JP2009184865A - シリカ膜の形成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な操作で、しかも基材に熱影響を与えずに短時間に、緻密なシリカ膜を形成する方法を提供することを目的とする。
【解決手段】基材1の表面1aにポリシラザン含有膜3を形成する工程と、大気圧プラズマ領域を通過させたキャリアガスPを前記ポリシラザン含有膜3に吹き付けてシリカ膜4へ転化させる工程と、を有することを特徴とするシリカ膜4の形成方法を用いることにより、上記課題を解決できる。
【選択図】図1
Description
シリカ膜の形成方法としては、スパッタ法、CVD法などのようなドライプロセスのほか、ゾルゲル法、スピンコーティング法などのウェットプロセスなど様々な方法が提案されている。
ゾルゲル法は、焼成温度が500℃以上にする必要があり、基材を低温で処理する用途には用いられず、スパッタ法やCVD法は、基材を減圧下に保持する必要があり、処理に時間がかかるなどの問題があった。
後の熱処理の代わりに、触媒を含有した蒸留水中に浸してもよく、また、これらの2つの方法の両方を行ってもよいとされている。たとえば、触媒として塩酸を用いた場合には、室温で24h浸した後、100℃で2h乾燥させている。さらにまた、ポリシラザン含有膜をPd2+イオンと水に接触させ、90℃に加熱してもよく、同様にシリカ膜を形成できる。
本発明のシリカ膜の形成方法は、基材の表面にポリシラザン含有膜を形成する工程と、大気圧プラズマ領域を通過させたキャリアガスを前記ポリシラザン含有膜に吹き付けてシリカ膜へ転化させる工程と、を有することを特徴とする。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態であるシリカ膜の形成方法の一例を示す断面模式図である。
本発明のシリカ膜の製造方法は、基材1の表面1aにポリシラザン含有膜3を形成する工程と、大気圧プラズマ領域10を通過させたキャリアガスPをポリシラザン含有膜3に吹き付けてシリカ膜4へ転化させる工程と、を有する。
図1(a)に示すように、ポリシラザンと溶媒を含有するコーティング液を基材1の表面1aに塗布した後、溶媒を除去して、ポリシラザン含有膜3を形成する。
鎖状ポリシラザンとしては、ペルヒドロポリシラザン、ポリメチルヒドロシラザン、ポリN―メチルシラザン、ポリN―(トリエチルシリル)アリルシラザン、ポリN―(ジメチルアミノ)シクロヘキシルシラザン、フェニルポリシラザン等を挙げることができる。
これらは、いずれも使用することができ、また、これらに限定されるものではない。ポリシラザンは1種を用いてもよく2種以上の混合物として用いてもよい。
特に、ペルヒドロキシポリシラザンは入手が容易であり、緻密なシリカ膜を形成させる効果が良好である点で好ましい。
例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン等の芳香族炭化水素;ペンタン、ヘキサン、イソヘキサン、メチルペンタン、ヘプタン、イソヘプタン、オクタン、イソオクタン等の脂肪族炭化水素;シクロペンタン、メチルシクロペンタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン等の脂環式炭化水素;塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、ブロモホルム、塩化エチレン、塩化エチリデン、トリクロロエタン等のハロゲン化炭化水素;エチルエーテル、イソプロピルエーテル、エチルブチルエーテル、ブチルエーテル、1,2−ジオキシエタン、シオキタサン、ジメチルジオキサン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン等のエーテル類等を挙げることができる。
これらの溶媒は1種又は2種以上の混合物であってもよい。
また、コーティング液には触媒を添加してもよい。該触媒としては、トリエチルアミン、ジエチルアミン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、n−ブチルアミン、ジ−n−ブチルアミン、トリ−n−ブチルアミン等のアミン類、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の金属水酸化物、アンモニア水、ピリジンなどの塩基、酢酸、無水酢酸、蓚酸、フマル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、コハク酸のようなカルボン酸やその酸無水物、トリクロル酢酸等の有機酸、塩酸、硝酸、硫酸等の無機酸、三塩化鉄、三塩化アルミニウム等のルイス酸等を挙げることができる。
