JP2009184096A - 加工用テープ、及び玉摺り加工方法 - Google Patents

加工用テープ、及び玉摺り加工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】玉摺り加工を良好に実行できる加工用テープを提供する。
【解決手段】加工用テープは、表面が撥水撥油膜で形成されたレンズの玉摺り加工時にレンズに貼付される。加工用テープは、基材テープと、基材テープ上に形成された粘着膜とを含み、レンズの表面に対するせん断強度が、20N/cm以上である。
【選択図】図1

Description

本発明は、レンズの玉摺り加工時に用いられる加工用テープ、及び玉摺り加工方法に関する。
一般に、眼鏡用のレンズは、顧客が選択した眼鏡枠の形状とレンズの外形の形状とが合うように、その外縁を小売店において研削加工される。加工後のレンズは、眼鏡枠に嵌められた後、顧客に渡される。レンズの外形の形状を調整するためにレンズの外縁に対して実行される研削加工は、玉摺り加工と呼ばれている。なお、玉摺り加工は、小売店のみならず、レンズメーカーの工場で実行される場合もある。
レンズの玉摺り加工を実行する玉摺り加工機(エッジャー、外縁加工機)は、2つの支持部でレンズを挟むように支持し、その支持された状態のレンズの外縁を砥石等の研削加工具を用いて研削ことによって、レンズの外形の形状を調整する。
近年、眼鏡用のレンズにおいては、汚染を抑制するために、あるいは付着した汚染物を容易に除去するために、レンズの表面を撥水撥油膜で形成する場合がある。このような撥水撥油膜に求められる性能として、汚染し難く、あるいは付着した汚染物を容易に除去するために、十分な撥水撥油性を有することが挙げられる。更に、撥水撥油膜に求められる性能として、長期間、撥水撥油性を維持できること、すなわち、優れた耐久性を有することが挙げられる。下記特許文献1〜4には、撥水撥油膜に関する技術の一例が開示されている。下記特許文献1〜4に開示されている撥水撥油膜は、フッ素置換アルキル基含有有機ケイ素化合物を含む。
一方、特許文献1〜4に開示されているような撥水撥油膜でレンズの表面を形成することによって、レンズの表面が滑りやすくなり、玉摺り加工する際、支持部でレンズを安定して支持することが困難になる可能性がある。例えば、研削加工具の研削圧力によって、レンズの位置がずれてしまう現象(所謂、軸ずれ)が発生し、正確な玉摺り加工ができない可能性がある。
表面が撥水撥油膜で形成されたレンズの玉摺り加工時の位置ずれ(軸ずれ)を抑制する技術として、いくつかの提案がなされている。例えば、下記特許文献5には、支持部とレンズの表面との間に粘着テープを配置する技術が開示されている。また、下記特許文献6には、支持部とレンズの表面との間に配置される粘着テープの面積を、支持部の両面接着テープの面積よりも大きくする技術が開示されている。さらに、下記特許文献7には、粘着剤の粘着力の測定値が、JIS Z 0237「粘着テープ・粘着シート試験法」に規定する180度引き剥がし法による粘着力試験方法において、試験板としてフッ素変性シリコーン離型剤で表面処理したポリエチレンテレフタレート板を用いた場合、4kf(0.0392N)以上である粘着テープを使用する技術が開示されている。
特開平09−258003号公報 国際公開第2006/107082号パンフレット 国際公開第2006/107083号パンフレット 特開2003−238577号公報 国際公開第2003/092957号パンフレット 特開2004−122302号公報 国際公開第2004/067227号パンフレット
しかしながら、これらの先行技術においても、表面が撥水撥油膜で形成されたレンズの玉摺り加工時の位置ずれ(軸ずれ)を十分に抑制することが困難である可能性がある。そのため、レンズの玉摺り加工時において、レンズの位置ずれ(軸ずれ)を十分に抑制できる技術の案出が望まされる。
