JP2009184959A - 洗浄料 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、化粧品/医薬部外品の洗浄料において、セロオリゴ糖を加えることで、洗浄時のぬるつき感がなく、仕上がり時のべたつき感がなく、適度に肌にはりを与え、皺伸ばし効果に優れる洗浄剤を提供することを課題とする。
【解決手段】(a)セロオリゴ糖を0.1〜20質量%と、(b)油剤、界面活性剤、及び多価アルコールから選ばれる1種以上とを含有する洗浄料。
【選択図】なし

Description

本発明は、化粧品/医薬部外品の洗浄剤において、セロオリゴ糖を配合することで、洗浄時のぬるつき感がなく、仕上がり時のべたつき感がなく、適度に肌にはりを与え、皺伸ばし効果に優れる洗浄剤に関する。
多価アルコール、油剤、界面活性剤は、その効果から、洗浄剤の必須成分としてとらえられることが多く、その特許出願も多い。上述の成分は、洗浄効果、すなわち肌表面の旧い角層を洗い流すことを目的として、配合されるものである。
しかしながら、旧い角層のみを選択的に、洗い流すことが困難であり、少なからず、表皮の必要な角層脂質、水分も除去してしまう。このため、洗浄後の肌のはりがなくなり、即ちツッパリ感を生じる問題があった。
上記の問題に絡み、特許文献1には、特定のオリゴ糖成分を配合することで使用感を高める試みがなされている。特許文献1は、オリゴ糖としてラフィノースを配合した全身洗浄料が開示されている。また、ラフィノースと併用することで、効果が高められる成分として、多価アルコール、界面活性剤、油剤、粉体、溶媒、生理活性成分の開示がある。確かに、該文献に開示される全身洗浄剤は、上述のぬるつき感、べたつき感が改善され、ツッパリ感がない感触に優れたものである。それに対し、本発明は、上記の文献と別種の糖類として、セロオリゴ糖を配合することで、上述の使用感に加え、洗浄剤の欠点であった、肌へのはりの付与を改善し、さらに皺伸ばし効果を兼ね備えたものである。従来、このような洗浄剤は知られていなかった。
特開2000−178175号公報
本発明は、化粧品/医薬部外品の洗浄剤において、洗浄時のぬるつき感がなく、仕上がり時のべたつき感がなく、適度に肌にはりを与え、皺伸ばし効果に優れる洗浄剤を提供することが解決すべき課題である。
本発明者らは、特定の糖組成のセロオリゴ糖を含有した洗浄剤が、洗浄時のぬるつき感がなく、仕上がり時のべたつき感がなく、適度に肌にはりを与え、皺伸ばし効果に優れることを見出し、本発明をなすに至った。
すなわち、本発明は、下記の通りである。
(1) (a)セロオリゴ糖を0.1〜20質量%と、(b)油剤、界面活性剤、及び多価アルコールから選ばれる1種以上とを含有する洗浄料。
(2) 油剤、界面活性剤、及び多価アルコールから選ばれる1種以上の含有量が少なくとも0.001質量%以上である、(1)に記載の洗浄料。
(3) セロオリゴ糖におけるセロビオース含有量が70質量%以上である、(1)又は(2)に記載の洗浄料。
(4) シャンプー、ボディーシャンプー、又は洗顔フォームである、(1)から(3)の何れかに記載の洗浄料。
本発明は、化粧品/医薬部外品分野の洗浄料において、セロオリゴ糖を加えることで、洗浄時のぬるつき感がなく、仕上がり時のべたつき感がなく、適度に肌にはりを与え、皺伸ばし効果に優れた洗浄料を提供することが可能となる。
本発明について、特にその好ましい態様を中心に、以下具体的に説明する。
本発明の洗浄料は、セロオリゴ糖を含むことが必要である。セロオリゴ糖は、セロビオース、セロトリオース、セロテトラオース、セロペンタオース、セロヘキサオース等の2分子以上のグルコースがβ―1,4結合した糖類の総称であり、本発明では、これらのうち一種以上を含む必要がある。
本発明のセロオリゴ糖におけるセロビオース含量は70質量%以上であることが好ましい。セロビオースには、皺のばし作用と、保湿作用(肌にはりを与える作用)があり、この含量が高いほど、本発明の効果が高められるため好ましい。従って、該セロビオース含有量は、80質量%以上が好ましく、90質量%以上がより好ましい。
本発明のセロオリゴ糖は、セロトリオース、セロテトラオース、セロペンタオース、セロヘキサオースから選ばれる1種以上の含量が、30質量%以下であることが好ましい。セロオリゴ糖は、分子量が増すほど、水への溶解性が低下する。そのため、水系媒体中で用いる際には、添加量に制限がでるため、少ないほどよい。その含有率は10質量%以下が好ましく、5質量%以下がより好ましく、3質量%以下が特に好ましい。
本発明の洗浄料におけるグルコース含有量は5.0質量%以下であることが好ましい。グルコースは、アミノ酸、蛋白質糖のアミノ基を揺する構成成分と反応し、製剤の褐変、および有効成分の失活の原因となる。従って、このグルコース含量は、低い程、上述の褐変および有効成分の失活を抑制できるため好ましい。グルコース含量は、3.8質量%以下がより好ましく、3.0質量%以下がより好ましい。
以下に、本発明の洗浄料におけるセロオリゴ糖、グルコース含量の分析法を記す。本発明のセロオリゴ糖は、純水に1質量%濃度で溶解させた後、高速液体クロマトグラフィー(クロマトグラフィーシステム:島津製作所(株)製 商品名 SCL−10A、カラム:島津製作所製 商品名 Asahipak NH2P−50、移動相:アセトニトリル/水=75/25(容積比))で分析できる。セロオリゴ糖の糖組成は、上述の方法で得られたクロマトグラムにおけるセロビオース、セロトリオース、セロテトラオース、セロペンタオース、セロヘキサオースのピーク面積を質量換算し、総質量に占める、それぞれの質量百分率で表される。グルコースの含有率も、同様の方法で求められ、セロビオースとグルコースのピーク面積から算出される総質量に対するグルコースの質量の百分率で表される。
次に、本発明のセロオリゴ糖の製造方法について説明する。
本発明のセロオリゴ糖の起源には、特に制限はなく、セルロース系物質の加水分解で製造されたもの、グルコース等の単糖類またはその誘導体を縮合または糖転移させ製造されたものでもよいが、酵素分解法で得られたものが、安全性の点で好ましい。
酵素分解に使用するセルロース系物質としては、植物性でも、動物性でもよく、例えば、木材、竹、コットン、ラミー、ホヤ、バガス、ケナフ、麦、稲、バクテリアセルロース等の含有する天然物由来の繊維質物質、またそれらを一端溶剤に溶解させ再生させた再生セルロースでも、それらの化学処理を施しセルロース誘導体としたものでもよく、上記のうち、1種または2種以上を併用してもよい。これらの中でも、溶解または化学処理を経ない、天然セルロース系物質を用いると、得られたセロオリゴ糖に人体に有害な溶剤または化学物質が含まれないため好ましい。また、セルロース系物質は精製パルプの状態で使用することが好ましく、パルプの精製方法には特に制限はなく、サルファイトパルプ、クラフトパルプ、NBKPパルプ等のいずれのパルプを使用してもよい。