さらに、コーティング液には、本発明の効果を損なわない範囲で、目的に応じて、適宜の添加剤を含有させることができる。添加剤としては、例えば、紫外線吸収剤、セラミックスまたは樹脂からなるフィラー、フッ素化合物、薬剤成分、光触媒、感光性成分、光沢剤等を挙げることができる。
具体的には、生体活性膜にはカルシウム化合物、抗菌作用には酸化亜鉛や銀、紫外線遮断に二酸化チタンや酸化亜鉛、摺動性付与には二硫化モリブデン、二硫化タングステン、フッ素樹脂粒子などである。
次に、図1(b)に示すように、大気圧プラズマ領域を通過させたキャリアガスPをポリシラザン含有膜3の表面3aに吹き付けることにより、図1(c)に示すように、シリカ膜4へ転化させる。
キャリアガスは、ヘリウム、アルゴン、キセノン、ネオン、クリプトンなどの希ガス、窒素、空気、水素、酸素などの放電ガスを含む。放電ガスは電圧を印加することにより放電を起こすことのできるガスであり、単独で用いても、混合して用いてもかまわない。キャリアガスは、放電ガス以外に、オゾン、二酸化炭素、一酸化炭素、アンモニア等のガスを含有してもよい。これらのガスは反応を促進する作用を有し、ポリシラザン含有膜に吹き付けてもよい。
キャリアガスとしては、希ガスまたは窒素のいずれかのガスと、酸素、窒素または水素のいずれか1種または2種以上との組合せが好ましく、希ガスと酸素、窒素または水素との組合せ、窒素と酸素または水素との組合せが特に好ましい。希ガスと酸素、窒素または水素との組合せの場合のキャリアガス中の酸素、窒素または水素の濃度、窒素と酸素または水素との組合せの場合のキャリアガス中の酸素または水素の濃度は0.01〜40容量%が好ましく、0.05〜20容量%がさらに好ましく、0.1〜10容量%が特に好ましい。
キャリアガス噴出口17から噴出されるキャリアガスPが、ポリシラザン含有膜3の表面3aに吹き付けられるように基材1が配置されている。
このようにして、キャリアガスGは大気圧プラズマ領域10を通過させたキャリアガスPとされる。
(−SiH2−NH−)+2H2O→(−SiO2−)+NH3+2H2…(1)
本発明においては、大気圧プラズマ領域10を通過させてラジカルを発生させたキャリアガスPをポリシラザン含有膜3に吹き付ける構成なので、このラジカルがポリシラザン含有膜と反応して、短時間にポリシラザン含有膜3をシリカ膜4に転化することができるものと推測される。
上記「雰囲気において行う」とは、たとえば、これらの液体からなる層をポリシラザン含有膜3上に形成させてから大気圧プラズマ領域10を通過させたキャリアガスPをポリシラザン含有膜3に吹き付けたり、これらの液体を噴霧した状態で大気圧プラズマ領域10を通過させたキャリアガスPをポリシラザン含有膜3に吹き付けたり、これらの液体を含んだキャリアガスGを大気圧プラズマ領域10中を通過させることにより、これらの液体を含んだキャリアガスPをポリシラザン含有膜3に吹き付けて使用することである。
これらの液体からなる層をポリシラザン含有膜上に形成させてから大気圧プラズマ領域10を通過させたキャリアガスPをポリシラザン含有膜3に吹き付けたり、これらの液体を噴霧した状態で大気圧プラズマ領域10を通過させたキャリアガスPをポリシラザン含有膜3に吹き付ける方法が好ましく、これらの液体からなる層をポリシラザン含有膜3上に形成させてから大気圧プラズマ領域10を通過させたキャリアガスPをポリシラザン含有膜3に吹き付ける方法が特に好ましい。
さらに、本発明に用いられるプラズマ装置を複数用いれば大面積の基材1を処理することも可能であり、異なるキャリアガスを用いるなど条件を変えた装置を組合せれば目的に応じた処理が可能である。
たとえば、大気圧プラズマ領域10を通過させたキャリアガスPの吹き付け時間の短い場合や、大気圧プラズマのエネルギー密度が小さい場合に、シリカへの転化が不完全で、形成したシリカ膜4の表面にOH基が残っている場合がある。このように表面にOH基を有するシリカ膜4は、たとえば、シランカップリング剤と基材との間の接合膜として用いることができるので、有用である。たとえば、シリカ膜4の表面4aにシランカップリング剤、接着剤を介して歯科修復材(セラミックス材料)を接合する場合に、シリカ膜4とシランカップリング剤との接着性を高くすることができる。
図3は、本発明の実施形態であるシリカ膜の形成方法の別の一例を示す断面模式図である。
本発明の実施形態であるシリカ膜の製造方法は、キャリアガスPをポリシラザン含有膜3に吹き付ける際に、過酸化水素水雰囲気において行う例として、ポリシラザン含有膜3上に、過酸化水素水層5を形成する工程を含む他は、実施形態1と同様の構成である。なお、実施形態1と同一の部材については同一の符号をつけて示してある。