本発明の態様は、表面が撥水撥油膜で形成されたレンズの玉摺り加工時の位置ずれ(軸ずれ)を抑制でき、玉摺り加工を良好に実行できる加工用テープ、及びその加工用テープを用いる玉摺り加工方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に従えば、表面が撥水撥油膜で形成されたレンズの玉摺り加工時にレンズに貼付される加工用テープであって、基材テープと、基材テープ上に形成された粘着膜とを含み、レンズの表面に対するせん断強度が、20N/cm以上である加工用テープが提供される。
本発明の第2の態様に従えば、表面が撥水撥油膜で形成されたレンズの玉摺り加工方法であって、第1の態様の加工用テープをレンズに貼付した状態でレンズの外縁を研削することを含む玉摺り加工方法が提供される。
本発明の態様によれば、玉摺り加工を良好に実行できる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明するが、本発明はこれに限定されない。
図1は、本実施形態に係る玉摺り加工機Mの一例を示す図である。図1において、玉摺り加工機Mは、第1シャフト1と、第1シャフト1の一端に接続され、玉摺り加工対象のレンズWの第1面W1と対向する位置に配置される第1支持部2と、第2シャフト3と、第2シャフト3の一端に接続され、レンズWの第2面W2と対向する位置に配置される第2支持部4と、第1支持部2とレンズWの第1面W1との間に配置される加工用テープ(粘着テープ)5と、レンズWの外縁と対向する位置に配置された砥石等の研削加工具6とを備えている。
本実施形態において、レンズWの第1面W1は、凸面であり、第2面W2は、凹面である。以下の説明において、第1面W1を適宜、凸面W1、と称し、第2面W2を適宜、凹面W2、と称する。
第1支持部2は、凸面W1を支持可能であり、第2支持部4は、凹面W2を支持可能である。玉摺り加工機Mは、第1支持部2と第2支持部4とで、レンズWを挟むように支持する。
第1支持部2は、ロックキャップと呼ばれるプラスチック製の支持部材2Aと、支持部材2Aに貼付された両面接着テープ2Bとを含む。第1支持部2は、第1シャフト1に固定される。第2支持部4は、例えばゴム製である。第2支持部4は、第2シャフト3に固定される。
加工用テープ5は、レンズWの玉摺り加工時にレンズWに貼付される。本実施形態において、加工用テープ5は、第1支持部2と凸面W1との間に配置される。
図2は、加工用テープ5の一例を示す側断面図である。図1及び図2に示すように、加工用テープ5は、基材テープ5Aと、基材テープ5A上に形成された粘着膜5Bとを含む。基材テープ5Aは、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリ塩化ビニル、及びポリアミドの少なくとも一つで形成可能である。本実施形態においては、基材テープ5Aは、ポリエチレンテレフタレートで形成されている。
粘着膜5Bは、基材テープ5Aに粘着剤をコーティングすることによって形成可能である。粘着剤としては、ゴム系粘着剤、アクリル系粘着剤、及びシリコン系粘着剤等が挙げられる。本実施形態においては、粘着膜5Bは、シリコン系粘着剤を含む。
図1に示すように、加工用テープ5は、粘着膜5BがレンズWの凸面W1と対向し、基材テープ5Aが第1支持部2(両面接着テープ2B)と対向するように配置される。すなわち、図1に示す例では、加工用テープ5は、凸面W1に貼付される。
