JP2009184484A - 操舵反力生成制御装置 - Google Patents

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真也 小林
Takeshi Sato
武 佐藤
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Abstract

【課題】 操舵フィーリングを向上することができる操舵反力生成制御装置を提供すること。
【解決手段】 角度センサ8と、第1反力生成モータ16、第2反力生成モータ17と、操舵反力をコラムシャフト6に伝達する減速機構91と、少なくとも操舵角に基づいて第1反力生成モータ16、第2反力生成モータ17を制御するコントロールユニット4を備え、コントロールユニット4は、操作系の操舵回転方向が逆転した時に、減速機構の伝達系の遊び部分で生じる打撃を抑制する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、操舵反力を生成し制御する操舵反力生成制御装置の技術分野に属する。
従来では、ステアバイワイヤ型のステアリングシステムとして、操舵側への操舵入力を電気信号として転舵側へ伝達し、転舵モータにより転舵させ、操舵側では操作反力付与装置により操作反力を生成している(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−15865号公報(第2−14頁、全図)
しかしながら、従来にあっては、操作反力付与装置は、モータと歯車の組み合わせにより反力を生成して操舵系に伝達するため、バックラッシュの影響が問題となる。
本発明は、上記問題点に着目してなされたもので、その目的とするところは、操舵フィーリングを向上することができる操舵反力生成制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明では、車両の転舵を行う転舵装置へ操作入力を電気信号で送る操舵装置の操作系に、操作入力の際に操舵感を反力として付与する操舵反力生成制御装置であって、前記操作系の操舵角を検出する操舵角検出手段と、操舵反力を生成する操舵反力生成手段と、前記操舵反力生成手段で生成した操舵反力を前記操作系に伝達する減速機構と、少なくとも前記操舵角に基づいて前記操舵反力生成手段を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記操作系の操舵回転方向が逆転した時に、前記減速機構の伝達系の遊び部分で生じる打撃を抑制する抑制制御手段を備えた、ことを特徴とする。
よって、本発明にあっては、操舵フィーリングを向上することができる。
以下、本発明の操舵反力生成制御装置を実現する実施の形態を、請求項1〜4に係る発明に対応する実施例1と、請求項1〜5に係る発明に対応する実施例2と、請求項1,2,6に係る発明に対応する実施例3と、請求項1,2,6,7に係る発明に対応する実施例4と、請求項1〜4,8,9に係る発明に対応する実施例5に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
図1は実施例1の操舵反力生成制御装置を備えたステアバイシステムのシステム構成を示す図である。
実施例1のステアバイシステム1は、操舵装置2、転舵装置3、コントロールユニット4を構成として備え、操舵装置2へのハンドル操作を電気信号として転舵装置3へ送り、転舵を行うシステムである。
操舵装置2は、ステアリングホイール5、コラムシャフト6、トルクセンサ7、角度センサ8、操舵反力生成装置9を備えている。
コラムシャフト6は、ステアリングコラムに回転自在に軸支され、取り付けられたステアリングホイール5への回転操作により回転する構造である。
トルクセンサ7は、ステアリングホイール5によるコラムシャフト6への回転トルクを検出し、検出結果をコントロールユニット4へ出力する。
角度センサ8は、コラムシャフト6の回転位置を検出し、検出結果をコントロールユニット4へ出力する。
操舵反力生成装置9は、プライマリーギア11、第1セカンダリーギア12、第2セカンダリーギア13、第1モータピニオンギア14、第2モータピニオンギア15、第1反力生成モータ16、第2反力生成モータ17を構成として備えている。
プライマリーギア11は、コラムシャフト6の回転軸と同軸となるように、コラムシャフト6に対して鍔状に設けた歯車である。
第1セカンダリーギア12は、大径部12aと小径部12bを同軸に備えた2段歯車であり、小径部12bをプライマリーギア11と係合させる構成である。
第2セカンダリーギア13は、大径部13aと小径部13bを同軸に備えた2段歯車であり、小径部13bをプライマリーギア11と係合させる構成である。
なお、プライマリーギア11に対して、対称な左右位置で小径部13a,13bが係合する配置にする。
第1反力生成モータ16は、その出力軸に第1モータピニオンギア14を設け、第1モータピニオンギア14を第1セカンダリーギア12の大径部12aに係合させる構成である。
第2反力生成モータ17は、その出力軸に第2モータピニオンギア15を設け、第2モータピニオンギア15を第2セカンダリーギア13の大径部13aに係合させる構成である。
なお、プライマリーギア11、第1セカンダリーギア12、第2セカンダリーギア13により、減速機構91が構成される。
