建築物本体7は、杭3の損壊前の所
定の位置ST1(図1の二点鎖線で図示)から、不均一
に沈下して、図1の実線で示すように傾いた状態になっ
ている。
【0023】杭3が損壊し、沈下した建築物1は上述し
たように構成されているので、該建築物1を修復するに
は以下の手順で行う。第1の手順として、地盤改良作業
を行う。まず、建築物本体7の1階の床側のスラブ9上
より、所定のボーリング機(図示せず)により該スラブ
9を貫通させる形で、該建築物本体7の下方の地盤2に
薬液注入用の孔(図示せず)を穿設し、該孔を介して前
記地盤2に所定の地盤固化材を注入する。該地盤固化材
の注入により、前記建築物本体7の下方の地盤2(例え
ば地表から15〜17mの深さまで)を改良し強化す
る。これにより、前記建築物本体7の下方の地盤2の安
定性が向上された。なお、この作業と共に、基礎5の下
部における、該基礎5と地盤2との間の空隙(図示せ
ず)や、1階の床側のスラブ9の下部における、該スラ
ブ9と地盤2との間の空隙(図示せず)に図示しない所
定の充填材(例えば、ベントナイト液とセメントを混ぜ
たもの)を充填するとよい。これにより、基礎5と地盤
2との間或いは、1階の床側のスラブ9と地盤2との間
の安定性も向上し、以降の作業において都合がよい。
【0024】次に第2の手順として、支持杭構築作業を
行う。即ち、図示しない適宜な掘削装置、例えば、泥水
を用いて地盤掘削を行い、場所打ちコンクリート杭を造
成し得る公知のBH機、特に階高が制限された1階のフ
ロア空間に機械本体を設置して施工ができる公知のTB
H機等を用いて、図2(なお図2では、本発明の思想を
簡明に説明する便宜上、基礎5及び建築物本体7の沈下
による傾きや、また杭3の損壊が省略された形で示され
ている。図3乃至図15についても同様である。)に示
すように、建築物本体7の1階の床側のスラブ9上よ
り、該スラブ9を貫通させる形で、該建築物本体7の下
方の地盤2に複数の支持杭用穴10を穿設する。なお、
支持杭用穴10は、図5に示すように、各基礎5の周囲
に、地中梁6と干渉しない形で複数(図5では4つ)設
ける形で穿設される。また、上述したように、建築物本
体7の下方の地盤2の安定性が向上されており、基礎5
と地盤2との間或いは、1階の床側のスラブ9と地盤2
との間の安定性も向上されているので、支持杭用穴10
の穿設作業は安定して行える。次いで、穿設された各支
持杭用穴10に、図3に示すように、鉄筋カゴ11を挿
入設置する。各鉄筋カゴ11は1階のフロア空間の階高
より短い複数の鉄筋カゴ片11aが接続された形で構成
されており、該鉄筋カゴ11の設置は、各鉄筋カゴ片1
1aを1階のフロア空間内で順次接続しながら、これら
接続された鉄筋カゴ片11aを各支持杭用穴10に挿入
していく形で行われる。次いで、各支持杭用穴10内の
上部側に、図3に示すように、鉛直な鋼管12を挿入設
置し、該支持杭用穴10内にコンクリート30を打設充
填する(なお鋼管12の代わりにH型鋼等を採用しても
よい。)。即ち、コンクリート30により、各支持杭用
穴10内の鉄筋カゴ11及び鋼管12を埋没させる。打
設充填されたコンクリート30の固結により、鉄筋コン
クリート製の複数の支持杭本体53が、各支持杭用穴1
0に設置された形で打設構築された。これら各支持杭本
体53及び該支持杭本体53に埋設された鋼管12によ
って支持杭13が構成される。つまり複数の支持杭13
が構築された。なお、各鋼管12は支持杭本体53の上
端から上方に突出した形で配置されており、支持杭本体
53の上端には、上方からの荷重を支持することのでき
る形で上端面13aが形成されている。なお、上述した
ように支持杭用穴10は、図5に示すように、各基礎5
の周囲に、地中梁6と干渉しない形で穿設されているの
で、各支持杭用穴10に設置された各支持杭13は、各
基礎5の周囲に、地中梁6と干渉しない形で打設構築さ
れている。また、別の実施例として、支持杭本体53等
の支持杭本体を鋼管コンクリートなどで構築してもよ
い。
【0025】次に第3の手順として、仮受け作業を行