また、本実施形態においては、加工用テープ5は、第1支持部2の外形より大きく、レンズWの外形より小さい。本実施形態においては、加工用テープ5の外形は、天地幅が25mm、横幅が40mmの楕円形で、中心部に7mmφのくり抜き穴を設けたものである。なお、加工用テープ5が、矩形、樽形等でもよい。
レンズW1を玉摺り加工する際、玉摺り加工機Mは、第1支持部2と第2支持部4とでレンズWを挟むように支持する。本実施形態においては、第1支持部2は、加工用テープ5を介して、レンズWを支持する。そして、玉摺り加工機Mは、第1支持部2と第2支持部4とで支持された状態のレンズWの外縁を研削加工具6を用いて研削ことによって、レンズWの外形の形状を調整する。具体的には、玉摺り加工機Mは、第1支持部2と第2支持部4とでレンズWを挟むように支持した状態で、研削加工具6を回転させながらレンズWの外縁に沿って移動させて、レンズWの外縁を研削加工する。
なお、加工用テープ5が、レンズWの凸面W1と第1支持部2との間と、レンズWの凹面W2と第2支持部4との間との両方に配置されてもよい。すなわち、加工用テープ5が、レンズWの凸面W1と凹面W2との両面に貼付されてもよい。
次に、レンズWについて説明する。図3は、本実施形態に係るレンズWの一例を示す模式図である。本実施形態において、レンズWは、プラスチックレンズである。
図3において、レンズWは、プラスチックの基材11と、基材11上に配置される中間膜12と、中間膜12上に配置される反射防止膜13と、反射防止膜13上に配置される撥水撥油膜14とを備えている。本実施形態において、中間膜12は、プライマー膜及びハードコート膜を含む。
なお、以下の説明においては、基材11の一方の面(凸面)に形成される各膜12、13、14について主に説明するが、実際には、基材11の他方の面(凹面)にも、一方の面に形成される各膜12、13、14と同等の膜が形成される。
基材11は、プラスチック製である。基材11として、例えば透明なプラスチックであるアクリル系樹脂、チオウレタン系樹脂、メタクリル系樹脂、アリル系樹脂、エピスルフィド系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、エピスルフィド樹脂、ポリエ−テルサルホン樹脂ポリ4−メチルペンテン−1樹脂、ジエチレングリコールビスアリルカーボネート樹脂(CR−39)、ポリ塩化ビニル樹脂、ハロゲン含有共重合体、及びイオウ含有共重合体等を使用することができる。
中間膜12は、基材11と反射防止膜13との間に配置される。中間膜12は、基材11の表面と接触している。また、中間膜12は、反射防止膜13と接触している。
本実施形態において、中間膜12は、プライマー膜とハードコート膜とを含む。プライマー膜は、基材11と接触している。プライマー膜は、基材11とハードコート膜との間に配置されている。プライマー膜は、基材11とハードコート膜との密着性を得るための層であり、密着層として機能する。また、プライマー膜は、レンズWに対する衝撃を吸収するための層であり、衝撃吸収層として機能する。
本実施形態において、プライマー膜は、ポリウレタン系樹脂を主成分とする。本実施形態においては、プライマー膜は、ポリウレタン系樹脂に、例えば無機材料の微粒子を含有したものである。なお、プライマー膜が、アクリル系樹脂、メタクリル系樹脂、及び有機珪素系樹脂の少なくとも1つを含むものであってもよい。プライマー膜の厚み(実際の厚み)は、例えば0.5μm以上1.0μm以下である。
プライマー膜は、プライマー膜を形成するための溶液に基材11を浸けることによって、基材11上に形成することができる。プライマー膜を形成するための溶液としては、例えば水又はアルコール系の溶媒にプライマー膜となる樹脂と無機酸化物微粒子ゾルとを混合させた液体が挙げられる。
ハードコート膜は、プライマー膜と反射防止膜13との間に配置される。ハードコート膜は、基材11を保護する機能(基材11の損傷を抑制する機能)を有する。