また、セルロース系物質を酵素分解する場合には、使用するセルロース系物質としては、一端加水分解し、平均重合度を700以下に部分加水分解したセルロース系物質を用いると、セロオリゴ糖の収率を向上させる上で好ましい。さらに、該特定の重合度を有するセルロース系物質は、平均粒子径を100μm以下、コロイド状セルロース成分含有量を10質量%以上に制御したものを用いることが、酵素分解速度の向上、セロオリゴ糖選択率が向上するため好ましい。
本発明では、セルロース系物質の加水分解に用いる酵素をセルラーゼといい、本発明で使用するセルラーゼとは、セルロースを分解する酵素の総称であり、セルロースへの分解活性を有していれば、本発明でいうセルラーゼに含まれる。セルラーゼ酵素源としては、例えば、セルラーゼ産生生菌体そのもの、セルラーゼ産生菌が分泌する酵素を精製したもの、精製酵素を賦形剤、安定化剤等の添加剤ともに製剤化したもの等が挙げられる。セルラーゼ製剤品の場合、それに添加される添加剤にも特に制限はなく、その剤形は、粉末、顆粒、液体等いずれでもよい。
セルラーゼの起源についても、特に制限はないが、例えば、公知のセルラーゼを生産する微生物としては、トリコデルマ(Tricoderma)属、アクレモニウム(Acremonium)属、アスペルギルス(Aspergillus)属、バチルス(Bacillus)属、シュードモナス(Pse−udomonas)属、ペニシリウム(Penicillium)属、アエロモナス(Aeromonus)属、イルペックス(Irpex)属、スポロトリクム(Sporotrichum)属、フミコーラ(Humicola)属、セロビブリオ(Cellovibrio)属等の「セルラーゼ」(講談社サイエンティフィック発行(1987))、「セルロースの事典」(朝倉書店発行(2000))に記載される菌が生産するセルラーゼを挙げることができるが、セルロースを分解する酵素であれば、上記公知の菌由来の酵素に限らず、新規の菌由来の酵素も、本発明のセルラーゼに含まれる。
酵素分解方法は、公知の方法を使用すればよく、特に制限されるものではないが、一例としては、セルロース系物質を水性媒体中に懸濁させ、セルラーゼを添加し、攪拌または振とうしながら、加温して糖化反応を行う方法が挙げられる。
上記方法において、懸濁方法、攪拌方法、セルラーゼ・基質の添加方法・添加順序、それらの濃度等の反応条件は、セロオリゴ糖がより高収率で得られるよう適宜調整されるものである。その際の、反応液のpH及び温度は、酵素が失活しない範囲内であればよく、一般的には、常圧で反応を行う場合、温度は5〜95℃、pHは1〜11の範囲でよい。また、この圧力、温度、pHについても、上記同様、セロオリゴ糖がより高収率で得られるよう適宜調整されるものである。
上述の酵素分解により得られたセロオリゴ糖水溶液は、必要に応じて、脱色、脱塩、酵素除去等の精製処理を施すことができる。精製方法は、公知の方法であれば特に制限されないが、例えば、活性炭処理、イオン交換樹脂処理、クロマトグラフィー処理、精密ろ過、限外ろ過、逆浸透ろ過等の濾過処理、晶析処理等を使用してもよく、これらを単独で使用しても、2種以上を組み合わせてもよい。
セロオリゴ糖の精製方法の中でも、晶析処理は、セロオリゴ糖の組成を制御しやすいため好ましい。
本発明の洗浄料は、上述のセロオリゴ糖に加え、油剤、多価アルコール、界面活性剤から選ばれる1種以上を含有するものである。これらの成分を、セロオリゴ糖と共存させることで、本発明の効果がさらに高まる。
油剤としては、例えば「新化粧品ハンドブック」(平成18年10月30日 日光ケミカルズ株式会社、日本サーファクタント工業株式会社、東色ピグメント株式会社、株式会社コスモステクニカルセンター、株式会社ニコダームリサーチ発行 )に、植物油脂、動物油脂、油脂不けん化物、ロウ、炭化水素油、炭化水素系ワックス、環式炭化水素、脂肪酸、長鎖ヒドロキシ脂肪酸、エーテル油、エステル油、ステロールエステル、グリセリンエステル、油とアルコールとのエステル交換物、ヒマシ油と有機酸のエステル、リン酸エステル、その他のエステルとして分類されるものが挙げられ、これらのうち、単独で又は2種以上を混合して用いてもよい。
特に、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、リノール酸などの飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸の他、ヤシ油脂肪酸、ツバキ油、パーム油、オリーブ油、カカオ油、ゴマ油、牛脂脂肪酸等の混合脂肪酸及び、その塩基塩を挙げることができる。ここで塩としては、ナトリウム、カリウムなどの無機塩基性塩、アンモニウム塩、モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩、2−アミノ−2−メチルプロパノール、2−アミノ−2−メチルプロパンジオール等のアルカノールアミン塩、リジン、アルギニン等の塩基性アミノ酸等を示す。本発明で用いる場合には、脂肪酸等の油剤と塩基を単独に配合して処方系の中で脂肪酸塩を形成させてもよい。
多価アルコールとしては、例えば、イソペンチルジオール、エチルヘキサンジオール、襟するロース、オゾン化グリセリン、カプリリルグリコール、グリコール、(C15−18)グリコール、(C20−30)グリコール、グリセリン、ジエチレングリコール、ジグリセリン、ジチアオクタンジオール、DPG、チオグリセリン、1,10−デカンジオール、デシレングリコール、トリエチレングリコール、チリメチルギドロキシメチルシクロヘキサノール、フィタントリオール、フェノキシプロパンジオール、1,2−ブタンジオール、2,3−ブタンジオール、ブチルエチルプロパンジオール、BG、PG、1,2−ヘキサンジオール、ヘキシレングリコール、ペンチレングリコール、メチルプロパンジオール、メンタンジオール、ラウリルグリコール等の「新化粧品ハンドブック」(平成18年10月30日 日光ケミカルズ株式会社、日本サーファクタント工業株式会社、東色ピグメント株式会社、株式会社コスモステクニカルセンター、株式会社ニコダームリサーチ発行 )に多価アルコールとして分類されるものが挙げられ、これらのうち、単独で又は2種以上を混合して用いてもよい。
また、イノシトール、エリスリトール、キシリトール、ソルビトール、マルチトール、マンニトール、ラクチトール等の「新化粧品ハンドブック」(平成18年10月30日 日光ケミカルズ株式会社、日本サーファクタント工業株式会社、東色ピグメント株式会社、株式会社コスモステクニカルセンター、株式会社ニコダームリサーチ発行)に糖アルコールとして分類されるものも、本発明の多価アルコールに含まれる。