まず、図3(a)に示すように、実施形態1と同様にして、ポリシラザン含有膜3を形成する。
次に、図3(b)に示すように、過酸化水素水を滴下することにより、ポリシラザン含有膜3の表面3a上に過酸化水素水層5を形成する。
過酸化水素水層5の膜厚は特に限定されず、ポリシラザン含有膜3の表面3aを覆う程度であれば良い。過酸化水素水層5の過酸化水素の濃度は、0.1〜30質量%が好ましく、1〜5質量%がより好ましい。この濃度範囲にすることにより、シリカ膜転化工程の反応をより速やかに行うことができる。
過酸化水素水は、過酸化水素(H2O2)を含有させた水(H2O)である。また、過酸化水素水に界面活性剤を含有させると、より均質な過酸化水素水層5を形成できるため、膜質が良好なセラミック膜を形成するうえで好ましい。
次に、図3(c)に示すように、大気圧プラズマ領域10を通過させたキャリアガスPを過酸化水素水層5の表面5aに吹き付けることにより、図3(d)に示すように、数秒で、たとえば、0.01〜2μm程度の膜厚のシリカ膜4を形成することができる。
ポリシラザン含有膜形成工程の前に、大気圧プラズマ領域10を通過させたキャリアガスPを基材1の表面1a吹き付けて前記基材の表面をクリーニングする前処理工程を行った他は実施形態1と同様にして、シリカ膜4を形成した。
リモート型(吹き出し型)放電管14のキャリアガス噴出口17から噴出されるキャリアガスPが、基材1の表面1aに吹き付けられるように基材1を配置する。
ポリシラザン含有膜3をシリカ膜4へ転化させた後に、大気圧プラズマ領域10を通過させたキャリアガスPをシリカ膜4の表面4aに吹き付けてシリカ膜4に含有されているOH基を減らす後処理工程を行った他は実施形態1と同様にして、シリカ膜4を形成した。
リモート型(吹き出し型)放電管14のキャリアガス噴出口17から噴出されるキャリアガスPが、シリカ膜4の表面4aに吹き付けられるように基材1を配置する。
大気圧プラズマ領域10を通過させたキャリアガスPをシリカ膜4の表面4aに吹き付けてシリカ膜4に含有されているOH基を減らす後処理工程とほぼ同様に、シリカ膜4に残存するOH基を除去することができる。
以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。しかし、本発明はこれらの実施例にのみ限定されるものではない。
シリコンウェハにペルヒドロキシポリシラザンとして、NL120(AZエレクトロニックマテリアルズ(株)製)5%を塗布した後、これを乾燥して、実施例1ポリシラザン含有膜サンプルとした。
次に、O2ガスを7容量%含むArガスを1000sccmで供給して、NUエコ・エンジニアリング社製の大気圧プラズマ装置を用いて、大気圧プラズマ領域を通過させたキャリアガスを実施例1ポリシラザン含有膜サンプルに5秒間吹き付けて、実施例1シリカ膜サンプルを形成した。
透過型FTIRスペクトルは、フーリエ変換赤外分光光度計(島津社製、製品名:SHIMADZU IR Prestige−21)を用い、ATR法にて約4500〜650cm−1の波数範囲、分解能4cm−1、積算回数50で測定した。
シリカ転化の指標となる1060cm−1付近と800cm−1付近のSiOに帰属する吸収ピークと、未反応のPHPSの残存を示す830cm−1付近のSiNおよび2170cm−1付近に帰属するSiHの吸収ピークの強度を比較して、シリカ膜への転化を評価した。
実施例1シリカ膜サンプルの透過型FTIRスペクトルに示されるように、1064cm−1のSiOピークが大きく現れ、シリカ膜が形成されたことがわかった。ただし、831cm−1の未反応のSiNピークおよび2243cm−1の未反応のSiHピークが観測されるため、一部がシリカ膜へ転化されたことが分かった。
大気圧領域を通過させたキャリアガスの吹き付け時間を1分間としたほかは、実施例1と同様にして、実施例2シリカ膜サンプルを形成した。
実施例2シリカ膜サンプルの透過型FTIRスペクトルに示されるように、1060cm−1付近のSiOピークが図2より大きく現れ、830cm−1付近の未反応のSiNピークおよび2170cm−1付近の未反応SiHピークは図2より小さくなった。したがって、ポリシラザン含有膜が実施例1よりシリカ膜へ転化されたことが分かった。
過酸化水素水(過酸化水素濃度3%)を滴下して、過酸化水素水層をポリシラザン含有膜上に形成したほかは、実施例1と同様にして、実施例3シリカ膜サンプルを形成した。