ハードコート膜としては、例えば、オルガノシロキサン系ハードコート膜が挙げられる。オルガノシロキサン系ハードコート膜は、オルガノシロキサン系樹脂と無機酸化物の微粒子とを含む。無機酸化物は、例えばチタン、ケイ素、錫、ジルコニウム、タングステン及びアンチモンの少なくとも1つの酸化物を含む。また、ハードコート膜が、例えば例えば特公平4−55615号公報に開示されているような、コロイド状シリカ含有の有機ケイ素系樹脂でもよい。ハードコート膜の厚み(実際の厚み)は、例えば2μm以上4μm以下である。
ハードコート膜は、ハードコート膜を形成するための溶液にプライマー膜が形成された基材11を浸けることによって、プライマー膜上に形成することができる。ハードコート膜を形成するための溶液としては、例えば水又はアルコール系の溶媒にハードコート膜となる樹脂と無機酸化物微粒子ゾルとを混合させた液体が挙げられる。
なお、本実施形態においては、中間膜12がプライマー膜及びハードコート膜を含むが、例えばプライマー膜が省略されてもよい。また、プライマー膜及びハードコート膜の両方が省略されてもよい。
反射防止膜13は、交互に積層された高屈折率層及び低屈折率層を含む多層膜である。本実施形態において、高屈折率層の屈折率(nd)は、1.90以上2.60以下である。低屈折率層の屈折率(nd)は、1.36以上1.50以下である。反射防止膜13は、中間膜12(ハードコート膜)上に形成されている。反射防止膜13は、ハードコート膜と接触している。反射防止膜13は、入射した光の反射を防止する機能を有する。本実施形態において、反射防止膜13は、可視光(波長が例えば400nm以上700nm以下)の反射を防止する。
本実施形態において、反射防止膜13は、6層の多層膜であり、基材11に最も近い第1層と、基材11に2番目に近い第2層と、基材11に3番目に近い第3層と、基材11に4番目に近い第4層と、基材11に5番目に近い第5層と、基材11に6番目に近い第6層とを有する。第1層は、中間膜12(ハードコート膜)と接触している。
本実施形態においては、基材11に最も近い反射防止膜13の第1層が、高屈折率層である。また、第3層3及び第5層5が、高屈折率層である。また、本実施形態においては、基材11から最も遠い反射防止膜13の第6層が、低屈折率層である。また、第2層及び第4層が、低屈折率層である。
本実施形態において、高屈折率層、すなわち第1層、第3層、及び第5層は、ジルコニウム(Zr)を含む。本実施形態において、高屈折率層は、ジルコニウム(Zr)の酸化物ZrO(二酸化ジルコニウム)である。なお、高屈折率層が、チタン(Ti)及びタンタル(Ta)の少なくとも一方の酸化物でもよい。例えば、高屈折率層が、TiO(二酸化チタン)、Ta(二酸化タンタル)でもよい。また、高屈折率層が、ジルコニウム(Zr)、チタン(Ti)、及びタンタル(Ta)の2つ以上の合金からなる酸化物でもよい。また、高屈折率層が、例えばAL(酸化アルミニウム:アルミナ)、Y(二酸化イットリウム)、HfO(二酸化ハフニウム)、二酸化ニオブ(Nb)であってもよい。
本実施形態において、低屈折率層、すなわち第2層、第4層、及び第6層は、珪素(Si)を含む。本実施形態において、低屈折率層は、珪素(Si)の酸化物SiO(二酸化珪素)である。
上述のように、本実施形態において、第1層は、高屈折率層(ZrO)である。これにより、第1層と中間膜12との密着性を得ることができる。すなわち、高屈折率層(ZrO)と中間膜12との密着性(密着力)のほうが、低屈折率層(SiO)と中間膜12との密着性(密着力)よりも大きい。また、中間膜12が省略された場合においても、高屈折率層(ZrO)と基材11との密着性(密着力)のほうが、低屈折率層(SiO)と基材11との密着性(密着力)よりも大きい。