界面活性剤としては、例えば「新化粧品ハンドブック」(平成18年10月30日 日光ケミカルズ株式会社、日本サーファクタント工業株式会社、東色ピグメント株式会社、株式会社コスモステクニカルセンター、株式会社ニコダームリサーチ発行)に、脂肪酸塩、金属石鹸、アルキルエーテルカルボン酸および塩、アシルアミノ酸および塩、そのほかのアシル有機酸塩、スルホコサク酸および塩、アルキル硫酸およびアルキルエーテル硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、アシルメチルラウリンおよび塩、アシルセチオン酸塩、アルキルリン酸および塩等のアニオン界面活性剤、アミン、アミドアミン、4級アンモニウム塩等のカチオン界面活性剤、ベタイン、オリーブアンホ酢酸ナトリウム、ココアンホ酢酸ナトリウム、ヒマワリ種子アンホ酢酸ナトリウム、ヤシ油アルキルPGジモニウムクロリドリン酸ナトリウム、ラウラミノジプロピオン酸ナトリウム等の両性界面活性剤、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンエーテル、ポリオキソレンエーテル、アルキルまたは多価アルコールポリアルキレングリコール、脂肪酸多価アルコールエステル、脂肪酸ポリグリセリル、脂肪酸エステル、ポリアルキレングリコール油脂、有機酸ポリエチレングリコール油脂、アミンオキシド、アルカノールアミド等の非イオン界面活性剤に分類されるものが挙げられ、これらのうち、単独で又は2種以上を混合して用いてもよい。
本発明の洗浄料は、油剤、界面活性剤、及び多価アルコールから選ばれる1種以上を含有するものであり、その添加量は、0.001質量%以上であれば問題はないが、添加量が多すぎると、べたつき等が多くなるため好ましくない。好ましい範囲としては、90質量%以下であり、より好ましくは50質量%以下である。
次に本発明のセロオリゴ糖を含有する洗浄料について説明する。
本発明のセロオリゴ糖を含有する洗浄料は、本発明のセロオリゴ糖に加え、油剤、多価アルコール、界面活性剤から選ばれる1種以上を含有するものであり、水溶液または分散液として使用しても、本発明のセロオリゴ糖、油剤、多価アルコール、界面活性剤から選ばれる1種以上と、他の化粧品素材、またはそれらで使用される添加物の中から選択される1種以上の構成成分に含有され、顆粒、成型体、水溶液、水分散体、ペースト、ゲル状の化粧品/医薬部外品として使用してもよい。特に、上記組成物の内、水溶液、水分散体、ペースト、ゲル状のものを使用することが好ましい。
本発明の洗浄料におけるセロオリゴ糖の配合量は、0.1〜20質量%が好ましい。セロオリゴ糖の配合量が、0.1質量%未満では、肌のはり、皺のばし効果において充分な効果が得られないため好ましくない。
本発明の洗浄料は、本発明のセロオリゴ糖及び上述の必須成分に加え、グルコース以外の少糖類を含んでもよい。セロオリゴ糖と少糖類の配合比は、本発明の効果が得られれば制限されるものではないが、例えばセロオリゴ糖/少糖類の質量比で、0.1/99.9〜99.9/0.1である。
この少糖類としては、例えば、ガラクトース、フラクトース、マンノース、アラビノース、ラムノース、リボース、キシロース、ソルボース等の単糖類およびそれらの還元物、スクロース、メリビオース、トレハロース、ラクトース、マルトース、ゲンチオビオース、ラミナリビオース、ラクチュロース、キシロビオース等の2糖類およびそれらの還元物、ラクトスクロース、ラフィノース、マルトトトリオース、イソマルトース、パラチノース、ケストース、ゲンチオシルセロビオース等の3糖類およびそれらの還元物、マルトテトラオース、ゲンチオシルセロトリオース、ニストース等の4糖類およびそれらの還元物、マルトペンタオース、マルトヘキサオース等の5または6糖類およびそれらの還元物、β−シクロデキストリン、γ−シクロデキストリン、デキストラン等の環状少糖類、難消化性デキストリン、ポリデキストロース、アラビアガム、カルボキシメチルセルロース、グアーガム、カードラン等の水溶性多糖類およびそれらの還元物、ソルビトール、キシリトール、マルチロール、マンニトール、ラクチトール等の糖アルコールが含まれる。これらの少糖類は、少糖類そのままのものであっても、溶解性等を改善する目的で、その化学構造内の水酸基を、カルボキシル化、エチル化、メチル化、硫酸エステル化等の化学処理を施し、誘導体としたものを使用してもよい。
本発明でいう構成成分とは、セロオリゴ糖以外の少糖類、化粧品素材、医薬品薬効成分、色素、香料、金属、セラミックス又は賦形剤、崩壊剤、結合剤、流動化剤、滑沢剤、矯味剤、着色剤、甘味剤、溶剤、油脂、界面活性剤、増粘剤、ゲル化剤等の添加剤のことであり、粉体状、結晶状、油状、液状、半固形状などいずれの形態でもよく、例えば「新化粧品ハンドブック」(平成18年10月30日 日光ケミカルズ株式会社、日本サーファクタント工業株式会社、東色ピグメント株式会社、株式会社コスモステクニカルセンター、株式会社ニコダームリサーチ発行 )、「日本薬局方」(廣川書店発行)、「医薬品添加剤事典」(薬事日報社発行)、「化粧品原料基準」、「化粧品種別配合成分規格」(いずれも薬事日報社発行)に記載のものを用いることが可能である。上記成分の他、洗浄剤に通常用いる通常の成分、例えば、湿潤剤、防腐剤、感触向上剤、香料、消炎剤、殺菌剤、紫外線吸収剤等を本発明の効果を損わない範囲で用いることができる。
また、それらは種々の目的でコーティング、リポソーム化等の加工を施したものであってもよい。これらの構成成分は単独で使用しても、複数を併用してもよい。構成成分の添加量としては、0.01%−99%である。
本発明の洗浄料は、溶解、混合、分散、造粒、溶融・固化、圧縮、乾燥等の公知の方法で加工できる。
以下に、本発明のセロオリゴ糖を主成分とする洗浄料と、化粧品素材、医薬品薬効成分、またはそれらで使用される添加物の中から選択される1種以上の構成成分を含む化粧品の製造方法について記述するが、本発明の効果は、以下の方法に制限されるものではない。
各成分の添加方法は、通常行われている方法であれば特に制限はないが、1)セロオリゴ糖と構成成分を同時に添加し、混合/分散しても、2)セロオリゴ糖と特定の構成成分を予め混合/分散した後に、別の構成成分を添加し、混合/分散しても、3)2種以上の構成成分を予め混合/分散した後、セロオリゴ糖を添加し、混合/分散しても、これらの添加方法を組み合わせた方法でもよい。
ここで用いる装置としては、小型吸引輸送装置、空気輸送装置、バケットコンベヤ、圧送式輸送装置、バキュームコンベヤ、振動式定量フィーダー、スプレー、漏斗等を用いて連続的に添加しても、一括投入してもよい。また、各成分の混合方法は、通常行われている方法であれば特に制限はないが、V型、W型、ダブルコーン型、コンテナタック型混合機などの容器回転式混合機、あるいは高速撹拌型、万能撹拌型、リボン型、パグ型、ナウター型混合機などの撹拌式混合機、高速流動式混合機、ドラム式混合機、流動層式混合機を使用してもよい。またシェーカー等の容器振とう式混合機を使用することもできる。
分散方法としては、通常行われる分散方法であれば特に制限はないが、ポータブルミキサー、立体ミキサー、側面ミキサーなどの1方向回転式、多軸回転式、往復反転式、上下移動式、回転+上下移動式、管路式等の撹拌翼を使用する撹拌混合方法、ラインミキサー等の噴流式撹拌混合方法、気体吹き込み式の撹拌混合方法、高剪断ホモジナイザー、高圧ホモジナイザー、超音波ホモジナイザー等を使用する混合方法でも、シェーカーを使用する容器振とう式混合方法等を用いてもよく、これらを組み合わせた方法でもよい。