次に転舵装置3は、ステアリングラック18、ボールジョイント19、20、タイロッド21、22、転舵輪23、24、転舵モータ25、転舵角センサ26を構成として備えている。
ステアリングラック18は、転舵モータ25の出力部分と係合するラックであり、車両の車幅方向に移動可能な部材である。
ボールジョイント19、20は、接続角度が自在な球継ぎ手であり、ステアリングラック18の両端でタイロッド21、22との接続する構造である。
タイロッド21、22は左右の転舵輪23、24に取り付けられ、ステアリングラック18の転舵の動きを伝達する構成である。
次に、コントロールユニット4の操舵反力生成制御のブロック構成を説明する。
図2は実施例1のステアバイシステムのコントロールユニットにおける操舵反力生成制御のブロック構成を示す説明図である。図3はモータ補正駆動指令値演算部のブロック構成を示す説明図である。
コントロールユニット4は、自動車情報検出部27、目標反力生成部41、モータ駆動指令値演算部42、モータ補正駆動指令値演算部43、第1モータ最終駆動指令値演算部44、第2モータ最終駆動指令値演算部45を構成として備えている。
自動車情報検出部27は、他のコントローラやセンサ、装置等から車速、路面状態、ヨーなどの自動車情報を取得、検出し、目標反力生成部41へ出力する。
目標反力生成部41は、自動車情報検出部27からの自動車情報からハンドルにかかる目標反力を演算する。さらに具体的な例を示すと、操舵角度に比例した目標反力を生成する。
モータ駆動指令値演算部42は、目標反力と操舵角度からモータ駆動指令値を演算し、モータにより反力トルクと与圧トルクを生成する。なお、演算結果は、第1モータ駆動指令値、第2モータ駆動指令値としてそれぞれ出力する。
モータ補正駆動指令値演算部43は、矩形波状補正駆動指令値出力部431を備え、検出した操作力と目標反力の大小関係を比較し、操作力>目標反力の場合には、右方向への操舵、操作力<目標反力の場合には、左方向への操作として、左右への操舵の切り替わり時に補正駆動指令値を出力する。なお、この出力は、第1モータ補正駆動指令値、第2モータ補正駆動指令値としてそれぞれ行う。
第1モータ最終駆動指令値演算部44は、第1モータ駆動指令値と第1モータ補正駆動指令値とを加算して第1モータ最終駆動指令値を演算し出力する。
第2モータ最終駆動指令値演算部45は、第2モータ駆動指令値と第2モータ補正駆動指令値とを加算して第2モータ最終駆動指令値を演算し出力する。
作用を説明する。
[与圧トルクによる操舵フィーリングの向上作用]
図4は実施例1の操舵反力生成制御装置の動作説明図である。
実施例1では、モータ駆動指令値演算部42による演算出力により与圧トルクが加えられる。
例えば、図4(a)に示すようなコラムシャフト6の回転停止中では、モータ駆動指令値演算部42に入力される操舵角度の変化がないことから、コラムシャフト6の回転停止中であると判断される。この場合には、図4(a)に示すように、プライマリーギア11の右回転方向に対しては、ギアの歯面が第1セカンダリーギア12の小径部12bの歯面と当接し、且つ与圧トルクが付与される。
また、プライマリーギア11の左回転方向に対しては、ギアの歯面が第2セカンダリーギア13の小径部13bの歯面と当接し、且つ与圧トルクが付与される。
これにより、プライマリーギア11は、どちらの回転方向に対してもギヤの歯の間で生じる間隙、つまりバックラッシュが生じていない状態に維持される。
そのため、この図4(a)の状態から、例えばプライマリーギア11の右回転方向へドライバがステアリングホイール5に操舵入力を行うと、プライマリーギア11から第1反力生成モータ16の第1モータピニオンギア14までのギアの歯の間の間隙がなくなるように歯同士が打撃する歯打ちと言われる現象が生じない。すでにギアの歯同士が当接した状態に維持されているからである。
そのため、バックラッシュと歯打ちによる違和感を生じることがなく、プライマリーギア11の右回転に対して、適切な反力を与えることができ、操舵フィーリングが向上する。
なお、このプライマリーギア11の右回転方向へドライバがステアリングホイール5に操舵入力を行う際には、第2反力生成モータ17は、与圧トルクを発生させるようにして、プライマリーギア11をあたかも右回転方向へ回転させるように第2セカンダリーギア13の小径部13bを回転させて、歯の間に間隙が生じないよう当接させる。
これにより、その後にプライマリーギア11を左回転させる操作がドライバにより行われても、バックラッシュと歯打ちによる違和感を生じないようにしている。よって、操舵フィーリングが向上する。
プライマリーギア11の左回転方向時の与圧トルクの作用については、方向が逆となるのみで、同じ作用となるため説明を省略する。
[補正トルクによる操舵フィーリングの向上作用]
図5、図6は実施例1の操舵反力生成制御装置の動作説明図である。図7は実施例1の操舵反力生成制御装置における操作力、目標反力、モータ最終駆動指令値のタイムチャートである。