実施例3シリカ膜サンプルの透過型FTIRスペクトルに示されるように、1070cm−1のSiOピークが大きく現れ、792cm−1の未反応のSiNピークおよび2170cm−1付近の未反応SiHピークはほとんどなくなった。したがって、ポリシラザン含有膜がほとんどシリカ膜へ転化されたことが分かった。すなわち、室温、5秒間という低温、極短時間処理でポリシラザン含有膜をシリカ膜に転化することができた。
シリコンウェハにペルヒドロキシポリシラザンとして、NL120(AZエレクトロニックマテリアルズ(株)製)5%を塗布して、これを乾燥して、比較例1ポリシラザン含有膜サンプルを形成した。
シリコンウェハにペルヒドロキシポリシラザンとして、NL120(AZエレクトロニックマテリアルズ(株)製)5%を塗布して、これを乾燥して、ポリシラザン膜を形成した。このポリシラザン膜に過酸化水素水(過酸化水素濃度3%)を滴下した状態で、室温で1分間放置し、室温で乾燥後、比較例2ポリシラザン含有膜サンプルを形成した。
図7は、比較例1および比較例2のポリシラザン含有膜サンプルの透過型FTIRスペクトルである。比較例1および比較例2のポリシラザン含有膜サンプルの透過型FTIRスペクトルは同じチャートとなった。
比較例1および比較例2のポリシラザン含有膜サンプルの透過型FTIRスペクトルに示されるように、1060cm−1付近のSiOピークはほとんど見られず、830cm−1付近の未反応のSiNピークおよび2170cm−1付近の未反応SiHピークが大きく見られた。つまり、ペルヒドロキシポリシラザンを塗布して乾燥したのみ、あるいはペルヒドロキシポリシラザンを塗布して乾燥した後に、過酸化水素水を滴下した状態で室温で1分間放置のみでは、ポリシラザン含有膜のみが形成されており、シリカ膜は全く形成されていなかった。
たとえば、基材としてプラスチックを用いた場合は、洗面所、浴槽などの水まわり製品、注射器、ピペット、コップ、プラスチックボトル、義歯などに利用でき、基材として金属を用いた場合は、自動車、電車、航空機などの車体、窓ガラス、容器、配管、ポンプ、ファン、装飾品などに利用できる。さらに、半導体ウェハに用いた場合は層間絶縁膜などに利用でき、人の歯に用いることもできる。
Claims (9)
- 基材の表面にポリシラザン含有膜を形成する工程と、大気圧プラズマ領域を通過させたキャリアガスを前記ポリシラザン含有膜に吹き付けてシリカ膜へ転化させる工程と、を有することを特徴とするシリカ膜の形成方法。
- 前記キャリアガスが、希ガスまたは窒素ガスのいずれかのガスに対して、酸素ガス、窒素ガスまたは水素ガスのいずれか1種または2種以上をキャリアガス中の濃度が0.01〜40容量%で含有させてなることを特徴とする請求項1に記載のシリカ膜の形成方法。
- 前記シリカ膜へ転化させる工程が、過酸化水素水を含む雰囲気下において行われることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか1項に記載のシリカ膜の形成方法。
- 前記ポリシラザン含有膜を形成する前に、大気圧プラズマ領域を通過させたキャリアガスを吹き付ける前処理工程を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のシリカ膜の形成方法。
- 前記ポリシラザン含有膜を前記シリカ膜へ転化させた後に、大気圧プラズマ領域を通過させたキャリアガスを吹き付ける後処理工程を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のシリカ膜の形成方法。
- 前記ポリシラザン含有膜を前記シリカ膜へ転化させた後に、100〜700℃の温度雰囲気で加熱処理を行う後処理工程を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のシリカ膜の形成方法。
- 前記ポリシラザン含有膜を前記シリカ膜へ転化させた後に、温度100〜500℃の加湿温度雰囲気で過熱水蒸気処理を行う後処理工程を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のシリカ膜の形成方法。
- 前記ポリシラザン含有膜を前記シリカ膜へ転化させた後に、オゾン処理を行う後処理工程を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のシリカ膜の形成方法。
- 前記ポリシラザン含有膜を前記シリカ膜へ転化させた後に、10〜200nmの紫外線を、前記シリカ膜に照射する紫外線処理を行う後処理工程を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のシリカ膜の形成方法。
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