反射防止膜13は、例えば真空蒸着法で形成可能である。なお、反射防止膜13は、イオンプレーティング法、スパッタリング法、CVD法等で形成することも可能である。
撥水撥油膜14は、レンズWの表面を形成する。撥水撥油膜14は、反射防止膜13を覆っている。
撥水撥油膜14は、例えばフッ素置換アルキル基含有有機ケイ素化合物を主成分とし、撥液性(撥水性、撥油性)である。撥水撥油膜はレンズWの表面エネルギーを低下させ、汚染防止の機能を持たせることができるとともに、レンズWの表面のすべり性能を向上させ、その結果として、耐擦傷性を向上させることができる。
撥水撥油膜14は、下記一般式(1)〜(6)で表されるフッ素置換アルキル基含有有機ケイ素化合物の少なくとも1つを用いて形成可能である。
Figure 2009184096
式(1)中、Rfは炭素数1〜16の直鎖状又は分岐状パーフルオロアルキル基を表し、Yはヨウ素又は水素を表し、Y’は水素または低級アルキル基を表し、Y”はフッ素又はトリフルオロメチル基を表し、R1は加水分解可能な基を表し、R2は水素又は不活性な一価の有機基を表し、a、b、c、dはそれぞれ0〜200の整数を表し、eは0又は1を表し、sおよびtはそれぞれ0〜2の整数を表し、wは1〜10の整数を表す。
Figure 2009184096
Figure 2009184096
Figure 2009184096
Figure 2009184096
式(2)〜(5)中、Xは酸素又は二価の有機基を表し、X’は加水分解可能な基を表し、X”は二価の有機シリコーン基を表し、Rは炭素数1〜22の直鎖状又は分岐上アルキレン基を表し、qは1〜3の整数を表し、m、n、oはそれぞれ0〜200の整数を表し、pは1又は2を表し、rは2〜20の整数を表し、kは0〜2の整数を表し、zはkが0又は1である場合に0〜10の整数を表す。
Figure 2009184096
式(6)中、Rf2は2価の直鎖状のパーフルオロポリエーテル基を表し、Rは炭素数1〜4のアルキル基又はフェニル基を表し、Rは加水分解可能な基を表し、iは0〜2の整数を表し、jは1〜5の整数を表し、uは2又は3を表す。
一般式(1)〜(6)の化合物は単独で使用することもできるし、2種類以上を混合して使用することも可能である。そして複数のフッ素置換アルキル基含有有機ケイ素化合物を使用することにより、撥水撥油膜14の性能を向上させることも可能である。
撥水撥油膜14の優れた耐久性を持たせるため、一般式(1)〜(5)の中から選択されるフッ素置換アルキル基含有有機ケイ素化合物と、一般式(6)から選択されるフッ素置換アルキル基含有有機ケイ素化合物を組み合わせて使用することが好ましい。
一般式(1)〜(5)で示されるフッ素置換アルキル基含有有機ケイ素化合物としては、ダイキン工業株式会社製オプツール−DSX、オプツール−AES4などが挙げられる。また、一般式(6)示されるフッ素置換アルキル基含有有機ケイ素化合物としては、信越化学工業株式会社製KY−130、KY−164などが挙げられる。
撥水撥油膜14の形成方法は、ディッピング法、スピンコート法、スプレー法などの湿式法、あるいは真空蒸着法などの乾式法がある。
湿式法の中ではディッピング法が一般的によく用いられる。この方法は、フッ素置換アルキル基含有有機ケイ素化合物を有機溶剤に溶解した液中に、反射防止膜つきレンズを浸漬し、一定条件で引き上げて塗布する方法である。有機溶剤としては、パーフルオロヘキサン、パーフルオロ−4−メトキシブタン、パーフルオロ−4−エトキシブタン、メタキシレンヘキサフルオライドなどが使用できる。
有機溶剤で希釈するときの濃度は、0.01〜0.5重量%が好ましく、0.03〜0.1重量%がより好ましい。濃度が低すぎると十分な膜厚の撥水撥油層が得られない。一方、濃度が高すぎると、塗布むらが発生しやすく、材料コストも高くなる。