実施例1では、さらにモータ補正駆動指令値演算部43の矩形波状補正駆動指令値出力部431によりトルクセンサ7で検出する操作力101(図7(a)参照)と、目標反力生成部41からの目標反力102(図7(a)参照)の大小関係が反転する時点で、矩形波状の補正駆動指令値を出力する。この補正駆動指令値は、図7(b)において示す、第1反力生成モータ16の最終駆動指令値103における矩形波状の補正駆動指令値103a,103bのようになる。また、図7(b)において示す、第2反力生成モータ17の最終駆動指令値104における矩形波状の補正駆動指令値104a,104bのようになる。この矩形波状の補正駆動指令値は、所定値を一定時間出力するものである。
例えば、図4(b)に示したプライマリーギア11の右回転方向へ操作力(操舵トルク)Aにより回転操作中で、第1反力生成モータ16により操舵の反力Cを付与し、第2反力生成モータ17により与圧トルクBを付与している場合について説明する。
この状態から、操舵力Aがプライマリーギア11の左回転方向へと急激に逆転した場合、第1反力生成モータ16はそれまでの反力Cの付与から与圧トルクBへ切り替え、第2反力生成モータ17はそれまでの与圧トルクBの付与から反力Cの付与へ切り替わる(図5参照)。すると、急激な逆転を生じさせる操作力Aに対して、第1反力生成モータ16が出力する与圧トルクは、ギアの歯の間の間隙をなくす程度で小さいため、プライマリーギア11の逆転に対して第1セカンダリーギア12の回転速度が追いつかず、プライマリーギア11の歯と第1セカンダリーギア12の小径部12bの歯が打撃を生じることになる(図6参照)。
これに対して実施例1では、上記説明のように、モータ補正駆動指令値演算部43の矩形波状補正駆動指令値出力部431が、操作力101と目標反力102(図7(a)参照)の大小関係が反転することにより、操舵入力方向が逆転したことを判断し、その時点で、矩形波状の補正駆動指令値103a,103b,104a,104bを出力する。この矩形波状の補正駆動指令値103a,103b,104a,104bは、第1モータ最終駆動指令値演算部44及び第2モータ最終駆動指令値演算部45によって、その時点の最終駆動指令値103,104に加算される。そのため、操舵方向を急激に正転方向から逆転させても、直ぐにその時点で、矩形波状の補正駆動指令値により、プライマリーギア11の逆転に対して第1セカンダリーギア12の回転速度が追いつくのに充分な第1反力生成モータ16の出力を得る。そのため、プライマリーギア11と第1セカンダリーギア12の小径部12bの歯打ちは生じない。よって違和感を与えることがなく操舵フィーリングが向上する。
次に、効果を説明する。
実施例1の操舵反力生成制御装置にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1)車両の転舵を行う転舵装置3へ操作入力を電気信号で送る操舵装置2の操作系に、操作入力の際に操舵感を反力として付与する装置であって、操作系の操舵角を検出する角度センサ8と、操舵反力を生成する第1反力生成モータ16、第2反力生成モータ17と、第1反力生成モータ16、第2反力生成モータ17で生成した操舵反力をコラムシャフト6に伝達する減速機構91と、少なくとも操舵角に基づいて第1反力生成モータ16、第2反力生成モータ17を制御するコントロールユニット4を備え、コントロールユニット4は、操作系の操舵回転方向が逆転した時に、減速機構の伝達系の遊び部分で生じる打撃を抑制するため、操舵フィーリングを向上することができる。
(2)上記(1)において、操舵装置2は、ステアリングホイール5を有するコラムシャフト6を操作として備え、操舵反力生成手段は、第1反力生成モータ16、第2反力生成モータ17を設けるものとし、減速機構91は、コラムシャフト6に取り付けたプライマリーギア11を備え、プライマリーギア11の二箇所の位置で歯車の伝達により第1反力生成モータ16、第2反力生成モータ17からの反力を伝達する構成としたため、操作系の操舵回転方向が逆転した際に、反力を与えない側の歯車において、減速機構の伝達系の遊び部分で打撃が生じないよう、反力を与えない側のモータを制御し、打撃を抑制して、違和感を生じさせることがなく、操舵フィーリングを向上することができる。
(3)上記(2)において、車両の状態情報を取得する自動車情報検出部27と、操舵系への操作力を検出するトルクセンサ7を設け、コントロールユニット4は、車両の状態情報と操舵角に基づいて目標反力を演算する目標反力生成部41と、操舵角と目標反力に基づいて反力生成モータの駆動指令値を演算するモータ駆動指令値演算部42と、抑制制御手段として設けられ、目標反力と操作力の大小関係が反転すると、操作系の操舵回転方向が逆転したと判断し、所定量の駆動指令値を所定時間、矩形波状に出力するモータ補正駆動指令値演算部43と、モータ駆動指令値演算部42からの駆動指令値とモータ補正駆動指令値演算部43の駆動指令値を加算し、最終段としての反力生成モータの駆動指令値を演算する第1モータ最終駆動指令値演算部44及び第2モータ最終駆動指令値演算部45を備えたため、操作系の操舵回転方向が逆転すると、反力を与えない側の歯車において、減速機構の伝達系の遊び部分で打撃が生じないよう、反力を与えない側のモータを遊びがなくなる方向に、モータ補正駆動指令値演算部43の補正駆動指令値により駆動し、打撃が生じないようにして、違和感を生じさせることがなく、操舵フィーリングを向上することができる。
(4)上記(3)において、コントロールユニット4のモータ駆動指令値演算部42は、プライマリーギア11に対して、第1反力生成モータ16、第2反力生成モータ17により、2箇所から挟み込む方向に与圧トルクを付与し、減速機構の伝達系の遊びの発生を抑制するため、バックラッシュと歯打ちによる違和感を生じないようにし、操舵フィーリングが向上することができる。