また、上述の混合、分散において、水又は水/有機溶剤に必要に応じて界面活性剤、増粘剤、ゲル化剤を添加した水系媒体を添加する順序には特に制限はないが、1)セロオリゴ糖に予め水系媒体を添加し、溶解/分散させた後に、他の構成成分を添加しても、2)構成成分に予め水系媒体を添加し、溶解/分散させた後に、セロオリゴ糖を添加しても、3)セロオリゴ糖と構成成分を予め混合/分散させた後に、水系媒体を添加してもよく、これらを組み合わせた方法でもよい。ここで得られた水溶液、分散体、乳液等の各液状、ペースト、ゲル等の各半固形状の化粧品/医薬部外品は、必要に応じて乾燥し、造粒、コーティング、成型等の加工を施してもよい。
造粒・コーティング方法としては、公知の方法であれば特に制限はないが、攪拌式または流動層式のいずれもよく、それらを組み合わせた方法でもよい。攪拌式造粒機としては、例えばポータブルミキサー、立体ミキサー、側面ミキサーなどの1方向回転式、多軸回転式、往復反転式、上下移動式、回転+上下移動式の攪拌機、流動層式としては上部噴霧式、中央噴霧式、下部噴霧式、攪拌併用式、中央缶噴流式、ワースター式等が挙げられる。また、ローラーコンパクタを使用した乾式造粒を施してもよい。
コーティングについては、予め造粒物を得、それに公知のコーティングを施してもよく、コーティングを施した後、さらに別のコーティングを施し多層状としてもよい。コーティング剤の噴霧方法としては、圧力ノズル、二流体ノズル、四流体ノズル、回転ディスク、超音波ノズル等を使用し活性成分溶液/分散液を噴霧する方法、管状ノズルから活性成分溶液/分散液を滴下する方法のいずれでもよい。活性成分溶液/分散液を添加する際には、セロオリゴ糖粒子表面に活性成分を積層させるようなレイヤリング、コーティングを施しても、セロオリゴ糖に担持させてもよく、構成成分溶液/分散液を結合液としてセロオリゴ糖と他の構成成分の混合物をマトリックス状に造粒させてもよい。レイヤリング、コーティングは湿式であっても、乾式であっても効果は同様である。
成型方法としては、通常行われている方法であれば特に制限はないが、型枠を用いてもよく、圧縮、溶融、射出、圧延等の公知の成型方法が適用でき、これらを組み合わせた方法でもよい。ここで用いられる成型機としては、圧縮成型機、溶融成型機、射出成型機、圧延成型機等が挙げられ、製菓用/化粧品/医薬品用成型機、米飯成型機、コンプレスド成型機、包あん機、蒲鉾製造装置、餃子・包子成型機、ファンデーション基材用圧縮成型機等の公知の成型機が使用できる。特に圧縮成型に関しては、型枠を使用し所望の形状に圧縮成形する方法、予めシート状に圧縮成形した後所望の形状に割断する方法でもよい。圧縮成形機としては、例えば、静圧プレス機、ブリケッティングローラー型プレス機、平滑ローラー型プレス機等のローラー式プレス機、シングルパンチ打錠機、ロータリー打錠機等の圧縮機を使用できる。
次に、上述の洗浄料の製造において使用される構成成分の一例を記す。
例えば、化粧品素材またはそこで使用される添加剤としては、本発明のセロオリゴ糖に加え、必要に応じて、保湿剤、アミノ酸、ビタミン類、炭化水素、高級脂肪酸、エステル類、シリコン、界面活性剤、pH調整剤、水を添加してもよい。これらの化粧品素材または添加剤は、それを単独で使用しても、2種以上を併用することも自由である。
例えば、保湿剤としては、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、ソルビトール、マルチトール、コンドロイチン硫酸、コラーゲン、乳酸ナトリウム、dl−ピロリドンカルボン酸、ヨクイニン抽出物、大豆レシチン等の「化粧品原料基準」、「化粧品種別配合成分規格」(いずれも薬事日報社発行)、「新化粧品ハンドブック」(平成18年10月30日 日光ケミカルズ株式会社、日本サーファクタント工業株式会社、東色ピグメント株式会社、株式会社コスモステクニカルセンター、株式会社ニコダームリサーチ発行)に保湿剤として分類されるものが挙げられる。
アミノ酸としては、例えば、グリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、セリン、スレオニン、トリプトファン、シスチン、メチオニン、プロリン、ヒドロキシプロリン、グルタミン、アスパラギン等の中性アミノ酸、アスパラギン酸、グルタミン酸等の酸性アミノ酸、アルギニン、ヒスチジン、リジン、ヒドロキシリジン等の塩基性アミノ酸等の「化粧品原料基準」、「化粧品種別配合成分規格」(いずれも薬事日報社発行)、「新化粧品ハンドブック」(平成18年10月30日 日光ケミカルズ株式会社、日本サーファクタント工業株式会社、東色ピグメント株式会社、株式会社コスモステクニカルセンター、株式会社ニコダームリサーチ発行)にアミノ酸として分類されるものが挙げられる。
炭化水素としては、例えば、流動パラフィン、パラフィン、スクラワン、ワセリン等の「化粧品原料基準」、「化粧品種別配合成分規格」(いずれも薬事日報社発行)、「新化粧品ハンドブック」(平成18年10月30日 日光ケミカルズ株式会社、日本サーファクタント工業株式会社、東色ピグメント株式会社、株式会社コスモステクニカルセンター、株式会社ニコダームリサーチ発行)に炭化水素として分類されるものが挙げられる。
高級脂肪酸としては、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベへリン酸、オレイン酸、ヒドロキシステアリン酸、ウンデシレン酸、イソステアリン酸、リノール酸、リノレン酸、エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸等の「化粧品原料基準」(薬事日報社発行)、「新化粧品ハンドブック」(平成18年10月30日 日光ケミカルズ株式会社、日本サーファクタント工業株式会社、東色ピグメント株式会社、株式会社コスモステクニカルセンター、株式会社ニコダームリサーチ発行)に高級脂肪酸として分類されるものが挙げられる。
エステル類としては、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミスチリン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ジ−2−エチルヘキシル酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N−アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキシル酸グリセリン、鳥居素ステアリン酸トリメチロールプロパン、セチル2−エチルヘキサノエート、2−エチルヘキシルパルミテート、トリミリスチン酸グリセリン、トリ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセライド、ヒマシ油四郷産メチルエステル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、アジピン酸2−ヘキシルデシル、セバシン酸ジイソプロピル、コハク酸2−エチルヘキシル、クエン酸トリエチル等の「化粧品原料基準」、「化粧品種別配合成分規格」(いずれも薬事日報社発行)、「新化粧品ハンドブック」(平成18年10月30日 日光ケミカルズ株式会社、日本サーファクタント工業株式会社、東色ピグメント株式会社、株式会社コスモステクニカルセンター、株式会社ニコダームリサーチ発行)にエステルとして分類されるものが挙げられる。