う。即ち、1階の床側のスラブ9の下側において各基礎
5の下側及びその周囲の地盤2を、図4に示すように掘
削して、該基礎5及び、該基礎5に接続されている地中
梁6の一部及び、該基礎5の下の複数の杭3の上部3a
を露出させる(例えば基礎5の底端から下方に1.5m
の深さまで掘削する。)。また、掘削と共に、該支持杭
13の鋼管12をレベルを揃えるために切断する。切断
後の該鋼管12の上端12aは、該掘削されてできた地
盤2の上面のやや上方に配置するようにする。また、こ
の掘削により、該基礎5の下方には以降の各作業を行う
ための構築空間14が形成された。なお、各杭3の上部
3aを露出させると共に、図4に示すように、これら上
部3aに補強鉄板17を巻きつけて、該上部3aの損壊
箇所を補強する(また、上部3aの損壊箇所に無収縮モ
ルタル等の充填材を充填してもよい。)。即ち、各基礎
5の下側及びその周囲の地盤2を、該基礎5を支持する
杭3の上部3aを露出させる形で掘削するので、該掘削
により、地盤2による該基礎5の支持力が無くなった
分、損壊し露出した杭3にかかる基礎5からの荷重が増
加するが、上述したように各杭3の上部3aの損壊箇所
が補強され、損壊した各杭3の強度が向上されているの
で、これら杭3にかかる荷重が増加しても、これら杭3
が更に崩壊し、前記基礎5が更に沈下するといった危険
は防止される。ところで本実施例では、図5に示すよう
に、各基礎5に対して4つの支持杭13が構築されてお
り、これら4つの支持杭13のうち、2つの支持杭13
及び、他の2つの支持杭13はそれぞれ対をなしてい
る。即ち、1対の支持杭13、13は、対応する基礎5
に接合した1つの地中梁6を挟んで概略対称な位置に配
置されており、他の1対の支持杭13、13は、該基礎
5に接合した別の1つの地中梁6を挟んで概略対称な位
置に配置されている。そこで、1対の支持杭13、13
間及び、別の1対の支持杭13、13間に、各支持杭1
3の鋼管12の上端12aに支持させる形で、水平なH
型鋼等からなる支持部材15をそれぞれ架設する。上述
したように各対の支持杭13、13は、対応する基礎5
に接合した1つの地中梁6を挟んで概略対称な位置に配
置されているので、対をなす支持杭13、13間に架設
した支持部材15は、該地中梁6の下方に位置すると共
に、該地中梁6と立体的に交差した状態になる。次い
で、立体的に交差した各支持部材15と地中梁6の間
に、油圧ジャッキ等からなる仮受用ジャッキ16を、該
支持部材15に反力を求める形で該地中梁6を上方向、
即ち該支持部材15から遠ざかる方向に押圧自在にそれ
ぞれ設置する。設置の後、各仮受用ジャッキ16を駆動
して、立体的に交差した各支持部材15と地中梁6の間
において、該支持部材15に反力を求める形で、該支持
部材15の上方の地中梁6に、該地中梁6を上方向に押
圧する力を与える。つまり、各地中梁6は、仮受用ジャ
ッキ16及び支持部材15を介して、鋼管12を有した
複数の支持杭13により支持力を与えられており、従っ
てこれら地中梁6に接合した基礎5は、これら地中梁6
及び仮受用ジャッキ16及び支持部材15を介して、複
数の支持杭13により支持力を与えられている。即ち、
前記基礎5は既存の杭3により支持されるだけでなく、
複数の支持杭13によっても支持されている。言い替え
るならば、前記基礎5は、仮受用ジャッキ16及び支持
部材15を介して複数の支持杭13により仮受け支持さ
れている。なお、上述した仮受け作業では、支持部材1
5を地中梁6の下を通して架設することにより、地中梁
6側を支持する形で仮受け支持を行ったが、本発明の別
の実施例としては、例えば図5の二点鎖線で示すよう
に、支持部材15を基礎5の下を通して架設することに
より、基礎5側を支持する形で仮受け支持を行うように
してもよい。また、上述した仮受け作業では、各基礎5
の下側及びその周囲の地盤2を、該基礎5を支持する杭
3の上部3aを露出させる形で掘削する。従って、地盤
2による該基礎5の支持力が無くなった分、損壊し露出
した杭3にかかる基礎5からの荷重が増加する。この杭