実施例2は、モータ補正駆動指令値演算部にハイパスフィルタを設けた例である。
図8は実施例2のモータ補正駆動指令値演算部のブロック構成を示す説明図である。
実施例2では、モータ補正駆動指令値演算部43の矩形波状補正駆動指令値出力部431の後段にハイパスフィルタ432を設ける。
ハイパスフィルタ432は、高周波成分を通過させ、低周波成分を通過させない。
その他構成は実施例1と同様であるので説明を省略する。
作用を説明する。
[補正トルクによる操舵フィーリングの向上作用]
図9は実施例2の操舵反力生成制御装置における操作力、目標反力、実反力、操舵角、操舵速、モータ最終駆動指令値のタイムチャートである。
実施例2では、矩形波状補正駆動指令値出力部431の出力がハイパスフィルタ432を通過して出力される。
つまり、矩形波状の補正駆動指令値をハイパスフィルタ432に通過させる。すると、図9(c)に第1モータの最終駆動指令値110、第2モータの最終駆動指令値111として示すように、ハンドル操舵方向を反転した瞬間(図9(a),(b)参照)のみ、作用する。これにより、操舵方向を急激に正転方向から逆転させても、直ぐにその時点で、瞬間的に補正駆動指令値により、プライマリーギア11の逆転に対して第1セカンダリーギア12の回転速度が追いつくのに充分な第1反力生成モータ16の出力を得る。これによりバックラッシュの発生が抑制される。
さらに、ハイパスフィルタ432を通過させた駆動指令値であるので、瞬間的に大きな駆動指令値となった後は、補正により追加した分が直ぐに小さくなるため、第1反力生成モータ16、第2反力生成モータ17の発熱量を低く抑えることになる(図9(c)参照)。
効果を説明する。実施例2の操舵反力生成制御装置にあっては、上記(1)〜(4)に加えて、以下の効果を有する。
(5)上記(3)又は(4)において、モータ補正駆動指令値演算部43は、所定量の駆動指令値を所定時間、矩形波状の出力をハイパスフィルタ432に通過させて出力するため、減速機構の伝達系の遊び部分で打撃が生じないよう、反力を与えない側のモータを制御し、違和感を生じさせることがなく、操舵フィーリングを向上することができつつ、モータ発熱を抑制することができる。
その他作用効果は実施例1と同様であるので説明を省略する。
実施例3は、モータをフィードフォワード制御にする例である。
構成を説明する。
図10は実施例3のステアバイシステムのコントロールユニットにおける操舵反力生成制御のブロック構成を示す説明図である。
実施例3のコントロールユニット4は、自動車情報検出部27、角度センサ8、目標反力生成部41、操舵速度演算部46、モータ駆動指令値演算部47を備えている。
操舵速度演算部46は、角度センサ8で検出される操舵角度からハンドルの操舵速度を演算し、モータ駆動指令値演算部47へ出力する。
モータ駆動指令値演算部47は、目標反力と操舵速度から第1反力生成モータ16、第2反力生成モータ17の駆動指令値を演算する。なお、第1反力生成モータ16は正の反力を生成するものとし、第2反力生成モータ17は負の反力を生成するものとする。
自動車情報検出部27、角度センサ8、目標反力生成部41については、実施例1と同様であるので説明を省略する。
次に、モータ駆動指令値演算部47のさらに詳細なブロック構成について説明する。
図11は実施例2のモータ駆動指令値演算部のブロック構成を示す図である。
モータ駆動指令値演算部47は、フィルタ471、第1目標モータトルク演算部472、第1目標モータ印加電圧演算部473、モータ回転速度演算部474、モータ逆起電圧演算部475、フィルタ476、第2目標モータトルク演算部477、第2目標モータ印加電圧演算部478、加算器479、加算器480、第1モータ駆動指令値演算部481、第2モータ駆動指令値演算部482を備えている。
フィルタ471は、目標反力生成部41からの目標反力の正の値のみを通過させる。
第1目標モータトルク演算部472は、ギア比などで決定するモータトルクに対する反力のゲインをG1として、第1の目標モータトルクを演算する。つまり、目標トルク=目標反力/G1を演算する。
第1目標モータ印加電圧演算部473は、目標モータトルクを、モータのトルク定数とモータ巻線抵抗値で除算して(割って)、目標モータ印加電圧を演算する。つまり、目標モータ印加電圧=目標モータトルク/(モータトルク定数×巻線抵抗値)を演算する。
モータ回転速度演算部474は、ギア比などで決定するモータ回転速度に対するハンドル操舵速度のゲインをG2として、モータの回転速度を演算する。つまり、モータ回転速度=操舵速度/G2を演算する。
モータ逆起電圧演算部475は、モータ回転速度に逆起電圧定数(トルク定数と同じ値)を乗算して(掛けて)逆起電圧を演算する。つまり、モータ逆起電圧=モータ回転速度×逆起電圧定数を演算する。
フィルタ476は、目標反力生成部41からの目標反力の負の値のみを通過させる。
第2目標モータトルク演算部477は、ギア比などで決定するモータトルクに対する反力のゲインをG1として、第1の目標モータトルクを演算する。つまり、目標トルク=目標反力/G1を演算する。