乾式法の中では、真空蒸着法がよく用いられる。この方法は、フッ素置換アルキル基含有有機ケイ素化合物を真空槽内で加熱して蒸発させ、撥水撥油膜14を形成させるものである。
本実施形態において、表面が撥水撥油膜14で形成されたレンズWの表面に対する加工用テープ5のせん断強度は、20N/cm以上である。
また、図2に示すように、基材テープ5Aの厚みd1は、10μm〜100μmの範囲であることが好ましく、より好ましくは20μm〜100μmの範囲である。
上述のように、本実施形態の粘着膜5Bは、シリコン系粘着剤を含む。粘着膜5Bをシリコン系粘着剤で形成することによって、加工用テープ5は、撥水撥油膜14の表面に対する高いせん断強度を得ることができる。
また、粘着膜5Bの厚みd2は、1μm〜50μmの範囲であることが好ましく、より好ましくは10μm〜30μmの範囲である。粘着膜5Bの厚みd2が1μm未満、あるいは50μmを超えると、加工用テープ5は、撥水撥油膜14の表面に対する高いせん断強度を得ることができない。
なお、レンズWの表面と加工用テープ5とのフィッティングを良くするために、図4に示すように、加工用テープ5の中央に孔5Hを形成することができる。
本発明者は、様々な種類の撥水撥油膜で表面が形成されたレンズを、加工用テープ(粘着テープ)を介して支持した状態で玉摺り加工する場合において、撥水撥油膜に対する粘着力の大きい加工用テープが、必ずしも良好な玉摺り加工性を発現するとは限らないことを見出した。また、本発明者は、撥水撥油膜に対する粘着力の小さな加工用テープの方が、良好な玉摺り加工性を発現することがあることも見出した。
そこで、本発明者は、表面が撥水撥油膜で形成されたレンズの玉摺り加工において、加工用テープ(粘着テープ)を使用する場合、加工用テープのいかなる物性が玉摺り加工性に影響しているのかを追及した結果、撥水撥油膜に対するせん断強度が重要な因子であることを見出した。そして、撥水撥油膜に対するせん断強度が20N/cm以上の特性を有する加工用テープを用いることにより、玉摺り加工時の軸ずれを十分抑制できることを見出した。
以下、本発明に係る加工用テープ5を評価するために行った実験及びその結果について説明する。
<試験用プラスチックレンズおよび平板の準備>
(1) 反射防止膜付きプラスチックレンズの作成
屈折率が1.74、外径が80mmであり、球面度数(S度)が−6.00、乱視度数(C度)が−2.00、及びS度が−3.00、C度が−0.50である眼鏡用プラスチックレンズ、および屈折率が1.60、外径が70mm、厚みが3mmであるプラスチック平板の表面に、シリコン系ハードコート膜を形成し、さらにその表面に、真空蒸着法により多層膜からなる反射防止膜を形成して反射防止膜付レンズを形成した。なお、反射防止膜の膜構成は、光学膜厚でレンズの基材側から、ZrO/SiO/ZrO/SiO層の合計膜厚がλ/4、ZrO層がλ/4、SiO層がλ/4(λ=500nm)となる6層膜とした。
(2) 撥水撥油膜層の形成
(2)−1 撥水撥油膜(A)の形成
住友スリーエム製フッ素系溶剤ノベックHFE−7200を995gビーカーに取り、信越化学工業(株)製KY−130を5.0g溶解した。この溶液の撥水撥油剤濃度は0.1重量%である。この溶液に、反射防止膜が形成されたレンズ及び平板を10秒間浸漬し、その後8mm/秒の速度で引き上げを行った後、50℃で1時間、安定化を行い、撥水撥油膜(A)付きレンズ及び平板を作成した。この撥水撥油膜(A)の水に対する接触角を、協和界面科学(株)製接触角計、CA−D型を使用して測定したところ、107.8°であった。
(2)−2 撥水撥油膜(B)の形成