3にかかる荷重の増加が大きくなると、該杭3が更に崩
壊し、前記基礎5が更に沈下するといった危険を招来す
る。そこで、該杭3にかかる荷重の増加を極力小さくす
るために、該仮受け作業を、建築物1全体のうちの1つ
或いは少数の基礎5について順次行うようにする。こう
することにより、仮受け作業中の基礎5からの荷重は、
該基礎5に接合された複数の地中梁6を介して、仮受け
作業開始前の、或いは仮受け作業完了後の基礎5(即
ち、その荷重が地盤2及び杭3や支持杭13等によって
充分支持され得るもの)に適宜分散され、該仮受け作業
中の基礎5を支持する杭3に集中することが極力回避さ
れる。つまり、この杭3にかかる荷重の増加を極力小さ
くできるので、該杭3が更に崩壊し、前記基礎5が更に
沈下するといった危険を防止できる。
【0026】次に第4の手順として、下部基礎構築作業
を行う。なお、前記仮受け作業が完了した状態の基礎5
については、その仮受け支持の状態が維持されている。
即ち、仮受け作業が完了した状態の基礎5について、図
6に示すように、該基礎5の下方及びその周囲の地盤2
を更に掘り下げる(例えば、図6の二点鎖線で示した、
仮受け作業時の地盤2の上面より1m程度掘り下げ
る。)。つまり、基礎5下方の構築空間14を下方に拡
張させる。次いで、掘り下げた地盤2の上、従って構築
空間14に図示しない型枠及び配筋等を設置し、前記基
礎5の下方の杭3の上部3aの一部を埋め込む形でコン
クリートを打設して、図6及び図7に示すように、水平
断面が前記基礎5に対応した形の直方体状の下部基礎1
9を構築する。従って、各基礎5に対応した複数の杭3
及び支持杭13の上端面13aから上方に突出した鋼管
12は、該基礎5に対応した下部基礎19を上下に貫通
した状態になる。なお、下部基礎19の上端の高さレベ
ルは、前記仮受け作業時の地盤2の上面の高さレベル
(図6の二点鎖線で図示)と略等しく、よって複数の支
持杭13に支持された支持部材15等は下部基礎19の
上方に露出している。また、下部基礎19と複数の支持
杭13は、各支持杭13の支持杭本体53の上端面13
aが下部基礎19の底部に当接するような形で一体的に
接合される。つまり、下部基礎19からの荷重が各上端
面13aを介し、複数の支持杭13の支持杭本体53に
よって支持されるようになる。なお、下部基礎19の型
枠設置或いは配筋設置等を行う際には、該下部基礎19
に対応する複数の杭3の上部3aに、スポンジ部材等に
よる摩擦低減材20を巻きつけ設置する。即ち、下部基
礎19の構築完了後、該下部基礎19と、該下部基礎1
9に埋め込まれた複数の杭3の上部3aとの間は、前記
摩擦低減材20を介して接触しているので、該下部基礎
19に対して前記複数の杭3は、上下方向に移動自在な
状態になる。
【0027】以降、前記下部基礎19と基礎5との間に
何らかの支持材(例えばサンドルやジャッキなど)を設
置し、従って基礎5からの荷重を該支持材を介して下部
基礎19に支持させるようにし、仮受け支持手段である
支持部材15及び仮受用ジャッキ16を撤去する。仮受
け支持手段の撤去後には、例えば下部基礎19に反力を
求めて基礎5をジャッキアップし、下部基礎19と基礎
5との間を、該基礎5側からの荷重を該下部基礎19に
伝達させ得る形で接続するようにして(例えばこれら両
者を接続する鉄筋コンクリート構造物を構築するなどし
て)、建築物1の修復を完了させる。
【0028】また上述した実施例では、本発明による仮
受け方法を適用する構造物として工場等のような建築物
1を例として上げたが、本発明による仮受け方法を適用
できる構造物としては工場やビル等の建築物以外にも、
橋脚などのような構造物でもよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明のうち第1の
発明は、地盤2等の地盤中に打設された杭3等の既存杭
及び、該既存杭により支持された基礎5、地中梁6等の
基礎構造物及び、該基礎構造物上に支持された建築物本
体7等の構造物本体からなる建築物1等の構造物であっ
て、前記既存杭が損壊した状態の構造物を修復するに