第2目標モータ印加電圧演算部478は、目標モータトルクを、モータのトルク定数とモータ巻線抵抗値で除算して(割って)、目標モータ印加電圧を演算する。つまり、目標モータ印加電圧=目標モータトルク/(モータトルク定数×巻線抵抗値)を演算する。
加算器479は、第1の目標モータ印加電圧にモータ逆起電圧を加算し、第1モータ駆動指令値演算部481へ出力する。
加算器480は、第2の目標モータ印加電圧にモータ逆起電圧を加算し、第2モータ駆動指令値演算部482へ出力する。
第1モータ駆動指令値演算部481は、第1の目標モータ印加電圧にモータ逆起電圧を加算したものから第1モータ駆動指令値を演算し、出力する。
第2モータ駆動指令値演算部482は、第1の目標モータ印加電圧にモータ逆起電圧を加算したものから第1モータ駆動指令値を演算し、出力する。
実施例3では、コントロールユニット4により以上のブロック構成でフィードフォワード制御を行う。
作用を説明する。
[操舵フィーリングの向上作用]
実施例3では、モータ駆動指令値演算部47において、第1反力生成モータ16、第2反力生成モータ17の駆動制御を行うための演算がなされる。この演算では、それぞれのモータに対して目標値を設定するが、実値との偏差を見ることなく、モータの逆起電圧を加算し考慮して出力される。この制御はフィードフォワード制御である。
このフィードフォワード制御では、モータ印加電圧に対する発生トルクの関係や、減速ギアのギア比などの値を予め求めておき、これらの値をプラント情報として反力の演算に使用する。そのため、非常に即応性に優れた制御となる。
操舵方向を急激に正転方向から逆転させると、第2反力生成モータ17の側が反力を生成するように切り替わり、第1反力生成モータ16の側は反力生成側から与圧トルクの出力へ切り替わる。この時、フィードフォワード制御により即応性よく駆動指令値が出力されることによって、プライマリーギア11の逆転に対して第1セカンダリーギア12の回転速度が充分に追いつくことになる。そのため、プライマリーギア11と第1セカンダリーギア12の小径部12bの歯打ちは生じない。よって違和感を与えることがなく操舵フィーリングが向上する。
効果を説明する。実施例3の操舵反力生成制御装置では、上記(1),(2)に加えて以下の効果を有する。
(6)上記(2)において、車両の状態情報を取得する自動車情報検出部27を設け、コントロールユニット4は、車両の状態情報と操舵角に基づいて目標反力を演算する目標反力生成部41と、操舵角から操舵速度を演算する操舵速度演算部46と、抑制制御手段を兼ね、目標反力と操舵速度からフィードフォワード制御演算により駆動指令値を演算するモータ駆動指令値演算部47を備えたため、反力を与えない側の歯車において、減速機構の伝達系の遊び部分で打撃が生じないよう、反力を与えない側のモータを遊びがなくなる方向に、モータ駆動指令値演算部47の補正駆動指令値によりフィードフォワード制御による即応性によって、打撃が生じないように駆動し、違和感を生じさせることがなく、操舵フィーリングを向上することができる。
その他作用効果は実施例1と同様であるので説明を省略する。
実施例4は、第1反力生成モータ、第2反力生成モータへの与圧トルクを与える手段として、それぞれのモータの駆動指令値に出力制限を行うようにした例である。
構成を説明する。
図12は実施例4のステアバイシステムのコントロールユニットにおける操舵反力生成制御のブロック構成を示す説明図である。
実施例4では、モータ駆動指令値演算部47からの第1反力生成モータ、第2反力生成モータへのそれぞれに対する出力が、第1モータ与圧トルク生成部48、第2モータ与圧トルク生成部49を介して出力されるようにする。
第1モータ与圧トルク生成部48は、例えば正回転方向に対して、第1反力生成モータ16の最小値に制限を設けて、第1反力生成モータ16により与圧トルクを与えるようにする。
第2モータ与圧トルク生成部49は、例えば正回転方向に対して、第2反力生成モータ17の最大値に制限を設けて、第2反力生成モータ17により与圧トルクを与えるようにする。
作用を説明する。
[与圧トルクによる操舵フィーリングの向上作用]
図13は実施例4の操舵反力生成制御装置における操作力、目標操作力、実反力、操舵角、操舵速、モータ最終駆動指令値のタイムチャートである。図14は図13(c)の一部拡大図である。
実施例4では、第1モータ与圧トルク生成部48、第2モータ与圧トルク生成部49により、それぞれの駆動指令値の最大値、最小値に制限を行うことにより、与圧トルクの付与を行う(図13、図14参照)。
なお、図14に示すように、付与トルクはデューティ比として与える駆動指令値において、±8%程度与えるものとする。
このように与圧トルクの付与により、反力伝達系のギアはバックラッシュが生じていない状態に維持される。
そのため、例えばプライマリーギア11の右回転方向へドライバがステアリングホイール5に操舵入力を行うと、プライマリーギア11から第1反力生成モータ16の第1モータピニオンギア14までのギアの歯の間の間隙がなくなるように歯同士が打撃する歯打ちと言われる現象が生じない。すでにギアの歯同士が当接した状態に維持されているからである。そのため、バックラッシュと歯打ちによる違和感を生じることがなく、プライマリーギア11の右回転に対して、適切な反力を与えることができ、操舵フィーリングが向上する。