シリコンとしては、例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、度デカメチルシクロヘキサシロキサン等の環状シロキサン、架橋した編み目構造のシリコン樹脂等の「化粧品原料基準」、「化粧品種別配合成分規格」(いずれも薬事日報社発行)、「新化粧品ハンドブック」(平成18年10月30日 日光ケミカルズ株式会社、日本サーファクタント工業株式会社、東色ピグメント株式会社、株式会社コスモステクニカルセンター、株式会社ニコダームリサーチ発行)に記載されるシリコン類が挙げられる。
界面活性剤としては、例えば、アシルグタミン酸塩等のアシルアミノ酸塩、ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム等の高級アルキル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンラウリル硫酸トリエタノールアミン、ポリオキシエチレンラウリル硫酸ナトリウム等のアルキルエーテル硫酸エステル塩、ラウロイルサルコシンナトリウム等のN−アシルサルコシン酸塩等のアニオン性界面活性剤に加え、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム等のアルキルトリメチルアンモニウム塩、塩化ジスステアリルジメチルアンモニウムジアルキルジメチルアンモニウム塩、塩化(N,N‘−ジメチル−3,5−メチレンピペリジニウム)、塩化セチルピチジニウム等のアルキルピリジニウム塩、アルキル4級アンモニウム塩、ポリオキシエチレンアルキルアミン等のアルキルアミン塩、ポリアミン脂肪酸誘導体、アミルアルコール脂肪酸誘導体等のカチオン性界面活性剤、2−ウンデシル−N,N,N−(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)2−イミダゾリンナトリウム、2−ココイル−2−イミタゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等のイミダゾリン系両性界面活性剤、2−ヘプタデシル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホバタイン等のベタイン系両性界面活性剤等の両性界面活性剤、ソルビタンノモオレエート、ソルビタンモノモイソステアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタントリオレエート、パンタ−2−エチルヘキシル酸時グリセロールソルビタン、テトラ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン等のソルビタン脂肪酸エステル類、モノステアリン酸グリセリン、α,α’−オレイン酸ピログルタミン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリンリンゴ酸等のグリセリンポリグリセリン脂肪酸類、モノステアリン酸プロピレングリコール等のプロピレングリコール脂肪酸エステル類、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン−ソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレン−ソルビタンモノオレエート、ポリオキシエチレン−ソルビタンテトラオレエート等のポリオキシエチレン−ソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレン−ソルビットモノラウレート、ポリオキシエチレン−ソルビットモノオレエート、ポリオキシエチレン−ソルビットペンタオレエート、ポリオキシエチレン−ソルビットモノステアレート、ポリオキシエチレン−グリセリンモノイソステアレート、ポリオキシエチレン−グリセリントリイソステアレート等のポリオキシエチレン−グリセリン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンモノオレエート、ポリオキシエチレンジステアレート、ポリオキシエチレンモノジオレエート、システアリン酸エチレングリコール等のポリオキシエチレン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油モノイソステアレート、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油トリイソステアレート、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油マレイン酸等のポリオキシエチレンヒマシ油硬化ヒマシ油誘導体等の非イオン性界面活性剤等の「化粧品原料基準」、「化粧品種別配合成分規格」(いずれも薬事日報社発行)、「新化粧品ハンドブック」(平成18年10月30日 日光ケミカルズ株式会社、日本サーファクタント工業株式会社、東色ピグメント株式会社、株式会社コスモステクニカルセンター、株式会社ニコダームリサーチ発行)に界面活性剤として分類されるものが挙げられる。
pH調整剤としては、乳酸−乳酸ナトリウム、クエン酸−クエン酸ナトリウム、リン酸−リン酸ナトリウム、酢酸−酢酸ナトリウム、Mclvine試薬等の「化粧品原料基準」、「化粧品種別配合成分規格」(いずれも薬事日報社発行)、「新化粧品ハンドブック」(平成18年10月30日 日光ケミカルズ株式会社、日本サーファクタント工業株式会社、東色ピグメント株式会社、株式会社コスモステクニカルセンター、株式会社ニコダームリサーチ発行)に記載される緩衝剤が挙げられる。
医薬品薬効成分としては、例えば、解熱鎮痛消炎薬、催眠鎮静薬、眠気防止薬、鎮暈薬、小児鎮痛薬、健胃薬、制酸薬、消化薬、強心薬、不整脈用薬、降圧薬、血管拡張薬、利尿薬、抗潰瘍薬、整腸薬、骨粗鬆症治療薬、鎮咳去痰薬、抗喘息薬、抗菌剤、頻尿改善剤、滋養強壮剤、ビタミン剤など、経皮または経口で投与されるものが対象となる。薬効成分は、それを単独で使用しても、2種以上を併用することも自由である。
次に、医薬品/医薬部外品において使用する添加剤について記載する。