は、前記構造物本体の下方の地盤に支持杭13等の支持
杭を打設構築し、前記地盤を掘削して、前記基礎構造物
の下方に構築空間14等の掘削空間を形成する形で、該
基礎構造物を露出させると共に、前記基礎構造物を、支
持部材15、仮受用ジャッキ16等の所定の仮受け支持
手段を介して、前記支持杭に仮受け支持させ、その状態
で前記構造物に対する修復作業を行うようにして構成さ
れる。つまり、例えば既存杭の破損が著しいような場合
でも、地盤を掘削して、基礎構造物を露出させると共
に、該基礎構造物を所定の仮受け支持手段を介して支持
杭に仮受け支持させるため、該既存杭が更に損壊されて
構造物本体側が沈下するといった危険は極力防止でき
る。つまり、既存杭の更なる損壊を防止して、修復工事
を極力安全に行うことのできる。
【0030】また本発明のうち第2の発明は、第1の発
明による構造物の仮受け方法において、前記基礎構造物
は、前記既存杭により支持された複数のフーチング5等
のフーチング及び、該各フーチングを接合する地中梁6
等の地中梁を有し、前記支持杭は、前記フーチングの周
囲で前記地中梁と干渉しない位置に複数打設構築し、前
記仮受け支持手段は、前記掘削空間内で、前記複数の支
持杭間に架設される支持部材15等の支持横架部材及
び、該支持横架部材と前記基礎構造物の間に設置され、
前記支持横架部材に反力を求める形で前記基礎構造物を
上方に押圧し得る仮受用ジャッキ16等の仮受け用伸縮
支持装置からなる。つまり、支持杭は、フーチングの周
囲で地中梁と干渉しない位置に打設構築するので、フー
チングの真下或いは地中梁の真下等において、支持杭の
打設構築作業をすることは避けられる。従って、第1の
発明による効果に加えて修復作業は安全に行える。ま
た、複数の支持杭による基礎構造物の支持は、これら複
数の支持杭間に架設された支持横架部材及び、該支持横
架部材と前記基礎構造物の間に設置された仮受け用伸縮
支持装置を介してなされることから、該基礎構造物を支
持する仮受け用伸縮支持装置による支持点16aは、前
記支持杭の本数に比べて極力少なくなるようにされてい
る。従って、基礎構造物を支持すべき複数の支持点16
aのうち、該基礎構造物からの荷重を実際には殆ど受け
ていないような支持点16aが生じるといったことを極
力防止することができる。即ち、基礎構造物からの荷重
をそれぞれの支持杭へ極力均等にかけることにより、特
定の支持杭への荷重の集中による該支持杭の損壊などの
危険を防止できる。更に、仮受け用伸縮支持装置を採用
することにより、基礎構造物を支持する支持点16aの
上下位置を、該基礎構造物の位置に対応して調節するこ
とができる。よって、基礎構造物を支持すべき複数の支
持点16aが、該基礎構造物からの荷重をそれぞれ受け
るように、各支持点16aの上下位置をそれぞれ調節す
ることができるので、基礎構造物からの荷重を実際には
殆ど受けていないような支持点16aが生じるといった
ことを極力防止することができる。即ち、基礎構造物か
らの荷重をそれぞれの支持杭へ極力均等にかけることに
より、特定の支持杭への荷重の集中による該支持杭の損
壊などの危険を防止できる。
【0031】また本発明のうち第3の発明は、第2の発
明による構造物の仮受け方法において、前記支持横架部
材は、前記地中梁の下方を通る形で架設され、前記仮受
け用伸縮支持装置は、前記支持横架部材と前記地中梁の
間に設置される。つまり、フーチングの下方には、該フ
ーチングを支持している既存杭が存在しているが、支持
横架部材は該フーチングの下方に配置させないで済むこ
とから、該支持横架部材の架設等の際に、該支持横架部
材と既存杭が干渉して架設等の作業が困難になるという
ことはないので、第2の発明による効果に加えて作業が
容易になり都合がよい。更に、既存杭と基礎構造物との
間の支持状態を解除する作業を行う際、例えば既存杭と
フーチングとの間を切断するような際には、該フーチン
グの下方に、支持横架部材が存在しないので作業の邪魔
にならず都合がよい。
【0032】また本発明のうち第4の発明は、第2の発