効果を説明する。実施例4の操舵反力生成制御装置にあっては、上記(1),(2),(6)の効果に加えて、以下の効果を有する。
(7)コントロールユニット4は、第1反力生成モータ16、第2反力生成モータ17のそれぞれの駆動指令値の最小値及び最大値に制限を設けるようにして与圧トルクを付与する第1モータ与圧トルク生成部48、第2モータ与圧トルク生成部49を備えたため、バックラッシュと歯打ちによる違和感を生じないようにし、操舵フィーリングが向上することができる。
実施例5は、ステアリングホイールの切り返し操作を行った際に、操作力の微分(変動値)からその値に応じた補正駆動指令値を出力した例である。
構成を説明する。
図15は実施例5のステアバイシステムのコントロールユニットにおける操舵反力生成制御のブロック構成を示す説明図である。
操作力微分値演算部50は、ステアリングホイール5の操作力を微分した値を演算する。
モータ補正駆動指令値演算部43は、検出した操作力と目標反力の大小関係を比較し、操作力>目標反力の場合には、右方向への操舵、操作力<目標反力の場合には、左方向への操作として、左右への操舵の切り替わり時に補正駆動指令値を出力する。なお、補正駆動指令値の大きさは、操作力微分値演算部50からの操作力の微分値に比例させるよう補正駆動指令値を演算する。
また、補正駆動指令値の出力は、第1モータ補正駆動指令値、第2モータ補正駆動指令値としてそれぞれ行う。
図16は実施例5における補正駆動指令値演算例を示すグラフ図である。
図16では、横軸に操作力の微分値、縦軸に補正駆動指令値(デューティ比)を取ると、その関係を直線状に設定する。つまり、操作力の微分値に補正駆動指令値を比例させている。
作用を説明する。なお、与圧トルクによる操作フィーリングの向上作用については、実施例1と同様であるので説明を省略する。
[補正トルクによる操舵フィーリングの向上作用]
図17は実施例5の操舵反力生成制御装置における操作力、目標反力、モータ最終駆動指令値、操作力微分値のタイムチャートである。図18は補正駆動指令値の演算内容を示す説明図である。
実施例5では、モータ補正駆動指令値演算部51により、トルクセンサ7で検出する操作力121(図17(a)参照)と、目標反力生成部41からの目標反力122(図17(a)参照)の大小関係が反転する時点で、矩形波状の補正駆動指令値を出力する。この補正駆動指令値は、図17(b)において示す、第1反力生成モータ16の最終駆動指令値123における矩形波状の補正駆動指令値123a、123bのようになる。また、図17(b)において示す、第2反力生成モータ17の最終駆動指令値124における矩形波状の補正駆動指令値124a、124bのようになる。
さらに、矩形波状の補正駆動指令値123a、124aの大きさは、図17(c)に示す操作力の微分値125のその時点の値w2の値を、図18の操作力の微分値と補正駆動指令値の比例関係を参照して、補正駆動指令値の値を決定する。矩形波状の補正駆動指令値123b、124bの大きさは、図17(c)に示す操作力の微分値125のその時点の値w1の値を、図18を参照して補正駆動指令値の値を決定する。ここでは、補正駆動指令値123a、124aは大きな値、補正駆動指令値123b、124bは小さな値となっている。
なお、図18のDuty、-Dutyは、補正駆動指令値を一定とした値である。
ここで、ステアリングホイール5の切り返し操作が遅い場合、補正駆動指令値123b、124bのように、補正駆動指令値をちいさくすることで、モータの発熱、消費電力を抑える。次に、ステアリングホイール5の切り返し操作が早い場合、補正駆動指令値123a、124aのように、補正駆動指令値を大きくすることで、急な切り返し操作の場合でも、確実にバックラッシュの発生を防ぐ。
なお、切り返し操作の早い、遅いは、操作力の微分値により確実に判断される。
また、演算した補正駆動指令値は正負の値となるが、第1反力生成モータ16、第2反力生成モータ17にそれぞれ正負逆の駆動指令値を印加する。
図19は実施例5の試験結果の操作力、目標反力、操作力微分力、最終駆動指令値のタイムチャートである。
図19に示すように具体的な試験結果においても、補正駆動指令値123a、123b、124a、124b(図19(c)参照)は、値を操作力微分値125に比例するものとなっており、強弱している。
この強弱により、速い操作にはより速い応答にでき、遅い操作には、モータ発熱の抑制、消費電力の抑制が行えることがわかる。
なお、図19(d)は比較のために行った、矩形波状の駆動指令値の所定値を一定にした場合の最終駆動指令値である。
効果を説明する。実施例5の操舵反力生成制御装置にあっては、上記(1),(2),(3),(4)の効果に加えて、以下の効果を有する。
(8)上記(3)又は(4)において、検出した操作力を微分する操作力微分値演算部50を設け、モータ補正駆動指令値演算部51は、ステアリングホイール5の操舵回転方向が逆転したと判断した際、矩形波状に出力する駆動指令値の所定値を、操作力の微分値に応じた値にするため、ステアリングホイール5の切り返し操作が遅い場合、モータの発熱、消費電力を抑えることができ、ステアリングホイール5の切り返し操作が早い場合、急な切り返し操作の場合でも、確実にバックラッシュの発生を防ぐことができる。