住友スリーエム製フッ素系溶剤ノベックHFE−7200を995gビーカーに取り、KY−130を2.5g、及びダイキン工業(株)製オプツール−AES4を2.5g溶解した。この溶液の撥水撥油剤濃度は0.1重量%である。この溶液に、反射防止膜が形成されたレンズ及び平板を10秒間浸漬し、その後8mm/秒の速度で引き上げを行った後、50℃で1時間、安定化を行い、撥水撥油膜(B)付きレンズ及び平板を作成した。この撥水撥油膜(B)の水に対する接触角は、111.0°であった。
<加工用テープの準備および粘着力、せん断力の測定>
以下の4種類の加工用テープを用意した。
加工用テープa:厚さ32μmのポリエチレンテレフタレート(PET)製基材テープに、シリコン系粘着剤を25μmの厚さでコーティングした(実施例1で使用)。
加工用テープb:厚さ32μmのPET製基材テープに、シリコン系粘着剤を30μmの厚さでコーティングした(実施例2で使用)。
加工用テープc:厚さ25μmのPET製基材テープに、シリコン系粘着剤を40μmの厚さでコーティングした(比較例1で使用)。
加工用テープd:厚さ38μmのPET製基材テープに、アクリル系粘着剤を25μmの厚さでコーティングした(比較例2で使用)。
なお、これらの加工用テープを玉摺り加工の評価に使用する場合、縦のサイズ25mm、横のサイズ40mmの楕円形状に切断し、中央に直径7mmの孔を形成して使用した。
(1)粘着力の測定
撥水撥油膜(A)、(B)に対する粘着力の測定を、JIS Z 0237「粘着テープ・粘着シート試験方法」に従い、以下の手順で行った。加工用テープを22mm幅に切断し、撥水撥油膜を施した平板に貼り付けた。その後、2kgのゴムローラーで一往復圧着した。20分後、島津製作所製ロードセル型引っ張り試験機AGS−Hを用い、加工用テープを引っ張り速度300mm/minで180°方向に引き剥がし、粘着力を測定した。なお、粘着力の測定は、撥水撥油膜を施した平板表面の場所の異なる3箇所について行い、平均値を算出した。
(2)せん断力(せん断強度)の測定
撥水撥油膜(A)、(B)に対するせん断力の測定を、以下の手順で行った。加工用テープを9mm幅に切断し、撥水撥油膜を施した平板に10mm×10mmの面積で貼り付けた。その後、2kgのゴムローラーで一往復圧着した。20分後、島津製作所製ロードセル型引っ張り試験機AGS−Hを用い、試験片と試験機の距離が10mmになるようにセットし、加工用テープを引っ張り速度50mm/minで引っ張り、そのときの最大値をせん断力(せん断強度)として求めた。なお、せん断力の測定は、撥水撥油膜を施した平板表面の場所の異なる3箇所について行い、平均値を算出した。
<玉摺り加工性の評価>
(1)玉摺り加工方法
先ず、レンズWの凸面W1に、レンズメーター((株)ニデック製LM−990A)により乱視軸を180°に調整した上で、光学中心を通る点を含む直線上の3点を印点した。そして、レンズWの凹面W2に、凹面W2から見て凸面W1に印点した3点を通る直線と、さらに光学中心(第1支持部の中心点)を通り、この直線に直行する直線をカッターナイフを用いて描いた。
次に、加工用テープを楕円形状に切断し、レンズWの凸面W1の中心に、長手方向が光学中心を通る点を含む直線にほぼ平行になるように貼り付けた。そして、凸面W1に加工用テープを貼り付け、その加工用テープを第1支持部2の両面接着テープ2Bに貼り付けた。両面接着テープ2Bには、住友スリーエム(株)製LEAPIIIを使用した。こうして、加工用テープを介して第1支持部2でレンズWの凸面W1を支持し、第2支持部4でレンズWの凹面W2を支持した後、玉摺り加工を行った。