賦形剤としては、アクリル酸デンプン、L−アスパラギン酸、アミノエチルスルホン酸、アミノ酢酸、あめ(粉)、アラビアゴム、アラビアゴム末、アルギン酸、アルギン酸ナトリウム、アルファー化デンプン、イノシトール、エチルセルロース、エチレン・酢酸ビニルコポリマー、塩化ナトリウム、オリーブ油、カオリン、カカオ脂、カゼイン、果糖、軽石粒、カルメロース、カルメロースナトリウム、含水二酸化ケイ素、乾燥酵母、乾燥水酸化アルミニウムゲル、乾燥硫酸ナトリウム、乾燥硫酸マグネシウム、カンテン、カンテン末、キシリトール、クエン酸、クエン酸ナトリウム、クエン酸二ナトリウム、グリセリン、グリセロリン酸カルシウム、グルコン酸ナトリウム、L−グルタミン、クレー、クレー粒、クロスカルメロースナトリウム、クロスポリビニルピロリドン、ケイ酸アルミン酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、軽質無水ケイ酸、軽質流動パラフィン、ケイヒ末、結晶セルロース、結晶セルロース・カルメロースナトリウム、結晶セルロース(粒)、ゲンマイコウジ、合成ケイ酸アルミニウム、合成ヒドロタルサイト、ゴマ油、小麦粉、コムギデンプン、小麦胚芽粉、コメコ、コメデンプン、酢酸カリウム、酢酸カルシウム、酢酸フタル酸セルロース、サフラワー油、サラシミツロウ、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化マグネシウム、β―シクロデキストリン、ジヒドロキシアルミニウムアミノアセテート、2,6−ジ−ブチル−4−メチルフェノール、ジメチルポリシロキサン、酒石酸、酒石酸水素カリウム、焼セッコウ、ショ糖脂肪酸エステル、水酸化アルミナマグネシウム、水酸化アルミニウム・ゲル、水酸化アルミニウム・炭酸水素ナトリウム共沈物、水酸化マグネシウム、スクラワン、ステアリルアルコール、ステアリン酸、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸ポリオキシル、ステアリン酸マグネシウム、ステロテックスHM、精製ゼラチン、精製セラック、精製白糖、精製白糖球状顆粒、セトステアリルアルコール、セトポリエチレングリコール、ゼラチン、ソルビタン脂肪酸エステル、D−ソルビトール、第三リン酸カルシウム、ダイズ油、大豆不ケン化物、大豆レシチン、脱脂粉乳、タルク、炭酸アンモニウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、中性無水硫酸ナトリウム、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、デキストラン、デキストリン、天然ケイ酸アルミニウム、トウモロコシデンプン、トラガント末、二酸化ケイ素、乳酸カルシウム、乳糖、白色ワセリン、白糖、白糖・デンプン球状顆粒、ハダカムギ緑葉エキス末、裸麦芽葉青汁乾燥粉末、ハチミツ、パラフィン、バレイショデンプン、半消化体デンプン、人血清アルブミン、ヒドロキシプロピルスターチ、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート、フィチン酸、ブドウ糖、ブドウ糖水和物、部分アルファー化デンプン、プルラン、プロピレングリコール、粉末還元麦芽糖水飴、粉末セルロース、ペクチン、ベントナイト、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、ポリスチレンスルホン酸ナトリウム、ポリビニルアセタールジエチルアミノアセテート、ポリエチレングリコール、マルチトール、マルトース、D−マンニトール、水アメ、ミリスチン酸イソプロピル、無水乳糖、無水リン酸水素カルシウム、無水リン酸カルシウム造粒物、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、メチルセルロース、綿実粉、綿実油、モクロウ、モノステアリン酸アルミニウム、モノステアリン酸グリセリン、モノステアリン酸ソルビタン、薬用炭、ラッカセイ油、硫酸アルミニウム、硫酸カルシウム、粒状トウモトコシデンプン、流動パラフィン、dl−リンゴ酸、リン酸−水素カルシウム、リン酸水素カルシウム、リン酸水素カルシウム造粒物、リン酸水素ナトリウム、リン酸二水素カリウム、リン酸二水素カルシウム、リン酸二水素ナトリウム等の「医薬品添加剤事典」(薬事日報社(株)発行)、「日本薬局方」(廣川書店発行)に賦形剤として分類されるものが挙げられ、それを単独で使用しても、2種以上を併用することも自由である。
崩壊剤としては、クロスカルメロースナトリウム、カルメロース、カルメロースカルシウム、カルメロースナトリウム、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース等のセルロース類、カルボキシメチルスターチナトリウム、ヒドロキシプロピルスターチ、コメデンプン、コムギデンプン、トウモロコシデンプン、バレイショデンプン、部分アルファー化デンプン等のデンプン類、クロスポリビニルピロリドン、クロスポリビニルピロリドンコポリマー等の合成高分子等の「医薬品添加物事典」(薬事日報社(株)発行)、「日本薬局方」(廣川書店発行)に崩壊剤として分類されるものを挙げることができる。上記から選ばれる1種を単独で使用しても、2種以上を併用することも自由である。
結合剤としては、白糖、ブドウ糖、乳糖、果糖等の糖類、マンニトール、キシリトール、マルチトール、エリスリトール、ソルビトール等の糖アルコール類、ゼラチン、プルラン、カラギーナン、ローカストビーンガム、寒天、グルコナンナン、キサンタンガム、タマリンドガム、ペクチン、アルギン酸ナトリウム、アラビアガム等の水溶性多糖類、結晶セルロース、粉末セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース等のセルロース類、アルファー化デンプン、デンプン糊等のデンプン類、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルアルコール等の合成高分子類、リン酸水素カルシウム、炭酸カルシウム、合成ヒドロタルサイト、ケイ酸アルミン酸マグネシウム等の無機化合物類等「医薬品添加剤事典」(薬事日報社(株)発行)、「日本薬局方」(廣川書店発行)に結合剤として分類されるものを挙げることができる。上記から選ばれる1種を単独で使用しても、2種以上を併用することも自由である。
流動化剤としては、含水二酸化ケイ素、軽質無水ケイ酸等のケイ素化合物類等の「医薬品添加剤事典」(薬事日報社(株)発行)、「日本薬局方」(廣川書店発行)に流動化剤として分類されるものを挙げることができる。上記から選ばれる1種を単独で使用しても、2種以上を併用することも自由である。
滑沢剤としては、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸、ショ糖脂肪酸エステル、タルク等の「医薬品添加剤事典」(薬事日報社(株)発行)、「日本薬局方」(廣川書店発行)に滑沢剤として分類されるものを挙げることができる。上記から選ばれる1種を単独で使用しても、2種以上を併用することも自由である。
矯味剤としては、グルタミン酸、フマル酸、コハク酸、クエン酸、クエン酸ナトリウム、酒石酸、リンゴ酸、アスコルビン酸、塩化ナトリウム、1−メントール等の「医薬品添加剤事典」(薬事日報社(株)発行)、「日本薬局方」(廣川書店発行)に矯味剤として分類されるものを挙げることができる。上記から選ばれる1種を単独で使用しても、2種以上を併用することも自由である。