(9)上記(8)において、モータ補正駆動指令値演算部51は、操作力の微分値に比例して前記所定値が大きくなる図16に示すグラフデータを記憶し、ステアリングホイール5の操舵回転方向が逆転したと判断した際、矩形波状に出力する駆動指令値の所定値を、図16に示すグラフデータから演算するため、予め設定された操作力の微分値に応じた適切な値にして、ステアリングホイール5の切り返し操作が遅い場合、モータの発熱、消費電力を抑えることができ、ステアリングホイール5の切り返し操作が早い場合、急な切り返し操作の場合でも、確実にバックラッシュの発生を防ぐことができる。
以上、本発明の操舵反力生成制御装置を実施例1〜実施例5に基づき説明してきたが、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
例えば、反力生成モータは、3基以上を設ける構成であってもよい。
また例えば、減速機構は、さらに多くのギアを用いて減速させるものであってもよい。
実施例1の操舵反力生成制御装置を備えたステアバイシステムのシステム構成を示す図である。 実施例1のステアバイシステムのコントロールユニットにおける操舵反力生成制御のブロック構成を示す説明図である。 モータ補正駆動指令値演算部のブロック構成を示す説明図である。 実施例1の操舵反力生成制御装置の動作説明図である。 実施例1の操舵反力生成制御装置の動作説明図である。 実施例1の操舵反力生成制御装置の動作説明図である。 実施例1の操舵反力生成制御装置における操作力、目標操作力、モータ最終駆動指令値のタイムチャートである。 実施例2のモータ補正駆動指令値演算部のブロック構成を示す説明図である。 実施例2の操舵反力生成制御装置における操作力、目標反力、実反力、操舵角、操舵速、モータ最終駆動指令値のタイムチャートである。 実施例3のステアバイシステムのコントロールユニットにおける操舵反力生成制御のブロック構成を示す説明図である。 実施例2のモータ駆動指令値演算部のブロック構成を示す図である。 実施例4のステアバイシステムのコントロールユニットにおける操舵反力生成制御のブロック構成を示す説明図である。 実施例4の操舵反力生成制御装置における操作力、目標反力、実反力、操舵角、操舵速、モータ最終駆動指令値のタイムチャートである。 図13(c)の一部拡大図である。 実施例5のステアバイシステムのコントロールユニットにおける操舵反力生成制御のブロック構成を示す説明図である。 実施例5における補正駆動指令値演算例を示すグラフ図である。 実施例5の操舵反力生成制御装置における操作力、目標反力、モータ最終駆動指令値、操作力微分値のタイムチャートである。 実施例5における補正駆動指令値の演算内容を示す説明図である。 実施例5の試験結果の操作力、目標反力、操作力微分力、最終駆動指令値のタイムチャートである。
符号の説明
1 ステアバイシステム
2 操舵装置
3 転舵装置
4 コントロールユニット
5 ステアリングホイール
6 コラムシャフト
7 トルクセンサ
8 角度センサ
9 操舵反力生成装置
11 プライマリーギア
12 第1セカンダリーギア
12a 大径部
12b 小径部
13 第2セカンダリーギア
13a 大径部
13b 小径部
14 第1モータピニオンギア
15 第2モータピニオンギア
16 第1反力生成モータ
17 第2反力生成モータ
18 ステアリングラック
19 ボールジョイント
21 タイロッド
22 タイロッド
23 転舵輪
24 転舵輪
25 転舵モータ
26 転舵角センサ
27 自動車情報検出部
41 目標反力生成部
42 モータ駆動指令値演算部
43 モータ補正駆動指令値演算部
431 矩形波状補正駆動指令値出力部
432 ハイパスフィルタ
44 第1モータ最終駆動指令値演算部
45 第2モータ最終駆動指令値演算部
46 操舵速度演算部
47 モータ駆動指令値演算部
471 フィルタ
472 第1目標モータトルク演算部
473 第1目標モータ印加電圧演算部
474 モータ回転速度演算部
475 モータ逆起電圧演算部
476 フィルタ
477 第2目標モータトルク演算部
478 第2目標モータ印加電圧演算部
479 加算器
480 加算器
481 第1モータ駆動指令値演算部
482 第2モータ駆動指令値演算部
48 第1モータ与圧トルク生成部
49 第1モータ与圧トルク生成部
50 モータ駆動指令値演算部
51 モータ補正駆動指令値演算部
91 減速機構
101 (操作力の)グラフ線
102 (目標反力の)グラフ線
103 (第1反力生成モータの最終駆動指令値の)グラフ線
104 (第2反力生成モータの最終駆動指令値の)グラフ線
103a (補正駆動指令値の部分の)グラフ線部分
103b (補正駆動指令値の部分の)グラフ線部分
104a (補正駆動指令値の部分の)グラフ線部分
104b (補正駆動指令値の部分の)グラフ線部分
105 (操作力の)グラフ線
106 (目標反力の)グラフ線
107 (実反力の)グラフ線
108 (操作角度の)グラフ線
109 (操舵速度の)グラフ線
110 (第1反力生成モータの最終駆動指令値の)グラフ線
111 (第2反力生成モータの最終駆動指令値の)グラフ線
112 (操作力の)グラフ線
113 (目標反力の)グラフ線
114 (実反力の)グラフ線
115 (操作角度の)グラフ線
116 (操舵速度の)グラフ線
117 (第1反力生成モータの最終駆動指令値の)グラフ線
118 (第2反力生成モータの最終駆動指令値の)グラフ線