なお、玉摺り加工は以下に示すような条件で行った。玉摺り加工機として、LE9000 SX((株)ニデック製)を用いた。この玉摺り加工機は、砥石が1つ内蔵されている通常負荷機である。また、チャック圧値は50kgとした。さらに、玉型として、ニコンクラシオ (製品番号9018 、横48mm、縦30mmの8角形近似形状)を用いた。また、加工偏心量は、横方向を5mm、上方向を2mmとした。さらに、支持部材2Aとしては、(株)ニデック製の最小サイズキャップ(硬質プラスチック材質、縦のサイズ17mm)を用いた。
玉摺り加工時の軸ずれは、加工用テープを、撥水撥油膜が形成されたレンズWの凸面W1のみに貼り付けた場合と、凸面W1及び凹面W2の両方に貼り付けた場合において評価した。
(2)玉摺り加工性の評価方法
玉摺り加工性は、加工後のレンズ形状及び軸ずれ量を評価又は測定することにより行った。すなわち、加工後のレンズ形状を目視にて観察した。また、玉摺り加工後の軸ずれ量は、図5に示すように、加工されたレンズWを型板31に嵌め込み、あらかじめレンズWの凹面W2に付けておいた中心点32を通る直線34の軸ずれ量を、型板31に付けてある軸ずれ測定基準線33を基準にして、(株)ニコン製プロファイルプロジェクターによって測定した。なお、玉摺り加工性は、加工後のレンズ形状及び軸ずれ量から、以下に示す基準に従って判定した。
◎:目的とする玉型形状が得られ、軸ずれが1.5°以下であった。
○:目的とする玉型形状が得られ、軸ずれが1.5°〜2.0°の間であった。
×:軸ずれが2.0°を超えた。
<評価結果>
4種類の加工用テープの撥水撥油膜(A)および(B)に対する粘着力、およびせん断力、および玉摺り加工性(軸ずれ)を表1に示した。
Figure 2009184096
表1より、レンズWの表面に対するせん断強度(せん断力)を、20N/cmとすることにより、玉摺り加工を良好に実行できることが分かる。
以上説明したように、本実施形態によれば、表面が撥水撥油膜で形成されたレンズの玉摺り加工時の位置ずれ(軸ずれ)を抑制でき、玉摺り加工を良好に実行できる。
本実施形態に係る玉摺り加工機の一例を示す図である。 本実施形態に係る加工用テープの一例を示す図である。 本実施形態に係るレンズの一例を示す模式図である。 本実施形態に係る加工用テープの一例を示す図である。 加工用テープの評価試験を説明するための図である。
符号の説明
2…第1支持部、4…第2支持部、5…加工用テープ、5A…基材テープ、5B…粘着膜、5H…孔、M…玉摺り加工機、W…レンズ、W1…凸面、W2…凹面

Claims (8)

  1. 表面が撥水撥油膜で形成されたレンズの玉摺り加工時に前記レンズに貼付される加工用テープであって、
    基材テープと、
    前記基材テープ上に形成された粘着膜とを含み、
    前記レンズの表面に対するせん断強度が、20N/cm以上である加工用テープ。
  2. 前記基材テープは、ポリエチレンテレフタレートを含む請求項1記載の加工用テープ。
  3. 前記粘着膜は、シリコン系粘着剤を含む請求項1又は2記載の加工用テープ。
  4. 中央に孔を有する請求項1〜3のいずれか一項記載の加工用テープ。
  5. 前記レンズは、凸面及び凹面を有し、
    少なくとも前記凸面に貼付される請求項1〜4のいずれか一項記載の加工用テープ。
  6. 前記凸面を支持可能な支持部と前記凸面との間に配置される請求項5記載の加工用テープ。
  7. 前記支持部の外形より大きく、前記レンズの外形より小さい請求項6記載の加工用テープ。
  8. 表面が撥水撥油膜で形成されたレンズの玉摺り加工方法であって、
    請求項1〜7のいずれか一項記載の加工用テープを前記レンズに貼付した状態で前記レンズの外縁を研削することを含む玉摺り加工方法。
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