明による構造物の仮受け方法において、前記支持横架部
材は、前記フーチングの下方を通る形で架設され、前記
仮受け用伸縮支持装置は、前記支持横架部材と前記フー
チングの間に設置されるので、本来、構造物本体側の荷
重を下方に伝達させる目的をもったフーチングが、仮受
け用伸縮支持装置等を介して直接支持される。つまり、
地中梁などのように、本来、構造物本体側の荷重を下方
に伝達させる目的とは異なる目的をもって設けられてい
る部位を支持することにより構造物本体側を支持すると
いったことを避け、例えば地中梁などに無理な曲げ応力
を与えてしまうといったことが防止される。よって、第
2の発明による効果に加えて、構造物に無理な応力を与
えず、該構造物の破損などを極力防止する形で作業が行
える。
【0033】また本発明のうち第5の発明は、第2の発
明による構造物の仮受け方法において、前記支持杭は、
支持杭本体53等の支持杭本体及び、該支持杭本体に埋
設された鋼管12等の支持用鋼材を有し、前記支持用鋼
材は、前記支持杭本体の上端から上方に突出した形で配
置し、前記支持杭本体の上端に、上端面13a等の構造
物本体荷重支持面を形成し、前記支持横架部材は、前記
複数の支持杭間に、これら支持杭の前記支持用鋼材に支
持させる形で架設するようにしたので、第2の発明によ
る効果に加えて、前記基礎構造物を仮受け支持した状
態、即ち支持杭に支持横架部材を架設させた状態のま
ま、該支持杭の支持杭本体の上方において、該支持杭本
体の構造物本体荷重支持面を介して該支持杭に荷重を支
持させ得る形での、種々の作業、例えば支持杭本体の上
方に、構造物本体荷重支持面を介して該支持杭に荷重を
支持させ得る形で下部基礎19等の下部基礎構造物を構
築する作業などを行うことができるので都合がよい。更
に、架設された支持横架部材が、支持杭本体を直接押圧
し、該支持杭本体を圧壊又は破損させるようなことは防
止できるので都合がよい。
【0034】また本発明のうち第6の発明は、第2の発
明による構造物の仮受け方法において、前記支持横架部
材は直状の鋼材からなるので、仮受け用伸縮支持装置を
介して基礎構造物側から加わる荷重により、支持横架部
材は撓むようになる。従って、支持横架部材に対する荷
重の不用意な増加などの危険を、該支持横架部材の撓み
具合を目視等により判定することで早期発見できる。即
ち、第2の発明による効果に加えて、基礎構造物の落下
などのような非常事態をすばやく察知し、作業員の迅速
な退避、或いは支保工等の追加設置等の措置をとること
が可能となり安全性が高い。
【0035】また本発明のうち第7の発明は、第5の発
明による構造物の仮受け方法において、前記基礎構造物
を前記支持杭に仮受け支持させた後、その状態を維持し
ながら、前記掘削空間に下部基礎19等の下部基礎構造
物を、前記構造物本体荷重支持面を介して前記支持杭に
支持させる形で構築し、その後、前記基礎構造物と前記
下部基礎構造物との間を、前記基礎構造物側からの荷重
を前記下部基礎構造物に伝達させ得る形で接続するよう
にしたので、基礎構造物側、従って構造物本体側が、該
構造物本体側からの荷重が、下部基礎構造物を介して支
持杭に伝達されるように、該下部基礎構造物側、従って
該支持杭側と接続される。つまり、第5の発明による効
果に加えて、構造物の地中側が極力堅固に再構築される
ので、修復が良好に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、修復前の建築物を示した模式側面図で
ある。
【図2】図2は、図1に示す建築物に対し、本発明によ
る仮受け方法により修復工事を行っている様子を示した
ものであり、該建築物の基礎付近を示した側面図であ
る。
【図3】図3は、図2に示す建築物の基礎付近につい
て、修復工事が更に進んだ状態を示した図である。
【図4】図4は、図3に示す建築物の基礎付近につい
て、修復工事が更に進んだ状態を示した図である。
【図5】図5は、図4のX1−Y1線断面図である。
【図6】図6は、図4に示す建築物の基礎付近につい
て、修復工事が更に進んだ状態を示した図である。