香料としては、オレンジ、バニラ、ストロベリー、ヨーグルト、メントール、ウイキョウ油、ケイヒ油、トウヒ油、ハッカ油等の油類、緑茶末等の「医薬品添加剤事典」(薬事日報社(株)発行)、「日本薬局方」(廣川書店発行)に着香剤、香料として分類されるものを挙げることができる。上記から選ばれる1種を単独で使用しても、2種以上を併用することも自由である。
着色剤としては、食用赤色3号、食用黄色5号、食用青色1号等の食用色素、銅クロロフィンナトリウム、酸化チタン、リボフラビン等の「医薬品添加剤事典」(薬事日報社(株)発行)、「日本薬局方」(廣川書店発行)に着色剤として分類されるものを挙げることができる。上記から選ばれる1種を単独で使用しても、2種以上を併用することも自由である。
甘味剤としては、アスパルテーム、サッカリン、グリチルリチン酸二カリウム、ステビア、マルトース、マルチトール、水飴、アマチャ末等の「医薬品添加剤事典」(薬事日報社(株)発行)、「日本薬局方」(廣川書店発行)に甘味剤として分類されるものを挙げることができる。上記から選ばれる1種を単独で使用しても、2種以上を併用することも自由である。
溶剤としては、医薬品/医薬部外品に使用されるものであれば、特に制限されるものでは、例えばメタノール、エタノールなどのアルコール類、アセトンなどのケトン類等の「医薬品添加剤事典」(薬事日報社(株)発行)、「日本薬局方」(廣川書店発行)に溶剤として分類されるものが挙げられ、それを単独で使用しても、2種以上を併用することも自由である。
油脂としては、例えば、ステアリン酸モノグリセリド、ステアリ ン酸トリグリセリド、ステア リン酸ショ糖エステル、流動パラフィン等のパラフィン類、カルナウバロウ,硬化ヒマシ油等の硬化油類、ヒマシ油、ステアリン酸、ステアリルアルコール、ポリエチレングリコール等の「医薬品添加剤事典」(薬事日報社(株)発行)、「日本薬局方」(廣川書店発行)に記載される油脂が挙げられ、それを単独で使用しても、2種以上を併用することも自由である。
増粘剤としては、例えば、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリアクリル酸、カルボキシビニルポリマー、ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、メチルセルロース、エチルセルロース、アラビアゴム、デンプン糊等の「医薬品添加剤事典」(薬事日報社(株)発行)、「日本薬局方」(廣川書店発行)に記載される増粘剤が挙げられ、それを単独で使用しても、2種以上を併用することも自由である。
界面活性剤としては、例えば、リン脂質、グリセリン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシエチレンソルビタンサンモノラウレート、ポリソルベート、モノオレイン酸ソルビタン、モノステアリン酸グリセリド、モノオキシエチレンソルビタンモノパルミテート、モノオキシエチレンソルビタンモノステアレート、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノパルミチン酸ソルビタン、ラウリル硫酸ナトリウム等の「医薬品添加剤事典」(薬事日報社(株)発行)、「日本薬局方」(廣川書店発行)に界面活性剤として分類されるものが挙げられ、それを単独で使用しても、2種以上を併用することも自由である。
ゲル化剤としては、例えば、ゼラチン等の動物性ゲル化剤、寒天、キサンタンガム、グアーガム、アラビアガム、カードラン、ローカストビーンガム、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース、微結晶セルロース、微結晶セルロース等植物性多糖類、ポリビニルピロリドン等の化学合成高分子等の「医薬品添加剤事典」(薬事日報社(株)発行)、「日本薬局方」(廣川書店発行)にゲル化剤として分類されるものが挙げられ、それを単独で使用しても、2種以上を併用することも自由である。
以下に、本発明の洗浄料を用いた化粧品/医薬部外品の例を挙げる。
本発明の洗浄料は、ヒトの皮膚、毛髪を洗浄する目的で用いられるものであれば、全て当てはまる。例えば、洗顔料・クレンジング剤、洗顔フォーム、洗顔ミルク、クレンジングジェル、クレンジングオイル、シャンプー、透明シャンプー、パールシャンプー、マイルドシャンプー、ボディーシャンプー等が挙げられる。本発明の洗浄料は、特にボディ洗浄用として用いることが好ましいが、洗顔用に用いてもよい。
本発明を実施例に基づいて説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
<セロオリゴ糖の製造方法>
[製造例1]
普通寒天培地にトリコデルマ リーセイ(Tricoderma reesei)GL−1株(独立行政法人産業技術総合研究所 特許生物寄託センター、受領番号FERM BP−10323)を接種し、28℃で7日間培養後、その培地表面から胞子を1白金耳取り、ポリペプトン1g、酵母エキス0.5g、リン酸1カリウム2g、硫酸アンモニウム1.5g、硫酸マグネシウム0.3g、塩化カルシウム0.3g、トレースエレメント1mL(硼酸6mg、モリブデン酸アンモニウム4水和物26mg、塩化鉄(3)6水和物100mg、硫酸銅5水和物40mg、硫酸マンガン4水和物8mg、硫酸亜鉛7水和物200mgを全量100mLの精製水に溶解させたもの)、アデカノール1mL、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ製 商品名PH−101)10gを全量1Lの精製水に懸濁および溶解させた培地に植菌し、28℃で5日間通気攪拌培養した。培養中は、水酸化ナトリウム水溶液を用いて、培地のpHを2.8−4.7となるように調節した。培養後の液を遠心分離し、上清を目開き0.46μmの精密ろ過膜で除菌し、ろ液を分画分子量13000の限外ろ過膜(旭化成ケミカルズ製 商品名マイクローザペンシル型モジュール ACP−0013)で体積比で10倍濃縮し粗酵素を得た。
次に、市販針葉樹由来の溶解パルプを使用し、加水分解条件を塩酸濃度0.4%塩酸水溶液、120℃、1時間として、加水分解し、酸不溶性残渣を洗浄、ろ過し、ウェットケークを得た。このウェットケークをセルロース10%濃度の水分散体とし、超高性能分散機・湿式微粉砕機(アシザワ(株)製、商品名 パールミルRL φ1mmジルコニアビーズ使用 充填率80%)を使用し、圧密・摩砕処理を施し、セルロース微粒子分散体を得た(平均重合度220、ジエチルエーテル可溶物含有率0.7%、平均粒子径0.7μm、コロイド状成分含有率51.5%)。
この摩砕セルロースが2質量%、粗酵素をタンパク質濃度0.25%になるように50mM酢酸−酢酸ナトリウム緩衝液(pH4.5)に懸濁溶解させ、全量1000mLとし、ガラス製フラスコに仕込んだ。このガラス製フラスコを、55℃の水槽に仕込み、内部を攪拌しながら4時間反応させた。反応終了後、反応液を懸濁状態で300μL分注し、限外ろ過モジュール(分画分子量10000)を使用し、酵素、未分解セルロースを取り除いた後、高速液体クロマトグラフィーで糖濃度を分析した。該反応液の糖濃度は、セロトリオース〜セロヘキサオース0.2質量%、セロビオース1.5質量%、グルコース0.3質量%であった。