A 操作力
C 反力
B 与圧トルク

Claims (9)

  1. 車両の転舵を行う転舵装置へ操作入力を電気信号で送る操舵装置の操作系に、操作入力の際に操舵感を反力として付与する操舵反力生成制御装置であって、
    前記操作系の操舵角を検出する操舵角検出手段と、
    操舵反力を生成する操舵反力生成手段と、
    前記操舵反力生成手段で生成した操舵反力を前記操作系に伝達する減速機構と、
    少なくとも前記操舵角に基づいて前記操舵反力生成手段を制御する制御手段と、 を備え、
    前記制御手段は、
    前記操作系の操舵回転方向が逆転した時に、前記減速機構の伝達系の遊び部分で生じる打撃を抑制する抑制制御手段を備えた、
    ことを特徴とする操舵反力生成制御装置。
  2. 請求項1に記載の操舵反力生成制御装置において、
    前記操舵装置は、ステアリングホイールを有するコラムシャフトを操作系として備え、
    前記操舵反力生成手段は、反力生成モータを二基設けるものとし、
    前記減速機構は、前記コラムシャフトに取り付けたプライマリーギアを備え、前記プライマリーギアの二箇所の位置で歯車の伝達により前記反力生成モータからの反力を伝達する構成とした、
    ことを特徴とする操舵反力生成制御装置。
  3. 請求項2に記載の操舵反力生成制御装置において、
    車両の状態情報を取得する車両情報取得手段と、
    前記操舵系への操作力を検出する操作力検出手段を設け、
    前記制御手段は、
    前記車両の状態情報と操舵角に基づいて目標反力を演算する目標反力生成手段と、
    前記操舵角と前記目標反力に基づいて前記反力生成モータの駆動指令値を演算するモータ駆動指令値演算手段と、
    前記抑制制御手段として設けられ、前記目標反力と前記操作力の大小関係が反転すると、前記操作系の操舵回転方向が逆転したと判断し、所定量の駆動指令値を所定時間、矩形波状に出力するモータ補正駆動指令値演算手段と、
    前記モータ駆動指令値演算手段からの駆動指令値と前記モータ補正駆動指令値演算手段の駆動指令値を加算し、最終段としての前記反力生成モータの駆動指令値を演算するモータ最終駆動指令値演算手段と、
    を備えた、
    ことを特徴とする操舵反力生成制御装置。
  4. 請求項3に記載の操舵反力生成制御装置において、
    前記制御手段のモータ駆動指令値演算手段は、
    前記プライマリーギアに対して、2つの前記反力生成モータにより、2箇所から挟み込む方向に与圧トルクを付与し、前記減速機構の伝達系の遊びの発生を抑制する、
    ことを特徴とする操舵反力生成制御装置。
  5. 請求項3又は請求項4に記載の操舵反力生成制御装置において、
    前記モータ補正駆動指令値演算手段は、
    所定量の駆動指令値を所定時間、矩形波状の出力をハイパスフィルタに通過させて出力する、
    ことを特徴とする操舵反力生成制御装置。
  6. 請求項2に記載の操舵反力生成制御装置において、
    車両の状態情報を取得する車両情報取得手段を設け、
    前記制御手段は、
    前記車両の状態情報と操舵角に基づいて目標反力を演算する目標反力生成手段と、
    前記操舵角から操舵速度を演算する操舵速度演算手段と、
    前記抑制制御手段を兼ね、前記目標反力と前記操舵速度からフィードフォワード制御演算により駆動指令値を演算するモータ駆動指令値演算手段と、
    を備えた、
    ことを特徴とする操舵反力生成制御装置。
  7. 請求項6に記載の操舵反力生成制御装置において、
    前記制御手段は、
    二基の反力生成モータのそれぞれの駆動指令値の最小値及び最大値に制限を設けるようにして与圧トルクを付与する与圧トルク生成手段を備えた、
    ことを特徴とする操舵反力生成制御装置。
  8. 請求項3又は請求項4に記載の操舵反力生成制御装置において、
    検出した操作力を微分する操作力微分演算手段を設け、
    前記モータ補正駆動指令値演算手段は、前記操作系の操舵回転方向が逆転したと判断した際、矩形波状に出力する駆動指令値の所定値を、操作力の微分値に応じた値にすることを特徴とする操舵反力生成制御装置。
  9. 請求項8に記載の操舵反力生成制御装置において、
    前記モータ補正駆動指令値演算手段は、
    操作力の微分値に比例して前記所定値が大きくなるグラフデータを記憶するデータ記憶手段を備え、
    前記操作系の操舵回転方向が逆転したと判断した際、矩形波状に出力する駆動指令値の所定値を、前記グラフデータから演算する、
    ことを特徴とする操舵反力生成制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010159040A (ja) * 2008-12-12 2010-07-22 Calsonic Kansei Corp ステアリングシステム
WO2013088502A1 (ja) * 2011-12-12 2013-06-20 トヨタ自動車株式会社 操舵装置
CN108408371A (zh) * 2018-04-17 2018-08-17 山东洛杰斯特物流科技有限公司 斜轮移载机及分拣机

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