【図7】図7は、図6のX2−Y2線断面図である。
【符号の説明】
1……構造物(建築物) 2……地盤 3……既存杭(杭) 5……基礎構造物、フーチング(基礎) 6……基礎構造物、地中梁(地中梁) 7……構造物本体(建築物本体) 12……支持用鋼材(鋼管) 13……支持杭 13a……構造物本体荷重支持面(上端面) 14……掘削空間(構築空間) 15……仮受け支持手段、支持横架部材(支持部材) 16……仮受け支持手段、仮受け用伸縮支持装置(仮受
用ジャッキ) 19……下部基礎構造物(下部基礎) 53……支持杭本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 忠光 東京都千代田区岩本町三丁目10番1号 三 井建設株式会社内 (72)発明者 西村 憲義 東京都千代田区岩本町三丁目10番1号 三 井建設株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】地盤中に打設された既存杭及び、該既存杭
    により支持された基礎構造物及び、該基礎構造物上に支
    持された構造物本体からなる構造物であって、前記既存
    杭が損壊した状態の構造物を修復するには、 前記構造物本体の下方の地盤に支持杭を打設構築し、 前記地盤を掘削して、前記基礎構造物の下方に掘削空間
    を形成する形で、該基礎構造物を露出させると共に、前
    記基礎構造物を、所定の仮受け支持手段を介して、前記
    支持杭に仮受け支持させ、 その状態で前記構造物に対する修復作業を行うようにし
    て構成した、構造物の仮受け方法。
  2. 【請求項2】前記基礎構造物は、前記既存杭により支持
    された複数のフーチング及び、該各フーチングを接合す
    る地中梁を有し、 前記支持杭は、前記フーチングの周囲で前記地中梁と干
    渉しない位置に複数打設構築し、 前記仮受け支持手段は、前記掘削空間内で、前記複数の
    支持杭間に架設される支持横架部材及び、該支持横架部
    材と前記基礎構造物の間に設置され、前記支持横架部材
    に反力を求める形で前記基礎構造物を上方に押圧し得る
    仮受け用伸縮支持装置からなることを特徴とする、請求
    項1記載の構造物の仮受け方法。
  3. 【請求項3】前記支持横架部材は、前記地中梁の下方を
    通る形で架設され、前記仮受け用伸縮支持装置は、前記
    支持横架部材と前記地中梁の間に設置されることを特徴
    とする、請求項2記載の構造物の仮受け方法。
  4. 【請求項4】前記支持横架部材は、前記フーチングの下
    方を通る形で架設され、前記仮受け用伸縮支持装置は、
    前記支持横架部材と前記フーチングの間に設置されるこ
    とを特徴とする、請求項2記載の構造物の仮受け方法。
  5. 【請求項5】前記支持杭は、支持杭本体及び、該支持杭
    本体に埋設された支持用鋼材を有し、 前記支持用鋼材は、前記支持杭本体の上端から上方に突
    出した形で配置し、 前記支持杭本体の上端に、構造物本体荷重支持面を形成
    し、 前記支持横架部材は、前記複数の支持杭間に、これら支
    持杭の前記支持用鋼材に支持させる形で架設するように
    したことを特徴とする、請求項2記載の構造物の仮受け
    方法。
  6. 【請求項6】前記支持横架部材は直状の鋼材からなるこ
    とを特徴とする、請求項2記載の構造物の仮受け方法。
  7. 【請求項7】前記基礎構造物を前記支持杭に仮受け支持
    させた後、その状態を維持しながら、前記掘削空間に下
    部基礎構造物を、前記構造物本体荷重支持面を介して前
    記支持杭に支持させる形で構築し、 その後、前記基礎構造物と前記下部基礎構造物との間
    を、前記基礎構造物側からの荷重を前記下部基礎構造物
    に伝達させ得る形で接続するようにしたことを特徴とす
    る、請求項5記載の構造物の仮受け方法。
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