該反応液を、分画分子量13000の限外ろ過膜(旭化成ケミカルズ製 商品名マイクローザペンシル型モジュール ACP−0013)でろ過し、得られたろ液を陽・陰イオン交換樹脂で脱イオン処理し、70℃、減圧下で蒸留し、20倍の糖濃度の水溶液を得た。
[製造例2]
製造例1で得られたセロオリゴ糖水溶液100mLを、200mLのガラス製フラスコに導入し、攪拌しながら、毎時10℃の速度で、70℃から5℃まで冷却した後、エタノールを水に加え晶析した。水溶液中に晶出したセロオリゴ糖を、減圧ろ過、乾燥、粉砕、篩下し、製造例1のセロオリゴ糖粉末を得た。得たれたセロオリゴ糖粉末の糖組成を表1に記す。
[製造例3]
市販のセロビオース、セロトリオース、セロヘキサオース(以上Sigma Aldrich製)及びグルコース(和光純薬製)を、混合し、製造例2のセロオリゴ糖粉末を得た。得られたセロオリゴ糖粉末の糖組成を表1に記す。
Figure 2009184959
〔実施例1〜6〕
セロオリゴ糖として製造例2又は3で得られたサンプルを使用し、それぞれを単独又は、ラフィノース・5水和物(オリゴGGF、旭化成ケミカルズ製)、又はD−マルトース(和光純薬製)との併用で用いた。添加量及び配合量は、表2に示した。
ココイルグルタミン酸TEA液30.0質量部、A成分として、トリデセス−4−カルボン酸ナトリウム(NIKKOL ECTD−3NEX)5.0質量部、ココアンホ酢酸ナトリウム液(NIKKOL AM−101)、PEG−50水添ヒマシ油(NIKKOL HCO−50)、1,3−ブチレングリコールを混合し、B成分として、EDTA−2ナトリウムとセロオリゴ糖、又はラフィノース、D−マルトースとの混合物の水溶液、又は懸濁液を混合した。水溶液又は懸濁液の使用量は、A+B=100質量部となるように調製した。A、Bともに80℃で加熱溶解し、BをAに攪拌しながら、ゆっくり加えた。全量添加した後、攪拌しながら冷却し、40〜35℃で攪拌を止め、ボディーシャンプーを調製した。
〔比較例1〜2〕
実施例のセロオリゴ糖を、ラフィノース・5水和物(オリゴGGF、旭化成ケミカルズ製)、又はD−マルトース(和光純薬製)に代えて、同様に評価した。
〔比較例3〕
実施例のセロオリゴ糖を0.01質量%(ボディーシャンプー全量に対し)を添加し、同様に評価した。
<官能試験の方法>
実施例、比較例で得られた洗浄料を、使用時の「ぬるつき感」、仕上がり時の「べたつき感」、「肌のはり」および「皺のばし性」を評価した。
1)「ぬるつき感」、「べたつき」、「肌のはり」、「皺のばし性」の評価方法
年齢24〜55歳の健常者(男6名、女6名)に、実施例、比較例のボディーシャンプーを、通常の方法で使用させ、以下の評価基準でアンケートをとった。結果を表2に示した。
(ぬるつき)
1点:ぬるつく
2点:ややぬるつく
3点:どちらともいえない
4点:ややぬるつかない
5点:ぬるつかない
(べたつき)
1点:べたつく
2点:ややべたつく
3点:どちらともいえない
4点:ややべたつかない
5点:べたつかない
(肌のはり)
1点:悪い
2点:やや悪い
3点:どちらともいえない
4点:やや良い
5点:良い
(皺のばし)
1点:悪い
2点:やや悪い
3点:どちらともいえない
4点:やや良い
5点:良い
Figure 2009184959
判定基準:アンケートの結果、評価平均が3.5以上のものを〇として、3.5未満を×とした。
表2より、各実施例は、使用時のぬるつき感がなく、仕上がり後のべたつき感がなく、さらに肌のはり、皺のばし性も兼ね備えるバランスに優れた洗浄料であった。また、優れた使用感は、別の少糖類を併用しても維持された。
ただし、セロオリゴ糖を含まない、もしくは少ない各比較例は、全ての使用感を満たすものは得られなかった。
[実施例7]
ボディーシャンプー
A ラウロイルメチルアラニンナトリウム液 25.0質量部
ココアンホ酢酸ナトリウム液 10.0質量部
ヤシ油脂肪酸カリウム(40%水溶液) 26.0質量部
コカミドDEA 3.0質量部
ジスアリン酸グリコール 2.0質量部
B セロオリゴ糖(製造例2) 1.0質量部
水で100質量部とする
A、Bともに80℃で加熱溶解し、Aを攪拌しながら、Bをゆっくり加える。攪拌しながら冷却し、40〜35℃で攪拌を止め、実施例6のボディーシャンプーを調製した。また、実施例と同様の方法で官能試験を実施した。
〔実施例8〕
シャンプー
A ココイルメチルタウリンナトリウム液 10.0質量部
ラウレス硫酸ナトリウム液 20.0質量部
ラウリルベタイン液 10.0質量部
コカミドDEA 4.0質量部
B クエン酸 0.1質量部
プロピレングリコール 0.1質量部
グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド 0.5質量部
加水分解コラーゲン液(マリンコラーゲン) 0.2質量部
セロオリゴ糖(製造例2) 1.0質量部
水で100質量部とする
A、Bともに70℃で加熱溶解する。Aを攪拌しながら、Bを加える。攪拌しながら冷却し、40〜35℃で攪拌を止め、実施例7のシャンプーを調製した。また、頭皮に関して、実施例と同様の方法で官能試験を実施した。
〔実施例9〕
洗顔フォーム
A ラウリン酸 2.0質量部
ミリスチン酸 17.0質量部
パルミチン酸 4.0質量部
ステアリン酸 4.0質量部
ヤシ油脂肪酸カリウム 8.0質量部
コカミドDEA 3.0質量部
ココイルメチルタウリンナトリウム液 10.0質量部
グリセリン 10.0質量部
1,3−ブチレングリコール 10.0質量部
B 水酸化カリウム 5.5質量部
EDTA−4ナトリウム 0.2質量部
セロオリゴ糖(製造例2) 1.0質量部
水で100質量部とする
Aは80℃で溶解する。Bは室温で溶解する。Aを攪拌しながら、Bをゆっくり加え均一に溶解する。攪拌しながら冷却し。30〜35℃で攪拌を止め、実施例8の洗顔フォームを調製した。顔に対して、実施例と同様に官能評価を実施した。
これらの実施例7〜9についても、実施例1〜6と同様に、ぬるつき、べたつきが少なく、肌のはり、皺伸ばし感に優れていた。(比較:セロオリゴ糖なしの系)
化粧品/医薬部外品の洗浄剤において、洗浄時のぬるつき感がなく、仕上がり時のべたつき感がなく、適度に肌にはりを与え、皺伸ばし効果に優れる洗浄剤を提供できる。

Claims (4)

  1. (a)セロオリゴ糖を0.1〜20質量%と、(b)油剤、界面活性剤、及び多価アルコールから選ばれる1種以上とを含有する洗浄料。
  2. 油剤、界面活性剤、及び多価アルコールから選ばれる1種以上の含有量が少なくとも0.001質量%以上である、請求項1に記載の洗浄料。
  3. セロオリゴ糖におけるセロビオース含有量が70質量%以上である、請求項1又は2に記載の洗浄料。
  4. シャンプー、ボディーシャンプー、又は洗顔フォームである、請求項1から3の何れかに記載の洗浄料。
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